JP5548350B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関するものであり、例えばメモリセル領域の外側に、メモリセル領域内のアクティブエリア及び素子分離領域より幅が広いアクティブエリア及び素子分離領域を有するダミーセル領域を備えた不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置は、セルアレイ領域とその外周に設けられた周辺回路領域を備え、セルアレイ領域はメモリセル領域とその外周に設けられたダミーセル領域を備える。メモリセル領域は、メモリセルが行列状に複数配列された領域であり、アクティブエリア及び素子分離領域がラインアンドスペース(L&S)の周期性を持って形成された領域である。ダミーセル領域は、メモリセル領域内のL&Sの周期性が崩れるメモリセル領域の外周に配置されており、必要なリソグラフィマージンを確保するために設けられた領域である。
メモリセル領域の外側に配置されたダミーセル領域には、メモリセル領域内のアクティブエリア及び素子分離領域よりも幅が広いアクティブエリア及び素子分離領域が存在する。ダミーセル領域のアクティブエリア間の素子分離領域の上面が浮遊ゲートの上面と同じ高さにある場合、制御ゲート電極(CG)と浮遊ゲート電極との間の容量が減り、カップリング比が低下する。よって、ダミーセル領域内の幅が広いアクティブエリア上のカップリング比は、メモリセル領域内のアクティブエリア上のカップリング比より小さくなる。ここで、カップリング比(または容量カップリング比)は特許文献1にて示されているように、シリコン基板と浮遊ゲート電極との間の容量をC1、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極との間の容量をC2としたときに、カップリング比はC2/(C1+C2)で定義される。
制御ゲート電極のワード線WLに高電圧のプログラム電圧が印加されると、カップリング比が小さい、幅が広いアクティブエリア上においては、容量分配の計算によりインターポリ絶縁膜(制御ゲート電極と浮遊ゲート電極との間のゲート間絶縁膜)にかかる電圧が大きくなる。このため、書き込みを容易にするためにインターポリ絶縁膜の膜厚が薄くなった場合、インターポリ絶縁膜にかかる電圧がインターポリ絶縁膜の耐圧を超えてしまい、インターポリ絶縁膜が破壊され、不良となる恐れがある。
アクティブエリアの幅とインターポリ絶縁膜に印加される電圧ならびに電界の関係は、メモリセル領域のアクティブエリア幅を1Fとすれば、2F、3F、…と広くなって行くにつれてインターポリ絶縁膜にかかる電圧が大きくなっていく。すなわち、アクティブエリア幅が広くなるにつれて、インターポリ絶縁膜が破壊され不良となる可能性が高くなる。一度、インターポリ絶縁膜が破壊されると、制御ゲート電極と基板がショートするので、書き込み電圧が印加されず、その破壊に至ったインターポリ絶縁膜を有するメモリセルには書き込みが不可能となる。
これに対して、例えば特許文献1には、ダミーセル領域内におけるアクティブエリア間の素子分離領域の上面全幅を浮遊ゲートの上面より低くした構造が記載されている。このような構造にすれば、制御ゲートと浮遊ゲートとの容量を増やし、カップリング比を大きくすることができる。これにより、インターポリ絶縁膜にかかる電圧を小さくしてインターポリ絶縁膜の破壊を防ぐことができる。しかし、素子分離領域の上面全幅を浮遊ゲートの上面より低くした構造とした場合、この構造上に制御ゲートとなるポリシリコン膜を堆積すると、ポリシリコン膜に窪みが発生し、このポリシリコン膜上に形成する、制御ゲートを加工するためのマスク材が窪みに埋め込まれてしまう。このようにしてマスク材がポリシリコン膜の窪みに残ると、その後のポリシリコン膜のサリサイドプロセスにおいて、マスク材残り部分にはサリサイドが行われないため、制御ゲート線の断線が発生して不良となるという問題が生じている。
本発明は、ダミーセル領域において、アクティブエリア上のインターポリ絶縁膜にかかる電圧を低減できると共に、素子分離領域上の制御ゲートの窪みによって発生する制御ゲートの断線を防止することができる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一実施態様の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上にラインアンドスペースの周期性を持って形成された複数の第1のアクティブエリア及び第1の素子分離領域と、前記第1のアクティブエリア上に形成された第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1の浮遊ゲートと、前記半導体基板上の前記複数の前記第1のアクティブエリア及び前記第1の素子分離領域の外側に形成され、前記第1のアクティブエリアより幅が広い第2、第3のアクティブエリアと、前記第2のアクティブエリアと前記第3のアクティブエリアとの間に形成され、前記第1の素子分離領域より幅が広い第2の素子分離領域と、前記第2のアクティブエリア上に形成され、前記第1のゲート絶縁膜と同じ膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2の浮遊ゲートと、前記第3のアクティブエリア上に形成され、前記第1のゲート絶縁膜より膜厚が厚い第3のゲート絶縁膜と、前記第3のゲート絶縁膜上に形成された第3の浮遊ゲートと、前記第1、第2、第3の浮遊ゲート上及び前記第1、第2の素子分離領域上に形成されたゲート間絶縁膜と、前記ゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲートとを具備し、前記第2の素子分離領域の上面は、前記第2の浮遊ゲートの端部から前記第2の素子分離領域の幅の途中まで前記第2の浮遊ゲートの上面より低く形成され、前記途中から前記第3の浮遊ゲートの端部まで前記第3の浮遊ゲートの上面と同じ高さに形成されていることを特徴とする。
本発明の他の実施態様の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上にラインアンドスペースの周期性を持つ複数の第1のアクティブエリア及び第1の素子分離領域を形成すると共に、前記半導体基板上の前記複数の前記第1のアクティブエリア及び前記第1の素子分離領域の外側に、前記第1のアクティブエリアより幅が広い第2、第3のアクティブエリアを形成し、前記第2のアクティブエリアと前記第3のアクティブエリアとの間に前記第1の素子分離領域より幅が広い第2の素子分離領域を形成する工程と、前記第1、第2、第3のアクティブエリア上にそれぞれ第1、第2、第3のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1、第2、第3のゲート絶縁膜上にそれぞれ第1、第2、第3の浮遊ゲートを形成する工程と、前記第2の素子分離領域の上面を、前記第2の浮遊ゲートの端部から前記第2の素子分離領域の幅の途中まで前記第2の浮遊ゲートの上面より低く形成し、前記途中から前記第3の浮遊ゲートの端部まで前記第3の浮遊ゲートの上面と同じ高さに形成する工程と、前記第1、第2の浮遊ゲート上及び前記第1、第2の素子分離領域上にゲート間絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート間絶縁膜上に制御ゲートを形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、ダミーセル領域において、アクティブエリア上のインターポリ絶縁膜にかかる電圧を低減できると共に、素子分離領域上の制御ゲートの窪みによって発生する制御ゲートの断線を防止することができる不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態の不揮発性半導体記憶装置について説明する。ここでは、不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリを例に取る。説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
図1は、本発明の実施形態のNAND型フラッシュメモリの概要を示すレイアウト図である。
NAND型フラッシュメモリは、図1に示すように、セルアレイ領域100とその外周に設けられた周辺回路領域200を備えている。セルアレイ領域100は、メモリセル領域110とその外周に設けられたダミーセル領域120を備える。
メモリセル領域110は、メモリセルが行列状に複数配列された領域であり、アクティブエリア及び素子分離領域がラインアンドスペース(L&S)の周期性を持って形成された領域である。メモリセル領域110内のアクティブエリアは、最小加工寸法で形成される。
ダミーセル領域120は、メモリセル領域110内のL&Sの周期性が崩れるメモリセル領域110の外周に配置されており、必要なリソグラフィマージンを確保するために設けられた領域である。このため、ダミーセル領域120には、メモリセル領域110内のアクティブエリア及び素子分離領域よりも幅が広いアクティブエリア及び素子分離領域が存在する。ダミーセル領域120内のアクティブエリア及び素子分離領域も、L&Sの周期性を持って形成されているが、ダミーセル領域120は最小加工寸法よりも大きな寸法で形成されたアクティブエリアを有している。このようなダミーセル領域120が存在しないと、メモリセル領域110の端部のアクティブエリアは、リソグラフィマージンの関係で、最小加工寸法で形成することができなくなる。なお、ダミーセル領域120内には、任意のデータを書き込むことはできない。
次に、メモリセル領域110及びダミーセル領域120の詳細なレイアウトについて説明する。図2は、図1における破線で囲まれた領域内のレイアウトを示す平面図である。
メモリセル領域110は、複数のライン状のアクティブエリアM1を備えている。これらのアクティブエリアM1の幅及び間隔(素子分離領域)M1Sは最小加工寸法になっている。
ダミーセル領域120は、複数のアクティブエリアD1,D2a,D2b,D3を備えている。アクティブエリアD1の幅は最小加工寸法である。アクティブエリアD2a,D2b,D3の幅は最小加工寸法よりも大きく、さらにアクティブエリアD3の幅はアクティブエリアD2a,D2bの幅よりも広い。すなわち、アクティブエリアD1,D2a,D2b,D3の幅の大小関係は、アクティブエリアD1の幅<アクティブエリアD2a,D2bの幅<アクティブエリアD3の幅である。各アクティブエリアD1,D2a,D2b,D3の幅は、リソグラフィマージンの関係で設定されている。
メモリセル領域110及びダミーセル領域120内のアクティブエリアM1,D1,D2a,D2b,D3上には、ワード線WLが形成されている。ワード線WLは、メモリセル領域110及びダミーセル領域120内の制御ゲート電極と一体になっている。
なお、図2における領域ARの右側のダミーセル領域120内には、図示しないアクティブエリアD3,D1,D1,D2bが続く場合もある。すなわち、領域ARから一定距離離れた領域内には、領域AR内の複数のアクティブエリアと鏡像の関係にある複数のアクティブエリアが配置される場合もある。図2において、領域P1は周辺回路領域200内のアクティブエリアを示している。
図3(a)は図2中の領域ASの一部の平面図であり、図3(b)は図3(a)中の3b−3b線に沿った断面図である。
メモリセル領域110に隣接するダミーセル領域120内には、アクティブエリアD1及び素子分離領域D1Sが、メモリセル領域110内のアクティブエリアM1及び素子分離領域M1Sと同様なL&Sの周期性を持って形成されている。これらアクティブエリアD1及び素子分離領域D1Sの外側には、アクティブエリアD1より幅が広いアクティブエリアD2a,D2bが配置されている。アクティブエリアD2aとD2bの間には素子分離領域D1Sより幅が広い素子分離領域D2Sが形成されている。
アクティブエリアD1上にはトンネルゲート絶縁膜11Aが形成され、トンネルゲート絶縁膜11A上には浮遊ゲート12Aが形成されている。また、アクティブエリアD1の外側に隣接するアクティブエリアD2a上にはトンネルゲート絶縁膜11Bが形成され、トンネルゲート絶縁膜11B上には浮遊ゲート12Bが形成されている。
アクティブエリアD2aの外側に隣接するアクティブエリアD2bは、アクティブエリアD2a及びアクティブエリアD1より上面が低くなっている。アクティブエリアD2b上には、トンネルゲート絶縁膜11A,11Bより膜厚が厚いゲート絶縁膜13Aが形成されている。ゲート絶縁膜13A上には浮遊ゲート12Cが形成されている。
アクティブエリアD2aとD2bとの間の素子分離領域D2Sの上面は、浮遊ゲート12Bの端部から素子分離領域D2Sの幅の途中まで浮遊ゲート12B,12Cの上面より低く形成され、前記途中から浮遊ゲート12Cの端部までは浮遊ゲート12B,12Cの上面と同じ高さに形成されている。言い換えると、素子分離領域D2Sの上面は、その幅の一端から途中までが浮遊ゲート12Bの上面より低く形成され、前記途中から他端までが浮遊ゲート12Cの上面と同じ高さに形成されている。さらに、アクティブエリアD1間、及びアクティブエリアD1とアクティブエリアD2a間の素子分離領域D1Sの上面は、浮遊ゲート12A,12Bの上面より低く形成されている。
素子分離領域D1S,D2S上及び浮遊ゲート12A,12B,12C上には、インターポリ絶縁膜14が形成されている。インターポリ絶縁膜14上には、制御ゲート(ワード線)15が形成されている。
次に、実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法について説明する。図4〜図10は、前記NAND型フラッシュメモリの製造方法を示す各工程の断面図である。
図4に示すように、シリコン半導体基板10上に、トンネルゲート絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)11と高電圧トランジスタ用のゲート絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)13を形成する。ゲート絶縁膜13を形成する半導体基板10の領域は、制御ゲートとなるポリシリコン膜15を形成した後の段差を低減するために、リソグラフィ及びRIE(Reactive Ion Etching)により、ゲート絶縁膜13とトンネルゲート絶縁膜11との膜厚の差分だけ半導体基板10の表面をエッチングして半導体基板10の表面位置を下げておく。
次に、図5に示すように、トンネルゲート絶縁膜11上及びゲート絶縁膜13上に浮遊ゲートとなるポリシリコン膜12を膜厚60〜90nm成膜する。その後、ポリシリコン膜12上に、アクティブエリア及び素子分離領域を形成するためのマスク材となる、例えばシリコン窒化膜16を数十nm成膜する。
その後、図6に示すように、アクティブエリア及び素子分離領域を形成する。詳述すると、リソグラフィによりアクティブエリア上にレジストを残し、素子分離領域上を開口する。続いて、レジスト開口部のシリコン窒化膜16、ポリシリコン膜12、トンネルゲート絶縁膜11、ゲート絶縁膜13、及び半導体基板10をエッチングして半導体基板10に溝を掘る。この溝中及び半導体基板10上に酸化膜17を堆積する。その後、図7に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polish)により、半導体基板10上の酸化膜17を浮遊ゲート上のシリコン窒化膜16まで研磨し平坦化する。
次に、素子分離領域D2Sの上面を、浮遊ゲート12Bの端部から素子分離領域D2Sの幅の途中まで浮遊ゲート12B,12Cの上面より低く形成し、前記途中から浮遊ゲート12Cの端部まで浮遊ゲート12B,12Cの上面と同じ高さに形成する。まず、図8に示すように、図7に示した構造上に、リソグラフィにより素子分離領域D2Sの幅の途中から浮遊ゲート12C側にレジスト18を形成する。続いて、RIEによりエッチングを行い、図9に示すように、素子分離領域D1Sと、素子分離領域D2Sの浮遊ゲート12Bの端部から素子分離領域D2Sの幅の途中までの領域を除去する。このとき、素子分離領域D2Sをエッチングする深さは、アクティブエリアD2aとトンネルゲート絶縁膜11Bとの界面から数十nmの高さまでとする。
次に、図10に示すように、図9に示した構造上に、すなわち浮遊ゲート12A,12B,12C上及び素子分離領域D1S,D2S上にインターポリ絶縁膜14を膜厚10〜15nm成膜する。その後、インターポリ絶縁膜14上に制御ゲート(ワード線)15となるポリシリコン膜を成膜する。以上により、実施形態のNAND型フラッシュメモリが製造される。
前述した構造を有する実施形態では、アクティブエリアD1及び素子分離領域D1Sのラインアンドスペース(L&S)の周期性が崩れるメモリセル領域110の外側に配置されたアクティブエリアD2aとD2b間の素子分離領域D2Sの上面を、浮遊ゲート12Bの端部から素子分離領域D2Sの幅の途中まで浮遊ゲート12Bの上面より低く形成し、前記途中から浮遊ゲート12Cの端部まで浮遊ゲート12Cの上面と同じ高さに形成している。すなわち、メモリセル領域110外側のL&Sの周期性が崩れたダミーセル領域120に配置されたアクティブエリアD2aとD2b間の素子分離領域D2Sの上面一部に凹み部を形成する。これにより、制御ゲートと浮遊ゲートとの容量が増加してカップリング比が大きくなるため、インターポリ絶縁膜にかかる電圧を低減できる。この結果、インターポリ絶縁膜が破壊されるという不良の発生を防ぐことができる。
なお、浮遊ゲート12CとアクティブエリアD2bとの間にはトンネルゲート絶縁膜11Bより膜厚が厚い高耐圧トランジスタ用のゲート絶縁膜13Aが形成されているため、制御ゲート15と浮遊ゲート12C間のインターポリ絶縁膜14が破壊されても、制御ゲート15とアクティブエリアD2bとの間がショートすることはない。したがって、アクティブエリアD2bに隣接して配置された素子分離領域には凹み部を形成する必要はない。
また、前述したように、素子分離領域D2Sの上面を、浮遊ゲート12Bの端部から素子分離領域D2Sの幅の途中まで浮遊ゲート12Bの上面より低く形成した構造としているため、この構造上にポリシリコン膜からなる制御ゲート15を形成しても、制御ゲート15に窪みが発生せず、この制御ゲート上に形成する制御ゲートを加工するためのマスク材が窪みに埋め込まれてしまうことはない。このため、その後のポリシリコン膜のサリサイドプロセスにおいて、制御ゲート線の断線が発生して不良となることはない。
また、素子分離領域D2Sの上面に形成する凹み部の長さL(図3中のL)は以下のような範囲にあることが好ましい。
凹み部の長さLが短い場合、制御ゲートを加工した後、アクティブエリアの側壁の制御ゲート間にエッチング残りが発生して制御ゲート間がショートする場合がある。したがって、エッチング残りが発生しないための長さLの確保が必要である。少なくともメモリセル領域における素子分離領域の長さL1以上が必要である。長さL1は、メモリセル領域のL&Sの周期性を持って形成される最小加工寸法である。
一方、凹み部の長さLが長い場合は以下のようになる。制御ゲートとなるポリシリコン膜を形成後、制御ゲートを加工するためのマスク材を形成するが、長さLが長いと、ポリシリコン膜が平坦に形成されずに窪みが発生し、その窪みにマスク材が埋め込まれてしまう。このようにマスク材が残ってしまうと、その後のポリシリコン膜のサリサイドプロセスにおいて、マスク材の残り部分にはササイドが行われないため、制御ゲート(ワード線)の断線が発生して不良となる。不良としないためには、マスク材残りが発生しないようにすることが必要である。そのためには、制御ゲートとなるポリシリコン膜が凹まないようにする。ポリシリコン膜は等方的に形成されるため、ポリシリコン膜の膜厚をTとすると、L≦2Tの関係を満たすようにすれば、対策可能である。したがって、長さLの最大値は、制御ゲートとなるポリシリコン膜の膜厚の2倍までである。以上により、素子分離領域D2Sの凹み部の長さLは、L1≦L≦2Tであることが好ましい。
前記実施形態ではNAND型フラッシュメモリを例に取り説明したが、本発明はメモリセルが積層ゲート構造を有するメモリに適用でき、例えばNOR型メモリに適用することができる。
なお、前述した実施形態は唯一の実施形態ではなく、前記構成の変更あるいは各種構成の追加によって、様々な実施形態を形成することが可能である。
本発明の実施形態のNAND型フラッシュメモリの概要を示すレイアウト図である。 図1における破線で囲まれた領域内のレイアウトを示す平面図である。 図2中の領域ASの一部の平面図及び断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第1工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第2工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第3工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第4工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第5工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第6工程の断面図である。 実施形態のNAND型フラッシュメモリの製造方法を示す第7工程の断面図である。
符号の説明
10…シリコン半導体基板、11,11A,11B…トンネルゲート絶縁膜、12…ポリシリコン膜、12A,12B,12C…浮遊ゲート、13,13A…ゲート絶縁膜、14…インターポリ絶縁膜(ゲート間絶縁膜)、15…制御ゲート(ポリシリコン膜)、16…シリコン窒化膜、17…酸化膜、18…レジスト、100…セルアレイ領域、110…メモリセル領域、120…ダミーセル領域、200…周辺回路領域、AR,AS,P1…領域、D1,D2,D3,D2a,D2b,M1…アクティブエリア、D1S,D2S,M1S…素子分離領域、WL…ワード線。

Claims (5)

  1. 半導体基板上にラインアンドスペースの周期性を持って形成された複数の第1のアクティブエリア及び第1の素子分離領域と、
    前記第1のアクティブエリア上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1の浮遊ゲートと、
    前記半導体基板上の前記複数の前記第1のアクティブエリア及び前記第1の素子分離領域の外側に形成され、前記第1のアクティブエリアより幅が広い第2、第3のアクティブエリアと、
    前記第2のアクティブエリアと前記第3のアクティブエリアとの間に形成され、前記第1の素子分離領域より幅が広い第2の素子分離領域と、
    前記第2のアクティブエリア上に形成され、前記第1のゲート絶縁膜と同じ膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2の浮遊ゲートと、
    前記第3のアクティブエリア上に形成され、前記第1のゲート絶縁膜より膜厚が厚い第3のゲート絶縁膜と、
    前記第3のゲート絶縁膜上に形成された第3の浮遊ゲートと、
    前記第1、第2、第3の浮遊ゲート上及び前記第1、第2の素子分離領域上に形成されたゲート間絶縁膜と、
    前記ゲート間絶縁膜上に形成された制御ゲートとを具備し、
    前記第2の素子分離領域の上面は、前記第2の浮遊ゲートの端部から前記第2の素子分離領域の幅の途中まで前記第2の浮遊ゲートの上面より低く形成され、前記途中から前記第3の浮遊ゲートの端部まで前記第3の浮遊ゲートの上面と同じ高さに形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第2の浮遊ゲートの上面より低い前記第2の素子分離領域の上面の長さは、前記第1のアクティブエリア間に配置された前記第1の素子分離領域の幅と同じ長さであることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2の浮遊ゲートの上面より低い前記第2の素子分離領域の上面の長さは、前記第1のアクティブエリア間に配置された前記第1の素子分離領域の幅以上で、かつ前記制御ゲートの膜厚の2倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 半導体基板上にラインアンドスペースの周期性を持つ複数の第1のアクティブエリア及び第1の素子分離領域を形成すると共に、前記半導体基板上の前記複数の前記第1のアクティブエリア及び前記第1の素子分離領域の外側に、前記第1のアクティブエリアより幅が広い第2、第3のアクティブエリアを形成し、前記第2のアクティブエリアと前記第3のアクティブエリアとの間に前記第1の素子分離領域より幅が広い第2の素子分離領域を形成する工程と、
    前記第1、第2、第3のアクティブエリア上にそれぞれ第1、第2、第3のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1、第2、第3のゲート絶縁膜上にそれぞれ第1、第2、第3の浮遊ゲートを形成する工程と、
    前記第2の素子分離領域の上面を、前記第2の浮遊ゲートの端部から前記第2の素子分離領域の幅の途中まで前記第2の浮遊ゲートの上面より低く形成し、前記途中から前記第3の浮遊ゲートの端部まで前記第3の浮遊ゲートの上面と同じ高さに形成する工程と、
    前記第1、第2の浮遊ゲート上及び前記第1、第2の素子分離領域上にゲート間絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート間絶縁膜上に制御ゲートを形成する工程と、
    を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記第2の浮遊ゲートの上面より低い前記第2の素子分離領域の上面の長さは、前記第1のアクティブエリア間に配置された前記第1の素子分離領域の幅以上で、かつ前記制御ゲートの膜厚の2倍以下であることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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