JP4770254B2 - 切削工具 - Google Patents
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Description
図5に示す切削工具1は、軸線O回りに回転される円柱状の工具本体2を有し、工具本体2先端側外周に、切刃3を有するインサート4がクランプネジ5によって固定されている。
また、インサート4の位置を精度良く調整できないために、インサート4の切刃3によって形成される加工穴の寸法精度が劣化してしまうといった問題があった。
また、工具本体にガイド部を設けることなく、工具本体に装着される押圧部材に所望の傾斜角を有するガイド部を形成することができるので、インサートの傾斜角に合わせたガイド部を有する押圧部材を準備することでインサートの傾斜角の調整ができる。
ボーリングバー21は、概略円柱状をなし軸線O回りに回転される工具本体22を有し、工具本体22の後端側(図1において上側)には、工具本体22を工作機械等の主軸端に取り付けるための取付部23が形成されている。
押圧部材31は、外形が概略L字形をなし、固定ネジ挿通孔32が備えられた装着部33と、この装着部33の一方の側面部からアーム状に延びるアーム部34とを有しており、アーム部34の一方の側面部34Aと装着部33の一方の側面部とが、凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bに当接されるように、固定ネジ36によって工具本体22に固定されている。
また、アーム部34は、工具本体22先端面まで延びるように配置され、アーム部34の他方の側面部がインサート41を押圧する押圧面38とされている。また、アーム部34の付け根部分には、切欠部35が形成されており、アーム部34がこの切欠部35を支点として弾性変形可能とされている。
インサート41は、外形が正方形平板状をなしており、すくい面とされる上面と、取付座25への着座面とされる底面と、逃げ面とされる4つの側面とを有している。このインサート41を側面視した場合には、上面から底面に向かうにしたがい漸次インサート41の内側に後退するような逃げが設けられており、インサート41は、いわゆるポジティブインサートとされている。
貫通孔26の工具本体22外周面の開口部から露呈された係合孔に作業用工具を係合させて、調整ネジ28をねじ込むように回動させることにより、調整ピン27が貫通孔26の他端側に移動され、調整ピン27の平坦面部27Aによってアーム部34の一方の側面部34Aが押圧される。押圧されたアーム部34は、アーム部34の付け根に形成された切欠部35を支点として工具本体22径方向外側に向けて弾性変形させられ、弾性変形させられたアーム部34の押圧面38がインサート41の被押圧面44を押圧することで、クランプネジ40が撓んでインサート41が工具本体22径方向外側に突出される。
このように、単一の調整ネジ28を回動することにより、インサート41の工具本体22径方向の位置を進退可能に調整できるので、インサート41の位置調整に要する時間と労力を大幅に削減できるとともに、インサート41の工具本体22径方向の位置を簡単に、かつ精度良く調整することができる。
また、工具本体22にガイド部37を設けることなく、工具本体22に装着される押圧部材31に所望の傾斜角を有するガイド部37を形成しているので、押圧部材31の形状を変更することでインサート41の傾斜角を調整できる。
また、このボーリングバー21にはガイドパッド51が2つ設けられているので、ボーリングバー21を被切削材の下穴に挿入した際に、ガイドパッド51が加工穴の内壁面と摺動することにより、ボーリングバー21の振動やブレを防止でき、加工穴をさらに寸法精度良く形成することができる。
このボーリングバー61では、工具本体22先端側に設けられた凹部24の取付座25には、インサート41のみが装着されており、取付座25の工具本体22先端側を向く壁面が工具本体22径方向外側に向かうに従い漸次工具本体22後端側に僅かに後退する傾斜面とされ、インサート41の工具本体22径方向への移動方向を案内するガイド部37とされている。つまり、工具本体22に直接ガイド部37が形成されているのである。
この収容溝62の工具本体22後端側の壁面には、工具本体22後端側に向かうに従い漸次インサート41に近づくように軸線Oに対して傾斜するように延びるネジ孔63が形成されている。また、収容溝62のインサート41と反対側の壁面は、ネジ孔63の中心線と平行に、工具本体22後端側に向かうに従い漸次インサート41に近づく傾斜壁面64とされている。
22 工具本体
24 凹部
25 取付座
29 変形力付与手段(移動手段)
31 押圧部材
33 装着部
34 アーム部(弾性変形部)
37 ガイド部
38 押圧面
41 インサート
42 切刃
43 被ガイド面
44 被押圧面
51 ガイドパッド
62 収容溝(収容部)
63 ネジ孔
71 クサビ部材(押圧部材)
74 移動ネジ(移動手段)
Claims (2)
- 被切削材に予め設けられた下穴に挿入され、該下穴の内壁面を切削加工して所定の内径の加工穴を形成する切削工具であって、
軸線回りに回転される工具本体の先端部には、前記工具本体先端側及び前記工具本体径方向外側に向けて開口された凹部が形成され、該凹部の前記工具本体回転方向後方側に取付座が形成されており、
該取付座には、切刃を有するインサートが装着されるとともに、該インサートの工具本体後端側に該インサートを押圧する押圧部材が装着され、
前記インサートの前記工具本体径方向内側を向く面が被押圧面とされるとともに、前記インサートの前記工具本体後端側を向く面が被ガイド面とされ、
前記押圧部材は、前記工具本体における前記インサートが装着される箇所の前記工具本体後端側に装着される装着部と、該装着部から前記工具本体の先端側に延びて前記インサートの前記工具本体径方向内側に配置される弾性変形可能なアーム部を有し、
前記装着部には、前記インサートの前記被ガイド面と摺動可能とされるとともに前記工具本体外側に向かうに従い前記工具本体後端側へ漸次後退する傾斜面とされたガイド部が形成され、
前記アーム部は、前記インサートの前記被押圧面と面接触される押圧面を有し、
前記工具本体には、前記アーム部の押圧面を前記工具本体径方向外側に移動させる調整ネジが設けられていることを特徴とする切削工具。 - 前記工具本体の先端部外周には、前記被切削材に形成される前記加工穴の内壁面と摺接可能なガイドパッドが周方向に2つ以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
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JP2005127611A JP4770254B2 (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 切削工具 |
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JP2005127611A JP4770254B2 (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 切削工具 |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP2005127611A Expired - Fee Related JP4770254B2 (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 切削工具 |
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- 2005-04-26 JP JP2005127611A patent/JP4770254B2/ja not_active Expired - Fee Related
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