JP5545546B2 - ヒートシールユニット - Google Patents

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Description

本発明は、内面が対向した状態で搬送される熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットに関するものである。
長尺の熱溶着性シートに対してヒートシールを行うことで、個別に区画された包装体を形成するヒートシールユニットは、薬剤分包装置等に使用されており、従来から種々の提案がなされている。例えば、本願出願人による、特許文献1に記載されたものが挙げられる。
特許文献1に記載されたヒートシールユニット100は、図7に示すように、薬剤分包装置Mに内蔵されるものである。このヒートシールユニット100には、内面が対向した状態で搬送される熱溶着性シートPに対してヒートシールを行うもので、熱溶着性シートPに対向して設けられたヒータ台101と、このヒータ台101に対向して設けられたヒータ受け台102とが備えられている。ヒータ台101にはヒータが内蔵されており、通電により熱溶着性シートPをヒートシールできるように加熱される。ヒータ受け台102は、熱溶着性シートPをヒータ台101と挟むために設けられる。ヒータ台101及びヒータ受け台102はフレーム103に覆われている。そして、図8に示すように、フレーム103はヒンジ104を中心にして開くことができるようにされており、熱溶着性シートPをヒートシールユニット100にセットする際、あるいはヒータ台101の清掃等のメンテナンスの際にはフレーム103を開いてヒータ台101及びヒータ受け台102を露出させることができる。
特開2004−238026号公報
ところが、このような構成では、図8に示すように、フレーム103を開くとヒータ台101が露出してしまうため、熱溶着性シートPをヒートシールユニット100にセットする際、あるいは清掃等のメンテナンス時において、作業者が誤って熱いヒータ台101に触れてしまう可能性があり好ましくなかった。特に、熱溶着性シートPをヒートシールユニット100にセットする際には、フレーム103を必ず開けなければならなかったため、作業者は常に前記好ましくない状況に置かれていた。
そこで本発明は、安全性を向上させたヒートシールユニットを提供することを課題とする。
本発明に係るヒートシールユニットは、内面P2が対向した状態で搬送される熱溶着性シートPに対してヒートシールを行うヒートシールユニット1であって、前記搬送される熱溶着性シートPを介して対向するようにヒータ台2とヒータ受け台3とが設けられ、前記ヒータ台2は発熱部21を有し、前記ヒータ受け台3は前記発熱部21に対向する圧着部322を有し、前記ヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間の上方には、前記空間を覆うようにカバーが設けられており、前記カバーが、前記ヒータ台2に近い位置に設けられたヒータ台側カバー41と、前記ヒータ受け台3に近い位置に設けられたヒータ受け台側カバー42とを備え、前記ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42とは、熱溶着性シートPを上方から通すことのできる程度の間隔を空けて設けられたことを特徴としている。
前記構成によると、ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42とは、熱溶着性シートPを上方から通すことのできる程度の間隔だけが空けられているため、熱溶着性シートPをヒートシールユニット1にセットする際、あるいは清掃等のメンテナンス時において、作業者が誤って熱いヒータ台2に触れてしまう可能性が小さく安全性が高い。
そして、本発明に係るヒートシールユニットは、前記ヒータ台側カバーと41ヒータ受け台側カバー42とのうち、少なくとも一方のカバーが、前記ヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間とヒートシールユニット上方の空間との間を開閉するように移動可能とされたものとすることが好ましい。
前記好ましい構成によると、前記少なくとも一方のカバーが移動可能とされたことから、カバーを移動させることにより、ヒータ台2及びヒータ受け台3のメンテナンスを容易にすることができる。
そして、本発明に係るヒートシールユニットは、前記ヒータ受け台側カバー42が移動可能とされたものとすることが好ましい。
前記好ましい構成によると、ヒータ受け台側カバー42を移動させることで、ヒータ台2の斜め上前方を開放させることができるため、ヒータ台2のメンテナンスを特に行いやすくできる。
そして、本発明に係るヒートシールユニットは、前記ヒータ台側カバー41のうち、前記ヒータ受け台側カバー42に面する側の端部41aが、熱溶着性シートPが搬送時に通る位置よりも前記ヒータ台寄りの位置に設けられたものとすることが好ましい。
前記好ましい構成によると、ヒータ受け台側カバー42を移動させることで、ヒータ台2の斜め上前方を大きく開放でき、メンテナンス作業をより容易に行える。
そして、本発明に係るヒートシールユニットは、前記ヒータ受け台3が、ヒートシールユニット1のフレーム5に支持された台座部31と、前記台座部31に着脱可能に支持された受け台本体32とを備えたものとすることが好ましい。
前記好ましい構成によると、ヒータ受け台3の受け台本体32を取り外しできるため、ヒータ台2の前方にメンテナンスのための空間を広く取ることができ、これにより、ヒータ台2及びヒータ受け台3のメンテナンスを容易にできる。
そして、本発明に係るヒートシールユニットは、内面P2が対向した状態で搬送される熱溶着性シートPに対してヒートシールを行うヒートシールユニット1であって、前記搬送される熱溶着性シートPを介して対向するように、一対のシール加工部材2,3が接近・離反可能に設けられ、前記シール加工部材は、前記一対のうち少なくとも一方側2に発熱部21を有し、前記一対のシール加工部材2,3が設けられている空間の、熱溶着性シートPの搬送方向とシール加工部材2,3の接近・離反方向とのいずれにも直交する方向に、前記空間を覆うようにカバーが設けられており、前記カバーが、前記一対のシール加工部材2,3のうち一方に近い位置に設けられた第1カバー41と、同他方に近い位置に設けられた第2カバー42とを備え、前記第1カバー41と第2カバー42とは、熱溶着性シートPを外部から前記一対のシール加工部材2,3が設けられている空間へと通すことのできる程度の間隔を空けて設けられたことを特徴としている。
前記構成によると、第1カバー41と第2カバー42とは、熱溶着性シートPを外部から通すことのできる程度の間隔だけが空けられているため、熱溶着性シートPをヒートシールユニット1にセットする際、あるいは清掃等のメンテナンス時において、作業者が誤って熱いシール加工部材に触れてしまう可能性が小さく安全性が高い。
本発明は、安全性を向上させたヒートシールユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るヒートシールユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヒータ台を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヒータ受け台の受け台本体を示す斜視図であり、(A)は正面側、(B)は背面側、(C)は右側面側を示す。 本発明の一実施形態に係るヒータ受け台を示す斜視図であり、(A)は台座部に受け台本体を取り付けた状態を示し、(B)は台座部から受け台本体を外した状態を示す。 本発明の一実施形態に係るヒートシールユニットを示す縦断面図であり、ヒートシールを行わない状態を示す。 本発明の一実施形態に係るヒートシールユニットを示す縦断面図であり、ヒートシールを行っている状態を示す。 従来のヒートシールユニットを備えた薬剤分包装置を示す斜視図である。 従来のヒートシールユニットのフレームを開いた状態を示す側面図である。
次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。なお、以下の説明における方向の表現のうち、「上下」は図1に示した状態における位置関係を言い、「前方」とは、対向する位置関係にある相手方に向いている方向で、「後方」とはその逆を言うものとする。ただし、この方向の表現は、説明の便宜のために用いるものであって、発明を限定的に解釈するために用いるものではない。
本実施形態のヒートシールユニット1は、図5に示すように、内面P2が対向した状態で長手方向に搬送される、長尺の熱溶着性シートPに対してヒートシールを行うものである。本実施形態での熱溶着性シートPの搬送方向は、図1及び図5上で奥側から手前側に向かう方向となっている。熱溶着性シートPの主な材質としては、グラシンポリエチレン及びセロハンポリエチレンが例示できるが、加熱されて溶着することが可能な材質であれば、その他種々のものを用いることができる。また、前記「内面が対向する」ことに関し、本実施形態では1枚の熱溶着性シートPを長手方向に沿って半折することで内面P2が対向した状態としているが、これに限らず、例えば、2枚の別個の熱溶着性シートP,Pを重ね合わせることで内面P2,P2が対向した状態としても良く、具体的な態様が限定されるものではない。なお、本実施形態での半折は、図5に示すように、下方が折目P1となるようにされている。
本実施形態のヒートシールユニット1は、図1に示すように、金属製であって箱状に形成されたフレーム5の内部に、熱溶着性シートPをヒートシールするための構成部品が納められている。本実施形態のフレーム5はねじ留めされており、容易には分解できないようになっているが、これに限定されず、特許文献1に記載の構成のように、ヒンジを設けておき、大きく開くことができる構造であっても良い。
この構成部品の一部として、一対のシール加工部材2,3が接近・離反可能に設けられている。本実施形態では、このシール加工部材として、ヒータ台2とヒータ受け台3とが設けられている。本実施形態では、シール加工部材のうち一方が加熱されるヒータ台2とされており、他方が加熱されないヒータ受け台3とされているが、シール加工部材の両方ともヒータ台2とされていても良い。ヒータ台2とヒータ受け台3は、図5に示すように両者が離反した状態の位置が定位置とされており、ヒートシールを行う際には、図6に示すように両者が接近して圧着した状態となる。
ヒータ台2は、図2に示すようなもので、ベース22の前方側に、通電により加熱する発熱部21を有するものである。発熱部21は正面視が略T字状に形成されており、水平方向発熱部211,212と垂直方向発熱部213とからなっている。本実施形態では、発熱部21に電気ヒータが内蔵されているが、発熱部21の熱源は電気ヒータに限らず、例えば電磁誘導など、種々の原理で発熱するものを採用し得る。半折された熱溶着性シートPのうちで、折目P1とは反対側の側端部に水平方向発熱部211,212により長手方向のヒートシールを行い、これと共に、垂直方向発熱部213により短手方向へのヒートシールを行うことができる。そして、左側水平方向発熱部211と右側水平方向発熱部212との間であって、垂直方向発熱部213を二分するように凹部214が形成されている。この凹部214は、後述のヒータ受け台3のミシン刃323が干渉しないように空間を確保するために設けられている。
ヒータ台2にはシート離間レバー23が設けられている。このシート離間レバー23は、ベース22に対して回動可能に設けられており、ばね232の付勢によって常に発熱部21から飛び出た状態となっている。この飛び出た状態のシート離間レバー23が熱溶着性シートPを押すことで、ヒートシールを行う以外の場合に熱溶着性シートPが発熱部21に接触しないようにでき、熱溶着性シートPの意図しない位置が溶着されることを防止できる。そして、熱溶着性シートPの内面P2間に存在する余分な空気を除去すること、及び、内面P2間への余分な空気の侵入を防ぐこともできる。このシート離間レバー23の上側には面取り部231が設けられている。ヒートシールユニット1に熱溶着性シートPを上方からセットする際には、熱溶着性シートPをこの面取り部231に沿わせることができるようになっており、これにより、発熱部21から飛び出た状態となっているシート離間レバー23に熱溶着性シートPが引っ掛かりにくい。
このシート離間レバー23は、本実施形態ではヒータ台2にのみ設けられているが、ヒータ台2とヒータ受け台3の両方に設けられていても良い。また、ヒータ受け台3にのみ設けられていても良い。
シート離間レバー23がヒータ台2とヒータ受け台3の両方に設けられた場合は、前記と同様に、熱溶着性シートPの意図しない位置が溶着されることを防止することと、熱溶着性シートPの内面P2間に存在する余分な空気を除去すること、及び、内面P2間への余分な空気の侵入を防ぐことと、シート離間レバー23に熱溶着性シートPが引っ掛かりにくくできることとの各作用を奏する。
そして、シート離間レバー23がヒータ受け台3にのみ設けられた場合は、前記作用のうち、熱溶着性シートPの内面P2間に存在する余分な空気を除去すること、及び、内面P2間への余分な空気の侵入を防ぐことと、シート離間レバー23に熱溶着性シートPが引っ掛かりにくくできることとの各作用を奏する。
図5に示すように、熱溶着性シートPを介してヒータ台2と対向するようにヒータ受け台3が設けられている。図3(A)に示すように、このヒータ受け台3は、前記ヒータ台2の発熱部21に対向して配置される圧着部322を前方に有している。
このヒータ受け台3は、フレーム5に対して移動可能に支持された台座部31と、この台座部31に着脱可能に支持された受け台本体32とを備えている。台座部31は、図4(B)に示すようなものであり、平面状の保持面311に受け台本体32の受け台本体ベース324が当接する(図4(A)参照)。保持面311の下端は前方に折り曲げられており、前記折り曲げられた折目部分の中央に、折目と平行に長穴である下側穴312が設けられている。保持面311の上部であり、保持面311から後退した上面には、二つの上側突起313が形成されている。そして、この上側突起313の前方側には前下がりの傾斜面313aが形成されている。
受け台本体32は図3(A)〜(C)に示すようなものであり、圧着部ベース321、圧着部322、ミシン刃323、受け台本体ベース324、連結部材325、ブロック部材326を備えている。
圧着部322は本実施形態ではゴム板とされており、ヒータ台2の発熱部21と対向して設けられ、発熱部21と同じく、正面視が略T字状に形成されている。この圧着部322とヒータ台2の発熱部21とが、半折された熱溶着性シートPを挟んだ状態で図6に示すように圧着され、発熱部21が加熱されることで、熱溶着性シートPの内面P2のうち、発熱部21が接した位置にヒートシールが形成される。
図3(A)に示すように、圧着部ベース321には上下方向にスリット321aが設けられている。このスリット321aの部分には圧着部322も設けられておらず、ここからミシン刃323が前方に突出する。
図3(B)(C)に示すように、受け台本体ベース324にはブロック部材326が取り付けられている。このブロック部材326にミシン刃323が固定される。ミシン刃323は、熱溶着性シートPに短手方向に設けられたヒートシールを断続的に切断してミシン目を設けるためのものであって、図3(A)等に示すように、刃先部323aが山形に形成されている。このミシン刃323はブロック部材326に固定されるが、受け台本体ベース324に対する突出量を調整して固定できるようになっている。これにより、ヒータ台2とヒータ受け台3との圧着時、ヒートシールを形成するのと同時に、熱溶着性シートPに確実にミシン目を形成することができる。
図3(C)に示すように、ミシン刃323には、受け台本体ベース324の平面方向に対して傾斜している溝部323aが3箇所に設けられている。ブロック部材326の側面のうちで、前記3箇所の溝部323aのうちで両端側2箇所に対応する位置に突起326aが形成されており、この突起326aと溝部323aとの位置関係を変更することにより、受け台本体ベース324に対するミシン刃323の位置を変更できる。
そして、ブロック部材326の側面のうちで、前記3箇所の溝部323aのうちで中央側1箇所に対応する位置にはねじ穴(図示しない)が形成されており、そこに固定ねじ326bをねじ込むことにより、ブロック部材326とミシン刃323の位置を調整した状態で固定することができる。
なお、図3(B)に示すように、受け台本体ベース324には長穴324d,324eが形成されている。これにより、受け台本体ベース324に対するブロック部材326の上下方向の取付位置を調整できるため、受け台本体ベース324と圧着部ベース321との位置関係を調整できる。よって、ヒータ台2に対するヒータ受け台3の位置を正確に合わせることができる。
連結部材325は、図3(C)に示すように受け台本体ベース324を貫通する第1ねじ325a、圧着部ベース321を貫通して第1ねじ325aに対してねじ込まれる第2ねじ325b(図3(A)に示す)、第1ねじ325aの外周を覆うばね325cからなっている。この構成により、圧着部ベース321と受け台本体ベース324との距離は、ヒータ台2に押さえられることで変化し得るものとされている。そのため、ヒータ受け台3とヒータ台2の間に熱溶着性シートPを適切な圧力で挟むことができ、ヒートシール時に熱溶着性シートPに皺が発生してしまうことを防止できる。
受け台本体ベース324は略T字状とされており、図3(B)に示すように、上方嵌合穴324a、下方突起324b、持手324cが設けられている。上方嵌合穴324aは、受け台本体ベース324の上端が後方に折り曲げられた部分が形成されており、その折り曲げられた部分に、前後方向に延びるように形成された二つの長方形状の穴である。下方突起324bは、受け台本体ベース324の下端に設けられた、幅の狭い突出した部分である。持手324cは、受け台本体ベース324の上端であって、上方に延びた後、後方に折り曲げられた部分である。なお、本実施形態の受け台本体ベース324は、上方嵌合穴324aの属する部材と、下方突起324b及び持手324cが属する部材とが別となっており、長穴324fにより、各部材の水平方向の位置関係を微調整できるようにされている。
持手324cを持ち、図4(A)に示すように、台座部31の下側穴312に下方突起324bを嵌め、その後、台座部31の上側突起313に上方嵌合穴324aを嵌めることで、台座部31に受け台本体32が固定される。上側突起313の前方側には前下がりの傾斜面313aが形成されているため、受け台本体ベース324を後方に移動させることで上方嵌合穴324aを容易に嵌めることができる。取り外しについては、持手324cを持ち、受け台本体ベース324を上方に移動させることで行える。このように、台座部31に対して受け台本体32を容易に着脱できるので、受け台本体32の清掃が容易である。また、受け台本体32を取り外すことで、ヒータ台2の前方に広い空間が確保でき、ヒータ台2の清掃も容易にできる。そして、受け台本体ベース324に対するミシン刃323の位置の再調整も容易にできる。つまりこの構成により、様々な場面でメンテナンス性に優れたものとなっている。なお、台座部31に対して受け台本体32を着脱可能とするための構成は、本実施形態のものに限定されず、他の凹凸嵌合や磁石による吸着によるもの等、種々に変更して実施できる。
ヒートシールするに当たり、ヒータ台2とヒータ受け台3とを、図5に示すように両者が離れた状態の位置(定位置)と、図6に示すように両者が圧着した状態との間で移動させるために、ヒートシールユニット1の下部に駆動機構6が設けられている。この駆動機構6は、図5及び図6に示すように、モータ61、伝達ギア群62、カム64、スライド部材65、復帰用ばね66、回動アーム67、リンク部材68を備えている。駆動機構6は、本実施形態のものに限定されるものではなく、リンク、ベルト、チェーン等、種々の駆動力を伝達できる手段を用いることができる。
モータ61の回転力は、まず伝達ギア群62に伝えられる。その回転力がカム64に伝えられる。このカム64はヒータ台2とヒータ受け台3の各々に対応して、カム軸63の両端に設けられている。カム64、スライド部材65、復帰用ばね66、回動アーム67、リンク部材68の各々は一対設けられており、一方がヒータ台2の移動を担い、他方がヒータ受け台3の移動を担う。
スライド部材65はフレーム5に対して上下方向に移動できるように設けられている。カム64は径寸法が偏って形成されており、大径位置でスライド部材65を上方に押し上げる。復帰用ばね66はスライド部材65を下方に付勢するもので、カム64がスライド部材65を押し上げていない時にスライド部材65を下方に移動させる。
ヒータ台2とヒータ受け台3は、各々に設けられた回動アーム67により、回動軸67aを中心に回動するようになっている。そして、ヒータ台2とヒータ受け台3は、各々がリンク部材68(下部リンク部材681、上部リンク部材682)によってスライド部材65と連結されている。リンク部材68は、ヒータ台2あるいはヒータ受け台3と、スライド部材65との各々に対して回動可能に連結されている。定位置においてヒータ台2とヒータ受け台3とは、図5に示すような逆八の字形、つまり、下方の間隔よりも上方の間隔の方が広い位置関係となっている。これに応じ、下部リンク部材681よりも上部リンク部材682の方が立った状態で配置されている。
前記のようにカム64に押されることによりスライド部材65が上方に移動する。これにより、リンク部材68が前方に倒れこむように移動し、ヒータ台2とヒータ受け台3とが接近し、最終的には図6に示すように両者が圧着する。圧着時には、下部リンク部材681と上部リンク部材682のいずれも、図示のように平行な状態となる。前記のように、ヒータ台2とヒータ受け台3とは逆八の字形の位置関係にあるため、両者の圧着は下方から順次なされていく。半折された溶着性シートPの折目P1は図5に示すように下側にあるため、このように下方から順次圧着させていくことで、溶着性シートPに皺が発生することなく、内面P2のうち発熱部21が接した位置にヒートシールが形成される。ヒートシールの形成と同時に、ミシン刃323の刃先部323aが溶着性シートPを貫いてミシン目が形成される。
フレーム5におけるヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間の上方には、前記空間を覆うようにカバーが設けられている。このカバーは、本実施形態では2枚で構成されたものであって、ヒータ台2に近い位置に設けられた第1カバーとしてのヒータ台側カバー41と、ヒータ受け台3に近い位置に設けられた第2カバーとしてのヒータ受け台側カバー42とを備えている。ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42とは、熱溶着性シートPを上方から通すことのできる間隔を空けて設けられたものである。これにより、ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42との間にはスリットSが形成されている。熱溶着性シートPをヒートシールユニット1にセットする際には、このスリットSを通して、熱溶着性シートPを上方からヒータ台2とヒータ受け台3の間に導き入れることができる。
なお、本実施形態では、ヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間の上方にカバーが設けられているものとしたが、空間の下方など、その他の方向に設けられていても良い。つまり、カバーの設けられている位置を上下の特定を用いずに言い換えると、「ヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間の、熱溶着性シートPの搬送方向とヒータ台2及びヒータ受け台3の接近・離反方向とのいずれにも直交する方向に、前記空間を覆うようにカバーが設けられている」となる。
このスリットSは、作業者の指が入り込まない程度の間隔とされている。これにより、指を無理矢理ねじ込まない限りにおいては、作業者が熱いヒータ台2に触れてしまうことがなく、安全性が高い。
本実施形態では、ヒータ受け台側カバー42がフレーム5に対して、回動軸44を中心に回動可能とされており、図6に破線で示したように、上方へと跳ね上げることができる。これにより、ヒータ台2及びヒータ受け台3が設けられている空間とヒートシールユニット上方の空間との間を開閉できる。また、別の言い方をすると、スリットSが拡大・縮小するようにヒータ受け台側カバー42が回動する。よって、台座部31から受け台本体32を取り外して上方に取り出すことが容易にできる。また、受け台本体32を取り外さない場合でも、ブラシ等を差し込んで清掃することが容易にできる。
ここで、特許文献1に記載されたような従来の構成の場合、薬剤分包装置Mのレイアウト上適用できない場合があった。例えば、ヒートシールユニット100の手前に別の構成部品が配置されており、図8に示すような状態でフレーム103を開くことのできるスペースが確保できない場合である。つまり、このようなヒートシールユニット100では、薬剤分包装置Mに配置するために広いスペースを占有する必要があった。
これに対し、本実施形態のヒータ台2及びヒータ受け台3の上方にはカバー(ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42)が設けられており、熱溶着性シートPをヒートシールユニット1にセットする際にはカバーを開く必要がなく、メンテナンス時にはヒータ受け台側カバー42を開放すれば良い。このヒータ受け台側カバー42の開放時に必要なスペースはヒータ受け台側カバー42の回動範囲だけである(図6参照)。つまり、本実施形態では、特許文献1に記載の構成のように、フレーム5をヒンジを設けて大きく開くことができるようにすることは必須ではないため、薬剤分包装置Mへのレイアウトが自由となり、占有するスペースも小さくできる。
なお、本実施形態のようなヒンジ支持に限らず、ヒータ受け台側カバー42を例えば水平方向にスライドできるようにしても良く、フレーム5に対して移動可能とされていれば、具体的な移動の態様は問わない。また、本実施形態のようにヒータ受け台側カバー42に限らず、ヒータ台側カバー41、あるいはヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42との両方がフレーム5に対して移動可能とされていても良い。また、フレーム5自体を開閉式とする場合には、ヒータ台側カバー41とヒータ受け台側カバー42との両方がフレーム5に対して固定されており、両者の間にスリットSだけが形成されていても良い。
本実施形態では、ヒータ台側カバー41のうち、ヒータ受け台側カバー42に面する側の端部41aが、熱溶着性シートPが搬送時に通る位置よりもヒータ台2寄りの位置(図1、5、6における左寄りの位置)に片寄って設けられている。より具体的には、この端部41aが、図5に示すように定位置にあるヒータ台2の発熱部21の上端位置とほぼ一致するようにされている。これにより、ヒータ受け台側カバー42を開放することで、ヒータ台2の斜め上前方を大きく開放することができ、メンテナンスをより容易にできる。
更に、ヒータ台側カバー41のうち、ヒータ受け台側カバー42に面する側の端部41aの上部には傾斜面41bが形成されている。この傾斜面41bは、下方に向かうにつれ前方に向かうような傾斜とされている。この傾斜面41bもまた、熱溶着性シートPを上方からヒータ台2とヒータ受け台3の間に導き入れる際に熱溶着性シートPを沿わせることのできるガイドとなるものであって、熱溶着性シートPのセット作業を容易にできる。そして、このように傾斜面41bが形成されたことで、熱溶着性シートPのセットの際に熱溶着性シートPを移動させる方向を、図5における右斜め下方向、つまり、発熱部21から離れるような方向にでき、熱溶着性シートPが発熱部21に接触することを防止できる。
1 ヒートシールユニット
2 シール加工部材(一方側)、ヒータ台
21 発熱部
3 シール加工部材(他方側)、ヒータ受け台
31 台座部
32 受け台本体
322 圧着部
41 第1カバー、ヒータ台側カバー
41a ヒータ台側カバーの端部
42 第2カバー、ヒータ受け台側カバー
5 フレーム
P 熱溶着性シート
P2 熱溶着性シートの内面

Claims (6)

  1. 内面が対向した状態で搬送される熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットであって、
    前記搬送される熱溶着性シートを介して対向するようにヒータ台とヒータ受け台とが設けられ、
    前記ヒータ台は発熱部を有し、前記ヒータ受け台は前記発熱部に対向する圧着部を有し、
    前記ヒータ台及びヒータ受け台が設けられている空間の上方には、前記空間を覆うようにカバーが設けられており、
    前記カバーが、前記ヒータ台に近い位置に設けられたヒータ台側カバーと、前記ヒータ受け台に近い位置に設けられたヒータ受け台側カバーとを備え、
    前記ヒータ台側カバーとヒータ受け台側カバーとは、熱溶着性シートを上方から通すことのできる程度の間隔を空けて設けられたことを特徴とするヒートシールユニット。
  2. 前記ヒータ台側カバーとヒータ受け台側カバーとのうち、少なくとも一方のカバーが、前記ヒータ台及びヒータ受け台が設けられている空間とヒートシールユニット上方の空間との間を開閉するように移動可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のヒートシールユニット。
  3. 前記ヒータ受け台側カバーが移動可能とされたことを特徴とする請求項2に記載のヒートシールユニット。
  4. 前記ヒータ台側カバーのうち、前記ヒータ受け台側カバーに面する側の端部が、熱溶着性シートが搬送時に通る位置よりも前記ヒータ台寄りの位置に設けられたことを特徴とする請求項3に記載のヒートシールユニット。
  5. 前記ヒータ受け台が、ヒートシールユニットのフレームに支持された台座部と、前記台座部に着脱可能に支持された受け台本体とを備えたことを特徴とする請求項3または4に記載のヒートシールユニット。
  6. 内面が対向した状態で搬送される熱溶着性シートに対してヒートシールを行うヒートシールユニットであって、
    前記搬送される熱溶着性シートを介して対向するように、一対のシール加工部材が接近・離反可能に設けられ、
    前記シール加工部材は、前記一対のうち少なくとも一方側に発熱部を有し、
    前記一対のシール加工部材が設けられている空間の、熱溶着性シートの搬送方向とシール加工部材の接近・離反方向とのいずれにも直交する方向に、前記空間を覆うようにカバーが設けられており、
    前記カバーが、前記一対のシール加工部材のうち一方に近い位置に設けられた第1カバーと、同他方に近い位置に設けられた第2カバーとを備え、
    前記第1カバーと第2カバーとは、熱溶着性シートを外部から前記一対のシール加工部材が設けられている空間へと通すことのできる程度の間隔を空けて設けられたことを特徴とするヒートシールユニット。
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