JP5542529B2 - ハイブリッドアンカーおよびアンカー工法 - Google Patents

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Description

本発明は主として雪崩や落石などのおそれがある法面等に使用されるのに好適なハイブリッドアンカーおよびアンカー工法に関する。
雪崩や落石の防止施設として、雪崩や落石の恐れのある法面に柵体(金網張りしたものを含む)や三角錐状の枠体を設置し、これら柵体あるいは枠体を法面の上方部位に固定したアンカーから吊りロープ(ケーブル)によって吊持した施設や、雪崩や落石の恐れのある法面にポケットを形成するように張ったポケット式ロックネットのロープや覆式ロックネットのロープを、法面の上方部位に固定したアンカーで吊持した施設や、法面に沿って浮石押さえロープを敷設し、そのロープの上部をアンカーで吊持した施設などが知られている。
上記施設のアンカーには、地盤が粘土や土砂等の土質系の場合のものとして、長尺の鋼製パイプを土中に打設機で打ち込み、パイプの土圧に対する耐力で定着されるパイプアンカーがあるが、地盤が岩層の場合には、岩に直接掘削孔を形成し、この掘削孔にアンカーロッドを挿入するとともにモルタル、セメント等の凝固剤を流し込み、凝固剤を介して岩とアンカーロッドが一体化することで定着する岩用アンカーが用いられている。
しかし、地盤の表層が土砂等の堆積物で覆われ、その表層の下が岩層である場合には、上記のような岩用アンカーではアンカーロッド径が小径のため表層土圧に対する耐力は小さく、そのためアンカーの上端に吊りロープの端末を支持させた状態で法面に略平行方向の引張り荷重が加わると、荷重によりアンカー頭部が荷重方向である谷側に岩層と表土層の境界を起点として傾き(曲がり)やすく、水平耐力の低下を招く問題があった。
この対策として、アンカー箇所の岩層まで法面の表土を取り除き、岩に削孔機で穿孔し、掘削孔にアンカーロッドを挿入するとともにモルタル、セメント等の凝固剤を流し込み、モルタル、セメント等が凝固した後、鋼製シャフトに複数の羽根を固定した抵抗部体をアンカーロッドの上端部にスリーブを介して締結一体化したアンカー体とし、取り除いた表土を埋め戻す工程を採用したアンカーが提案されている。
これによれば、アンカーの上端に吊りロープの端末を支持させた状態で法面に略平行の引張り荷重が作用下ときに、抵抗部体の複数の羽根が埋め戻した表土の土圧抵抗となり、荷重方向である前面側への傾きを緩和することが可能であるとされている。
しかし、このアンカーでは、アンカー箇所の岩層まで法面の表土を取り除くので、落石等が発生するような斜面で除去した表土の撤去場所を確保することは非常な困難を伴う。
また、確実に耐力が期待できる岩層まで表土を除去し、埋め戻すことは施工にかなりの時間とコストが掛かり、かつ、除去した表土を埋め戻しするため表土の土圧は低下し、羽根の十分な土圧抵抗が期待できない等の問題がある。
さらに、岩層と表土層の境界を起点とした傾きは剪断破壊の起点となるなどの問題がある。
特開2008−127956号公報
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その第1の目的は、簡単な構造で安定した耐力を維持し、外力が作用した場合にアンカー本体に曲げ応力が伝達しないようにすることができるハイブリッドアンカーと、かかる特徴を有するアンカーを法面おいて比較的簡易に施工することができるアンカー工法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、土質条件や設置状態のいかんを問わず、異常に大きな外力が作用したときに上記特徴を発揮することができるハイブリッドアンカーを提供することにある。
上記第1の目的を達成するため本発明のハイブリッドアンカーは、岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体は前記アンカーロッドに球面座金を介して連結されており、パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴としている。(請求項1)
また、上記第1の目的を達成するため本発明のアンカー工法は、岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカー工法であって、アンカーとしてアンカーロッドとパイプ体を用い、法面にパイプ体を挿入する孔を岩層に一部が達するまで穿孔する工程と、前記孔に保孔管を挿入する工程と、アンカーロッドを挿入するためのアンカー用孔を前記保孔管を貫いて岩層に穿孔する工程と、保孔管を撤去しパイプ体を前記孔に挿入したうえで、パイプ体を通して前記アンカー用孔内に凝固剤を挿入する工程と、アンカーロッドをアンカー用孔に挿入する工程と、パイプ体内のアンカーロッド上端部に球面座金を挿通してパイプ体底の球面座に接触するようにナットで連結する工程とを有することを特徴としている。(請求項)
第2の目的を達成するため本発明のハイブリッドアンカーは、岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが、前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し、下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体はアンカーロッドに球面座金を介して連結され、かつ前記パイプ体が進入している岩層凹入部表面とパイプ体底面との間にクッション材が介在されており、パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴としている。(請求項)前記クッション材はたとえば粒状物である。
また、第2の目的を達成するため本発明のハイブリッドアンカーは、岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが、前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体はアンカーロッドに球面座金を介して傾動可能に連結され、かつ前記パイプ体の底面が進入している岩層凹入孔表面が、中心部を頂点として360度方向で外径に向かうほど低い椀状となっており、パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴としている。
本発明に係るアンカー(請求項1)によれば、岩層にはアンカーロッドが埋められて凝固剤で固定され、表土層にはパイプ体が配置され、しかも前記パイプ体は下部が岩層にまで達して安置され、底部分にアンカーロッドが球面座金を介して連結されているので、アンカー上端部に法面と略平行の引張り荷重が加わった場合、パイプ体を土圧抵抗体として働かせることができる。また、外力でパイプ体が引張り方向に傾いた場合は球面座金の滑りによりアンカーロッドを曲げることなく、引張り力が引き抜き力に転換され、アンカーロッドの曲げ応力が緩和されるとともに剪断破壊等の問題が解消される。すなわちアンカー上部に変位が生じても下部のアンカーロッドには曲げ応力を伝達させないようにすることができる。
さらに、パイプ体は細く、掘削機などで穴を掘って下端部が岩層に達するように表土層内に配置し、アンカーロッドと球面座金を介して連結するだけでよいので、表土の撤去も埋め戻しも必要なく、斜面を荒らすこともなく環境も維持できる。また、材料は汎用性のある部材が使用でき、しかも構造がシンプルなため、コスト低減を可能にし、現場作業の標準化も容易である。
本発明に係るアンカー工法(請求項3)によれば、簡単な構造で安定した耐力を発揮できるアンカーを、表土の除去、埋め戻し作業を要さずに法面において簡単かつ精度よく施工することができる。
本発明に係るアンカー(請求項4)によれば、パイプ体が進入している岩層凹入部表面とパイプ体底面との間にクッション材が介在され、あらかじめ沈み代が与えられているので、異常な外力が作用した場合、球面座金を中心として外力方向にパイプ体底部がクッション材を圧縮させて沈み、外力反対側が浮き上がる。このため、パイプ体の下部埋設深さが大きくても、あるいは岩層の強度が高くても、球面座金と球面座付き孔との関係でパイプ体が円滑に傾動し、アンカーロッドに曲げ応力を伝達させない。
前記クッション材としては可縮性があることが好ましく、砂、土、それらの混合物、ゴム粉、発泡スチロール粉などの粒状物が代表的であるが、スポンジや発泡スチロールなどの可縮性あるいは弾性を持つリング状の固体であってもよい。
また、本発明に係るアンカー(請求項6)によれば、パイプ体の底面が進入している岩層凹入孔表面が、中心部を頂点として360度方向で外径に向かうほど低い椀状となっているので、沈み代があらかじめ形成され、異常な外力が作用した場合、球面座金を中心として外力方向にパイプ体底部が椀状面に沿って沈み、外力反対側が浮き上がる。このため、パイプ体の下部埋設深さが大きくても、あるいは岩層の強度が高くても、球面座金と球面座付き孔との関係でパイプ体が円滑に傾動し、アンカーロッドに曲げ応力を伝達させない。
本発明のハイブリッドアンカーをロープネット工に適用した状態を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。 本発明のアンカーの第1実施例を示しており、(a)は設計引張り荷重が加わった状況を示す正面図、(b)は設計荷重以上の負荷が加わった状況を示す正面図である。 (a)は本発明アンカーの第1実施例の要部を示す正面図、(b)は横断面図である。 本発明によるロープ端末部アンカーを示しており、(a)は正面図、(b)は平面図を示す。 本発明によるロープ交差部アンカーを示しており、(a)は正面図、(b)は平面図を示す。 本発明を覆式ネット工に適用した実施例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。 本発明を吊式雪崩・落石予防柵に適用した実施例を示す側面図である。 (a)〜(d)は本発明アンカー工法の途中までの工程を段階的に示す説明図である。 本発明を実施するために使用する保孔管を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明アンカー工法の図8(d)以降の工程を示す説明図である。 本発明アンカーの第2実施例の要部を示す正面図である。 (a)は第2実施例において設計引張り荷重が加わった状況を示す正面図、(b)は設計荷重以上の負荷が加わった状況を示す正面図である。 (a)は第2実施例を用いたロープ端末部アンカーを示す正面図、(b)はロープ交差部アンカーを示す正面図である。 第2実施例のアンカー工法の工程を段階的に示す説明図である。 (a)は本発明アンカーの第3実施例の要部を示す正面図、(b)は孔底の斜視図である。 (a)は第3実施例において設計引張り荷重が加わった状況を示す正面図、(b)は設計荷重以上の負荷が加わった状況を示す正面図である。 (a)は第3実施例を用いたロープ端末部アンカーを示す正面図、(b)はロープ交差部アンカーを示す正面図である。 第3実施例のアンカー工法の工程を段階的に示す説明図である。
好適には、パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されている。
これによれば、パイプ体は360度方向で所要角度に自在に傾斜することができるので、どのような方向でアンカー上部に変位が生じても下部のアンカーロッドに曲げ応力を伝達させないようにすることができ、360度方向に同じ耐力を期待できる。また、アンカーロッド用孔とパイプ体配置用の孔の軸線が少しずれていても球面座金で誤差を吸収できるので、穿孔作業が楽になる。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるハイブリッドアンカーを落石防止装置に適用した使用例を示しており、図4はロープ端末の引き止め用アンカーに使用した例、図5はロープ交差部のアンカーに使用した例である。
図1において、符号1は本発明によるハイブリッドアンカーであり、aは落石等が発生する危険のある斜面を指しており、該斜面aは岩層cを主体としてなっているが、表面は岩の強風化が進むなどによりたとえば100〜500mmの比較的薄い表土が覆った表土層bとなっている。
そうした落石等が発生する危険のある斜面aに多数の縦横ロープ11、12を地表に沿うように張設し、それぞれのロープ端末部と縦横ロープ11、12の交差部を本発明によるハイブリッドアンカー1の上端部に取付け金具9を介して係止している。縦横ロープ11、12間には縦横の補強ロープが配設されている。
図2と図3はハイブリッドアンカー1を示しており、岩層cに埋設されたアンカーロッド4と、下端部が岩層cの表層に埋め込まれるように配され、上端部が表土層bから突出する鋼製のパイプ体5とからなっており、前記アンカーロッド4に対しパイプ体5は球面座金6を介して傾動可能に連結されている。
パイプ体5はたとえば直径114mm、長さ600mmの鋼製あるいはステンレス製の本体50からなっており、上端部には蓋が無く、別途キャップ54で塞がれるようになっている。
パイプ体5の下端部には溶接等により底板51が固着されている。底板51の厚さは球面座金6の厚さと同等かそれ以上が望ましく、中心にはアンカーロッド4の挿通を許容する径をもち、かつ球面座金6を着座しつつ傾転を許す球面座付き孔52が座ぐり加工により形成されている。パイプ体5の本体50の上端部はキャップ54を抜け止めするピンボルト91を通す横孔53が180度対称に設けられており、ピンボルト91は同時にロープ11,12の離脱を防止する役目を果たす。
アンカーロッド4はたとえば直径20〜25mm、長さ1200〜1500mmの鋼棒からなり、定着部の表面には凝固剤との摩擦力を高めるための凹凸40が付けられている。しかし、アンカーロッド4は高強度樹脂製であってもよい。
岩層cに形成されたアンカーロッド孔101には樹脂系あるいはセメント系の凝固剤103が充填されており、凝固剤が硬化することでアンカーロッド4は固定される。
表土層bから岩層cにかけてはパイプ体5を挿入して安置させるパイプ挿入用孔100が設けられており、そのパイプ挿入用孔100は、表土層bを貫く貫通孔1000と、前記貫通孔1000と同軸状をなし、岩層cの表面から凹入した岩層凹入部1001とからなっている。
アンカーロッド4は上部に球面座金6をナット7で固定するために定着部の直径より小径のネジ部42が設けられている。
パイプ体5の球面座付き孔52はアンカーロッド4のネジ部42の貫通を許容するので、球面座金6を突出しているネジ部42に挿通し、ナット7で締め付けることによりアンカーロッド4とパイプ体5が結合される。
パイプ体5は上端部にロープの取付け部9を有している。その取付け部9は、図4のロープ端末アンカーではピンボルト91からなり、ロープ11(12)がパイプ体5を経由して折り返され、グリップ93によりアイが形成されピンボルト91により上方への外れが阻止されている。
図5のロープ交差部アンカーでは、取付け部9としてパイプ体5の上部のキャップ54に、平面小判状をなし、内面に十字状に交差したロープ半嵌め溝を形成した上下2部材と締め付けボルトからなる十字グリップ92が装備され、その十字グリップ92に縦ロープ11と横ロープ12が交差状に圧締されている。
図2はハイブリッドアンカー1に引っ張り荷重が加わった場合の挙動を示しており、パイプ体5は、たとえば、上部100mm程度が法面aに露出し、その下が表土層bに挿入して埋められ、下端部たとえば底板から50〜150mm程度が前記岩層凹入部1001に装填されている。
図2(a)は矢印で示す引張り力が設計荷重内の場合である。パイプ体5の表土層bに対する土圧耐力と岩層凹入部1001に装填しているパイプ体下端部周辺の岩盤の抵抗によりハイブリッドアンカー1の変位(曲げ)は見られず、表土層bと岩層cとの境界でのパイプ体の変形も見られない。
図2(b)は引張り力が設計荷重を超えた場合を示す。設計値を超える引張り力が加わった場合、表土層bの土圧が耐えられず、パイプ体5のロープ取り付け部は引っ張り方向に変位する。しかし、表土層bと岩層cとの境界でパイプ体5が剪断負荷を吸収し、アンカーロッド4は球面座金6の滑りで引張り荷重が引き抜き荷重に転化され、アンカーロッド4に加わる剪断負荷が大幅に緩和される。
パイプ体5は球面座金6と球面座つき孔52の関係により所要角度αたとえば15度程度で傾動可能なので、アンカーロッド4には曲げ応力が伝達されない。それゆえ、斜面単一引張り方向だけでなく、360度方位からの荷重に対応でき、しかも、引き抜き方向に対しても同等の耐力を期待できる。
本発明のアンカーは、ロープネット工のほか種々のロープを使用した安全施設に適用される。 図6は本発明のハイブリッドアンカーを適用した複式ロックネットを示し、図7は同様に吊式雪崩予防柵に適用したものである。これらの適用は後述する第2、第3実施例でも同じである。
次に、本発明によるアンカー工法について説明すると、図1に示す落石防止ロープネットは図8ないし図10に示すような手順で施工される。
(1)斜面aに落石を防止すべき縦、横ロープ11、12の張設位置を決定する。
(2)縦、横ロープ11、12の端末箇所、交差箇所を決定する。
(3)ロープ端末箇所、交差箇所に、図8(a)に示すように、目盛の付いたピンアンカー110をハンマーなどで表土層bに打ち込み、ロープ端末箇所、交差箇所の表土層bの深さを測定することで土圧耐力のある岩層cまでの深さを正確に知ることができる。
(4)図8(b)に示すように、回転ロッド130の先端に小径および大径の親子ビット131,132を有する削岩機90を法面に対し略垂直に配置し、大径のビット131が表土層bを貫く貫通孔1000を穿孔し、さらに岩圧をパイプ体表面で受ける面積を確保するため岩層cの表面から少なくとも50mm好適には150mm程度に達する凹入部1001が形成されるまで穿孔する。
大径ビット131はパイプ体5を埋め込む凹入部1001を穿孔する役割を果たし、したがってパイプ体5の本体50とほぼ同径たとえば直径115〜120mmにする。子ビット132はアンカーロッド4のパイロット穿孔の役割を果たすもので、たとえば直径28〜34mmであり、岩層bを前記深さまで掘削したところで削岩機13をいったん取り除く。これにより、表土層を貫く貫通孔1000と、端部が岩層cの所要深さに達する凹入部1001と、これの底1002からさらに深く伸びるパイロット穴101´が穿設され、全体としてパイプ挿入用孔100とされる。
(5)ついで、図8(c)のように、パイプ挿入用孔100に保孔管8を挿入する。保孔管80は、図9に示すようにパイプ挿入用孔100とほぼ同径の管体80たとえば直径114mm、長さ550mmの鋼管からなり、アンカーロッド孔101の芯出しを図るため、中心に内径がたとえば40mmのガイド管81が配置され、ガイド管81は中心に孔を持つ内鍔82、82で管体80の上下で固定されている。保孔管8の上部外側にはパイプ挿入用孔100が深い場合にも保孔管80が孔に落ち込まないようにするため外鍔83が取り付けられており、これが法面と面接触するため、保孔管8が安定させられる。なお、ガイド管81は管体80の上端にまで達しない長さであってもよい。
(6)ついで、図8(d)のように、削岩機90の継ぎ足しでたとえば1700mmの長さとしたロッド91の先端にたとえば直径28mmの小径ビット93を取付け、これを保孔管8のガイド管81に挿入し、パイロット穴101´を介して岩層cを穿孔していく。保孔管8を使用することで正確にパイプ対応孔100と同心にアンカーロッド用孔101を穿孔することができる。
(7)こうして所定の深さの穿孔が終ったならば、図10(a)のように削岩機13および保孔管8を撤去し、パイプ体5をパイプ挿入用孔100に挿入(装填)し、岩層cに形成された凹入部1001の底(表面)1002に底板51を着座させる。底板51の球面座孔52はアンカーロッド用孔101と連通している。
(8)ついで図10(b)のように、球面座孔52を通してアンカーロッド用孔101に凝固剤103を充填、撹拌し、アンカーロッド4を球面座孔52を通してアンカーロッド用孔101に挿入する。このときアンカーロッド4は上端部のねじ部42が球面座孔52を貫いて本体50内に突出するようにする。充填された凝固剤103はアンカーロッド4の凹凸に均等に付着し強固に固定される。
凝固剤103は一般のモルタルやセメント等をポンプ等の手段で送り込んでもよいが、円柱形状をした水溶性の袋に早強セメントを充填充したセメントカプセルのほうが充填量の管理や斜面での持ち運びに優れている。なお、アンカーロッド4が高強度樹脂製である場合には、凝固剤は樹脂カプセルが用いられる。
アンカーロッド4の挿入は、エアインパクトといった回転治具を使用し、カプラーにより上端部のねじ部42を連結してアンカーロッド用孔101に押し込んでいけばよい。
(9)凝固剤103が凝固しアンカーロッド4が固定したことが確認されたならば、球面座金6をアンカーロッド4のネジ部42に挿通し、パイプ体5の球面座孔52と球面座金6の球面部を面合わせし、ナット7をネジ部42に装着し、ボックスレンチ等の緊締用工具14でナット7を締め込み、球面座金6をアンカーロッド4に固定し、パイプ体5とアンカーロッド4を連結する。
(10)あとは、図10(e)のように、表土層bから突出しているパイプ体5の上部の取り付け部9にロープを取り付けて完成する。
図4の端末部アンカーでは、縦、横ロープ11、12の端部はパイプ体5を巻くように折り返され、グリップ93あるいは巻きグリップで複数個所を固定される。固定後、パイプ体5の上端に雨水等の水進入防止のキャップ54を被せ、パイプ体の横孔90にピンボルト91を貫挿し、キャップ54の固定とロープ11、12の外れ防止とする。
図5に示すロープ交差部アンカーでは、縦、横ロープ11、12の交差部がキャップ54にボルトナットで取り付けられた十字グリップ92により締結される。
図11と図12は本発明にかかるハイブリッドアンカーの第2実施例を示している。図13は適用アンカー例を示している。
この第2実施例と後述する第3実施例は、パイプ挿入用孔100の穿孔時に意図的にあるいは誤って凹入部1001を深く形成し、パイプ体5の下端部がたとえば200〜300mmというように岩質の凹入部1001に深く挿入安置される場合や、凹入部1001が適度な深さでも底部下の岩質が緻密で非常に硬いなどの地質条件である場合などにおいてにも、球面座金6を的確に機能させて、アンカーロッド4の曲げ応力の回避を図ろうとするものである。
第2実施例では、図11のごとくパイプ体5の底板51と凹入部1001の底1002との間に、外力作用時に球面座金を中心として外力側に底部が沈み、反外力側が浮き上がる挙動を生じさせるための可縮性のクッション材15を介在させている。
前記クッション材15はパイプ体5の径にもよるが、厚さは通常10〜50mmの範囲から選定される。
クッション材15は土砂、ゴム粉、発泡スチロール粉などの粒状物が代表的である。砂や土は穿孔時の排土砂であってもよい。また、クッション材15はスポンジや発泡スチロールなどの可縮性あるいは弾性を持つ固体であってもよい。前者の場合は凹入部1001の底1002に敷き詰めればよく、後者の場合にはパイプ体5の底板底面に貼り付けてもよい。
その他の構成はすべて第1実施例と同様であるからこれの説明を援用することとし、図面に同じ符号を付すにとどめる。
この実施例の場合には、外力作用が通常のものである場合には、図12(a)のようにパイプ体5の表土層bに対する土圧耐力と岩層凹入部1001に嵌入しているパイプ体下端部周辺の岩盤の抵抗によりパイプ体5は鉛直状態を保ち、ハイブリッドアンカー1の変位(曲げ)は見られず、クッション材15は全体が同じ厚みで存し、表土層bと岩層cとの境界でのパイプ体の変形も見られない。
引張り力が設計荷重を超えた場合、通常の場合では、パイプ体5の下端部が凹入部1001に嵌まり、パイプ体5の底面が良好な岩盤に安置されているため、パイプ体5とアンカーロッド4の連結部のナット7をしっかりと固定した場合、パイプ体が沈む現象は起こりづらく、従って球面座金の特徴であるアンカーロッド4に曲げを伝達させない機能を発揮できず、外力作用側のパイプ体5を支点としてアンカーロッド4に曲げ応力を伝達する恐れがある。
しかし、この第2実施例ではパイプ体5の底と岩層凹入部1001の表面との間に可縮性のクッション材15が介在しているので、岩層凹入部1001の深さが大きかったりしても、異常な外力が作用した場合に球面座金6が的確に機能する。すなわち、図12(b)のように、球面座金6を中心にパイプ体5の外力作用側はクッション部材15の厚さ減少により沈み込み、外力反対側は浮き上がろうとする。これによりパイプ体5は傾動し、アンカーロッド4には曲げ応力が作用せず、引抜荷重のみ伝達される。
図13は適用例を示しており、クッション材15の介在以外の構成は第1実施例と同様であるから説明は援用するものとする。
第2実施例のクッション材15の介在は、一般に、図8に示した工程が終わり、パイプ体5をパイプ対応孔100に装填する工程の際に行われる。図14(a)はこの状況を示しており、穿った岩層凹入部1001の孔底(表面)1002にクッション材15を所要厚さで敷き詰め、その状態でパイプ体5を装填するのである。なお、クッション材15がリング状の固体である場合には、あらかじめパイプ体5の底板51の下面に貼り付けておいてもよく、パイプ体5をパイプ挿入用孔100に装填するだけで敷き詰めも行われるので簡単である。
アンカー工法の他の工程は、前記第1実施例と同様であるから説明は援用するものとする。
図15ないし図18は本発明にかかるハイブリッドアンカーとアンカー工法の第3実施例を示している。
この実施例においては、外力作用時に球面座金6を中心として外力側にパイプ体底部が沈み、反外力側が浮き上がる挙動を生じさせるために、パイプ体5の底板51が載置される凹入部1001の底を平坦面でなく、中心部を頂点として360度方向で外径に向かうほど低い椀状面1003としていることが特徴である。その他の構成はすべて第1実施例と同様であるからこれの説明を援用することとし、図面に同じ符号を付すにとどめる。
この実施例の場合には、外力作用が通常のものである場合には、図16(a)のようにパイプ体5の表土層bに対する土圧耐力と岩層凹入部1001に嵌入しているパイプ体下端部周辺の岩盤の抵抗によりパイプ体5は鉛直状態を保ち、ハイブリッドアンカー1の変位(曲げ)は見られない。
引張り力が設計荷重を超えた場合、この第3実施例ではパイプ体5の底が接している岩層凹入部1001の表面が下向き椀状となっているので、岩層凹入部1001の深さが大きかったりしても、異常な外力が作用した場合に球面座金6が的確に機能する。すなわち、図16(b)のように、球面座金6を中心にパイプ体5の外力作用側底面は椀状面1003の曲面に沿って沈み、外力反対側は椀状面1003から離間して浮き上がろうとする。これによりパイプ体5は傾動し、アンカーロッド4には曲げ応力が作用せず、引抜荷重のみ伝達されるのである。
図17は適用例を示しており、クッション材15の介在以外の構成は第1実施例と同様であるから説明は援用するものとする。
前記椀状面1003の加工は、パイプ体5をパイプ対応孔100に装填する前ならいつでもよいが、通常は、図18(b)のように岩層凹入部1001を削孔した後、同図(c)のように、削岩機13に椀状の凹型ビット133を装着し、岩層凹入部1001に挿入して、岩層凹入部の平らな表面1002の中心部を頂点とし360°方向均一で外周部に向かうほど深く切り込むR加工付穿孔を行うことで形成する。
それ以降の工程は第1実施例と同様であり、底板51が接している岩層凹入部の表面が平らであるが、これが椀状面1003になっている点を除いて図10の各工程と同じであるから説明は援用する。
なお、ハイブリッドアンカー1、縦横ロープ11、12、その他金具類は防食のため亜鉛めっきや亜鉛アルミ合金めっき等が施されている。また、景観を保つため有色樹脂塗装をすることもできる。樹脂塗装を施すことで耐食性能をさらに向上することができる。
a 法面
b 表土層
c 岩層
1 ハイブリッドアンカー
11 縦ロープ
12 横ロープ
4 アンカーロッド
5 パイプ体
6 球面座金
7 ナット
8 保孔管
15 クッション部材
52 球面座付き穴
100 パイプ挿入用孔
101 アンカー用孔
103 凝固剤
1001 岩層凹入部
1003 椀状面

Claims (5)

  1. 岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが、前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体は前記アンカーロッドに球面座金を介して連結されており、
    パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴とするハイブリッドアンカー。
  2. 岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカー工法であって、アンカーとしてアンカーロッドとパイプ体を用い、法面にパイプ体を挿入する孔を岩層に一部が達するまで穿孔する工程と、前記孔に保孔管を挿入する工程と、アンカーロッドを挿入するためのアンカー用孔を前記保孔管を貫いて岩層に穿孔する工程と、保孔管を撤去しパイプ体を前記孔に挿入したうえで、パイプ体を通して前記アンカー用孔内に凝固剤を挿入する工程と、アンカーロッドをアンカー用孔に挿入する工程と、パイプ体内のアンカーロッド上端部に球面座金を挿通してパイプ体底の球面座に接触するようにナットで連結する工程とを有することを特徴とするアンカー工法。
  3. 岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが、前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し、下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体はアンカーロッドに球面座金を介して傾動可能に連結され、かつ前記パイプ体が進入している岩層凹入部表面とパイプ体底面との間にクッション材が介在されており、
    パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴とするハイブリッドアンカー。
  4. クッション材が粒状物である請求項に記載のハイブリッドアンカー。
  5. 岩層と該岩層の上部を覆う表土層とを有する法面にロープで代表される条体を支持するため設置されるアンカーにおいて、該アンカーが、前記岩層に埋設されたアンカーロッドと、上部に条体の取付け部を有し下端部が岩層に達するように表土層内に配置されたパイプ体とを備え、前記パイプ体はアンカーロッドに球面座金を介して傾動可能に連結され、かつ前記パイプ体の底面が進入している岩層凹入孔表面が、中心部を頂点として360度方向で外径に向かうほど低い椀状となっており、
    パイプ体は底板にアンカーロッドの突出を許容する径の球面座付き穴を有し、アンカーロッドに外装した球面座金がアンカーロッドに螺合したナットにより球面座付き穴に面接触されていることを特徴とするハイブリッドアンカー。
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