JP5545057B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
自動車に装備されるシート装置は、シートクッションとシートバックとから構成されており、リクライニング機構によりシートバックがシートクッションに対して傾動可能とされている。更には、シートクッションの高さ位置を調節するリフター機構を備えたものもある。また、シート装置に着座する乗員の着座姿勢等の着座状態の快適性を確保する観点からシート装置を前後方向にスライド移動可能としている。
この様にシート装置をスライド移動するようにしたものにあっては、シート装置に着座する着座者のシートベルトによる拘束をより良好なものとするために、シートベルトの一端取付部をスライド移動するシート装置の下方側部に設定している。具体的には、シートベルトの支持部には車両衝突時に大きな荷重が掛るため、シート装置の剛性体部材にその支持部を設定している。そして、その支持部はより床面に近い方が荷重を支える点で有利なことからスライド機構のシート共にスライド移動するアッパレールに設けられることがある。これによりシート装置は前後方向にスライド移動した場合であっても、そのシート装置に着座した乗員に対するシートベルトによる乗員拘束は常に良好なものとすることができる。
一方、上記したシールドカバーおよびシートベルトのシート装置への取付けは、シールドカバーのシート装置下方側部への装着はシートメーカでのシート組立て工程の中で行われるが、シートベルトの車両への装備は、カーメーカでの車両組立て工程の中で行われる。すなわち、カーメーカでの車両組立て工程において、シールドカバーを装着したシート装置を車両に搭載した後、シートベルトは搭載されたシート装置および車両の内装部位に対して装備組み付けされる。
このため、車両組立て工程において、シールドカバーを装着したシート装置に対してシートベルトの一端取付部の取付を行うことになり、その取付け作業のし易さがカーメーカサイドから要請される。
そのため、下記特許文献1では、シートベルトを取付けるためにシールドカバーに穿けられる開口挿通孔を大きな穴としてシートベルトの挿通を容易なものとして、その取付け作業の容易さを図っている。そして、この大きな開口挿通孔はシートベルトの挿通後は別部材で蓋をして小さなものとして外観上の見栄えの確保も図っている。
また、上述したものにあっては、シートベルトの取付け先端を必ずシールドカバーに穿けられた開口挿通孔に通してから一端取付部のシート装置への取付けを行うものであるので、その通す開口挿通孔の大きさに関係なく、先端を孔に通さなければならないという作業自体が面倒で煩わしいという問題を指摘する者もいる。
加えて、シートベルトの先端をシールドカバーに設けられる開口挿通孔を通さなくともシートベルトの開口挿通孔への配設を可能として、より作業性の向上を図ることにある。
すなわち、本発明に係る車両用シートの基本的構成は、車両に装備されるシートベルトの一端取付部がシート装置の下方側部位置に配設されたシート構成剛性体に取付けられており、このシートベルトの一端取付部を含むシート装置の下方側部を被覆する樹脂製のシールドカバーがシート装置の下方側部に配設される構成である。
そして、上記構成において、前記樹脂製のシールドカバーにおける前記シートベルトの一端取付部を被覆する箇所は、シールドカバー本体に対して可動可能に連結配設された別部材の可動カバー部材で形成されており、該可動カバー部材は、当該カバー部材に設けられた支持軸が前記シールドカバー本体に穿設された支持孔に軸回動可能に嵌合して取付けられており、前記シートベルトの一端取付部を被覆状態とする被覆状態位置と、該一端取付部を露出状態とする露出状態位置との間で可動可能とされて構成されていることを特徴とする。
このため、シートベルトの一端取付部のシート装置への取付け作業時には、可動カバー部材を露出状態位置として、シートベルトの一端取付部を外部から見ることのできる露出状態とすることができる。この露出状態でシートベルトの一端取付部のシート装置への取り付け作業を行うことができ、その作業を容易に行うことができる。
なお、取付作業終了後は、可動カバー部材を被覆状態位置とすることにより、シートベルトの一端取付部の他、シート装置の下方側部に装備される各種機構はシールドカバー本体と可動カバー部材とにより被覆されて、シート装置の下方側部の見栄えを向上させることができる。
この様な構成をとることにより、シートベルトの一端取付部のシート装置への取付けを、シールドカバーに設けられる開口挿通孔にシートベルトの先端を挿通する作業を伴うことなく行うことが可能となる。すなわち、可動カバー部材を露出状態位置とした状態において、シートベルトの一端取付部のシート装置への取付けを先に行い、その後、シートベルトの途中のベルト部位を、シールドカバー本体と可動カバー部材との間に形成される隙間を通して開口挿通孔の位置に挿入して配設することができる。これにより、シートベルトの先端を開口挿通孔に通さなければならないという作業の煩わしさをなくすることができる。
勿論、このような構成をとった場合にも、かかる作業の煩わしさを感じない作業者にとっては、従来通りシートベルトの先端を開口挿通孔を通す作業をしてから一端取付部の取付け作業を行うものであっても良い。なお、この場合でも、シールドカバー本体と可動カバー部材とで囲繞形成されるシートベルトの開口挿通孔の開口断面積は、被覆状態位置より露出状態位置の方が広くなる構成となっているのが良い。この様に構成されていると、シートベルトの先端を可動カバー部材の露出状態位置で開口挿通孔に通すとき、容易に通すことができる。
この様に構成されていると、シートメーカがシールドカバーをシート装置の下方側部に装着してカーメーカの車両組立て工程に搬送する際、仮保持固定手段により可動カバー部材を露出状態位置に一時的に保持した状態として搬送することができる。これにより、カーメーカの車両組立て工程では、シートベルトの一端保持部を直ちに取付けることができる状態にあることから、その取付け作業を直ちに行うことができる。すなわち、シールドカバーを装着したシート装置をシートメーカからカーメーカに移送するとき、可動カバー部材を被覆状態位置として移送するときには、カーメーカでシートベルトの一端取付部をシート装置に固定する際、一旦、可動カバー部材を露出状態位置としてから行う必要があり、可動カバー部材の位置を変える作業が増え、作業効率が悪くなる。
なお、可動カバー部材の被覆状態位置においてシートベルトの開口挿通孔となる位置に、シートベルトを外部から挿入することのできる隙間が可動カバー部材の露出状態位置においてシールドカバー本体と可動カバー部材との間に形成されている場合には、シートベルトの途中のベルト部位を、この隙間を通して開口挿通孔の位置に挿入して配設することができる。これにより、シートベルトの先端を開口挿通孔に通さなければならないという作業の煩わしさをなくすることができる。
また、可動カバー部材の露出状態位置で露出状態位置を一時的に保持することのできる仮保持固定手段が設けられている場合には、シートメーカからカーメーカへのシート装置の移送を可動カバー部材を露出状態位置として行うことができる。このため、カーメーカにおけるシートベルトの一端取付部の取付け作業を移送されてきたままの状態で行うことができ、無駄な作業を伴うことがない。
図1は車両用シートの全体を斜視図で示すものである。車両用シート(これを「シート装置」と称することもある)10は大別してシートクッション12と、シートバック14とからなっており、シートバック14の上部にはヘッドレスト16が備えられている。車両用シート10は後述でその機構の一部を説明するが、シートクッション12とシートバック14との接続箇所にはリクライニング機構が備えられており、シートバック14はシートクッション12に対して傾動できる構成となっている。また、シートクッション12の下部の両側位置にはリフター機構も備えられており、シートクッション12に着座する着座高さを調節できる構成となっている。更には、シートクッションの下部の両側位置にはシートスライド機構が備えられており、車両用シート10を前後方向に移動できる構成となっている。
また、自動車等車両には、シート装置10に着座する乗員を拘束して乗員の安全性を確保する観点から、シートベルト装置20が装備される。このシートベルト装置20の取付箇所の一端がこの実施例ではシート装置10の下方側部とされている。シートベルト装置20のシートベルト22の一端取付部は、後述において詳述するがシートスライド機構のアッパーレールのシートベルト取付部材に取付けられている。シートベルトの一端取付部がシートスライド機構のアッパーレールに取付けられていることにより、シートベルト22の一端取付部もシートクッション12と共に一緒に前後方向に移動する。これによりシート装置に着座した着座者のシートベルト22の装着関係を、シート装置10の前後方向の位置にかかわらず良好な装着状態とすることができる。なお、図1に示すように、シートベルト22の上方端の他端は、車両室内の上方位置に配設された箇所で支持される構成となっている。通常はこの位置で支持されたシートベルト22はリトラクタ装置24に巻き取られる構成となっている。
なお、図1において、シールドカバー30の外側にある2個の操作レバー56,66は、リクライニング機構を操作するためのリクライニング操作レバー56と、リフター機構を操作するためのリフター操作レバー66である。
図2に示されるシールドカバー30の内方側(裏面側)には、前述した各機構及び取付部がシートクッションの下方側部位置に配設されている。その構成が図3に分解図として示されている。図3に示されるように、シート装置10の最下部位置にはシートスライド機構40が配設されている。シートスライド機構40はロアレール42とアッパーレール44とから成っている。ロアレール42は前後位置に配設された2個の取付けブラケット46、48を介して車両の床面(フロア)に取付けられる。アッパーレール44はロアレール42に嵌合して配設されており、ロアレール内を前後方向にスライド移動可能として配設されている。アッパーレール44の後端部の上面位置にはシートベルト取付部材50がボルト、ナット等の締結部材により強固に取付けられている。このシートベルト取付部材50の垂直方向に折り曲げ形成された取付部位50Aにシートベルト22の一端取付部28が設けられており、シートベルト22の端部に係止された取付金具26がボルト等の締結具により強固に取付けられている。なお、シートスライド機構40を構成するロアレール42やアッパーレール44等の各部材は鋼製部材で形成されており、シートベルト装置20の車両衝突時等における衝撃荷重がシートベルト取付部材50に及ぼされたときでも、この荷重を車両の床面(フロア)に伝えて受け持つことのできる剛性のある構成とされている。したがって、この実施例においてはシートベルト装置20の一端取付部28を取付けたシートスライド機構40が本発明の「シート構成剛性体」となっている。
次に、シートクッションフレーム52とシートスライド機構40との間には、シートクッション12の高さを調節するためのリフター機構60が組み込まれている。リフター機構60はシートスライド機構40のアッパーレール44側とシートクッションフレーム52とを連結して配設される2個の連結リンク62A、62Bと、これら連結リンク62A、62Bを作動させてシートクッション12の高さを変化させる駆動装置64とからなっている。このリフター機構60により着座者はシートクッション12の高さを自分の身長等の体型を考慮して適切な高さに調節することができる。なお、リフター機構60はリフター操作レバー66の回動操作により操作されるようになっている。リフター操作レバー66は鋼製のレバー本体66Aに樹脂製の操作カバー66Bが被覆されて構成されている。
シールドカバー30は、前述もしたように、シールドカバー本体32と可動カバー部材34とから成っている。可動カバー部材34のシールドカバー本体32に対する配設位置は、シールドカバー30をシート装置20の下方側部位置に取付け固定した際において、シートベルト装置20の一端取付部の位置、及びこの一端取付部からシートベルト22が上方に延びて配設される位置に対応する位置である。したがって、可動カバー部材34が配設される位置関係は、前後方向に長尺状に形成されたシールドカバー本体32の中央位置やや後方よりの位置となっている。
シールドカバー本体32の後方寄りの部位32Aは、リクライニング機構54の構成部位のスパイラルスプリング58等の突出した構成部位を覆うために円筒状に膨出した形状として形成されている。前方寄りの部位32Bは、シートスライド機構40及びクッションフレーム52に沿った形状のフラットな面状に形成されており、前端部がシートクッション12の前面角部に沿わせてわずか湾曲した丸み形状が付されて形成されている。
可動カバー部材34が配設されるシールドカバー本体32の中間部位32Cには、可動カバー部材34がない状態では、シートベルト装置20一端取付部28を外部から視認することができるように、この一端取付部28に対応する位置が欠如された比較的大きな露出用開口孔68が形成されている。この露出用開口孔68は後方寄りの部位32Aの側面部位に形成された比較的小さなレバー挿通用開口孔70と連通状態で形成されている。図2に示されるように、このレバー挿通用開口孔70はリフター操作レバー66をシールドカバー30の内部から外部に挿通するものであり、リフター操作レバー66の操作部位箇所がシールドカバー30の可動カバー部材の外面位置に配設している。なお、レバー挿通用開口孔70の大きさは見栄え上の観点からは、リフター操作レバー66の作動を許容する範囲でできる限り小さい方が好ましい。
第1の突出部位72は外方に向けて突出して形成されている。シートベルト22を上方に挿通させるための開口挿通孔76を形成する部位として、この第1の突出部位72と、この第1の突出部位72より前方位置で外方に突出形成された第2の突出部位74があり、この第1の突出部位72と第2の突出部位74、及び後述する可動カバー部材34の上端部位78で囲繞される各部位により開口挿通孔76が形成される。
可動カバー部材34は、前述したように、その上方左端に設けられた支持軸36が中間部位32Cの第1の突出部位72に形成された支持孔38に軸回動可能に嵌合して取付けられて、シールドカバー本体32に対して上方への回動が可能に取り付けられている。可動カバー部材34は外方からの平面視で見て中間部位32Cを覆う大きさで形成されている。したがって中間部位32Cに穿けられた露出用開口孔68を覆うことができる大きさとなっている。
可動カバー部材34の被覆状態位置では、可動カバー部材34の下方部86の膨出した部位の、図3で見て前方位置の部位は、シールドカバー本体32の中間部位32Cの下方右端部位置に形成された第3の突出部位88により支持される構成となっている。そして、この第3の突出部位88と上端部位の第1の突出部位72及び第2の突出部位74により可動カバー部材34は中間部位32Cの基板面から離間した状態で配設される構成となっている。この離間した隙間部分を通じてリフター操作レバー66が前方に延在して配置されて、図2に示されるように、その操作部位が可動カバー部材34の前方位置まで延びて配置された状態となっている。なお、前述もしたように、リクライニング操作レバー56は可動カバー部材34の外方の位置に配置された状態となっている。
図7は図5における可動カバー部材34の取付箇所の要部拡大図を示し、図8は同様に図6の要部拡大図を示している。これらの図に基づいて、可動カバー部材34の支持軸36とシールドカバー本体32の中間部位32Cに形成された支持孔38との軸嵌合構成を説明する。支持軸36の裏面側部位は円筒状に形成されており、外周の一部に凸部36aが径方向外方に向けて突出形成されて構成されている。支持孔38の外周位置には支持軸36の凸部36aが回動できる範囲が規制される規制部位84が裏面からわずか突出して形成されている。規制部位84は円周上の一部が欠如された円弧形状に形成されて配設されており、欠如された範囲で凸部36a及び支持軸36は回動可能とされている。そして、可動カバー部材34はこの支持軸36を中心として回動可能とされている。
規制部位84が欠如された支持孔38の外周位置には仮固定用ストッパー部位88が設けられている。仮固定用ストッパー部位88は図5に示す可動カバー部材34の露出状態位置で凸部36aと当接して回動を規制できる位置に設けられている。なお、この仮固定用ストッパー部位88は凸部36aに強い回動力を付与したときには弾性変形ないしは塑性変形して凸部36aが乗り越えられる高さとして形成されている。この実施例における仮固定用ストッパー部位88が本発明の「仮保持固定手段」である。なお、仮固定用ストッパー部位88は可動カバー部材34の自重によっては乗り越えられない突起形状として形成されている。また、図5、図7に示す可動カバー部材34の仮保持状態、及び図6、図8に示す位置状態では、支持軸36の凸部36aは支持孔38から抜け出すことが阻止された構成となっている。
予め、シート装置10にはリクライニング機構54、リフター機構60、シートスライド機構40が装備される。なお、この際にシートベルト22の一端取付部28を取付けるシートベルト取付部材50もシートスライド機構54と共に装備される。
そして、別途、シールドカバー本体32と可動カバー部材34とを樹脂成形により成形して、可動カバー部材34の支持軸36をシールドカバー本体32の支持孔38に嵌め込んで可動カバー部材34を組付ける。この組付けにおける支持軸36の凸部36aの位置関係は図4に示す状態であるが、組付けた後、可動カバー部材34は自重等により反時計回り方向に少し回動して、図5、図7に示す仮固定用ストッパー部位88により仮保持された露出状態位置となる。なお、場合によっては、支持軸36の支持孔38への挿入時の摩擦力等により図4の状態の場合もある。いずれにしても可動カバー部材34は露出状態位置としておく。
上記状態に可動カバー部材34を取付けたシールドカバー30は、図4ないし図6に示される装着部位90A、90Bがシート装置10の側部位置の係止手段(図示省略)に係止されて取付けられて固定される。このシールドカバー30がシート装置10に装着される作業はシートメーカのシート装置の組立て工程(組立てライン)で行われる。そして、このシート装置の組立て工程での可動カバー部材34の回動位置状態は図4に示す露出状態位置にあり、シールドカバー本体32の中間部位32Cに穿けられた露出用開口孔68からシートベルト22の一端取付部28の箇所が見える状態にある。
カーメーカの車両組立て工程では、仮固定状態でシールドカバー30がシート装置10の側部に装着されたシート装置10を、自動車等車両に搭載して所定の配置位置の床面(フロア)に固定して装備する。この固定して装備する作業は、シート装置10のシートスライド機構40のロアレール42の下部に配置された取付けブラケット46、48を車両の床面(フロア)にボルト、ナット等の締着具により固定することにより行われる。
上記により可動カバー部材34の露出状態位置でシートベルトの一端取付部28を取付け、シートベルト22を開口挿通孔76に挿通させた状態とした後、可動カバー部材34を図6に示す組付いた状態の被覆状態位置として取付け作業を終了する。この状態ではシートベルト22の一端取付部28の箇所は外部からは見えなく、見栄えは良く、シート装置10の下方側部の美観はスッキリした状態で良好な状態となっている。
また、可動カバー部材34の露出状態位置では、仮固定用ストッパー部位88により可動カバー部材34の仮固定状態を保持できる構成となっている。このため、可動カバー部材34を仮固定した位置状態でシートメーカのシート装置組立て工程からカーメーカの車両組立て工程にシート装置10を搬送することができる。これにより、カーメーカの車両組立て工程で車両に搭載したシート装置10にシートベルト22の一端取付部28を取付け固定作業をする際には、搬送されてきて車両に搭載された状態で、直ちに作業を行うことができる。したがって、1秒の作業時間を問題とする車両組立てラインの作業時間の効率を図ることができる。
12 シートクッション
14 シートバック
16 ヘッドレスト
20 シートベルト装置
22 シートベルト
24 リトラクタ装置
26 取付金具
28 一端取付部
30 シールドカバー
32 シールドカバー本体
32A 後方寄りの部位
32B 前方寄りの部位
32C 中間部位
34 可動カバー部材
36 支持軸
36a 凸部
38 支持孔
40 シートスライド機構
42 ロアレール
44 アッパーレール
46、48 取付ブラケット
50 シートベルト取付部材
50A 取付部位
52 シートクッションフレーム
53 シートバックフレーム
54 リクライニング機構
56 リクライニング操作レバー
58 スパイラルスプリング
60 リフター機構
62A、62B 連結リンク
64 駆動装置
66 リフター操作レバー
68 露出用開口孔
70 レバー挿通用開口孔
72 第1の突出部位
74 第2の突出部位
76 開口挿通孔
78 上端部位
78A 第1の鍔部位
78B 第2の鍔部位
82 連接部位
84 規制部位
86 下方部位
88 仮固定用ストッパー部位
Claims (3)
- 車両に装備されるシートベルトの一端取付部がシート装置の側部位置に配設されたシート構成剛性体に取付けられており、該シートベルトの一端取付部を含むシート装置の側部を被覆する樹脂製のシールドカバーがシート装置の側部に配設される車両用シートであって、
前記樹脂製のシールドカバーにおける前記シートベルトの一端取付部を被覆する箇所は、シールドカバー本体に対して可動可能に連結配設された別部材の可動カバー部材で形成されており、
該可動カバー部材は、当該カバー部材に設けられた支持軸が前記シールドカバー本体に穿設された支持孔に軸回動可能に嵌合して取付けられており、前記シートベルトの一端取付部を被覆状態とする被覆状態位置と、該一端取付部を露出状態とする露出状態位置との間で可動可能とされて構成されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記可動カバー部材の被覆状態位置においてシールドカバー本体と可動カバー部材とで囲繞形成されて形成されるシートベルトの開口挿通孔となる位置に、シートベルトを外部から挿入することのできる隙間が前記可動カバー部材の露出状態位置においてシールドカバー本体と可動カバー部材との間に形成されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートであって、
前記可動カバー部材の露出状態位置では、該露出状態位置を一時的に保持することのできる仮保持固定手段が該可動カバー部材の前記シールドカバー本体への連結箇所に設けられていることを特徴とする車両用シート。
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