JP2003227646A - ダクトの取付構造 - Google Patents

ダクトの取付構造

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JP2003227646A
JP2003227646A JP2002029025A JP2002029025A JP2003227646A JP 2003227646 A JP2003227646 A JP 2003227646A JP 2002029025 A JP2002029025 A JP 2002029025A JP 2002029025 A JP2002029025 A JP 2002029025A JP 2003227646 A JP2003227646 A JP 2003227646A
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duct
mounting hole
locking piece
mounting
opening edge
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Kiyohide Horii
清英 堀井
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Tennex Corp
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  • Duct Arrangements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクト2をケース1の取付孔3に堅固に取り
付けてシール性を確保すると同時に簡単に取り外しでき
るようにする。 【解決手段】 エアクリーナのケース1に、緩いテーパ
状をなす取付孔3が開口形成され、ダクト2の取付部1
1の先端には、円弧形に突出した係止片13が2箇所に
形成される。取付部11を圧入することで係止片13が
取付孔3の後面3b側の開口縁6に係合し、大径部12
との間で取付孔3を挟むようになって、ダクト2が堅固
に取り付けられる。開口縁6の両側に直線状をなすガイ
ド部7,8が設けられており、取り外しの際には、ダク
ト2を回転すれば、係止片13がこれらのガイド部7,
8に沿って内周側に押圧され、開口縁6との係合が外れ
る。従って、係止片13を損傷させずに引き抜きが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば合成樹脂
製エアクリーナケースに合成樹脂製ダクトを着脱可能に
取り付けるようにしたダクトの取付構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に提案した特開2000−
120961号公報においては、合成樹脂製のエアクリ
ーナケース側に円筒状のパイプ部を形成し、このパイプ
部内周にダクトの先端部をはめ込むように構成したダク
トの取付構造が開示されている。そして、このもので
は、パイプ部の先端寄りの部分に窓孔を開口形成すると
ともに該窓孔からパイプ部先端に至るスリットを形成
し、ダクト側に突出形成した山形の突起部を上記窓孔に
係合させて抜け止めする構成となっており、ダクトを強
く回転させると、上記突起部の側面の斜面に沿ってパイ
プ部およびダクトが半径方向に変位し、突起部が窓孔か
ら抜け出て、ダクトを取り外すことができるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
取付構造は、エアクリーナケース側も円筒状のパイプ部
として構成する必要があり、例えばケース側面に開口形
成した取付孔に直接に取り付けるような場合には、適用
することが困難である。また、ダクトの接続部に比較的
高いシール性が要求されるような場合には、上記の窓孔
やスリットの形成は望ましくない。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
合成樹脂製ダクトの円筒状をなす取付部の先端に、外周
側へ突出した円弧形の係止片を備え、取付孔に上記ダク
トが圧入されたときに上記係止片が該取付孔の後面側の
開口縁に係合して軸方向に抜け止めされるダクトの取付
構造において、上記取付孔の後面に、該取付孔の開口縁
に隣接して、上記係止片の外周縁が摺接可能なガイド部
を設け、上記ダクトを周方向に回転させることで上記ガ
イド部に沿って上記係止片が内周側へ押圧されるように
構成したことを特徴としている。
【0005】すなわち、ダクトの円筒状取付部の先端に
は、周方向の1箇所もしくは複数箇所に、係止片が設け
られている。この係止片とともにダクトの取付部を取付
孔内に圧入すると、取付孔の後面に達した状態で係止片
が外周側へ復帰するので、該係止片が取付孔の後面側の
開口縁に係合し、これによってダクトは軸方向に抜け止
めされる。望ましくは、上記取付部の基部に、上記取付
孔の前面側の開口縁に当接する大径部が設けられてお
り、この大径部と上記係止片とによって取付孔を両側か
ら挟持するような形としてダクトを堅固に固定すること
が可能である。また圧入を容易とするために、上記係止
片の軸方向の先端面をテーパ面としてもよく、また取付
孔を、後面側へ向かって径が縮小する緩いテーパ面に形
成してもよい。なお、このような取付状態で上記係止片
と上記ガイド部とは周方向に互いに干渉しない位置にあ
る。
【0006】このような取付状態からダクトを取り外す
際には、ダクトの取付部を取付孔内で回転させる。取付
部を係止片とともに回転させていくと、所定の位置で係
止片がガイド部の内周側に入り込み、ここから更に強く
回転させれば、ガイド部に案内されて係止片が内周側へ
押圧される。従って、円筒状をなす取付部が係止片の位
置で内周側へ変位し、係止片が内周側へ後退するので、
開口縁の係合が外れる。そのため、この状態でダクトを
引き抜けば、取付孔から離脱する。実際には、ある程度
引っ張りながらダクトを回転させれば、係合が外れたと
ころで引き出すことができる。
【0007】より具体的な請求項2の発明では、上記係
止片が上記取付部の180°離れた2箇所に形成されて
おり、かつ上記ガイド部は、上記取付孔の開口縁を両側
から挟むように一対配置され、それぞれのガイド部が、
互いに平行な直線状に形成されている。換言すれば、各
ガイド部は、取付孔の接線方向に沿って直線状に形成さ
れている。
【0008】この構成では、取付状態において、180
°離れた2箇所で係止片が開口縁に係合するので、ダク
トの姿勢が安定し、堅固に取り付けられる。そして、取
り外し時には、ダクトを回転させることで、2箇所の係
止片が同時に内周側へ押圧され、開口縁から外れる。
【0009】次に、請求項3に係る発明は、合成樹脂製
ダクトの円筒状をなす取付部の先端に、外周側へ突出し
た円弧形の係止片を備え、取付孔に上記ダクトが圧入さ
れたときに上記係止片が該取付孔の後面側の開口縁に係
合して軸方向に抜け止めされるダクトの取付構造におい
て、上記取付孔の内周面に、該取付孔の後面側で上記係
止片に対応した切欠形状をなすガイド溝を有し、このガ
イド溝は、取付孔の前面側へ向かって徐々にその深さが
浅くなっており、取付孔の前面側では消失している。つ
まり取付孔は、その前面側では全周に亘って連続した形
状をなし、ガイド溝による切欠は生じていない。
【0010】この発明においても、ダクトの円筒状取付
部の先端には、周方向の1箇所もしくは複数箇所に、係
止片が設けられている。この係止片とともにダクトの取
付部を取付孔内に圧入すると、取付孔の後面に達した状
態で係止片が外周側へ復帰するので、該係止片が取付孔
の後面側の開口縁に係合し、これによってダクトは軸方
向に抜け止めされる。望ましくは、上記取付部の基部
に、上記取付孔の前面側の開口縁に当接する大径部が設
けられており、この大径部と上記係止片とによって取付
孔を両側から挟持するような形としてダクトを堅固に固
定することが可能である。また圧入を容易とするため
に、上記係止片の軸方向の先端面をテーパ面としてもよ
く、また取付孔を、後面側へ向かって径が縮小する緩い
テーパ面に形成してもよい。なお、このような取付状態
で上記係止片と上記ガイド溝とは周方向に互いに干渉し
ない位置にある。ガイド溝の深さは取付孔の前面側へ向
かって徐々に浅くなっており、取付孔の前面側では、ガ
イド溝が実質的に存在せずに開口縁が円形に連続したも
のとなる。そのため、良好なシール性が確保される。
【0011】このような取付状態からダクトを取り外す
際には、ダクトの取付部を取付孔内で回転させ、係止片
の位置をガイド溝に合致させる。そして、この位置でダ
クトを軸方向に引き抜けばよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明を、自動車用エンジンの
エアクリーナケース1に対する外気導入用ダクト2の取
付構造に適用した一実施例を示している。
【0014】上記ケース1は、図2〜図5にも示すよう
に、合成樹脂の射出成形によって上面が開口した箱形に
成形されているものであって、その側壁5の一つに、上
記ダクト2を取り付けるための円形の取付孔3が開口形
成されている。より具体的には、十分な剛性を有する比
較的短い筒状部4が側壁5と一体に形成され、この筒状
部4内周が円筒状の取付孔3となっている。この取付孔
3は、ケース1の内側となるその後面3b側の径よりも
前面3a側が僅かに大径となるように緩いテーパ状をな
しており(図3参照)、かつ前面3a側の端部には、さ
らにテーパ部3cを介して大径部3dが設けられてい
る。
【0015】また上記取付孔3の後面3b側に、上記取
付孔3の開口縁6に隣接した一対のガイド部7,8が形
成されている。このガイド部7,8は、取付孔3が開口
する側壁5の内側にリブ状に形成されたものであって、
上記開口縁6の接線方向に沿って直線状に形成され、か
つ2つのガイド部7,8が互いに平行に形成されてい
る。特に、この実施例では、これらのガイド部7,8を
含めてケース1の内側を形成する金型の型抜きが可能と
なるように、ガイド部7,8は、ケース1の上下方向つ
まりケース1の底部付近から上面の開口部へ向かって延
びており、かつ、図4に示すような適宜な抜き勾配が付
与されている。また、これらのガイド部7,8は、図5
に示すように、開口縁6の位置から取付孔3の軸方向に
僅かに突出しており、上記開口縁6を両側から挟むよう
に互いに対向するガイド面7a,8aを備えている。な
お、この実施例では、取付孔3が側壁5のコーナ近くに
片寄って形成されていることから、一方のガイド部8
は、ケース1のコーナ部分の肉と実質的に一体となって
いる。
【0016】上記ケース1は、上面開口を囲むようにフ
ランジ部9を有し、このフランジ部9において、図示せ
ぬエレメントを収容したエアクリーナボディの下面に着
脱可能に取り付けられるようになっている。そして、エ
レメントの交換の際には、外気導入用のダクト2をケー
ス1から取り外すとともにケース1をボディから取り外
すようになっている。なお、上記ケース1の内側面に
は、その剛性向上のために、複数のリブ10が適宜に形
成されているが、上記ガイド部7,8は、これらのリブ
10とともにケース1の剛性向上にも寄与している。
【0017】一方、上記ダクト2は、図6〜図8に示す
ように、合成樹脂にてブロー成形されたものであって、
その一端に、円筒状の取付部11を備えている。この取
付部11は、外径が一定の円筒状をなし、かつその基部
に連続して円環状の大径部12が形成されている。この
大径部12は、詳しくは、最も大径のストッパ部12a
と、上述した取付孔3の大径部3dの内径と実質的に等
しい外径を有する円筒面からなるシール部12bと、こ
のシール部12bと上記取付部11とを接続したテーパ
部12cと、を備えている。また、この大径部12の反
対側となる取付部11の先端には、一対の係止片13が
形成されている。この係止片13は、30°〜40°程
度の角度範囲に亘る円弧形をなし、かつ取付部11の外
周面から外周側へ一定幅だけ突出しているものであっ
て、図7のように、2つの係止片13が180°離れた
位置に対称に形成されている。なお、その周方向の両端
13a,13bは、半径線に対し適宜に傾いた傾斜面と
することが望ましい。また、図8に示すように、軸方向
の先端面13cは、取付孔3への圧入が容易となるよう
に、テーパ面となっている。この係止片13と上記のス
トッパ部12aとの間の間隔は、上記取付孔3の前面3
aから後面3bまでの距離と実質的に等しく設定されて
いる。
【0018】上記のように構成されたダクト2の取付部
11は、図9に示すように、取付孔3内に軸方向に圧入
されて取り付けられる。この取付の際には、上記係止片
13は、緩いテーパ状をなす取付孔3に沿って徐々に内
周側へ弾性変形するので、格別な治具を用いることなく
手作業による圧入が可能である。そして、ダクト2が完
全に挿入されると、係止片13は、それ自身の弾性によ
って外周側へ復帰するので、取付孔3の後面3b側の開
口縁6に係合し、ダクト2を確実に抜け止めする。この
とき、取付孔3の前面3a側にダクト2の大径部12が
係合する。詳しくは、ダクト2のテーパ部12cが取付
孔3のテーパ部3cに嵌合するとともに、ダクト2のシ
ール部12bが取付孔3の大径部3dに嵌合し、かつダ
クト2のストッパ部12aが取付孔3の前面3a側の開
口縁つまり筒状部4の端面に係合する。従って、取付孔
3を挟んで係止片13と大径部12とが両側から挟持し
た形となり、ダクト2が堅固に固定される。また同時
に、ダクト2の大径部12が全周に亘って取付孔3に密
に嵌合し、良好なシール性が得られる。特に、一対の係
止片13が180°離れた2箇所でダクト2先端を保持
するので、ダクト2の姿勢が安定し、例えばエンジン振
動等による外力が作用しても、ダクト2が緩むようなこ
とがない。なお、このようにダクト2が所定の姿勢で取
付孔3内に圧入された状態では、図10に示すように、
係止片13とガイド部7,8とは周方向に離れた位置に
あり、互いに干渉しない。
【0019】次に、エアクリーナエレメントの交換のた
めにダクト2を取り外す際には、ダクト2を取付孔3を
中心としていずれか一方へ回転させればよい。例えば図
11の矢印の方向へダクト2を回転したとすると、所定
量回転した段階で同図に示すように一対の係止片13が
それぞれガイド部7,8に当接する。より詳しくは、取
付孔3の接線方向に延びた直線状のガイド面7a,8a
と取付部11外周面との間に略三角形に生じる間隙に、
係止片13が入り込んでいく。従って、さらにダクト2
を回転させると、ガイド部7,8に沿って各係止片13
が内周側へ押圧され、図12に示すように、円筒状の取
付部11が楕円形に変形して、各係止片13と開口縁6
との係合が外れる。そのため、この状態でダクト2を軸
方向へ引き抜けば、係止片13に損傷を与えることなく
ダクト2を取り外すことができる。なお、実際には、あ
る程度引っ張りながらダクト2を回転させれば、係止片
13の係合が外れたときに、自然にダクト2を引き出せ
るようになる。
【0020】上記の係止片13およびガイド部7,8と
しては、上記の形状に限定されるものではなく、種々の
変更が可能である。基本的には、相対回転させたときに
係止片13がガイド部7,8によって内周側に押圧され
る形状であれば足りる。またその個数も2個に限らず、
1個あるいは3個以上であってもよい。
【0021】図13は、係止片13の異なる形状の一例
を示しており、この例では、係止片13は、取付部11
外周面から三日月形に突出し、従って周方向の両端が緩
い傾斜となっている。これにより、ガイド部7,8と当
接した後の回転移動が一層円滑となる。
【0022】図14は、ガイド部7,8の異なる形状の
一例を示しており、この例では、取付孔3の接線方向に
対し適宜に傾いた一対のガイド面21,22を有する山
形形状をなしている。このようにガイド面21,22を
傾斜させることで、取付部11外周面つまり開口縁6と
の間に生じる間隙23,24が大きくなり、係止片13
の半径方向の突出量が大きい場合でも容易に対応でき
る。
【0023】なお、これらの各例では、ダクト2をいず
れの方向に回転させてもよいように係止片13ならびに
各ガイド部7,8が周方向に対称形状をなしているが、
ダクト2の取り外し時の回転方向を一方に限定する場合
には、その回転方向でのガイド作用のみを考慮した形状
とすることが可能である。
【0024】次に、図15〜図18は、この発明の第2
の実施例を示している。この実施例では、前述したガイ
ド部7,8は具備しておらず、これに代えて、取付孔3
の内周面に、一対のガイド溝31が180°離れた2箇
所に凹設されている。なお、ダクト2側の構成は、前述
した図6〜図8のものと特に変わりがなく、一対の係止
片13を備えている。上記のガイド溝31は、係止片1
3に対応した大きさを有し、係止片13をそのまま引き
抜くことができるようになっている。つまり、図18に
示すように、各ガイド溝31の底面31aの位置は、取
付孔3の軸方向に一定である。これに対し、取付孔3自
体は、前述したように、前面3a側で大径となるように
テーパ状をなしているので、このテーパ状の取付孔3の
内周面に対するガイド溝31の深さは、取付孔3の後面
3b側で最も深く、かつ取付孔3の前面3a側へ向かう
に従って徐々に浅くなり、テーパ部3cに達する直前で
0となる。つまり、テーパ部3cとの境界には、ガイド
溝31による切欠は生じていない。
【0025】この実施例の構成では、前述した図9と同
様にダクト2の取付部11が取付孔3に圧入され、一対
の係止片13が取付孔3の後面3b側の開口縁6に係合
することによってダクト2がケース1に取り付けられ
る。このとき、前述したように、取付孔3の前面3a側
にはダクト2の大径部12が嵌合するが、ダクト2の大
径部12を受ける取付孔3のテーパ部3cおよび大径部
3dにはガイド溝31が存在せず、全周に亘って同一断
面形状のまま連続したものとなっているので、前述した
実施例と全く同様に良好なシール性が得られる。
【0026】そして、ダクト2を取り外す際には、係止
片13がガイド溝31と合致する位置までダクト2を回
転し、軸方向に引き抜けばよい。係止片13はガイド溝
31を通過するので、容易にダクト2を取り外すことが
できる。
【0027】なお、取付孔3をテーパ状とせずに平行な
円筒状とした場合にも本実施例を適用することは可能で
あり、この場合には、後面3b側へ向かうに従って、ガ
イド溝31の底面31aの位置が徐々に内周側に変位す
るようにして、同様に、取付孔3内周面に対するガイド
溝31の深さが徐々に浅くなるようにすればよい。つま
り、この場合は、係止片13をガイド溝31の位置に合
致させて引き抜くことにより、係止片13が徐々に内周
側に押圧されることになり、やはり係止片13を壊さず
にダクト2の引き抜きが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係るダクトの取付構造によれば、ダクトの端部を取付
孔に堅固に取り付けることができ、振動による緩みやシ
ール不良を生じることがない。そして、ダクトの回転に
よって係止片の損傷を伴わずに取付孔から取り外すこと
が可能となり、堅固な取付と脱着性とを両立させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダクト取付構造の第1の実施例
を示す分解斜視図。
【図2】そのエアクリーナケースの平面図。
【図3】図2の矢印A方向から見た一部切欠断面図。
【図4】図2の矢印B方向から見た要部拡大図。
【図5】図4のC−C線に沿った要部断面図。
【図6】ダクトの先端部の平面図。
【図7】図6の矢印D方向から見た正面図。
【図8】図7のE−E線に沿った断面図。
【図9】ダクト取付状態を示す要部の断面図。
【図10】ダクト取付状態を示す図2の矢印B方向から
見た説明図。
【図11】ダクトを回転した状態を示す図10と同様の
説明図。
【図12】係止片の係合が外れた状態を示す図10と同
様の説明図。
【図13】係止片の異なる形状の例を示す要部拡大図。
【図14】ガイド部の異なる形状の例を示す要部拡大
図。
【図15】この発明の第2の実施例を示す取付孔の斜視
図。
【図16】この取付孔を後面側から見た正面図。
【図17】図16のF−F線に沿った断面図。
【図18】図16のG−G線に沿った断面図。
【符号の説明】
1…ケース 2…ダクト 3…取付孔 6…開口縁 7,8…ガイド部 11…取付部 13…係止片 31…ガイド溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ダクトの円筒状をなす取付部
    の先端に、外周側へ突出した円弧形の係止片を備え、取
    付孔に上記ダクトが圧入されたときに上記係止片が該取
    付孔の後面側の開口縁に係合して軸方向に抜け止めされ
    るダクトの取付構造において、 上記取付孔の後面に、該取付孔の開口縁に隣接して、上
    記係止片の外周縁が摺接可能なガイド部を設け、上記ダ
    クトを周方向に回転させることで上記ガイド部に沿って
    上記係止片が内周側へ押圧されるように構成したことを
    特徴とするダクトの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記係止片が上記取付部の180°離れ
    た2箇所に形成されており、かつ上記ガイド部は、上記
    取付孔の開口縁を両側から挟むように一対配置され、そ
    れぞれのガイド部が、互いに平行な直線状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のダクトの取付構
    造。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製ダクトの円筒状をなす取付部
    の先端に、外周側へ突出した円弧形の係止片を備え、取
    付孔に上記ダクトが圧入されたときに上記係止片が該取
    付孔の後面側の開口縁に係合して軸方向に抜け止めされ
    るダクトの取付構造において、 上記取付孔の内周面に、該取付孔の後面側で上記係止片
    に対応した切欠形状をなすガイド溝を有し、このガイド
    溝は、取付孔の前面側へ向かって徐々にその深さが浅く
    なっており、取付孔の前面側では消失していることを特
    徴とするダクトの取付構造。
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