JP5550278B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッタ、NDフィルタ、手振れ補正機構をコンパクトに配置して、小型化を図ったレンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
一般に、手持ち撮影時等において生じ易い手振れ等による像振れを防止するため、振れ状況を振れ検出手段によって検出し、その検出結果に応じて光学的にその振れをキャンセルして振れ補正を実現する装置が種々提案されている。
ここで、手振れによる光軸のずれを補正するように光学系の全部又は一部を移動させるアクティブ像振れ補正技術には、撮像素子を揺動するタイプや、補正光学系または光学系全体を揺動するタイプ等がある。その中で、補正光学系を揺動するタイプのものは光学設計自由度に制限があるが、補正光学系の重量は軽いので、駆動機構が小さくできる利点がある。したがって、多くのレンズ交換式カメラやデジタルカメラ、ビデオカメラ等に用いられるレンズ鏡筒に採用されている。
このような像振れ補正装置を備えたレンズ鏡筒では、撮影レンズ系の少なくとも一部を構成する補正レンズを移動可能に支持し、この補正レンズを主光学系の光軸に対して直交する面内において振れを吸収する方向に移動させている。これにより、振れによる結像位置のずれを補正し、像振れを解消するようにしている。
ところで、デジタルカメラやビデオカメラにて静止画を撮影するためにはシャッタ機構が必要となる。一般的なシャッタ機構は、マグネットとヨークからなる回転機構を利用してアームを回動させて、シャッタ羽根を駆動する。ここで、シャッタ羽根は撮影光束の絞られた位置に配置しないとレンズ鏡筒の外形が大きくなってしまう。一方、補正レンズが重いと、補正レンズを動かす駆動力が大きくなり、防振の駆動部が大きくなってしまうので、なるべく光束が絞られた位置に補正レンズを配置することになる。したがって、シャッタ羽根の位置と補正レンズの位置は近接した位置関係になり、結果的にシャッタ羽根の駆動部と防振の駆動部も近接した位置関係になる。さらに光量調節の為の光学絞りや、NDフィルタ(減光フィルタ)等も光束が絞られた位置、つまりシャッタと同じ位置に配置することが望ましい。
このようなカメラには、同一のレンズ群にシャッタ機構又はNDフィルタ機構と、振れ補正機構とを配置したものがある。このようなカメラでは、振れ補正機構を保持するホルダに、別のユニット化されたシャッタ機構又はNDフィルタ機構を保持させることになる。
従来のカメラに装着されるレンズ鏡筒には、例えば、倍率変化および像面補正を司るための第1群の光学レンズ群を保持する1群鏡筒と第2群の光学レンズ群を保持する2群鏡筒を備える。さらに、このレンズ鏡筒には、焦点調節を行うフォーカスレンズとしての第3群光学レンズ群を保持する3群鏡筒を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなレンズ鏡筒の2群鏡筒では、例えば、図10、図11、図12に例示するように構成することが考えられる。
このレンズ鏡筒の2群鏡筒には、シャッターユニット、絞りユニット及び振れ補正機構が装着される。この図10において、101は2群鏡筒の基台である2群ベースであり、101aは、図示しないフォーカス送りネジの逃げ形状、101bは、図示しないフォーカスガイドバーの逃げ形状である。
このレンズ鏡筒は、非使用時に各レンズ群鏡筒の間隔を短縮した状態(以降この状態を沈胴状態と称する)として小型化を図るように構成されている。なお、フォーカス送りネジとフォーカスガイドバーは、光軸方向に延出しているため沈胴時に2群ベース101を貫通してしまうように構成すると、レンズを通過しない光線が貫通部を通過してCCDに入射して光線漏れを起こす。そこで、2群ベース101の一部には、袋形状のフォーカス送りネジの逃げ形状101aとフォーカスガイドバーの逃げ形状101bとを形成して光線漏れを防ぐようにしている。ただしこの様に構成した場合には、2群ベース101の一部がフォーカス送りネジの逃げ形状101aとフォーカスガイドバーの逃げ形状101bとに占有され、他の機構に使用できなくなるので配置効率の向上が必要となる。
図10で、102は2群レンズ群2を保持する2群レンズホルダである。この2群レンズホルダ102には、マグネット103Aおよび103Bが一体的に保持されている。また、この2群レンズホルダ102には、3箇所のフック102aがあり引張りスプリング104が掛けられている。
図10で、106は有効外光をカットする固定絞りであり、フックによって2群レンズホルダに固定されている。107Aおよび107Bはコイルとボビンからなるコイルユニットであり2群ベース101の窪みに接着固定されている。なお、コイルへの給電は、ボビンに埋設されコイルと電気的に接続された金属ピン107A−aおよび107B−aに対して、後述する2群FPCによって行なわれる。
2群レンズホルダ102に掛けられたスプリング104の他端は、2群ベース101の不図示のフックに掛けられている。2群ベース101と2群レンズホルダ102との間には、非磁性の3個のボール105が挟まれている。これにより、2群レンズホルダ102は、2群ベース101に向かってボールを介して押圧された状態になっている。ただしボール105を介しているので光軸に垂直な平面内では自由に移動する事が可能になっている。この2群レンズホルダ102を平面内で移動させる事によってCCD上の像を制御して振れ補正を行なう。
また図10で、109はシャッター羽根を駆動するアクチュエータ、110はNDフィルタを駆動するアクチュエータであり、共に通電方向の正逆転によってアームの停止位置が切り替わる、所謂2点切り替え方式のアクチュエータである。
図10で、112は、2群FPC(フレキシブルプリント基板)であり、一端は半円弧形状を成している。半円弧の両端には前述のアクチュエータ109および110が半田接続されており、途中には前述のコイルスタッドと半田接続するランド112aが設けられている。また裏面側には磁界を検出するホール素子113Aおよび113Bが実装されている。2群レンズホルダ102のマグネット103Aおよび103Bは着磁されており、マグネットの移動を各ホール素子が磁界の変化として検出して、その変化量に基づいて移動量を算出している。
この2群FPC112は、センサーホルダ108上に固定される。さらに、センサーホルダ108は、2群ベース101に載置される。そして2群カバー111をビス114および外周フックで2群ベース101に固定することによりセンサーホルダー108及びアクチュエータ109,110は、2群ベース101に対して固定される。
また、このレンズ鏡筒の2群鏡筒では、図12に例示するように、アクチュエータ109、110を配置する。このアクチュエータ109、110は、前述したシャッター羽根やNDフィルタを駆動する為のアーム109a、110aを有する。これらアーム109a、110aは、位置Aと位置Bとの間の範囲で作動するため組み付け時にアームがどこに在っても2群レンズホルダ102と重ならないように構成する。
さらに2群レンズホルダ102は、手振れ補正の為に、2群ベース101上における光軸を中心とした一定の可動範囲内で移動するが、組み立て時は可動範囲内の何処に存在するか不明である。そこで2群レンズホルダ102が可動範囲内の何処にあっても組み立て時にアーム109a、110aと干渉しない様に十分に遠ざけて配置する。加えて2群ベース101上で2群レンズホルダ102が占める領域以外の領域には、前述の光線漏れを防ぐ袋形状101a、101bやアクチュエータ109、110も配置しなくてはならない。
このため、このレンズ鏡筒の2群鏡筒では、アーム109a、110aとレンズホルダ102との間に、十分な間隔が必要となる。よって、2群鏡筒の外形が大きくなってしまうという問題があった。
また、シャッターや絞り等の羽根部材を駆動するアクチュエータを装置基台に固定する方法が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2007−219338号公報 特開2006−58666号公報 特開2007−174794号公報
本発明の目的は、羽根部材を駆動するアクチュエータとその他の可動部を有する同一群鏡筒において、各部材に干渉することなく効率的に配置する事によりレンズ鏡筒及び撮像装置を小型化することにある。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒の基台となるベース部材と、前記ベース部材に穿設された貫通穴と、前記貫通穴に、揺動動作させるアームを挿通させた状態で前記ベース部材に取り付けられるアクチュエータと、記ベース部材に対して移動可能に保持されるレンズ保持部材と、を有するレンズ鏡筒において、前記ベース部材の貫通穴に挿通された前記アームの揺動範囲の一部に対して、光軸方向に離間して配置された前記レンズ保持部材の一部が光軸方向に投影したときに重複する状態となり、前記アームが揺動範囲の一方の端部に位置するときに、前記アームと前記レンズ保持部材の一部とが光軸方向に重複することなく、前記アームが前記貫通穴に挿入又は引き出し可能であって、前記アームが揺動範囲の他方の端部側に位置する状態で、前記アームが前記貫通穴に挿入又は引き出されたときに、揺動範囲の一方の端部の位置に前記アームを移動させるガイド手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、羽根部材を駆動するアクチュエータとその他の可動部を有する同一群鏡筒において、各部材に干渉することなく効率的に配置する事によりレンズ鏡筒及び撮像装置を小型化することができる。
本発明の第1実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータとレンズホルダの位置関係を示す概略説明図である。 本発明の第1実施の形態に係る2群鏡筒の概略縦断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータとレンズホルダの位置関係を示す概略説明図である。 本発明の第2実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータの組み込み過程を示す要部概略断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータの組み込み過程を示す要部概略断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータの取り外し過程を示す要部概略断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータの取り外し過程を示す要部概略断面図である。 本発明の第3実施の形態に係る2群鏡筒の概略縦断面図である。 本発明の第3実施の形態に係る2群鏡筒におけるアクチュエータとレンズホルダの位置関係を示す概略説明図である。 従来のレンズ鏡筒の2群鏡筒を示す分解斜視図である。 従来のレンズ鏡筒の2群鏡筒を示す分解斜視図である。 従来の2群鏡筒におけるアクチュエータとレンズホルダの位置関係を示す概略説明図である。
以下、本発明の第1実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。なお、図1及び図2では、説明に必要ない部品を省略し、構成を模式的に示してある。本実施の形態に係わるレンズ鏡筒は、図示しないが例えば、倍率変化および像面補正を司るための1群鏡筒と2群鏡筒を備え、さらに焦点調節を行うための3群鏡筒を備える。また、本実施の形態に係わるレンズ鏡筒における構成は、前述した図10及び図11で説明した2群レンズ鏡筒の部分に適用して好適なものである。
図1において201は、レンズ鏡筒の基台となるベース部材である。基台201には、アクチュエータ209、210のアーム209a、210aを挿通させる貫通穴である扇形状穴201c、201dが穿設されている。さらに、基台201には、フォーカス送りネジとフォーカスガイドバーを避ける袋形状201a、201bが形成されている。
図1で、202は、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)であり、レンズを保持し、光軸に垂直な方向に移動して手振れ補正レンズとして動作する。
基台201に配置したアクチュエータ209,210は、アーム209a、210aを一定の角度範囲内で往復揺動動作させるように構成されている。また、基台201の扇形状穴201c、201dは、アクチュエータ209、210のアーム209a、210aの揺動範囲に対応した扇形状の貫通穴に形成する。さらに、アクチュエータ209,210は、アーム209a、210aを可動範囲の両端位置に移動したときに、内部マグネットの磁力によって可動範囲の両端位置に停止させるようにする保持力が働くように構成されている。すなわち、このアクチュエータ209,210は、非通電磁にアーム209a、210aを動作範囲の両端位置(図1のA又はBの位置)に保持するように構成されている。
次に、上述したレンズ鏡筒の基台201に、主だった部材を組み付ける工程について説明する。
この組み立て工程では、まず、レンズ鏡筒の基台201に2群レンズホルダ202を組み付け、その後にアクチュエータ209,210、FPC、センサホルダが一体化したユニットを同じ方向から組み付ける。図1に示すように、アーム209a、210aが挿通する貫通穴201cと201dとは、約半分が2群レンズホルダ202(レンズ保持部材)と重なっているが、残り半分が重ならずに露出している。
そこで、アクチュエータ209,210のアーム209a、210aをAの位置(一方の端部の位置)で保持させて組み立てを行う。このようにすれば、アーム209a、210aを2群レンズホルダ202と干渉せずに穴201cと201dに貫通させることができる。そしてアーム209a、210aが回動してBの位置に至ったときには、アーム209a、210aが2群レンズホルダ202(レンズ保持部材)の裏側に入り込む事になる。
よって図2に示すように、アーム209a、210aは、2群レンズホルダ202と2群ベース101との間に位置することになるので、光軸方向から見て2群レンズホルダ202と重なる状態でも動作に何ら支障がない。
このようにして、このレンズ鏡筒では、鏡筒のラジアル方向において、2群レンズホルダ202とアクチュエータ209,210との間隔を狭める事ができるため2群鏡筒を径方向に対して小径化することができる。
すなわち、基台201の貫通穴である扇形状穴201c、201dには、アーム209a、210aが挿通される。また、2群レンズホルダ202は、基台201に対して光軸方向に離間して配置される。また、基台201の扇形状穴201c、201dにおけるアーム209a、210aの揺動範囲の一部に対して、2群レンズホルダ202の一部が光軸方向に投影したときに重複する状態となるように構成する。このように構成することによって、レンズ鏡筒は、径方向に対し小径化できる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図3乃至図7を参照して説明する。なお、図3乃至図7では、説明に必要ない部品を省略し、構成を模式的に示してある。また、本実施の形態に係わるレンズ鏡筒における構成は、前述した図10及び図11で説明した2群レンズ鏡筒の部分に適用して好適なものである。
図3において301は、レンズ鏡筒の基台となるベース部材である。この基台301には、アクチュエータ309、310のアーム309a、310aが貫通する扇形状穴301c、301dと、フォーカス送りネジとフォーカスガイドバーを避ける袋形状301a、301bが形成されている。
さらに、図3で、302は、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)であり、レンズを保持し、光軸に垂直な方向に移動して手振れ補正レンズとして動作する。
また図3で、302a、302bは、ガイド手段を構成するテーパ面(所定の勾配に形成した斜面)である。図4、図5、図6、図7に示すように、このテーパ面302a、302bは、光軸方向からみて、アーム動作範囲の一方の端(B位置)にある時にアーム309a、310aと重なり合う位置にある。
図4、図5に示すアクチュエータを2群ベースに載せる途中の状態では、アーム309a、310aがBの位置(他方の端部側に位置する状態)にある。このときには、アーム309a、310aの先端が2群レンズホルダのテーパ面に当接する。このアーム309a、310aがテーパ面に当接した後、さらに図4の矢印方向(挿入の動作方向)にアクチュエータを移動する。すると、アーム309a、310aには、テーパ面からの反力が、図5に示す矢印の如く紙面水平方向へ働く。その作用力がアーム保持力を上回るとアーム309a、310aが回動する。
ここで、前述のようにアーム309a、310aは、A位置とB位置において磁力によって更に回動角外側へ回動しようとする付勢力が作用している。さらに、A位置とB位置の間においては、その略中間位置を境としてA位置方向又はB位置方向へ回動させる付勢力が作用する。よって、テーパ面に沿ってアーム309a、310aが回動して前述の略中間位置を超えると、アーム309a、310aは、自動的にA位置へ移動する。
このとき、ベース上のA位置に対応する位置には、扇形状穴301c又は301dが露出している。よって、アーム309a、310aの先端は、露出している扇形状穴301c又は301dを貫通させて、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)のテーパ面にアーム先端を臨ませることができる。なお、組み込み時にアームがAの位置にあるときには、扇形状穴301c又は301dが露出しているのでそのままアーム先端を貫通させて組み込むことができる。
次に、アクチュエータを取り外す場合について説明する。
図6、図7に示す、アクチュエータを2群ベースから取り外す途中の状態では、アームはBの位置にあり、紙面上方向(引き出し方向)にアクチュエータを移動させるとアームは2群レンズホルダのテーパ面に当接する。更に移動するとテーパ面からの反力が図7に示す矢印のように紙面水平方向に働き、その反力がアーム保持力を上回るとアームが回動する。この反力の作用で、アームがB位置へ移動した後に、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)と干渉せずにアクチュエータを2群ベースから取り外すことができる。
なお本第2実施の形態では、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)にテーパ面を設けたがアームにテーパ面を設けても同様の効果が得られる事は言うまでもない。更に双方にテーパ面を設けてもよい。
次に、本発明の第3実施の形態について、図8及び図9を参照して説明する。なお、図8及び図9では、説明に必要ない部品を省略し、構成を模式的に示しており、さらに図9の概略説明図には、基台401に2群レンズホルダ402を装着したときの位置関係が示されている。また、本実施の形態に係わるレンズ鏡筒における構成は、前述した図10及び図11で説明した2群レンズ鏡筒の部分に適用して好適なものである。
図8及び図9において、401は、レンズ鏡筒の基台となるベース部材である。この基台401には、アクチュエータ409、410のアーム409a、410aが貫通する扇形状穴401c、401dと、フォーカス送りネジとフォーカスガイドバーを避ける袋形状401a、401bが形成されている。
さらに、図8及び図9において、402は、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)であり、レンズを保持し、光軸に垂直な方向に移動して手振れ補正レンズとして動作する。
この基台401には、扇形状穴401c、401dに対応した部分を覆うように蓋部401e(401f)を一体的に形成する。この蓋部401e(401f)は、基台401の扇形状穴401c、401dの端部から立ち上がって扇形状穴401c、401dの一部の上方に延びる平板部として構成する。
また、基台401の所定位置には、蓋部401e(401f)と面一となる平面を構成する台部450を形成する。
そして、2群レンズホルダ402と基台401の蓋部401e(401f)及び台部450との間に、ボール405を介在させて、基台401に対して2群レンズホルダ402を移動可能に支受する。
また、2群レンズホルダ402(レンズ保持部材)には、基台401と光軸方向で反対側の面部にテーパ面402a、402bを形成する。
さらに、アクチュエータ409、410のアーム409a、410aには、蓋部401e(401f)に臨む部分にテーパ面(不図示)を形成する。
このようにテーパ面を構成した場合には、前述した第2実施の形態と同様に、アクチュエータ409、410の組み込みや取り外しの際に、アーム409a、410aが、A位置に移動してスムーズに脱着することができる。
また、アクチュエータのアームやレンズホルダにテーパ面を設けることにより、組み立て時や分解時にアクチュエータのアームの位置によらず、アクチュエータを脱着可能となり、良好な組み立て性を得ることができる。
以上説明したように、このレンズ鏡筒では、2群レンズホルダ(レンズ保持部材)とアクチュエータのアームとが光軸方向から見て重なり合うように配置することによって、これらの間隔を狭める事ができる。これにより限られたスペースを有効に活用し、2群レンズ鏡筒の外径を小型化できるという効果がある。
すなわち、シャッター駆動部であるアクチュエータのアームやND駆動部のアームと手振れ補正レンズホルダを光軸方向に重ねて配置する。これによりシャッター駆動部やND駆動部とレンズホルダの間隔をレンズ鏡筒の径方向に狭めることができてレンズ鏡筒の小型化が可能となる。
また、シャッター駆動部のアクチュエータのアーム又はND駆動部のアームと、ベースの一部とを光軸方向に重ねて配置した場合には、アーム退避の開口部を狭めることができて、レンズ鏡筒の小型化が可能となる。
なお、前述した本実施の形態に係わるレンズ鏡筒における以上説明した以外の構成は、公知となっている、2群鏡筒に、シャッターユニット、絞りユニット及び振れ補正機構が装着されたレンズ鏡筒と同様である。
202:2群レンズホルダ
208:センサホルダ
209、309:シャッターアクチュエータ
210、310:NDアクチュエータ
209a、210a、309a、310a:アーム
202、302:2群レンズホルダ
201、301:2群ベース
201c、201d、301c、301d:扇形状穴
401e、401f:蓋部

Claims (2)

  1. レンズ鏡筒の基台となるベース部材と、
    前記ベース部材に穿設された貫通穴と、
    前記貫通穴に、揺動動作させるアームを挿通させた状態で前記ベース部材に取り付けられるアクチュエータと、
    記ベース部材に対して移動可能に保持されるレンズ保持部材と、を有するレンズ鏡筒において、
    前記ベース部材の貫通穴に挿通された前記アームの揺動範囲の一部に対して、光軸方向に離間して配置された前記レンズ保持部材の一部が光軸方向に投影したときに重複する状態となり、
    記アームが揺動範囲の一方の端部に位置するときに、前記アームと前記レンズ保持部材の一部とが光軸方向に重複することなく、前記アームが前記貫通穴に挿入又は引き出し可能であって、
    前記アームが揺動範囲の他方の端部側に位置する状態で、前記アームが前記貫通穴に挿入又は引き出されたときに、揺動範囲の一方の端部の位置に前記アームを移動させるガイド手段を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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