JP5550743B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車のグローブボックス等の開閉動作時の制動に用いられる、ダンパ装置に関する。
例えば、自動車のインストルメントパネルには、正面側が開口した収容凹部が形成され、この収容凹部の開口部にグローブボックスが開閉可能に取付けられている。そして、グローブボックスが急に開くのを抑制し、緩やかに開かせるためのものとして、ダンパ装置が用いられている。
従来のこの種のものとして、下記特許文献1には、両端が開口した筒状のシリンダと、ピストンロッドと、該ピストンロッド先端に設けられシリンダの内周面に密着して摺動するピストンと、シリンダの一開口端部に装着されたキャップとを備えた、エアダンパが記載されている。前記キャップには、孔及びスリット溝状のオリフィスが形成されている。
また、先端にピストンが設けられたピストンロッドは、外面に肉抜き用の凹部が複数形成された棒状をなす共に、他端が板状に形成されていて、この板状の他端部に軸嵌入用孔が形成されている。更に、シリンダの外周面には、孔を有する支持部が突設されている。そして、グローブボックスのボックス本体側壁から延出した支持軸を、前記シリンダの支持部の孔に嵌入すると共に、グローブボックスの蓋体側壁から延出した作動軸を、前記ピストンロッド他端の軸嵌入用孔に嵌入することで、エアダンパが配設されるようになっている。
そして、グローブボックスを開き、それに連動してピストンロッドが引っ張られると、ピストンとキャップとの間の内部空間が減圧されると共に、キャップの孔及びオリフィスを通り内部空間内に吸引される空気の抵抗によって、ピストンが制動されるようになっている。
なお、上記特許文献1記載のエアダンパは、空気抵抗により制動作用をもたらすものとなっているが、例えば、下記特許文献2記載の開閉ダンパーのように、シリンダーチューブから出没するネジシャフトに、摩擦抵抗やバネ抵抗を付与して制動作用をもたらすものや、下記特許文献3記載のダンパのように、シリンダとピストンとの間に粘性流体が充填され、ピストンがシリンダ内を移動する際に、ピストンのオリフィスを通過する粘性流体の流動抵抗によって、制動作用をもたらすものも広く用いられている。
特許第4260949号公報 特開平10−61702号公報 特開2005−188693号公報
上記特許文献1のエアダンパでは、ピストンロッド他端の軸嵌入用孔に、グローブボックスの蓋体側壁の作動軸に設けられた係合爪が嵌入されるようになっている。すなわち、グローブボックスの蓋体側壁から延出された作動軸の係合爪を、ピストンロッド他端の軸嵌入用孔に係合させることにより、ピストンロッドとグローブボックスの蓋体とが連結されるようになっている。
しかしながら、上記のような連結構造では、軸嵌入用孔が設けられたピストンロッド他端は、板状をなしているので、軸嵌入用孔に作動軸の係合爪を係合させると、軸嵌入用孔の反対面側から係合爪が露出することとなり、グローブボックスを開いて、ピストンロッドが引き出されて、ピストンロッドが外部に露出したときに、見栄えが悪いという問題があった。
したがって、本発明の目的は、グローブボックス等の開閉部材の開閉動作時に、ピストンロッドが外部に露出したときに、ピストンロッドと開閉部材との連結部分の見栄えを向上させることができる、ダンパ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のダンパ装置は、一端が開口部をなし他端が閉塞部をなす筒状のシリンダと、前記シリンダ内に配置されるピストン本体及び該ピストン本体から延出されて前記シリンダの開口部から挿出されるピストンロッドを有するピストンとを備え、相対的に開閉動作する一対の開閉部材の一方に前記シリンダが連結され、前記一対の開閉部材の他方には先端に係合爪を有する軸部材が設けられ、前記ピストンロッドには前記軸部材の係合爪が係合する取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪を前記ピストンロッドの取付け孔に係合させて両者が連結されるように構成され、前記ピストンロッドの少なくとも前記軸部材との係合部が筒状をなしていて、その周壁に前記取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪が前記取付け孔に挿入されて、前記周壁の内側で係合するように構成されており、前記ピストンロッドの前記係合部をなす筒状部分の周壁は、その軸方向に直交する断面を見たとき、長径及び短径を有する長円形断面をなし、前記取付け孔は、長径側の周壁に形成されていることを特徴とする。
本発明のもう一つのダンパ装置は、一端が開口部をなし他端が閉塞部をなす筒状のシリンダと、前記シリンダ内に配置されるピストン本体及び該ピストン本体から延出されて前記シリンダの開口部から挿出されるピストンロッドを有するピストンとを備え、相対的に開閉動作する一対の開閉部材の一方に前記シリンダが連結され、前記一対の開閉部材の他方には先端に係合爪を有する軸部材が設けられ、前記ピストンロッドには前記軸部材の係合爪が係合する取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪を前記ピストンロッドの取付け孔に係合させて両者が連結されるように構成され、前記ピストンロッドの少なくとも前記軸部材との係合部が筒状をなしていて、その周壁に前記取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪が前記取付け孔に挿入されて、前記周壁の内側で係合するように構成されており、前記シリンダの開口部周縁には、前記ピストンロッドの外形に適合するU字状の切欠きを有し、前記開口部を閉塞するキャップが、薄肉ヒンジを介して連結されており、前記切欠きの内周又は前記ピストンロッドの外周の一方には軸方向に沿ったガイド溝が形成され、他方には前記ガイド溝内に摺動可能に嵌入する凸条が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、前記ダンパ装置はエアダンパ装置であって、前記ピストンロッドが筒状をなしており、前記ピストン本体は、前記ピストンロッドの前記シリンダへの挿入側端面を閉塞して更に外径側に延出された端板と、この端板の周縁から前記ピストンロッドの挿出側に延出された筒壁とを有し、前記筒壁が前記シリンダ内周に摺接するように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、開閉部材の他方に設けられた軸部材の係合爪を、ピストンロッドの周壁に形成された取付け孔に外周側から挿入することで、ピストンロッドの周壁の内側で係合させるようにしたので、ピストンロッドの周壁でピンの係合爪が覆われて、ピンの係合爪の露出が防止され、開閉部材の開閉動作時にピストンロッドが外部に露出したときの見栄えを向上させることができる。
そして、一方の開閉部材に対して他方の開閉部材が開くと、シリンダの開口部からピストンロッドが引き出され、一方の開閉部材に制動力を付与することができる。
本発明のダンパ装置の分解斜視図である。 同ダンパ装置の斜視図である。 同ダンパ装置の断面図である。 同ダンパ装置を構成するピストンを示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は正面断面図である。 図4(a)のA−A矢示線における断面図である 本発明のダンパ装置を構成するピストンの成形工程を示しており、(a)は成形時の状態を示す説明図、(b)は成形品取出し時の状態を示す説明図である。 同ダンパ装置を開閉部材に取付ける状態の斜視図である。 同ダンパ装置を開閉部材に取付けた状態の拡大斜視図である。 同ダンパ装置の作動状態を示しており、(a)はシリンダからピストンロッドが引き出された状態の説明図、(b)はシリンダにピストンロッドが押し込まれた状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明のダンパ装置の一実施形態について説明する。このダンパ装置10は、相対的に開閉動作する一対の開閉部材間に配設されるもので、例えば、図7,8に示すような、自動車のインストルメントパネル側に設けられた箱状の収容部1の開口部に、開閉可能に取付けられたグローブボックス5に用いることができる。前記収容部1の側壁2には、ダンパ装置10を傾動支持する筒体2aが突設されている。また、グローブボックス5の側壁6には、軸部材7が突設されていて、前記収容部1の側壁2の切欠き2bを通して、軸部材7が外方に突出している。この軸部材7の先端には、空隙を介して二股状に形成され、撓み可能とされた係合爪8が設けられている。なお、前記グローブボックス5が本発明における「開閉部材の一方」をなし、前記収容部1が本発明における「開閉部材の他方」をなしている。
図1及び図3に示すように、ダンパ装置10は、一端が開口部21をなし、他端が閉塞部23をなす筒状のシリンダ20と、このシリンダ20内に配置されるピストン本体50及び該ピストン本体50から延出されて前記シリンダ20の開口部21から挿出されるピストンロッド60を有するピストン40とを備えている。
この実施形態における前記シリンダ20は略円筒状をなしており、一端の開口部21の周縁には、二つ一組みの係止孔21a,21aが対向した位置に形成されており、これらの間には嵌合凹部21b,21bが形成されている。
一方、図3に示すように、シリンダ20の他端の閉塞部23の中央には、空気流通用のオリフィス24が形成されている。すなわち、この実施形態におけるダンパ装置は、オリフィスを流通する空気抵抗により制動力が付与される、いわゆるエアダンパ装置となっている。また、前記閉塞部23の外面側には、薄肉円板状の弁体27を内包する枠状体26が突設されている。この枠状体26の先端中央には開口26aが形成され、また、弁体27の表裏両面には波形の凹凸が形成されている。それらの隙間からオリフィス24を通過する空気が流通可能となっている。更に、前記閉塞部23の内面側の、オリフィス24の周縁からは、ピストン本体50が閉塞部23に貼り付きにくくするための、筒状凸部25が突設されている。また、シリンダ20の外周には、支持孔28aを有する一対の支持部28,28が突設されている。
なお、この実施形態では、シリンダ20の他端が閉塞して閉塞部23をなしているが、シリンダ20の他端を開口として、この開口にキャップ部材を装着することで、シリンダ20の他端開口を閉塞させてもよい。この場合、キャップ部材が「閉塞部」をなすこととなる。
図1に示すように、前記シリンダ20の一端の開口部21の周縁には、同開口部21を閉塞するキャップ30が薄肉ヒンジ37を介して連結されている。図2を併せて参照すると、このキャップ30は、前記シリンダ20の開口部21の内周に適合する挿入部31と、該挿入部31の周縁から延設され、シリンダ端面に当接するフランジ部32と、ピストンロッド60の外形に適合する略U字状の切欠き33とを有している。前記挿入部31の外周の対向位置には、前記係止孔21aに係止する係止突起31aが二つ一組みでそれぞれ形成されており、同挿入部31の切欠き33の開口端部には、前記嵌合凹部21bに嵌合する嵌合突起31b,31bが形成されている。また、切欠き33の対向する内周面の中間位置には、キャップ30の厚さ方向に沿って、凹状のガイド溝35,35がそれぞれ形成されている。
図1,2,4,5を参照して、シリンダ20の開口部21から挿出されるピストンロッド60について説明すると、このピストンロッド60は筒状をなすと共に、この周壁61の挿出側端部に、前記軸部材7の係合爪8が係合する取付け孔63が設けられている。
図5に示すように、ピストンロッド60の周壁61は、その軸方向に直交する断面を見たとき、長径a及び短径bを有する長円形断面をなしている。なお、長径a側の周壁61の対向する内面どうしの間隔dは、前記軸部材7の係合爪8の高さよりも大きくなるように設定されている。
また、図3,4に示すように、取付け孔63は円形状をなしており、ピストンロッド60の長径a側の周壁61の挿出側端部に、対向してそれぞれ形成されている(図1,2参照)。そして、図8に示すように、この取付け孔63に前記軸部材7の係合爪8が挿入され、周壁61の内側で係合するように構成されている。なお、図4(a)に示すように、ピストンロッド60の挿出側端部は、円弧状に丸みを帯びた形状となっている。
また、図1及び図4(a),(b)に示すように、前記ピストンロッド60の長径a側の周壁61の外周には、前記キャップ30の切欠き33内面のガイド溝35,35に嵌入するように、ピストンロッド60の軸方向に沿って所定長さで凸条65,65が形成されている。この凸条65は、シリンダ開口部へのキャップ取付時の干渉を防ぐため、ピストンロッド60の全長よりも短く形成されている。また、凸条65の基部65aは、外側に向けて段状に突出しており、ピストンロッド60が引き出されたときに、キャップ30のガイド溝35の端面に係合して、ピストンロッド60のそれ以上の引き出しが規制されるようになっている。
更に、図4(c)及び図5に示すように、周壁61の内側中央には、円柱状の柱部67がピストンロッド60の軸方向に沿って延設されてている。また、この柱部67と周壁61との間には、前記一対の凸条65,65に整合する位置で、軸方向に沿ってリブ68,68が連設されており、柱部67と周壁61とがリブ68,68によって連結されている(図5参照)。
なお、この実施形態のピストンロッド60は略円筒状をなしているが、断面が四角形やそれ以上の多角形の角筒状をなしていてもよく、筒状であれば特に限定されない。また、この実施形態では、ピストンロッド60側に凸条65を設け、キャップ30の切欠き33側にガイド溝35を設けたが、ピストンロッド側にガイド溝を設け、切欠き側に凸条を設けてもよい。
上記ピストンロッド60の基端側に連設されたピストン本体50は、筒状をなしたピストンロッド60のシリンダ20への挿入側端面を閉塞すると共に、外径側に延出された端板51と、この端板51の外周縁からピストンロッド60の挿出側に延出された筒壁53とを有している。この実施形態では、前記端板51は、その外面及び内面が平坦な円板状をなし、前記筒壁53は、端板51の外周縁からピストンロッド60の軸方向に沿って平行に延出した円筒状をなしている(図1,5参照)。また、筒壁53の延出方向先端側の外周からは、シリンダ20の内周に摺接する環状のシール突起53aが突設されており、ピストン本体50とシリンダ20との隙間をシールしながら、ピストン本体50が摺動するようになっている(図3,9参照)。更に、筒壁53の基端側外周からは、ピストン本体50の摺動時の傾きを是正するための、環状のガイド突起53bが突設されている。
上記ピストンロッド60は、例えば、図6に示すような金型を用いて射出成形することができる。この金型70は、ピストンロッド60の周壁61の外部形状及び内部形状、更にピストン本体50の端板51及び筒壁53の内部形状を成形する第1型71と、ピストン本体50の端板51及び筒壁53の外部形状を成形する第2型72とを有している。両型71,72は、ピストンロッド60の軸方向に沿ってスライドし、互いに近接離反するようになっている。なお、ピストンロッド60の挿出側端部の取付け孔63,63は、型71のスライド方向に対して直交方向にスライドする型により、成形可能となっている。
そして、図6(a)に示すように、第1型71及び第2型72が互いに近接して閉じた状態で、型内のキャビティCに合成樹脂を射出することにより、ピストンロッド60が射出成形される。その後、図6(b)に示すように、両型71,72を、互いに離反するようにピストンロッド60の軸方向に沿ってスライドさせることで、型内からピストンロッド60が抜型されて取出されるようになっている。
このように、この実施形態においては、ピストンロッド60が筒状をなしているのに加えて、ピストン本体50が、ピストンロッド60の基端面に形成された端板51と、その周縁から延出された筒壁53とから構成されているので、ピストンロッド60の軸方向に沿ってスライドする型71,72によって、ピストンロッド60の外部形状や内部形状、更にはピストン本体50の外部形状や内部形状を成形することができ、比較的簡単な型構造にすることが可能となり、製造コストを低減することができる。
また、シリンダ20の開口部周縁に薄肉ヒンジ37を介してキャップ30が連結されているので、シリンダ20及びキャップ30が一体化されて、両者を一体形成することができる。その結果、ダンパ装置10の部品点数を削減して、コスト低減を図ることができると共に、部品管理が行いやすくなり、比較的小型のキャップ30が紛失する虞れもなくなる。
次に上記構造からなるダンパ装置10の作用効果について説明する。
まず、ダンパ装置10の組付け手順について説明する。すなわち、図1に示すように、シリンダ20の開口部周縁の係止孔21a,21aの間に、ピストンロッド60の凸条65を位置決めし、開口部21からピストン40を挿入して、開口部21からピストンロッド60を突出させる。その状態で、薄肉ヒンジ37を折り曲げて、キャップ30の挿入部31を開口部21内に押し込んでいき、切欠き33からピストンロッド60を挿出させて、切欠き33内周でピストンロッド60外周を保持すると共に、キャップ30のフランジ部32をシリンダ端面に当接させて、シリンダ20の嵌合凹部21bにキャップ30の嵌合突起31bを嵌合させ、シリンダ20の係止孔21aにキャップ30の係止突起31aを係合させる。すると、キャップ30のガイド溝35内にピストンロッド60の凸条65が嵌入した状態で、開口部21にキャップ30が取付けられて、開口部21が閉塞される(図2参照)。
このとき、ピストンロッド60に設けられた凸条65は、ピストンロッド60の全長よりも短く形成されているので、キャップ30をシリンダ20の開口部21に取付けるときに、凸条65がキャップ30に干渉することを防止することができ、組付け作業性を向上させることができる。
また、シリンダ20の開口部周縁に薄肉ヒンジ37を介してキャップ30が連結されているので、シリンダ20とキャップ30が個別のものと比べて、シリンダ20の開口部21にキャップ30を整合させやすくなり、組付け作業性を向上させることができる。
そして、図7,8に示すように、シリンダ20の支持部28の支持孔28aに、収容部1の側壁2から突設した筒体2aを挿入しネジ3で締付けて、収容部1にシリンダ20に支持させると共に、グローブボックス5の側壁6から突設した軸部材7の先端の係合爪8を、ピストンロッド60の周壁61の取付け孔63に、ピストンロッド60の外周側から挿入する。すると、係合爪8が撓みながら押し込まれていき、取付け孔63を乗り越えると弾性復帰して、図8に示すように、取付け孔63の内面側周縁に係合爪8が係合して、軸部材7とピストンロッド60とを連結することができる。
この実施形態では、ピストンロッド60の長径a側の周壁61に取付け孔63が形成されているため、周壁61における軸部材7の係合爪8が係合する係合面を、できるだけフラットに形成することができ、軸部材7をピストンロッド60にガタ付きなく安定して係合させることができる。
そして、このダンパ装置10においては、軸部材7の係合爪8が、ピストンロッド60の周壁61の内側で係合するようになっているので、ピストンロッド60の周壁61で軸部材7の係合爪8が覆われて、軸部材7の係合爪8の露出を防止することができる。その結果、収容部1に対してグローブボックス5を開閉動作させて、ピストンロッド60が外部に露出して乗員から見える位置となっても、ピストンロッド60と軸部材7との連結部分は見えづらく、外観をそれほど損なうことがなくなり、見栄えを向上させることができる。
また、この実施形態においては、ピストンロッド60自体が筒状をなしているので、特許文献1記載のエアダンパのように、外面に肉抜き用の凹凸があるピストンロッドと比較して、見栄えを向上させることができる。
上記のように、収容部1にシリンダ20が連結されて、グローブボックス5に軸部材7を介してピストンロッド60が連結された、ダンパ装置10は、次のように動作する。すなわち、収容部1の開口部をグローブボックス5で閉じた状態から、収容部1の開口部からグローブボックス5を開くと、図9(a)に示すように、シリンダ20の開口部21からピストンロッド60が引き出され、それに伴ってピストン本体50がシリンダ20の閉塞部23から離れる方向に摺動する。すると、ピストン本体50と閉塞部23との間の内部空間が減圧されて、弁体27が閉塞部23の外面に当接し、弁体27の表裏両面に設けられた凹凸の隙間から流通した空気がオリフィス24を通過し、その際の流通抵抗によって、グローブボックス5に制動力が付与される。
一方、開いた状態のグローブボックス5を押し込んで、収容部1の開口部を閉じる際には、シリンダ20内にピストンロッド60が引き込まれると共に、ピストン本体50がシリンダ20の閉塞部23に近づく方向に摺動する。すると、ピストン本体50と閉塞部23との間の内部空間が加圧され、弁体27が枠状体26の先端側に押し付けられると共に、空気が弁体27の凹凸間及び枠状体26の開口26aを通って外部へ排出されつつ、グローブボックス5が押し込まれて、収容部1の開口部が閉塞されるようなっている。
上記のようにグローブボックス5が開閉するとき、この実施形態では、シリンダ20の開口部21にキャップ30を取付けた状態で、キャップ30のガイド溝35にピストンロッド60の凸条65が嵌入するようになっているので、収容部1の開口部に対してグローブボックス5が開閉して、シリンダ20の開口部21からピストンロッド60が引き出されるとき又は押し込まれるときのガイドとなり、ピストンロッド60がスライドするときのガタ付きを防止することができる。
そして、シリンダ20内にピストン40が最大限押し込まれると、図9(b)に示すように、閉塞部23の内面側から突設した筒状凸部25に、ピストン本体50の端板51が当接する。このとき、この実施形態では、ピストン本体50を、ピストンロッド60の基端面を閉塞した端板51、及び、この端板51の周縁からピストンロッド先端側に延出された筒壁53とから構成したことにより、ピストン本体50が最大限押し込まれた状態で、ピストン本体50の端板51とシリンダ20の閉塞部23との間に介在する空隙を小さくすることができる。その結果、収容部1の開口部が閉じた状態からグローブボックス5を開いて、シリンダ20の開口部21からピストンロッド60が引き出されるときに、制動力が迅速に作用して、初期制動力を高めることができ、グローブボックス5が開き始めたときから開き終わるまでの間、ほぼ均一な制動力を付与することができる。
なお、この実施形態におけるダンパ装置は、上述したように、オリフィスを流通する空気抵抗により制動力が付与されるエアダンパであるが、本発明の特徴的な部分であるピストンロッドと軸部材との連結構造は、ピストンロッド等に摩擦抵抗を付与することで制動作用をもたらす、いわゆるフリクションダンパや、シリンダとピストン本体との間にオイル等の粘性流体を充填させておき、ピストンがシリンダ内を移動する際に、ピストンのオリフィスを通過する粘性流体の流動抵抗により制動作用をもたらす、いわゆるオイルダンパ等に適用してもよく、特に限定されるものではない。
7 軸部材
8 係合爪
10 ダンパ装置
20 シリンダ
21 開口部
23 閉塞部
24 オリフィス
30 キャップ
37 薄肉ヒンジ
40 ピストン
50 ピストン本体
51 端板
53 筒壁
60 ピストンロッド
61 周壁
63 取付け孔
65 凸条

Claims (3)

  1. 一端が開口部をなし他端が閉塞部をなす筒状のシリンダと、
    前記シリンダ内に配置されるピストン本体及び該ピストン本体から延出されて前記シリンダの開口部から挿出されるピストンロッドを有するピストンとを備え、
    相対的に開閉動作する一対の開閉部材の一方に前記シリンダが連結され、前記一対の開閉部材の他方には先端に係合爪を有する軸部材が設けられ、前記ピストンロッドには前記軸部材の係合爪が係合する取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪を前記ピストンロッドの取付け孔に係合させて両者が連結されるように構成されたダンパ装置において、
    前記ピストンロッドの少なくとも前記軸部材との係合部が筒状をなしていて、その周壁に前記取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪が前記取付け孔に挿入されて、前記周壁の内側で係合するように構成されており、
    前記ピストンロッドの前記係合部をなす筒状部分の周壁は、その軸方向に直交する断面を見たとき、長径及び短径を有する長円形断面をなし、前記取付け孔は、長径側の周壁に形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  2. 一端が開口部をなし他端が閉塞部をなす筒状のシリンダと、
    前記シリンダ内に配置されるピストン本体及び該ピストン本体から延出されて前記シリンダの開口部から挿出されるピストンロッドを有するピストンとを備え、
    相対的に開閉動作する一対の開閉部材の一方に前記シリンダが連結され、前記一対の開閉部材の他方には先端に係合爪を有する軸部材が設けられ、前記ピストンロッドには前記軸部材の係合爪が係合する取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪を前記ピストンロッドの取付け孔に係合させて両者が連結されるように構成されたダンパ装置において、
    前記ピストンロッドの少なくとも前記軸部材との係合部が筒状をなしていて、その周壁に前記取付け孔が設けられ、前記軸部材の係合爪が前記取付け孔に挿入されて、前記周壁の内側で係合するように構成されており、
    前記シリンダの開口部周縁には、前記ピストンロッドの外形に適合するU字状の切欠きを有し、前記開口部を閉塞するキャップが、薄肉ヒンジを介して連結されており、
    前記切欠きの内周又は前記ピストンロッドの外周の一方には軸方向に沿ったガイド溝が形成され、他方には前記ガイド溝内に摺動可能に嵌入する凸条が設けられていることを特徴とするダンパ装置。
  3. 前記ダンパ装置はエアダンパ装置であって、前記ピストンロッドが筒状をなしており、前記ピストン本体は、前記ピストンロッドの前記シリンダへの挿入側端面を閉塞して更に外径側に延出された端板と、この端板の周縁から前記ピストンロッドの挿出側に延出された筒壁とを有し、前記筒壁が前記シリンダ内周に摺接するように構成されている請求項1又は2記載のダンパ装置。
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