JP5545642B2 - 降下搬送装置 - Google Patents

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本発明は、重力を利用して物品を上方から下方に搬送する降下搬送装置に関し、特に、迅速に搬送すると共に停止時の振動や衝撃をなくし、搬送する物品が安定した状態で静かに搬送される降下搬送装置に関する。
例えば、物品を所定の高さに位置するベルトコンベアから、これより一段低い位置のベルトコンベアに搬送することがあり、この場合には上位コンベアと下位コンベアとの間に降下搬送装置を設けることになる。そして、特許文献1には、重力をエネルギー源として用いる降下搬送装置が紹介されている。
すなわち、図5に示すように特許文献1に記載された降下搬送装置101は、床上に立設される枠体110の上部及び下部にそれぞれ対をなして回転自在に配設される輪体121、122と、両輪体121、122間に張架されて往復走行する一対の無端条体130と、無端条体130に保持される搬送台140とを備え、物品を上方の供給位置191から下方の排出位置192へ重力により搬送するものである。
搬送台140は、無端条体130に1個のみ取り付けられており、供給位置191と排出位置192との間を往復走行するようになっている。図5では、便宜的に2つの搬送台140が示されているが、供給位置191に停止している状態と排出位置192に停止している状態とを示すためであり、2つの搬送台140が取り付けられているわけではない。
無端条体130の搬送台140と対向する側には、カウンタウエート150が取り付けられている。そして、搬送台140が空の場合は、搬送台140よりもカウンタウエート150の方が重いので、搬送台140は供給位置191へ向かって上昇する。搬送する物品が搬送台140の上に載置されると、搬送台140の側がカウンタウエート150よりも重くなるので、搬送台140は排出位置192へ向かって降下する。
図6に示すように、搬送台140は、物品が載置される載置部141と無端条体130に取り付けられる保持部142とを備えている。保持部142は、入口側と出口側との中間において、両サイドに突出したピン145を備え、これによって無端条体130に取り付けられる。両サイドには、上下にローラー146、146も取り付けられている。そして、枠体110に取り付けられたガイドレール111が、ローラー146、146を拘束することにより、載置部141の上面が水平となるように姿勢を強制することができる。
載置部141は、物品の移動を容易にするために複数のローラー143を備えると共に、その出口側に設けられたヒンジ機構144によって保持部142に対して回動可能に形成されている。すなわち、ヒンジ機構144を支点として、搬送台140の入口側において、載置部141が保持部142に対して接離自在となっている。そして、排出位置192では、載置部141の入口側が出口側よりも少し高くなるように離間させることにより、載置された物品を容易に排出することができる。
以上のような構成により、搬送台140は、供給位置191では載置部141を水平にして物品を受け取り、排出位置192では載置部141を傾斜させることにより物品を払い出すことができる。そして、電力等の動力を使用することなく、物品を上位コンベアから下位コンベアに移載することができる。しかし、降下搬送装置101には、次のような解決すべき課題が残されている。
第1の課題は、搬送台140の運動が重力を利用するものであるために、常に加速運動となり、停止させるときに大きな衝撃力となることである。特許文献2には、モーターにより回転されるウォームホイールを用いて、最高スピードを制限する方法が記載されている。しかしながら、この方法は搬送能力を低下させる上に、結局はブレーキを必要とする。また、電源も必要となる。
第2の課題は、ブレーキを用いる場合に、完全に停止するまでブレーキを掛け続けると停止位置が一定とならず、また、完全に停止する前にブレーキを緩めると停止時の衝撃を完全に除けないことである。したがって、停止時の衝撃を完全に吸収するとともに、定位置に停止するような手段が望まれている。
第3の課題は、供給位置191で物品を受け取る際には、搬送台140上に載置された物品が静止する前に搬送台140が降下を開始することがあり、また、排出位置192で物品を払い出す際には、搬送台140上に載置された物品が完全に排出される前に搬送台140が上昇を開始することがあるので、物品が不安定な状態で移載されることである。
特開2007−290805号公報 特開2007−238265号公報
したがって、本発明の目的は、重力を利用して物品を上方から下方に搬送する降下搬送装置であって、搬送台が供給位置で安定した状態で停止し、確実に物品を受け取った後に速やかに降下することである。また、搬送台の運動は、重力によって速やかに加速されるとともに、安定した速度に制動され、衝撃を発することなく速やかに停止することである。さらに、物品が排出位置で安定した状態で排出されることである。
本発明の請求項1に係る降下搬送装置は、床上に立設される枠体の上部及び下部にそれぞれ対をなして回転自在に配設される輪体と、前記輪体間に張架されて往復走行する一対の無端条体と、前記無端条体に保持される搬送台とを備え、物品を上方の供給位置から下方の排出位置へ重力により搬送する降下搬送装置であって、前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転する発電機を備え、該発電機により得られる電気エネルギーを用いて、前記搬送台の昇降を制動する手段を採用している。
また、本発明の請求項2に係る降下搬送装置は、請求項1に記載の降下搬送装置において、前記発電機を用いて回生ブレーキを形成することにより、前記制動が行われる手段を採用している。また、本発明の請求項3に係る降下搬送装置は、請求項1に記載の降下搬送装置において、前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するパウダーブレーキを備え、前記発電機で発生した電力を用いて前記パウダーブレーキのコイルを励磁することにより、前記制動が行われる手段を採用している。
また、本発明の請求項4に係る降下搬送装置は、請求項1乃至3の何れかに記載の降下搬送装置において、前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するロータリーエンコーダー(回転位置検出器)を備え、検出される速度情報及び/又は位置情報に基づいて抵抗回路を操作することにより、制動力を調整する手段を採用している。
また、本発明の請求項5に係る降下搬送装置は、請求項1乃至4の何れかに記載の降下搬送装置において、前記発電機が、電磁ブレーキを備えている手段を採用している。また、本発明の請求項6に係る降下搬送装置は、請求項5に記載の降下搬送装置において、前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するロータリーエンコーダーを備え、前記ロータリーエンコーダーにより検出される位置情報に基づいて、前記供給位置及び/又は前記排出位置において、前記電磁ブレーキの制動が働くように制御される手段を採用している。
また、本発明の請求項7に係る降下搬送装置は、請求項5又は6に記載の降下搬送装置において、前記供給位置に、前記搬送台に載置された物品を検知するワークセンサーを備え、物品の載置を検知したという情報に基づいて、前記電磁ブレーキの制動が解除されるように制御される手段を採用している。また、本発明の請求項8に記載の降下搬送装置は、請求項5乃至7の何れかに記載の降下搬送装置において、前記排出位置に、前記搬送台に載置された物品を検知するワークセンサーを備え、物品の排出を検知したという情報に基づいて、前記電磁ブレーキの制動が解除されるように制御される手段を採用している。さらに、本発明の請求項9に記載の降下搬送装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の降下搬送装置において、前記搬送台が、載置部にフリーローラーを備えるとともに、載置面が水平ではなく入口側を高くして傾斜した状態で昇降する手段を採用している。
本発明の降下搬送装置は、上記の構成により無動力で搬送台を昇降させることができるとともに、発電機により回生した電気エネルギーを用いて制動し、制動力を調整することにより、搬送台を最適な昇降速度で走行させることができる。そして、搬送台は、物品の供給位置及び排出位置において、発電機に付属の電磁ブレーキによって完全に停止することが可能であり、完全に停止した状態で、物品の安定した搬入と搬出を行うことが可能である。
本発明の降下搬送装置の基本的構造を示す概略全体断面図である。 図1の降下搬送装置の上部概略平面図を示し、(a)は第1発明の場合、(b)は第2発明の場合を示す。 図1の降下搬送装置の搬送台の概略図を示し、(a)は物品の受入時と搬送時の状態、(b)は物品の払出時の状態を示す。 図1の降下搬送装置における制御系統図を示し、(a)は第1発明の場合、(b)は第2発明の場合を示す。 従来の降下搬送装置を示す概略全体図である。 従来の搬送台を示す概略図である。
図1には、本発明の降下搬送装置の一例が概略の全体断面図で示されている。この降下搬送装置1は、床上に立設される枠体10の上部及び下部にそれぞれ対をなして回転自在に配設される輪体21、22と、輪体21、22間に張架されて往復走行する一対の無端条体30と、無端条体30に保持される搬送台40とを備え、物品を上方の供給位置91から下方の排出位置92へ重力により搬送するものである。
搬送台40は、無端条体30に1個のみ取り付けられており、供給位置91と排出位置92との間を往復走行するようになっている。図1では、便宜的に2つの搬送台40が示されているが、供給位置91に停止している状態と、排出位置92に停止している状態とを示すためであり、2つの搬送台40が取り付けられているわけではない。
無端条体30の搬送台40と対向する側に、カウンタウエート50が取り付けられている。そして、搬送台40が空の場合は、搬送台40よりもカウンタウエート50の方が重いので、搬送台40は供給位置91に向かって上昇する。搬送する物品が搬送台40の上に載置されると、搬送台40の側がカウンタウエート50よりも重くなるので、搬送台40は排出位置92に向かって降下する。
枠体10には、一対のガイドレール11が設けられており、搬送台40は、ガイドレール11に拘束され、これに沿って昇降する。なお、図1において、物品の入口と出口とは枠体10に対して同じ側となっているが、反対側に設けることもできる。
図2には、降下搬送装置1における上部平面の概略が示されている。ここで、図2(a)は第1発明の場合を示し、図2(b)は第2発明の場合を示している。回転軸23には、一対の輪体21、21が取り付けられている。また、回転軸23には、発電機60がベルトによって連結され、連動して回転するように配置されている。本発明の降下搬送装置1は、この発電機60によって得られる電気エネルギーを用いて、搬送台40の昇降を制動することを特徴としている。
図3には、降下搬送装置1の搬送台40が、概略の断面図で示されている。搬送台40は、物品が載置される載置部41と無端条体30に取り付けられる保持部42とを備えており、載置部41と保持部42は、ヒンジ機構44により相互に回動可能に連結されている。載置部41は、物品の移動を容易にするために複数のローラー43を備えている。保持部42は、一対のガイドレール11を把持するために一対の把持部45を備え、把持部45は、1本のガイドレール11を4つのローラーで把持するようになっている。
保持部42は、ガイドレール11に沿って昇降するので、常に一定の姿勢に保たれている。一方、載置部41は、ヒンジ機構44により回動可能となっており、物品の出入りを容易にするために載置面が水平ではなく、傾斜するようになっている。すなわち、物品を排出するときを除いて、スプリング46の力によって、入口側を高くして傾斜した状態となっている。
この状態を保つために、載置部41には支持部材47が回動可能に設けられ、保持部42にはレバー49を備えたカム48が回動可能に設けられている。そして、図3(a)に示すように、支持部材47がカム48に係止することにより、入口側を高くした状態が保たれている。搬送台40は、この状態で物品を載置し、この状態で降下する。
搬送台40が排出位置92に接近すると、レバー49が、枠体10に固定された支柱12に接触することで回転し、図3(b)に示すように、支持部材47がカム48から外れるようになっている。これにより、物品の荷重によって、載置部41は入口側を低くして傾斜した状態となり、載置された物品は排出される。そして、空になった搬送台40が、上昇を開始してレバー49が支柱12から離れると、再びスプリング46の力によって、載置部41が入口側を高くして傾斜した状態となる。搬送台40は、この状態で上昇して供給位置91に戻る。
なお、載置部41は、排出時以外は入口側を高くして傾斜した状態であるため、載置される物品は、ストッパー95によって受け止められている。物品の入口と出口とが枠体10に対して反対側となる場合には、このストッパー95を載置面に対して出入自在に形成し、排出時にはストッパー95を載置面より下げることにより、排出できるようにしている。
本発明の第1発明について説明する。図2(a)に示すように、第1発明は、輪体21の回転軸23に連動して回転する発電機60を備えている。そして、発電機60を用いて回生ブレーキを形成することにより、搬送台40の運動を制動するものである。発電機60としては、市販のサーボモーター又はDCブラシレスモーターを使用することができる。
回生ブレーキを形成するには、発電機60の出力側に適当な抵抗を負荷するだけでよい。すなわち、搬送台40の昇降運動により回転軸23が回転すると、これに連動して発電機60の駆動軸が回転して電力が発生する。そこで、この電力を適当な抵抗に流すと、発電機60自身に制動力が発生して駆動軸を制動し、搬送台40の昇降を制動することになる。このとき、抵抗値を調整することによって、制動力を調整することができる。
搬送台40の速度情報及び位置情報は、ロータリーエンコーダー62を用いて得ることができる。ロータリーエンコーダー62は、輪体21、22の何れかの回転軸に連動して回転することが必要である。図2(a)において、ロータリーエンコーダー62は、回転軸23の一端側に直接取り付けられており、回転軸23に連動して回転する。回生ブレーキをロータリーエンコーダー62と併せて使用することにより、搬送台40の速度及び加速度を最適に調整することができる。
発電機60は、電磁ブレーキを付属して備えていることが好ましい。通常、モーターに付属している電磁ブレーキは、DC24Vの電源で作動するものであり、制御用の電源を使用するようになっている。このブレーキを使用して、供給位置91及び排出位置92において、搬送台40を確実に停止させることができる。
第1発明における制御方法を、図4(a)によって説明する。発電機60は、抵抗回路70とともに回生ブレーキを形成しているので、制御盤80からの指示により抵抗回路70を操作して、発電機60の回転に適当なブレーキを掛けることができる。一方、ロータリーエンコーダー62で得られる速度情報及び位置情報が、制御盤80に送られている。よって、この速度情報及び位置情報に基づいて抵抗回路70を操作することにより、搬送台40の昇降を制御することができる。
発電機60は電磁ブレーキ61を備え、制御盤80からの指示により発電機60の回転にブレーキを掛けることができる。一方、ロータリーエンコーダー62で得られる位置情報が、制御盤80に送られている。そこで、供給位置91及び排出位置92において、搬送台40の位置に基づいて、電磁ブレーキ61の制動が働くように制御することができる。また、異常に重い物品が載置された場合などに、搬送台40が暴走する可能性があるが、このような場合も、ロータリーエンコーダー62からの速度情報によって非常ブレーキを掛けることができる。
供給位置91には、ワークセンサー81が設けられ、排出位置92には、ワークセンサー82が設けられている。そして、物品を検知したか否かの情報が、制御盤80に送られている。供給位置91に停止している搬送台40について、ワークセンサー81が、物品の載置を検知したときは、制御盤80は、電磁ブレーキ61の制動が解除されるように制御することができる。これにより、搬送台40は、物品を確実に載置した状態で、排出位置92に向って降下を開始することができる。
また、排出位置92に停止している搬送台40について、ワークセンサー82が、物品の排出を検知したときは、制御盤80は、電磁ブレーキ61の制動が解除されるように制御することができる。これにより、搬送台40は、確実に空になった状態で供給位置91に向って上昇を開始することができる。
本発明の第1発明により、降下搬送装置1は、制御用電源以外にエネルギーを使用せず、無動力で搬送台40を昇降させることができる。そして、発電機60により回生した電気エネルギーを用いて制動し、搬送台40を最適な昇降速度で走行させることができる。また、搬送台40は、物品の供給位置91及び排出位置92において、発電機60に付属の電磁ブレーキ61によって完全に停止することが可能であり、完全に停止した状態で、物品の安定した搬入と搬出を行うことが可能となる。
本発明の第2発明について説明する。第2発明は、パウダーブレーキ63を利用して搬送台40の制動を行うものである。図2(b)に示すように、第2発明は第1発明と同様に、輪体21の回転軸23に連動して回転する発電機60を備えている。発電機60としては、市販のDCモーターを使用して直流発電を行う。そして、搬送台40の昇降運動により回転軸23が回転すると、これに連動して発電機60の駆動軸が回転して電力が発生する。
回転軸23は、その一端にロータリーエンコーダー62を備えるとともに、その他端にパウダーブレーキ63を備えている。すなわち、パウダーブレーキ63は、回転軸23に連動して回転するように配置され、発電機60で発生した電力を用いてパウダーブレーキ63のコイルを励磁するように構成されている。パウダーブレーキ63は、コイルが励磁されることにより制動力を発生し、励磁する電圧の強さによって制動力を調整することができる。
搬送台40の速度情報及び位置情報は、第1発明と同様に、ロータリーエンコーダー62を用いて得ることができる。発電機60は、第1発明と同様に、電磁ブレーキを付属して備えていることが好ましい。そして、第1発明と同様に、抵抗回路を制御することによって、搬送台40の速度及び加速度を調整することができる。
第2発明における制御方法を、図4(b)によって説明する。発電機60は、抵抗回路70を介してパウダーブレーキ63に接続されているので、制御盤80からの指示により抵抗回路70を操作して、回転軸23の回転に適当なブレーキを掛けることができる。一方、ロータリーエンコーダー62の速度情報及び位置情報が、制御盤80に送られている。よって、この速度情報及び位置情報に基づいて抵抗回路70を操作することにより、搬送台40の昇降を制御することができる。
発電機60は電磁ブレーキ61を備え、制御盤80からの指示により発電機60の回転にブレーキを掛けることができる。一方、ロータリーエンコーダー62からの位置情報が、制御盤80に送られている。そこで、供給位置91及び排出位置92において、搬送台40の位置に基づいて、電磁ブレーキ61の制動が働くように制御することができる。また、異常に重い物品が載置された場合などに、搬送台40が暴走する可能性があるが、このような場合も、ロータリーエンコーダー62からの速度情報によって非常ブレーキを掛けることができる。
供給位置91には、ワークセンサー81が設けられ、排出位置92には、ワークセンサー82が設けられている。そして、物品を検知したか否かの情報が、制御盤80に送られている。供給位置91に停止している搬送台40について、ワークセンサー81が、物品の載置を検知したときは、制御盤80は、電磁ブレーキ61の制動が解除されるように制御することができる。これにより、搬送台40は、物品を確実に載置した状態で、排出位置92に向って降下を開始することができる。
また、排出位置92に停止している搬送台40について、ワークセンサー82が、物品の排出を検知したときは、制御盤80は、電磁ブレーキ61の制動が解除されるように制御することができる。これにより、搬送台40は、確実に空になった状態で供給位置91に向って上昇を開始することができる。
本発明の第2発明により、降下搬送装置1は、制御用電源以外にエネルギーを使用せず、無動力で搬送台40を昇降させることができる。そして、発電機60により回生した電気エネルギーを用いて制動し、搬送台40を最適な昇降速度で走行させることができる。また、搬送台40は、物品の供給位置91及び排出位置92において、発電機60に付属の電磁ブレーキ61によって完全に停止することが可能であり、完全に停止した状態で、物品の安定した搬入と搬出を行うことが可能となる。
1、101 降下搬送装置
10、110 枠体
11、111 ガイドレール
12 支柱
21、22、121、122 輪体
23 回転軸
30、130 無端条体
40、140 搬送台
41、141 載置部
42、142 保持部
43、143、146 ローラー
44、144 ヒンジ機構
45 把持部
46 スプリング
47 支持部材
48 カム
49 レバー
50、150 カウンタウエート
60 発電機
61 電磁ブレーキ
62 ロータリーエンコーダー
63 パウダーブレーキ
70 抵抗回路
80 制御盤
81、82 ワークセンサー
91、191 供給位置
92、192 排出位置
95 ストッパー
145 ピン

Claims (9)

  1. 床上に立設される枠体の上部及び下部にそれぞれ対をなして回転自在に配設される輪体と、前記輪体間に張架されて往復走行する一対の無端条体と、前記無端条体に保持される搬送台とを備え、物品を上方の供給位置から下方の排出位置へ重力により搬送する降下搬送装置であって、
    前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転する発電機を備え、該発電機により得られる電気エネルギーを用いて、前記搬送台の昇降を制動することを特徴とする降下搬送装置。
  2. 前記発電機を用いて回生ブレーキを形成することにより、前記制動が行われることを特徴とする請求項1に記載の降下搬送装置。
  3. 前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するパウダーブレーキを備え、前記発電機で発生した電力を用いて前記パウダーブレーキのコイルを励磁することにより、前記制動が行われることを特徴とする請求項1に記載の降下搬送装置。
  4. 前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するロータリーエンコーダーを備え、検出される速度情報及び/又は位置情報に基づいて抵抗回路を操作することにより、制動力を調整することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の降下搬送装置。
  5. 前記発電機が、電磁ブレーキを備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の降下搬送装置。
  6. 前記輪体の何れかの回転軸に連動して回転するロータリーエンコーダーを備え、
    前記ロータリーエンコーダーにより検出される位置情報に基づいて、前記供給位置及び/又は前記排出位置において、前記電磁ブレーキの制動が働くように制御されることを特徴とする請求項5に記載の降下搬送装置。
  7. 前記供給位置に、前記搬送台に載置された物品を検知するワークセンサーを備え、物品の載置を検知したという情報に基づいて、前記電磁ブレーキの制動が解除されるように制御されることを特徴とする請求項5又は6に記載の降下搬送装置。
  8. 前記排出位置に、前記搬送台に載置された物品を検知するワークセンサーを備え、物品の排出を検知したという情報に基づいて、前記電磁ブレーキの制動が解除されるように制御されることを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の降下搬送装置。
  9. 前記搬送台が、載置部にフリーローラーを備えるとともに、載置面が水平ではなく入口側を高くして傾斜した状態で昇降することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の降下搬送装置。
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