JP5540507B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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で表される化合物であることが好ましい。式(1)中、記号は次の意味を有する。Mは、Rh、Ir、Pd、Pt、Ru、Os、Cu、Ag及びAuからなる群から選択される金属原子であり、相応の金属原子はどの酸化状態であってもよい。Kは、中性又はモノアニオン性及び単座、二座又は三座であることができるカルベンリガンドであり、この場合にカルベンリガンドは、多価カルベンリガンドでも良い。L1は、単座又は二座であることができるモノアニオン性又はジアニオン性リガンドである。L2は、ホスフィン、ホスホネート及びそれらの誘導体、ヒ酸塩及びそれらの誘導体、亜燐酸エステル並びにCO、ピリジン、ニトリル及びMとπ錯体を形成しうる共役ジエンからなる群から選択される中性の単座又は二座リガンドである。rは、1以上の整数であり、Kはr>1の場合に同一又は異なっていても良い。pは、0又は1以上の整数であり、L1はp>1の場合に同一又は異なっていても良い。qは、0又は1以上の整数であり、L2はq>1の場合に同一又は異なっていても良い。
式(1)中、記号は次の意味を有する。すなわち、Mは、Rh、Ir、Pd、Pt、Ru、Os、Cu、Ag及びAuからなる群から選択される金属原子であり、相応の金属原子はどの酸化状態であってもよい。
透明電極(陽極2)を有するガラス基板として、イーエッチシー製インジウムスズ酸化物(以下、「インジウムスズ酸化物」を「ITO」と略す)被膜付きガラスを用いた。アルバック機工製真空蒸着装置を使用して、この透明電極付ガラス基板上に、5×10−4Pa以下の真空度で、次の材料をカッコ内に示す所定の膜厚となるように順次真空蒸着し、図1に示す構造のエレクトロルミネッセンス素子を作製した。
透明電極(陽極2)を有する基板1として、イーエッチシー製ITO被膜付きガラスを用いた。アルバック機工製真空蒸着装置を使用して、この透明電極付ガラス基板上に2×10−3Pa以下の真空度で、次の材料をカッコ内に示す所定の膜厚となるように順次真空蒸着し、図1に示す構造のエレクトロルミネッセンス素子を作製した。
アルゴン雰囲気下、500mlシュレンク管にN,N’−ジフェニルベンゾイミダゾリンウムテトラフルオロボレート(7.1g,19.8mmol)、tert−ブトキシカリウム(t−BuOK(85質量%品);2.6g,19.8mmol)、テトラヒドロフラン(200ml)を加え、室温で45分攪拌した後、溶媒を減圧留去した。クロロ(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)ダイマー([Ir(COD)Cl]2;2.2g,3.3mmol)及びトルエン(400ml)を加え、室温で15分撹拌した後、80℃で13時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液をエバポレーターにて溶媒を減圧留去した。反応粗生成物を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(Hexane/AcOEt=5/1〜3/1)によって精製し、得られた固体をジエチルエーテル及びヘキサンで洗浄することにより、白色固体である目的物を3.2g得た。収率は48%だった。
(FAB−MS)(M/z):1001(M+H)+
アルゴン雰囲気下、25mlシュレンク管に1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリウムクロライド(IPrH+Cl−;0.166g,0.39mmol)、tert−ブトキシカリウム(85重量%品、67mg,0.51mmol)、テトラヒドロフラン(6.0ml)を加え、室温で20分攪拌した。テトラヒドロフランを減圧留去した後、トルエン(6.0ml)を加え、70℃で5分間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を4−フルオロフェニルエチニル(トリフェニルホスフィン)金(174mg、0.30mmol)、トルエン6.0mlを加えた別の25mlシュレンク管に滴下した。滴下後、反応混合物を70℃で2.5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却した後、トルエンを減圧留去し、得られた白色固体をn−ヘキサン−ジエチルエーテル−塩化メチレン系で再結晶操作を行い、白色固体である目的物を0.187g得た。収率は88%だった。
FAB−MS(M/Z):705(M+H)+
発光分析(CHCl3,77K,Ex250nm)λ(nm):412(max),430,451
元素分析 観測値 C:59.32,H:5.68,N:3.95
理論値 C:59.66,H:5.72,N:3.98
良く乾燥しAr置換された25mlシュレンク管にAr雰囲気下、2、5−ジブロモトルエン203μl(1.5mmol)、テトラヒドロフラン12mlを混合した無色透明溶液をドライアイス−エタノールで−78℃に冷却し、t−ブチルリチウムのペンタン溶液(f=1.48)5.1ml(7.5mmol)を滴下した。滴下後、黄色に変化した反応溶液を反応温度−78℃に維持したまま1時間攪拌した後、トリフェニルゲルマニウムクロライド1.12g(3.3mmol)を加えた。−78℃に維持したまま10分間攪拌した後、氷浴中0℃で2時間攪拌した。反応終了後、反応溶液に水40mlと塩化メチレン80mlを加えた懸濁液を吸引濾過した。得られた濾過物を水20ml×2回、エタノール20ml×2回で洗浄した後、減圧乾燥することで2−メチル−1,4−ビス(トリフェニルゲルミル)ベンゼンを白色固体として得た。収量は0.86g、収率は82%だった。
EI−MS(m/e):698(M+) CI−MS(m/z):698(MH+)
元素分析 観測値 C:74.72,H:5.22
理論値 C:74.00,H:5.20
2 陽極(透明電極)
3 有機薄層
4 発光層
5 正孔ブロック層
6 電子輸送層
7 陰極
8 発光材料(dopant)
Claims (1)
- 陽極と陰極の間に発光層及び発光層の陽極側に隣接する有機薄層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
有機薄層が、発光層に含有される発光材料の最低励起三重項準位より高い最低励起三重項準位を有する一種類又は複数種類の化合物を含み、
440nm以下の深青色領域にりん光エレクトロルミネッセンス発光ピーク極大を有し、発光色のCIE(国際照明委員会)表色系色度座標のyの値が0.24未満であり、
前記有機薄層中の化合物が、式(1);
(式中、記号は次の意味を有する:
Mは、Rh、Ir、Pd、Pt、Ru、Os、Cu、Ag及びAuからなる群から選択される金属原子であり、相応の金属原子はどの酸化状態であってもよく、
Kは、中性又はモノアニオン性及び単座、二座又は三座であることができるカルベンリガンドであり、この場合にカルベンリガンドは、多価カルベンリガンドでもよく、
L 1 は、単座又は二座であることができるモノアニオン性又はジアニオン性リガンドであり、
L 2 は、ホスフィン、ホスホネート及びそれらの誘導体、ヒ酸塩及びそれらの誘導体、亜燐酸エステル並びにCO、ピリジン、ニトリル及びMとπ錯体を形成しうる共役ジエンからなる群から選択される中性の単座又は二座リガンドであり、
rは、1以上の整数であり、Kはr>1の場合に同一又は異なっていてもよく、
pは、0又は1以上の整数であり、L 1 はp>1の場合に同一又は異なっていてもよく、
qは、0又は1以上の整数であり、L 2 はq>1の場合に同一又は異なっていてもよい)
で表される化合物である、有機エレクトロルミネッセンス素子。
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