JP2006283877A - エアダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】
自動車のグローブボックス等の開閉用に用いられ、高温雰囲気に長時間曝されても、ピストンの熱変形によるシール性能の低下を防止できるようにしたエアダンパを提供する。
【解決手段】
このエアダンパ10は、シリンダ20とシールキャップ60とロッド40とピストン50とを備える。ピストン50とロッド40は弾性を有する樹脂で一体形成され、ピストン50にシール突起56が形成され、シリンダ20のシールキャップ60に隣接する部分の内周は拡径部30をなし、シリンダ20の前端部からシールキャップ60のやや手前に至る部分の内周は縮径部31をなし、それらの間はテーパ部32をなしている。ロッド40を完全に押し込んだ状態でシール突起56が拡径部30に位置するので、長時間高温雰囲気下に曝されても、シール突起56が拡径部30内周に強く押圧されず熱変形が防止される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば自動車のグローブボックス等の開閉用ダンパとして好適なエアダンパに関する。
この種のエアダンパとしては、例えば下記特許文献1,2に示されるように、筒状のシリンダと、該シリンダ内をシール状態を保って移動するピストンと、該ピストンに連設されてシリンダの一端開口部を出没するピストンロッドとを備え、シリンダとピストンロッドのいずれか一方は支持構造体に固定されて、該支持構造体に対して相対的に移動する移動体の移動をコントロールするものが知られている。
これらのエアダンパは、ピストンとピストンロッドとが熱可塑性エラストマーで一体に形成されており、ピストンにOリング等の装着が不要であるため、構造が簡略化し、製造コスト低減を図ることができる。
特開2000−65116号公報 特開2002−70910号公報
しかしながら、上記エアダンパにおいては、特に低緯度地方等において、夏季等の日射の強いときに、閉切った車内における高温雰囲気に長時間曝されると、熱可塑性エラストマーで形成されたピストンのシール突起が、シリンダ内周に押圧された状態で熱変形し、シール性能が低下して、ダンパ作用が低下してしまう虞れがあった。
したがって、本発明の目的は、熱可塑性エラストマー等の弾性を有する樹脂で形成されたピストン及びピストンロッドを有するエアダンパにおいて、高温雰囲気に長時間曝されても、ピストンの熱変形によるシール性能の低下を防止できるようにしたエアダンパを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、
両端部が開口されたシリンダと、
前記シリンダの後端部に装着されたシールキャップと、
前記シリンダの前端部から突出するロッドと、
このロッドに連結されて、前記ロッドの押動により前記シリンダ内をスライドするピストンとを備え、
前記ピストン及びロッドは、弾性を有する樹脂で一体に形成されており、
前記ピストンには環状のシール突起が形成されており、
前記シリンダの前記シールキャップに隣接する部分の内周は拡径部をなし、前記シリンダの前端部から前記シールキャップのやや手前に至る部分の内周は縮径部をなし、それらの間は拡径部から縮径部に至るテーパ部をなしており、
前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記ピストンのシール突起が前記拡径部に位置するように構成されていることを特徴とするエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、ロッドが押し引きされてピストンがシリンダ内をスライドすると、シールキャップとピストンとの間の空間が加圧又は減圧され、シリンダ内外の空気がシールキャップやピストンに設けた狭い隙間を通して流通するため、制動作用が付与される。
そして、ロッドを完全に押し込んだ状態では、ピストンのシール突起が拡径部に位置するように構成されているので、その状態で長時間高温雰囲気下に曝されても、シール突起が拡径部内周に強く押圧されておらず、熱変形することが防止される。このため、車内が高温雰囲気となる地方においても、熱変形によってシール性低下が起こらず、ダンパ作用を長期に亘って安定して維持することができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記拡径部に位置するシール突起の外径は、前記拡径部の内径よりも小さくされているエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、ロッドを完全に押し込んだ状態で、ピストンのシール突起が拡径部内周に対して隙間を介して配置されるため、高温雰囲気下における熱変形をより確実に防止することができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記ピストンのシール突起は、前記ピストンの後端側に位置する第1シール突起と、前記ロッド側に位置する第2シール突起とで構成され、
前記第1シール突起の外径は、前記縮径部の内径よりも大きく、前記第2シール突起の外径は、前記第1シール突起の外径よりも小さくされており、
前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記第1シール突起は前記拡径部に位置し、前記第2シール突起は前記縮径部に位置するエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、ロッドを完全に押し込んだ状態で、外径の大きな第1シール突起は拡径部に位置し、外径の小さい第2シール突起は縮径部に位置するので、熱変形が効果的に防止される。また、第2シール突起により、ロッドを引き出し始める初期動作時に、第1シール突起と拡径部とのシール性が低くても、縮径部内周に配置された第2シール突起によるシール効果によって、制動力を補うことができる。
本発明の第4は、前記第3の発明において、前記第2シール突起の外径は、前記縮径部の内径よりも小さくされているエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、第2シール突起の熱変形も効果的に防止することができ、かつ、ピストンの摺動抵抗の増大を防ぐことができる。
本発明の第5は、前記第3又は第4の発明において、前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記第1シール突起の外周と前記拡径部の内周との隙間の方が、前記2シール突起の外周と前記縮径部の内周との隙間よりも大きくされているエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、主たる制動力を付与する第1シール突起の熱変形を確実に防止すると共に、第2シール突起も熱変形をできるだけ防止しつつ、初期動作時における制動力補助機能を付与できるようにすることができる。
本発明の第6は、前記第1〜5の発明のいずれにおいて、前記ピストンは、一端が閉塞された多重円筒をなし、閉塞された端面に前記ロッドが連結されており、前記多重円筒は、前記シール突起を有する最外周の円筒と、その内側に位置する円筒の少なくとも2つの円筒からなり、内側に位置する円筒の内部には、複数の板状リブが互いに隙間を介して設けられているエアダンパを提供するものである。
上記発明によれば、多重円筒構造としたことにより、シール突起を有する最外周の円筒が弾性変形しやすくなるので、スライド抵抗を少なくしつつ、シール性を高めることができる。
また、内側に位置する円筒の内部には、複数の板状リブが互いに隙間を介して設けられているので、成形時のヒケ等の発生を防止すると共に、ロッドを完全に押し込んだ状態での、シールキャップとピストン間の空隙をできるだけ小さくして、初期動作時における制動力を高めることができる。
本発明によれば、ロッドを完全に押し込んだ状態で、ピストンのシール突起が拡径部に位置するように構成されているので、その状態で長時間高温雰囲気下に曝されても、シール突起が拡径部内周に強く押圧されておらず、熱変形することが防止される。このため、車内が高温雰囲気となる地方においても、熱変形によってシール性低下が起こらず、ダンパ作用を長期に亘って安定して維持することができる。
次に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、このエアダンパ10は、円筒状をなすシリンダ20と、このシリンダ20に出没可能に挿入されるロッド40と、ロッド40の後端部に一体に成形され、ロッド40の押し引きによって、シリンダ20内周を摺動するピストン50と、シリンダ20の後端開口部22に装着されるシールキャップ60とで構成されている。
図2を併せて参照すると、シリンダ20は、前記ロッド40が挿通される前端開口部21と、前記シールキャップ60が装着される後端開口部22とを有している。前端開口部21の上縁部には、ロッド40のスライドをガイドするガイド片23が突設されている。また、前端開口部21の周縁にはリブ23aが形成されている。
後端開口部22には、シリンダ20の本体に対して拡径した延長筒24が、段部25を介して形成されている。延長筒24には、後述するシールキャップ60の位置決め片61が挿入される切欠部26と、同じくシールキャップ60の係止片62が係合する係止孔27とが、周方向に所定間隔で交互に形成されている。
シリンダ20の前後端部下辺部には一対の取付片28が突設され、これらの取付片28には、車体パネル等に取付けるための取付孔29がそれぞれ形成されている。
また、シリンダ20のシールキャップ60に隣接する部分、すなわち、延長筒24の手前の部分の内周は、拡径部30をなしている。更に、シリンダ20の前端部からシールキャップ60のやや手前に至る部分の内周は、縮径部31をなしている。そして、拡径部30と縮径部31との間は、テーパ部32をなしている。
図3を併せて参照すると、ロッド40は、断面U字状の壁部41と、この壁部41内において軸方向に所定間隔で配設された補強リブ壁42とで、その主体部が構成されている。ロッド40の前端部には取付片43が形成され、これに後述するグローブボックス70等に取付けるための取付孔44が形成されている。また、取付片43の基部側下辺部には係止突起45が形成されており、この係止突起45は、前述したシリンダ20のリブ23aに係合して、ロッド40の最大押込み位置を規制するようになっている。
ロッド40の後端部には、ピストン50が一体に形成されている。ピストン50は、ロッド40に連結される円板状の閉塞端面51を有している。そして、この閉塞端面51の後方に、最外周の円筒52及び内側の円筒53が形成された多重円筒構造をなしている。この実施形態の場合、最外周の円筒52の内側に合計三つの内側の円筒53が、同心状に配設された形状をなし、各円筒の間には環状の溝54が形成されている。複数の内側の円筒53は、図1に示すような板状リブ55によって所々連結されている。ピストン50は、このような構造をなすことにより成形時の引け等の発生を防止すると共に、ロッド40を完全に押し込んだ状態でのシールキャップ60とピストン50間の空隙をできるだけ小さくして、初期動作時における制動力を高めることができる。
最外周の円筒52の外周には、その後端側に第1シール突起56が形成され、また、ロッド40側に第2シール突起57が形成されている。第1シール突起56の外径は、第2シール突起57の外径よりも大きくされている。また、第1シール突起56の外径は、シリンダ20の拡径部30の内径よりも小さく、縮径部31の内径よりも大きくされている。更に、第2シール突起57の外径は、シリンダ20の縮径部31の内径よりも小さくされている。そして、ロッド40を最大限に押し込んだ状態で、ピストン50の第1シール突起56は拡径部30の内周に位置し、第2シール突起57は縮径部31の内周に位置するようになっている。この場合、拡径部30と第1シール突起56との隙間C1は、縮径部31と第2シール突起57との隙間C2に比べて、大きくなるように設定されている。
なお、第1シール突起56は、最外周の円筒52の端部に形成されており、この最外周の円筒52の内側には、前記環状の溝54が形成されているため、内側に撓みやすくなっており、それによって、シール性が向上するようになっている。
上述したロッド40とピストン50は、熱可塑性エラストマー等の弾性を有する樹脂で一体に形成されている。
図4を併せて参照すると、シールキャップ60は、ほぼ円板状の基板63を有している。基板63の周縁には、前述したように、シリンダ20の延長筒24の切欠部26に挿入される位置決め片61と、延長筒24の係止孔27に係合する係止片62とが、周方向に交互に複数配設されている。そして基板63の内面側には、シールフランジ64が一体に形成されている。更に基板63の中心部にはオリフィス65が形成されている。
図5は、ロッド40をシリンダ20内に完全に押し込んだ状態を示している。このとき、ロッド40の前端部に形成された係止突起45が、シリンダ20のリブ23aに当接して、ロッド40の最大挿入位置が規制されている。前述したように、この状態では、ピストン50の第1シール突起56がシリンダ20の拡径部30に位置し、ピストン50の第2シール突起57がシリンダ20の縮径部31に位置している。また、シールキャップ60のシールフランジ64はシリンダ20の段部25に密接し、シリンダ20の後端開口部22を気密的にシールしている。
次に、このエアダンパ10の作用について説明する。
図8に示すように、このエアダンパ10は、例えば、自動車のグローブボックス70の開閉を制動する装置として用いられる。
グローブボックス70は、前面壁71と、背面壁72と、図示しない両側壁とを有する箱形をなし、前面壁71の上辺中央部には把手73が設けられている。そして、このグローブボックス70は、自動車のインストルメントパネルに形成された開口部に、下端に設けられた支点74を介して回動可能に装着される。
そして、エアダンパ10は、その下辺部に設けられたいずれか一方の取付孔29を介して、車体パネルに回動可能に取付けられる。また、ロッド40の前端部は、その取付孔44を介してグローブボックス70の一方の側壁に回動可能に取付けられる。そして、図8中の想像線で示すように、グローブボックス70を開くとロッド40が押し出され、エアダンパ10による制動力が作用する。また、グローブボックス70を閉じるときには、ロッド40がシリンダ20に押し込まれ、この際にも制動力が作用する。
図3(b)及び図5に示すように、グローブボックス70を閉じた状態においては、ロッド40がシリンダ20に最大限に押し込まれ、ピストン50の第1シール突起56はシリンダ20の拡径部30に配置され、第2シール突起57はシリンダ20の縮径部31に配置されている。このとき、前述したように、第1シール突起56の外周と拡径部30の内周との間には、隙間C1が設けられ、第2シール突起57の外周と縮径部31の内周との間には、隙間C2が設けられている。
このため、強い日射を受けて車内が高温雰囲気となり、熱可塑性エラストマーからなるロッド40及びピストン50が、軟化するような高温度状態に曝されても、第1シール突起56が拡径部30の内周に圧接されていないため、第1シール突起56の熱変形が防止される。同様に、第2シール突起57も縮径部31の内周に強く圧接されてはいないため、熱変形が防止される。なお、第1シール突起56が拡径部30内周に対して、比較的大きな隙間C1をもって配置されているため、ロッド40が動き始める初期制動力が不足する可能性はあるが、第2シール突起57が縮径部31内周に対して、比較的狭い隙間C2をもって配置されているので、この初期駆動時における制動力を補うことができる。なお、上記隙間C1及びC2は必ずしも必要なものではなく、第1シール突起56及び第2シール突起57の熱変形が防止できる程度に、これらの突起は拡径部30及び縮径部31に当接するようになっていてもよい。
図6は、グローブボックス70を開き、ロッド40がシリンダ20から引き出されるときの状態を示している。ピストン50の第1シール突起56は、テーパ部32を通過して縮径部31に挿入され、縮径部31内周に圧接されて気密シールがなされる。このため、シールキャップ60とピストン50との間の空間が減圧され、シールキャップ60のオリフィス65を通して空気が流入しつつ、ピストン50が移動する。このとき、シールキャップ60のシールフランジ64は、シリンダ20の段部25に密着し、シリンダ20の後端開口部22をシールしている。その結果、引き出されるロッド40に強い制動力が作用し、グローブボックス70が急激に倒れて開くのを防止することができる。
図7は、グローブボックス70を閉じることにより、ロッド40がシリンダ20内に押し込まれるときの状態を示している。このとき、ピストン50の第1シール突起56が、シリンダ20の縮径部31内周に圧接されているため、シールキャップ60とピストン50との間の空間が圧縮され加圧されることになる。しかし、このときシールキャップ60のシールフランジ64がめくれ上がるようにして、シリンダ20の段部25から離れて隙間を形成するため、シリンダ20内の空気がオリフィス65のみでなく、上記シールフランジ64周縁に形成された隙間を通して流出するため、グローブボックス70が開くときよりも軽い制動力をもってグローブボックス70を閉じることができる。
本発明は、熱可塑性エラストマー等の弾性を有する樹脂で形成されたピストン及びピストンロッドを有するエアダンパにおいて、高温雰囲気に長時間曝されても、ピストンの熱変形によるシール性能の低下を防止できるようにしたエアダンパとして利用できる。
本発明によるエアダンパの一実施形態を示す分解斜視図である。 同エアダンパのシリンダを示し、(a)は側面断面図、(b)は部分拡大断面図である。 同エアダンパのロッド及びピストンを示し、(a)は側面断面図、(b)は部分拡大断面図である。 同エアダンパのシールキャップを示す側面断面図である。 同エアダンパの側面断面図である。 同エアダンパにおいてロッドを引き出す状態の説明図である。 同エアダンパにおいてロッドを押し込む状態の説明図である。 同エアダンパをグローブボックスの開閉機構に適用した説明図である。
符号の説明
10 エアダンパ
20 シリンダ
21 前端開口部
22 後端開口部
23 ガイド片
24 延長筒
25 段部
26 切欠部
27 係止孔
28 取付片
29 取付孔
30 拡径部
31 縮径部
32 テーパ部
40 ロッド
50 ピストン
51 閉塞端面
52 最外周の円筒
53 内側の円筒
54 環状の溝
55 板状リブ
56 第1シール突起
57 第2シール突起
60 シールキャップ
61 位置決め片
62 係止片
63 基板
64 シールフランジ
65 オリフィス

Claims (6)

  1. 両端部が開口されたシリンダと、
    前記シリンダの後端部に装着されたシールキャップと、
    前記シリンダの前端部から突出するロッドと、
    このロッドに連結されて、前記ロッドの押動により前記シリンダ内をスライドするピストンとを備え、
    前記ピストン及びロッドは、弾性を有する樹脂で一体に形成されており、
    前記ピストンには環状のシール突起が形成されており、
    前記シリンダの前記シールキャップに隣接する部分の内周は拡径部をなし、前記シリンダの前端部から前記シールキャップのやや手前に至る部分の内周は縮径部をなし、それらの間は拡径部から縮径部に至るテーパ部をなしており、
    前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記ピストンのシール突起が前記拡径部に位置するように構成されていることを特徴とするエアダンパ。
  2. 前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記拡径部に位置するシール突起の外径は、前記拡径部の内径よりも小さくされている請求項1記載のエアダンパ。
  3. 前記ピストンのシール突起は、前記ピストンの後端側に位置する第1シール突起と、前記ロッド側に位置する第2シール突起とで構成され、
    前記第1シール突起の外径は、前記縮径部の内径よりも大きく、前記第2シール突起の外径は、前記第1シール突起の外径よりも小さくされており、
    前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記第1シール突起は前記拡径部に位置し、前記第2シール突起は前記縮径部に位置する請求項1又は2記載のエアダンパ。
  4. 前記第2シール突起の外径は、前記縮径部の内径よりも小さくされている請求項3記載のエアダンパ。
  5. 前記ロッドを完全に押し込んだ状態で、前記第1シール突起の外周と前記拡径部の内周との隙間の方が、前記2シール突起の外周と前記縮径部の内周との隙間よりも大きくされている請求項3又は4記載のエアダンパ。
  6. 前記ピストンは、一端が閉塞された多重円筒をなし、閉塞された端面に前記ロッドが連結されており、前記多重円筒は、前記シール突起を有する最外周の円筒と、その内側に位置する円筒の少なくとも2つの円筒からなり、内側に位置する円筒の内部には、複数の板状リブが互いに隙間を介して設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載のエアダンパ。
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