JP5541930B2 - 工具ヘッド - Google Patents

工具ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP5541930B2
JP5541930B2 JP2010002190A JP2010002190A JP5541930B2 JP 5541930 B2 JP5541930 B2 JP 5541930B2 JP 2010002190 A JP2010002190 A JP 2010002190A JP 2010002190 A JP2010002190 A JP 2010002190A JP 5541930 B2 JP5541930 B2 JP 5541930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting
reference surface
tool head
head body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010002190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010179455A5 (ja
JP2010179455A (ja
Inventor
晃 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2010002190A priority Critical patent/JP5541930B2/ja
Priority to CN201010154048.XA priority patent/CN102120277B/zh
Priority to KR1020100038053A priority patent/KR101767674B1/ko
Priority to US12/787,891 priority patent/US8747030B2/en
Priority to DE102010021668A priority patent/DE102010021668A1/de
Publication of JP2010179455A publication Critical patent/JP2010179455A/ja
Publication of JP2010179455A5 publication Critical patent/JP2010179455A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5541930B2 publication Critical patent/JP5541930B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F21/00Tools specially adapted for use in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F21/12Milling tools
    • B23F21/22Face-mills for longitudinally-curved gear teeth
    • B23F21/223Face-mills for longitudinally-curved gear teeth with inserted cutting elements
    • B23F21/226Face-mills for longitudinally-curved gear teeth with inserted cutting elements in exchangeable arrangement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/22Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F21/00Tools specially adapted for use in machines for manufacturing gear teeth
    • B23F21/12Milling tools
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/17Gear cutting tool
    • Y10T407/1705Face mill gear cutting tool
    • Y10T407/171Adjustable teeth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Knives (AREA)

Description

本発明は、傘歯車を切削する工具ヘッドに関する。
湾曲した歯筋を有するハイポイドギヤ等の傘歯車は、複数のブレードを備えた円盤状の工具ヘッドを用いて切削される(例えば、特許文献1、2および3参照)。このような工具ヘッドは歯切り加工機に取り付けて使用され、工具ヘッドとワークとを所定の位置関係に制御することにより、ワークに対して所定形状の凹歯面や凸歯面を切削することが可能となる。
特開平8−108316号公報 特開平10−58232号公報 特許第3415852号公報
また、特許文献1〜3に記載された工具ヘッドにおいては、ヘッド本体の取付孔に対してブレードを挿入した後に、ヘッド本体の外周面からボルト部材等を締め付けてブレードを固定している。しかしながら、ヘッド本体の外周側から内周側に向けてブレードを押し付けるように固定した場合には、切削荷重の作用方向によってはブレードが緩んでしまうことも考えられる。例えば、ヘッド本体の外周側に向かう切削荷重がブレードに対して作用する場合、つまりボルト部材が切削荷重を受ける場合には、切削荷重によってボルト部材が緩んでしまうおそれがある。このようなブレードを固定するボルト部材の緩みは、ワークの切削精度を低下させる要因となっていた。
本発明の目的は、ブレードの緩みを防止して切削精度を向上させることにある。
本発明の工具ヘッドは、傘歯車を切削する工具ヘッドであって、一角に第1基準面と第2基準面とを備える取付孔が厚み方向に形成される円盤状のヘッド本体と、前記ヘッド本体の取付孔に挿入される基部と、前記基部に連なって前記ヘッド本体の一端面から突き出る刃部とを備えるブレードと、前記ヘッド本体に取り付けられ、前記ブレードの基部を前記第1基準面と前記第2基準面とに押し当てて固定する固定機構とを有し、前記第1基準面と前記第2基準面とは、前記ブレードに作用する切削荷重を受ける向きに形成され、前記固定機構は、前記取付孔に収容されるネジ部材と、前記ネジ部材に取り付けられて前記ネジ部材の軸方向に移動自在となる締付部材と、前記締付部材に傾斜面を介して接触して前記ネジ部材の径方向に移動自在となる押付部材と、を備え、前記締付部材として、前記ネジ部材の一端側に取り付けられる第1締付部材と、前記ネジ部材の他端側に取り付けられる第2締付部材とが設けられ、前記押付部材には、前記第1締付部材の傾斜面に接触する第1傾斜面と、前記第2締付部材の傾斜面に接触する第2傾斜面とが形成され、前記押付部材によって前記ブレードの基部が前記第1基準面と前記第2基準面とに押し当てられる、ことを特徴とする。
本発明の工具ヘッドは、前記固定機構は、前記ヘッド本体の径方向外方に向けて前記ブレードを前記第1基準面と前記第2基準面に押し当てることを特徴とする。
本発明の工具ヘッドは、前記第1基準面と前記第2基準面とは、前記ヘッド本体の回転方向に対して傾斜することを特徴とする。
本発明の工具ヘッドは、傘歯車を切削する工具ヘッドであって、基準面を備える取付孔が厚み方向に形成される円盤状のヘッド本体と、前記ヘッド本体の取付孔に挿入される基部と、前記基部に連なって前記ヘッド本体の一端面から突き出る刃部とを備えるブレードと、前記ヘッド本体の取付孔に設けられ、前記ブレードの基部を前記取付孔の基準面に押し当てて固定する固定機構とを有し、前記ブレードは前記固定機構よりも前記ヘッド本体の径方向外方に配置される一方、前記固定機構は前記ブレードよりも前記ヘッド本体の径方向内方に配置され、前記固定機構は、前記取付孔に収容されるネジ部材と、前記ネジ部材に取り付けられて前記ネジ部材の軸方向に移動自在となる締付部材と、前記締付部材に傾斜面を介して接触して前記ネジ部材の径方向に移動自在となる押付部材と、を備え、前記締付部材として、前記ネジ部材の一端側に取り付けられる第1締付部材と、前記ネジ部材の他端側に取り付けられる第2締付部材とが設けられ、前記押付部材には、前記第1締付部材の傾斜面に接触する第1傾斜面と、前記第2締付部材の傾斜面に接触する第2傾斜面とが形成され、前記押付部材によって前記ブレードの基部が前記基準面に押し当てられる、ことを特徴とする。
本発明の工具ヘッドは、前記ブレードの基部の断面形状は四角形に形成され、前記押付部材には前記基部の一角に接触する第1押付面と第2押付面とが形成されることを特徴とする。
本発明の工具ヘッドは、前記ブレードは、前記傘歯車の凸歯面を切削する凸歯面ブレードであることを特徴とする。
本発明によれば、ブレードが押し当てられる第1基準面および第2基準面を、ブレードに作用する切削加重を受ける向きに形成したので、切削時におけるブレードの緩みを防止することが可能となる。これにより、切削精度を向上させることが可能となる。
本発明によれば、ブレードを固定機構よりもヘッド本体の径方向外方に配置し、固定機構をブレードよりもヘッド本体の径方向内方に配置したので、ブレードに対して径方向外方に切削荷重が作用した場合であっても、ブレードの緩みを防止することが可能となる。これにより、切削精度を向上させることが可能となる。
(A)は本発明の一実施の形態である工具ヘッドを示す斜視図であり、(B)は工具ヘッドを示す側面図である。 工具ヘッドによる傘歯車の切削状態を示す概略図である。 工具ヘッドを部分的に拡大して示す平面図である。 図3のa−a線に沿って凹歯面ブレードの取付状態を示す断面図である。 凹歯面ブレードの取付構造を示す分解斜視図である。 (A)は図3のb方向から凹歯面ブレードの取付状態を示す断面図であり、(B)は図3のc方向から凹歯面ブレードの取付状態を示す断面図である。 図3のd−d線に沿って凸歯面ブレードの取付状態を示す断面図である。 (A)は凹歯面ブレードによる凹歯面の切削状態を示す説明図であり、(B)は凸歯面ブレードによる凸歯面の切削状態を示す説明図である。 (A)は凹歯面ブレードを垂直に取り付けた従来例を示す説明図であり、(B)は凸歯面ブレードを垂直に取り付けた従来例を示す説明図である。 (A)は凹歯面ブレードの突き出し量と切削刃の径方向位置との関係を示す説明図であり、(B)は凸歯面ブレードの突き出し量と切削刃の径方向位置との関係を示す説明図である。 (A)〜(C)はブレードのカッタ径と歯面の切削量との関係を示す説明図である。 ブレードのカッタ径と歯面のスパイラル角との関係を示す線図である。 ブレードのカッタ径と歯面の歯当たりとの関係を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態である工具ヘッドを示す平面図である。 工具ヘッドを部分的に拡大して示す平面図である。 工具ヘッドを構成するヘッド本体を示す平面図である。 (A)は図15の矢印a方向から凹歯面ブレードの取付状態を示す断面図であり、(B)は図15の矢印b方向から凹歯面ブレードの取付状態を示す断面図である。 凹歯面ブレードの取付構造を示す分解斜視図である。 (A)および(B)は固定機構を構成する押さえ駒を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(A)は本発明の一実施の形態である工具ヘッド10を示す斜視図であり、図1(B)は工具ヘッド10を示す側面図である。また、図2は工具ヘッド10によるワークWの切削状態を示す概略図である。図1(A)および(B)に示すように、工具ヘッド10は円盤状のヘッド本体11を有しており、ヘッド本体11には複数本の凹歯面ブレード(ブレード)12と凸歯面ブレード(ブレード)13とが取り付けられている。また、凹歯面ブレード12の先端には傘歯車の凹歯面15を切削加工する切削刃12aが形成されており、凸歯面ブレード13の先端には傘歯車の凸歯面16を切削加工する切削刃13aが形成されている。そして、ヘッド本体11に取り付けられたブレード12,13は、ヘッド本体11の一端面11aから切削刃12a,13aを突き出した状態で固定されている。このように、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13の先端には、切削刃12a,13aを備える刃部12b,13bが形成されている。
また、ヘッド本体11には取付ボス14が設けられており、この取付ボス14を介して工具ヘッド10は図示しない歯切り加工機に装着される。図2に示すように、歯切り加工機によって工具ヘッド10を回転させながら、工具ヘッド10とワークWとを所定経路に沿って動かすことにより、ワークWに対して所定形状の凹歯面15や凸歯面16を切削することが可能となっている。なお、歯切り加工機に入力される傘歯車の設計緒元や工具ヘッド10の寸法等に基づいて、工具ヘッド10やワークWの移動経路は演算されている。
図3は工具ヘッド10を部分的に拡大して示す平面図である。図1および図3に示すように、ヘッド本体11を構成する円盤部20の外周側には、凹歯面ブレード12が取り付けられる第1取付孔(取付孔)として、複数のスロット孔21が円周方向に並べて形成されている。このスロット孔21には、凹歯面ブレード12が前後進移動自在に挿入されるとともに、この凹歯面ブレード12を任意の突き出し量で固定する固定機構22が取り付けられている。同様に、ヘッド本体11を構成する円盤部20の内周側には、凸歯面ブレード13が取り付けられる第2取付孔(取付孔)として、複数のスロット孔23が円周方向に並べて形成されている。このスロット孔23には、凸歯面ブレード13が前後進移動自在に挿入されるとともに、この凸歯面ブレード13を任意の突き出し量で固定する固定機構24が取り付けられている。前述したように、ヘッド本体11の厚み方向に形成されるスロット孔21には、凹歯面ブレード12および固定機構22が組み付けられている。また、ヘッド本体11の厚み方向に形成されるスロット孔23には、凸歯面ブレード13および固定機構24が組み付けられている。このように、スロット孔21,23に対してブレード12,13および固定機構22,24を組み込む構造であることから、スロット孔21,23を大きく開口させてヘッド本体11の重量を削減することが可能となっている。
また、図4は図3のa−a線に沿って凹歯面ブレード12の取付状態を示す断面図であり、図5は凹歯面ブレード12の取付構造を示す分解斜視図である。図4および図5に示すように、ヘッド本体11の円盤部20に形成されるスロット孔21は、凹歯面ブレード12を突き当てて位置決めする2つの取付基準面21a,21bを備えている。このように、スロット孔21の一角には、第1基準面(基準面)として機能する取付基準面21aと、第2基準面(基準面)として機能する取付基準面21bとが形成されている。また、円盤部20に形成されるスロット孔21内には、固定機構22を構成するボルト部材(ネジ部材)30を回転自在に支持する隔壁部31が設けられている。
固定機構22は、隔壁部31を介して対向する一対の押さえ駒(押付部材)32,33を有するとともに、それぞれの押さえ駒32,33に突き当てられる一対の締付駒(締付部材)34,35を有している。それぞれの押さえ駒32,33には、ボルト部材30が貫通する長孔32a,33aが形成されるとともに、凹歯面ブレード12の側面に突き当てられる突き当て面(第1押付面,第2押付面)32b,33bが形成されている。また、押さえ駒32,33とこれに対向する締付駒34,35とには、それぞれ傾斜面32c,33c,34a,35aが形成されている。そして、これらの傾斜面32c,33c,34a,35aを介して、押さえ駒32,33と締付駒34,35とは互いに接触した状態となっている。さらに、ボルト部材30の端部にはそれぞれ逆位相となる雄ねじ部30a,30bが形成されており、この雄ねじ部30a,30bに対応する雌ねじ部34b,35bが締付駒34,35に形成されている。
このように、ボルト部材30、押さえ駒32,33および締付駒34,35によって構成される固定機構22により、スロット孔21に挿入された凹歯面ブレード12の基部12cはヘッド本体11に対して固定されている。すなわち、図4に示すように、スロット孔21に凹歯面ブレード12の基部12cを挿入した後に、固定機構22のボルト部材30を締め付けるようにすると、締付駒34,35が互いに近づくように移動し(矢印a方向)、押さえ駒32,33は凹歯面ブレード12の基部12cを取付基準面21a,21bに対して押し付けるように移動する(矢印b方向)。つまり、ボルト部材30を締め付けることにより、締付駒34,35がボルト部材30の軸方向に移動し、押さえ駒32,33がボルト部材30の径方向に移動することになる。これにより、スロット孔21に挿入された凹歯面ブレード12は、スロット孔21の取付基準面21a,21bに押し付けられた状態で固定される。また、図3に示すように、スロット孔21の取付基準面21a,21bはヘッド本体11の回転方向の逆側(回転方向の逆向きの力を受ける側)に形成されるため、切削時に凹歯面ブレード12に作用する応力をヘッド本体11側の取付基準面21a,21bによって受けることが可能となる。
このように、スロット孔21の取付基準面21a,21bは、凹歯面ブレード12に作用する切削荷重(応力)を受ける向きに形成されている。これにより、複数の部品からなる固定機構22によって切削荷重を受けるのではなく、ヘッド本体11によって直に切削荷重を受けることが可能となる。すなわち、単一の部品であるヘッド本体11によって直に切削荷重を受けることができるため、切削荷重によって凹歯面ブレード12が緩むことはなく、凹歯面ブレード12の取付位置を保持することが可能となる。これにより、ワークWの切削精度を向上させることが可能となる。
また、スロット孔21の取付基準面21a,21bは、ヘッド本体11の回転方向に対して傾斜するように形成されている。これにより、2つの取付基準面21a,21bによって切削荷重を確実に受けることが可能となる。図3に矢印(応力方向)で示すように、切削荷重は基本的にヘッド本体11の回転方向に対して逆向きに作用しているが、切削荷重の作用方向は常に一定方向ではなく、切削刃12aが歯面に接してから離れるまでの切削過程において所定範囲内で振れるようになっている。このような切削荷重をヘッド本体11で確実に受けるため、ヘッド本体11の回転方向に直交する1つの取付基準面を設けるのではなく、ヘッド本体11の回転方向に対して傾斜する2つの取付基準面21a,21bを設けるようにしている。なお、前述したように、切削荷重の作用方向は所定範囲で振れることから、取付基準面21a,21bを形成する際の向きについては、歯面の切削過程において少なくとも一度は切削荷重を受ける向きに設定されている。
また、押さえ駒32,33には、凹歯面ブレード12の基部12cの一角に接触する2つの突き当て面32b,33bが形成されている。これにより、断面形状が四角形となる基部12cの一角に、押さえ駒32,33を突き当てることが可能となる。すなわち、凹歯面ブレード12の基部12cの断面形状を五角形等に形成することなく、図3に矢印Xで示すように、取付基準面21a,21bを備える一角に向けて凹歯面ブレード12を押し付けることが可能となる。これにより、凹歯面ブレード12の基部12cの断面形状を四角形に形成することができるため、凹歯面ブレード12の製作コストを低減することが可能となる。
また、図3に示すように、スロット孔21に挿入された凹歯面ブレード12の切削刃12aは、基準高さ位置の切削点とヘッド本体11の回転中心Cとを結ぶ線に対して傾斜している。これにより、凹歯面ブレード12の切削刃12aは、所定のすくい角α1を持ってワークWを切削するようになっている。ここで、図6(A)は図3のb方向から凹歯面ブレード12の取付状態を示す断面図であり、図6(B)は図3のc方向から凹歯面ブレード12の取付状態を示す断面図である。図6(A)に示すように、凹歯面ブレード12は回転方向に向けて所定の前傾け角β1で傾斜するように取り付けられ、図4および図6(B)に示すように、凹歯面ブレード12は径方向外方に向けて所定の横傾け角β2で傾斜するように取り付けられる。なお、径方向外方とはヘッド本体11の回転中心Cから外側に向かう方向である。
これまで説明したように、凹歯面ブレード12は、所定のすくい角α1、前傾け角β1、横傾け角β2を持って、ヘッド本体11に着脱自在に取り付けられている。また、凸歯面ブレード13についても、凹歯面ブレード12と同様の取付構造によって、ヘッド本体11に対して着脱自在に取り付けられている。ここで、図7は図3のd−d線に沿って凸歯面ブレード13の取付状態を示す断面図である。図7に示すように、凸歯面ブレード13を固定する固定機構24は、前述した固定機構22と同様に、ボルト部材(ネジ部材)40、押さえ駒(押付部材)42,43および締付駒(締付部材)44,45によって構成されている。また、図3および図7に示すように、凸歯面ブレード13の基部13cが挿入されるスロット孔23には、凹歯面ブレード12を突き当てて位置決めする2つの取付基準面(第1基準面,第2基準面,基準面)23a,23bを備えている。さらに、図3に示すように、凸歯面ブレード13は所定のすくい角α2や前傾け角を持ってヘッド本体11に取り付けられ、図7に示すように、凸歯面ブレード13は径方向内方に向けて所定の横傾け角β3で傾斜するように取り付けられる。なお、径方向内方とはヘッド本体11の外側から回転中心Cに向かう方向である。
また、スロット孔23の取付基準面23a,23bはヘッド本体11の回転方向の逆側に形成されるため、切削時に凸歯面ブレード13に作用する応力をヘッド本体11側の取付基準面23a,23bによって受けることが可能となる。すなわち、スロット孔23の取付基準面23a,23bは、切削時に凸歯面ブレード13に対して作用する切削荷重(応力)を受ける向きに形成されている。これにより、単一の部品であるヘッド本体11によって直に切削荷重を受けることが可能となり、凸歯面ブレード13の緩みを防止してワークWの切削精度を向上させることが可能となる。なお、前述した取付基準面21a,21bと同様に、スロット孔23の取付基準面23a,23bについても、ヘッド本体11の回転方向に対して傾斜するように設けられている。
また、図3に矢印(応力方向)で示すように、凸歯面ブレード13によって凸歯面16を切削する際には、凸歯面ブレード13に対してヘッド本体11の径方向外方側に切削荷重が作用している。つまり、凸歯面ブレード13に対して径方向外方の分力を備えた切削加重が作用している。そこで、凸歯面ブレード13は固定機構24よりもヘッド本体11の径方向外方に配置されており、固定機構24は凸歯面ブレード13よりもヘッド本体11の径方向内方に配置されている。このように、凸歯面ブレード13と固定機構24とを配置することにより、固定機構24によって切削荷重を受けるのではなく、ヘッド本体11によって直に切削荷重を受けることが可能となる。これにより、凸歯面ブレード13の緩みを防止してワークWの切削精度を向上させることが可能となる。なお、ヘッド本体11の内周側に固定機構24を配置するためには、凸歯面ブレード13を交換する際の作業性を良好に保つため、固定機構24のようにヘッド本体11の端面側から作業可能であることが望ましい。
続いて、工具ヘッド10によるワークWの切削状態について説明する。図8(A)は凹歯面ブレード12による凹歯面15の切削状態を示す説明図であり、図8(B)は凸歯面ブレード13による凸歯面16の切削状態を示す説明図である。図8(A)に示すように、凹歯面ブレード12の切削刃12aによってワークWには傘歯車の凹歯面15が形成される一方、図8(B)に示すように、凸歯面ブレード13の切削刃13aによってワークWには傘歯車の凸歯面16が形成される。このように、凹歯面ブレード12を径方向外方に傾斜させ、凸歯面ブレード13を径方向内方に傾斜させることにより、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13の研削コストを引き下げることが可能となる。以下、その理由を説明する。
図9(A)は凹歯面ブレード100を垂直に取り付けた従来例を示す説明図であり、図9(B)は凸歯面ブレード101を垂直に取り付けた従来例を示す説明図である。図9(A)および(B)に示すように、ヘッド本体102に対して凹歯面ブレード100や凸歯面ブレード101を垂直に取り付けた場合には、切削する歯面に対向する歯面との干渉を回避するため、符号Xで示すように、切削刃100a,101aの反対側についてもブレード100,101を大きく研削する必要があり、ブレード100,101の研削コストを引き下げることが困難であった。これに対し、本発明の工具ヘッド10にあっては、図8(A)および(B)に示すように、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13を径方向に傾斜させることから、ブレード12,13が非切削側の歯面に対して接触し難い位置関係となっている。これにより、ブレード12,13における切削刃12a,13aの反対側の研削量を低減若しくは無くすことができるため、ブレード12,13の加工コストを引き下げることが可能となるのである。
また、前述したように、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13は、径方向に傾斜してヘッド本体11に取り付けられるだけでなく、固定機構22,24を用いることにより任意の突き出し量で固定することが可能である。このように、傾斜するブレード12,13の突き出し量を変化させることにより、ブレード12,13が備える切削刃12a,13aを径方向に移動させることが可能となる。ここで、図10(A)は凹歯面ブレード12の突き出し量と切削刃12aの径方向位置との関係を示す説明図であり、図10(B)は凸歯面ブレード13の突き出し量と切削刃13aの径方向位置との関係を示す説明図である。図10(A)に示すように、凹歯面ブレード12の突き出し量を増加(矢印a1)させた場合には、凹歯面ブレード12の切削刃12aは径方向外方に移動(矢印b1)する一方、凹歯面ブレード12の突き出し量を減少(矢印a2)させた場合には、凹歯面ブレード12の切削刃12aは径方向内方に移動(矢印b2)することになる。また、図10(B)に示すように、凸歯面ブレード13の突き出し量を増加(矢印a3)させた場合には、凸歯面ブレード13の切削刃13aは径方向内方に移動(矢印b3)する一方、凸歯面ブレード13の突き出し量を減少(矢印a4)させた場合には、凸歯面ブレード13の切削刃13aは径方向外方に移動(矢印b4)することになる。
図11(A)〜(C)はブレード12,13のカッタ径と歯面の切削量との関係を示す説明図である。また、図12はブレード12,13のカッタ径と歯面15,16のスパイラル角との関係を示す線図である。さらに、図13はブレード12,13のカッタ径と歯面15,16の歯当たりとの関係を示す説明図である。
図11(A)〜(C)に示すように、ブレード12,13の突き出し量を減少させた場合には、凹歯面ブレード12の切削刃12aが径方向内方に移動してカッタ径(回転中心Cから切削刃12aまでの距離)が減少し、凸歯面ブレード13の切削刃13aが径方向外方に移動してカッタ径(回転中心Cから切削刃13aまでの距離)が増大することから、凹歯面15および凸歯面16の切削量が増加することになる。また、ブレード12,13の突き出し量を増加させた場合には、凹歯面ブレード12の切削刃12aが径方向外方に移動してカッタ径が増大し、凸歯面ブレード13の切削刃13aが径方向内方に移動してカッタ径が減少することから、凹歯面15および凸歯面16の切削量が減少することになる。また、図12に示すように、ブレード12,13の突き出し量を変化させてカッタ径を変化させることにより、凹歯面15や凸歯面16のスパイラル角を変化させることが可能となる。なお、スパイラル角とはワークWに形成される歯の捩れ角である。このように、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13のカッタ径を変化させることにより、切削量やスパイラル角を変化させることができるため、凹歯面15や凸歯面16の歯面形状を修正することが可能となる。すなわち、図13に示すように、ブレード12,13の突き出し量を変化させてカッタ径を変化させることにより、凹歯面15や凸歯面16の歯当たりを適切に調整することが可能となる。
これまで説明したように、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13を径方向に傾斜させるようにしたので、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13の突き出し量を変化させることにより、切削刃12a,13aを径方向に移動させることが可能となる。すなわち、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13のカッタ径を調整することができるため、容易に凹歯面15や凸歯面16の歯面形状を修正することが可能となる。また、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13を径方向に傾斜させることにより、ブレード12,13と歯面とが干渉し難くなるため、ブレード12,13の研削量を低減若しくは無くすことができ、ブレード12,13の研削コストを引き下げることが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図示する場合には、1つのヘッド本体11に対して凹歯面ブレード12と凸歯面ブレード13とを取り付けているが、ヘッド本体に対して凹歯面ブレード12だけを取り付けても良く、ヘッド本体に対して凸歯面ブレード13だけを取り付けても良い。また、本発明の工具ヘッド10を用いることにより、ハイポイドギヤ、曲がり歯傘歯車等を切削することが可能である。さらに、本発明の工具ヘッド10を用いることにより、勾配歯傘歯車を切削することが可能であり、等高歯傘歯車を切削することが可能である。
また、図示する場合には、凹歯面ブレード12が径方向外方に傾斜して取り付けられ、凸歯面ブレード13が径方向内方に傾斜して取り付けられているが、この傾斜方向に限られることはない。例えば、切削刃の形状等によっては、凹歯面ブレードを径方向内方に傾斜させても良く、凸歯面ブレードを径方向外方に傾斜させても良い。
さらに、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13のカッタ径を調整することができるため、1つの工具ヘッド10を用いて異なる寸法の歯車を切削することが可能である。すなわち、工具ヘッド10の汎用性を高めることができ、歯車の切削コストを低減することが可能となる。
また、前述の説明では、カッタ径の調整を容易にするため、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13をヘッド本体11の径方向に傾斜させている。しかしながら、切削荷重による凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13の緩みを防止して切削精度を向上させるという観点からは、凹歯面ブレード12や凸歯面ブレード13をヘッド本体11の径方向に傾斜させずに設けても良い。ここで、図14は本発明の他の実施の形態である工具ヘッド40を示す平面図である。また、図15は工具ヘッド40を部分的に拡大して示す平面図である。さらに、図16は工具ヘッド40を構成するヘッド本体41を示す平面図である。
図14に示すように、工具ヘッド40は円盤状のヘッド本体41を有しており、ヘッド本体41には複数本の凹歯面ブレード(ブレード)42および凸歯面ブレード(ブレード)43が取り付けられている。また、凹歯面ブレード42の先端に設けられる刃部42aには、傘歯車の凹歯面15を切削する切削刃42bが形成されている。同様に、凸歯面ブレード43の先端に設けられる刃部43aには、傘歯車の凸歯面16を切削する切削刃43bが形成されている。そして、ヘッド本体41に取り付けられたブレード42,43は、ヘッド本体41の一端面41aから切削刃42b,43bを突き出した状態で固定されている。
図14〜図16に示すように、ヘッド本体41には、取付孔として複数のスロット孔44,45が円周方向に並んで形成されている。これらのスロット孔44,45はヘッド本体41の厚み方向に貫通して形成されている。また、スロット孔44はヘッド本体41の外周側に形成されており、このスロット孔44には凹歯面ブレード42が取り付けられている。さらに、スロット孔44には凹歯面ブレード42を任意の突き出し量で固定する固定機構46が取り付けられている。一方、スロット孔45はヘッド本体41の内周側に形成されており、このスロット孔45には凸歯面ブレード43が取り付けられている。さらに、スロット孔45には凸歯面ブレード43を任意の突き出し量で固定する固定機構47が取り付けられている。このように、スロット孔44,45に対してブレード42,43および固定機構46,47が組み込まれる構造であることから、図16に示すように、スロット孔44,45を大きく開口させてヘッド本体41の重量を削減することが可能となる。
また、図15および図16に示すように、ヘッド本体41に設けられるスロット孔44の一角には、第1基準面(基準面)である取付基準面44aと、第2基準面(基準面)である取付基準面44bとが形成されている。そして、スロット孔44に収容される凹歯面ブレード42の基部42cは、スロット孔44の2つの取付基準面44a,44bに突き当てられている。このように、凹歯面ブレード42を2つの取付基準面44a,44bに突き当てることにより、凹歯面ブレード42はヘッド本体41に対して位置決めされている。同様に、ヘッド本体41に設けられるスロット孔45の一角には、第1基準面(基準面)である取付基準面45aと、第2基準面(基準面)である取付基準面45bとが形成されている。そして、スロット孔45に収容される凸歯面ブレード43の基部は、スロット孔45の2つの取付基準面45a,45bに突き当てられている。このように、凸歯面ブレード43を2つの取付基準面45a,45bに突き当てることにより、凸歯面ブレード43はヘッド本体41に対して位置決めされている。
続いて、凹歯面ブレード42を固定する固定機構46について説明する。なお、凸歯面ブレード43を固定する固定機構47については、凹歯面ブレード42の固定機構46と同じ構造を有することから、同一の符号を付してその説明を省略する。図17(A)は図15の矢印a方向から凹歯面ブレード42の取付状態を示す断面図であり、図17(B)は図15の矢印b方向から凹歯面ブレード42の取付状態を示す断面図である。また、図18は凹歯面ブレード42の取付構造を示す分解斜視図である。さらに、図19(A)および(B)は固定機構46を構成する押さえ駒53を示す斜視図である。
図17および図18に示すように、固定機構46はスロット孔44に収容されるネジ部材50を有しており、ネジ部材50の端部にはそれぞれ逆位相となる雄ねじ部50a,50bが形成されている。また、固定機構46は、対向する一対の締付駒(第1締付部材,第2締付部材,締付部材)51,52を有するとともに、これらの締付駒51,52に接触する押さえ駒(押付部材)53を有している。それぞれの締付駒51,52には、ネジ部材50の雄ねじ部50a,50bに対応する雌ねじ部51a,52aが形成され、押さえ駒53に接触する傾斜面51b,52bが形成されている。また、図19(A)および(B)に示すように、押さえ駒53には、ネジ部材50が貫通する長孔53aが形成されるとともに、凹歯面ブレード42の基部42cの一角に突き当てられる突き当て面(第1押付面,第2押付面)53b,53cが形成されている。また、図19(A)に示すように、押さえ駒53には、締付駒51に接触する第1傾斜面53dと、締付駒52に接触する第2傾斜面53eとが形成されている。
このように、ネジ部材50、押さえ駒53および締付駒51,52によって構成される固定機構46により、スロット孔44に挿入された凹歯面ブレード42の基部42cはヘッド本体41に対して固定されている。すなわち、図17(B)に示すように、スロット孔44に凹歯面ブレード42の基部42cを挿入した後に、ネジ部材50を締め付けるようにすると、締付駒51,52が互いに近づくように移動し(矢印a方向)、押さえ駒53は凹歯面ブレード42の基部42cを取付基準面44a,44bに押し付けるように移動する(矢印b方向)。つまり、ネジ部材50を締め付けることにより、締付駒51,52がネジ部材50の軸方向に移動し、押さえ駒53がネジ部材50の径方向に移動することになる。これにより、凹歯面ブレード42は、スロット孔44の取付基準面44a,44bに押し付けられた状態で固定される。
なお、図17(B)に示すように、締付駒51,52と押さえ駒53とは傾斜面51b,52b,53d,53eを介して接触することから、締付力を増大させて凹歯面ブレード42を強固に固定することが可能となる。また、一対の締付駒51,52が互いに近づくように移動することから、これらの締付駒51,52に接触する押さえ駒53がネジ部材50に沿って移動することがなく、凹歯面ブレード42の取付精度を高めることが可能となる。しかも、押さえ駒53に対して2つの傾斜面53d,53eを形成したので、1つの押さえ駒53を2つの締付駒51,52に対応させることができ、固定機構46の部品点数を削減することが可能となる。なお、図14および図15に示すように、ヘッド本体41の外周部および内周部には、固定機構46,47の一部を覆うようにリング部材54,55が取り付けられている。このようにリング部材54,55を設けることにより、ブレード交換時における固定機構46,47の脱落を防止して作業性を向上させることが可能となる。
続いて、図15に示すように、凹歯面ブレード42が突き当てられる取付基準面44a,44bは、凹歯面ブレード42に作用する切削荷重(応力)を受ける向きに形成されている。これにより、複数の部品からなる固定機構46によって切削荷重を受けるのではなく、ヘッド本体41によって直に切削荷重を受けることが可能となる。すなわち、単一の部品であるヘッド本体41によって直に切削荷重を受けることができるため、切削荷重によって凹歯面ブレード42が緩むことはなく、凹歯面ブレード42の取付位置を保持することが可能となる。これにより、ワークWの切削精度を向上させることが可能となる。
また、スロット孔44の取付基準面44a,44bは、ヘッド本体41の回転方向に対して傾斜するように形成されている。これにより、2つの取付基準面44a,44bによって切削荷重を確実に受けることが可能となる。図15に矢印(応力方向)で示すように、切削荷重は基本的にヘッド本体41の回転方向に対して逆向きに作用しているが、切削荷重の作用方向は常に一定方向ではなく、切削刃42bが歯面に接してから離れるまでの切削過程において所定範囲内で振れるようになっている。このような切削荷重をヘッド本体41で確実に受けるため、ヘッド本体41の回転方向に直交する1つの取付基準面を設けるのではなく、ヘッド本体41の回転方向に対して傾斜する2つの取付基準面44a,44bを設けるようにしている。なお、前述したように、切削荷重の作用方向は所定範囲で振れることから、取付基準面44a,44bを形成する際の向きについては、歯面の切削過程において少なくとも一度は切削荷重を受ける向きに設定されている。
また、押さえ駒53には、凹歯面ブレード42の基部42cの一角に接触する2つの突き当て面53b,53cが形成されている。これにより、断面形状が四角形となる基部42cの一角に、押さえ駒53を突き当てることが可能となる。すなわち、凹歯面ブレード42の基部42cの断面形状を五角形等に形成することなく、図15に矢印Xで示すように、取付基準面44a,44bを備える一角に向けて凹歯面ブレード42を押し付けることが可能となる。これにより、凹歯面ブレード42の基部42cの断面形状を四角形に形成することができるため、凹歯面ブレード42の製作コストを低減することが可能となる。なお、図15に符号αで示すように、締付駒51,52および押さえ駒53の傾斜面51b,52b,53d,53eは、取付基準面44aに対して傾斜するように形成されている。これにより、固定機構46のネジ部材50を締め付ける際には、矢印Xで示すように、取付基準面44a,44bを備える一角に向けて凹歯面ブレード42を押し付けることが可能となる。
これまで説明したように、凹歯面ブレード42に作用する切削荷重を受ける向きに取付基準面44a,44bを形成するようにしたので、切削荷重によって凹歯面ブレード42が緩むことはなく、凹歯面ブレード42によるワークWの切削精度を向上させることが可能となる。また、凸歯面ブレード43についても、凹歯面ブレード42と同じ固定構造を有することから、切削荷重によって凸歯面ブレード43が緩むことはなく、凸歯面ブレード43によるワークWの切削精度を向上させることが可能となっている。すなわち、スロット孔45の取付基準面45a,45bは、切削時に凸歯面ブレード43に対して作用する切削荷重(応力)を受ける向きに形成されている。これにより、単一の部品であるヘッド本体41によって直に切削荷重を受けることが可能となり、凸歯面ブレード43の緩みを防止してワークWの切削精度を向上させることが可能となる。なお、前述した取付基準面44a,44bと同様に、スロット孔45の取付基準面45a,45bについても、ヘッド本体41の回転方向に対して傾斜するように設けられている。
また、図15に矢印(応力方向)で示すように、凸歯面ブレード43によって凸歯面16を切削する際には、凸歯面ブレード43に対してヘッド本体41の径方向外方側に切削荷重が作用している。つまり、凸歯面ブレード43に対して径方向外方の分力を備えた切削加重が作用している。そこで、凸歯面ブレード43は固定機構47よりもヘッド本体41の径方向外方に配置されており、固定機構47は凸歯面ブレード43よりもヘッド本体41の径方向内方に配置されている。このように、凸歯面ブレード43と固定機構47とを配置することにより、固定機構47によって切削荷重を受けるのではなく、ヘッド本体41によって直に切削荷重を受けることが可能となる。これにより、凸歯面ブレード43の緩みを防止してワークWの切削精度を向上させることが可能となる。なお、ヘッド本体41の内周側に固定機構47を配置するためには、凸歯面ブレード43を交換する際の作業性を良好に保つため、固定機構47のようにヘッド本体41の端面41a側から作業可能であることが望ましい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図示する場合には、1つのヘッド本体41に対して凹歯面ブレード42と凸歯面ブレード43とを取り付けているが、ヘッド本体41に対して凹歯面ブレード42だけを取り付けても良く、ヘッド本体41に対して凸歯面ブレード43だけを取り付けても良い。また、本発明の工具ヘッド40を用いることにより、ハイポイドギヤ、曲がり歯傘歯車等を切削することが可能である。さらに、本発明の工具ヘッド40を用いることにより、勾配歯傘歯車を切削することが可能であり、等高歯傘歯車を切削することが可能である。
なお、以上説明した構成は、要約書の課題としては、次のように記載することができる。ブレードの緩みを防止して切削精度を向上させる。また、要約書の解決手段としては、次のように記載することができる。図15に示すように、ヘッド本体11には、凹歯面ブレード42が挿入されるスロット孔44と、凸歯面ブレード43が挿入されるスロット孔45とが形成される。スロット孔44の一角には2つの取付基準面44a,44bが形成され、スロット孔45の一角には取付基準面45a,45bが形成される。スロット孔44には固定機構46が組み込まれ、固定機構46によって凹歯面ブレード42が取付基準面44a,44bに押し当てられる。また、スロット孔45には固定機構47が組み込まれ、固定機構47によって凸歯面ブレード43が取付基準面45a,45bに押し当てられる。取付基準面44a,44bは凹歯面ブレード42の切削荷重を受ける向きに形成される。また、取付基準面45a,45bは凸歯面ブレード43の切削荷重を受ける向きに形成される。これにより、切削精度を向上させることが可能となる。
10 工具ヘッド
11 ヘッド本体
11a 一端面
12 凹歯面ブレード(ブレード)
12a 切削刃
12b 刃部
12c 基部
13 凸歯面ブレード(ブレード)
13a 切削刃
13b 刃部
13c 基部
15 凹歯面
16 凸歯面
21 スロット孔(第1取付孔,取付孔)
21a 取付基準面(第1基準面,基準面)
21b 取付基準面(第2基準面,基準面)
22 固定機構
23 スロット孔(第2取付孔,取付孔)
23a 取付基準面(第1基準面,基準面)
23b 取付基準面(第2基準面,基準面)
24 固定機構
40 工具ヘッド
41 ヘッド本体
42 凹歯面ブレード(ブレード)
42a 刃部
42c 基部
43 凸歯面ブレード(ブレード)
43a 刃部
44 スロット孔(取付孔)
44a 取付基準面(第1基準面,基準面)
44b 取付基準面(第2基準面,基準面)
45 スロット孔(取付孔)
45a 取付基準面(第1基準面,基準面)
45b 取付基準面(第2基準面,基準面)
46 固定機構
47 固定機構
50 ネジ部材
51 締付駒(第1締付部材,締付部材)
51b 傾斜面
52 締付駒(第2締付部材,締付部材)
52b 傾斜面
53 押さえ駒(押付部材)
53b 突き当て面(第1押付面)
53c 突き当て面(第2押付面)
53d 傾斜面(第1傾斜面)
53e 傾斜面(第2傾斜面)
C 回転中心

Claims (6)

  1. 傘歯車を切削する工具ヘッドであって、
    一角に第1基準面と第2基準面とを備える取付孔が厚み方向に形成される円盤状のヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の取付孔に挿入される基部と、前記基部に連なって前記ヘッド本体の一端面から突き出る刃部とを備えるブレードと、
    前記ヘッド本体に取り付けられ、前記ブレードの基部を前記第1基準面と前記第2基準面とに押し当てて固定する固定機構とを有し、
    前記第1基準面と前記第2基準面とは、前記ブレードに作用する切削荷重を受ける向きに形成され
    前記固定機構は、前記取付孔に収容されるネジ部材と、前記ネジ部材に取り付けられて前記ネジ部材の軸方向に移動自在となる締付部材と、前記締付部材に傾斜面を介して接触して前記ネジ部材の径方向に移動自在となる押付部材と、を備え、
    前記締付部材として、前記ネジ部材の一端側に取り付けられる第1締付部材と、前記ネジ部材の他端側に取り付けられる第2締付部材とが設けられ、
    前記押付部材には、前記第1締付部材の傾斜面に接触する第1傾斜面と、前記第2締付部材の傾斜面に接触する第2傾斜面とが形成され、
    前記押付部材によって前記ブレードの基部が前記第1基準面と前記第2基準面とに押し当てられる、ことを特徴とする工具ヘッド。
  2. 請求項記載の工具ヘッドにおいて、
    前記固定機構は、前記ヘッド本体の径方向外方に向けて前記ブレードを前記第1基準面と前記第2基準面に押し当てることを特徴とする工具ヘッド。
  3. 請求項または記載の工具ヘッドにおいて、
    前記第1基準面と前記第2基準面とは、前記ヘッド本体の回転方向に対して傾斜することを特徴とする工具ヘッド。
  4. 傘歯車を切削する工具ヘッドであって、
    基準面を備える取付孔が厚み方向に形成される円盤状のヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の取付孔に挿入される基部と、前記基部に連なって前記ヘッド本体の一端面から突き出る刃部とを備えるブレードと、
    前記ヘッド本体の取付孔に設けられ、前記ブレードの基部を前記取付孔の基準面に押し当てて固定する固定機構とを有し、
    前記ブレードは前記固定機構よりも前記ヘッド本体の径方向外方に配置される一方、前記固定機構は前記ブレードよりも前記ヘッド本体の径方向内方に配置され
    前記固定機構は、前記取付孔に収容されるネジ部材と、前記ネジ部材に取り付けられて前記ネジ部材の軸方向に移動自在となる締付部材と、前記締付部材に傾斜面を介して接触して前記ネジ部材の径方向に移動自在となる押付部材と、を備え、
    前記締付部材として、前記ネジ部材の一端側に取り付けられる第1締付部材と、前記ネジ部材の他端側に取り付けられる第2締付部材とが設けられ、
    前記押付部材には、前記第1締付部材の傾斜面に接触する第1傾斜面と、前記第2締付部材の傾斜面に接触する第2傾斜面とが形成され、
    前記押付部材によって前記ブレードの基部が前記基準面に押し当てられる、ことを特徴とする工具ヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の工具ヘッドにおいて、
    前記ブレードの基部の断面形状は四角形に形成され、前記押付部材には前記基部の一角に接触する第1押付面と第2押付面とが形成されることを特徴とする工具ヘッド。
  6. 請求項のいずれか1項に記載の工具ヘッドにおいて、
    前記ブレードは、前記傘歯車の凸歯面を切削する凸歯面ブレードであることを特徴とする工具ヘッド。
JP2010002190A 2009-01-08 2010-01-07 工具ヘッド Expired - Fee Related JP5541930B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010002190A JP5541930B2 (ja) 2009-01-08 2010-01-07 工具ヘッド
CN201010154048.XA CN102120277B (zh) 2010-01-07 2010-04-22 刀架
KR1020100038053A KR101767674B1 (ko) 2010-01-07 2010-04-23 공구 헤드
US12/787,891 US8747030B2 (en) 2010-01-07 2010-05-26 Tool head
DE102010021668A DE102010021668A1 (de) 2010-01-07 2010-05-27 Werkzeugkopf

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002873 2009-01-08
JP2009002873 2009-01-08
JP2010002190A JP5541930B2 (ja) 2009-01-08 2010-01-07 工具ヘッド

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010179455A JP2010179455A (ja) 2010-08-19
JP2010179455A5 JP2010179455A5 (ja) 2012-11-15
JP5541930B2 true JP5541930B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=44259697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010002190A Expired - Fee Related JP5541930B2 (ja) 2009-01-08 2010-01-07 工具ヘッド

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8747030B2 (ja)
JP (1) JP5541930B2 (ja)
KR (1) KR101767674B1 (ja)
CN (1) CN102120277B (ja)
DE (1) DE102010021668A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103252538B (zh) * 2012-02-16 2020-01-17 山特维克知识产权股份有限公司 面滚铣刀系统及用于该面滚铣刀系统的可转位铣削刀片
EP2988899B1 (en) 2013-04-25 2023-08-30 The Gleason Works Cutter with positive seated stick blades for bevel gear cutting
EP2871015B1 (en) 2013-11-11 2018-10-10 Sandvik Intellectual Property AB Gear milling cutter as well as an insert holder and a chip removal unit
DE102015104500A1 (de) * 2015-03-25 2016-09-29 Profilator Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Verzahnen von Werkrädern durch Wälzschälen
JP6618742B2 (ja) * 2015-09-15 2019-12-11 株式会社Subaru ブレード固定構造
EP3411175B1 (en) 2016-02-01 2021-08-18 The Gleason Works Bevel and hypoid gear cutting tool and method of cutting bevel and hypoid gears
JP7343392B2 (ja) * 2016-11-15 2023-09-12 ザ グリーソン ワークス 押し込み式着座円形ブレードスティックを有するカサ歯車切削用のカッター
CN106735494B (zh) * 2016-11-21 2018-09-28 株洲钻石切削刀具股份有限公司 具有防飞功能的铣削刀具
JP6765477B1 (ja) * 2019-06-07 2020-10-07 株式会社牧野フライス製作所 フライスカッター

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2270003A (en) * 1936-03-02 1942-01-13 Goddard & Goddard Company Inc Gear cutter
US2778092A (en) * 1954-09-28 1957-01-22 Wesson Tool Company Tool holder
DE1890862U (de) * 1960-10-24 1964-04-09 Innocenti Soc Gen Per L Ind Me Bohrwerkskopf fuer mehrere werkzeuge.
DE2361519C3 (de) * 1973-01-05 1975-10-02 Gfm-Gesellschaft Fuer Fertigungstechnik Und Maschinenbau Ag, Steyr (Oesterreich) Profilfräser zum Rundfräsen von Kurbelwellenzapfen od.dgl
US4078868A (en) * 1977-04-06 1978-03-14 The Ingersoll Milling Machine Company Cutter having inserts clamped with wedges
US4329091A (en) * 1980-05-07 1982-05-11 General Electric Company Floating wedge for use in conjunction with an indexable cutting tool
DE3267329D1 (en) * 1982-01-12 1985-12-12 Oerlikon Buehrle Ag Cutter-head for gear-cutting machine
JPH08108316A (ja) 1994-10-06 1996-04-30 Mitsubishi Materials Corp 転削工具
DE69721993T2 (de) 1996-04-25 2004-02-19 The Gleason Works Schneidwerkzeug für verzahnte gegenstände
DE19624685C1 (de) * 1996-06-20 1997-02-20 Oerlikon Geartec Ag Rundstabmesser und insbesondere dafür vorgesehener Messerkopf
US6632050B2 (en) * 2001-09-06 2003-10-14 Kennametal Inc. Face hobbing cutter
US7059810B2 (en) * 2002-04-18 2006-06-13 Kennametal Inc. Gear hobbing cutter system
JP5083511B2 (ja) * 2007-03-23 2012-11-28 いすゞ自動車株式会社 締結・固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102010021668A1 (de) 2011-07-14
CN102120277B (zh) 2015-01-28
KR101767674B1 (ko) 2017-08-11
US20110164931A1 (en) 2011-07-07
JP2010179455A (ja) 2010-08-19
CN102120277A (zh) 2011-07-13
KR20110081015A (ko) 2011-07-13
US8747030B2 (en) 2014-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5541930B2 (ja) 工具ヘッド
KR101211893B1 (ko) 절삭 공구 및 절삭공구용 카트리지
US9782842B2 (en) Method of manufacturing an elbow, cutting tool, and elbow
US6540446B2 (en) Cylindrical cutting blade and cutter head assembly which carries the cutting blade
JP6052712B2 (ja) 切削工具
JPWO2008123424A1 (ja) シート部材およびそれを用いた回転工具並びにそれを用いた切削方法
US9770768B2 (en) Rotary cutting tool with anti-rotation feature
JP5050492B2 (ja) 刃振れ調整機構および刃振れ調整機構を備えたスローアウェイ式切削工具
JP6977494B2 (ja) 歯切り工具、歯車加工装置、歯切り工具の再研磨方法及び歯切り工具の設計方法
JP2019177445A (ja) 切刃部の位置調整機構および転削工具
JPWO2018198648A1 (ja) スクロール圧縮機の製造方法
US20150159796A1 (en) Method of manufacturing an elbow, cutting tool, and elbow
JP5000471B2 (ja) 卓上切断機における切断材の位置決めフェンス
JP5964743B2 (ja) ホルダ部材、切削工具および切削加工物の製造方法
JP4797462B2 (ja) 回転工具
JP2020006456A (ja) 転削工具
JP4770254B2 (ja) 切削工具
JP4876540B2 (ja) スローアウェイチップ及びその研削方法
JP2006130600A (ja) インサート及びフライスカッター
JP6413358B2 (ja) 組立式ホブ
JP5825168B2 (ja) 切削部材のクランプ機構及びこれを用いた刃部交換式切削工具
JP2004160645A (ja) ピニオンカッタ
JP5342310B2 (ja) 組立式工具
JPH0740142A (ja) 歯切り用フェースホブカッター
JP2009034819A (ja) 切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5541930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees