JP5535874B2 - 部品装填用スティックの配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、矩形筒状の部品装填用スティックに複数個のコネクタハウジング等といった部品を装填して次工程に供給するための部品装填用スティックの配置構造に関するものである。
従来、略矩形筒状の長尺なスティック内に複数個の部品を直列に装填収容し、スティックの前部開口から次工程に部品を一つずつ供給するために、例えば特許文献1には、透明樹脂製のスティックの左右の内壁にガイド凹部を形成し、ガイド凹部に沿って部品である集積回路基板の凸部をスライド係合させて、部品を重なることなく一つずつ一定の向きで供給可能としたことが記載されている。
部品供給機においてスティックは前下がりに傾斜して配置され、且つ振動を加えてスティック内の部品を落下しやすくしている。部品の供給前にスティックの前後の開口は蓋で閉じられて部品の落下を防止され、部品の供給時に前側の蓋が離脱されて、スティックの前部開口から集積回路基板が部品支持台の溝に立てるように供給される。
特開2001−85809号公報(図7〜図9,図28,図30)
しかしながら、上記従来の部品装填用スティックにあっては、部品の凸部を位置決め係合させる凹部を設けなければならず、スティック構造が複雑化すると共に、凹部に部品の凸部を位置決め係合する手間がかかり面倒であるという懸念があった。また、部品の大きさ形状によっては、凹部に部品の凸部が入らなかったり、凹部から凸部が離脱してしまうので、部品の大きさ形状に応じて種々の大きさ形状の部品装填用スティックを形成しなければならず、スティックの樹脂成形にかかるコストが肥大化するという懸念があった。
また、図7に示す如く、部品として凸部のない樹脂部品等を用いた場合には、図7(a)の如く、部品装填用スティック21に適合する大きさの部品22を用いた場合は、部品22の左右(横)方向の移動が抑えられ、且つ前後左右上下方向への回動が抑えられるが、図7(b)の如く、スティック21の断面積よりも小さな部品23を用いた場合に、矢印Bの如く左右方向の位置ずれが大きく、且つ矢印Cの如く前後左右上下方向の回動が大きくなり、部品23の位置制御が不能となって、次工程に安定した姿勢で部品23を供給できなくなってしまう。そのため、各部品22,23の大きさ形状に合った部品装填用スティックを形成しなければならなかった。「大きさ形状」とは「大きさ及び/又は形状」のことである。
本発明は、上記した点に鑑み、部品の大きさ形状が変わっても、簡単で且つ共通なスティック構造で、部品を位置ずれなく安定した姿勢で供給することのできる部品装填用スティックの配置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る部品装填用スティックの配置構造は、長形の部品装填用スティックを周方向に傾けて配置し、該部品装填用スティックの底壁と、該底壁の下端に直交する一側壁との二つの内面で複数の部品のそれぞれ直交する二面を支持して位置決めして、スティック長手方向に該部品を供給することを特徴とする。
上記構成により、スティック内の部品がスティックの底壁と低い側の一側壁との二面で安定に位置決め支持される。部品の底面と一側面とはスティックの底壁と一側壁との内面に隙間なく接触する。これにより、スティックを周方向に傾けずに水平に使用する場合に較べて、部品の両側面とスティックの両側壁との間の隙間に起因する部品の横方向のガタつきがなくなり、部品の位置決め精度が高まる。また、スティック内に収容可能な大きさ形状の部品であれば、どれでも使用可能となる。「周方向」とは、スティックの底壁と側壁とを周壁とした際に、周壁の長手方向ではなく横幅方向のことである。
請求項2に係る部品装填用スティックの配置構造は、請求項1記載の部品装填用スティックの配置構造において、前記部品として前記部品装填用スティック内に収容可能な種々の大きさ形状のものが使用されることを特徴とする。
上記構成により、スティックの断面積に較べてかなり小さな部品であっても、部品の直交する二面がスティックの直交する二壁の内面に隙間なく接触して二面支持で正確に位置決めされ、従来のスティック内の部品の横方向のガタつき(位置ずれ)や前後左右の回動方向の位置ずれが防止される。
請求項3に係る部品装填用スティックの配置構造は、請求項1又は2記載の部品装填用スティックの配置構造において、前記部品がコネクタハウジングであることを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの各種形態(大きさ形状)のコネクタを成す各種の大きさ形状のコネクタハウジングが一種類のスティックで精度良く位置決めされ、次工程である端子挿入工程にミスなく確実に供給される。コネクタハウジングは同一の大きさ形状のものが連続してスティックで供給されることが、次工程の端子挿入をスムーズに効率良く行わせる上で好ましい。
請求項4に係る部品装填用スティックの配置構造は、請求項1〜3の何れかに記載の部品装填用スティックの配置構造において、前記部品装填用スティックの前端から前記部品を供給する際に、該部品装填用スティックの前記周方向の傾きをなくし、該供給後に該部品装填用スティックを前記周方向に傾けることを特徴とする。
上記構成により、周方向に傾いたスティック内で部品が二面支持で正確に位置決めされ、次いでスティックが内部の部品と共に水平に復帰し、その状態で部品が水平な姿勢で次工程に供給される。それ故、スティックの前端から部品を水平な姿勢で、例えば前下がりに傾斜した供給路に沿って供給可能となる。あるいは、垂直なチャックで水平な部品を把持して次工程に供給する作業が容易に行われる(チャックを傾かせることは構造の複雑化を招く)。
なお、スティックの傾きをなくした際に(スティックを水平に移動させた際に)部品が横方向にずれないように、部品の一側面を当接させる低めの位置決め壁(スティックとは別体のもの)がスティックの一側壁の前端延長側(例えば供給路)に配置されることが好ましい。スティックの傾け動作と復帰動作は、例えばスティックの底壁と一側壁との交差部を支点としたカムやエアシリンダ等(駆動手段)の突き上げ及び戻し動作で行われる。
請求項1記載の発明によれば、部品の直交する二面をスティックの直交する二壁で安定に支持して精度良く位置決めすることができる。これにより、部品をミスなく供給することができる。また、スティック内に収容可能なものであれば、種々の大きさ形状の部品を一種類のスティックで対応して精度良く位置決めすることができる。また、スティック内に従来の位置決め用の凹部等を形成する必要がないので、スティック構造を簡素化・低コスト化することができる。
請求項2記載の発明によれば、スティックの断面積に較べてかなり小さな部品であっても、部品をスティックの直交する二面で支持することで、部品の大きさ形状に関係なく種々の部品を一種類のスティックで安定に精度良く位置決めすることができ、スティックの共用化でスティックの製造コストや管理コストを低減させることができる。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスの各種コネクタを成す種々の大きさ形状のコネクタハウジングを一種類のスティックで精度良く位置決めして次工程の端子挿入工程にミスなく確実に供給することができる。
請求項4記載の発明によれば、スティックの傾きを解除して水平な姿勢で部品を供給することができ、これにより、供給側で部品を一々水平に戻す手間や装置を省くことができる。
本発明に係る部品装填用スティックの配置構造の一実施形態を示す斜視図である。 (a)はスティックを従来のように水平に配置した状態の正面図、(b)はスティックを周方向に傾けて配置した状態の正面図である。 スティック内に大きさ形状の異なる部品を装填可能であることを示す正面図である。 (a)はスティックを周方向に傾ける一手段を示す正面図、(b)は同じくスティックを傾けた状態を示す一部を斜視図とした正面図である。 スティックに続く部品供給路の一形態を示す側面図である。 スティックの一変形例を示す斜視図である。 従来のスティック内に部品を装填した状態を示す、(a)は通常の状態例の平面図、(b)は小さな部品を装填した場合の問題点を示す平面図である。
図1〜図3は、本発明に係る部品装填用スティックの配置構造の一実施形態を示すものである。
この部品装填用スティックの配置構造は、図1の如く、矩形筒状の部品装填用スティック(以下スティックと言う)1に矩形立体状の部品2を装填した状態で、図2(a)の如く、スティック1の正面視(前部開口3)において底壁4を水平に配置するのではなく、図1,図2(b)の如く、スティック1の正面視(前部開口3)において底壁4を右下がりに傾斜角度θで傾斜させて配置し、底壁4の少なくとも下端4bに直交する一側壁5を(90°−傾斜角度θ=α)の角度で右上がりに傾斜させて配置し、底壁4と一側壁5との内面4a,5aで部品2の底壁2aと一側壁2bとの外面(符号2a,2bで代用)を隙間なく支持し、図3の如く、部品2(21〜23)の大きさ形状を種々に変更した場合でも、各部品21〜23を一種類のスティック1の底壁4と一側壁5とで支持可能としたものである。
図3の各部品21〜23はその断面の対角線の長さwがスティック1の断面の短辺の内側寸法(高さ)hよりも大きいことが好ましく、最小の部品23は図示上では長さwが高さhよりも小さいので、衝撃等が加わった場合にスティック1内で90°反転してしまう懸念があるが、大きな衝撃等を加えなければ問題はない。
各図で符号8は仮想の水平線を示している。図1において、スティック1は上下左右の平坦な壁部4〜7で囲まれて内側に部品収容空間9を有している。図面の向かって右側をスティック1の右側、同じく手前側(図1の矢印Aの方向すなわち部品2の送り方向)を前側として説明する。スティック1内で同一の大きさ形状の複数の部品2が隙間なく直列(並列でも可)に配置されている。符号3はスティック1の前端(前部開口)、符号16はスティック1の後端をそれぞれ示している。
本例のスティック1は、底壁4を右下がりに傾斜させるのみならず、前下がり(後上がり)に傾斜させて配置され、部品2は少なくとも自重を利用してスティック1の前部開口3に送られる。本例の部品2は合成樹脂製のコネクタハウジングであり、スティック1内でコネクタハウジング2の不図示の端子収容室の開口が前になるように配置される。
コネクタハウジング2を絶縁樹脂材で樹脂成形し、不図示の成形機からロボットで取り出してそのままスティック1内に装填したり、あるいはコネクタハウジング2に端子係止用のリテーナ等を組み付けた(仮係止させた)直後に、リテーナ付きのコネクタハウジング2をスティック1内に装填する。あるいは、不図示のワイヤハーネスの製造工程でコネクタハウジング2を部品袋から取り出し、樋状等の簡単な治具を用いてスティック1内に装填する。樋状等の簡単な治具は前段で説明したスティック1内への部品2の装填時においても使用可能である。部品2の奥行き方向(スティック長手方向)の寸法によってスティック1内の部品2の収容数が変化する。
図2(b)の如くスティック1を上下左右の壁部(周壁)4〜7の周方向に回動させて傾ける動作(作業)は、例えば底壁4に沿う真直なベース部材(図示せず)、あるいは底壁4と一側壁(右壁)5に沿う略L字状のベース部材(図示せず)を所要の傾斜角度θに予め傾斜させておき、そのベース部材の上にスティック1を載置することで簡単確実に行うことができる。一例として図2(b)のスティック1の傾斜角度θは30〜45°程度である。傾斜角度θは、スティック1の材質や表面荒さ(摺動抵抗)、部品2の形状や重量等によって適宜設定される。
あるいは、図2(a),図4(a)の如くスティック1を水平に配置した状態で、スティック1の底壁4と一側壁5との交差部4bを支点として、エアシリンダ17のロッド17aや、不図示のプランジャやカム等といった駆動手段でスティック1の他側壁6の上部を突いて、図2(b),図4(b)の如くスティック1を周方向に回動させて傾けることも可能である。この場合は、図2(a),図4(a)のスティック1の右壁5の右側に傾き用の空間10を設け、スティック1の必要以上の回動を抑えるストッパ壁18を右壁5の右側に設けておく。
図4において、符号25は部品供給装置のフレームを示し、符号18,19はフレーム25の左右の垂直な側壁、符号20はフレーム25の前下がりに傾斜した底壁をそれぞれ示している。上記エアシリンダ17等の駆動手段を側壁19ではなく底壁(ベース部材)20の左半側(他側壁19寄り)に設けて、スティック1の左半部を突き上げて周方向に傾けることも可能である。
スティック1の前部開口3に部品2の前端2cが位置した時点で、駆動手段17の突き出しを解除して、部品2をスティック1と共に右下がりに傾斜した状態から水平に復帰させることも可能である。その状態で前部開口3から突出した部品2の前半部を不図示のチャック等で把持して次工程に水平に供給したり、あるいは部品2を前部開口3から傾斜状の供給路(図5の符号26)に沿って次工程に供給するようにしてもよい。これらの場合、部品2を一つ供給する度に駆動手段17でスティック1を傾け、傾け動作と水平への復帰動作を反復して行う。
スティック1を複数段に配置する場合は、最下段のスティック1のみを図2(b)のように傾斜させればよい。図4の部品供給装置のフレーム25の左右の平行な壁部18,19の間にスティック1が複数段に配置される。底壁20に代えて駆動手段(図示せず)で水平方向に回動可能な水平なピン部材(図示せず)を用いて各スティック1をフレーム25内で左右の壁部18,19に沿って下降可能とすることが好ましい。
例えば下から二段目のスティック1は水平なピン部材(図示せず)で支持され、最下段のスティック1を支持するストッパ部材(図示せず)がエアシリンダ等の駆動手段(図示せず)で後退して逃げることで、部品2を全て供給済みの最下段の空(カラ)のスティック1がフレーム25の下側の回収スペース(図示せず)に落下し、ストッパ部材を復帰(前進)させた状態で、下から二段目の部品2入りのスティック1がピン部材の下降動作で押されて最下段に配置される。この部品供給装置の詳細な説明は省略する。
また、図2(a)の如く複数段のスティック1を水平に配置した状態で、複数段のスティック1の左右の壁部5,6を支持するフレーム25自体をスティック1ごと右下がりに傾けて使用することも可能である。
図2(a)の例では、水平なスティック1の左右の壁部5,6の内面5a,6aと部品2の左右の壁部の外面2b,2dとの間に小さな隙間11が空き、スティック1の上壁7の内面7aと部品2の上壁の外面2eとの間に中程度の隙間12が空いており、部品2は左右(水平ないし横)方向に少しのガタ付きを生じるが、図2(b)の如く、スティック1を右下がりに傾けて、スティック1内の部品2を右側に寄せて、部品2の右壁2bをスティック1の右壁5に隙間なく接触させ、且つ部品2の底壁2aをスティック1の底壁4に隙間なく接触させて、スティック1の直交(交差)する二面4a,5aで部品2の直交(交差)する二面2a,2bを支持することで、部品2が水平方向のガタつきなく安定な姿勢でスティック1内に支持される。部品2の上下方向のガタつきは部品2の自重で抑止されるので、さほど考慮する必要はない。
図2(b)の如く部品2が周方向に傾斜してスティック1で安定に支持された状態で、スティック1は前下がりにも傾斜しているので、部品2が少なくとも自重でスティック1の底壁4と右壁5との二面4a,5aに沿って摺動(移動)して、スティック1の前部開口3から次工程へ位置ずれなくスムーズに供給される。
部品2の幅広の面(底面)2aをスティック1の幅広の壁部(底壁)4で支持し、部品2の幅狭の面(一側面)2bをスティック1の幅狭の壁部(一側壁)5で支持している。部品2の自重に加えてエア圧や重り球等の不図示の押圧手段で部品2を前方に押したり、あるいはスティック1を加振手段で振動させることも可能である。
また、図5に示す如く、右下がりに傾斜したスティック1の前部開口3と次工程との間に、底壁26dと左右の垂直な側壁26cとを有する傾斜樋状の供給路(案内路)26を付設することも可能である。供給路26は上部(後部)26aが右下がりに傾斜し、中間部が湾曲して下部(前部)26bが水平に位置し、下部(前部)26bにおいて部品2をチャック27で把持して次工程の部品受け具28に搬送可能である。
供給路26の後端26aは部品供給装置のフレーム25の前壁29の開口縁29aに接合され、供給路26は水平な基板30でフレーム25の前壁29に固定され、基板30の前端側に部品受け具28が配設されている。供給路26の前端部26bの左右壁26cは切欠開口され(切欠開口を符号26eで示す)、先頭の部品2の前端が垂直なストッパ壁26fに当接して停止し、部品2の前半部が切欠開口26eから露出した状態で、チャック27の左右一対の垂直な爪部27aで把持され、チャック27が上昇及び前進し、次いで下降して部品受け具28に部品2がセットされる。
部品(コネクタハウジング)2は前端面2cに端子収容室の開口を有した状態で部品受け具28にセットされ、不図示の電線付きの端子が端子収容室に挿入される。端子係止用のリテーナ(図示せず)がある場合は、リテーナはコネクタハウジング2に仮係止された状態(浮いた状態)で端子挿入工程の部品受け具28に送られ、端子挿入後に押し込まれて本係止される。
仮係止状態のリテーナは図2(a)のスティック1の上側の比較的広い空間12内に配置されるが、図2(b)においては左側の空間13も上側の空間12と同程度に広くなるので、左側の空間13に配置することも可能となる。上側の空間12は上壁7と部品2の上面2eとの間に形成され、左側の空間13は左壁6と部品2の左面2dとの間に形成される。
図3の如く、スティック1内に大きさの異なる部品21〜23の底面21a,22a,23aと一側面21b,22b,23bとをそれぞれスティック1の底壁4の内面4aと一側壁5の内面5aとの二面で支えて安定に位置決め可能である。図3で最も大きな部品21は図2で示した部品2と同じものであり、一側壁5方に寄せるので、寄せない場合(図2(a)の水平配置の場合)よりも他側壁6方に大きな隙間13ができ、部品21よりもさらに大きな(幅広の)部品を収容可能である。他側壁6は底壁4の上端4cに直交して続いている。
中程度の大きさの部品22と一番小さな部品23は、図7(b)の如く水平配置の場合に左右(幅)方向の位置ずれや前後左右の回動方向の位置ずれを生じてしまうが、図3の如くスティック1と共に部品22,23を周方向に回動させて傾斜させることで、これらの位置ずれなく、二面支持で正確に位置決めされる。一番小さな部品23は前述の如く対角線の長さwがスティック1の高さhよりも小さいので、大きな衝撃等で右回りに90°反転してしまう(立ってしまう)懸念があるので、部品2の対角線の長さwがスティック1の高さhよりも大きなものを使用することがベストである。
部品であるコネクタハウジング2は収容する端子の大きさや数等によって縦横及び奥行方向の寸法が決定されるが、コネクタ(少なくともコネクタハウジング2と端子とで成る)の使用形態は多岐に渡るので、多くの種類(大きさ形状)のコネクタハウジング2が存在し、多種のコネクタハウジング2を一種類の大きさ形状のスティック1で供給できることは、スティック1を種類ごとに樹脂成形する場合に較べて、大きなコストダウンに繋がると共に、管理が容易で、管理コストがかからず、作業者がスティック1の選択ミスを起こす心配もない。
図6は、樹脂製のスティックの他の形態(一変形例)1’を示すものであり、透明ないし半透明に形成され、矩形筒状の上下左右の壁部4〜7における上壁7の幅方向中央にスリット14が設けられたものである。前後の開口3にはゴム栓15が装着されて、スティック1’の搬送時等における部品1の落下が防止される。前部開口3のゴム栓5は部品供給時(部品供給装置へのスティック1’の装着時)に外される。
スリット14によって例えばスティック1’の樹脂成形時の歪みが逃がされて、反り等のない正確な寸法のスティック1’が形成され、底壁4と、底壁4の右端に直交して続く一側壁5とによる部品2の二面支持がスティック1’の全長に渡って正確に行われる。スティック1’の全長は例えば400mm程度である。スリット14のあるスティック1’も矩形筒状であると定義する。スリット14等のある場合は、部品2の自重による落下以外ではエア圧以外の押圧手段を用いる。
なお、合成樹脂製のスティック1,1’に代えて、アルミ等の軽量の金属板材を折り曲げ成形して金属製の矩形筒状のスティックを形成することも可能である。また、スティック1,1’は図3の如く周方向に回動傾斜させて、底壁4と低い側の(底壁4の下端4bに続く)一側壁5とで部品2を支持するので、部品2に接触しない高い側の他側壁6と上壁7とはどのような形状や傾斜角度であってもよく、部品2よりも小さな孔やスリット14等を有していてもよい。この場合もスティックは矩形筒状であると定義する。
また、矩形筒状のスティック1,1’に代えて、底壁4と左右の側壁5,6とで成る矩形樋状のスティック(図示せず)を用いて、底壁4と底壁4の下端4bに直交する一側壁5との二面で部品2を位置決め支持させることも可能である。この場合、上壁7はなく、上部開口となっているので、部品2を装填したスティックの搬送は難しい(部品2が落下しやすい)が、使用は可能である。例えば、底壁4と一側壁5との二壁のみの断面L字状のスティック(図示せず)を用いた場合は、部品2のこぼれ落ちを生じて使用は困難である。
また、上記実施形態においては、部品2としてコネクタハウジングを用いたが、部品2としてコネクタハウジング以外に、矩形立体状のリレーや矩形箱状のヒュージブルリンク等を用いることも可能である。また、本発明は、部品装填用スティックの配置構造として以外に、部品装填用スティックを用いた部品供給方法等としても有効なものである。
本発明に係る部品装填用スティックの配置構造は、例えばワイヤハーネスの製造過程において部品である合成樹脂製のコネクタハウジングを次工程の端子挿入工程に一つずつ供給する際に、コネクタハウジングの種類(大きさ形状)に関係なく一種類の部品装填用スティックを用いて低コストで且つコネクタハウジングの位置決めを正確に行って位置ずれなく正確に次工程に供給するために利用することができる。
1,1’ 部品装填用スティック
2(21〜23) 部品
2a,2b 二面(外面)
3 前端(前部開口)
4 底壁
4a,5a 内面
4b 下端
5 一側壁

Claims (4)

  1. 長形の部品装填用スティックを周方向に傾けて配置し、該部品装填用スティックの底壁と、該底壁の下端に直交する一側壁との二つの内面で複数の部品のそれぞれ直交する二面を支持して位置決めして、スティック長手方向に該部品を供給することを特徴とする部品装填用スティックの配置構造。
  2. 前記部品として前記部品装填用スティック内に収容可能な種々の大きさ形状のものが使用されることを特徴とする請求項1記載の部品装填用スティックの配置構造。
  3. 前記部品がコネクタハウジングであることを特徴とする請求項1又は2記載の部品装填用スティックの配置構造。
  4. 前記部品装填用スティックの前端から前記部品を供給する際に、該部品装填用スティックの前記周方向の傾きをなくし、該供給後に該部品装填用スティックを前記周方向に傾けることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の部品装填用スティックの配置構造。
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