JP5537539B2 - 光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影光学系の焦点距離を変化させるズーム機能を有し、複数のズームレンズ群を独立に移動させることが可能な光学機器に関する。
ズームレンズ群を移動させるズーム領域の第1カム領域と、第1カム領域の端部から延長されマクロ撮影可能なマクロ位置にレンズ群を移動させる第2カム領域とを連続的なカムとして鏡胴に形成したズームレンズが知られている(特許文献1参照)。
また、レンズ鏡胴の小型化を図るために、メカニカルカムに代えて前群と後群のレンズ群をそれぞれ別個のモータで駆動することが提案されている。例えば、特許文献2には、前群レンズと後群レンズからなるズームレンズにおいて、前群レンズ駆動用モータと後群レンズ駆動用モータを有し、電源電圧が所定電圧以上ある場合に、両方のモータを同時に駆動することによりズーム動作を行うズームレンズ装置が開示されている。
特開2003−279836号公報 特開平6−324245号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたズームレンズ装置では、マクロ位置とするためのカム機構をズームレンズ装置の内部に構成するので、大型化してしまう。また、マクロモードにするとカム機構の摺動音が発生してしまい、使用感が損なわれてしまう。また、特許文献2には、光学的にマクロ状態に適用することについては何ら開示されていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、複数のズームレンズ群をそれぞれ個別のアクチュエータによって駆動してズーム動作を行う構成において、小型化を可能にするとともにマクロ撮影が可能な光学機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる光学機器は、光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に基づく第1の光学状態の焦点距離と略同一の焦点距離を成立させる際に第1の光学状態より高い撮影倍率の第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、上記第1の位置情報に基づき上記第1のレンズ群と第2のレンズ群の位置をズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する位置に位置させた光学状態からより高い撮影倍率の光学状態とする場合に、上記第2の位置情報に基づいて上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を、ズーム動作を行う焦点距離領域範囲内の上記第1の位置情報のうちの互いに異なる焦点距離に対応する位置へそれぞれ移動して上記第2の光学状態とするように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、を具備する。
第2の発明に係わる光学機器は、上記第1の発明において、(請求項2を記載)さらに、焦点調節レンズ群を有し、上記制御部は、上記第1の位置情報に基づく光学状態から上記第2位置情報に基づく撮影倍率がより高い上記第2の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記より撮影倍率が高い上記第2の光学状態にて焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御する。
の発明に係わる光学機器は、上記第1の発明において、上記第2の位置情報は、複数の異なる撮影倍率の光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する複数の情報を含んでいる。
の発明に係わる光学機器は、上記第1の発明において、さらに上記複数の異なる撮影倍率の光学状態から特定の光学状態を選択する選択部を有し、上記制御部は、上記選択部の選択する光学状態に応じて、第2の位置情報に基づき上記第1のレンズ駆動部と第2のレンズ駆動部を制御し、選択された光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置を制御する。
第5の発明に係わる光学機器は、光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の焦点調節可能な距離よりもより近距離までの焦点調節可能な第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、上記第1の位置情報に基づき上記第1のレンズ群と第2のレンズ群の位置を、ズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する位置に位置させた光学状態から上記第2位置情報に基づくより近距離まで焦点調節可能な光学状態とする場合に、上記第2の位置情報に基づいて上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を上記第1の位置情報のうちの互いに異なる焦点距離に対応する位置へ移動して第2の光学状態とするように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、を具備する。
の発明に係わる光学機器は、上記第の発明において、さらに、焦点調節レンズ群を有し、上記制御部は、上記第1の位置情報に基づく光学状態から上記第2位置情報に基づくより近距離まで焦点調節が可能な第2の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記より近距離まで焦点調節が可能な第2の光学状態にて焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御する。
の発明に係わる光学機器は、上記第の発明において、上記第2の位置情報は、複数の異なる撮影倍率の光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する複数の情報を含んでいる。
の発明に係わる光学機器は、上記第の発明において、さらに上記複数の異なる撮影倍率の光学状態から特定の光学状態を選択する選択部を有し、上記制御部は、上記選択部の選択する光学状態に応じて、第2の位置情報に基づき上記第1のレンズ駆動部と第2のレンズ駆動部を制御し、選択された光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置を制御する。
の発明に係わる光学機器は、光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の撮影倍率よりも高い撮影倍率の第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれるそれぞれ異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、上記第2の位置情報に基づく撮影倍率がより高い第2の光学状態から、上記第1の位置情報に基づく光学状態とする場合に、第1の位置情報に基づいて上記より撮影倍率の大きな第2の光学状態と同一の画角を成す第1の光学状態に対応する位置へ上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を移動するように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、を具備する。
10の発明に係わる光学機器は、上記第の発明において、さらに、焦点調節レンズ群を有し、上記制御部は、上記第2位置情報に基づく撮影倍率がより高い第2の光学状態から上記第1位置情報に基づく第1の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記第2の光学状態における焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御する。
11の発明に係わる光学機器は、光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の焦点調節可能な距離よりもより近距離までの焦点調節可能な第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、上記第2の位置情報に基づく焦点調節可能な距離がより近距離である第2の光学状態から、上記第1の位置情報に基づく光学状態とする場合に、上記第1の位置情報に基づいて上記焦点調節可能な距離がより近距離である上記第2の光学状態と同一の画角を成す上記第1の光学状態に対応する位置へ上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を移動するように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、 を具備する。
12の発明に係わる光学機器は、上記第11の発明において、さらに、焦点調節レンズ群を有し、上記制御部は、上記第2の位置情報に基づくより近距離まで焦点調節可能な上記第2の光学状態から上記第1位置情報に基づく上記第1の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記第2の光学状態における焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御する。
本発明によれば、複数のズームレンズ群をそれぞれ個別のアクチュエータによって駆動してズーム動作を行う構成において、小型化を可能にするとともにマクロ撮影を可能とした光学機器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る交換レンズの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズの第1のズーム群の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズの第2のズーム群の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズのリニアエンコーダであって、図5(a)はリニアエンコーダの電気的構成を示す図であり、図5(b)はリニアエンコーダの出力特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る交換レンズのズーム機能切換部材の操作状態を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、各モードの切換え時のレンズの移動の様子を示す図であり、図7(a)はメカマニュアルズーム時、図7(b)は電動ズーム時、図7(c)はマクロ時の様子を示す。 本発明の一実施形態に係る交換レンズのズーム機能切換部材の光軸方向における摺動位置の検出機構を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズのズーム群の駆動軌跡を示すグラフであり、図9(a)は第1のズーム群(3G)と第2のズーム群のエンコーダ位置とパルス位置の関係の一例を示すグラフであり、図9(b)は第1のズーム群(3G)と第2のズーム群のエンコーダ位置と速度の関係の一例を示すグラフであり、図9(c)は第1のズーム群(3G)と第2のズーム群のエンコーダ位置と第1のズーム群(3G)と第2のズーム群の位置の関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る交換レンズのズーム位置とフォーカス位置の関係の一例を示すグラフであり、図10(a)はズーム位置に対するフォーカスレンズ群の位置を、撮影距離ごとに示したグラフであり、図10(b)はマクロモードに設定された際の撮影距離に対するフォーカスレンズの位置を、マクロ位置ごとに示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る交換レンズの第1のズーム群(3G)と第2のズーム群(4G)に間に設けられたバネを説明する図であり、図11(a)は第1のズーム群と第2のズーム群とバネの配置を示す模式図であり、図11(b)は3Gと4Gの分割エリアを示す図であり、図11(c)は分割エリアの境界の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、モード切換時の最高速度の一例を示す図であり、図12(a)はテレ側からワイド側に移動させる場合の第1のズーム群(3G)の最高速度の一例を示し、図12(b)は第1のズーム群(3G)をワイド側からテレ側に移動させる場合の第1のズーム群(3G)の最高速度を示す。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、モード切換時の最高速度の一例を示す図であり、図13(a)はテレ側からワイド側に移動させる場合の第2のズーム群(4G)の最高速度を示し、図13(b)は第1のズーム群(3G)をワイド側からテレ側に移動させる場合の第2のズーム群(4G)の最高速度を示す。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、電動ズーム(EZ)モード時のステッピングモータの加減カーブの一例を示すグラフであり、図14(a)はEZ_加速カーブを示すグラフであり、図14(b)はEZ_減速カーブを示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、モードの切換え遷移図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、モードの切換えを説明する図であって、図16(a)はズームロックSWとモード切換の関係を示す図であり、図16(b)はマクロモード1〜3の場合のフォーカスレンズ群の駆動範囲の一例を示す図であり、図16(c)は6つのモード遷移時におけるレンズ動作と各マクロ1〜3のフォーカス位置を示す図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、マクロ制御に使用するマクロ制御データの一例を示す図であり、図17(a)はマクロ時のズーム位置を示し、図17(b)はマクロ時のズーム位置を示し、図17(c)はマクロ時のレンズ駆動(LD)位置を示す。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、ズーム群の駆動軌跡とマクロの位置関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、カメラ本体に送信する128分割のズームエンコーダ値(ZMENC値)と交換レンズ内部の細分エンコーダ値Edivの対応関係の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る交換レンズにおいて、電源オンオフ時の各モードごとの駆動位置の関係を示す図である。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、モード位置の更新の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、モード検出の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、モード切換の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、EZ→MZモード変更処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、EZ→Macroモード変更処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、Macro→EZモード変更処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、MZ→EZモード変更処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における交換レンズにおいて、Macroモード時のMacro位置の選択の動作を示すフローチャートである。
以下、図面に従って本発明を適用した交換レンズを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の好ましい一実施形態に係わる交換レンズは、デジタルカメラのカメラ本体に装着可能であり、このカメラ本体は、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、ライブビュー表示や撮影を行う。カメラ本体および交換レンズ間は、通信が可能であり、交換レンズはカメラ本体からの指令に応じて動作すると共に、交換レンズの状態はカメラ本体に送信される。また、交換レンズには、第1及び第2のズーム群と各ズーム群ごとにアクチュエータが配置され、これらのズームレンズ群の位置を移動させることにより、焦点距離を調節することができる。
図1は、交換レンズ100の構成を示すブロック図であり、図2は交換レンズ100内の機能ブロック図である。交換レンズ100は、カメラ本体200に着脱自在である。交換レンズ100内には、撮影光学系として、第1のレンズ群(1G)101、フォーカスレンズ群(2G)103、第1のズーム群(3G)105、第2のズーム群(4G)107、第3のレンズ群(5G)109の計5群のレンズ群が、同一光軸上に沿って配置されている。なお、各レンズ群は単体のレンズで構成するようにしてもよい。第1のレンズ群101および第5のレンズ群109は、固定のレンズ群である。
撮影光学系の内の第2群(2G)を構成するフォーカスレンズ群103は、ピント合わせ用のレンズ群であり、フォーカスレンズ駆動機構(2G)111によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動機構111内には、ステッピングモータ等のアクチュエータ159およびフォーカスレンズ用ドライバ157が設けられており(図2参照)、制御部131からの制御信号に従って、フォーカスレンズ103の駆動を行う。フォーカスレンズ基準位置検出部125は、フォーカスレンズ群103の基準位置からの位置を検出するフォーカス位置検出センサ161を有し(図2参照)、検出結果を制御部131に出力する。したがって、制御部131は、フォーカスレンズ群103の駆動位置をフォーカスレンズ基準位置検出部125によって検出した基準位置からの相対位置をステッピングモータの駆動パルスに基づいて算出しながら、フォーカスレンズ駆動機構111によってフォーカスレンズ群103の駆動制御を行う。
また、MFリング141は、マニュアルフォーカス用の回転操作部材であり、交換レンズ100の外周に回転自在に設けられている。MF用位置検出部153(図2参照)は、MFリング141の回転方向および回転量を検出し、制御部131に検出結果を出力する。ユーザがMFリング141を操作すると、MF用位置検出部153によって検出された回転方向および回転量に応じて、制御部131は、フォーカスレンズ駆動機構111内のフォーカスレンズアクチュエータ159によって、フォーカスレンズ群103を光軸方向に沿って前後に電動で移動させる。
撮影光学系の内の第3群(3G)を構成する第1のズーム群105、および第4群(4G)を構成する第2のズーム群107によってズーム光学系が構成される(以下、ズームをZMと称す場合がある)。第1のズーム群105と第2のズーム群107は、それぞれ、別個に駆動されるが、両者の間にはバネが設けられており、このバネによって互いに引き合っている。このバネについては、図11を用いて後述する。
第1および第2のズーム群105、107は、ズーム機能切換操作部材143による光軸方向への摺動操作によって、マクロ、電動ズーム(EZ)、メカマニュアルズーム(MZ)の3つのモードに切り換えられる。マクロモードは、近接撮影に適したモードである。電動ズームモードはズーム機能切換操作部材143の回転操作に応じた駆動速度で、ステッピングモータ等のアクチュエータによってズーミング動作を行うモードである。メカマニュアルズームモードは、ズーム機能切換操作部材143の回動操作に応じて、手動でズーミング動作を行うモードである。なお、ズーム機能切換操作部材143によるモードの切換位置については、図6を用いて後述する。
第1のズーム群105(3G)は、第1のZM群駆動メカ機構113または第1のZM群駆動部115によって光軸方向に移動する。第1のZM群駆動メカ機構113は、メカマニュアルズームモードの設定時にユーザのマニュアル操作によって第1のズーム群105を光軸方向に移動させ、第1のZM群駆動部115は、電動ズームモード設定時にアクチュエータによって第1のズーム群105を光軸方向に移動させる。
第1のZM群駆動部115は、ズーム用ドライバ173と3G用アクチュエータ175(図2参照)を有している。3G用アクチュエータとしては、ステッピングモータを使用し、マイクロステップ駆動で細かい制御を行う。なお、本実施形態においては、ステッピングモータを採用するが、ステッピングモータ以外にも、DCモータ等、他の駆動源を採用してもよい。
ユーザがズーム機能切換操作部材143を光軸方向に移動操作してメカマニュアルズームに切換えると、ズーム機能切換操作部材143はマニュアルズーム環として機能する。このとき、ズーム機能切換操作部材143の回転方向および回転量に応じて、第1のZM群駆動メカ機構113は第1のズーム群105を光軸方向に移動させる。
また、ユーザがズーム機能切換操作部材143を光軸方向に移動操作して電動ズームに切換えると、ズーム機能切換操作部材143は電動ズーム環として機能する。このとき、第1のZM群駆動部115は、ズーム機能切換操作部材143の回転方向に応じて、第1のZM群駆動部115内のアクチュエータの駆動力によって、第1のズーム群105を無限側または至近側に移動させる。このとき、ズーム機能切換操作部材143の回転量(回転角)に応じたズーミング速度で駆動する。ズーム機能操作部材143による第1のZM群駆動メカ機構113および第1のZM群駆動部115の切り換えについては、図3を用いて後述する。
第1のZM群絶対位置検出部127は、3G絶対位置検出用センサ177としてリニアエンコーダを有しており、このリニアエンコーダによって第1のズーム群105の絶対位置を検出する。第1のZM群絶対位置検出部127(3G絶対位置検出用センサ177)による検出結果は、制御部131に出力される。リニアエンコーダについて、図5を用いて後述する。
ズーム光学系を構成する第2のズーム群(4G)107は、第2の群駆動部117によって光軸方向に移動する。第2の群駆動部117は、ズーム用ドライバ173と4G用アクチュエータ179を有している(図2参照)。第2のズーム群107は、第1のズーム群105の位置に対応した位置へ追従動作を行う。すなわち、第1のZM群絶対位置検出部127によって検出された第1のズーム群の位置に応じて、所定の撮影画角でありピントの合った画像が得られるように4G用アクチュエータ179によって第2のズーム群107の位置を移動させる。メカマニュアルズームモードが設定された場合には、第1のズーム群105はユーザによって手動で駆動されるが、第2のズーム群107はメカマニュアルズームモードが設定されている場合であっても、第1のズーム群105の位置に応じて電動駆動される。
なお、第2の群駆動部117内の4G用アクチュエータ179としては、第1のZM群駆動部115と同様に、本実施形態においては、ステッピングモータを採用するが、ステッピングモータ以外にも、DCモータ等、他の駆動源を採用してもよい。また、本実施形態においては、ズーム用ドライバ173は、第1のZM群駆動部115と第2の群駆動部117におけるドライバ回路を兼用しているが、第1のZM群駆動部115と第2の群駆動部117のそれぞれに専用のドライバ回路を設けてもよい。
第2のズーム群基準位置検出部129は、第2のズーム群107の基準位置を検出し、制御部131に出力する。すなわち、第2のZM群基準位置検出部129は、4G基準位置検出用センサ181フォトインタラプタ(PI)を使用し、基準位置を取得し、この基準位置から相対的な位置検出によって位置を管理する。ここで基準位置は、所定タイミングにおける位置であり、この位置からのPIのカウントによって相対位置を算出する。
第1のズーム群105の位置は、第1のZM群絶対値検出部127によって絶対位置検出を行い、第2のレンズ群107の位置は、第2のZM群基準位置検出部129によって相対位置検出するのは以下の理由による。ここで、絶対位置検出は、例えば絶対位置を把握していることを意味し、相対位置検出は、基準絶対位置に対して相対位置で位置を把握することを意味する。アクチュエータとしてステッピングモータを用いる場合には、ステッピングモータのステップ数によって、相対位置の管理を行うことが可能である。このため、メカ構造を簡単にすることができ、スペース的には、相対位置検出のほうが省スペースを図ることができ、かつコストも安くなる。
しかし、本実施形態においては、ズーム機能切換操作部材143の切換操作に伴い、第1のズーム群105と第2のズーム群107の駆動機構が切り換わり、メカマニュアルズームで動作させた場合、ステッピングモータの励磁位置がずれてしまう。また、メカマニュアルズームでは、外力で駆動させるので、ステッピングモータのパルスカウント数もずれてしまう。このため、相対位置検出を行おうとすると、ずれた位置を補正するために、ズーム機能切換毎にイニシャル駆動にて初期位置を検出する必要がある。このモード機能切換毎のイニシャル駆動は、イニシャル駆動時間の待ちが発生し、操作性を悪くしてしまう。
そこで、本実施形態においては、ズームレンズ群の一方を絶対位置検出することにより、イニシャル駆動を回避している。2つのズームレンズ群を共に絶対値検出とすると、スペースも必要となり、またコスト的にも高くなる。このため、一方を絶対位置検出、他方を相対位置検出とすることで、操作性、コスト、スペースを両立するようにしている。
絞り121は、撮影光学系の光路中に配置され、絞り駆動機構123によって絞り開口量の駆動制御がなされる。絞り駆動機構123は、絞りアクチュエータ165、絞り用ドライバ163、および絞り基準位置検出用センサ167から構成される(図2参照)。絞りアクチュエータ165は、ステッピングモータを使用し、マイクロステップ駆動で細かい制御を行う。絞り用ドライバ163は絞りアクチュエータの駆動回路である。絞り基準位置検出用センサ167は、絞りの基準位置を取得し、相対的な位置検出で位置を管理する。基準位置検出にはフォトインタラプタ(PI)を使用する。
ズーム機能切換操作部材143は、交換レンズ100の外周に摺動自在かつ回動自在に設けられており、光軸方向の位置を前後に摺動することにより、マクロ、電動ズーム(EZ)、メカマニュアルズーム(MZ)の切換えを行う。EZ⇔MZ切換検出機構169は、ズーム機能切換操作部材143の摺動操作による切換え位置の検出を行い、制御部131に出力する(図2参照)。図1において、ズーム機能切換操作部材143を左右に摺動することにより、言い換えると被写体側とカメラ側の間で摺動することにより切換を行う。EZ⇔MZ切換検出機構169はグレイコード式のエンコーダ等の検出部を有し、この検出部によって、摺動操作による切換位置の検出を行う。グレイコード式エンコーダについては図8を用いて後述する。
ズーム機能切換操作部材143を光軸方向に摺動させメカマニュアルズームに切換えると、ズーム機能切換操作部材143を自由に回転させることができ、回転移動量に応じて、電気的制御を介することがなく、第1のズーム群を手動で駆動し、焦点距離を変更することができる。
一方、ズーム機能切換操作部材143を光軸方向に摺動させ電動ズームに切換えると、ズーム機能切換操作部材143は、メカ的な機構で所定の回転範囲のみで回転できる機構となっている。このとき、回転方向に動かすことにより、回転角(回転量)に応じた速度で電動ズームを行う。本実施形態においては回転角に応じて3段階の速度で駆動する。EZ速度切換検出機構171(図2参照)は、電動ズーム時に、ズーム機能切換操作部材143の回転角度およびワイド/テレ方向の回転方向を検出し、検出結果を制御部131に出力する。本実施形態においては、EZ速度切換検出機構171は、グレイコード式エンコーダを有しており、ズーム機能切換操作部材143の回転角をエンコードして制御部131に出力する。
ズーム機能切換操作部材143を光軸方向に摺動させマクロに切換えると、ズーム機能切換操作部材143は回転操作が禁止され、第1のズーム群105、第2のズーム群107は、記憶部133に記憶されている予め決められた位置に電気的に駆動される。この予め決められた位置はマクロ撮影に適した光学的位置とする。フォーカスレンズ群103も予め決められた位置に移動するようにしてもよい。
ズームロックSW147は、交換レンズ100の外周に配置されたメカ的なロック機構である。すなわち、ズーム機能切換操作部材143は、常に光軸方向に摺動自在としておくとユーザの意に反して、モードが切り換わってしまうおそれがある。そこで、ズームロックSW147が操作されているときのみ、ズーム機能切換操作部材143が摺動し、マクロ、電動ズーム、およびメカマニュアルズームの切換操作を許容するようにしている。なお、本実施形態においては、モード切換の検出は、ズーム機能切換操作部材143の検出によって行っているが、ズームロックSW155にて状態検出を行うようにしてもよい。
ファンクション釦145は、交換レンズ100の外周に配置された釦であり、ユーザの押圧操作によってオンオフするスイッチが設けられ、このスイッチの状態は、制御部131に出力される。このファンクション釦145は、他の操作部材の操作状態との組合せによって、下記に示すような機能例1〜5のような種々のモードの切換えを行うことができる。なお、機能例1〜5は例示であって、全ての機能を有してもよく、また一部の機能のみでもよく、他の機能と組み合わせても勿論かまわない。また、押し釦スイッチに限らず、スライドスイッチ等、他の操作部材であっても勿論かまわない。
機能例1:ズーム機能切換操作部材143がマクロ位置に設定されたマクロモード状態において、ファンクション釦145を操作すると、複数のマクロ位置が有る場合には、押すたびに順次マクロ位置が切り換わる(図10(b)に示す例では、マクロ1〜3を設けている)。
機能例2:電動ズーム(EZ)モード状態において、ファンクション釦145を操作すると、操作するたびに、ワイド端位置、標準位置、テレ端位置に順に撮影レンズを駆動する。または、本体側で予め設定したお気に入り位置(プリセット位置)に駆動する。
機能例3:電動ズーム、メカマニュアルズーム、マクロモードのいずれのモードが設定されているかに関わらず、ファンクション釦145を操作するたびに、絞り→ISO感度→AWB(オートホワイトバランス)の順で機能が切り換わり、MFリング141を回すと、それぞれの操作量を変化させる。従来、絞り等のこれらの機能は、カメラ本体側で設定するために、一旦、被写体から目を離す必要があった。しかし本実施形態によれば、被写体を観察しながら、交換レンズ100を支えている手でISO感度等の制御値を簡単に切り換えることができ便利である。なお、制御値としては、上述のパラメータに限らず、他の制御用のパラメータであっても適用することができる。
機能例4:電動ズーム(EZ)モード状態において、ファンクション釦145を操作すると、マクロモードとなり、マクロ位置へ各レンズ群を駆動する。
機能例5:電動ズーム(EZ)モード状態において、ファンクション釦145を操作すると、マクロモードに切り換わる。この状態で、ズーム環として機能するズーム機能切換操作部材143を回動させると、予め登録してある複数のマクロ位置に各レンズ群を駆動する。なお、ズーム機能切換操作部材143に限らず、MFリング141であってもよい。
制御部131は、CPUを有しており、フォーカスレンズ基準位置検出部125、3G絶対位置検出用センサ177を含む第1のZM群絶対位置検出部127、4G基準位置センサ181を含む第2のZM群基準位置検出部129、電動Z⇔手動Z切換検出機構169、EZ速度切換検出機構171等のセンサに接続されている。また、フォーカスレンズ用ドライバ157を含むフォーカスレンズ駆動機構111、絞りアクチュエータ165を含む絞り駆動機構123、3G用アクチュエータ175を含む第1のZM群駆動部115、4G用アクチュエータ179を含む第2のZM群駆動部117等に接続されている。制御部131は、記憶部133に記憶されたプログラムに従って、上述のセンサ等の検出結果に応じて、アクチュエータ等に制御命令を出力することにより、交換レンズ100内の制御、例えば、電動ズーム制御、メカマニュアルズーム制御、マクロ制御、マニュアルフォーカス制御、オートフォーカス制御、絞り制御等の種々の制御を行う。
また、制御部131は、電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モード、マクロモード等のモードの変更がなされた場合に、フォーカスレンズ群(2G)103、第1のズーム群(3G)105、第2のズーム群(4G)の駆動制御を行う。また、ズーム制御の際には、制御部131は、第1のZM群絶対位置検出部127によって検出された第1のズーム群105の位置に応じて、第2のズーム群107の位置を、第2のZM群基準位置検出部129の検出出力に基づいて第2のズーム群駆動部117を制御し、撮影画角およびピントの合った被写体像が得られるようにする。また、マクロ制御の際には、設定されたマクロモード(マクロ1〜3)に応じて、フォーカスレンズ群(2G)103、第1のズーム群(3G)105、第2のズーム群(4G)107の駆動制御を行う。また、制御部131は、ボディ−IF151を介して、カメラ本体200内の制御部と通信を行い、カメラ本体200が出力した制御命令に従って交換レンズ100内の制御を行う。
記憶部133は、フラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、前述した制御部131を動作させるためのプログラムの他、第1のズーム群105の位置に応じた第2のズーム群107の位置関係を記憶する。また、後述するように図11、図17、図19等に示す各種パラメータも記憶している。
カメラ本体200内であって、撮影光学系の光軸上には、撮像素子201が配置されている。撮影光学系によって形成された被写体像は撮像素子201によって画像信号に変換され、図示しない回路等によって、表示部にライブビュー表示され、また、記録媒体に画像データが記録される。
次に、図3を用いて、第1のズーム群105とその切換機構を説明する。交換レンズ100の外周に回転自在かつ光軸方向に摺動自在に設けられたズーム機能切換操作部材143は、図3の紙面において左右方向に移動可能である。ズーム機能切換操作部材143の突起部143aは、増速ギア311に固着されている。このため、ズーム機能切換操作部材143が光軸方向に沿って摺動すると、増速ギア311も光軸方向に沿って移動する。図3において、破線は電動ズーム時における位置を示し、実線はメカマニュアルズーム時における位置を示す。
増速ギア311は、モータ軸ギア309と噛合している。メカマニュアルズーム時には、ズーム機能切換操作部材143が交換レンズ100の外周に沿って回動すると、増速ギア311も回動し、このため、モータ軸ギア309も回転する。このモータ軸ギア309は、モータ軸305によって軸支されており、モータ軸305はステッピングモータ175aの回転軸と一体に構成されている。
モータ軸305の一部の表面には、ネジ305aが設けてあり、このネジ305aにレンズ支持部301が噛み合っている。レンズ支持部301は、中央付近において第1のズーム群105を保持しており、さらに他端側においてリニアエンコーダ177aに接している。
このように構成されているため、ズーム機能操作部材143を、図3中において左側に摺動させると、メカマニュアルズームモードに切り換わる。メカマニュアルズーム時には、増速ギア311とズーム機能切換操作部材143がクラッチ式に連結される。ズーム機能切換操作部材143を回転操作すると、ステッピングモータ175aのディテントトルクに打ち勝ちモータ軸ギア309を回転させ、これと一体のモータ軸305も回転し、第1のズーム群105が光軸方向に移動する。
ズーム機能操作部材143を、図3中において右側に摺動させると、電動ズームモードに切り換わる。電動ズーム時には、増速ギア311がモータ軸ギア309から退避し、ズーム機能操作部材143が回転操作しても、第1のズーム群105は移動しない。このときは、制御部131→ズーム用ドライバ173→3G用アクチュエータ175(ステッピングモータ175a)に指示が送られる。これによって、モータ軸305が回転し、第1のズーム群105が駆動される。
第1のZM群絶対位置検出部127(3G絶対位置検出用センサ177)は、メカマニュアルズーム、電動ズーム、マクロ状態かによらず、常に第1のズーム群105の絶対位置を検出し、制御部131に出力する。3G絶対位置検出用センサ177は、本実施形態においては、リニアエンコーダ177aを採用している。このリニアエンコーダ177aについては、図5を用いて後述する。
次に、図4を用いて、第2のズーム群107とその駆動機構を説明する。第2のズーム群107の位置は、電動ズーム、メカマニュアルズーム、マクロモードのいずれに設定されているか否かにかかわらず、4G基準位置検出用センサ181としてのフォトインタラプタ(PI)により、基準の絶対位置を検出し、ステッピングモータによって相対的に位置を管理する。
ステッピングモータ179aの回転軸は、モータ軸325と一体であり、モータ軸325はステッピングモータ179aの回転軸と一体に構成されている。モータ軸325の一部の表面には、ネジ325aが設けてあり、このネジ325aにレンズ支持部321が噛み合っている。レンズ支持部301は、中央付近において第2のズーム群107を保持している。
このように構成されているため、メカマニュアルズーム時には、ステッピングモータ179aにより第2のズーム群107は相対駆動する。外部からのマニュアル操作により第2のズーム群107が駆動することはない。制御部131が記憶部133を参照し、第1のズーム群105に対応した第2のズーム群107の位置に、電気的に追従駆動する。また、電動ズーム時には、ズーム機能切換操作部材143の回転方向によって与えられる速度指示に従って電気的に駆動させる。電源投入時のイニシャル駆動により基準位置が分かっており、ステッピングモータ179aのステップ数に基づく相対位置で、位置管理を行う。
次に、図3に示したリニアエンコーダ177aについて、図5を用いて説明する。このリニアエンコーダ177aは、第1のZM群絶対位置検出部127を構成し、第1のズーム群105の絶対位置を検出する。リニアエンコーダ177aは、図5(a)に示すように、抵抗スライダ式の電気部品であり、A点(177aA)は、電源Vccに接続され、B点(177aB)は、グランド(GND)に接続され、出力点177aOUTは、第1のズーム群105の位置に応じてメカ的にスライドする。出力点177aOUTの位置が変化すると、抵抗分割された出力電圧は図5(b)に示すように変化する。リニアエンコーダ177aの出力電圧は、ADコンバータによってデジタルデータに変換され、制御部131に出力される。
次に、図6を用いて、電動ズーム時におけるズーム速度の設定の切り換えについて説明する。図6は、交換レンズ100の外周を平面に展開した図である。交換レンズ100の外周には、マニュアルフォーカス環として機能するMFリング141が交換レンズ100の被写体側に配置され、ズーム環として機能するズーム機能切換操作部材143が交換レンズ100のカメラ本体側に配置されている。
前述したように、ズーム機能切換操作部材143は、光軸方向(Z方向ともいう)に摺動自在であり、Z方向に摺動すると交換レンズ100のモードが、被写体側からマクロ(Macro)モード、電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モードに順次、切り換わる。
電動ズームモードに設定されている際に、ズーム機能切換操作部材143を時計方向に回転すると(図6において右方向)、ワイド側にズーミングがなされ、一方、反時計方向(図6において左方向)、テレ側にズーミングがなされる。このときの中心位置からの回転量(回転角)に応じて、ズーミング速度を調節することができる。中心位置をニュートラル位置(ワイド側にもテレ側に駆動しない位置)とし、中心位置からの回転量を大きくすると高速となるようにする。図示の例では、3段階の速度変化とし、3速(高速)>2速(中速)>1速(低速)としている。
ズーム機能切換操作部材143を摺動した際の各モードの切換時におけるレンズ移動について、図7を用いて説明する。図7(a)は、メカマニュアルズームに切換えられた際の第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107の位置関係を示す。なお、図7において、左側は被写体側であり、右側はカメラ本体200側である。
メカマニュアルズームモードにおいてズーム機能切換操作部材143を被写体側に摺動すると、図7(b)に示す電動ズームモードに切り換わる。図7(a)(b)から分かるように、メカマニュアルズームから電動ズームに切り換えても、第1及び第2のズーム群105、107の位置は移動しない。この場合には、図3を用いて説明したように、動力の伝達機構が、手動から電動に切り換わるだけである。
電動ズームにおいてズーム機能切換操作部材143を被写体側に更に摺動すると、図7(c)に示すマクロモードに切り換わる。このときには、第1及び第2のズーム群105、107の位置は移動する。前述したように、このマクロ位置の第1及び第2のズーム群105、107の位置は、マクロ撮影に適した位置であり、記憶部133に記憶されている。
ズーム機能切換操作部材143の光軸方向の摺動位置の検出は、図8に示すグレイコード式エンコーダによって行う。ズーム機能切換操作部材143には、このズーム機能切換操作部材143の動作に連動する回転子が設けられており、回転子に設けられた切片341がエンコーダフレキ(エンコーダ用フレキシブル基板)343のグレイコードパターン343a〜343dとの接触位置が変化することによって、ズーム機能切換操作部材143の光軸方向における位置検出を行う。
エンコーダフレキ343の検出パターンは、図8(b)に示すようなグレイコード式エンコーダとなっている。図8(a)に示す制御部131のMODE−ENC1,2は、内部の設定でプルアップ接続されており、入力設定となっている。MODE−ENC1,2およびENC−COMは、制御部131のCPUのI/Oポートであり、このI/Oポートは、図8(c)に示すように設定されている。
ズーム機能切換操作部材143の摺動に伴い、切片341は移動する。切片341がグレイエンコーダパターン343a〜343dに接触した位置ではENC−COMと導通となり、制御部131のMODE−ENC1,2はL入力となる。一方、切片341が接触しない位置では、ENC−COMと非導通となり、制御部131のMODE−ENC1,2は、プルアップ設定となっていることからH入力となる。制御部131のENC−ENC1,2の入力に応じて、図8(d)に示すように、マクロモード、電動ズームモード、メカマニュアルズームのいずれであるかを判定する。
次に、第1及び第2のズーム群105、107の駆動軌跡について、図9を用いて同期パルス位置テーブルと同期速度テーブルについて説明する。本実施形態においては、ズームの位置を表す仮想エンコーダの単位をEdivと表わす。ワイド側を数値の小さい方としテレ側を数値の大きい方とし、図9に示す例では、ワイド側からテレ側までを1024分割している。Edivは、焦点距離と対応しており、25〜994Edivまでが電動ズーム(EZ)での使用範囲であり、0〜1023Edivまでがメカマニュアルズーム(MZ)を含めた使用範囲となっている。
25Edivの位置を第1のズーム群(3G)105に対して100Plsの位置、第2のズーム群(4G)107に対して100Plsの位置とし、この位置を基準位置としている。Plsは、ステッピングモータ175a、179aにおける1ステップの駆動量に対応する。各Edivの位置に、第1のズーム群105および第2のズーム群107がそれぞれ対応する同期パルス位置テーブルの位置にあれば、対応した焦点距離の光学性能が得られる関係となっている。記憶部133には、図9(a)に示すような、エンコーダ位置Edivに対する第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107の同期パルス位置テーブルが記憶されている。
第1のズーム群(3G)105と、第2のズーム群(4G)107を連続的に駆動させたとき、3Gおよび4Gの位置関係が、図9(a)に示すような同期パルス位置テーブルの関係を保って駆動したとき、対応する焦点距離の光学特性が得られる。また、その際に、各Edivでの3G/4Gの駆動速度が、図9(b)に示すような同期速度テーブルの関係を保って駆動したとき、画角変動が一定に保たれる。図9(b)に示すような同期速度テーブルは、記憶部133に記憶されている。
なお、1Edivの単位が持つ意味は、1Ediv以内のPls位置のずれは画質劣化として確認できない最大のずれ量である。しかし、1Ediv単位の定義はこれに限らず、例えば、1Ediv=1Plsの関係でもよい。
図9(a)は、横軸をエンコーダ位置、縦軸を第1のズーム群(3G)と第2のズーム群(4G)のパルス位置とした図である。パルス位置は、ステッピングモータによるステップ数に対応する位置である。各Edivにて、第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107のPls位置が、縦軸に示す位置にあるときに、Ediv位置での光学特性が得られる位置関係となっている。
電動ズームでのワイド端の位置を25Edivとし、その位置で、第1のズーム群(3G)105、第2のズーム群(4G)107の位置関係を調整し、その位置をそれぞれ3G、4Gの100Plsの位置として、基準位置にしている。本実施形態における交換レンズ100では、ワイド端の位置を調整で求め、そこからテレ側の位置を相対Pls位置で設計保証するようにしている。しかし、これに限らず、テレ側(例えば、994Ediv)や中間Ediv位置で第1のズーム群(3G)105のPls位置に対し第2のズーム群(4G)107の位置を調整し、両端の調整位置からパルス位置を補間して、3Gと4Gの光学位置を保証してもよい。
図9(b)は、横軸をエンコーダ位置Ediv、縦軸を第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107の速度としたグラフである。各Ediv位置にて、3G、4Gの駆動速度が縦軸に示す速度で駆動する時、各Ediv間での画角変化は一定となっている(画角変動一定速度)。動画撮影等、連続した画像の記録の際に、画角変動一定速度で駆動すれば、滑らかな焦点距離変化の画像を得ることができる。
また、図9(b)に示すように、間欠駆動領域と非間欠駆動領域が設けられており、間欠駆動領域では間欠駆動がなされ、また非間欠駆動領域では非間欠駆動がなされる。非間欠駆動では、各Ediv位置での位置変化に対して、3Gと4Gを同期位置で駆動し、その時の駆動速度を同期速度となるように駆動する。これにより、画角変動一定の光学特性が得られた状態で焦点距離が変化する。
3Gと4Gは、光学的な感度が異なる。このため、あるEdiv位置で画角変動が一定となるように駆動するために、1Ediv区間での4G駆動量が1Pls以下となる領域がある。ステッピングモータによる駆動では、1Pls未満での駆動ができない。マイクロステップ駆動の分割数を上げて、1Pls未満とならないようなPls感度を持たせる方法もある。しかし、駆動するPls数が膨大となったり、1Edivの定義に対して細かいPls数をもたせても、管理が煩雑になるだけである。
そこで、本実施形態においては、駆動量が1Pls以下となる領域や、極端に遅い速度となる領域では、間欠駆動を行うようにしている。間欠駆動では、各Edivでの位置追従のみ行い、間欠駆動させる。
図9(c)は、横軸をエンコーダ位置Ediv、縦軸を3G、4Gの絶対位置(mm)としたグラフである。図9(a)のグラフとは実質的同じであり、単に縦軸の単位が異なっているだけである。図9(c)に示す例では、レンズマウント面等の位置を基準として、絶対位置で3Gと4Gの位置関係を示している。
次に、ズーム位置とフォーカス位置の関係について、図10を用いて説明する。図10(a)は、横軸に示した焦点距離(図では、Ediv単位)に対して、縦軸にフォーカスレンズ群103の位置(フォーカスレンズ群の基準位置からのステッピングモータ駆動パルス数Plsで表わす)を示し、撮影距離毎にフォーカスレンズの位置が異なる。また、マクロモードにおける撮影距離とフォーカス位置の関係を図10(b)に示す。本実施形態においては、マクロモードでは、画角(焦点距離)が異なるマクロ1〜3を設定できる。
次に、図11を用いて、第1のズーム群105と第2のズーム群107に間に設けられたバネについて説明する。図11(a)に示すように、第1のズーム群(3G)105と、第2のズーム群(4G)107の間には、バネ351が設けられており、第1及び第2のズーム群105、107は互いに引き合っている。
第1のズーム群(3G)105は、稼働範囲Mを移動可能であり、図11(b)に示すように、稼働範囲M内のワイド側からテレ側をA〜Hに8分割している。この8分割した領域は、図11(c)に示すように、ズームの位置を表す仮想エンコーダの単位Edivによって決められる。例えば、領域Aと領域Bの境は132Edivの位置にあり、領域Bと領域Cの境は400Edivの位置にある。この稼働範囲M内における位置は、3G絶対位置検出用センサ177(リニアエンコーダ177a)によって検出され、Edivに変換される。
第2のズーム群(4G)107は、稼働範囲Nを移動可能であり、図11(b)に示すように、稼働範囲N内のワイド側からテレ側を1〜4に4分割している。この4分割した領域は、図11(c)に示すように、ズームの位置を表す仮想エンコーダの単位Edivによって決められる。例えば、領域1と領域2の境は7Edivの位置にあり、領域2と領域3の境は194Edivの位置にある。この稼働範囲N内における位置は、4G基準位置検出用センサ181(フォトインタラプタPI1、フォトインタラプタPI2)によって検出され、上記領域に変換される。
次に、モード切換時の最高速度について、図12及び図13を用いて説明する。前述したように、第1のズーム群105と第2のズーム群107は、バネ351によって互いに引き合っていることから、2つのズーム群の間の距離や、引き合う方向か反対の方向かで、ステッピングモータが脱調を起こさず、駆動することが可能な最高速度が決まる。
図12(a)は、第1のズーム群(3G)105がテレ側からワイド方向に移動する場合の領域別最高速度の一例を示す。ここで、横軸は第1のズーム群(3G)105が存在する領域(A〜H)を示し、縦軸は第1のズーム群(4G)107が存在する領域(1〜4)である。図12(b)は、第1のズーム群(3G)105がワイド側からテレ方向に移動する場合の領域別最高速度の一例を示す。
図13(a)は、第2のズーム群(4G)107がテレ側からワイド方向に移動する場合の領域別最高速度の一例を示す。図13(b)は、第2のズーム群(4G)107がワイド側からテレ方向に移動する場合の領域別最高速度の一例を示す。ここでも、横軸は第1のズーム群(3G)105が存在する領域(A〜H)を示し、縦軸は第1のズーム群(4G)107が存在する領域(1〜4)である。
次に、図14を用いて、加速または減速を行うときの加減速カーブについて説明する。本実施形態において、電動ズーム(EZ)モードが設定されている際であって、各レンズ群が停止している状態でズーミングを開始すると、第1のズーム群105および第2のズーム群107の駆動を開始し、またズーミングを終了すると、第1のズーム群105および第2のズーム群107の駆動を停止する。この駆動開始時の加速カーブを図14(a)に示し、駆動停止時の減速カーブを図14(b)に示す。
図14において、横軸はステッピングモータのPlsステップを示し、縦軸に速度を示す。図9(b)を用いて説明したように、ズーミング動作中は仮想エンコーダ位置(Ediv)に対応して目標速度が決められており、加速を開始すると目標速度に向けて、図14(a)に示す加速カーブに沿って加速を行う。この加速カーブは、ステッピングモータが脱調せずに加速できる速度である。
また、目標速度でズーミング動作中に停止する場合には、目標速度から0に向けて図14(b)に示す減速カーブに沿って減速を行う。すなわち、目標位置へ停止するためには、各Stepで示した速度で減速する。この減速カーブは、ステッピングモータが脱調せずに減速できる速度である。
次に、本実施形態におけるモード切換について、図15を用いて説明する。本実施形態においては、前述したように、電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モード、マクロモードが設定可能である。電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モード、およびマクロモードは、ズーム環として機能するズーム機能切換操作部材143の摺動操作により切換を行うことができる。なお、電動ズームモードまたはメカマニュアルズームモードからマクロモードに切換える場合には、誤動作を防止するために、本実施形態においては、ズームロックSW147の操作と一緒にズーム機能切換操作部材143の摺動動作を行うようにしている。
電動ズーム(EZ)モードが設定されている場合、ズーミング動作を行わないニュートラルでズーム機能切換操作部材143の回転操作を行われた場合、図6及び図8を用いて説明したように、その回転方向に応じてワイド方向駆動またはテレ方向駆動がなされる。また、その際、ズーム機能切換操作部材143の回転量(回転角)に応じて、速度変更を行うことができる。
メカマニュアルズーム(MZ)モードが設定されている場合には、図3を用いて説明したように、ズーム機能切換部材143の回動操作に応じて第1のズーム群105をマニュアルで駆動する。このとき、第1のズーム群(3G)105の位置をリニアエンコーダ177aによって検出し、この検出結果に基づいて図9(a)に示す第2のズーム群(4G)107の位置に駆動する。
マクロモードが設定されると、図7(c)を用いて説明したように、第1のズーム群(3G)105と、第2のズーム群(4G)107を記憶部133に記憶されている固定位置に移動する。
本実施形態において、モード等の検出タイミングは、一定時間毎(例えば、30Hz(=33.3ms)に、図8(b)に示したグレイコードエンコーダにて、モード状態を検出する。また、モード検出にあたっては、チャタキラー処理を行い、すなわち、複数回(例えば、2回)、エンコーダ出力を取得し、同じモードが検出されれば、確定する。
また、モード切換時のズームロックSWは、図16(a)に示すように、マクロモードから電動ズーム(EZ)モードまたはメカマニュアルズーム(MZ)モードに切換える場合、または逆に電動ズーム(EZ)モードまたはメカマニュアルズーム(MZ)モードからマクロモードに切換えるには、ズームロックSW147を押しながらでないと、モードの切換えを行うことができない。ただし、電動ズーム(EZ)モードとメカマニュアルズーム(MZ)モードの間では、ズームロックSW147を離した状態でもモード切換を行うことができる。
マクロモードは、1種類でもよいが、本実施形態においては、図10(b)に示したように、マクロ1〜3の3種類のマクロモードを備えている。上述したように、第1のズーム群105および第2のズーム群107は予め決められた固定位置に駆動される。このときのフォーカスレンズ群103の撮影範囲の一例を図16(b)に示す。この例では、マクロ1では20〜50cm、マクロ2では20〜65cm、マクロ3では10〜40cmが撮影範囲であり、この範囲にピント合うようにフォーカスレンズ群103が駆動される。
本実施形態においては、電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モード、マクロモードの3つのモードがあることから、モード遷移としては、図16(c)に示すように、6つのモード遷移がある。図16(c)には、各モード遷移時におけるレンズ動作と、各マクロ1〜3でのフォーカス位置を示す。
モード遷移を行うと、第1のズーム群105の位置管理が不正確になるおそれがあることから、リフレッシュを行うようにしている。モード遷移を行うことにより、第1のズーム群(3G)105の位置管理のリフレッシュが必要になると、リフレッシュの完了/未実施を判断するためのリフレッシュ要求フラグを用意する。第1のズーム群(3G)105の位置管理は、リニアエンコーダ177aによる絶対位置を基準として、ステッピングモータの駆動パルスPlsのカウントによって行っている。
リフレッシュ要求フラグが立っている場合には、3Gイニシャル駆動処理を行う。3Gイニシャル駆動によって、Pls位置とリニアエンコーダ位置を合わせる。具体的には、第1のズーム群3Gを駆動しながらリニアエンコーダ177aの出力を読み取り、出力が所定値に達すると、その時の3Gの位置を予め調整されて記憶されているPls位置とする。処理が完了すると、リフレッシュ要求フラグをクリアする。
一方、第2のズーム群(4G)107は、ユーザのズーム環操作によって、直接、駆動されることがない。このため、モード切換時に第2のズーム群107のイニシャル駆動で基準位置出しを行う必要はない。
モード検出更新のタイミングでMZ→EZ/MZ→マクロのモード遷移を検出した場合には、モード遷移によるリフレッシュ要求フラグを立てる。モード遷移にて、遷移後の処理中に別のモードを検出した場合には、処理を終了する。リフレッシュ要求フラグにて完了したか否かを判断する。以上の具体的な動作については、図23のフローチャートに基づいて後述する。リフレッシュ要求がある状態で、ユーザによりズーム環の操作がなされて割込み処理が発生しリフレッシュ処理が中断される場合があるので、リフレッシュ要求フラグを用意しリフレッシュ要求の状態の判別を容易にしている。
次に、モード変更に伴う個別処理について説明する。
(マクロ(Macro)→電動ズーム(EZ))
マクロモードから電動ズーム(EZ)にモード変更があった場合には、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュは不要である。マクロモード中は、第1のズーム群105および第2のズーム群の位置は固定されており、リフレッシュの必要がないからである。マクロモードから電動ズームモードに切り換えられると、マクロと同じ画角となる電動ズーム(EZ)位置へ第1および第2のズーム群105、107を移動する。マクロモードと同じ画角となる電動ズーム時のEdivを記憶部133に記憶しておく。また、フォーカスレンズ群103の駆動位置LDは、マクロモード時の撮影可能距離範囲の最無限側位置とする。
例えば、通常モードの場合の撮影範囲LDは25cm〜∞であるが、マクロモードでは、たとえばマクロ1の場合の撮影可能範囲は20〜50cmであって、両者の撮影範囲が一致していない。このような場合、マクロモードの撮影可能範囲の最無限側位置にあわせて、50cmとする。なお、前述したように、本実施形態においては、マクロ1〜3があり、それぞれの撮影可能範囲である駆動範囲(LDストローク範囲)は、図16(b)に示した範囲と同じである。
(電動ズーム(EZ)→マクロ(Macro))
電動ズーム(EZ)からマクロにモード変更があった場合には、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュは不要である。マクロモードに切り換わると、第1のズーム群105および第2のズーム群107の位置はマクロモードに対応する位置に固定されることから、リフレッシュの必要がない。電動ズームモードからマクロモードに切り換えられると、第1のズーム群105および第2のズーム群107は、マクロ制御データで指定したマクロ時のLD位置に駆動される。
フォーカスレンズ群103の駆動位置(LD位置)は、無限側位置に移動する。例えば、マクロ時の撮影可能範囲が、20cm〜50cmの駆動ストロークであれば、フォーカスレンズ群103を50cmのLD位置へ駆動する。焦点検出を行う前は、被写体との距離が不明であることから、深度がより深くなるLD位置に移動するようにしている。
(電動ズーム(EZ)→メカマニュアルズーム(MZ))
電動ズーム(EZ)からメカマニュアルズーム(MZ)にモード変更があった場合には、第1のズーム群(3G)105の絶対位置を示すリニアエンコーダ177aからリニアエンコーダ位置を取得し、Ediv位置を求め、Pls位置に換算する。第1のズーム群(3G)の位置が分かると、続いて、第2のズーム群(4G)107を、第1のズーム群(3G)の位置に対応した位置に移動させる。
この場合、フォーカスレンズ群103のレンズ位置(LD位置)はそのままの位置とする。これは、モードを切り換えただけであり、ズーム位置は変更されていないので、フォーカスレンズのレンズ位置(LD位置)の変更も不要である。モード変更完了後にメカマニュアルズーム状態になったら、LDトラッキング動作が開始されるので、この後にズーム位置が変更されれば、ズーム位置に応じてLD位置を変更する。本実施形態のレンズ構成では、フォーカスレンズ群103の位置を固定した場合にズーム動作により合焦する被写体距離が変化する。LDトラッキング動作は、ズーム動作の前に合焦している被写体距離を維持するように、ズーム動作に応じて合焦している被写体距離に対応するLD位置にフォーカスレンズ群103を駆動する動作であり、図10(a)のフォーカストラッキング特性に基づいて実行される。
(メカマニュアルズーム(MZ)→電動ズーム(EZ))
メカマニュアルズーム(MZ)モードから電動ズーム(EZ)にモード変更があった場合には、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュが必要となる。メカマニュアルズームモード中は、第1のズーム群105はユーザによって直接、手動で駆動されており、リニアエンコーダ位置とPls位置とを一致させる必要があるからである。したがって、メカマニュアルズームモードから電動ズームモードに切り換えられると、リフレッシュ要求フラグをたて、3Gのイニシャル駆動を行い、エンコーダ位置とPls位置を合わせる。完了したら、リフレッシュ要求フラグをクリアする。
第1及び第2のズーム群105、107は、モード切換前と同じ位置に移動する。ただし、メカマニュアルズームにおける第1及び第2のズーム群105、107の位置が、電動ズームのワイド端EZWideからテレ端EZTeleまでの範囲の外側にあった場合には、モード変更後のEZ端位置(EZWideまたはEZTele)に移動する。フォーカスレンズ群103のレンズ位置(LD位置)は、そのままのLD位置とする。電動ズームに遷移後に、LDトラッキング動作が開始される。
(マクロ(Macro)→メカマニュアルズーム(MZ))
マクロモードからメカマニュアルズームに変更された場合には、上述したマクロモードから電動ズームへの遷移と同様な処理が行われるので、詳しい説明は省略する。
(メカマニュアルズーム(MZ)→マクロ(Macro))
メカマニュアルズーム(MZ)モードからマクロにモード変更があった場合には、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュが必要となる。メカマニュアルズームから電動ズームに切換えられた場合と同様に、リフレッシュ要求フラグをたて、3Gのイニシャル駆動を行い、エンコーダ位置とPls位置を合わせる。完了したら、リフレッシュ要求フラグをクリアする。フォーカスレンズ群103のレンズ位置(LD位置)は、マクロ1の駆動ストロークの最無限側の50cmの位置に駆動する。また、マクロ2、3の場合は、それぞれの最無限側位置の65cm、45cmに駆動する。
ところで、上述のモード変更処理を行っている最中にモード変更がなされる場合がある。以下にこのような場合の処理について説明する。
(マクロモードと電動ズームの間のモード変更が発生した場合)
マクロ処理実施中であれば、マクロ処理シーケンス完了まで処理を実行し、完了後のモードを検出し、電動ズームモードになっていれば、電動ズームモードの処理を実行する。また、電動ズーム処理実施中であれば、電動ズーム処理シーケンス完了まで実行し、完了後のモードを検出し、マクロモードになっていれば、マクロモードの処理を実行する。
(電動ズーム・マクロとメカマニュアルズームの間のモード変更が発生した場合)
電動ズームまたはマクロの処理実施中に、メカマニュアルズームを検出した場合には、第1のズーム群(3G)105の駆動を停止する。第2のズーム群(4G)107は、停止した第1のズーム群(3G)105と同期位置となるEdiv位置へ駆動する。また、メカマニュアルズーム処理実施中であれば、メカマニュアルズーム処理シーケンス処理の完了まで実施し、完了後のモードを検出し、電動ズームまたはマクロモードになっていれば、電動ズームまたはマクロモードの処理を実行する。
次に、図17を用いて、マクロ制御に使用するマクロ制御データ(パラメータ)について説明する。図17に示す数字は一例である。図17(a)は、マクロモード設定時の第1のズーム群(3G)105と、第2のズーム群(4G)107のズーム位置をEdiv単位で示す。図示の例では、3Gの位置は890Edivであり、4Gの位置は668Edivである。また、マクロ位置が複数(マクロ1〜3)あれば、複数の組合せテーブルを持つ。
図17(b)は、マクロ終了時のズーム位置(マクロ画角位置)をEdiv単位で示す。この位置は、マクロモードが終了し、EZモードに変更するときの3G、4Gを駆動させるときのEdiv位置である。マクロ位置が複数(マクロ1〜3)あれば、複数の組合せテーブルを持つ。マクロ終了時のズーム位置(マクロ画角位置)は、マクロモード時の画角と同一画角となるEZズームモード時のズーム位置としている。マクロモードからEZモードに変更される場合に、マクロ位置からマクロ画角位置に変更することにより、画角の変動を最小限に抑えることができ、撮影者が違和感を持つことがないようにしている。
図17(c)は、マクロ終了時のフォーカスレンズ群103のレンズ位置(LD位置)をpls単位で示す。マクロ位置が複数(マクロ1〜3)あれば、複数の組合せテーブルを持つ。このレンズ位置は、マクロ1〜3のそれぞれ最無限側位置である50cm、65cm、40cmの被写体距離に対応するものである。
図18は、ズーム群の駆動軌跡とマクロの位置関係の一例を示す。図18のグラフ中、左側の3Gおよび4Gの軌跡は、通常の電動ズームや通常のメカマニュアルズームにおいて使用する各焦点距離と3Gおよび4Gのレンズ位置の関係を示している。この軌跡の右側に示した各ポイントがマクロモードにおける3Gおよび4Gのレンズ位置である。ズーム時に使用する3G、4Gのポイントの組合せと別のポイントの組合せで、マクロモードの倍率と画角が決まる。そのようなポイントを複数有している(本実施形態においては、マクロ1〜3の3ポイント)。
マクロ1〜3においては、3G、4Gの位置を通常のズーム状態の位置と異ならせるとともに、撮影倍率がより高い光学的状態を構成させ、さらにこの光学的状態における収差等の光学的な画質を維持するようにあらかじめ光学的設計がなされている。本実施例では、マクロ1がいわゆる標準マクロ、マクロ3がいわゆる広角マクロに相当している。また、交換レンズのテレ側の焦点距離をより望遠側(たとえば焦点距離200mm)とすることにより、マクロ1をいわゆる望遠マクロ、マクロ2をいわゆる中望遠マクロとして撮影に使用することができる。
複数のマクロ位置がある場合の切換え方法としては、以下のような方法がある。
(例1)
ズーム環(ズーム機能切換操作部材143)をマクロモード位置に設定し、マクロモード位置において、ズーム環(ズーム機能切換操作部材143)を回転操作することで、複数のマクロ位置1〜3の切換を行う。この場合、マクロ位置に切換えた位置でファンクション釦145を押すことで位置を確定する。または、ファンクション釦145を離すことで位置を確定してもよい。
(例2)
ズーム環をマクロモード位置に移動させ、この位置でファンクション釦145を押すことにより、マクロ1→マクロ2→マクロ3・・・を順次切り換える。
図19は、仮想的なズームエンコーダの領域の割り当てを示す。本実施形態においては、Ediv領域を128分割してズームエンコーダとして設定し、この内の最後の3つ、すなわちZMENC=125〜127をマクロ用に割り当て、マクロモード非対応カメラ本体との接続を可能としている。前述したように、本実施形態においては、仮想的な細分したズームエンコーダをEdiv単位で0〜1023に分けているが、図19のズームエンコーダ値(ZMENC値)に示すように、細分ズームエンコーダ値を0〜127に分割し、この値を交換レンズ100からカメラ本体200に送信するエンコーダ値ZMENCとする。なお、本実施形態においては128分割であるが、分割数はこれに限らず、例えば、32分割、256分割等の他の分割数でも勿論かまわない。
図19に示した関係図では、128分割の内の最後の3つをマクロ位置に割り当て、この位置はマクロ1〜3に対応してそれぞれ42mm、28mm、10mmの焦点距離となっている。エンコーダ値に関連付けたレンズ内部データを、交換レンズ100からカメラ本体200に送信しておき、ズームエンコーダの125〜127分割目のデータを予めマクロ用データとして交換レンズ100からカメラ本体200に送信し、また、これに合わせてレンズ内部データを送信すると、適正な補正を行うことができる。
交換レンズ100からカメラ本体200に送信するレンズ内部データとしては、例えば、マクロの焦点距離情報、シェーディング補正情報、手振れ補正情報、ディスト―ション補正情報、絞りステップとFno対応情報等がある。
次に、電源のオンオフと交換レンズ100のモードの切換えについて説明する。カメラ本体200には、図示しない電源釦が設けられている。この電源釦が操作され電源がオンとなると、カメラ本体200から交換レンズ100に対して電源投入時のリセット駆動指示がボディ−IF151を介して送信される。
リセット駆動指示としては、電源オン時に電源オフ時と同じズーム位置にするパラメータ指示と、交換レンズ100がもつ任意のズーム位置に設定する任意初期化の2種類の指示を設定することが可能である。この設定は、カメラ本体200のメニュー画面等において行う。この設定に応じて、電源オン時に、カメラ本体200から交換レンズ100にSetInitActコマンドが送信され、パラメータ指定もしくは任意初期化のいずれかが設定される。
また、カメラ本体200において電源釦が操作され、電源オフとされた場合には、カメラ本体200から交換レンズ100に対してLensStop2コマンドが送信され、交換レンズ100から電源オフ時のズーム位置がカメラ本体200に返信される。この返信された電源オフ時のズーム位置をカメラ本体200内の記憶部に記憶する。上述したパラメータ指定が設定されている場合には、電源オン時のパラメータ指定コマンドで、記憶した電源オフ時のズーム位置を指定する。
カメラ本体200に設けられた不図示の交換レンズ取り外し釦を操作することにより、カメラ本体200から交換レンズ100を取り外すことが可能である。この場合、交換レンズ100の電源がオフされてしまうので、上記のようにカメラ本体200から交換レンズ100へLensStop2コマンドが送信され、交換レンズ100から電源オフ時のズーム位置がカメラ本体200に返信されるという動作を行うことができない。このような場合には、次回の電源オンの際に交換レンズ100がもつ任意のズーム位置に設定する任意初期化でズーム位置が設定される。
上述したように、電源のオンオフ時に交換レンズ100のモードの切換えがなされるが、次に、図20を用いて、各モードごとの交換レンズの駆動位置を説明する。
まず、交換レンズ100にズームモードとして電動ズーム(EZ)が設定されている場合に、電源オフの時にカメラ本体100からリセット駆動指示が有った場合には、交換レンズ100はリセット用EZ最適位置としてワイド端に駆動する。一方、電源オフの時にリセット駆動指示が無かった場合には、リセット用EZ最適位置に駆動する。リセット用EZ最適位置はズーム位置に応じて複数有しており、たとえば、ズーム位置がワイド側にある場合はリセット用EZ最適位置をワイド端に、テレ側にある場合はリセット用EZ最適位置をテレ端に、中間位置にある場合は中間位置(スタンダード)とする。電源オフ時のLensStop2指示のタイミング時に、電動ズーム時の最終ズーム位置またはワイド端位置の情報を、ズームエンコーダ値ZMENCとして、交換レンズ100からカメラ本体200に送信する。
電動ズーム(EZ)で電源オフ後、カメラ本体200において電源オンとされた起動時に、交換レンズ100が電動ズーム(EZ)に設定されていた場合に、カメラ本体200がパラメータ指定であった場合には、電動ズームの電源オフ時の最終ズーム位置に駆動し、一方、任意初期化であった場合には、ワイド端に駆動する。また、起動時に交換レンズ100がメカマニュアルズーム(MZ)に設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されていてもズーム駆動は行わない。また、起動時に交換レンズ100がマクロに設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されていてもマクロ位置に駆動する。
次に、電源オフの時に交換レンズ100にズームモードとしてメカマニュアルズーム(MZ)が設定されている場合には、カメラ本体100からリセット駆動指示の有無にかかわらず、交換レンズ100はリセット駆動を行わない。電源オフ時のLensStop2の指示タイミング時に、電動ズーム時の最終ズーム位置の情報もしくはワイド位置情報を、ズームエンコーダ値ZMENCとして交換レンズ100からカメラ本体200に送信する。
メカマニュアルズーム(MZ)で電源オフ後、カメラ本体200において電源オンとされた際に、交換レンズ100が電動ズーム(EZ)に設定されていた場合に、カメラ本体200がパラメータ指定であった場合には、メカマニュアルズームの電源オフ時の最終ズーム位置に駆動し、一方、任意初期化であった場合には、ワイド端に駆動する。また、電源オンとされた起動時に交換レンズ100がメカマニュアルズーム(MZ)に設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されていてもズーム駆動は行わない。また、起動時に交換レンズ100がマクロに設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されていてもマクロ位置に駆動する。
次に、電源オフの時に交換レンズ100にズームモードとしてマクロが設定されている場合に、カメラ本体100からリセット駆動指示が有った場合には、交換レンズ100はリセット用マクロ最適位置に駆動する。リセット駆動指示がなかった場合も同様にリセット用マクロ最適位置に駆動する。LensStop2の指示タイミング時に128分割の最終値のZMENC値を、交換レンズ100からカメラ本体200に送信する。
交換レンズ100がマクロモードで電源オフの後、カメラ本体200において電源オンとされた場合であって、交換レンズ100が電動ズーム(EZ)に設定されており、カメラ本体200がパラメータ指定であった場合には、マクロモードの電源オフ時のマクロ同画角位置に駆動する。一方、任意初期化であった場合には、ワイド端に駆動する。また、電源オンの時に交換レンズ100がメカマニュアルズーム(MZ)に設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されていてもレンズ駆動は行わない。また、電源オンの時に交換レンズ100がマクロに設定されていた場合には、パラメータ指定および任意初期化のいずれが設定されている場合でもマクロ位置に駆動する。
次に、本発明の一実施形態の動作について、図21ないし図28に示すフローチャートを用いて説明する。このフローは、交換レンズ100内の記憶部133に記憶されたプログラム従って制御部131のCPUが実行する。
交換レンズ100内のメインフローにおいて、図21に示すモード位置の更新を行う場合には、まず、モード検出を行う(S1)。ここでは、EZ⇔MZ切換機構169のエンコーダ(図8参照)によって、電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズーム(MZ)モード、マクロモードのいずれが設定されているかを検出する。このモード検出の詳しい動作については、図22を用いて後述する。
モード検出を行うと、次に、2回同じモードが検出されたか否かを判定する(S3)。これはチャタリングによる誤動作を防止するためである。この判定の結果、2回続けて同じモードが検出されると、次に、現在モードと検出モードは同じか否かの判定を行う(S3)。ここでは、モードが切り換えられたか否かを判定する。
ステップS3における判定の結果、2回同じモードが検出されなかった場合、または現在モードと検出モードが同じであった場合には、時間T1秒が経過するのを待つ。T1が経過すると、ステップS1に戻り、モード検出を続行する。
一方、ステップS5における判定の結果、現在モードと検出モードが異なっていた場合には、次に、過去モードを現在モードに更新し(S11)、現在モードを検出モードに更新する(S13)。
過去モードと現在モードの更新を行うと、次に、モード切換を行う(S15)。ここでは、図16(c)を用いて説明したように、電動ズーム(EZ)、メカマニュアルズーム(MZ)、およびマクロモードの間で、個々のモードの切換えに応じて処理を実行する。このモード切換の詳しい動作については、図23を用いて後述する。モード切換を元のフローに戻る。
次に、ステップS1(図21参照)のモード検出の動作について、図22を用いて説明する。モード検出のフローに入ると、まずグレイコード式エンコーダから、エンコーダ値を読み込む(S21)。ここでは、EZ⇔MZ切換検出機構169内のグレイコード式エンコーダ(図8参照)から、制御部131はエンコーダ値を読み込む。
エンコーダ値を読み込むと、読み取った値より電動ズーム(EZ)モード、メカマニュアルズームモード(MZ)、マクロ(Macro)モードのいずれであるかを判断する(S23)。モードを判断すると、元のフローに戻る。
次にステップS15(図21参照)のモード切換の動作について、図23を用いて説明する。モード切換のフローに入ると、まず、現在モードと過去モードを比較する(S31)。ステップS11、S13(図21参照)において過去モードと現在モードを更新しており、この更新された過去モードと現在モードを比較する。
現在モードと過去モードの比較と、次に、モード変化が電動ズーム(EZ)からメカマニュアルズームモード(MZ)に変化したか否かを判定する(S33)。この判定の結果、EZからMZにモード変化があった場合には、EZ→MZモード変更処理を行う(S35)。電動ズームモードからメカマニュアルズームモードにモード変更処理を行う。すなわち、第1のズーム群(3G)105の位置に対応した第2のズーム群(4G)107の位置に移動する。また、単にEZからMZにモード変更しただけなので、フォーカスレンズ群103の位置は、そのままの位置で移動しない。このEZ→MZモード変更処理の詳しい動作については、図24を用いて後述する。
ステップS33における判定の結果、EZからMZへのモード変化でなかった場合には、次に、モード変化が電動ズーム(EZ)からマクロ(Macro)モードに変化したか否かを判定する(S37)。この判定の結果、EZからマクロにモード変化があった場合には、EZ→Macroモード変更処理を行う(S39)。ここでは、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュは不要であり、第1及び第2のズーム群105、107は、マクロ制御データで指定されたマクロ位置に駆動する。フォーカスレンズ群103は、無限側位置に駆動する。EZ→Macroモード変更処理の詳しい動作については、図25を用いて後述する。
ステップS37における判定の結果、EZからMacroにモード変更がなかった場合には、次に、モード変化がマクロ(Macro)から電動ズーム(EZ)モードに変化したか否かを判定する(S41)。この判定の結果、MacroからEZにモード変化があった場合には、Macro→EZモード変更処理を行う(S43)。ここでは、第1のズーム群(3G)105のリフレッシュは不要であり、第1及び第2のズーム群105、107は、マクロモードと同じ画角となるズーム位置(Ediv)に移動する。フォーカスレンズ群103は、最無限側位置に駆動する。Macro→EZモード変更処理の詳しい動作については、図26を用いて後述する。
ステップS41における判定の結果、MacroからEZにモード変更がなかった場合には、モード変化はメカマニュアルズーム(MZ)から電動ズーム(EZ)モードに変化したと判定する(S45)。続いて、リフレッシュ要求のフラグをたてる(S47)。ユーザが手動でズーム環(ズーム機能切換操作部材143)を操作したことから、リニアエンコーダ177a(図3参照)による絶対位置と、ステッピングモータのステップ数のカウントに基づくPls位置を合わせる必要があるからである。
リフレッシュ要求のフラグを立てると、次に、MZ→EZモード変更処理を行う(S49)。ここでは、第1のズーム群(3G)105の位置を第1のZM群絶対位置検出部127(図1参照)のリニアエンコーダ177aによって検出し、この検出結果に基づいて第2のズーム群(4G)を対応する位置に駆動する。MZ→EZモード変更処理の詳しい動作については、図27を用いて後述する。
MZ→EZモード変更処理を行うと、次に、MZ→EZが正常に駆動しているか否かを判定する(S51)。ここでは、第1及び第2のズーム群105、107のステッピングモータが脱調せず、正常に駆動しているか、またPls位置とリニアエンコーダ位置を正常に合わせることができたかに基づいて判定する。
ステップS51における判定の結果、ME→EZが正常に駆動していた場合には、次に、リフレッシュ要求フラグをクリアする(S53)。メカマニュアルズームモードから電動ズームモードに正常に切り換わったことから、リフレッシュ要求フラグをクリアする。
ステップS35、S39、S43におけるモード変更処理が終わると、またはステップS51における判定の結果、MZ→EZが正常に駆動していなかった場合、またはステップS53においてリフレッシュ要求フラグをクリアすると、モード切換のフローを終了し、元のフローに戻る。
次にステップS35(図23参照)のEZ→MZモード変更処理の動作について、図24を用いて説明する。EZ→MZモード変更処理のフローに入ると、まず、3Gリニアエンコーダ位置(AD)を取得する(S61)。ここでは、リニアエンコーダ177aから位置に応じたアナログ電圧をAD変換して、第1のズーム群(3G)105の絶対位置を取得する。
リニアエンコーダ位置(AD)を取得すると、ADをEdivに変換し、さらにPlsに換算し、3GPlsを取得する(S63)。ここでは、第1のズーム群(3G)105の絶対位置に対応したPls位置を取得する。
続いて、4Gを3G同期位置へ駆動する(S65)。ステップS63において、第1のズーム群(3G)105の絶対位置を取得したことから、図9(a)に示す同期パルス位置テーブルを参照して、第2のズーム群(4G)107を第3のズーム群(3G)105に対応した同期位置に駆動する。
次に、2Gを3Gトラッキング位置へ駆動する(S67)。ここでは、フォーカスレンズ群103を、撮影距離に応じて図10(a)に示したフォーカストラッキング特性に基づいて合焦している被写体距離を維持するように駆動する。2Gを3Gトラッキング位置へ駆動すると元のフローに戻る。
次にステップS39(図23参照)のEZ→Macroモード変更処理の動作について、図25を用いて説明する。EZ→Macroモード変更処理のフローに入ると、まず、マクロ1〜3の判断を行う(S71)。本実施形態においては、図10(b)、図18等に示すように、マクロ1〜3が設けてある。マクロ1〜3の切換えは、図18における説明において切換の例を2つ説明したが、例えば、マクロモード状態でファンクション釦145の操作によって行う。この場合には、ファンクション釦145の操作状態に基づいて判断を行う。
マクロ1〜3の判断を行うと、次に、3G/4Gをマクロ位置へ駆動する(S73)。ここでは、図17(a)に示したマクロ時のズーム位置に、第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107を駆動する。
3Gと4Gをマクロ位置に駆動すると、次に、2Gをマクロの無限側レンズ位置(LD)に駆動する(S75)。ここでは、図10(b)に示した撮影距離の中で一番無限側の撮影距離にフォーカスレンズ群103を駆動する。被写体距離が不明であることから、深度がより深くなる遠距離側にフォーカスレンズを移動させる。2Gをマクロの撮影可能被写体範囲(LDストローク)の最無限側に駆動すると、元のフローに戻る。
次にステップS43(図23参照)のMacro→EZモード変更処理の動作について、図26を用いて説明する。Macro→EZモード変更処理のフローに入ると、まず、3G/4Gをマクロと同じ画角となる位置(図17(b))へ駆動する(S81)。マクロ1〜3ごとに画角は決まっていることから、同じ画角となるように設定されていたマクロに応じたズーム位置に対応した第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107の位置に駆動する。
同じ画角となるように3Gと4Gを駆動すると、次に、2Gをマクロの無限側レンズ位置へ駆動する(S83)。ここでは、フォーカスレンズ群(2G)103のフォーカス位置を、マクロモードの場合の撮影範囲の内で最無限側と同一の被写体距離に対応するフォーカスレンズ群103の位置に移動させる。図16(b)に示した例では、マクロ1では50cm、マクロ2では65cm、マクロ3では40cmの撮影位置に駆動する。2Gを無限側LD位置に駆動すると、元のフローに戻る。
このように、マクロ1〜3と同じ画角となるように設定されているズーム位置に対応した第1のズーム群(3G)105と第2のズーム群(4G)107の位置に駆動するので、表示画像や動画撮影画像の画角の変動を最小限に抑える。さらに、マクロ1〜3の撮影範囲の最無限側の距離と同一の距離に対応させた位置へフォーカスレンズ群(2G)103を駆動するので、表示画像や動画撮影画像のピントの変動が極端に大きくなることを防止している。したがって、マクロモードからEZモードへのモード変更の際にユーザが違和感を持つことを防止することが可能である。
次にステップS49(図23参照)のMZ→EZモード変更処理の動作について、図27を用いて説明する。MZ→EZモード変更処理のフローに入ると、まず、3Gイニシャル駆動を行う(S85)。前述したように、メカマニュアルズーム(MZ)モードでは、ユーザがズーム環(ズーム機能切換操作部材143)を手動で操作することから、リニアエンコーダ177aの絶対位置と、ステッピングモータ175aの駆動ステップ数をカウントして求めたPlsとが一致しなくなるおそれがある。そこで、第1のズーム群(3G)105を初期位置に駆動する。
次に、3G位置がMZ_Wide〜EZ_Wideの範囲にあるか否かを判定する(S87)。ここでは、リニアエンコーダ177aから取得した第1のズーム群(3G)105のズーム位置が、図19に示すズーム位置MZでMZ_Wide〜EZ_Wideの範囲にあるか否かを判定する。ステップS87における判定の結果、3G位置がMZ_Wide〜EZ_Wideの範囲にあった場合には、次に、3GをEZ_Wideへ駆動する(S89)。
ステップS89において3GをEZ_Wideへ駆動すると、またはステップS87における判定の結果、3G位置がMZ_Wide〜EZ_Wideの範囲になかった場合には、次に、3G位置がMZ_Tele〜EZ_Teleの範囲にあるか否かを判定する(S91)。ここでは、リニアエンコーダ177aから取得した第1のズーム群(3G)105のズーム位置が、図19に示すズーム位置MZでMZ_Tele〜EZ_Teleの範囲にあるか否かを判定する。ステップS91における判定の結果、3G位置がMZ_Tele〜EZ_Teleの範囲にあった場合には、次に、3GをEZ_Teleへ駆動する(S93)。
ステップS93において3GをEZ_Teleへ駆動すると、またはステップS91における判定の結果、3G位置がMZ_Tele〜EZ_Teleの範囲になかった場合には、次に、4Gを3G同期位置へ駆動する(S95)。ステップS85〜S93において、第1のズーム群(3G)105を駆動したので、次に、第2のズーム群(4G)107を図9(a)に示した同期パルス位置テーブルを参照して第1のズーム群(3G)と同期する位置に駆動する。
4Gを3G同期位置に駆動すると、次に、2Gを3Gトラッキング位置へ駆動する(S97)。ここでは、フォーカスレンズ群103を、撮影距離に応じて図10(a)に示したフォーカストラッキング特性に基づいて合焦している被写体距離を維持するように駆動する。2Gを3Gトラッキング位置へ駆動すると元のフローに戻る。
次に、交換レンズ100内のメインフローにおいて、マクロモード時のマクロ位置の選択を行う場合には、図28に示すフローを実行する。このフローは、まず、マクロ位置の更新情報を読み込む(#101)。ここでは、所定のタイミングでマクロ位置を取得し、マクロ位置が更新されたか否かを判定する。
次に、マクロ位置の更新が発生したか否かを判定する(S103)。ここでは、#101で読み込んだマクロ位置の更新情報に基づいて判定する。この判定の結果、マクロ位置の更新が発生していない場合には、所定時間T2msecの間、待機する。T2msecが経過すると、ステップS103に戻る。
ステップS103における判定の結果、マクロ位置の更新が発生した場合には、次に、3G/4Gを更新されたマクロ位置へ駆動する(S107)。ここでは、新たに設定されたマクロ位置に応じて、図17(a)に示すマクロポジションに、第1のズーム群(3G)105および第2のズーム群(4G)107を駆動する。
3Gと4Gをマクロ位置に駆動すると、次に、2Gをマクロの無限側LD位置へ駆動する(S109)。ここでは、ステップS83と同様に、フォーカスレンズ群(2G)103のフォーカス位置を、マクロモードの場合の撮影範囲の内で最無限側に移動させる。2Gを無限側LD位置に駆動すると、元のフローに戻る。
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、ズーム動作を行う焦点距離領域に対応する第1のズーム群(3G)の位置と第2のズーム群(4G)の位置に関する第1の位置情報と、第1の位置情報とは異なる上記第1及び第2のズーム群の位置の対応関係をなす第1及び第2のズーム群の位置に関する第2の位置情報を記憶している。このため、第1の位置情報に基づいて焦点距離領域で第1及び第2ズーム群を駆動するとともに、第2の位置情報に基づいて焦点領域とは異なる領域で第1及び第2のズーム群を駆動することができる。例えば、マクロ撮影のように、焦点距離領域外での駆動も可能となる。
また、本発明の一実施形態においては、複数のズームレンズ群をそれぞれ個別のアクチュエータで駆動してズーム動作を行うようにしており、カム機構を使用する必要がない。このため、小型化を達成することができるとともに静音化も可能としている。とくに、動画撮影の際にカム機構による摺動音等の雑音が発生し、この雑音が動画とともに音声記録され、動画の品位を低下させてしまうことを防止できる。
なお、本発明の一実施形態においては、電動ズームとメカマニュアルズームの両モードを備えていたが、いずれか一方のみでも構わない。また、マクロ位置として、マクロ1〜3を備えていたが、これに限らず、1つでもよく、また3以外の複数のマクロ位置を備えるようしても勿論かまわない。
また、本発明の一実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォーンや携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。いずれにしても、焦点距離可変のレンズを有するズームレンズ装置であれば本発明を適用することができる。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100・・・交換レンズ、101・・・第1のレンズ群(1G)、103・・・フォーカスレンズ群(2G)、105・・・第1のズーム群(3G)、107・・・第2のズーム群(4G)、109・・・第3のレンズ群(5G)、111・・・フォーカスレンズ駆動機構、113・・・第1のZM群(3G)駆動メカ機構、115・・・第1のZM群(3G)駆動部、117・・・第2のレンズ群(4G)駆動部、121・・・絞り、123・・・絞り駆動機構、125・・・フォーカスレンズ基準位置検出部、127・・・第1のZM群(3G)絶対位置検出部、129・・・第2のZM群(4G)基準位置検出部、131・・・制御部(CPU)、133・・・記憶部、141・・・MFリング、143・・・ズーム機能切換操作部材、143a・・・突起、145・・・ファンクション釦、147・・・ズームロックSW、151・・・ボディ−IF、153・・・MF用位置検出部、155・・・ズームロックSW検出部、157・・・フォーカスレンズ用ドライバ、159・・・フォーカスレンズアクチュエータ、161・・・フォーカス位置検出センサ、163・・・絞り用ドライバ、165・・・絞りアクチュエータ、167・・・絞り基準位置検出用センサ、169・・・EZ⇔MZ切換検出機構、171・・・EZ速度切換検出機構、173・・・ズーム用ドライバ、175・・・3G用アクチュエータ、175a・・・ステッピングモータ、177・・・3G絶対位置検出用センサ、177a・・・リニアエンコーダ、179・・・4G用アクチュエータ、179a・・・ステッピングモータ、181・・・4G基準位置検出用センサ、200・・・カメラ本体、201・・・撮像素子、301・・・レンズ支持部、305・・・モータ軸、305a・・・ネジ、309・・・モータ軸ギア、311・・・増速ギア、321・・・レンズ支持部、325・・・モータ軸、325a・・・ネジ、341・・・切片、343・・・エンコーダフレキ、343a〜343d・・・グレイコードエンコーダパタン、351・・・バネ

Claims (12)

  1. 光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、
    上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、
    上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、
    上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に基づく第1の光学状態の焦点距離と略同一の焦点距離を成立させる際に第1の光学状態より高い撮影倍率の第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、
    上記第1の位置情報に基づき上記第1のレンズ群と第2のレンズ群の位置をズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する位置に位置させた光学状態からより高い撮影倍率の光学状態とする場合に、上記第2の位置情報に基づいて上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を、ズーム動作を行う焦点距離領域範囲内の上記第1の位置情報のうちの互いに異なる焦点距離に対応する位置へそれぞれ移動して上記第2の光学状態とするように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする光学機器。
  2. さらに、焦点調節レンズ群を有し、
    上記制御部は、上記第1の位置情報に基づく光学状態から上記第2位置情報に基づく撮影倍率がより高い上記第2の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記より撮影倍率が高い上記第2の光学状態にて焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 上記第2の位置情報は、複数の異なる撮影倍率の光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する複数の情報を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  4. さらに上記複数の異なる撮影倍率の光学状態から特定の光学状態を選択する選択部を有し、
    上記制御部は、上記選択部の選択する光学状態に応じて、第2の位置情報に基づき上記第1のレンズ駆動部と第2のレンズ駆動部を制御し、選択された光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  5. 光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、
    上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、
    上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、
    上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の焦点調節可能な距離よりもより近距離までの焦点調節可能な第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、
    上記第1の位置情報に基づき上記第1のレンズ群と第2のレンズ群の位置を、ズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する位置に位置させた光学状態から上記第2位置情報に基づくより近距離まで焦点調節可能な光学状態とする場合に、上記第2の位置情報に基づいて上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を上記第1の位置情報のうちの互いに異なる焦点距離に対応する位置へ移動して第2の光学状態とするように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする光学機器。
  6. さらに、焦点調節レンズ群を有し、
    上記制御部は、上記第1の位置情報に基づく光学状態から上記第2位置情報に基づくより近距離まで焦点調節が可能な第2の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記より近距離まで焦点調節が可能な第2の光学状態にて焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御することを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  7. 上記第2の位置情報は、複数の異なる撮影倍率の光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する複数の情報を含んでいることを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  8. さらに上記複数の異なる撮影倍率の光学状態から特定の光学状態を選択する選択部を有し、
    上記制御部は、上記選択部の選択する光学状態に応じて、第2の位置情報に基づき上記第1のレンズ駆動部と第2のレンズ駆動部を制御し、選択された光学状態に対応する第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  9. 光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、
    上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、
    上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、
    上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の撮影倍率よりも高い撮影倍率の第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれるそれぞれ異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、
    上記第2の位置情報に基づく撮影倍率がより高い第2の光学状態から、上記第1の位置情報に基づく光学状態とする場合に、第1の位置情報に基づいて上記より撮影倍率の大きな第2の光学状態と同一の画角を成す第1の光学状態に対応する位置へ上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を移動するように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする光学機器。
  10. さらに、焦点調節レンズ群を有し、
    上記制御部は、上記第2位置情報に基づく撮影倍率がより高い第2の光学状態から上記第1位置情報に基づく第1の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記第2の光学状態における焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御することを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  11. 光学的にズームを行うために光軸方向に移動可能な第1のレンズ群と第2のレンズ群を有する光学機器において、
    上記第1のレンズ群を第1のアクチュエータによって移動する第1の駆動部と、
    上記第1の駆動部の第1のアクチュエータと異なる第2のアクチュエータによって上記第2のレンズ群を移動する第2の駆動部と、
    上記光学機器のズーム動作を行う焦点距離領域範囲内に含まれる同一の焦点距離に対応する第1のレンズ群の位置と上記第2のレンズ群の位置に関する第1の位置情報と、上記第1の位置情報に含まれる上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を位置させることにより成立する第1の光学状態の焦点距離と略同一であって、上記第1の光学状態の焦点調節可能な距離よりもより近距離までの焦点調節可能な第2の光学状態を成立させ、上記焦点距離領域内に含まれる異なる焦点距離に対応する上記第1のレンズ群の位置と第2のレンズ群の位置に関する第2の位置情報を記憶する記憶部と、
    上記第2の位置情報に基づく焦点調節可能な距離がより近距離である第2の光学状態から、上記第1の位置情報に基づく光学状態とする場合に、上記第1の位置情報に基づいて上記焦点調節可能な距離がより近距離である上記第2の光学状態と同一の画角を成す上記第1の光学状態に対応する位置へ上記第1のレンズ群と第2のレンズ群を移動するように上記第1の駆動部と上記第2の駆動部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする光学機器。
  12. さらに、焦点調節レンズ群を有し、
    上記制御部は、上記第2の位置情報に基づくより近距離まで焦点調節可能な上記第2の光学状態から上記第1位置情報に基づく上記第1の光学状態とする場合に、上記焦点調節レンズ群を、上記第2の光学状態における焦点調整可能な距離の範囲に含まれる距離の無限側に対応する位置に制御することを特徴とする請求項11に記載の光学機器。
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