JP2006130600A - インサート及びフライスカッター - Google Patents

インサート及びフライスカッター Download PDF

Info

Publication number
JP2006130600A
JP2006130600A JP2004321877A JP2004321877A JP2006130600A JP 2006130600 A JP2006130600 A JP 2006130600A JP 2004321877 A JP2004321877 A JP 2004321877A JP 2004321877 A JP2004321877 A JP 2004321877A JP 2006130600 A JP2006130600 A JP 2006130600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
milling cutter
mounting seat
tool
seating surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004321877A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Takiguchi
正治 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2004321877A priority Critical patent/JP2006130600A/ja
Publication of JP2006130600A publication Critical patent/JP2006130600A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 インサートが強固に固定されるとともに、インサートの位置が調整方向以外へずれることなく、インサートの位置調整を簡単に行うことができるインサートと、そのインサートを使用するフライスカッターを提供する。
【解決手段】 略多角形平板状をなし、多角形の各辺稜部に切刃36が設けられてなり、工具本体に設けられた取付座に装着されるインサート31であって、工具本体に装着される際に取付座と接する着座面32に、この着座面32に対向する側から見て互いに交差する少なくとも2方向に向けて延びる同形同大の複数のセレーション溝40が設けられることにより、複数の凸部42が形成されていることを特徴とする。
また、上記のインサート31が装着されるフライスカッターであって、取付座に、インサート31の着座面32に形成された複数のセレーション溝40のうちのひとつに嵌合されるように延びる突条部が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、切刃を備えたインサート及びそのインサートを工具本体の先端部外周に着脱可能に装着したフライスカッターに関する。
被切削材に平面加工を施す転削工具として、複数のインサートが装着された正面フライスカッターが使用されている。この種のインサートは、超硬合金等の硬質材料より構成され、円盤状の工具本体の先端部外周に形成された多数の取付座に着脱可能に装着され、上記の工具本体をその軸線回りに高速回転するとともに軸線と交差する方向に送りを与えることにより、上記のインサートの工具外周面に向けられた外周切刃と工具先端側に向けられた正面切刃によって被切削材を切削するものである。
ところで、多数のインサートを装着した正面フライスカッターでは、各インサートに設けられた切刃が工具本体の軸線O回りに描く回転軌跡が一致するように、各インサートが取り付けられていなければならない。すなわち、切刃の振れ出し量が同一となるように、高い切刃振れ精度が備わっていなければならない。切刃の振れ出し量が異なっている場合には、振れ出し量の大きい切刃が優先的に磨耗してしまうため、インサートの交換頻度が多くなるとともに、被切削材の仕上げ面が波打ち、仕上げ面の面粗度が劣化するといった問題があった。
上記の正面フライスカッターにおいては、仕上げ面の面粗度を向上させるために、正面フライスカッターに装着された多数のインサートのうちの一部をワイパー刃(さらい刃)とする手段が提供されているが、ワイパー刃を備えたフライスカッターでは、ワイパー刃のみが切削する部分が多くなり、ワイパー刃が優先的に磨耗するため、インサートの交換頻度が多くなるといった問題があった。
そこで、このようなフライスカッターにおいては、例えば特許文献1のように、インサートの位置を移動させ、各切刃の振れ出し量を調整して使用されている。
図9、図10に、従来のインサートの一例を示す(特許文献2参照。)。また、図11、図12に、従来の正面フライスカッターの一例を示す。
インサート1は、平面視略正方形の平板状に形成されており、底面部2と上面部3と側面部4とを有し、側面部4は、底面部2から上面部3に向けて漸次外側に傾斜して設けられ、インサート1は、側面から見て等脚台形状に形成されている。
上面部3と側面部4との交差稜線部には、主切刃6が設けられ、上面部3の各コーナー部には、コーナー部で交差される2つの主切刃6に対して、それぞれ内側に傾いた一対の副切刃8が設けられている。インサート1の上面部2の中心には、インサート1を工具本体に取り付けるためのクランプネジが挿通される孔部9が設けられている。底面部3は、工具本体に取り付ける際に着座面とされ、平面状に形成されている。
正面フライスカッター11においては、軸線O回りに回転される略円盤状の工具本体12の先端部外周には、複数のチップポケット14が形成されており、チップポケット14の工具回転方向Tの後方側には、インサート1の取付座16が形成されている。インサート1は、平面状に形成された取付座16の取付面16Aにインサート1の底面部3を着座面として取り付けられる。
取付座16の工具回転方向Tの前方には、チップポケット14の工具本体12の径方向内側の壁面に、工具本体12の径方向内側に凹む凹部が形成されており、この凹部にクサビ部材19が挿入され、取付ネジ21にて工具本体12に固定される。インサート1は、クサビ部材19により取付座16に押圧され、クサビ部材19の工具回転方向Tの後方側壁面19Aと取付座16の取付面16Aとの間で挟装される。
また、取付座16の工具基端側の壁面には、雌ネジ部22が形成され、この雌ネジ部22には、インサート1の工具基端側を向く面と当接して、インサート1の位置を調整する調整ネジ23が螺着されている。調整ネジ23には、頭部24が備えられており、頭部24の側壁には、調整ネジ23を回転させるための専用工具が差し込まれる横穴25が、一定間隔で複数形成されている。
上記の構成のインサート1は、正面フライスカッター11の取付座16に取り付けられ、工具本体12がその軸線O回りに高速回転されつつ軸線Oと交差する方向に送られることにより、工具本体12の先端部外周に設置されたインサート1の工具外周面に向けられた外周切刃と工具先端側に向けられた正面切刃によって被切削材を切削していく。
上記の構成の正面フライスカッター11においては、切刃の振れ出し量を調整する場合には、雌ネジ部22に螺着された調整ネジ23を回転させ、インサート1の工具基端側を向く面を調整ネジ23の頭部24で押圧し、インサート1を工具先端側へ突き出させることにより、インサート1の位置を調整する。
特開2001−252813号公報 特開2004−009147号公報
上記の構成のインサート1及び正面フライスカッター11においては、インサート1の着座面及び正面フライスカッター11の取付座16の取付面16Aがどちらも平面状に形成されており、インサート1の移動を規制するものが設けられていないので、調整ネジ23の頭部24でインサート1の工具基端側を向く面を押圧した際に、インサート1の位置が調整方向以外へずれる可能性があった。特に、インサート1が取付面16A上で回転してしまった場合には、インサート1のコーナー部に設けられた副切刃8の切れ込み角度にずれが生じてしまうため、切刃の振れ出し調整とともに、インサート1の角度調整も必要となり、インサート1の位置調整が非常に困難な作業となってしまうといった問題があった。
また、インサート1が調整方向以外へずれてしまった場合には、インサート1を再度取り付ける必要があり、切刃の振れ出し量を調整するのに多大な時間と労力を要した。また、インサート1をコーナーチェンジした場合には、上記と同様に労力の掛かるインサートの位置調整を行う必要があった。
さらに、上記の構成のインサート1及び正面フライスカッター11においては、インサート1の着座面と取付座16の取付面16Aがどちらも平面状に形成されているので、切削加工を行った際にその切削抵抗によってインサートの位置がずれてしまう虞があった。
本願発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、インサートが強固に固定されるとともに、インサートの位置が調整方向以外へずれることなく、位置調整を簡単に行うことができるインサートと、そのインサートを使用したフライスカッターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は、略多角形平板状をなし、多角形の各辺稜部に切刃が設けられてなり、工具本体に設けられた取付座に装着されるインサートであって、前記工具本体に装着される際に前記取付座と接する着座面に、この着座面に対向する側から見て互いに交差する少なくとも2方向に向けて延びる同形同大の複数のセレーション溝が設けられることにより、複数の凸部が形成されていることを特徴とする。
また、この発明は、上記のインサートが装着されるフライスカッターであって、前記取付座に、前記インサートの前記着座面に形成された前記複数のセレーション溝のうちのひとつに嵌合されるように延びる突条部が設けられたことを特徴とする。
上記の構成のインサートにおいては、その着座面にセレーション溝が2方向に向けて形成されているので、本発明のフライスカッターのように突条部が形成された取付座に、セレーション溝と突条部が嵌合されて装着されることにより、セレーション溝が形成された2つの方向のうち突条部に嵌合した一のセレーション溝が延びる方向に沿ってインサートの位置調整をすることができるとともに、インサートが回転することなく位置調整が可能なため、インサートのコーナー部に設けられた副切刃の切り込み角度を一定に保ったままでインサートの位置調整ができる。
また、上記の構成のインサートにおいて、前記セレーション溝が、前記インサートの着座面に対向する側から見て前記インサートがなす多角形の辺に直交する方向に設けられていることにより、インサートがなす多角形の各辺稜部に形成された切刃に直交する方向にインサートの位置調整ができる。したがって、多角形の各辺稜部に形成された主切刃や副切刃をコーナーチェンジして順次使用した場合に、どの主切刃を使用してもインサートの位置調整を容易に行うことができる。
また、上記の構成のインサートにおいて、前記セレーション溝によって前記着座面に形成される前記凸部が、錐体状に形成されることにより、インサートが取り付けられる工具本体の取付座に設けられた突条部との嵌合がスムーズになされるとともに、工具本体の取付座とインサートの着座面がクサビ効果により強固に固定されるので、インサートを安定して取り付けることができる。
また、上記の構成のフライスカッターにおいては、取付座に、インサートの着座面に形成された複数のセレーション溝のうちのひとつに嵌合されるように延びる突条部が設けられているので、着座面にセレーション溝が設けられたインサートをこの突条部に嵌合して取り付けることにより、インサートの取付剛性が高くなり、切削時の切削抵抗でインサートがずれたりすることを防止できる。また、インサートの位置を調整する場合に、インサートが取付座の突条部の延びる方向以外に移動しないので、位置調整を容易に行うことができる。
また、上記の構成のフライスカッターにおいて、前記インサートの位置を調整できる調整機構を設けることにより、さらに容易にインサートの位置調整を行うことができる。
したがって、本発明によれば、インサートが強固に固定されるとともに、インサートの位置が調整方向以外へずれることなく、インサートの位置調整が簡単に行うことができるインサートと、そのインサートを使用するフライスカッターを提供することができる。
本発明の実施の形態であるインサートについて説明する。図1から図4に、本発明の実施形態であるインサートを示す。
インサート31は、超硬合金等の硬質材料により構成されており、平面視略正方形の平板状に形成され、着座面をなす底面部32とすくい面をなす平面状の上面部33と逃げ面をなす4つの側面部34とを有する。4つの側面部34は、底面部32から上面部33に向けて漸次外側に傾斜して設けられており、インサート31は、側面から見て等脚台形状に形成され、側面部34に逃げ角が付されたポジティブインサートとされている。
上面部33と4つの側面部34との交差稜線からなる4つの辺稜部には、主切刃36が設けられ、上面部33の各コーナー部には、コーナー部で交差される2つの主切刃36に対して、それぞれ内側に傾いた一対の副切刃38が、主切刃36に鈍角に交差し、副切刃38同士も鈍角に交差するように設けられている。インサート31には、インサート31を工具本体に取り付けるためのクランプネジが挿通される孔部39が、上面部33の中央部から底面部32を貫通して設けられている。また、インサート31は、孔部39の中心線に関して90°回転対称であり、さらに2つずつの辺稜部の中点を通る面に対しても対称に形成されている。
底面部32には、インサート31を底面部32側から見て、インサート31がなす正方形のそれぞれの辺稜部に設けられた主切刃36に対して直交する方向に、互いに平行に延びる同形同大の断面V字状のセレーション溝40が等ピッチで設けられている。本実施の形態においては、インサート31が平面視略正方形に形成されているので、セレーション溝40は、互いに直交する2方向に向けて設けられており、直交する2つのセレーション溝40同士も同形同大で等ピッチに形成されている。よって、底面部32には、この2方向に向けて形成されたセレーション溝40によって、同形同大の正四角錐状の凸部42が複数形成され、凸部42の上面43は孔部39の中心線に垂直な一の平面状とされている、つまり、凸部42は正四角錐台状に形成されている。
次に本発明の実施の形態であるフライスカッターについて説明する。図5から図8に、本発明の実施形態であるフライスカッターを示す。
フライスカッター51は、鋼材等で構成された工具本体52を有し、工具本体52は、略円盤状をなし、該円盤の中央部には、該円盤の軸線Oに沿って、工具本体52をアダプタを介して工作機械の主軸端等に取り付けるための取付穴53が形成されている。そして、この工具本体52の先端側の外周部には、工具本体52の外周面及び先端面に開口するようにチップポケット54が形成されており、さらにこれらのチップポケット54の工具回転方向Tの後方側には、それぞれインサート31の取付座56が設けられている。
取付座56の取付面56Aには、インサート31の調整方向に沿って配置された突条部57が形成されている。この突条部57は、インサート31の着座面に形成されたセレーション溝40に嵌合するように、断面凸V字状で等ピッチに形成されている。
各取付座56の工具基端側には、工具本体52に一体に形成されて略径方向に伸びた調整板58が設けられており、取付座56の工具回転方向Tを向く面には、インサート31をクランプネジ60によって装着するための雌ネジ部61が形成され、雌ネジ部61は、インサート31におけるクランプネジ60が挿通される取付穴よりも僅かに工具基端側に偏心した位置に形成されている。各取付座56には、クランプネジ60が雌ネジ部61に螺着されることにより、インサート31が着脱可能に装着され、インサート31の工具基端側を向く面を調整板58側に押圧されるように固定されている。
調整板58の工具基端側には、工具本体32の外周面から略径方向に向けて出没可能に螺着された調整ネジ62が、調整板58と接するように設けられている。調整ネジ62には、雄ネジ部63とネジ本体64と頭部65とが備えられており、頭部65には、ネジを回転させる工具を挿入する穴66が形成されている。また、調整板58は、調整ネジ62の頭部65と接する面が工具本体52の略径方向外側に向かって調整板58の厚さが漸次薄くなる傾斜面67とされている。調整板58からみて調整ネジ62を挟んだ反対側には、頭部65の外周面に摺接して調整ネジ62が工具基端側へたわむことを規制する押さえ部68が設けられている。
各取付座56には、インサート31の取付座56への着座面をなす底面部32に形成されたセレーション溝40と、取付座56に形成された突条部57とが嵌合された状態でインサート31が取付座56に装着され、クランプネジ60がインサート31の孔部39に挿通されて雌ネジ部61に螺着されることにより、インサート31が取付座56に着脱可能に取り付けられている。ここで、インサート31のセレーション溝40と取付座56の突条部57が嵌合されるので、一の辺綾部の一の主切刃36を外周に突出させてインサート31を着座させた状態で、一の主切刃36の先端側に副切刃38を介して連なる他の一の辺稜部の外周側の副切刃38が軸線Oに垂直な平面上に位置されることになる。
上記の構成のフライスカッター51は、工具本体52の取付穴53に取付ボルトが挿通されて、該取付ボルトの先端をアダプタにねじ込まれることによって、工具本体52がアダプタに接続され、工具本体52は、アダプタを介して工作機械の主軸端に取り付けられ、工具回転方向Tに高速回転されるとともに、軸線Oと交差する方向に送りを与えられることにより、インサート31の工具外周側に向けられた主切刃36およびこれに連なる副切刃38によって、被切削材の表面をこの送り方向に切削するとともに、工具先端側に向けられて前記軸線Oに垂直な平面上に位置する副切刃38によって、切削された表面を軸線Oに垂直な平坦面に仕上げていく。
上記の構成のフライスカッター51においては、インサート31の工具軸線方向の位置の調整は、調整ネジ62の頭部65に形成された穴66にネジを回転させる工具を挿入し、調整ネジ62を締め込み、調整ネジ62を工具本体52の略径方向に移動させることにより行う。調整ネジ62をねじ込んだ場合には、調整ネジ62の頭部65が工具本体52の径方向内側に移動し、傾斜面67が形成された調整板58の上面が調整ネジ62の頭部65によって工具先端側へ押圧され、調整板58が工具先端側へ弾性変形され、インサート31が、取付座56の取付面56Aに形成された突条部57に沿って工具先端側へ突き出される。
上記の構成のインサート31においては、正面フライスカッター51の取付座56に形成された突条部57に嵌合し得るセレーション溝40が2方向に向けて形成されることにより、着座面をなす底面部32に複数の凸部が形成されているので、クサビ効果によってインサート31が取付座56に強固に固定することができ、取付剛性を高めて、切削時の切削抵抗によりインサートがずれてしまうことを防止できる。また、同形同大のセレーション溝40が互いに交差する2方向に向けて延びているので、コーナーチェンジの際などこの2方向間でインサートを取り付け直したときでも同様の取付剛性を維持することができる。
そして、さらにこうして取り付けられたインサート31の位置調整を行う際に、インサート31が調整方向以外の方向にずれることが防止され、切刃の振れ出し量の調整に掛かる労力と時間を大幅に削減できる。また、インサート31が回転することなく位置調整が可能なため、インサート31のコーナー部に設けられた副切刃38の切り込み角度を一定に保ったままでインサート31の位置調整ができる。
また、上記の構成のインサート31においては、セレーション溝40が、略正方形の辺に直交する方向に設けられているので、インサート31のコーナーチェンジを行い、インサート31の4つの主切刃を順次外周切刃として使用した場合にも、正面フライスカッター51の取付座56に設けられた突条部57にセレーション溝40を嵌合でき、インサート31の位置調整を容易に行うことができる。
また、インサート31及び正面フライスカッター51においては、切刃の振れ出し量の調整が精度良くできるとともに、副切刃の切り込み角度を一定に保持できるため、被切削材を切削した際に形成される仕上げ面の面粗度が良好であり、ワイパー刃(さらい刃)を別途設ける必要がなく、インサート31の交換頻度を低減することができる。
なお、上記の実施の形態においては、インサートを平面視正方形のもので説明したが、平面視多角形であれば良く、例えば、三角形のインサートであれば、その着座面には三角錘状の凸部が形成され、また、着座面に形成される凸部が円錐状に形成されたものであれば、インサートの形状に制限されることなく、取付座の突条部に取り付けることができ、上記の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、インサートの材質を超硬合金として説明したが、インサートの材質に制限されない。
また、上記の実施の形態においては、セレーション溝を断面V字状の溝として説明したが、凹曲線と凸曲線が連続して構成される断面波型の溝であっても良いし、鋸刃状の溝であっても良い。フライスカッターの取付座に形成される突条部も、上記のセレーション溝と同様に、凹曲線と凸曲線が連続して構成される断面波型の溝であっても良いし、鋸刃状の溝であっても良い。
また、上記の実施の形態においては、インサートをクランプネジで固定するフライスカッターで説明したが、インサートをクサビ部材で挟装する者でも良い。この場合でも、インサートのセレーション溝と取付座の突条部とが嵌合されることにより、インサートが強固に固定されるので、切削加工時の切削抵抗などでインサートが移動してしまうのを防止できる。
本発明の実施形態であるインサートの底面図である。 本発明の実施形態であるインサートの上面図である。 本発明の実施形態であるインサートをA方向から見た側面図である。 本発明の実施形態であるインサートをB方向から見た側面図である。 本発明の実施形態であるフライスカッターの側面断面図である。 本発明の実施形態であるフライスカッターのインサート取付部の拡大正面図である。 本発明の実施形態であるフライスカッターのインサート取付部の拡大側面図である。 本発明の実施形態であるフライスカッターのインサート取付部の拡大底面図である。 従来のインサートの正面図である。 従来のインサートの側面断面図である。 従来のフライスカッターの側面断面図である。 従来のフライスカッターのインサート取付部詳細図である。
符号の説明
31 インサート
32 底面部(着座面)
36 主切刃
38 副切刃
40 セレーション溝
42 凸部
51 フライスカッター
56 取付座
57 突条部

Claims (5)

  1. 略多角形平板状をなし、多角形の各辺稜部に切刃が設けられてなり、工具本体に設けられた取付座に装着されるインサートであって、
    前記工具本体に装着される際に前記取付座と接する着座面に、この着座面に対向する側から見て互いに交差する少なくとも2方向に向けて延びる同形同大の複数のセレーション溝が設けられることにより、複数の凸部が形成されていることを特徴とするインサート。
  2. 請求項1記載のインサートにおいて、
    前記セレーション溝が、前記インサートの着座面に対向する側から見て前記インサートがなす多角形の辺に直交する方向に設けられていることを特徴とするインサート。
  3. 請求項1又は請求項2記載のインサートにおいて、
    前記セレーション溝によって前記着座面に形成される前記凸部が、錐体状に形成されていることを特徴とするインサート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のインサートが装着されるフライスカッターであって、
    前記取付座に、前記インサートの前記着座面に形成された複数の前記セレーション溝のうちのひとつに嵌合されるように延びる突条部が設けられたことを特徴とするフライスカッター。
  5. 請求項4記載のフライスカッターにおいて、
    前記インサートの位置を調整できる調整機構が設けられたことを特徴とするフライスカッター。
JP2004321877A 2004-11-05 2004-11-05 インサート及びフライスカッター Withdrawn JP2006130600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004321877A JP2006130600A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 インサート及びフライスカッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004321877A JP2006130600A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 インサート及びフライスカッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006130600A true JP2006130600A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36724583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004321877A Withdrawn JP2006130600A (ja) 2004-11-05 2004-11-05 インサート及びフライスカッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006130600A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114344A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Tungaloy Corp 刃振れ調整機構および刃振れ調整機構を備えたスローアウェイ式切削工具
KR101549716B1 (ko) 2008-03-13 2015-09-02 쎄코 툴스 에이비 칩 제거 가공용 밀링 인서트

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114344A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Tungaloy Corp 刃振れ調整機構および刃振れ調整機構を備えたスローアウェイ式切削工具
KR101549716B1 (ko) 2008-03-13 2015-09-02 쎄코 툴스 에이비 칩 제거 가공용 밀링 인서트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5363000B2 (ja) 切削工具、切削インサートおよび工具本体
CN100488679C (zh) 切削刀片、切削刀具、垫板及安装切削刀片的方法
US6102630A (en) Ball nose end mill insert
JP6330913B2 (ja) 切削インサート及び刃先交換式回転切削工具
EP3117941B1 (en) Cutting insert and cutting tool
JP2008229744A (ja) 切削インサートおよびインサート着脱式転削工具
JP2017124464A (ja) 切削インサートおよび刃先交換式切削工具
JP2020501925A (ja) 切削インサートおよび肩削りフライス工具
JP7101679B2 (ja) 切削インサートおよび肩削りフライス工具
JP6052712B2 (ja) 切削工具
JP6964092B2 (ja) 面溝入れのための金属切削溝入れインサート
WO2015137508A1 (ja) 切削インサート、工具ボデーおよび切削工具
US10286459B2 (en) Machining tool
JP2019506307A (ja) ピーリング用チップ
JP2008114344A (ja) 刃振れ調整機構および刃振れ調整機構を備えたスローアウェイ式切削工具
JP2006192553A (ja) ガンドリル用インサート、ガンドリル用ホルダ及びインサート式ガンドリル
JP2006130600A (ja) インサート及びフライスカッター
JP2019177445A (ja) 切刃部の位置調整機構および転削工具
JP2008100316A (ja) 切削工具及び仕上げ刃インサート
WO2020203463A1 (ja) 切削インサートおよび転削工具
JP2006150491A (ja) フライスカッター
JP2006231424A (ja) フライス工具およびスローアウェイインサート
JP2006102924A (ja) フライスカッター
JP6998946B2 (ja) 正面フライス工具、および正面フライス工具のための接線切削インサート
JP2006136966A (ja) フライスカッター

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108