JP5537182B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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本発明は、車両のインストルメントパネルに設置されるエンジンスタート・ストップスイッチ等のスイッチ装置に関するものである。
近年の車両には、携帯機から無線送信されるID信号によってエンジンを始動可能な状態とするスマートイグニッションシステムを搭載したものがある。このスマートイグニッションシステムにおいては、エンジンが停止中の状態において、車室内のインストルメントパネルに設けられたエンジンスタート・ストップスイッチを操作すると、車両の認証装置から携帯機に向けてリクエスト信号が送信され、このリクエスト信号を受信した携帯機からは車両の認証装置に対して自己のID信号が送信される。
すると、車両の認証装置は、受信したID信号に含まれるIDコードと予め記憶されているIDコードとを照合し、両者が一致する場合には認証OKとしてエンジンを始動可能とし、エンジンスタート・ストップスイッチの操作によってエンジンが始動される。又、エンジンの駆動中にエンジンスタート・ストップスイッチを操作するとエンジンが停止される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−314806号公報
斯かるスマートイグニッションシステムにおいて、エンジンの駆動中にエンジンスタート・ストップスイッチの接点部がON故障すると、運転者の意に反してエンジンが停止してしまう可能性がある。
上記問題の対策として、エンジンスタート・ストップスイッチに2つのスイッチ部を設け、これら2つのスイッチ部が同時にONしたときのみエンジンの始動と停止が可能となるようにすれば、一方のスイッチ部がON故障しても不意にエンジンが停止することがなく、高い安全性を確保することができる。このような構成を採用するには、スイッチ装置のホルダ内に進退可能に保持された操作ノブと、該操作ノブの端部によって同時にON操作される2つのスイッチ部が必要になる。
ところが、上記構成において操作ノブをホルダ内で進退可能とするためには、ホルダと操作ノブとの間に所定の隙間が必要となり、この隙間のために運転者が操作ノブを押圧操作したときに操作ノブがホルダ内で傾き、2つのスイッチ部が同時にONしない場合があり、このよう場合には作動不良が発生してしまう。即ち、1つのスイッチ部だけがONすると故障処理とし、2つのスイッチ部がONしたときには通常処理を行うため、2つのスイッチ部のONタイミングがずれるとシステムが誤動作してしまうという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、2つのスイッチ部を確実に同時にONさせて誤動作を防ぐことができるスイッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ケースと、該ケース内に進退移動可能に設けられた操作ノブと、該操作ノブの押し込み移動に連動してONする2つのスイッチ部を備えたスイッチ装置において、
上端部の幅方向中央に前記操作ノブが当接する被押圧部が設けられた門型のヒンジバーを前記操作ノブと前記スイッチ部との間に配置し、
前記ケースを、一端側に前記操作ノブの一部が外部に露出する開口部を備えるとともに操作ノブを進退移動可能に保持する略円筒状のホルダと、該ホルダの他端側開口部を閉塞するとともに前記2つのスイッチ部を備えたベースとで構成し、
前記操作ノブによって前記ヒンジバーの前記被押圧部が押圧されてヒンジバーが回動すると前記2つのスイッチ部に同時に当接する一対の操作部を前記ヒンジバーの前記被押圧部下方の左右両側に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記2つのスイッチ部を前記ヒンジバーの回転軸方向に対して平行に並設したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記操作ノブの端面が当接する前記ヒンジバーの被押圧部を半球状として前記ヒンジバーに一体に突設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記ヒンジバーに、前記ケース内に設けられた照明用の光源からの照明光を前記操作ノブ側へと通過させるための開口部を形成したことを特徴とする。
請求項1及び3記載の発明によれば、回動可能に軸支されたヒンジバーによって2つのスイッチ部が同時に押圧操作されるため、操作ノブが傾いた状態で押し込まれてヒンジバーが押圧された場合であっても、ヒンジバーはその一端部が軸支されていて所定の回動軌跡上を回動するだけであり、2つのスイッチ部が確実に同時にONされ、一方のスイッチ部しかONされないことによるスイッチ装置の誤動作が防がれる。即ち、操作ノブの傾きの影響を受けることなく2つのスイッチ部を確実に同時にONさせることができる。又、ヒンジバーを略円筒状のホルダ側ではなくベース側に軸支することができ、ヒンジバーを軸支する軸支部の構造を簡略化することができる。
請求項2記載の発明によれば、2つのスイッチ部をヒンジバーの回転軸方向に対して平行に並設したため、これら2つのスイッチ部をヒンジバーの軸支部からそれぞれ等しい距離に配置することができる。このため、各スイッチ部に対するヒンジバーの操作部の操作ストロークを等しく設定することができ、2つのスイッチ部を確実に同時にONさせることができる。
請求項4記載の発明によれば、ヒンジバーによって2つのスイッチ部を操作するようにしているためにヒンジバーが大型化しても、ヒンジバーに開口部を形成して光源からの照明光を操作ノブ側へと通過させるようにしたため、操作ノブと光源との間にヒンジバーを配置することができ、設計の自由度が高められる。
本発明に係るスイッチ装置の分解斜視図である。 本発明に係るスイッチ装置の側断面図である。 本発明に係るスイッチ装置の平断面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明に係るスイッチ装置の操作ノブを取り外して示す正面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るスイッチ装置の分解斜視図、図2は同スイッチ装置の側断面図、図3は同スイッチ装置の平断面図、図4は図2のA−A線断面図、図5は同スイッチ装置の操作ノブを取り外して示す正面図である。
本実施の形態に係るスイッチ装置1は、スマートイグニッションシステムを搭載した車両のインストルメントパネルに設置されるエンジンスタート・ストップスイッチであって、略円筒状のホルダ2とその一端開口部を閉塞する略円板状のベース3とで構成されるケース4の内部に操作ノブ5と、アンテナホルダ6と、ヒンジバー7と、ラバーシート8及びプリント基板9を組み込んで構成されている。尚、ケース4を構成するホルダ2及びベース3、操作ノブ5、アンテナホルダ6、ヒンジバー7及びプリント基板9は非導電性の樹脂によってそれぞれ一体に成形されている。又、以下の説明においては、図2及び図3の左側を前方、右側を後方、左右方向を軸方向とする。
上記ホルダ2は二重筒状に成形され、内筒である保持筒2Aの外周には操作ノブ5の円筒部5Aが前後方向に進退移動可能に嵌合保持されている。ここで、操作ノブ5は有底筒状に成形され、円板状の操作部5Bの周縁から一体に延びる円筒部5Aの外周上部には軸方向に延びる押圧部5Cが形成され、この押圧部5Cの先端は円筒部5Aから後方に向かって突出している。又、操作ノブ5の円筒部5Aの外周には軸方向(前後方向)に長い矩形の係合孔5aが形成されている。
而して、操作ノブ5は、その円筒部5Aがホルダ2の外筒2Bと保持筒2Aとの間のリング状の空間に前方から嵌め込まれ、該円筒部5Aがホルダ2の保持筒2Aの外周に摺動可能に嵌合保持されることによって保持筒2Aに沿って前後方向に進退移動する。そして、この操作ノブ5は、ホルダ2の前端開口部を円板状の操作部5Bが閉塞しており、この操作部5Bは車室内に露出している。尚、操作ノブ5の円筒部5Aの外周に形成された前記係合孔5aにはホルダ2の保持筒2Aの外周に形成された係合爪2a(図5参照)が係合しており、操作ノブ5は、係合爪2aが係合孔5a内を相対的に移動可能な範囲で前後方向に進退移動可能である。又、ホルダ2側の係合爪2aと操作ノブ5側の係合孔5aとの係合によって操作ノブ5のホルダ2からの脱落が防がれている。又、操作ノブ5の押圧部5Cは、ホルダ2の外筒2Bと保持筒2Aとの間の底壁に形成された貫通孔2dを貫通し、ベース3に装着されるヒンジバー7に係合可能となっている。
又、ホルダ2の保持筒2Aの前端部内周にはリング状ブロック2Cが一体に形成されており、このリング状ブロック2Cには前方に向かって開口するリング溝状のアンテナ保持部2bが形成されている。そして、ホルダ2のリング状ブロック2Cの上部は前後方向に貫通する矩形の貫通孔2cが形成されている。
ホルダ2の上記リング状ブロック2Cに形成された前記アンテナ保持部2bには前記アンテナホルダ6が嵌合保持されている。ここで、アンテナホルダ6は、リング状のホールド部6Aと、該ホールド部6Aの上部から後方に向かって直角に延びる矩形棒状の突出部6Bとで構成されており、ホールド部6Aの外周に形成された溝6aにはコイルアンテナ10が巻回されている。そして、このコイルアンテナ10から延びる2本の接続端子11は突出部6B内を通って該突出部6Bの端部から後方へと突出している。
而して、アンテナホルダ6は、そのホールド部6Aがホルダ2のリング状ブロック2Cに形成されたアンテナ保持部2bに嵌合保持され、突出部6Bはリング状ブロック2Cの上部に貫設された前記貫通孔2cを貫通して後方へと水平に延びている。
他方、ホルダ2と共にケース4を構成する前記ベース3の円板状の本体部3Aは、ホルダ2の外筒2Bの後端内周に嵌着されて該ホルダ2の後端開口部を閉塞しているが、その外面にはコネクタ部3Bが一体に形成されている。このコネクタ部3Bの内部には、本体部3Aの下部に貫通する計7本のコネクタ端子12が突出しており、これらのコネクタ端子12は、コネクタ部3Bに不図示のカプラーが接続されることによって不図示の電気コードを介して不図示のバッテリや認証装置に電気的に接続されている。
又、ベース3の本体部3Aのケース4内に臨む内面のコネクタ端子12を挟む両側には前方に向かって水平に延びる軸支部3Cが一体に突設されており、各軸支部3Cには円孔3aがそれぞれ横方向(左右方向)に貫設されている。
そして、ベース3の本体部3Aの内面には前記プリント基板9が被着されるが、このプリント基板9の中央部には照明用光源であるLED13が実装されている。又、プリント基板9の上部左右には固定接点14が実装されており、これらの固定接点14の間には前記アンテナホルダ6の突出部6Bから突出する接続端子11との連結部である2つの孔9aが形成されている。そして、プリント基板9の下部には、ベース3の本体部3Aを貫通する7本のコネクタ端子12との連結部である7つの孔9bが横方向に形成されている。
上記プリント基板9には、図2及び図3に示すように、電気絶縁性の高い同形状の前記ラバーシート8が被着されるが、このラバーシート8の上部左右(プリント基板9に実装された前記固定接点14に対応する箇所)にはスイッチ部15が設けられ、これらのスイッチ部15の間(プリント基板9の前記孔9aが形成された部位)にはアンテナホルダ6の突出部6Bが貫通する矩形孔8aが形成されている。又、ラバーシート8の中央部(プリント基板9に実装されたLED13に対応する箇所)には矩形窓8bが形成され、その下方にはプリント基板9の下部に形成された孔9bを貫通する前記コネクタ端子12の端部との干渉を避けるための矩形袋状の凸部8cが突設されている。尚、前記各スイッチ部15はドーム状に成形され、その内部には不図示の可動接点が設けられており、該スイッチ部15が押圧されて可動接点とプリント基板9の固定接点14とが接触することによって両者が導通して当該スイッチ部15がONされる。
而して、図2及び図3に示すようにラバーシート8とプリント基板9が組み付けられた状態では、アンテナホルダ6の突出部6Bの先端がラバーシート8の矩形孔8aを貫通してプリント基板9に当接しており、その端面から突出する2本の接続端子11はプリント基板9の孔9aを貫通しており、そのプリント基板9を貫通する部分がハンダ付けされることによってプリント基板9に固定されている。
又、7本のコネクタ端子12は、その端部がプリント基板9の孔9bを貫通してラバーシート8側に突出しており、そのプリント基板9から突出する部分がハンダ付けされることによってプリント基板9に固定されている。そして、プリント基板9に実装されたLED13は、ラバーシート8に形成された矩形窓8bに嵌め込まれ、その光出射面は前方に向かって露出している。
ところで、本実施の形態に係るスイッチ装置1においては、図2及び図3に示すように、ケース4内の操作ノブ5とスイッチ部15との間には門型(アーチ状)の前記ヒンジバー7が配されており、このヒンジバー7は、その下端部が回転軸16によってベース3に突設された左右一対の前記軸支部3Cに回動可能に軸支されている。即ち、ヒンジバー7の下端部には回転軸16が挿通しており、該回転軸16のヒンジバー7の側方へ突出する両端部をベース3の左右一対の軸支部3Cに形成された円孔3aに嵌め込むことによって、ヒンジバー7はその下端部が回転軸16を介してベース3の軸支部3Cに回動可能に軸支されている。
又、門型の枠として構成されたヒンジバー7には、照明用の前記LED13から出射される照明光を操作ノブ5側へと通過させるための開口部7aが形成されている。更に、ヒンジバー7の上端前面の幅方向中央には、操作ノブ5の押圧部5Cの端面が当接する半球状の被押圧部7bが一体に突設されており、それよりも下方の左右両側には、ラバーシート8に設けられた2つのスイッチ部15に当接する操作部7cがそれぞれ設けられている。
ところで、ラバーシート8に設けられた左右2つのスイッチ部15は、ヒンジバー7の回転軸16の軸方向に対して平行に並設されており、これらのスイッチ部15に操作部7cが当接するヒンジバー7は、スイッチ部15の付勢力によって回転軸16を中心として図2の反時計方向に付勢され、その被押圧部7bは操作ノブ5の押圧部5Cの端面に当接して操作ノブ5を前方へと付勢している。
図2及び図3はスイッチ装置1の非操作状態を示すが、この状態では操作ノブ5は、これに形成された係合孔5aにホルダ2側の係合爪2aが係合することによって図示位置に保持されており、ヒンジバー7は略垂直状態に起立している。そして、この状態ではスイッチ部15はヒンジバー7の操作部7cによって押圧されておらず、これらのスイッチ部15の可動接点はプリント基板9側の固定接点14に接触していないために両者は非導通状態にあり、各スイッチ部15はOFF状態にある。
而して、エンジンスタート・ストップスイッチである本実施の形態に係るスイッチ装置1において、運転者が操作ノブ5の操作部5Bを操作して該操作ノブ5を押し込むと、該操作ノブ5の押圧部5Cがヒンジバー7の幅方向中央上部に突設された被押圧部7bを押圧するため、ヒンジバー7は回転軸16を中心として図2の時計方向に回動する。このようにヒンジバー7が回転軸16を中心として回動すると、該ヒンジバー7に設けられた左右2つの操作部7cがこれらに当接する左右2つのスイッチ部15をその付勢力に抗して同時に押し込むため、各スイッチ部15の可動接点がプリント基板9側の固定接点14に接触して両者が導通し、2つのスイッチ部15が同時にONされる。尚、夜間等においては、プリント基板9に実装されたLED13が駆動されると、該LED13から出射される照明光はヒンジバー7の開口部7a及びホルダ2内を通過して操作ノブ5方向に向かい、操作ノブ5の操作部5Bに設けられた不図示の透光性の照明部を照明する。
上述のように2つのスイッチ部15が同時にONされると、車両の認証装置は、エンジンが停止している場合には、コイルアンテナ10より起動電波を発信する。すると、運転者が所持する携帯機に設けられたトランスポンダ内のコイル部によって起電力が発生し、その電力によって車両の認証装置に向けてID信号が送信される。
次に、車両の認証装置は、コイルアンテナ10から受信したID信号に含まれるIDコードと予め記憶されているIDコードとを照合し、両者が一致する場合には認証OKとし、エンジンを始動可能状態としてエンジンを始動させる。又、エンジンが始動している場合には、スイッチ装置1の2つのスイッチ部15が同時にONされるとエンジンを停止させる。
その後、運転者がスイッチ装置1の操作ノブ5から手を離すと、スイッチ部15の弾性復元力によってヒンジバー7が回転軸16を中心として図2の反時計方向に回動し、該ヒンジバー7と操作ノブ5が図2及び図3に示す非操作状態に復帰する。
以上のように、本実施の形態に係るスイッチ装置1によれば、ベース3の軸支部3Cに回動可能に軸支されたヒンジバー7によって2つのスイッチ部15が同時に押圧操作されるため、操作ノブ5が傾いた状態で押し込まれてヒンジバー7が押圧された場合であっても、該ヒンジバー7はその下端部が軸支されていて所定の回動軌跡上を回動するだけであり、2つのスイッチ部15が確実に同時にONされ、一方のスイッチ部15しかONされないことによるスイッチ装置1の誤動作が防がれる。即ち、操作ノブ5の傾きの影響を受けることなく2つのスイッチ部15を確実に同時にONさせることができる。
又、本実施の形態では、2つのスイッチ部15をヒンジバー7の回転軸16方向に対して平行に並設したため、これら2つのスイッチ部15をヒンジバー7の軸支部からそれぞれ等しい距離に配置することができる。このため、各スイッチ部15に対するヒンジバー7の操作部7cの操作ストロークを等しく設定することができ、2つのスイッチ部15を確実に同時にONさせることができる。
更に、本実施の形態では、ヒンジバー7を略円筒状のホルダ2側ではなくベース3側に軸支するようにしたため、ヒンジバー7を軸支するベース3の軸支部3Cの構造を簡略化することができる。
ところで、本実施の形態のようにヒンジバー7によって2つのスイッチ部15を操作するようにした場合、ヒンジバー7がケース4内で大型化してしまい、操作ノブ5の照明が難しくなる場合があるが、ヒンジバー7に開口部7aを形成してLED13からの照明光を操作ノブ5側へと通過させるようにしたため、操作ノブ5とLED13との間にヒンジバー7を配置することができ、設計の自由度が高められるという効果も得られる。
尚、本実施の形態では、スイッチ装置1の2つのスイッチ部15が同時にONされると、車両の認証装置は、コイルアンテナ10から携帯機に向けて起動電波を発信するように構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、スイッチ装置1が操作される前に、車両の認証装置から携帯機に向けて起動電波を発信するように構成して先に携帯機の認証を行い、その後、スイッチ装置1が操作されて2つのスイッチ部15が同時にONされた場合に、携帯機に基づいてエンジンに始動又は始動中止を判断するように構成しても良い。
又、以上は本発明をエンジンスタート・ストップスイッチとしてのスイッチ装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、同種の構成を有する他の任意のスイッチ装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 スイッチ装置
2 ホルダ
2A ホルダの保持筒
2B ホルダの外筒
2C ホルダのリング状ブロック
2a ホルダの係合爪
2b ホルダのアンテナ保持部
2c アンテナ保持部の貫通孔
2d ホルダの貫通孔
3 ベース
3A ベースの本体部
3B ベースのコネクタ部
3C ベースの軸支部
3a 軸支部の円孔
4 ケース
5 操作ノブ
5A 操作ノブの円筒部
5B 操作ノブの操作部
5C 操作ノブの押圧部
5a 操作ノブの係合孔
6 アンテナホルダ
6A アンテナホルダのホールド部
6B アンテナホルダの突出部
6a アンテナホルダの溝
7 ヒンジバー
7a ヒンジバーの開口部
7b ヒンジバーの被押圧部
7c ヒンジバーの操作部
8 ラバーシート
8a ラバーシートの矩形孔
8b ラバーシートの矩形窓
8c ラバーシートの凸部
9 プリント基板
9a,9b プリント基板の孔
10 コイルアンテナ
11 接続端子
12 コネクタ端子
13 LED(照明用光源)
14 固定接点
15 スイッチ部
16 回転軸

Claims (4)

  1. ケースと、該ケース内に進退移動可能に設けられた操作ノブと、該操作ノブの押し込み移動に連動してONする2つのスイッチ部を備えたスイッチ装置において、
    上端部の幅方向中央に前記操作ノブが当接する被押圧部が設けられた門型のヒンジバーを前記操作ノブと前記スイッチ部との間に配置し、
    前記ケースを、一端側に前記操作ノブの一部が外部に露出する開口部を備えるとともに操作ノブを進退移動可能に保持する略円筒状のホルダと、該ホルダの他端側開口部を閉塞するとともに前記2つのスイッチ部を備えたベースとで構成し、
    前記操作ノブによって前記ヒンジバーの前記被押圧部が押圧されてヒンジバーが回動すると前記2つのスイッチ部に同時に当接する一対の操作部を前記ヒンジバーの前記被押圧部下方の左右両側に設けたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記2つのスイッチ部を前記ヒンジバーの回転軸方向に対して平行に並設したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記操作ノブの端面が当接する前記ヒンジバーの被押圧部を半球状として前記ヒンジバーに一体に突設したことを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチ装置。
  4. 前記ヒンジバーに、前記ケース内に設けられた照明用の光源からの照明光を前記操作ノブ側へと通過させるための開口部を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスイッチ装置。
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