JP2017211450A - 撮像装置および焦点調節方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最至近撮影距離が変化する撮影レンズであっても、撮影者に違和感を与えることなく、良好な操作性を確保することが可能な撮像装置および焦点調節方法を提供する。
【解決手段】記憶部に、第1の撮影距離領域に対応するリング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係Aと、第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応するリング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係Bを記憶し、制御部は、リング部材の回転角に応じて第1の関係Aまたは第2の関係Bを選択し、リング部材の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レンズ鏡筒に設けられたリング部材の回転位置に基づいて、焦点調節レンズの位置を調節する撮像装置および焦点調節方法に関する。
レンズ鏡筒に設けられたリング部材を回転操作し、この操作により指定された距離に合焦するように、焦点調節レンズを移動させる撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。この撮像装置では、リング部材を一方の端点から他の端点の間で回転操作することにより、無限遠から最至近距離まで焦点調節を行うことができる。
特開2015−011315号公報
ズーム機構を有する撮影レンズの場合には、焦点距離によって最至近撮影距離が変化するタイプの撮影レンズが存在する。上述の特許文献1に開示の撮像装置においては、最至近撮影距離の変化については考慮されていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、最至近撮影距離が変化する撮影レンズであっても、撮影者に違和感を与えることなく、良好な操作性を確保することが可能な撮像装置および焦点調節方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係る撮像装置は、撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズを有する撮像装置において、上記レンズ鏡筒に対して第1の端点と第2の端点の角度範囲内を回転可能に配設されるリング部材と、第1の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係と、上記第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係を記憶する記憶部と、上記リング部材の回転角を検出する回転角検出部と、上記回転角検出部により検出される上記リング部材の回転角に応じて上記第1の関係または第2の関係を選択し、上記リング部材の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して上記焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する制御部と、を具備する。
第2の発明に係る撮像装置は、上記第1の発明において、上記第2の関係は、上記リング部材の回転角に対する撮影距離に関する値の変化量が、上記第1の関係よりも大きい。
第3の発明に係る撮像装置は、上記第1または第2の発明において、上記レンズ鏡筒内にズームレンズ群が設けられ、上記ズームレンズ群のズーム位置を検出するズーム位置検出部を有し、上記記憶部は、上記ズーム位置に応じて複数の上記第2の関係を記憶する。
第4の発明に係る撮像装置は、上記第3の発明において、複数の第2の関係は、上記ズーム位置に応じて、上記焦点調節レンズによる焦点調節が可能な最至近距離が異なる。
第5の発明に係る撮像装置は、上記第1ないし第4の発明の何れかにおいて、上記レンズ鏡筒に、上記リング部材に設けられた指標に対応して配置される撮影距離の表示が設けられている。
第6の発明に係る焦点調節方法は、撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズと、上記レンズ鏡筒に対して第1の端点と第2の端点の角度範囲内を回転可能に配設されるリング部材と、第1の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係と、上記第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係を記憶する記憶部と、を有する撮像装置の焦点調節方法において、上記リング部材の回転角を検出し、上記リング部材の回転角に応じて上記第1の関係または第2の関係を選択し、上記リング部材の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して上記焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する。
本発明によれば、最至近撮影距離が変化する撮影レンズであっても、撮影者に違和感を与えることなく、良好な操作性を確保することが可能な撮像装置および焦点調節方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、距離環の回転位置とフォーカスレンズのピント位置の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、距離環の回転位置のAD変換値と、撮影距離(1/L)との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態におけるカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の第1の変形例に係るカメラにおいて、距離環の回転位置とフォーカスレンズのピント位置の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態の第2の変形例に係るカメラにおいて、距離環の回転位置とフォーカスレンズのピント位置の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態の第3の変形例に係るカメラにおいて、距離環の回転位置とフォーカスレンズのピント位置の関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態としてデジタルカメラ(以下、「カメラ」と略称する)に適用した例について説明する。このカメラは、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面に配置した表示部にライブビュー表示する。ユーザはライブビュー表示を観察することにより、構図やシャッタタイミングを決定する。レリーズ操作時には、画像データが記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像データは、再生モードを選択すると、表示部に再生表示することができる。
また、本実施形態に係るカメラは、撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に、光軸方向に移動可能な焦点調節レンズ(フォーカスレンズ11b)を有している。レンズ鏡筒の外周には、第1の端点と第2の端点の角度範囲内で回転可能なリング部材(距離環51)が配設されている。このリング部材またはレンズ鏡筒には距離目盛が設けられており(図3参照)、RFモードが設定されると、リング部材を回転させて距離目盛を指標に合せることにより、指定された距離にピント合うように、制御部が焦点調節レンズの移動を制御する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの構成を示すブロック図であり、図2は、このカメラにおける主として電気的構成を示すブロック図である。このカメラは、交換レンズ100とカメラ本体200から構成される。しかし、レンズ鏡筒とカメラ本体を一体に構成しても勿論かまわない。
交換レンズ100内には、レンズ11a〜11cからなる撮影レンズ11を有する。撮影レンズ11によって被写体像が形成される。このうち、フォーカスレンズ11bは焦点調節レンズであり、フォーカスレンズ駆動機構25によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動機構25は、フォーカスレンズ駆動用アクチュエータとフォーカスレンズ用ドライブ回路を有している。また、レンズ11a〜11cの一部は、焦点距離を変化させるためのズームレンズである。したがって、交換レンズ100内にはズームレンズ群が設けられている。フォーカスレンズ11bは、撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズとして機能する。
またフォーカスレンズ基準位置検出部27は、フォーカスレンズ11bが基準位置に達すると検出信号を制御部であるCPU41に出力する。基準位置検出には、フォトインタラプタ(PI)を用いる。なお、本実施形態においては、フォーカスレンズ11bの位置は、基準位置を検出したときから、フォーカスレンズ用のアクチュエータ(ステッピングモータ使用)へ印加した印加パルス数(Pls数)に基づいて検出する。
レンズ11aと11bの間には、絞り13が配置されている。絞り13は、絞り駆動機構21によって開口径が変化し、撮影レンズ11を通過する被写体光量を変化させる。絞り駆動機構21は、絞り用アクチュエータと絞り用ドライバ回路等を有する。アクチュエータとしては、ステッピングモータを使用し、マイクロステップ駆動によって細かい制御を行う。なお、絞り13は、レンズ11aと11bの間以外に配置しても勿論かまわない。
絞り基準位置検出部23は、絞りの開口径が基準位置に達すると、検出信号をCPU41に出力する。絞り位置は、絞り基準位置検出部23によって基準位置を取得し、相対的な位置検出によって絞り位置を管理する。相対的な位置検出はステッピングモータへの印加パルス数によって検出し、基準位置の検出はフォトインタラプタ(PI)によって検出する。
交換レンズ100の外周には、距離環51が配置されている。距離環51は、交換レンズ100の外周を回動自在であると共に、撮影レンズ11の光軸方向の所定範囲内で、スライド自在である。この距離環51は、被写体側にスライドするとMF(マニュアルフォーカス)位置に設定され、本体側にスライドすると、RF(レンジフォーカス)位置に設定される。距離環51のスライドにより、RFモードとMFモード(非RFモード)の切り換えを行う。このモードの検出は、RFモード検出部33が行う。また、距離環51は、RFモードに設定されている場合いは、至近と無限遠の間で回動自在に構成されている(図3(b)、図4等に示すように、至近よりさらに至近側に回動可能であり、また無限遠よりさらに無限遠側に回動可能である)。距離環51は、レンズ鏡筒に対して第1の端点と第2の端点の角度範囲内を回転可能に配設されるリング部材として機能する。
MFモードは、ユーザが距離環51の回転方向および回転量に応じてピント合わせを行うモードであり、一方RFモードは距離環51によって指定された距離にピントを合わせるモードである。すなわち、MFモードもRFモードもマニュアルフォーカスであるが、MFモードでは距離環51は相対的な距離指定を行うのに対して、RFモードでは絶対距離を指定する点で相違する。
距離環51のスライドによってRFモードが設定され、距離環51が回転されると、その回転位置をRF位置検出部31が検出する。RF位置検出部31は、距離環51の回転位置の絶対位置を検出する。フォーカスレンズ駆動機構25は、CPU41からの制御信号に従って、距離環51の回転位置に応じた撮影距離に、フォーカスレンズ11bを駆動する。RF位置検出部31は、リング部材の回転角を検出する回転角検出部として機能する。
RFモード検出部33は、RF/MFモード検出スイッチ83(図2参照)の出力に基づいて、距離環51がMF位置、RF位置のいずれかに設定されているかを検出する。
MF位置検出部35は、距離環51がMF位置に設定されている際に、距離環51の回転方向および回転量を検出する。MF位置検出部35は、後述する第1のMFPI63a、第2のMFPI63b、第1のMFPI二値化回路61a、第2のMFPI二値回路63b等を有する。距離環51が回転すると、距離環51の内側にある遮光羽根が一体となって回転する。この遮光羽根の回転をフォトインタラプタ(PI)によってカウントし、このMF位置検出部35によるカウント結果に基づいて、フォーカスレンズ11bを駆動する。なお、距離環51の回転方向および回転量は、フォトインタラプタ以外のセンサによって検出するようにしても勿論かまわない。
交換レンズ100の外周であって、距離環51より本体側には、ズーム環52が回動自在に配置されている。撮影レンズは焦点距離を可変なズームレンズであり、ユーザが手動でズーム環52を回転させるとズーミングを行うことができる。
ズーム位置検出部34は、ズーム環52の回転位置の絶対値を検出し、CPU41に出力する。ズーム位置検出部34は、後述するように、リニアエンコーダZM位置検出部82(図2参照)を有しており、このリニアエンコーダ位置検出部82の出力はCPU41内のA/D変換器44によってAD変換され、このAD変換値は焦点距離を表す。ズーム位置検出部34は、レンズ鏡筒内にズームレンズ群のズーム位置を検出するズーム位置検出部として機能する。
記憶部37は、フラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発メモリ等を有し、CPU41用のプログラムや、交換レンズの光学データ等の各種情報や、各種調整値や各種パラメータ等を記憶する。
また、記憶部37は、RFモードに設定された際に、距離環51の回転角と撮影距離の関係を、AD−撮影距離(1/L)テーブルに記憶している(図4参照)。この関係は、所定距離より近距離側と遠距離側で特性が異ならせてある。この関係については、図3および図4を用いて後述する。また、記憶部37は、焦点距離毎に光学至近距離を示す光学至近パルステーブルを記憶している(例えば、図5(c)のS21参照)。
記憶部37は、第1の撮影距離領域(第1の被写体距離)に対応するリング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係と、第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域(第2の被写体距離)に対応するリング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係を記憶する記憶部として機能する(例えば、図4における第1の関係X、第2の関係Y、図5(b)のS11参照)。上述の第2の関係は、リング部材の回転角に対する撮影距離に関する値の変化量が、第1の関係よりも大きい(例えば、図3(b)参照)。上述の記憶部は、ズーム位置に応じて複数の上記第2の関係を記憶する。また、複数の第2の関係は、ズーム位置に応じて、焦点調節レンズによる焦点調節が可能な最至近距離が異なる。
制御部であるCPU41は、前述した記憶部37に記憶されているプログラムに従い、カメラ本体200からの制御命令に応じて、交換レンズ100内の制御を行う。CPU41は、絞り基準位置検出部23、フォーカスレンズ基準位置検出部27、RF位置検出部31、RFモード検出部33、ズーム位置検出部34、およびMF位置検出部35からの検出信号を入力し、またフォーカスレンズ駆動機構25および絞り駆動機構21に制御信号を出力する。
また、CPU41は、回転角検出部により検出されるリング部材の回転角に応じて第1の関係または第2の関係を選択し、リング部材の回転角に応じた撮影距離(被写体距離)に関する値を算出して焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する制御部として機能する(図5(b)のS11参照)。
カメラ本体200内には、撮像素子201、制御部内のCPU203、記憶部205、操作入力部207が配置されている。この撮像素子201は、撮影レンズ11の結像位置付近に配置されており、撮影レンズ11に形成される被写体像を光電変換し、画像データを出力する。また、CPU203は交換レンズ100内のCPU41と通信を行う。記憶部205は、カメラシステム全体の制御用のプログラムを有しており、CPU203はカメラシステムの全体制御を行う。操作入力部207は、レリーズ釦、十字釦等の各種操作部材を有する。また、撮像素子201によって取得された画像データは、記録媒体に記録され、また表示部にライブビュー画像や再生画像の表示がなされる。
次に、図2を用いて、電気構成の詳細について説明する。CPU41は、前述したように、カメラ本体200と通信が可能である。また、CPU41は、モータドライバ71に接続されており、このモータドライバ71は、LDPI69、LDMT73、AVMT75、およびAVPI77の駆動を行う。
LDPI69は、フォーカスレンズ11bの基準位置検出用のフォトインタラプタであり、このLDPI69の出力はLDPI二値化回路67に接続されている。LDPI69およびLDPI二値化回路67は、前述のフォーカスレンズ基準位置検出部27に対応する。
LDMT73は、LDモータ(レンズ駆動モータ)であり、前述のフォーカスレンズ駆動機構25内のフォーカスレンズ用アクチュエータとして機能する。LDモータとしては、本実施形態においては、ステッピングモータを採用するが、他のモータ、例えば、一般的なVCM(ボイスコイルモータ)を用いても勿論かまわない。AVMT75は、絞りモータであり、前述の絞り駆動機構21内の絞り用アクチュエータとして機能する。
AVPI77は、絞り13の基準位置検出用のフォトインタラプタであり、このAVPI77の出力はAVPI二値化回路79に接続されている。AVPI77およびAVPI二値化回路79は、前述の絞り基準位置検出部23に対応する。
MFPIドライバ65は、距離環51がMF位置にスライドされた場合に、距離環51の回動を検出するための第1のMFPI63aと第2のMFPI63bのドライバである。第1および第2のMFPI63a、63bは、それぞれ光センサと発光部を有し、光センサと発光部の間を、遮光羽根が通過可能に構成されている。MFPIドライバ65は、CPU41からの指示に従って、第1および第2のMFPIの63a、63bの発光部を点灯させ、また消灯させる。
第1のMFPI(図においては、「MFPI1」と略記する)63aと第2のMFPI(図においては、「MFPI2」と略記する)63bは、遮光羽根の回動方向に沿って少し離れた位置にそれぞれ、設けられている。第1のMFPI63aと第2のMFPI63bの設置個所は、2個のMFPI63aとMFPI63bからの信号の位相差が90度ずれるような位置関係となるようにする。距離環51がユーザによって回転操作されると、遮光羽根は連動して動き、この遮光羽根によって、MFPI63は遮光状態と透過状態となり、2個の第1および第2のMFPI63a、63bから90度、位相のずれたパルス信号が出力される。
第1のMFPI63aの出力は、第1のMFPI二値化回路61aに接続されており、第1のMFPI二値化回路61aによって二値化される。同様に、第2のMFPI63bの出力は、第2のMFPI二値化回路61bに接続されており、第2のMFPI二値化回路61bによって二値化される。第1および第2のMFPI二値化回路61a、61b、第1および第2のMFPI63a、63b、MFPIドライバ65は、前述のMF位置検出部35に対応する。
二値化されたMFPI63からのパルス信号は、CPU41に出力され、CPU41内の2相カウンタによって、距離環51の回転速度に対応したパルスがカウントされ、また回転方向も検出される。
リニアエンコーダRF位置検出部81は、距離環51がRF位置にスライドされた場合に、距離環51の回転方向における絶対値(回転角)を検出するためのリニアエンコーダである。リニアエンコーダRF位置検出部81は、距離環51の回動に応じて検出接点が移動するように設けられており、距離環51の回動方向での絶対位置に応じてアナログ信号を出力する。CPU41内には、A/D変換器43が設けられており、リニアエンコーダRF位置検出部81からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器43によるA/D変換値は、ユーザによって指定される撮影距離(絶対距離)を表す。リニアエンコーダRF位置検出部81およびA/D変換器43は、前述のRF位置検出部31に対応する。
リニアエンコーダZM位置検出部82は、ズーム環52の回転方向における絶対値を検出するためのエンコーダである。リニアエンコーダZM位置検出部82は、ズーム環52の回動方向に沿って設けられており、ズーム環52の回転方向での絶対位置に応じてアナログ信号を出力する。CPU41内には、A/D変換器44が設けられており、リニアエンコーダZM位置検出部82からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器44によるA/D変換値は、ユーザによって設定される焦点距離を表す。
RF/MFモード検出スイッチ(SW)83は、距離環51がRFモードに設定されているか、MFモードに設定されているかを検出するためのスイッチである。このRF/MFモード検出SW83は、距離環51の光軸方向の位置を検出し、RFモード設定時またはMFモード設定時にオンまたはオフとなり、このオンオフ状態はCPU41に出力される。
次に、図3および図4を用いて、本実施形態におけるRFモード設定時の焦点調節について説明する。図3は、距離環で設定される位置とピント位置の関係を示し、図3(a)は従来装置、図3(b)は本実施形態に係る装置である。図3において、横軸は距離環51(RF距離環)の位置を示し、縦軸はフォーカスレンズのピント位置を示す。また、黒帯中に白字で記載した数字等は、距離環51に表示される撮影距離を示す。すなわち、リング部材(例えば、距離環51)には、レンズ鏡筒に設けられた指標に対応して配置される撮影距離の表示が設けられている。
RFモード設定時には、ユーザが距離環51を回転操作することにより、撮影距離の指定を行い、制御部が指定された撮影距離にピントが合うようにフォーカスレンズ11bの位置を調節する。一般に、ズーム機構を持つレンズ鏡筒は、焦点距離位置によって最至近撮影距離が変化する。
RFモードで撮影距離を設定するために、距離環51には距離目盛の刻印が設けてある。焦点距離によって刻印の表示位置が変化すれば問題はないが、刻印であるために、表示位置を変化させることが容易でない。これを解決するために、全ての最至近撮影距離の中で、一番、遠距離側の最至近距離に統一して表示することが考えられる。例えば、最至近距離が広角側(wide側、焦点距離が最短焦点距離、例えば、焦点距離12mm)の場合の最至近撮影距離が15cm、望遠側(tele側、焦点距離最長焦点距離、例えば、焦点距離100mm)の場合が45cmのズームレンズの場合には、最至近距離を焦点距離に関わらず一律45cmとする。このやり方は、距離目盛の表示に統一感を持たせることができる。しかし、広角側では、より近距離側で撮影できるにもかかわらず、RFモードが設定された場合には、この近距離側での距離で撮影を行うことができないという不都合が生じる。
そこで、本実施形態においては、検出された焦点距離(ZM位置)に応じて、下記のように制御を行う。
(1) 距離目盛が各ZM位置の最至近撮影距離より遠距離(距離目盛≧最至近撮影距離)の場合は、距離目盛位置にフォーカス駆動する。
(2) 距離目盛が各ZM位置の最至近撮影距離より近距離(距離目盛<最至近撮影距離)の場合は、最至近撮影距離にフォーカス駆動する。
距離目盛は、通常、撮影距離をLとすると、図3(a)に示すように、1/Lがリニアとなるように刻印されている。例えば、無限遠(∞)〜2mまでの距離が、距離目盛上では幅がBであれば、2mの1/2の1mまで(=2m〜1m)の幅もBとなる。さらに、1mの1/2の0.5mまで(=1m〜0.5m)の幅は2Bとなる。同様に、0.5m〜0.25mの幅は4Bとなる。但し、図3(a)では、0.15〜045mを4Bで略記している。
このように、通常の距離目盛は、図3(a)のように、撮影距離Lの逆数が距離環の回転角に対してリニアとなるように表示される。このため、距離環の表示目盛の間隔が近距離側で広がってしまう。このため、下記(a)〜(c)の課題が生ずる。
(a) 距離Lの逆数が距離環の回転角に対してリニアとなるように距離目盛が表示されるため、間隔が広くなる近距離側で分解能が不足してしまう。この問題は、近距離側で分解能を細かくすることができれば、解決できる。しかし、分解能は距離環の回転角のアナログ測定値をAD変換した際のビット数で決まってしまい、容易に変更することができない。
(b) 距離Lの逆数がリニアとなるように距離目盛を表示するために、近距離側の目盛の範囲が広くなり、距離目盛のバランスが悪くなってしまう。図3(a)に示す例では、回転角が100°程度であり、最至近側の幅の比率が大きく、デザイン上のバランスが悪い。
(c) 焦点距離が望遠側に操作されている場合には、このときの最至近距離よりも近距離側の領域が大きくなってしまう。このため、ユーザがRFモードに設定して距離設定をする際に、違和感を覚えてしまう。
そこで、本実施形態においては、下記のようにして上記課題を解決している。
上記(a)について、近距離側において、距離環51(RF距離環)で指定される距離に対するフォーカスレンズのピント位置との関係を示すラインの傾きを、遠距離側と比較して大きくしている。図3(b)に示す例では、撮影距離(RF距離環位置)が0.15m〜0.45mの間の傾きを、0.45m〜∞の間の傾きよりも大きくしている。すなわち、近距離側の傾きを大きくすることにより、近距離側で過度の分解能を必要としなくなるようにしている。
上記(b)について、上述したように、近距離側の傾きを大きくしているので、近距離側の距離目盛範囲が狭くなり、一方、遠距離側の距離目盛範囲が広くなっている。このため、ユーザがRFモードで距離を指定する際の使用上のバランスが改善されている。図3(b)に示す例では、無限遠(∞)より右側の領域Aと、至近側(0.45m)より至近側の領域A’の間隔を合わせてバランスをよくしている。
上記(c)について、上述したように、近距離側の傾きを大きくしているので、望遠側で使用することができない近距離側の距離目盛の範囲が狭くなっている。図3(b)に示す例では、望遠側(最も長焦点側tele)の最至近距離(この例では、0.45m)で傾きを変化させている。このため、この距離(0.45m)より、近距離側の範囲が狭く、ユーザがRFモードに設定して距離設定をする際に、違和感を覚えることがない。なお、無限遠側とは異なり、近距離側ではユーザがカメラを前後に移動して焦点調節できる範囲であることから、実用上は問題ない。
このように、本実施形態においては、焦点距離が最長焦点距離に設定された際の最至近距離付近において、撮影距離を指定するための距離環51(RF距離環)の位置(回転角)と、フォーカスレンズのピント位置の関係を示すラインの傾きを変更するようにしている。このため、上述した課題(a)から(c)を解決することができる。
なお、近距離側と遠距離側の境が1点の場合には(図3(b)に示す例では、0.45m)、傾きを変更すると、変更点の前後の変化が急になり、距離の指定にあたって操作感が不自然となってしまう。そこで、本実施形態においては、距離環51(RF距離環)の位置(回転角)を細かく区切り、分節ごとに傾きを設定している。このため、ラインを滑らかに繋ぐことができ、距離の指定の操作感が自然になる。
例えば、図3(b)に示す例において、焦点距離が広角側(最も短焦点側wide)にあり、距離環51(RF距離環)が0.15mに設定されている状態(指定される距離は0.15m)で、焦点距離が望遠側(最も長焦点側tele)に変更されると、RFモードとして指定される距離は0.45mに変更される。また、逆に、焦点距離が望遠側(最も長焦点側tele)にあり、距離環51(RF距離環)が0.15mに設定されている状態(指定される距離は0.45m)で、焦点距離が広角側(最も短焦点側wide)に変更されると、RFモードとして指定される距離は0.15mに変更され、フォーカスレンズは、ピント位置が撮影距離0.15mに対応する位置へ移動される。
また、図3(b)に示す例において、焦点距離が広角側(最も短焦点側wide)にあり、距離環51(RF距離環)が0.15mと0.45mの中間の距離Lに設定されている状態では、RFモードとしては中間の距離Lが指定されている。この状態から焦点距離が望遠側(最も長焦点側tele)に変更されると、RFモードとして指定される距離は0.45mに変更される。また、逆に、焦点距離が望遠側(最も長焦点側tele)にあり、距離環51(RF距離環)が0.15mと0.45mの中間の距離Lに設定されている状態では、RFモードとして指定される距離は、0.45mである。この状態から焦点距離が広角側(最も短焦点側wide)に変更されると、RFモードとして指定される距離は0.15mと0.45mの中間の距離Lに変更される。
次に、本実施形態におけるRFモード設定時のフォーカスレンズの焦点調節の概略について説明する。
(i) まず、RFリニアエンコーダのAD値を取得する。
距離環51を光軸方向にスライドしてRFモードに設定すると、リニアエンコーダRF位置検出部81からのRFリニアエンコーダ値がA/D変換器43に入力される(図5(a)のS1参照)。
(ii) 次に、AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルから、撮影距離の逆数を算出する。
AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルは、記憶部37に記憶されている。上述の(i)で取得したAD値を用いて、テーブルから撮影距離の逆数(1/L)を読み出す(図5(b)のS11参照)。
図4は、AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルに記憶されている両者の特性を示すグラフである。図4において、横軸は距離環51(RF距離環)の位置を示すAD値であり、縦軸は撮影距離の逆数(1/L)を示す。横軸のAdj_AD_farは、無限遠側に距離環51を当て付けたときにRFリニアエンコーダ値のAD変換値であり、Adjは調整値であることを示す。また、Adj_AD_nearは、至近側に距離環51を当て付けたときにRFリニアエンコーダ値のAD変換値である。また、横軸に示すAD値は、無限遠端と至近端の間を等分割したときの各AD値を示す。
すなわち、図4に示すグラフは、第1の撮影距離領域に対応する距離環51(RF距離環)の回転角(RF距離環位置)と撮影距離に関する値(ピント位置)との第1の関係Xと、第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する距離環51(RF距離環)の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係Yを表す。この関係は、記憶部37にAD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルとして記憶される。
AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルの作成にあたっては、必ず光学∞が確保できるように、∞側の撮影距離の逆数(1/L)は負の値を確保しておく。また、光学∞位置は、1/Lでは、1/∞となり0となる(P1参照)。図4に示す例では、光学∞は、P1であり、撮影距離の逆数(1/L)は、0である。テーブルでは、この光学∞よりも更に外側(無限遠側)にも値を設けてあり(P0参照)、この例では、−2である。
また、AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルでは、光学至近が確保できるように、至近側の1/Lは、最至近撮影距離よりも外側の値を設けている。図4に示す例では、最至近撮影距離(P2参照)、1/0.15m=6.67よりも大きな値を用意しておく。
AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブルでは、各AD値に対応して撮影距離の逆数(1/L)を離散的に記憶している。図4に示す例では、白丸に対応するAD値に対応して、撮影距離の逆数(1/L)が記憶されている。AD値とAD値の間は、線形補間により、撮影距離の逆数(1/L)を求める。
(iii) 撮影距離の逆数(1/L)よりFCENC領域(撮影距離の逆数(1/L)の全域を複数に分割した領域)を算出する。
(iv) FCENCとTrac−ZMENCより、目標位置Pls(フォーカスパルス)を算出する。
ここでは、まず、撮影距離の逆数(1/L)が求まると、AD−撮影距離の逆数(1/L)テーブル上で、求めた1/Lが含まれる領域(FCENC領域)を算出する。FCENC領域が求まると、次に、FCEN領域と、現在設定されている焦点距離ZMENCを用いてフォーカスレンズの位置(目標位置Pls(フォーカスパルス))を求める。なお、FCENC領域と焦点距離ZMENCに応じたフォーカスレンズの位置(目標位置Pls)は、テーブル形式で記憶部37に記憶されている。この(iii)および(iv)における処理については、特許文献1に記載されているので、詳しい説明は省略する。
(v) 最至近撮影距離丸め処理を行う。
記憶部37は、焦点距離毎に光学至近距離を示す光学至近パルステーブルを記憶している。フォーカスレンズ11bの位置は、前述したように、フォーカスレンズ基準位置検出部27によって検出された基準位置を基準にして、フォーカスレンズ用のアクチュエータ(ステッピングモータ使用)への印加パルス数(Pls数)に基づいて行っている。光学至近パルスは、このPlsによって表される(図5(b)のS17参照)。
上述の(iii)および(iv)において求められたフォーカスレンズの位置(目標位置Pls)に対して、光学至近パルステーブルに記憶されている光学至近パルスよりも至近側の場合には、目標位置Plsを丸める。すなわち、フォーカスレンズの位置が光学至近パルスよりも遠距離側にある場合には、算出されたフォーカスレンズ位置(目標位置Pls)のままとする。一方、フォーカスレンズの位置が光学至近パルスよりも近距離側にある場合には、光学至近パルステーブルに記憶されている光学至近パルスとする。
次に、図5(a)〜(c)に示すフローチャートを用いて、本実施形態におけるRFモード設定時の焦点調節の動作について説明する。このフローチャートは、記憶部37に記憶されたプログラムに従って、CPU41が交換レンズ100内の各部を制御することにより実行する。
図5(a)に示すRF駆動周期処理のゼネラルフローを開始すると、まず、RFリニアエンコーダのAD更新を行う(S1)。RFモード設定時には、リニアエンコーダRF位置検出部81から出力される距離環51の絶対的な位置(絶対的な回転位置)に応じたアナログ検知信号(RFリニアエンコーダ値)を、A/D変換器43がAD変換する。このAD変換処理は、所定時間間隔(RF駆動周期毎)に実行される。
RFリニアエンコーダのAD更新を行うと、次に、ZMエンコーダのデータ取得を行う(S3)。ここでは、リニアエンコーダZM位置検出部82が、出力するアナログ検知信号(ZMリニアエンコーダ値)をA/D変換器44によりAD変換して、現在設定されている焦点距離に対応するAD変換値(ZNENC)を求める。
次に、目標位置Plsを演算する(S5)。ここでは、RFリニアエンコーダのAD変換値に基づいて、距離環51の絶対的な位置に応じた撮影距離にフォーカスレンズを移動させるための目標位置Plsを演算する。この目標位置Pls演算の詳しい動作については、図5(b)に示すフローチャートを用いて後述する。
目標位置Plsの演算を行うと、次に、フォーカスレンズ(FCS)駆動を行う(S7)。ここでは、ステップS5において求めた目標位置Plsに基づくパルス数をレンズ駆動モータLDMT73に印加する。これによって、フォーカスレンズは、距離環51で設定された撮影距離にピントを合わせることができる。この処理を行うと、最初のステップに戻る。
次に、図5(b)に示すフローチャートを用いて、ステップS5の目標位置Pls演算について説明する。なお、ステップS11〜S15における処理は、特許文献1、特に図16に示すフローチャートに関連して説明されているので、説明は概略に留める。
このフローに入ると、まず、AD値−撮影距離1/Lテーブルから撮影距離1/Lを算出する(S11)。ここでは、記憶部37に記憶されているAD−撮影距離(1/L)テーブルを用いて、ステップS1で取得したRFリニアエンコーダのAD値に対応する撮影距離の逆数を求める。図3および図4を用いて前述したように、距離環51で指定される撮影距離が近距離側と遠距離側で、距離環51の回転角と撮影距離の関係を異ならせている。
ステップS11において、撮影距離の逆数(1/L)を求めると、次に、求めた1/Lより、FCENC領域を算出する(S13)。FCENC領域は、テーブル上で1/Lに対応する値である。すなわち、1/Lの値はテーブル上では離散的であり、ステップS11で求めた1/Lと同じ値がない場合がある。そこで、ステップS11で求めた1/Lが含まれる領域(FCENC領域)を算出する。
FCENC領域を求めると、次に、FCENCとTrac_ZMEncより目標位置Plsを算出する(S17)。Trac_ZMEncは、テーブル上の焦点距離に対応する値であり、ZMENCの全域を複数領域に分割した各領域に対応する値である。AD値−撮影距離1/Lテーブルは、焦点距離に応じて、AD値と撮影距離の逆数(1/L)の関係を記憶している。1/Lに対応するFCENCと、焦点距離に対応するTrac_ZMEncが決まれば、フォーカスレンズ11bのフォーカス位置に対応する目標位置Plsを求めることができる。なお、テーブル上では、離散的な値しかないので、補間演算式を用いて、より精密に目標位置Plsを求めればよい。
目標位置Plsを算出すると、次に、最至近距離撮影距離丸め処理を行う(S17)。ここでは、前述の(v)において説明したように、ステップS15において算出されたフォーカスレンズの目標位置Plsが最至近撮影距離よりも遠距離側にある場合には、算出されたフォーカスレンズの目標位置Plsのままとする。一方、フォーカスレンズの目標位置Plsが最至近撮影距離よりも近距離側にある場合には、テーブルに記憶されている光学至近パルスを目標位置Plsとする。この最至近撮影距離丸め処理は、図5(c)を用いて後述する。最至近撮影距離丸め処理を行うと、元フローに戻り、フォーカスレンズを目標位置Plsに移動させる。
次に、図5(c)に示すフローチャートを用いて、ステップS17の最至近撮影距離丸め処理について説明する。図5(c)のフローに入ると、まず、目標位置PlsとTracZMENC−最至近撮影距離パルステーブルと比較する(S21)。TracZMENC−最至近撮影距離パルステーブルは、焦点距離毎に最至近撮影距離をテーブル形式で記憶しており、記憶部37に記憶されている。このステップでは、ステップS3において検知した現在の焦点距離(ZMENC)に応じた最至近撮影距離をテーブルから読み出し、この読み出した最至近撮影距離とステップS15で求めた目標位置Plsを比較する。
続いて、目標位置Plsが最至近撮影距離より至近側であるか否かを判定する(S23)。ここでは、ステップS21における比較の結果に基づいて判定する。この判定の結果、Noの場合、すなわち、目標位置Plsが最至近撮影距離より遠い場合には、目標位置Plsを変更することなく、元のフローに戻る。
一方、ステップS23における判定の結果、Yesの場合、すなわち、目標位置Plsが最至近撮影距離より至近側の場合には、目標位置Plsを最至近撮影距離のPlsで丸める(S25)。ここでは、目標位置Plsが最至近撮影距離より至近側であることから、目標位置Plsを、ステップS21において読み出した現在の焦点距離に応じた最至近撮影距離(光学至近パルス)に置き換える。目標位置Plsの置き換えを行うと、元のフローに戻る。
このように、本発明の一実施形態においては、焦点距離が最長焦点距離に設定された際の最至近距離付近において、撮影距離を指定するための距離環51(RF距離環)の位置(回転角)と、フォーカスレンズのピント位置の関係を示すラインの傾きを変更するようにしている。このため、最至近撮影距離が変化する撮影レンズであっても、撮影者に違和感を与えることなく、良好な操作性を確保することができる。
次に、図3(b)に本実施形態に係るRF距離環とピント位置の関係について、図6ないし図8を用いて、本実施形態の変形例について説明する。
図6は、第1の変形例を示す。本変形例は、焦点距離が変化することによって最至近撮影距離が変化する領域(破線の枠C参照)で、距離目盛と光学距離(目標位置Pls)の位置を変更している。例えば、焦点距離によって、図6に示すように変更する。図6に示す例では、最長焦点距離(tele)における最至近撮影距離(0.45m)に近い所定距離(0.5m)を固定する。そして、固定した距離と、各焦点距離によって異なる最至近距離の間を結ぶように、距離目盛と光学距離(目標位置Pls)の間の関係を決めている。なお、図6では、最長焦点距離をteleで示し、最短焦点距離をwideで示し、中間の焦点距離をstdで示す。
第1の変形例によれば、距離環51(RF距離環)を端まで操作したときに、焦点距離位置(ZM位置)の最至近撮影距離位置となっている。すなわち、焦点距離に関わらず、端まで距離環51を回転操作することができ、端に達したときに最至近撮影距離となる。このため、操作感が自然となる。
図7は、第2の変形例を示す。本変形例は、絞りプレビュー等によって絞りを絞り込んでいる時は、深度が深くなっているので、距離目盛と光学距離(目標位置Pls)の間の関係を決めるラインの傾きを大きくしている。図7において、絞り込んでいない場合(絞り開放の場合)には、距離環51(RF距離環)の位置が0.45mよりも至近側において、実線で示す関係である。絞りを絞り込むと、0.45mよりも至近側において、破線で示す関係となる。
本変形例によれば、被写界深度を考慮した距離環51(RF距離環)の回転操作となる。すなわち、被写界深度が深い場合には、フォーカスレンズをかなり移動させてもピントの変化が少ない。そこで、例えば最短焦点距離の場合、0.15mにて被写界深度に入る位置(破線で示す○印の位置)を距離環51の0.15mに対応させ、最至近撮影距離に到達するまでの距離環51(RF距離環)の移動量を減らしている。このように、焦点距離が変化による、最至近撮影距離に到達するまでの距離環51に移動量の変化を小さくすることができ、操作感がより自然となる。
図8は、第3の変形例を示す。本変形例は、焦点距離によって、距離目盛と光学距離(目標位置Pls)の間の関係を決めるラインの傾きと、目標位置Plsが駆動する範囲を切り換えるようにしている。ラインの傾きは、被写界深度と、絞り値(Fno)などを考慮して変更する。また、目標位置Plsの駆動範囲は、最至近撮影距離で変更する。図8に示す例では、第1の変形例と同じく、最長焦点距離(tele)における最至近撮影距離(0.45m)の位置を固定する。そして、固定した距離と、各焦点距離によって異なる最至近距離の間を結ぶように、距離目盛と光学距離(目標位置Pls)の間の関係を決めている。
図8の例において、焦点距離が最長焦点距離(tele)の場合には、最至近撮影距離(0.45m)より至近側に距離環51(RF距離環)は回転操作しても距離を指定することができず、フォーカスレンズの位置は0.45mに対応する位置のままとなる。また、焦点距離が最短焦点距離(wide)の場合には、第1の変形例と同じく、0.45mと最至近撮影距離(0.15m)の間で回転操作を行うことにより、この間で距離を指定することができる。第1の変形例と異なるのは、焦点距離が中間の焦点距離(例えば、std)の場合には、0.45mと、被写界深度、絞り値に応じて設定さえる最至近撮影距離(実線で接続される○印の距離)の間で距離を指定することができることである。また、これより、至近側は回転操作しても距離を指定できない。
本変形例によれば、最至近距離が変化範囲内において中間的な状態(たとえば、中間焦点距離)において、被写界深度の変化と最至近距離までの移動範囲を考慮して、距離環51(RF距離環)の回転操作範囲と、傾きを変えているので、より自然な操作感となる。
以上説明したように、本発明の一実施形態や変形例においては、記憶部37に、第1の撮影距離領域に対応する距離環51(RF距離環)の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係Xと、第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する距離環51(RF距離環)の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係Yを記憶している(例えば、図3、図4、図6〜図8参照)。そして、距離環51(RF距離環)の回転角を検出し(例えば、図5(a)のS1参照)、距離環51(RF距離環)の回転角に応じて第1の関係Xまたは第2の関係Yを選択し、距離環51(RF距離環)の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して(例えば、図5(b)のS11〜S15)、フォーカスレンズ11bの光軸方向の位置を制御している(例えば、図5(a)のS7)。このため、最至近撮影距離が変化する撮影レンズであっても、撮影者に違和感を与えることなく、良好な操作性を確保することができる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、第2の関係Yは、距離環51(RF距離環)の回転角に対する撮影距離に関する値の変化量が、第1の関係Xよりも大きくしている(例えば、図3(b)の0.45mより近距離側参照)。このため、撮影距離の表示間隔が、近距離側で広くなることを防止し、バランスよく配置できる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、ズームレンズ群のズーム位置を検出するズーム位置検出部34を設け、検出されたズーム位置に応じて、第2の関係を異ならせている(例えば、図3(a)、図6〜図8参照)。このため、ズームレンズであっても、上述の(a)〜(c)の不具合を解消することができる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、複数の第2の関係は、ズーム位置に応じて、焦点調節レンズによる焦点調節が可能な最至近距離が異なるようにしている。すなわち、焦点距離によって最至近距離が異なっていても、第2の関係を焦点距離に応じて異ならせている。このため、焦点距離によって最至近距離が異なる場合であっても、上述の(a)〜(c)の不具合を解消することができる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、レンズ鏡筒に、距離環51(RF距離環)に設けられた指標に対応して配置される撮影距離の表示が設けられている(例えば、図3(b)参照)。本実施形態等においては、距離の逆数がリニアの関係となるような表示間隔ではなく、第1および第2の関係を満たすように、撮影距離の表示間隔となっている。このため、近距離側の表示間隔が広くなることなく、全体にパランスのとれた表示となる。
なお、本発明の一実施形態や変形例においては、ズームレンズに適用した例について説明したが、単焦点レンズであっても勿論、適用することができる。また、RFモード設定時の距離環51の絶対位置をエンコーダ出力をAD変換することによって求めていたが、これに限らず、基準位置を通過後のパルス数をカウントすることによって検出するようにしてもよい。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、制御部はCPU41によって実現されていたが、CPU以外、またはCPUに加えて、ヴェリログ(Verilog)によって記述されたプログラム言語に基づいて生成されたゲート回路等のハードウエア構成でもよく、またDSP(Digital Signal Processor)等のソフトを利用したハードウエア構成を利用してもよい。これらは適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
また、本実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもミラーレスカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。いずれにしても、指定した距離にピント合わせを行う機器であれば、本発明を適用することができる。
また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11a〜11c・・・レンズ、13・・・絞り、21・・・絞り駆動機構、23・・・絞り基準位置検出部、25・・・フォーカスレンズ駆動機構、27・・・フォーカスレンズ基準位置検出部、31・・・RF位置検出部、33・・・RFモード検出部、34・・・ズーム位置検出部、35・・・MF位置検出部、37・・・記憶部、41・・・CPU、43・・・A/D変換器、44・・・A/D変換器、51・・・距離環、52・・・ズーム環、61a・・・第1のMFPI二値化回路、61b・・・第2のMFPI二値化回路、63a・・・第1のMFPI、63b・・・第2のMFPI、65・・・MFPIドライバ、67・・・FCPI二値化回路、69・・・LDPI、71・・・モータドライバ、73・・・LDモータ、75・・・AVモータ、77・・・AVフォトインタラプタ、79・・・AVフォトインタラプタ二値化回路、81・・・リニアエンコーダRF位置検出部、82・・・リニアエンコーダZM位置検出部、83・・・RF/MFモード検出SW、100・・・交換レンズ、200・・・カメラ本体、201・・・撮像素子、203・・・CPU、205・・・記憶部、207・・・操作入力部

Claims (6)

  1. 撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズを有する撮像装置において、
    上記レンズ鏡筒に対して第1の端点と第2の端点の角度範囲内を回転可能に配設されるリング部材と、
    第1の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係と、上記第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係を記憶する記憶部と、
    上記リング部材の回転角を検出する回転角検出部と、
    上記回転角検出部により検出される上記リング部材の回転角に応じて上記第1の関係または第2の関係を選択し、上記リング部材の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して上記焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 上記第2の関係は、上記リング部材の回転角に対する撮影距離に関する値の変化量が、上記第1の関係よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記レンズ鏡筒内にズームレンズ群が設けられ、上記ズームレンズ群のズーム位置を検出するズーム位置検出部を有し、
    上記記憶部は、上記ズーム位置に応じて複数の上記第2の関係を記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 複数の第2の関係は、上記ズーム位置に応じて、上記焦点調節レンズによる焦点調節が可能な最至近距離が異なることを特徴とする請求項3の撮像装置。
  5. 上記レンズ鏡筒に、上記リング部材に設けられた指標に対応して配置される撮影距離の表示が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズと、
    上記レンズ鏡筒に対して第1の端点と第2の端点の角度範囲内を回転可能に配設されるリング部材と、
    第1の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第1の関係と、上記第1の撮影距離領域よりも近距離側の第2の撮影距離領域に対応する上記リング部材の回転角と撮影距離に関する値との第2の関係を記憶する記憶部と、
    を有する撮像装置の焦点調節方法において、
    上記リング部材の回転角を検出し、
    上記リング部材の回転角に応じて上記第1の関係または第2の関係を選択し、上記リング部材の回転角に応じた撮影距離に関する値を算出して上記焦点調節レンズの光軸方向の位置を制御する、
    ことを特徴とする焦点置調節方法。
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