JP5540931B2 - 過熱保護装置および過熱保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のパワースイッチング素子が組み合わされて構成された負荷駆動制御装置用の過熱保護装置および過熱保護方法に関する。
例えばインバータ回路は、複数のパワースイッチング素子を組み合わされて構成されており、モータロック等の異常状態から素子の破壊を防ぐため過熱保護回路が構成されている。この過熱保護回路は、温度変化に応じて抵抗値が変化するサーミスタ等を用いたものや、ダイオードの温度特性を利用したものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、複数のパワースイッチング素子近傍に複数のダイオードをそれぞれ設置し、各々に定電流を流して各感温ダイオードの検出温度に応じて過熱保護を図る構成を採用すると、各パワースイッチング素子の温度を検出するため、定電流回路が複数必要とされる。感温ダイオードの温度特性を利用するときには、パワースイッチング素子が複数存在すると実装上の制約などによって感温ダイオードとパワースイッチング素子との間の配線が長くなり、電波ノイズ等により出力電圧が変動してしまう。ノイズの影響を少なくするためフィルタなどを挿入すると部品追加による部品代のコストアップにつながる。ノイズの影響を少なくするため定電流を増やすと消費電流が増加してしまうという問題がある。
また、逆に、複数のパワースイッチング素子のうち代表した1のパワースイッチング素子の近傍に感温ダイオードを1つのみ設け、当該感温ダイオードの検出温度に応じて過熱保護を図る構成を採用したときには、複数のパワースイッチング素子の温度を正確に検出することができず、過熱保護温度の精度が低下してしまう。
特開2000−324893号公報 特開2002−101642号公報
本発明の目的は、定電流回路の数を少なくして回路規模と回路の消費電流を極力抑制しながらノイズに対する耐量を向上し、精度良く温度検出でき、パワースイッチング素子を過熱から保護できるようにした過熱保護装置および過熱保護方法を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、複数の温度検出素子が負荷駆動制御装置を構成する複数のパワースイッチング素子に対応してそれぞれ構成されているが、1の定電流回路はこれらの複数の温度検出素子の全てに通電可能となる。スイッチング手段は、温度検出回路が温度検出素子によりパワースイッチング素子の温度を検出するときに当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子に通電を切り替えることで、温度検出回路は複数の温度検出素子により当該複数の温度検出素子にそれぞれ対応した複数のパワースイッチング素子の温度を検出できるようになり当該パワースイッチング素子を過熱から保護できる。これにより、温度検出素子に精度良く定電流を流すことができ、定電流回路の数を少なくして回路規模と回路の消費電流を極力抑制しながらノイズに対する耐量を向上し、精度良く温度検出でき、パワースイッチング素子を過熱から保護できる。
しかも、定電流回路はパワースイッチング素子が通電オフするタイミング前または/およびタイミング後の第1所定期間に当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子にオン通電し、温度検出回路は、第1所定期間内に温度検出素子によって温度を検出するため、所望のタイミングでスイッチング素子の温度を検出でき、精度良く過熱判定することができ、過熱保護の信頼性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、上アーム側および下アーム側のスイッチング素子がブリッジ接続されており、複数の温度検出素子は、上アーム側または下アーム側の一方側のスイッチング素子のみに対応して構成されているため、温度検出の必要なスイッチング素子に対応して温度検出素子を設けることができる。
請求項3記載の発明によれば、温度検出回路は、温度検出素子にオン通電されてから第2所定期間後にスイッチング素子の温度を検出するため、精度良く温度を検出できる。
請求項4記載の発明によれば、上アーム側のスイッチング素子をPWM駆動制御する場合に、PWM駆動制御する期間中またはその後に温度を検出し、温度検出結果に基いてスイッチング素子を過熱から保護するため、特にスイッチング損失が大きいPWM駆動制御時においてスイッチング素子を保護することができ過熱保護の信頼性を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、負荷駆動制御装置が、スイッチング素子が組み合わされたHブリッジ回路によりDCモータを駆動する場合に、制御回路は、DCモータを正転駆動するときに用いるHブリッジ回路のスイッチング素子の温度検出結果が異常であるか、DCモータを逆転駆動するときに用いるHブリッジ回路のスイッチング素子の温度検出結果が異常であるかを判別し、異常と判定された駆動方向を強制的に停止制御することでスイッチング素子を過熱から保護し、異常と判定されない駆動方向のみ正常に駆動するように制御するため、正常に駆動制御可能な方向のみDCモータの駆動を継続することができる。
請求項6記載の発明によれば、複数のパワースイッチング素子が複数の負荷にそれぞれ対応して構成されている場合にも、複数の温度検出素子がそれぞれ複数のパワースイッチング素子に対応して構成されているため、前述の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明の第1実施形態の電気的構成を概略的に示すブロック図 温度検出部の回路を概略的に示す回路構成図 120°通電時の要部の信号を示すタイミングチャート(温度検出素子の通電状態を概略的に表すタイミングチャート(その1)) 本発明の第2実施形態について温度検出素子の通電状態を示すタイミングチャート(その2) 温度検出素子の通電状態を示すタイミングチャート(その3) 温度検出素子の通電状態を示すタイミングチャート(その4) 本発明の第3実施形態について示す図3相当図 本発明の第4実施形態について示す図1相当図 図4相当図 本発明の第5実施形態について示す図1相当図 図4相当図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。図1は、三相ブラシレスモータを駆動制御する場合の三相全波駆動制御装置の電気的構成をブロック図により示している。この駆動制御装置1は、スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu、2ud、2vd、2wd)を含むインバータ回路、ゲート駆動回路3(3u、3v)、温度検出素子4(4u、4v、4w)、温度検出部5、通電制御回路6、信号処理回路7、位置検出回路8、位置検出センサ9を図示接続して構成されており、負荷としてのブラシレスモータ10を駆動制御する。
インバータ回路は、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wu、下アーム側のスイッチング素子2ud、2vd、2wdを三相ブリッジ接続して構成されている。上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuは例えばPチャネル型のMOSトランジスタにより構成されており、下アーム側のスイッチング素子2ud、2vd、2wdは例えばNチャネル型のMOSトランジスタにより構成されている。
各スイッチング素子2にはフリーホイールダイオードD(Duu、Dvu、Dwu、Dud、Dvd、Dwd)がそれぞれ逆方向並列に接続して構成されている。信号処理回路7は、外部からの入力指令値に応じて通電制御回路6に指令する。位置検出回路8はセンサ9によりブラシレスモータ10のロータの位置を検出する。
通電制御回路6は、当該入力指令値と位置検出回路8の位置検出信号に応じてゲート駆動回路3(3u、3v)に制御信号を出力する。ゲート駆動回路3(3u、3v)は、通電制御回路6から与えられる制御信号に応じたゲート駆動信号を各スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu、2ud、2vd、2wd)に与える。スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu、2ud、2vd、2wd)によるインバータ回路には直流電源11が与えられており、ゲート駆動回路3(3u、3v)からの駆動信号に応じてブラシレスモータ10を駆動する。
モータ10の回転中には当該モータ10の環境温度が上昇する。また、モータ10がロックしたり負荷トルクが上昇したりモータ10の端子間の短絡などが生じると、スイッチング素子2が発熱する。スイッチング素子2が耐熱温度を超えてしまうと素子が劣化したり破壊する虞があるため、耐熱温度を超える前に強制的に停止制御する必要がある。そこで、通電制御回路6は、温度検出部5および温度検出素子4(4u、4v、4w)を接続して構成されており、温度検出部5によるスイッチング素子2の温度検出結果が過熱基準温度を超えた場合にスイッチング素子2の駆動を強制停止制御する。
温度検出素子4(4u、4v、4w)は、各相に対応した上アーム側のスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)の近傍に位置してそれぞれ同一チップ内に内蔵されている。これらの温度検出素子4(4u、4v、4w)は、温度変化に応じて出力電圧が顕著に変化する感温ダイオードにより構成されている。これらの温度検出素子4(4u、4v、4w)は温度検出部5に接続されている。
図2は、温度検出部の電気的構成を概略的に示している。温度検出部5は、1つの定電流回路5a、温度検出回路(温度判定回路)5b、および、スイッチング手段としての複数の制御端子付スイッチ5c(5cu、5cv、5cw)を接続して構成されている。制御端子付スイッチ5cは、通電制御回路6から制御信号を入力すると、当該制御信号に応じてオンオフする。
電源とグランドとの間において、定電流回路5aがスイッチ5cuを介して温度検出素子4uに直列接続されている。また、この定電流回路5aはスイッチ5cvを介して温度検出素子4vに直列接続されており、さらに、スイッチ5cwを介在して温度検出素子4wに直列接続されている。これらのスイッチ5cuおよび温度検出素子4uと、スイッチ5cvおよび温度検出素子4vと、スイッチ5cwおよび温度検出素子4wとは互いに並列接続されており、これらの回路には一つの定電流回路5aから定電流が供給可能になっている。温度検出回路5bは、例えばコンパレータにより構成されており、過熱基準温度に対応した基準電圧Vrefを基準入力端子に入力して比較対象としている。
各相に対応したスイッチ5cu、5cv、5cwは、温度検出回路5bが各相のスイッチング素子2uu、2vu、2wuの温度を検出するときには、通電制御回路6の制御信号に応じて対応したスイッチ5cu、5cv、5cwのみがオンし、その他のスイッチがオフされる。すなわち、ある時間においては、スイッチ5cu、5cv、5cwのいずれか1つのスイッチのみがオンする。
温度検出回路5bは、基準電圧Vrefと温度検出素子4u、4v、4wの何れかの検出電圧とを比較し、対応するスイッチング素子2uu、2vu、2wuの温度が過熱基準温度以上となったか否かを検出し、過熱基準温度以上となったときに通常出力とは異なる異常出力を行う。通電制御回路6は、異常出力を受け付けると、全てのスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu、2ud、2vd、2wd)の制御端子(ゲート)に駆動停止信号(例えば全て0V)を与えることでスイッチング素子2によるモータ10の駆動を停止させる。なお、ゲート駆動回路3、温度検出部5、通電制御回路6、信号処理回路7が制御IC(A1)により一体化されており当該制御ICと温度検出素子4とは別チップで構成されている。なお、過熱保護装置Zは、温度検出素子4(4u、4v、4w)、温度検出部5、通電制御回路6を接続して構成されている。
上記構成における温度検出タイミングについて説明する。
図3は、通電パターンと温度検出タイミングの関係を示している。この図3に示すように、120度通電方式を適用したときには、下記6つの通電パターンが連続的に変化する。(通電パターン(1):U+→V−)→(通電パターン(2):U+→W−)→(通電パターン(3):V+→W−)→(通電パターン(4):V+→U−)→(通電パターン(5):W+→U−)→(通電パターン(6):W+→V−)。
本実施形態では、図3に示すように、通電制御回路6は、通電パターン(1)(2)の範囲ではスイッチ5cuをオン制御すると共にスイッチ5cv、5cwをオフ制御することで、U相の温度検出素子4uのみに定電流を通電させる。また、通電制御回路6は、通電パターン(3)(4)の範囲ではスイッチ5cvをオン制御すると共にスイッチ5cu、5cwをオフ制御することで、V相の温度検出素子4vのみに定電流を通電させる。また、通電制御回路6は、通電パターン(5)(6)の範囲ではスイッチ5cwをオン制御すると共にスイッチ5cu、5cvをオフ制御することで、W相の温度検出素子4wのみに定電流を通電させる。
これらの温度検出素子4u、4v、4wの通電オンオフタイミングは、各相の上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuの通電オンオフタイミングに同期するように設定されており、温度検出素子4(4u、4v、4w)の通電期間は、スイッチング素子2u(2uu、2vu、2wu)のオン期間と同一期間に設定されている。
すると、通電パターン(1)(2)の範囲では、U相上アーム側のスイッチング素子2uuの温度が検出され、温度検出回路5bが温度検出素子4uによる検出温度に応じた出力電圧を基準電圧Vrefと比較することでスイッチング素子2uuの温度が過熱基準温度以上であるか否かを判定できる。同様に、通電パターン(3)(4)の範囲では、V相上アーム側のスイッチング素子2vuの温度が検出され、温度検出回路5bが温度検出素子4vによる検出温度に応じた出力電圧を基準電圧Vrefと比較することでスイッチング素子2vuの温度が過熱基準温度以上であるか否かを判定できる。さらに同様に、通電パターン(5)(6)の範囲では、W相上アーム側のスイッチング素子2wuの温度が検出され、温度検出回路5bが温度検出素子4wによる検出温度に応じた出力電圧を基準電圧Vrefと比較することでスイッチング素子2wuの温度が過熱基準温度以上であるか否かを判定できる。
一般に、各温度検出素子4(4u、4v、4w)の通電電流は、当該素子(ダイオード)の発熱を避けるため、また、制御回路側の消費電流を抑えるために出来る限り小さい電流値とすることが望ましいが、温度検出部5および温度検出素子4(4u、4v、4w)間の配線に重畳するノイズを抑制するため、電流をある程度大きくする(例えば数mA)と良い。また、温度検出素子4(4u、4v、4w)は通電電流値により出力電圧が変化するため、精度良く温度を検出するためには、定電流回路5aは精度良く一定電流を供給することが望まれる。
仮に、定電流回路5aや検出回路5bが各相に対応してそれぞれ複数設けられていると、高精度の定電流回路5aを複数構成しなければならず、回路規模や消費電流が大きくなってしまうと共に、温度検出誤差を生じてしまう原因となる。また回路規模が大きくなると消費電力が増加し発熱量が増加してしまうという問題を生じる。逆に、3相のうち1相のみに対応して1つの定電流回路5a、1つの温度検出素子を設けて温度検出すると、各素子の温度差により精度良く温度検出することが困難となる。
本実施形態では、定電流回路5aが1つの定電流源により構成されており当該1つの定電流源から各温度検出素子4(4u、4v、4w)の全てにそれぞれ通電可能に構成されているため、当該温度検出素子4(4u、4v、4w)に精度良く同じ定電流を流すことができる。
このとき、通電制御回路6がスイッチ5c(5cu、5cv、5cw)のいずれか1つをオンとすることで温度検出素子4(4u、4v、4w)の何れかに通電されるようになる。温度検出回路5bは、通電された温度検出素子4(4u、4v、4w)によりスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)の温度に応じた電圧信号を検出し、スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)の温度に応じた電圧信号と過熱基準温度に応じた基準電圧Vrefとを比較することで、スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)が過熱基準温度以上であるか否かを判定することができ、スイッチング素子2(2uu、2ud、2vu、2vd、2wu、2wd)を過熱から保護できる。これにより、定電流回路5の数を少なくして回路規模、消費電流を極力抑制しながら精度良く温度検出でき、ノイズに対する耐量を向上してスイッチング素子2を過熱から保護できる。
(第2実施形態)
図4ないし図6は、本発明の第2実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、スイッチング素子に通電オフするタイミング前または/およびタイミング後の第1所定期間に当該スイッチング素子に対応した温度検出素子にオン通電し、温度検出回路は、第1所定期間内に温度検出素子によって温度を検出するところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図4ないし図6は、図3に代わるタイミングチャートを示している。前述実施形態では、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuがオンする期間と同一期間に温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電して温度を検出する実施形態を示しているが、本実施形態の例えば図4では、各スイッチング素子2uu、2vu、2wuがオフするタイミングを跨いで温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電してスイッチング素子2uu、2vu、2wuの温度を検出するようにしている。また、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuのオンタイミングよりもそれぞれ所定時間遅延して温度検出素子4u、4v、4wに通電開始し、当該スイッチング素子2uu、2vu、2wuのオフタイミングよりもそれぞれ所定時間遅延して温度検出素子4u、4v、4wに通電終了している。このようにして、各相に対応した温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電して温度を検出するようにしている。なお、温度検出素子4の通電時間は、スイッチング素子2uu、2vu、2wuのオン期間とほぼ同一長さに設定されている。
また、本実施形態の例えば図5では、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuがそれぞれ通電オフするタイミングから開始して所定期間の間、各相に対応した温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電して温度を検出するようにしている。なお、温度検出素子4の通電期間は、各スイッチング素子2uu、2vu、2wuのオフ期間の数分の1(例えば5分の1)の期間に設定されており、スイッチング素子2uu、2vu、2wuの温度を確実に検出できる程度に検出時間が確保されている。
また、本実施形態の例えば図6では、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuがそれぞれ通電オンするタイミングから温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電して温度検出を開始しているが、その後、スイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)がオフするタイミングを跨いだその後の所定期間の間、各相に対応した温度検出素子4(4u、4v、4w)に通電して温度を検出するようにしている。なお、温度検出素子4の通電期間は、スイッチング素子2uu、2vu、2wuのオン期間よりも長い期間に設定されており、互いにオーバーラップするように設定されている。
温度検出回路5bは3相の3つの温度検出素子4(4u、4v、4w)に対応して1つしか構成されていないため、このオーバーラップ期間中は温度を検出しない方法を採用すると良いが、図6に示すような形態で温度検出期間を切替えると、温度検出素子4の寄生容量(ダイオードの寄生容量)やフィルタなどを設けた場合の時定数による電圧のなまりを回避することができ、より精度良く温度を検出できるようになる。
本実施形態の図4ないし図6に示すように、温度検出素子4の通電期間(温度検出期間)が各相に対応したスイッチング素子2uu、2vu、2wuのオン期間と同一期間に設定されていない理由は以下による。
スイッチング素子2は、その温度が通電オンするタイミングから通電オフするタイミングにかけて徐々に上昇し、通電オフすると徐々に低くなる。したがって、スイッチング素子2の温度は通電オフするタイミングで最も高くなる。スイッチング素子2を過熱から保護するためには、各スイッチング素子2uu、2vu、2wuが最高温度となる通電オフタイミングの前および/またはタイミング後に温度検出し、この温度検出結果に基いて過熱から保護する方法を採用すると、最高温度付近の温度に基いて過熱保護することができ、精度良く過熱判定することができる。これにより、過熱保護の信頼性を向上させることができる。このため、本実施形態に示すように、温度検出素子4の通電期間(温度検出期間)が各スイッチング素子2uu、2vu、2wuのオン期間からずらして設定されていると良い。
また、温度検出素子4は、オン通電した直後においては、電圧が所定の時定数に応じた電圧なまりを生じてしまう可能性があるため、温度検出回路5bは、温度検出素子4にオン通電されてから所定期間(第2所定期間相当)後に電圧を検出すると良く、この場合、温度検出回路5bは精度良く温度を検出することができる。
本実施形態によれば、スイッチング素子2uu、2vu、2wuに通電オフするタイミング前または/およびタイミング後の所定期間において当該スイッチング素子2uu、2vu、2wuのそれぞれに対応した温度検出素子4u、4v、4wにオン通電し、温度検出回路5bは、所定期間内に温度検出素子4u、4v、4wにより温度を検出しているため、所望のタイミングでスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)の温度を検出でき、精度良く過熱判定することができ、過熱保護の信頼性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、上アーム側のスイッチング素子をPWM駆動制御しているところにある。また、温度検出素子の温度検出期間をPWM制御期間中またはその後とし、温度検出結果に基いてスイッチング素子を過熱から保護しているところにある。
この図7に示す例は、通電制御回路6がゲート駆動回路3uを介して所望の駆動周波数およびデューティ比において上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuの制御端子(ゲート)にPWM駆動信号を印加することで、上アーム側のスイッチング素子2uu、2vu、2wuをPWM駆動制御している。図7に示すように、通電制御回路6がゲート駆動回路3uによるPWM駆動信号に応じてスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)を駆動制御する期間をPWM制御期間と称する。
通電制御回路6は、温度検出素子4(4u、4v、4w)が対応したスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)のそれぞれのPWM制御期間中に通電するように、各相に対応するスイッチ5c(5cu、5cv、5cw)を切替え、温度検出回路5bは、この温度検出素子4(4u、4v、4w)の通電期間において、各相に対応したスイッチング素子2uu、2vu、2wuの温度に応じた電圧信号を検出し基準電圧Vrefと比較することで過熱基準温度以上であるか否かを判定する。
本実施形態においては、温度検出回路5bは、PWM制御期間に同期して当該PWM制御期間と同一期間に温度検出し、通電制御回路6はこの温度検出結果に基いて過熱保護するため、特にスイッチング損失が大きくなるスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)の温度に基いて過熱判定することができ、過熱保護の信頼性を向上できる。
(第4実施形態)
図8および図9は、本発明の第4実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、負荷を駆動するHブリッジ回路に適用したところにある。前述実施形態とほぼ同様の機能を有する部分については同一符号または類似符号を付して必要に応じて説明を省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。
図8は、Hブリッジ回路によりDCモータを駆動する場合の構成例を示している。この図8に示すように、スイッチング素子2HL、2LL、2HR、2LRは、Hブリッジ回路12を構成してDCモータ13を駆動する。フリーホイールダイオードDHL、DLL、DHR、DLRがスイッチング素子2HL、2LL、2HR、2LRにそれぞれ対応して構成されている。
スイッチング素子2HLの近傍には温度検出素子4HLが構成されており、スイッチング素子2HRの近傍には温度検出素子4HRが構成されている。これらの温度検出素子4HL、4HRは、前述実施形態の温度検出素子4u、4v、4wに代えて構成されるものであり、1つの定電流回路5aから図示しないスイッチを介して接続されており、所定期間中に通電可能に構成されている。これらの温度検出素子4HL、4HRは、それぞれスイッチング素子2HL、2HRの温度を検出する。
図9は、タイミングチャートを示している。この図9に示すように、通常駆動時において、モータ13を正転させるときには、通電制御回路6は、スイッチング素子2HLおよび2LRをオンすると共に、スイッチング素子2HRおよび2LLを共にオフするように制御することで、モータ13に正電圧を印加する。逆に、モータ13を逆転させるときには、通電制御回路6は、スイッチング素子2HRおよび2LLを共にオンすると共に、スイッチング素子2HLおよび2LRを共にオフするように制御することで、モータ13に負電圧を印加する。
温度検出素子4HLには、スイッチング素子2HLがオンする期間中またはその後(すなわち、ほぼ正転期間中またはその後)に通電され、温度検出回路5bが当該温度検出素子4HLによりスイッチング素子2HLの温度を検出する。また、温度検出素子4HRには、スイッチング素子2HRがオンする期間中またはその後(すなわち、逆転期間中またはその後)に通電され、温度検出回路5bが当該温度検出素子4HRによりスイッチング素子2HRの温度を検出する。すると、前述実施形態と同様な作用を生じ、過熱判定されたときには、全てのスイッチング素子2(2HL、2LL、2HR、2LR)の制御端子(ゲート)にオフ駆動信号を印加することでスイッチング素子2(2HL、2HR、2LL、2LR)を過熱から保護できる。
尚、前述実施形態と同様に、スイッチング素子2(2HL、2HR、2LL、2LR)の素子をPWM制御するときには、PWM制御を行う素子の近傍に温度検出素子を配設すると良い。
また、温度検出部5は過熱基準温度以上となったか否かを検出し、過熱基準温度以上となったときに通常出力とは異なる異常出力を行うが、この場合、通電制御回路6は、この異常出力が正転駆動時に用いられるスイッチング素子2HL、2LRの温度検出結果に基いてなされているか、逆転駆動時に用いられるスイッチング素子2HR、2LLの温度検出結果に基いてなされているかを判別し、異常出力がなされた駆動方向の動作を強制的に停止制御し、他の駆動方向のみ正常に動作させるように制御する。なお、通電制御回路6の内部メモリ(図示せず)に異常方向、正常方向を記憶させれば、このような制御方法は容易に実現できる。
すなわち、通電制御回路6は、異常出力がスイッチング素子2HL、2LRの温度検出結果に基いてなされていれば正転駆動を強制的に停止させ、スイッチング素子2HR、2LLの温度検出結果に基いてなされていれば逆転駆動を強制的に停止させ、その他の駆動方向のみ有効に動作させるように制御する。これにより、正常に駆動制御可能な方向のみモータ13の駆動を継続させることができる。
本実施形態によれば、Hブリッジ回路12がモータ13を駆動するように構成されており、スイッチング素子2HL、2HRにそれぞれ対応して温度検出素子4HL、4HRが構成され、温度検出部5が、正転駆動時および逆転駆動時にそれぞれ対応した温度検出素子4HL、4HRに通電を切り替えて温度を検出するため、精度良く過熱判定することができ、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
また、通電制御回路6は、正転駆動時に用いられるスイッチング素子2HL、2LRの温度検出結果に基いて温度検出部5から異常出力がなされているか、逆転駆動時に用いられるスイッチング素子2HR、2LLの温度検出結果に基いて温度検出部5から異常出力がなされているかを判別し、異常出力がなされた駆動方向の動作を強制的に停止制御し、他の駆動方向のみ正常に動作させるように制御しているため、正常に駆動制御可能な方向のみモータ13の駆動を継続させることができる。
(第5実施形態)
図10および図11は、本発明の第5実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、複数の負荷を駆動する場合に適用したところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号または類似符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図10は、複数の負荷を駆動する場合の回路例を示している。
この図10に示すように、直流電源11の供給端子には、スイッチング素子2に代わるスイッチング素子GL1、および、逆方向のダイオードDL1が直列接続されている。また、この回路と並列に、スイッチング素子2に代わるスイッチング素子GL2、および、逆方向のダイオードDL2が直列接続されている。スイッチング素子GL1およびダイオードDL1の共通接続点とグランドとの間には負荷LD1が接続されており、スイッチング素子GL2およびダイオードDL2の共通接続点とグランドとの間には負荷LD2が接続されている。複数の負荷LD1、LD2は、例えば、ソレノイド、ランプ、DCモータなどを適用できる。なお、負荷は3つ以上の場合でも同様に適用できる。
複数の負荷LD1、LD2に同時に駆動するときには、各スイッチング素子GL1、GL2の制御端子(ゲート)に印加する駆動制御信号に同期して各負荷LD1、LD2に対応して構成された温度検出素子4(4L1、4L2)に通電し、温度検出部5により温度検出すると良い。複数の負荷LD1、LD2に同時に通電するときには、必要に応じて対応するスイッチング素子GL1、GL2に切り替えて検出すると良い。
本実施形態によれば、複数のスイッチング素子GL1、GL2が複数の負荷LD1、LD2にそれぞれ対応して構成されている場合にも、複数の温度検出素子4L1、4L2が複数のスイッチング素子GL1、GL2の近傍に配設されているため、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
パワースイッチング素子2uu、2vu、2wuをPチャネル型のMOSトランジスタ、パワースイッチング素子2ud、2vd、2wdをNチャネル型のMOSトランジスタにより構成した実施形態を示したが、これらはパワートランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)など、通電すると発熱する他の素子を適用しても良い。
それぞれの温度検出素子4u、4v、4wをダイオード各1個により構成した実施形態を示したが、このそれぞれ1個のダイオードに代えて、複数個のダイオードを直列に接続した直列回路を適用したり、サーミスタ、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、抵抗値に温度依存性を有する抵抗など、温度依存性を有する他の素子を適用しても良い。温度検出素子4(4u、4v、4w)を各相で対応するスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)と同一チップ内に構成した実施形態を示したが、同一チップ内ではなくスイッチング素子2のチップ外部の近傍に配置されていても良い。
第1および第2実施形態では、温度検出素子4(4u、4v、4w)が、上アーム側のスイッチング素子2(2uu、2vu、2wu)のみに対応して構成された実施形態を示したが、これに代えて、下アーム側のスイッチング素子2(2ud、2vd、2wd)のみに対応して構成されていても良い。第4実施形態では、温度検出素子4(4HL、4HR)が、上アーム側のスイッチング素子2(2HL、2HR)のみに対応して構成された実施形態を示したが、これに代えて、下アーム側のスイッチング素子2(2LL、2LR)のみに対応して構成されていても良い。
ゲート駆動回路3、温度検出部5、通電制御回路6、信号処理回路7が制御ICにより一体化されており当該制御ICと温度検出素子4とを別チップに構成した実施形態を示したが、制御IC内部に構成されたダイオードなどの温度検出素子4を用いて温度検出部5が温度を検出するようにしても良い。
温度検出回路5bはコンパレータにより構成され所定の閾値電圧Vrefと比較した結果に基いてスイッチング素子2が過熱基準温度以上であるか否かを判定する実施形態を示しているが、A/Dコンバータなどで温度検出素子4の出力信号を取得して過熱基準温度以上であるか否かを判定するようにしても良い。
温度検出素子4への通電および切替えは、複数のスイッチング素子2の通電とは無関係にタイマを用いて所定時間毎に切り替えるようにしても良い。この場合、制御ICの回路規模を極力抑制できる。センサ9により位置検出して駆動制御する実施形態を示したが、センサレスでも適用できる。
図面中、1は負荷駆動制御装置、2はスイッチング素子(パワースイッチング素子)、4(4u、4v、4w)は温度検出素子、5は温度検出部、5aは定電流回路、5bは温度検出回路、5c(5cu、5cv、5cw)はスイッチ(スイッチング手段)、6は通電制御回路(制御回路)、10はブラシレスモータ(負荷)、13はDCモータ(負荷)、LD1、LD2は負荷、Zは過熱保護装置を示す。

Claims (8)

  1. 複数のパワースイッチング素子を組み合わせて構成され当該パワースイッチング素子に駆動信号が印加されることに応じて負荷を駆動する負荷駆動制御装置について前記パワースイッチング素子の温度に応じて当該パワースイッチング素子を過熱から保護する過熱保護装置において、
    前記複数のパワースイッチング素子のうち2個以上のパワースイッチング素子に対応してそれぞれ構成された複数の温度検出素子と、
    前記複数の温度検出素子に電気的に接続された温度検出回路と、
    前記温度検出回路が温度を検出するときに前記複数の温度検出素子の全てに電流を通電可能な1の定電流回路と、
    前記温度検出回路が前記温度検出素子により前記パワースイッチング素子の温度を検出するときに当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子に通電を切り替えるスイッチング手段とを備え、
    前記温度検出回路の検出結果に基いて前記パワースイッチング素子を過熱から保護する制御回路とを備え
    前記スイッチング手段は、前記パワースイッチング素子が通電オフするタイミング前または/およびタイミング後の第1所定期間に当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子にオン通電し、
    前記温度検出回路は、前記第1所定期間内に前記温度検出素子によって温度を検出することを特徴とする過熱保護装置。
  2. 前記負荷駆動制御装置は、前記パワースイッチング素子としての上アーム側および下アーム側のスイッチング素子がブリッジ接続されて構成されたものを対象とし、
    前記複数の温度検出素子は、上アーム側または下アーム側の何れか一方側のスイッチング素子のみに対応して構成されていることを特徴とする請求項1記載の過熱保護装置。
  3. 前記温度検出回路は、前記温度検出素子にオン通電されてから第2所定期間後にスイッチング素子の温度を検出することを特徴とする請求項1または2記載の過熱保護装置。
  4. 前記負荷駆動制御装置は、前記パワースイッチング素子としての上アーム側および下アーム側のスイッチング素子がブリッジ接続されて構成され、前記上アーム側または前記下アーム側のスイッチング素子をPWM駆動制御する場合、
    前記複数の温度検出素子が、前記PWM駆動制御するスイッチング素子に対応して構成され、
    前記温度検出回路は、前記PWM駆動制御する期間中またはその後に前記スイッチング素子の温度を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の過熱保護装置。
  5. 前記負荷駆動制御装置は、前記パワースイッチング素子としてスイッチング素子が組み合わされたHブリッジ回路によりDCモータを駆動するように構成され、
    前記制御回路は、前記DCモータを正転駆動するときに用いるHブリッジ回路のスイッチング素子の温度検出結果が異常であるか、前記DCモータを逆転駆動するときに用いるHブリッジ回路のスイッチング素子の温度検出結果が異常であるかを判別し、前記異常と判定された駆動方向を強制的に停止制御することでスイッチング素子を過熱から保護し、前記異常と判定されない駆動方向のみ正常に駆動するように制御することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の過熱保護装置。
  6. 前記負荷駆動制御装置が、前記負荷を複数駆動制御する場合、
    前記複数のパワースイッチング素子は前記複数の負荷にそれぞれ対応して構成され、前記複数の温度検出素子はそれぞれ前記複数のパワースイッチング素子に対応して構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の過熱保護装置。
  7. 前記温度検出素子として、ダイオード、サーミスタ、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、抵抗値に温度依存性を有する抵抗など、温度依存性を有する素子を適用したことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の過熱保護装置。
  8. 複数のパワースイッチング素子を組み合わせて構成され当該パワースイッチング素子に駆動信号が印加されることに応じて負荷を駆動する負荷駆動制御装置について前記パワースイッチング素子の温度に応じてパワースイッチング素子を過熱から保護する過熱保護方法において、
    複数のパワースイッチング素子のうち2個以上のパワースイッチング素子に対応してそれぞれ構成された複数の温度検出素子に対し、温度検出回路がパワースイッチング素子の温度を検出するときに当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子に1の定電流回路からスイッチング手段により切替えて通電するものであって、前記スイッチング手段は、前記パワースイッチング素子が通電オフするタイミング前または/およびタイミング後の第1所定期間に当該パワースイッチング素子に対応した温度検出素子にオン通電し、
    前記温度検出回路が前記第1所定期間内に前記温度検出素子によってパワースイッチング素子の温度を検出し、
    前記温度検出回路の検出結果に基いて前記パワースイッチング素子を過熱から保護することを特徴とする過熱保護方法
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