JP5536224B2 - 均熱処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、加熱処理対象物を均熱状態に加熱する均熱処理装置に関する。
加熱処理対象物を均熱状態に加熱処理する熱処理プレートに関する従来の技術は、たとえば、特開平9−314561号公報(特許文献1)または特開2007−294688号公報(特許文献2)に開示されている。
図20は、従来の熱処理プレートの一例の構成を示す斜視図である。図20に示す均熱処理プレートは、プレート101の内部に形成された複数個の貫通穴102aの両端を蓋107aおよび107bで閉塞して密閉容器107を形成し、この密閉容器107の内部を真空排気後に所定量の作動液を封入し、プレート101の底面に伝熱ブロック104を介してヒータ106を熱的に接触させた構成を有する。
図21は、従来の熱処理プレートの他の例の構成を示す平面図である。図22は、従来の熱処理プレートの他の例の構成を示す側面図である。図21および図22に示す熱処理プレートは、プレート121の内部に形成された複数個の穴の内部にパイプ123を配置して、パイプ容器の蛇行回路を形成し、蛇行回路の一端となる入り口141が上部に、回路の他端となる出口142が下部にそれぞれ接続されて蛇行回路との間で単一の連通回路を形成する蒸発器143を有する。この単一の連通回路の内部を真空排気後に所定量の作動液131を封入し、蒸発器143の内部に装着されたヒータ126で作動液131を加熱する。
特開平9−314561号公報 特開2007−294688号公報
上記のように、熱処理対象物を均一に加熱処理する均熱処理装置に関する各種の技術がこれまでに提案されている。しかしながら、均熱処理装置には、一層均一に対象物を加熱処理できることが求められており、加えて、装置の小型化もまた必要とされている。これらの点において、上記各文献に開示された従来の装置は必ずしも十分とはいえず、依然として改良の余地がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、加熱処理対象物を均一に加熱することができ、装置の小型化を達成できる、均熱処理装置を提供することである。
本発明に係る均熱処理装置は、作動液を封入したヒートパイプ回路が内部に形成されたプレートと、作動液を加熱する加熱手段と、を備える。ヒートパイプ回路は、作動液が加熱され気化するヘッダ部と、作動液が気化した蒸気がプレートと熱交換して凝縮する、ヘッダ部から分枝する複数の枝部とを含む。加熱手段は、ヘッダ部の、加熱手段が作動液を加熱するときに作動液が接触する壁面側に設けられており、ヒータと、凹部が形成され凹部内にヒータを収容する伝熱ブロックと、ヒータを凹部内に保持するヒータ押さえ板とを含む
上記均熱処理装置において好ましくは、プレートは、平面形状矩形状に形成されており、ヘッダ部は、プレートの一側面に沿って延び、枝部は一側面と対向するプレートの他の側面へ向かって延びるように設けられている。
上記均熱処理装置において好ましくは、複数の枝部は、互いに平行に配置されている。また好ましくは、ヒートパイプ回路は、枝部同士を連結する連結部をさらに含む。連結部は、ヘッダ部から延びる枝部の先端同士を連結してもよい。連結部は、複数設けられ、互いに平行に配置されていてもよい。
上記均熱処理装置において好ましくは、加熱手段は、ヒータ押さえ板と伝熱ブロックとを一体にプレートに固定する固定部材を含む。
上記均熱処理装置は、プレートと伝熱ブロックとの間に介在する熱伝導性の介在部材を備えてもよい。加熱手段は、伝熱ブロックとヒータ押さえ板との間に介在する熱伝導性の介在部材を備えてもよい。加熱手段は、伝熱ブロックとヒータ押さえ板との間に介在する断熱性の介在部材を備えてもよい。
上記均熱処理装置において好ましくは、ヒータ押さえ板には、凹部と対向する位置に、ヒータを収容する窪み部が形成されている。
上記均熱処理装置において好ましくは、作動液が加熱される部分の作動液が接触する壁面には、作動液の沸騰を促進する高性能沸騰面が形成されている。
上記均熱処理装置において好ましくは、加熱手段がプレートに熱的に接触する幅は、作動液が加熱される部分の作動液が接触する壁面の幅以下である。
本発明の均熱処理装置によると、加熱処理対象物を均一に加熱することができ、装置の小型化を達成することができる。
本発明の実施の形態1の均熱処理装置の平面図である。 図1中に示すII−II線に沿う均熱処理装置の断面図である。 図1中に示すIII−III線に沿う均熱処理装置の断面図である。 加熱手段の構成の詳細を示す断面図である。 実施の形態1の均熱処理装置の第一の変形例を示す断面図である。 実施の形態1の均熱処理装置の第二の変形例を示す断面図である。 実施の形態1の均熱処理装置の第三の変形例を示す断面図である。 実施の形態2の均熱処理装置の断面図である。 実施の形態3の均熱処理装置の断面図である。 実施の形態3の均熱処理装置の変形例の断面図である。 実施の形態4の均熱処理装置の断面図である。 実施の形態5の均熱処理装置の断面図である。 実施の形態6の均熱処理装置の断面図である。 プレートの配置の他の例を示す断面図である。 プレートの配置の他の例を示す断面図である。 実施の形態7の均熱処理装置の平面図である。 実施の形態7の均熱処理装置の他の例の平面図である。 実施の形態7の均熱処理装置の他の例の平面図である。 実施の形態7の均熱処理装置の他の例の平面図である。 従来の熱処理プレートの一例の構成を示す斜視図である。 従来の熱処理プレートの他の例の構成を示す平面図である。 従来の熱処理プレートの他の例の構成を示す側面図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の均熱処理装置の平面図である。図2は、図1中に示すII−II線に沿う均熱処理装置の断面図である。図1および図2に示すように、実施の形態1の均熱処理装置は、矩形板状のプレート1を備える。プレート1は、たとえば銅、アルミニウムなどに代表される、熱伝導率の大きい材料により形成されている。プレート1を形成する材料は、加熱処理対象物に要求される均熱性能によって、任意に選択することができる。
プレート1は、その平面形状が矩形状に形成されている。プレート1の一方の片面である表面1aは、たとえば半導体製造用の有機材料などの加熱処理対象物を搭載し加熱可能なように、平坦に形成されている。プレート1の他方の片面である裏面1bには、加熱手段3が取り付けられている。
プレート1の内部には、図1に示すように、ヒートパイプ回路2が形成されている。ヒートパイプ回路2は、ヘッダ部2bと、ヘッダ部2bから分枝する複数の枝部2aと、を含む。ヘッダ部2bは、平面形状矩形状に形成されたプレート1を平面視したときのプレート1の一側面を成す、側面1cに沿って延びるように配置されている。枝部2aは、側面1cと対向するプレート1の他の側面を成す側面1dへ向かって、ヘッダ部2bから延びるように設けられている。複数の枝部2aは、図1に示すように、互いに平行に配置されている。プレート1の側面1c側において、複数の枝部2aの各々は、ヘッダ部2bに連結している。なお、プレート1の内部の回路は、たとえば平面板と溝加工板とを接合することによって形成される。
ヒートパイプ回路2は、プレート1の内部に形成された内部空間30が真空排気され、その後内部空間30内に所定量の作動液が充填され封入されることにより、形成されている。作動液は、後述するように、加熱手段3により加熱される。
図3は、図1中に示すIII−III線に沿う均熱処理装置の断面図である。図2では、プレート1の側面1cから側面1dまで亘るヒートパイプ回路2のヘッダ部2bと枝部2aとの全体を含む断面における均熱処理装置の断面図が示されている。これに対し、図3では、ヒートパイプ回路2のヘッダ部2bのみを含む断面における均熱処理装置の断面図が示されている。図3には、ヒートパイプ回路2のヘッダ部2bに作動液31が充填され、断面が矩形状のヘッダ部2bの底面を成す蒸発面12に作動液31が接触している状態が図示されている。作動液31は、ヘッダ部2bの内部において、プレート1の裏面1b側のヘッダ部2bの壁面である蒸発面12に接触している。
ヒートパイプ回路2の一部を成すヘッダ部2bと、加熱手段3とは、プレート1を介在させて配置されている。図3に示すように、ヒートパイプ回路2のヘッダ部2bは、幅lを有する。加熱手段3がプレート1に熱的に接触する幅は、幅lである。加熱手段3がプレート1に熱的に接触する幅lは、蒸発面12の幅l以下としている。このようにヒートパイプ回路2と加熱手段3との寸法を規定することで、加熱手段3で発生した熱がヘッダ部2b内の作動液31により伝達されやすくなっている。
加熱手段3がプレート1に接触する幅lがヘッダ部2bの蒸発面12の幅lよりも大きければ、加熱手段3からプレート1の裏面1bを経て表面1aへ熱伝導により伝達される熱量が大きくなり、プレート1の表面1a上の側面1c側と側面1d側とにおいて温度が不均一になる可能性がある。加熱手段3で発生した熱を作動液31へ伝達して、後述するように作動液31の蒸発および凝縮によって枝部2aの全体を均一に加熱することにより、プレート1の全体をより均一に加熱することができる。
加熱手段3がプレート1に接触する幅lは、蒸発面12の幅lに対し、たとえば数mm程度小さくすればよい。最適な寸法は、プレート1の材質、(ヒートパイプ回路2を加工した後の)プレート1の肉厚、プレート1の厚み(すなわち表面1aと裏面1bとの間隔)、および使用される温度領域などによって異なる。
図4は、加熱手段3の構成の詳細を示す断面図であり、図2中の側面1c付近を拡大して示す図である。図4に示すように、加熱手段3は、ヒータ6と、伝熱ブロック4と、ヒータ押さえ板10と、を含む。伝熱ブロック4には、ヒータ6を固定するための溝状の凹部4aが形成されている。伝熱ブロック4に加工された溝部としての凹部4aに、発熱することによりヒートパイプ回路2内の作動液31に熱を供給する加熱部材の一例としてのヒータ6が組み込まれている。伝熱ブロック4は、凹部4a内にヒータ6を収容する収容部としての機能を有する。ヒータ6は、たとえば電気ヒータであってもよい。
伝熱ブロック4に形成された凹部4a内にヒータ6が嵌合され、凹部4aの内部は、ヒータ6と伝熱材料5とによって封入されている。ヒータ6は、ヒータ押さえ板10によって、伝熱ブロック4の凹部4a内に保持されている。ヒータ押さえ板10は、ヒータ6を凹部4a内に保持する保持部材としての機能を有する。
伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10とでヒータ6を挟み込み、固定ボルト9で、ヒータ6とヒータ押さえ板10とを圧着させながら、伝熱ブロック4をプレート1内のヘッダ部2bの直下の裏面1bに密着させて固定する。加熱手段3は、ヒータ押さえ板10と伝熱ブロック4とを一体にプレート1に固定する固定部材としての固定ボルト9を含む。
伝熱ブロック4は、プレート1の片面である裏面1bの一部と熱的に接触しており、伝熱ブロック4内に保持されたヒータ6によって、プレート1の一部が加熱される。
以上の構成を備える均熱処理装置の動作について、図2および図4を参照して均熱処理装置内部の熱輸送原理を説明する。図2および図4の熱輸送原理図において、図中の熱流21は加熱手段3からプレート1へ向かう熱の流れを示している。ヒータ6が通電されて発熱すると、その熱は伝熱材料5および伝熱ブロック4を介して、プレート1と伝熱ブロック4の接触面14へ伝達される。熱はさらに、プレート1内部を経由して、プレート1内部のヘッダ部2bの底部の蒸発面12へ伝達される。熱流21によりプレート1内部のヘッダ部2bの底部が加熱されることにより、ヘッダ部2bの底部が作動液31の蒸発面12となる。
ヘッダ部2b内の蒸発面12において、プレート1の内部に充填されている作動液31が加熱される。プレート1の内部は真空減圧状態にあるので、作動液31が加熱されると、作動液31はすみやかに蒸気化し、蒸気泡32を発生する。蒸気泡32は作動液31中を上昇して、作動液31の液面から、蒸気33となって、プレート1内に形成されたヒートパイプ回路2内を側面1c側から側面1d面方向へ移動し、ヘッダ部2bから枝分かれして複数の枝部2aの各々の内部へ流入する。
蒸気33は、プレート1に形成された内部空間30内を移動して、加熱手段3の取り付けられた裏面1bとは逆の表面1a側へ移動する。蒸気33は、内部空間30内を側面1c側から側面1d側へ移動しながら、ヒートパイプ回路2の枝部2a内の各部において凝縮液化して、枝部2aと熱的に接触しているプレート1の部分に凝縮潜熱を放出する。このようにして蒸気33は、プレート1に放熱することで凝縮し、凝縮液34へと状態変化する。蒸気33が側面1dへ向かって流れながら枝部2aの全体において均等にプレート1へ熱が伝えられ、プレート1が蒸気33から熱を吸収することにより、プレート1が均一温度で加熱される。
枝部2a内を流れる蒸気33の圧力は、プレート1の側面1c側が高く、側面1d側へ向かうにつれて低くなるので、図2に示すように、枝部2a内の作動液31の水位は、側面1c側よりも側面1d側の方が大きくなる。作動液31は、水位の高低差により、側面1d側から、もとの作動液31が充填されている側面1c側へ還流する。本実施の形態の均熱処理装置では、以上述べたヒータ6からプレート1への熱輸送が繰り返し行なわれる。
ヘッダ部2bは、作動液31が加熱され気化する加熱部として機能する。枝部2aは、作動液31が気化した蒸気33がプレート1と熱交換して凝縮する凝縮部として機能する。ヘッダ部2bは、ヘッダ部2b内で発生した蒸気33を複数の枝部2aに分配する、蒸気分配ヘッダとしての機能を有する。ヘッダ部2bはまた、複数の枝部2a内で蒸気33が凝縮液化した凝縮液34が集合する、液体集合ヘッダとしての機能を有する。複数の枝部2aの各々は、ヘッダ管状のヘッダ部2bに対し、ヘッダ部2bの延在方向に対し交差する(典型的には直交する)方向に延びる、横枝管状に形成されている。
以上説明した均熱処理装置によると、加熱手段3は、ヘッダ部2bの、加熱手段3が液体状の作動液31を加熱するときに作動液31が接触する壁面である蒸発面12側に設けられている。プレート1と伝熱ブロック4が接触している接触面14の直上に蒸発面12があるため、ヒータ6からの熱のうちプレート1の表面1aに直接的に伝熱する熱量は少ない。ヒータ6からの熱の大部分は、蒸発面12で作動液31を加熱するのに費やされる。ヒートパイプ回路2および加熱手段3が図3に規定される寸法を有することにより、ヒータ6が発生した熱のうち作動液31に伝達される熱量が一層大きくなる。
そのため、ヒータ6の熱がプレート1に直接伝熱されることを抑制しながら、プレート1内の作動液31を蒸発させ、作動液31が気化した蒸気33をプレート1内の各部に拡散させることができる。プレート1内のヘッダ部2bで作動液31を蒸発させて蒸気33を発生させ、枝部2aで蒸気33を凝縮させて、プレート1を加熱することができるので、プレート1の表面1aの均熱性を向上することができる。したがって、プレート1の表面1a上に搭載された加熱処理対象物を均一に加熱することができる。
また、上記の均熱処理装置では、一つの加熱手段3でプレート1の全体を加熱することが可能であり、図20の従来技術に示す方式のように複数のヒータは不要である。そのため、部品点数を低減できるので均熱処理装置の製造コストを低減できる。また、ヒータ6の発熱は作動液31の蒸発現象によりすみやかにプレート1の各部に伝達されるので、ヒータ6の温度上昇が抑えられ、周囲へ発熱する熱量を低減できるので、必要なエネルギーを低減でき、均熱処理装置のランニングコストを低減することができる。加えて、プレート1の内部に蒸発面12を設けているので、図21,22の従来技術のように蒸発部を別置きにする必要がない。したがって、均熱処理装置の小型化およびさらなる低コスト化を達成できるとともに、プレート1の熱容量を低減することができるので、熱応答性の高い均熱処理装置を得ることができる。
図5は、実施の形態1の均熱処理装置の第一の変形例を示す断面図である。図5に示す第一の変形例の均熱処理装置は、プレート1と伝熱ブロック4との間に介在する熱伝導性の介在部材7を備える点で、図4に示す構成と異なっている。図5に示すようにプレート1の裏面1bと伝熱ブロック4との間の接触面14に熱伝導性の介在部材7を挟むと、プレート1の裏面1bと伝熱ブロック4との間の接触熱抵抗が小さくなる。
そのため、ヒータ6で発生した熱をプレート1を介してより効率よく作動液31に伝達することができるので、均熱処理装置の熱応答性がより向上する。加えて、伝熱ブロック4およびヒータ押さえ板10の表面から周囲へ放熱される放熱量が減少し、より熱効率の高い均熱処理装置を提供することができる。
図6は、実施の形態1の均熱処理装置の第二の変形例を示す断面図である。図6に示す第二の変形例の均熱処理装置は、加熱手段3が伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との間に介在する熱伝導性の介在部材8を備える点で、図5に示す構成と異なっている。ヒータ6で発生した熱は伝熱材料5を経由してヒータ押さえ板10にも伝熱する。図6に示すように伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との間に熱伝導性の介在部材8を挟むと、ヒータ押さえ板10と伝熱ブロック4間の熱抵抗が小さくなるため、点線矢印で示す熱流22のように、ヒータ押さえ板10から伝熱ブロック4へ熱を伝達しやすくなる。
そのため、ヒータ押さえ板10に伝達された熱のうち周囲へ放熱して失われる熱量を低減し、ヒータ押さえ板10から伝熱ブロック4への熱流22を増大させることができるので、ヒータ6で発生した熱をさらに効率よく伝熱ブロック4へ伝達することができる。この結果、伝熱ブロック4からプレート1を経由して作動液31へ伝達され作動液31を加熱する熱が増加するため、さらに均熱処理装置の熱応答性を向上させることができる。
図7は、実施の形態1の均熱処理装置の第三の変形例を示す断面図である。図7に示す第三の変形例の均熱処理装置は、加熱手段3が伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との間に介在する断熱性の介在部材8aを備える点で、図5に示す構成と異なっている。図6では伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との間に熱伝導性の介在部材8を挟む例について説明したが、逆に図7に示すように伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との間に断熱性の介在部材8aを挟むと、ヒータ6からヒータ押さえ板10へ流れる熱流の量を少なくすることが可能である。
そのため、ヒータ押さえ板10から周囲への放熱量を減少させることができるので、ヒータ6で発生した熱をさらに効率よく伝熱ブロック4へ伝達することができる。この結果、伝熱ブロック4からプレート1を経由して作動液31へ伝達され作動液31を加熱する熱が増加するため、さらに均熱処理装置の熱応答性を向上させることができる。この場合、ヒータ押さえ板10は、熱伝導率の低い材料により形成されてもよい。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2の均熱処理装置の断面図である。実施の形態2の均熱処理装置は、加熱手段3が伝熱ブロック4を備えていない点で、実施の形態1と異なっている。
つまり、実施の形態2の加熱手段3では、伝熱ブロック4を使用せず、ヒータ押さえ板10にヒータ6を固定するための溝状の窪み部10aが形成されている。ヒータ押さえ板10に加工された溝部としての窪み部10aに、ヒータ6が組み込まれている。ヒータ6は、ヒータ押さえ板10に形成された窪み部10a内に収納され、その周囲には伝熱材料5が配置されている。窪み部10aの内部は、ヒータ6と伝熱材料5とによって封入されている。
ヒータ押さえ板10は、固定ボルト9で、プレート1内のヘッダ部2bの直下の裏面1bに直接密着させて固定されている。このように加熱手段3を構成すると、伝熱ブロック4を使用しないことにより均熱処理装置の部品点数が少なくなるので、均熱処理装置の低コスト化を達成することができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3の均熱処理装置の断面図である。実施の形態3の均熱処理装置は、ヒータ6を固定する場所を変更した点で、実施の形態1および実施の形態2と異なっている。具体的には、実施の形態1では、加熱手段3に含まれる伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10との両方が固定ボルト9を使用してプレート1に固定されており、伝熱ブロック4はプレート1から取り外すことができる構造であった。また、実施の形態2では、ヒータ押さえ板10にヒータ6を固定するための溝状の窪み部10aにヒータ6が組み込まれている。これに対し、実施の形態3では、伝熱ブロック4とプレート1とは、ロウ付け、溶接などの方法で熱的に一体化されている。
実施の形態1,2では、ヒータ6を固定している部品(実施の形態1では伝熱ブロック4、実施の形態2ではヒータ押さえ板10)とプレート1とは別の部材であり、ヒータ6を固定している部品とプレート1との間の接触面14が完全に密着しないことによって接触熱抵抗が発生していた。伝熱ブロック4とプレート1との間に熱伝導性の介在部材7を配置した場合でも、接触熱抵抗は低減するものの、伝熱ブロック4とプレート1との間の熱抵抗を完全に無くすことは困難であった。これに対し、実施の形態3では、図9に示すように伝熱ブロック4とプレート1とを熱的に一体化することにより、伝熱ブロック4とプレート1の裏面1bとの間の熱抵抗を極めて小さくすることができる。
そのため、ヒータ6で発生し伝熱ブロック4へ伝達された熱が伝熱ブロック4とプレート1との間の接触面14を経由してプレート1側へさらに伝達されるとき、熱エネルギーの一部が失われるのを抑制できる。その結果、伝熱ブロック4からプレート1を経由して作動液31へ伝達され作動液31を加熱する熱量が増加するため、均熱処理装置の熱応答性を一層向上させることができる。
図10は、実施の形態3の均熱処理装置の変形例の断面図である。図9と図10とを比較して、図10に示す変形例では、ヒータ押さえ板10の、凹部4aと対向する位置に、ヒータ6を収容する窪み部10aが形成されている。ヒータ6は、伝熱ブロック4に形成された凹部4aとヒータ押さえ板10に形成された窪み部10aとの両方の内部に亘って配置されている。凹部4aと窪み部10aとによって形成された空間の内部は、ヒータ6と伝熱材料5とによって封入されている。
図9を参照して説明した実施の形態3の均熱処理装置の、伝熱ブロック4とプレート1の裏面1bとの間の熱抵抗を低減できる効果は、伝熱ブロック4の大きさに依存しない。つまり、図10に示すように、伝熱ブロック4のサイズを小さくし、ヒータ押さえ板10のサイズを大きくしても、同様の効果を得ることができる。加えて、図10に示す変形例では、伝熱ブロック4のサイズが小さくなることにより、プレート1を少し大きめの材料から伝熱ブロック4と一体で削りだして加工することが可能となる。したがって、均熱処理装置の製作時間を短縮でき、製造コストを低減することができる。
(実施の形態4)
図11は、実施の形態4の均熱処理装置の断面図である。実施の形態4の均熱処理装置は、実施の形態3の加熱手段3のヒータ押さえ板10を伝熱ブロック4に金属的に接合して一体化した構造を有する。
実施の形態1〜3のように伝熱ブロック4とヒータ押さえ板10とが熱的に一体化されない別の部材であると、ヒータ6でヒータ押さえ板10へ伝達された熱が熱流22のように伝熱ブロック4側へ伝達される際に、熱抵抗が発生する。実施の形態4では、ヒータ押さえ板10を伝熱ブロック4に熱的に一体化させ、プレート1、伝熱ブロック4およびヒータ押さえ板10の全体を熱的に一体化させている。
そのため、ヒータ6で発生した熱がプレート1へ伝達される経路での熱抵抗は、上述した実施の形態3よりもさらに小さくなる。その結果、伝熱ブロック4からプレート1を経由して作動液31へ伝達され作動液31を加熱する熱量が増加するため、均熱処理装置の熱応答性をさらに向上させることができる。
(実施の形態5)
図12は、実施の形態5の均熱処理装置の断面図である。実施の形態5の均熱処理装置は、ヒートパイプ回路2のヘッダ部2bの、加熱手段3が設けられる側の壁面である蒸発面12に、作動液31の沸騰を促進する高性能沸騰面39が形成されている点で、実施の形態4と異なっている。高性能沸騰面39は、加熱手段3からプレート1への沸騰熱伝達による伝熱を促進するためのものである。
作動液31の沸騰は、蒸発面12において微小な気泡核を基点として成長した蒸気泡32が蒸発面12から離脱する現象である。作動液31の沸騰を促進させるには、蒸発面12を、その表面に多数の微小な凹みが形成され、微小な気泡核が発生し易い構造にすればよい。具体的には、高性能沸騰面39は、金属粒子をプレート1の蒸発面12に溶着させたものや、蒸発面12に溝加工したものが考えられる。
このような高性能沸騰面39を設けることにより、作動液31が容易に沸騰して蒸気泡32となり、蒸気33の生成が促進される。実施の形態5の均熱処理装置では、実施の形態1〜4と比較して、作動液31への伝熱量を増加させ、プレート1内の熱伝導により表面1aまで伝達される熱量を低減できる。そのため、さらに効率よくヒータ6で発生した熱を蒸気33の発生に利用できるので、均熱処理装置の熱応答性をさらに向上させることができる。
(実施の形態6)
図13は、実施の形態6の均熱処理装置の断面図である。実施の形態1の説明においては、プレート1の内部に形成されたヒートパイプ回路2の枝部2aの溝深さは、枝部2aの延びる方向の全体に亘って同一として説明したが、このような構成に限られない。たとえば、図13に示すようにプレート1の側面1c側よりも側面1d側の枝部2aの溝深さをより小さくするように、ヒートパイプ回路2を形成してもよい。
このようにすれば、平板状のプレート1を水平に配置するとき、枝部2a内で蒸気33が凝縮して発生した凝縮液34は、傾斜している枝部2aの底面を側面1d側から側面1c側へ向かって流れ易くなる。これにより、作動液31を加熱するヘッダ部2bへ作動液31を容易に戻すことができ、蒸発面12の液枯れを防止してヒートパイプ回路2の効率を向上できる。また、必要とする作動液31の量を低減することができるので、均熱処理装置の熱応答性をさらに向上させることができる。
実施の形態1〜6の説明においては、プレート1が水平状態に配置されている例について説明したが、プレート1の配置は水平状態に限られるものではない。図14および図15は、プレート1の配置の他の例を示す断面図である。図14に示すように、プレート1は垂直に立てられた状態に配置されてもよく、また図15に示すように、プレート1は傾斜した状態に配置されてもよい。
プレート1を垂直にした状態や傾斜した状態にしても、ヒートパイプ回路2のヘッダ部2bの、加熱手段3が作動液を加熱するときに作動液31が接触している壁面側に、加熱手段3が配置されればよく、このようにすれば、上記と同様に、加熱手段3から作動液31へ効率的に伝熱する効果を同様に得ることができる。プレート1の裏面1b側へ加熱手段3を設ける構成に限られず、図14および図15に示すように配置された均熱処理装置では、プレート1の側面1c側に加熱手段3を取り付けることも可能である。
水平、垂直および傾斜した状態のプレート1を任意に組み合わせることにより、本発明の均熱処理装置によって空間を囲繞したダクトまたは容器などを形成することができる。このようなダクトまたは容器の内部に加熱処理対象物を収容すれば、加熱処理対象物をより均一に加熱することができる。
(実施の形態7)
図16は、実施の形態7の均熱処理装置の平面図である。実施の形態1の説明においては、プレート1の内部に形成されたヒートパイプ回路2が、ヘッダ部2bと、ヘッダ部2bに対し直交して延び互いに並行に加工された枝部2aとを含む例について説明したが、このような構成に限られない。たとえばヒートパイプ回路2は、図16に示すように、ヘッダ部2bから延びる枝部2a同士を連結する連結部2dをさらに含んでもよい。
このようにすれば、ヘッダ部2bで作動液31が加熱され発生した蒸気33の経路が増加するので、プレート1の表面1aをより均一に加熱することができる。枝部2aの先端同士を連結するように連結部2dを形成すれば、機械加工によりヒートパイプ回路2を形成する場合に、ループ状の経路を辿るように工具をプレート1に対して相対移動させて加工することができる。そのため、ヒートパイプ回路2を形成するためにプレート1を加工する加工時間を短縮することができ、均熱処理装置の製造コストをより低減することができる。
図17〜19は、実施の形態7の均熱処理装置の他の例の平面図である。図17,18に示す形状のヒートパイプ回路2を形成すれば、図16の構成と同様に、蒸気33の経路を増加させ、均熱処理装置の製造コストを低減できる効果を同様に得ることができる。図19に示すように、連結部2dが複数設けられ、複数の連結部2dが互いに平行に配置されているような、升目状のヒートパイプ回路2を形成すれば、蒸気33の経路をさらに増加させ、プレート1の表面1aをさらに均一に加熱することができる。
また、図17〜19に示すような、プレート1の周囲の全体に沿ってヒートパイプ回路2が形成されている構成とすれば、プレート1の側面の全てにおいて蒸気33による加熱が行なわれ、端部放熱による温度低下を小さくすることができる。したがって、図1または図16に示すような、ヘッダ部2bから離れる側のプレート1の端部側にヒートパイプ回路2が一部設けられていない構成と比較して、プレート1の均熱性を一層向上させることができる。
以上のようにこの発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の構成を適宜組合せてもよい。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、半導体製造用の有機材料などの加熱処理対象物を均熱状態に加熱する均熱処理装置に、特に有利に適用され得る。
1 プレート、1a 表面、1b 裏面、1c,1d 側面、2 ヒートパイプ回路、2a 枝部、2b ヘッダ部、2d 連結部、3 加熱手段、4 伝熱ブロック、4a 凹部、5 伝熱材料、6 ヒータ、7,8,8a 介在部材、9 固定ボルト、10 ヒータ押さえ板、10a 窪み部、12 蒸発面、14 接触面、21,22 熱流、30 内部空間、31 作動液、32 蒸気泡、33 蒸気、34 凝縮液、39 高性能沸騰面。

Claims (13)

  1. 作動液を封入したヒートパイプ回路が内部に形成されたプレートと
    前記作動液を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記ヒートパイプ回路は、作動液が加熱され気化するヘッダ部と、前記作動液が気化した蒸気が前記プレートと熱交換して凝縮する、前記ヘッダ部から分枝する複数の枝部とを含み、
    前記加熱手段は、前記ヘッダ部の、前記加熱手段が前記作動液を加熱するときに前記作動液が接触する壁面側に設けられておりヒータと、凹部が形成され前記凹部内に前記ヒータを収容する伝熱ブロックと、前記ヒータを前記凹部内に保持するヒータ押さえ板とを含む、均熱処理装置。
  2. 前記プレートは、平面形状矩形状に形成されており、
    前記ヘッダ部は、前記プレートの一側面に沿って延び、前記枝部は前記一側面と対向する前記プレートの他の側面へ向かって延びるように設けられている、請求項1に記載の均熱処理装置。
  3. 前記複数の枝部は、互いに平行に配置されている、請求項2に記載の均熱処理装置。
  4. 前記ヒートパイプ回路は、前記枝部同士を連結する連結部をさらに含む、請求項2に記載の均熱処理装置。
  5. 前記連結部は、前記ヘッダ部から延びる前記枝部の先端同士を連結する、請求項4に記載の均熱処理装置。
  6. 前記連結部は、複数設けられ、互いに平行に配置されている、請求項4に記載の均熱処理装置。
  7. 前記加熱手段は、前記ヒータ押さえ板と前記伝熱ブロックとを一体に前記プレートに固定する固定部材を含む、請求項1に記載の均熱処理装置。
  8. 前記プレートと前記伝熱ブロックとの間に介在する熱伝導性の介在部材を備える、請求項1に記載の均熱処理装置。
  9. 前記加熱手段は、前記伝熱ブロックと前記ヒータ押さえ板との間に介在する熱伝導性の介在部材を備える、請求項1に記載の均熱処理装置。
  10. 前記加熱手段は、前記伝熱ブロックと前記ヒータ押さえ板との間に介在する断熱性の介在部材を備える、請求項1に記載の均熱処理装置。
  11. 前記ヒータ押さえ板には、前記凹部と対向する位置に、前記ヒータを収容する窪み部が形成されている、請求項1に記載の均熱処理装置。
  12. 前記壁面には、前記作動液の沸騰を促進する高性能沸騰面が形成されている、請求項1に記載の均熱処理装置。
  13. 前記加熱手段が前記プレートに熱的に接触する幅は、前記壁面の幅以下である、請求項1に記載の均熱処理装置。
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