JP4770254B2 - 切削工具 - Google Patents

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本発明は、被切削材に予め形成された下穴に挿入され、この下穴の内壁面を切削加工して所定の内径の加工穴を形成する切削工具に関する。
このような加工を行う切削工具として、従来、軸線回りに回転される工具本体の先端部外周に、切刃を有するインサートが着脱可能に装着されたボーリングバーやリーマが提供されている(特許文献1参照。)。図5に、従来の切削工具の一例を示す。
図5に示す切削工具1は、軸線O回りに回転される円柱状の工具本体2を有し、工具本体2先端側外周に、切刃3を有するインサート4がクランプネジ5によって固定されている。
インサート4の切刃3が工具本体2径方向外側に向けられており、インサート4の工具本体2径方向内側には、インサート4の位置を調整する調整機構6として、インサート4の工具本体2後端側に配置された第1調整ネジ7と工具本体2先端側に配置された第2調整ネジ8の2つの調整ネジが備えられており、これら2つの調整ネジ7、8の先端面がインサート4の工具本体2径方向内側を向く側面に当接されている。
上記構成の切削工具1は、軸線O回りに回転されるとともに軸線O方向に送られて、被切削材に予め形成された下穴に挿入され、工具本体2径方向外側に突出された切刃3によって下穴の内壁面を切削加工するものである。
特開2002−160125号公報
ところで、この構成の切削工具1では、インサート4の切刃3の位置調整を行う際に、第1調整ネジ7及び第2調整ネジ8を使用して、インサート4の軸線Oに対する傾斜角(バックテーパ)と工具本体2径方向の位置とを調整する必要がある。例えば傾斜角を調整した後に工具本体2径方向の位置を調整した場合に、傾斜角を調整する調整機構6と工具本体径方向位置を調整する調整機構6が同一であるため、調整した傾斜角が変化してしまい再度調整する必要が生じることがあり、インサート4の位置調整に多くの時間と労力が必要であるとともに、インサート4の位置調整作業を簡単に行うことができなかった。
また、調整ネジ7、8でインサート4の側面の一部を押圧して調整しているので、インサート4が移動方向に向けて移動せず回転してしまうことがあり、インサート4の位置を精度良く調整することができないといった問題があった。
また、インサート4の位置を精度良く調整できないために、インサート4の切刃3によって形成される加工穴の寸法精度が劣化してしまうといった問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、インサートの位置調整を簡単に、かつ確実に行うことができ、加工穴を寸法精度良く形成することができる切削工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は、被切削材に予め設けられた下穴に挿入され、該下穴の内壁面を切削加工して所定の内径の加工穴を形成する切削工具であって、軸線回りに回転される工具本体の先端部には、前記工具本体先端側及び前記工具本体径方向外側に向けて開口された凹部が形成され、該凹部の前記工具本体回転方向後方側に取付座が形成されており、該取付座には、切刃を有するインサートが装着されるとともに、該インサートの工具本体後端側に該インサートを押圧する押圧部材が装着され、前記インサートの前記工具本体径方向内側を向く面が被押圧面とされるとともに、前記インサートの前記工具本体後端側を向く面が被ガイド面とされ、前記押圧部材は、前記工具本体における前記インサートが装着される箇所の前記工具本体後端側に装着される装着部と、該装着部から前記工具本体の先端側に延びて前記インサートの前記工具本体径方向内側に配置される弾性変形可能なアーム部を有し、前記装着部には、前記インサートの前記被ガイド面と摺動可能とされるとともに前記工具本体外側に向かうに従い前記工具本体後端側へ漸次後退する傾斜面とされたガイド部が形成され、前記アーム部は、前記インサートの前記被押圧面と面接触される押圧面を有し、前記工具本体には、前記アーム部の押圧面を前記工具本体径方向外側に移動させる調整ネジが設けられていることを特徴とする。
上記の構成の切削工具においては、インサートの工具本体後端側を向く面が被ガイド面とされ、このインサートの工具本体後端側に、被ガイド面と摺動可能とされて工具本体外側に向かうに従い工具本体後端側へ漸次後退する傾斜面とされたガイド部が形成されているので、軸線に対する切刃の傾斜角がガイド部の傾斜面の傾斜角で決定される。よって、ガイド部の傾斜角を予め所定の角度とすることで、インサートの傾斜角を調整する必要がなく、切刃の工具本体径方向の位置だけを調整すればよいので、インサートの位置調整に要する時間と労力を大幅に削減できる。
また、インサートの被押圧面と面接触される押圧面を有する押圧部材が配置され、この押圧部材を工具本体径方向外側に向けて移動させる移動手段が設けられているので、この移動手段によって押圧部材を工具本体径方向外側に移動させ、インサートの被押圧面を面で押圧することができ、インサートの移動を安定して行うことができる。また、インサートの被押圧面の一部を押圧することがないので、インサートが回転せず位置調整を精度良く行うことができ、加工穴を寸法精度良く形成することができる。
また、前記押圧部材を、前記押圧面を備えた弾性変形部を有する構成として、前記工具本体に、前記移動手段として前記弾性変形部を前記工具本体径方向外側に移動するように弾性変形させる変形力付与手段を設けることにより、押圧面を有する弾性変形部を弾性変形させることでインサートの被押圧面を確実に押圧できるとともに、変形力付与手段による変形力を弱めることで、弾性変形されていた弾性変形部が弾性復帰して、インサートが工具本体径方向内側に後退される。したがって、インサートを工具本体径方向に進退可能に調整でき、インサートの位置調整に要する時間と労力をさらに削減できるとともに、インサートの位置調整をさらに精度良く行ことができる。
また、前記押圧部材を、前記ガイド部を有するとともに前記インサートの前記工具本体後端側に配置されて前記工具本体に装着される装着部と、該装着部から延びて前記インサートの被押圧面に当接されるアーム部とを有した構成として、前記アーム部を前記弾性変形部とし、前記変形力付与手段を、前記アーム部を前記工具本体径方向外側に向けて弾性変形させる調整ネジとすることにより、調整ネジをねじ込んでアーム部を弾性変形させることでインサートが工具本体径方向外側へ突出され、調整ネジを緩めることでアーム部が弾性復帰してインサートが工具本体径方向内側に後退される。したがって、ひとつの調整ネジの回動操作によってインサートを工具本体径方向に進退可能に調整でき、簡単にかつ精度良くインサートの位置調整を行うことができる。
また、工具本体にガイド部を設けることなく、工具本体に装着される押圧部材に所望の傾斜角を有するガイド部を形成することができるので、インサートの傾斜角に合わせたガイド部を有する押圧部材を準備することでインサートの傾斜角の調整ができる。
また、前記工具本体の先端部外周に、前記被切削材に形成される前記加工穴の内壁面と摺接可能なガイドパッドを周方向に2つ以上設けることにより、加工穴と摺接するガイドパットによって切削工具の振動やブレが防止され、加工穴を寸法精度良く形成することができる。
したがって、本発明によれば、インサートの位置調整を簡単に、かつ確実に行うことができ、加工穴を寸法精度良く形成することができる切削工具を提供することができる。
本発明の第一の実施の形態について添付した図面を参照して説明する。図1、図2に、本発明の第一の実施の形態であるボーリングバーを示す。
ボーリングバー21は、概略円柱状をなし軸線O回りに回転される工具本体22を有し、工具本体22の後端側(図1において上側)には、工具本体22を工作機械等の主軸端に取り付けるための取付部23が形成されている。
工具本体22の先端側(図1において下側)には、工具本体22先端側と工具本体22径方向外側に向けて開口するように凹部24が形成されている。凹部24は、図2に示すように、工具本体22回転方向T後方側の壁面24Aと工具本体22径方向内側の壁面24Bとを有し、これらの壁面24A、24Bが90°交差するとともに軸線Oに平行に延びるように形成されており、工具本体22回転方向T後方側の壁面24Aには、取付座25が形成されている。
この取付座25には、切刃42を有するインサート41と、インサート41を押圧する押圧部材31とが装着されている。
押圧部材31は、外形が概略L字形をなし、固定ネジ挿通孔32が備えられた装着部33と、この装着部33の一方の側面部からアーム状に延びるアーム部34とを有しており、アーム部34の一方の側面部34Aと装着部33の一方の側面部とが、凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bに当接されるように、固定ネジ36によって工具本体22に固定されている。
押圧部材31に備えられた装着部33の工具本体22先端側を向く壁面は、工具本体22径方向外側に向かうに従い漸次工具本体22後端側に僅かに後退する傾斜面とされ、インサート41の工具本体22径方向への移動方向を案内するガイド部37とされている。
また、アーム部34は、工具本体22先端面まで延びるように配置され、アーム部34の他方の側面部がインサート41を押圧する押圧面38とされている。また、アーム部34の付け根部分には、切欠部35が形成されており、アーム部34がこの切欠部35を支点として弾性変形可能とされている。
押圧部材31に備えられたアーム部34の押圧面38と装着部33のガイド部37とに、インサート41の側面がそれぞれ当接されるようにしてインサート41がクランプネジ40によって取り付けられている。
インサート41は、外形が正方形平板状をなしており、すくい面とされる上面と、取付座25への着座面とされる底面と、逃げ面とされる4つの側面とを有している。このインサート41を側面視した場合には、上面から底面に向かうにしたがい漸次インサート41の内側に後退するような逃げが設けられており、インサート41は、いわゆるポジティブインサートとされている。
ここで、取付座25にインサート41の底面(着座面)が密着するように着座され、すくい面とされた上面が工具本体22回転方向T前方側を向くように配置される。また、ガイド部37に当接されるインサート41の工具本体22後端側を向く側面が被ガイド面43とされ、ガイド部37と摺動可能に配置されている。また、インサート41の工具本体22径方向を向く側面が被押圧面44とされ、アーム部34の押圧面38と面接触するように当接されている。
また、工具本体22先端部には、一端が凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bに開口されて他端が工具本体22外周面に開口されるとともに、凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bに対して傾斜するように延びる貫通孔26が形成されており、この貫通孔26には、調整ピン27が挿入されるとともに貫通孔26の工具本体22外周面側に調整ネジ28が螺着されている。ここで、調整ピン27及び調整ネジ28の中心線とインサート41を固定するクランプネジ40の中心線とが略同一平面上に位置するように配置されている。
調整ピン27の先端側には、凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bと平行に切り欠かれた平坦面部27Aが形成されており、この平坦面部27Aが凹部24の工具本体22径方向内側の壁面24Bの開口部から露呈され、アーム部34の一方の側面部34Aに当接されている。また、貫通孔26の工具本体22外周面の開口部からは、調整ネジ28を回動するための作業用工具が係合される係合孔が露呈されている。そして、これら調整ピン27と調整ネジ28とが、アーム部34を弾性変形させる変形力付与手段29を構成している。
また、工具本体22先端側には、凹部24及び貫通孔26の開口部を避けるように、かつ円周方向に間隔を開けて配置されたガイドパッド51が複数備えられており、本実施形態では、図3に示すように、円周方向に2つ(インサート41の切刃42と180°の位置に1つと、インサート41の切刃42及び前記ガイドパッド51に対して約90°の位置に1つ)配置されている。このガイドパッド51は軸線Oに平行に延びるように形成されるとともに、ガイドパッド51の外周面は、軸線Oを中心とした円筒面形状とされている。
このように構成されたボーリングバー21は、工具本体22後端側の取付部23を介して工作機械の主軸端に取り付けられ、軸線O回りに回転されるとともに、軸線O方向に送りを与えられ、被切削材に予め設けられた下穴の中に挿入され、工具本体22径方向外側に突出されたインサート41の切刃42によって下穴の内壁面を切削して、所定の内径の加工穴を形成するものである。
このボーリングバー21では、次のようにしてインサート41の切刃42の工具本体22径方向の位置が調整される。
貫通孔26の工具本体22外周面の開口部から露呈された係合孔に作業用工具を係合させて、調整ネジ28をねじ込むように回動させることにより、調整ピン27が貫通孔26の他端側に移動され、調整ピン27の平坦面部27Aによってアーム部34の一方の側面部34Aが押圧される。押圧されたアーム部34は、アーム部34の付け根に形成された切欠部35を支点として工具本体22径方向外側に向けて弾性変形させられ、弾性変形させられたアーム部34の押圧面38がインサート41の被押圧面44を押圧することで、クランプネジ40が撓んでインサート41が工具本体22径方向外側に突出される。
一方、調整ネジ28を緩めるように回動させることにより、アーム部34を弾性変形させていた調整ピン27が貫通孔26の一端側に移動され、弾性変形させられたアーム部34が弾性復帰して、インサート41の被押圧面44を押圧する力が弱まり、インサート41が工具本体22径方向内側に後退する。
このように、単一の調整ネジ28を回動することにより、インサート41の工具本体22径方向の位置を進退可能に調整できるので、インサート41の位置調整に要する時間と労力を大幅に削減できるとともに、インサート41の工具本体22径方向の位置を簡単に、かつ精度良く調整することができる。
また、インサート41の被押圧面44とアーム部34の押圧面38とが面接触するように配置されているので、インサート41の被押圧面44を面で押圧することになり、インサート41の移動が確実に行われるとともに、インサート41が回転移動することが防止され、インサート41の位置を精度良く調整することができ、加工穴を寸法精度良く形成することができる。
また、押圧部材31に備えられた装着部33に、インサート41の移動を案内するガイド部37が形成され、このガイド部37が工具本体22径方向外側に向かうに従い漸次工具本体22後端側へ後退する傾斜面とされているので、インサート41の傾斜角度を一定に保持したままでインサート41の工具本体22径方向の位置を調整でき、インサート41の位置調整に要する時間と労力を削減することができる。
また、工具本体22にガイド部37を設けることなく、工具本体22に装着される押圧部材31に所望の傾斜角を有するガイド部37を形成しているので、押圧部材31の形状を変更することでインサート41の傾斜角を調整できる。
また、調整ネジ28と調整ピン27が、インサート41の移動方向に対して傾斜するように配置されているので、調整ネジ28のネジピッチに対する調整ピン27のインサート41移動方向への移動量が小さくでき、インサート41の位置調整をさらに精度良く行うことができる。
また、このボーリングバー21にはガイドパッド51が2つ設けられているので、ボーリングバー21を被切削材の下穴に挿入した際に、ガイドパッド51が加工穴の内壁面と摺動することにより、ボーリングバー21の振動やブレを防止でき、加工穴をさらに寸法精度良く形成することができる。
次に、本発明の第二の実施の形態であるボーリングバーを説明する。なお、第一の実施の形態と同一部材には同じ符号を付して説明を省略する。図3、図4に本発明の第二の実施の形態であるボーリングバー61を示す。
このボーリングバー61では、工具本体22先端側に設けられた凹部24の取付座25には、インサート41のみが装着されており、取付座25の工具本体22先端側を向く壁面が工具本体22径方向外側に向かうに従い漸次工具本体22後端側に僅かに後退する傾斜面とされ、インサート41の工具本体22径方向への移動方向を案内するガイド部37とされている。つまり、工具本体22に直接ガイド部37が形成されているのである。
また、工具本体22先端側には、工具本体22先端側に開口されて工具本体22後端側に向けて延びる収容溝62が形成されている。
この収容溝62の工具本体22後端側の壁面には、工具本体22後端側に向かうに従い漸次インサート41に近づくように軸線Oに対して傾斜するように延びるネジ孔63が形成されている。また、収容溝62のインサート41と反対側の壁面は、ネジ孔63の中心線と平行に、工具本体22後端側に向かうに従い漸次インサート41に近づく傾斜壁面64とされている。
この収容溝62に収容されるクサビ部材71は、インサート41の被押圧面44に面接触させる押圧面72と、インサート41のすくい面を支持する支持部73とを有しており、押圧面72はインサート41の被押圧面44と平行に形成され、この押圧面72に対向する側の側面は、工具本体22後端側に向かうに従い漸次インサート41に近づく傾斜面とされている。また、クサビ部材71の内部には、収容溝62の工具本体22後端側の壁面に形成されたネジ孔63に螺着される移動ネジ74が備えられている。
この構成のボーリングバー61では、移動ネジ74をねじ込むように回動させてクサビ部材71を工具本体22後端側に移動させることにより、クサビ部材71の押圧面72が収容溝62の傾斜壁面64に沿ってインサート41側に移動され、押圧面72がインサート41の被押圧面44を押圧し、クランプネジ40が僅かに撓んでインサート41が工具本体22径方向外側へ移動される。一方、移動ネジ74を緩めるように回動させてクサビ部材71を工具本体22先端側に移動させることにより、クサビ部材71の押圧面72がインサート41と反対側に移動し、インサート41を押圧する力が弱まり、インサート41が工具本体22径方向内側に後退する。
このようにひとつの移動ネジ74の回動操作によって、インサート41の工具本体22径方向の位置を進退可能に調整できるので、インサート41の工具本体22径方向の位置を簡単にかつ精度良く調整することができ、インサート41の位置調整に要する時間と労力を大幅に削減することができる。また、インサート41の被押圧面44と面接触する押圧面72によって押圧するので、インサート41が回転することが防止され、インサート41の位置を精度良く確実に調整することができる。
また、クサビ部材71の傾斜面や、収容溝62の傾斜壁面64の傾斜角度を調整することにより、クサビ部材71の移動に伴う押圧面72のインサート41側への移動量を調整することができ、インサート41の工具本体22径方向の位置をさらに精度良く調整することができる。
なお、本実施形態では、ガイドパッド51を周方向に2つ備えたもので説明したが、これに限定されることはなく、ガイドパッド51の数に制限はなく、ガイドパッド51を備えていないものであっても良いが、ガイドパッド51を備えたものは、上述したように工具のブレや振動が抑えられるといった効果を有するので好適である。
本発明の第一の実施形態であるボーリングバーの側面図である。 本発明の第一の実施形態であるボーリングバーを工具本体先端側からみた図である。 本発明の第二の実施形態であるボーリングバーの側面図である。 本発明の第二の実施形態であるボーリングバーを工具本体先端側からみた図である。 従来の切削工具の一例を示す説明図である。
符号の説明
21、61 ボーリングバー(切削工具)
22 工具本体
24 凹部
25 取付座
29 変形力付与手段(移動手段)
31 押圧部材
33 装着部
34 アーム部(弾性変形部)
37 ガイド部
38 押圧面
41 インサート
42 切刃
43 被ガイド面
44 被押圧面
51 ガイドパッド
62 収容溝(収容部)
63 ネジ孔
71 クサビ部材(押圧部材)
74 移動ネジ(移動手段)

Claims (2)

  1. 被切削材に予め設けられた下穴に挿入され、該下穴の内壁面を切削加工して所定の内径の加工穴を形成する切削工具であって、
    軸線回りに回転される工具本体の先端部には、前記工具本体先端側及び前記工具本体径方向外側に向けて開口された凹部が形成され、該凹部の前記工具本体回転方向後方側に取付座が形成されており、
    該取付座には、切刃を有するインサートが装着されるとともに、該インサートの工具本体後端側に該インサートを押圧する押圧部材が装着され、
    前記インサートの前記工具本体径方向内側を向く面が被押圧面とされるとともに、前記インサートの前記工具本体後端側を向く面が被ガイド面とされ、
    前記押圧部材は、前記工具本体における前記インサートが装着される箇所の前記工具本体後端側に装着される装着部と、該装着部から前記工具本体の先端側に延びて前記インサートの前記工具本体径方向内側に配置される弾性変形可能なアーム部を有し、
    前記装着部には、前記インサートの前記被ガイド面と摺動可能とされるとともに前記工具本体外側に向かうに従い前記工具本体後端側へ漸次後退する傾斜面とされたガイド部が形成され、
    前記アーム部は、前記インサートの前記被押圧面と面接触される押圧面を有し、
    前記工具本体には、前記アーム部の押圧面を前記工具本体径方向外側に移動させる調整ネジが設けられていることを特徴とする切削工具。
  2. 前記工具本体の先端部外周には、前記被切削材に形成される前記加工穴の内壁面と摺接可能なガイドパッドが周方向に2つ以上設けられていることを特徴とする請求項に記載の切削工具。
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