JP2001085809A - リード端子アレイ及び部品供給治具及び混成集積回路装置及び電子部品搬送用スティック並びに電子部品実装方法及びその装置 - Google Patents

リード端子アレイ及び部品供給治具及び混成集積回路装置及び電子部品搬送用スティック並びに電子部品実装方法及びその装置

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JP2001085809A
JP2001085809A JP25750499A JP25750499A JP2001085809A JP 2001085809 A JP2001085809 A JP 2001085809A JP 25750499 A JP25750499 A JP 25750499A JP 25750499 A JP25750499 A JP 25750499A JP 2001085809 A JP2001085809 A JP 2001085809A
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stick
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circuit board
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Koichi Tsuchiya
剛一 土屋
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動実装に適したスティックを用いた搬送を
可能にするリード端子アレイ、部品供給治具、及びこれ
を用いた混成集積回路装置、並びに電子部品の自動実装
に適した電子部品搬送用スティック、さらにはこれを用
いた電子部品実装方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 混成集積回路装置20の回路基板を垂直
に立てた状態で、回路基板の両主面のそれぞれの側に水
平方向に延びる突出部を有するリード端子アレイ10を
構成する。さらに、リード端子アレイ10の突出部を摺
動自在に支持するガイド用凹部43,44を形成した筒
状の本体41を備えた電子部品搬送用スティック40を
構成する。これにより、電子部品搬送用スティック40
から混成集積回路装置20を重なり合うことなく1つず
つ取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード端子アレイ
及び部品供給治具及び混成集積回路装置及び電子部品搬
送用スティック並びに電子部品実装方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の開発が急速に進み、多
種の電子機器が製造されるようになった。さらに、電子
機器を構成する電子部品も多くの種類が存在し、近年、
特殊な機能を持たせた電子部品として混成集積回路装置
が多く使用されている。
【0003】この混成集積回路装置は、一般的にハイブ
リッドICと称され、セラミックやガラスエポキシ樹脂
などからなる絶縁性基板に配線パターンを形成した回路
基板に電子部品を搭載し、この回路基板にリード端子を
設けることにより構成されている。また、回路基板の一
方の縁にリード端子を設けたものは、特にシングルイン
ライン型(SIL型)混成集積回路装置と称されてい
る。
【0004】SIL型混成集積回路装置は、他の電子部
品と同様に親基板に搭載されて使用される。搭載時にお
いては、SIL型混成集積回路装置のリード端子側を下
にして親基板に立てて搭載される。
【0005】一方、電子機器製造時においては、部品実
装の間違いを防止するために、回路基板への電子部品の
実装が自動化されつつある。
【0006】SIL型電子部品以外の各種電子部品、例
えば、チップ状部品、フラットパッケージICなどを親
基板に搭載するときは、いわゆるマウンター装置(電子
部品実装装置)を用いている。このマウンター装置は、
先端の吸着面を負圧に維持できる真空吸着チャックによ
って電子部品を上方から吸着して移送し、印刷配線基板
からなる親基板上の所定の部位に載置する動作を行うも
のである。
【0007】しかし、吸着型のマウンター装置を用いて
上記のSIL型の混成集積回路装置を親基板へ実装しよ
うとする場合、次の理由から不適当であった。
【0008】即ち、一方の縁部にリード端子を設けたS
IL型混成集積回路装置を実装する場合、リード端子側
を下にして保持し、移動させなければならない。このた
め、必然的に回路基板のリードが導出された側と反対側
の縁部を吸着して保持する必要がある。しかし、回路基
板の縁部端面の幅は、せいぜい0.2〜1.0mmのも
のが多く、現実には真空吸着チャックでは安定して吸着
し、保持することができず、親基板へ達するまでに脱落
してしまう。
【0009】このため、前記のような混成集積回路装置
を親基板へ実装するときには、2つ以上の爪の間で混成
集積回路装置を両側から挟持する形式のいわゆるハンド
チャックを備えたマウンター装置を用いたり、或いは人
手によって実装作業が行われていた。これは、混成集積
回路装置に限らずSIL型の電子部品において同様であ
った。
【0010】また、SIL型の電子部品を搬送する場
合、一般的には図32に示すようなトレイ2或いは図3
3に示すような電子部品搬送用スティック3と称される
筒状の梱包部材が用いられている。この電子部品搬送用
スティック3は、開口面3aが楕円、長楕円、或いは長
方形を成した長さ1m程度の透明な筒状を成している。
この筒の中に電子部品1を一列に並べて挿入し、開口部
に蓋4をして搬送するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図32
に示すようなトレイ2を用いて電子部品1を搬送する場
合、電子部品1の脱落が生じたり、電子部品1の向きが
一定方向に維持できないことが多いので、電子部品の自
動実装に用いるには適していない。
【0012】また、図33に示すような電子部品搬送用
スティック3を用いて、例えば前述した混成集積回路装
置を梱包する場合、スティック3と混成集積回路装置と
の接触部が実装部品とリードであるため接触点が定まら
ず、スティックから取り出すときの混成集積回路装置の
向きが一定しないない。このため、スティックから取り
出すときの混成集積回路装置の向きを一定にするために
は、混成集積回路装置の形状毎に専用のスティックが必
要であった。
【0013】また、スティック内で混成集積回路装置同
士が重なることも多々生じていた。さらに、スティック
への挿入及びスティックからの取り出しがスムーズに行
えなかった。
【0014】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、自動
実装に適したスティックを用いた搬送を可能にするリー
ド端子アレイ、部品供給治具、及びこれを用いた混成集
積回路装置、並びに電子部品の自動実装に適した電子部
品搬送用スティック、さらにはこれを用いた電子部品実
装方法及びその装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、互いに平行な複数のリード
端子を有し、混成集積回路装置の回路基板の一縁部に形
成されているリード端子接続用の複数のランドからなる
ランド列上に装着されて、該回路基板と親基板の電子回
路間を前記複数のリード端子によって電気的に接続する
リード端子アレイであって、少なくとも前記ランド列と
同等の長さを有し且つ前記混成集積回路装置の回路基板
への装着時に基板面に対向する対向領域を有する柱状部
と、前記ランド列の各ランド毎に設けられ且つ少なくと
も一端部の一部が前記対向領域において前記ランドに対
向するように前記柱状部に固定されているリード端子
と、前記混成集積回路装置の回路基板面に対してほぼ垂
直に且つ少なくとも前記回路基板との接合側に所定長さ
突出するように前記柱状部の対向領域を除く部分に設け
られた突出部とからなるリード端子アレイを提案する。
【0016】該リード端子アレイは、柱状部の対向領域
を混成集積回路装置の回路基板上のランド列に対向させ
て該回路基板に実装され、各ランドとリード端子が半田
付けなどによって電気的に接続される。このように、リ
ード端子アレイが前記回路基板に実装された状態で前記
突出部は前記回路基板の両主面に対してほぼ垂直方向に
突出する。このリード端子アレイを装着した混成集積回
路装置を筒状の電子部品搬送用スティックを用いて搬送
するときは、この電子部品搬送用スティックの内側面
に、前記突出部、或いは前記突出部と前記柱状部を摺動
自在に支持する凹部をスティックの長さ方向に延ばして
形成しておくことにより、スティック内で前記混成集積
回路装置を安定して支持することができると共に、ステ
ィック内の混成集積回路装置を取り出すときも混成集積
回路装置の向きを常に一定方向に維持することができ
る。
【0017】また、請求項2では、請求項1記載のリー
ド端子アレイにおいて、前記柱状部の対向領域はほぼ平
面をなしているリード端子アレイを提案する。
【0018】該リード端子アレイでは、前記柱状部の対
向領域が平面をなしているため、混成集積回路装置の回
路基板に対して実装するときに、前記柱状部の対向領域
が前記回路基板面に当接するので、安定した実装が行え
る。
【0019】また、請求項3では、請求項1記載のリー
ド端子アレイにおいて、前記柱状部は少なくとも前記親
基板への装着時に、親基板面に対してほぼ平行に対向す
る平面を有し、該平面よりも前記対向領域側に前記突出
部が形成されているリード端子アレイを提案する。
【0020】該リード端子アレイでは、該リード端子ア
レイを実装した混成集積回路装置を親基板に対して実装
するときに、前記親基板面に対してほぼ平行に対向する
平面が親基板面に当接するので、混成集積回路装置を親
基板に安定して実装することができる。さらに、この実
装の際に前記突出部を支えとして用いることも可能にな
る。
【0021】また、請求項4では、請求項1記載のリー
ド端子アレイにおいて、前記柱状部の長さ方向の両端部
のそれぞれに、前記混成集積回路装置の回路基板面に対
してほぼ垂直な方向に且つ互いに逆方向に突出する少な
くとも2つの突出部が設けられているリード端子アレイ
を提案する。
【0022】該リード端子アレイでは、該リード端子ア
レイを装着した混成集積回路装置を筒状の電子部品搬送
用スティックを用いて搬送するときは、この電子部品搬
送用スティックの内側面に、前記突出部を摺動自在に支
持する凹部をスティックの長さ方向に延ばして形成して
おくことにより、スティック内で前記混成集積回路装置
を安定して支持することができると共に、スティック内
の混成集積回路装置を取り出すときも混成集積回路装置
の向きを常に一定方向に維持することができる。さら
に、リード端子アレイを実装した混成集積回路装置を親
基板に対して実装する際に前記突出部を支えとして用い
ることも可能になる。また、前記突出部が互いに逆方向
に突出しているため、前記電子部品搬送用スティック内
において突出部のみを用いて混成集積回路装置を支持す
ることができるので、混成集積回路装置及び柱状部の形
状に依存しない形状の電子部品搬送用スティックを用い
ることができ、前記電子部品搬送用スティックに汎用性
を持たせることができる。
【0023】また、請求項5では、請求項1記載のリー
ド端子アレイにおいて、重心の位置が前記対向領域を含
む対向領域上の柱状部内の位置に設定されているリード
端子アレイを提案する。
【0024】該リード端子アレイでは、重心位置が前記
対向領域を含む対向領域上の柱状部内の位置に設定され
ているため、該リード端子アレイを混成集積回路装置の
回路基板に実装する際に、水平にした前記回路基板の基
板面上に該リード端子アレイを載置しても、該リード端
子アレイが前記回路基板から脱落することがない。これ
により、該リード端子アレイを混成集積回路装置の回路
基板に載置した状態で半田付け等の導電接続処理及び固
定処理を行うことができる。
【0025】また、請求項6乃至8では、請求項1記載
のリード端子アレイにおいて、前記突出部がそれぞれ角
柱状、円柱状、半長球状をなしているリード端子アレイ
を構成した。
【0026】また、請求項9では、請求項1記載のリー
ド端子アレイにおいて、前記リード端子は、その他端部
が前記ランドが形成されている回路基板面と平行に延び
て前記柱状部から突出しているリード端子アレイを提案
する。
【0027】該リード端子アレイでは、リード端子の他
端部が前記ランドが形成されている回路基板面と平行に
延びて前記柱状部から突出しているので、該リード端子
アレイを実装した混成集積回路装置を親基板に対して実
装するときは、例えば、親基板に形成されたスルーホー
ルに前記リード端子を挿入して、該リード端子と親基板
の配線導体とが導電接続される。
【0028】また、請求項10では、請求項1記載のリ
ード端子アレイにおいて、前記柱状部は、少なくとも前
記親基板への装着時に親基板面に対して当接する平面を
有し、該平面に前記複数のリード端子の他端部が互いに
所定間隔をあけて固定されているリード端子アレイを提
案する。
【0029】該リード端子アレイでは、該リード端子ア
レイを実装した混成集積回路装置を親基板に対して実装
するときに、前記柱状部を前記平面で前記親基板面に当
接させることができるので、混成集積回路装置を親基板
に安定して実装することができる。このとき、各リード
端子は親基板面に形成されているランドに当接し、半田
付け等によって導電接続される。
【0030】また、請求項11では、吸着用平面と、該
吸着用平面との対向面側に吸着用平面に対してほぼ直交
し且つ両端が開口された所定深さの直線状溝を有する基
板挟持部とを備えた本体と、前記吸着用平面に対してほ
ぼ平行に且つ前記直線状溝の内側面にほぼ直交する方向
に前記本体の両側面から所定長さ突出して形成された少
なくとも2つの突出部とからなる部品供給治具を提案す
る。
【0031】該部品供給治具は、混成集積回路装置の回
路基板などに装着されて使用される。装着の際には、前
記基板挟持部の直線状溝内に前記回路基板の一縁部が挿
入されて固定される。該部品供給治具が装着された回路
基板或いは前記混成集積回路装置は、筒状の電子部品搬
送用スティックを用いて搬送可能となる。このとき、前
記電子部品搬送用スティックの内側面に、前記突出部を
摺動自在に支持する凹部をスティックの長さ方向に延ば
して形成しておくことにより、スティック内で前記混成
集積回路装置或いは回路基板を安定して支持することが
できると共に、スティック内の混成集積回路装置或いは
回路基板を取り出すときもこれらの向きを常に一定方向
に維持することができる。さらに、前記電子部品搬送用
スティックから取り出した前記混成集積回路装置等を親
基板に実装するときは、前記吸着用平面を真空吸着器等
を用いて吸着した状態で容易に移動可能となる。
【0032】また、請求項12では、請求項11記載の
部品供給治具において、前記突出部は前記吸着用平面を
含む平板状に形成されている部品供給治具を提案する。
【0033】該部品供給治具は、前記突出部が前記吸着
用平面を含む平板状に形成されているため、吸着用平面
の面積が広げることができると共に、前記電子部品搬送
用スティックに安定して挿入することができる。
【0034】また、請求項13では、請求項11記載の
部品供給治具において、前記突出部は前記直線状溝の両
端部のそれぞれに分離して形成されている部品供給治具
を提案する。
【0035】該部品供給治具は、前記突出部が前記直線
状溝の両端部のそれぞれに分離して形成されているの
で、前記電子部品搬送用スティック内における安定した
摺動が可能になると共に摺動させるときの摩擦を小さく
することができる。
【0036】また、請求項14乃至16では、請求項1
1記載の部品供給治具において、前記突出部が角柱状、
円柱状、半長球状をなしている部品供給治具を構成し
た。
【0037】また、請求項17では、絶縁性基板に配線
パターンが形成された回路基板と、該回路基板上に実装
された電子部品とを有し、前記回路基板を立てて親基板
上に搭載される混成集積回路装置であって、前記回路基
板はその一縁部にリード端子接続用の複数のランドから
なるランド列を有し、前記ランド列には前記請求項1乃
至10の何れかに記載のリード端子アレイが装着されて
いる混成集積回路装置を提案する。
【0038】該混成集積回路装置によれば、前記リード
端子アレイが前記回路基板に実装された状態で、リード
端子アレイの突出部は前記回路基板の両主面に対してほ
ぼ垂直方向に突出する。この混成集積回路装置を筒状の
電子部品搬送用スティックを用いて搬送するときは、こ
の電子部品搬送用スティックの内側面に、前記リード端
子アレイの突出部或いは突出部と柱状部を摺動自在に支
持する凹部をスティックの長さ方向に延ばして形成して
おくことにより、スティック内で前記混成集積回路装置
を安定して支持することができると共に、スティック内
の混成集積回路装置を取り出すときも混成集積回路装置
の向きを常に一定方向に維持することができる。
【0039】また、請求項18では、請求項17記載の
混成集積回路装置において、前記回路基板は、前記ラン
ド列が形成されている領域が突出した平面形状をなして
いる混成集積回路装置を提案する。
【0040】該混成集積回路装置では、前記回路基板の
一縁部に突出した領域を有し、該領域内にランド列が形
成されている。このランド列が形成された突出領域に前
記リード端子アレイが装着される。リード端子アレイを
装着する際に、前記回路基板を水平にした状態で前記回
路基板の突出領域上に前記リード端子アレイを載置して
も、該リード端子アレイが前記回路基板から脱落し難く
なる。これにより、該リード端子アレイを混成集積回路
装置の回路基板に載置した状態で半田付け等の導電接続
処理及び固定処理を行うことができる。
【0041】また、請求項19では、請求項17記載の
混成集積回路装置において、前記回路基板のランド列が
形成された縁部と対向する他方の縁部の端面上に、前記
回路基板の主面と直交するように、上面が平坦な吸着用
プレートが装着されている混成集積回路装置を提案す
る。
【0042】該混成集積回路装置は、親基板に実装する
ときに前記吸着用プレートを真空吸着器等によって吸着
することにより、前記リード端子アレイを下側にした状
態で前記回路基板を立てて移動することができるので、
自動実装が可能になる。
【0043】また、請求項20では、請求項19記載の
混成集積回路装置において、前記回路基板を立てたとき
に、前記電子部品が実装され且つ前記リード端子アレイ
が装着された回路基板の重心を通る垂直線が前記吸着用
プレート内を通過するように、前記吸着用プレートの形
状及び装着位置が設定されている混成集積回路装置を提
案する。
【0044】該混成集積回路装置は、回路基板を立てた
状態で重心が前記吸着用プレート内を通る垂直線上に位
置するので、前記吸着用プレートを吸着して移動する際
の安定性が高められる。
【0045】また、請求項21では、絶縁性基板に配線
パターンが形成された回路基板と、該回路基板上に実装
された電子部品と、前記回路基板の一縁部に形成された
端子電極とを有し、前記回路基板を立てて親基板上に搭
載される混成集積回路装置であって、前記端子電極が形
成された縁部と対向する他方の縁部に前記請求項11乃
至13の何れかに記載の部品供給治具が装着されている
混成集積回路装置を提案する。
【0046】該混成集積回路装置は、筒状の電子部品搬
送用スティックを用いて搬送可能となる。このとき、前
記電子部品搬送用スティックの内側面に、前記突出部を
摺動自在に支持する凹部をスティックの長さ方向に延ば
して形成しておくことにより、スティック内で前記混成
集積回路装置を安定して支持することができると共に、
スティック内の混成集積回路装置を取り出すときもこれ
らの向きを常に一定方向に維持することができる。さら
に、前記電子部品搬送用スティックから取り出した前記
混成集積回路装置を親基板に実装するときは、前記吸着
用平面を真空吸着器等を用いて吸着した状態で容易に移
動可能となる。
【0047】また、請求項22では、所定長さの筒状を
なし該筒の少なくとも一端が開口されたスティック本体
を備え、電子部品本体をほぼ中央位置として該電子部品
本体の両側のそれぞれに互いにほぼ対称位置に所定長さ
突出した突出部を有する電子部品を前記スティック本体
の筒内に一列に並べて挿入し、該複数の電子部品を搬送
する電子部品搬送用スティックであって、前記電子部品
の突出部を摺動自在に支持する両端を開口された直線状
の凹部が、前記スティック本体の筒内側面に、前記筒の
長さ方向に延ばして形成されている電子部品搬送用ステ
ィックを提案する。
【0048】該電子部品搬送用スティックは、前記凹部
に電子部品の突出部を支持した状態で且つ電子部品を摺
動可能に挿入することができる。これにより、前記筒内
の電子部品は一列に並んだ状態となり、さらに、取り出
し時において電子部品の向きを常に一定方向に維持する
ことができる。
【0049】また、請求項23では、請求項22記載の
電子部品搬送用スティックにおいて、前記スティック本
体の長さ方向端部の筒開口部に、該開口部を閉塞する着
脱可能な蓋部材を備えている電子部品搬送用スティック
を提案する。
【0050】該電子部品搬送用スティックは、前記筒の
開口部を閉塞する着脱可能な蓋部材を備えているので、
電子部品の搬送時に筒内の電子部品の脱落が防止され
る。
【0051】また、請求項24では、筒状をなし、該筒
内側面に長さ方向に直線状に延びる両端が開口されたガ
イド用凹部が形成されている電子部品搬送用スティック
を用い、前記ガイド用凹部に沿って摺動可能な突出部と
被吸着部を有する複数の電子部品を、前記突出部を前記
凹部に挿入して摺動させ前記電子部品搬送用スティック
の筒内に一列に並べて挿入し、複数の電子部品を前記電
子部品搬送用スティックによって搬送し、前記電子部品
搬送用スティック内の電子部品を摺動させて筒開口部か
ら電子部品を自動的に取り出し、該取り出した電子部品
の被吸着部を自動吸着器によって吸着し、該吸着した電
子部品が親基板上に位置するように吸着器と親基板の相
対位置を変え、該電子部品を親回路基板に実装する電子
部品実装方法を提案する。
【0052】該電子部品実装方法によれば、電子部品搬
送用スティックによって搬送された電子部品を、該電子
部品搬送用スティックから1個ずつ取り出しながら親基
板に自動実装することが可能になる。
【0053】また、請求項25では、請求項24記載の
電子部品実装方法において、前記電子部品搬送用スティ
ックを振動させながら該電子部品搬送用スティックを傾
けて筒内から電子部品を取り出す電子部品実装方法を提
案する。
【0054】該電子部品実装方法では、前記電子部品搬
送用スティックを振動させながら該電子部品搬送用ステ
ィックを傾けて筒内から電子部品が取り出されるので、
電子部品と前記スティックとの間の摩擦が低減される。
【0055】また、請求項26では、筒状をなし、該筒
内側面に長さ方向に直線状に延びる両端が開口されたガ
イド用凹部が形成されている電子部品搬送用スティック
の、前記ガイド用凹部に沿って摺動可能な突出部と被吸
着部を有する複数の電子部品を、前記突出部を前記凹部
に挿入して摺動させ前記電子部品搬送用スティックの筒
内に一列に並べて挿入することにより、前記電子部品搬
送用スティックによって搬送された複数の電子部品を親
基板に順次自動的に実装する電子部品実装装置であっ
て、前記電子部品搬送用スティックを支持するスティッ
ク支持手段と、該スティック支持手段によって支持され
ている電子部品搬送用スティックから自動的に電子部品
を取り出す手段と、該取り出された電子部品の被吸着部
を吸着する吸着手段と、該吸着手段によって吸着された
電子部品が親基板上の実装対称位置に位置するように、
該電子部品と親基板との相対位置を変化させる相対位置
可変手段とを備えた電子部品実装装置を提案する。
【0056】該電子部品実装装置によれば、筒内に複数
の電子部品が収納された電子部品搬送用スティックはス
ティック支持手段によって支持され、該スティック支持
手段によって支持されている電子部品搬送用スティック
から自動的に電子部品が取り出される。該取り出された
電子部品の被吸着部が吸着手段によって吸着され、該吸
着手段によって吸着された電子部品と親基板との相対位
置が、相対位置可変手段によって親基板上の実装対称位
置に位置するように変化される。この後、電子部品は親
基板上の実装位置に実装される。従って、前記電子部品
搬送用スティック用いた搬送に適した混成集積回路装置
等の電子部品を自動実装可能となる。
【0057】また、請求項27では、請求項26記載の
電子部品実装装置において、前記支持手段によって支持
されている電子部品搬送用スティックから電子部品を取
り出すときに前記電子部品搬送用スティックを振動させ
る振動手段を設けた電子部品実装装置を提案する。
【0058】該電子部品実装装置では、前記支持手段に
よって支持されている電子部品搬送用スティックから電
子部品を取り出すときに、振動手段によって前記電子部
品搬送用スティックが振動させられる。この振動によっ
てスティックとスティック内の電子部品との摩擦が低減
され、電子部品を取り出しやすくなる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0060】図1は、本発明の第1の実施形態における
リード端子アレイを示す外観斜視図、図2はその他方向
から見た斜視図である。図において、10はリードアレ
イ端子で、直方体形状の柱状部11、柱状部11と一体
形成された4つの突出部12A〜12D、及び6つのリ
ード端子13とから構成されている。
【0061】柱状部11及び突出部12A〜12Dは、
例えば合成樹脂から形成されている。
【0062】突出部12A〜12Dは、柱状部11の互
いに対向する側面11a,11bの底面11c側の4角
に設けられ、正四角柱状の形状を有している。また、本
実施形態では、各突出部12A〜12Dの底面12aを
柱状部11の底面11cと同一平面内に位置させてい
る。
【0063】リード端子13は、一方の側の突出部12
A,12cと他方の側の突出部12B,12Dとの間に
互いに等間隔を開けて柱状部11にカシメられて圧着さ
れている。これらのリード端子13は、細い帯状の導体
からなり、一端部13aが柱状部11の両側面11a,
11bと上面11dに沿って折り曲げられた略U字形状
をなしている。また、リード端子13は、図2に示すよ
うに、その他端部13bが柱状部11の一方の側面11
aに対して平行に且つ底面11cに対して垂直になるよ
うに、底面11cよりも所定長下方向に延びるような長
さを有している。
【0064】また、本実施形態では、図2に示すよう
に、柱状部11の側面11aの突出部12A,12Bよ
りも上方の長方形をなした領域を対向領域14として、
装着対称となる回路基板の主面に対向させるようにして
いる。この対向領域内14内のリード端子13が、回路
基板に形成されているリード端子用のランドに半田付け
される。
【0065】上記リード端子アレイ10は、例えば混成
集積回路装置に使用される。図3は上記リード端子アレ
イ10を使用したSIL型混成集積回路装置を示す外観
斜視図、図4はその回路基板のランド形成状態を示す図
である。図において、20は混成集積回路装置で、主面
21aが長方形をなす回路基板と、回路基板21上に実
装された複数の電子部品22a〜22d、及びリード端
子アレイ10から構成されている。
【0066】回路基板21の一縁部には、リード端子ア
レイ10を装着する領域23が設定され、この領域23
内に6つのランド24が互いに等間隔をあけて設けられ
ている。各ランド24の形成位置は、リード端子アレイ
10を装着したときにリード端子13に対向する位置に
設定されている。
【0067】回路基板21へリード端子アレイ10を装
着するときは、図4に示すように、回路基板21の主面
21aを上面として回路基板21をほぼ水平にする。こ
の状態で、回路基板21の領域23にリート端子アレイ
10の対向領域14が対向するように、回路基板21の
一縁部にリード端子アレイ10を載置する。
【0068】ここで、本実施形態では、図5に示すよう
に、リード端子アレイ10単体における重心15の位置
を柱状部11の上部、即ち図5において回路基板21の
上部に位置するように設定している。これにより、前述
したように回路基板21の主面21a上にリード端子ア
レイ10を載置したときにリード端子アレイ10を安定
した状態に維持することができる。
【0069】このように回路基板21の一縁部にリード
端子アレイ10を載置した状態で、各ランド24とリー
ド端子13との半田付けを行う。
【0070】尚、回路基板21に対しするリード端子ア
レイ10の固定が、半田付けのみでは良好な状態になら
ないときは、樹脂等の接着剤を用いて固定したり、或い
は回路基板21及びリード端子アレイ10のそれぞれに
嵌合部や係止部等を設けて固定状態を強化するようにし
ても良い。
【0071】上記混成集積回路装置20はSIL型であ
り、図6に示すように親基板の主面上に立てて実装す
る。実装時に、リード端子13の他端部13bを親基板
30のスルーホール31に挿入すると、柱状部11の底
面及び突出部12A〜12Dの底面12aが親基板30
の主面30aに当接して、突出部12A〜12Dが回路
基板21を支持し、安定した状態で立たせることができ
る。この状態で、半田リフロー等を用いてリード端子1
3を親基板30のランド32に半田付けすることができ
る。
【0072】また、上記混成集積回路装置20を複数個
まとめて搬送するときは、図7に示す電子部品搬送用ス
ティック(以下、単に搬送用スティックと称する)40
を用いることが好ましい。この搬送用スティック40は
スティック本体41と2つの蓋部材42から構成されて
いる。
【0073】スティック本体41は、透明な合成樹脂か
らなる所定長さの略円筒形状をなしている。また、ステ
ィック本体41の開口面は、角が丸みを帯びた長方形を
なし、上記混成集積回路装置20を挿入できる大きさを
有している。さらに、スティック本体41内の互いに対
向するする2つの側面には、長さ方向に延びる中心軸を
通り且つこの側面に平行な平面に対して面対称な位置に
ガイド用凹部43,44が形成されている。これらのガ
イド用凹部43,44は、スティック本体の長さ方向に
延ばして形成され、その両端は開放されている。
【0074】また、ガイド用凹部43,44の形成位置
及びその深さは、前述したリード端子アレイ10の突出
部12A〜12Dを支持できるものに設定されている。
【0075】即ち、図8及び図9に示すように、混成集
積回路装置20を搬送用スティック40に挿入するとき
はガイド用凹部43,44に突出部12A〜12Dを挿
入し、ガイド用凹部43,44に沿って混成集積回路装
置20を滑らせながら順次挿入する。これにより、混成
集積回路装置20は搬送用スティック40内で安定して
支持されるので、互いに重なり合うことがない。さら
に、搬送用スティック40から混成集積回路装置20を
取り出すときも1つずつ一定の向きで取り出すことがで
きるので、搬送用スティック40を用いて搬送した混成
集積回路装置20を親基板に対して自動実装することも
可能になる。
【0076】尚、本実施形態ではリード端子アレイ10
の突出部12A〜12Dを四角柱形状としたが、図10
及び図11に示す第2及び第3の実施形態のリード端子
アレイ10B,10Cのように、突出部12A〜12D
を円柱形状或いは半長球形状をなすように形成しても良
い。
【0077】また、搬送用スティック40においては、
図12に示す第4の実施形態のように、第3の凹部45
を設けることにより、混成集積回路装置20のリード端
子13を保護すると共にガイド用として使用できるよう
にしても良い。
【0078】また、例えば図13に示す第5の実施形態
のリード端子アレイ10Dのように、柱状部11’の一
方の側面11a側のみに突出部12A,12Bを形成し
ても良い。この場合、図14に示す第6の実施形態の搬
送用スティック40Bのように、突出部12A,12B
と柱状部11を支持するガイド用凹部43,46を設け
た搬送用スティック40Bを用いることにより、リード
端子アレイ10Dを装着した混成集積回路20Aに対し
て同様の効果が得られる。
【0079】また、図15に示す第7の実施形態の混成
集積回路装置20Bのように、ランド24の形成領域2
3Bを突出させた回路基板21Bを備えることにより、
回路基板21Bに対するリード端子アレイ10の装着を
容易に行うことができる。即ち、ランド24の形成領域
23Bを突出させることにより、領域23Bの先端を柱
状部11の底面まで至らせることができるので、柱状部
11における回路基板21Bとの対向領域を広げること
ができる。これにより、回路基板21Bにリード端子ア
レイ10を装着する際に、回路基板21B上にリード端
子アレイ10を載置したときの安定性を高めることがで
きる。
【0080】また、図16に示す第8の実施形態の混成
集積回路装置20Cのように、高さが突出部12A〜1
2Dと等しい柱状部11Eを有するリード端子アレイ1
0Eを備えると共に、2つの突出部12A,12B間に
挿入できるようにランド24Cの形成領域23Cを突出
させた回路基板21Cを備えることにより、混成集積回
路装置20Cの全体形状を小型に形成することができ
る。
【0081】また、リード端子13の形状は、親基板の
スルーホールに挿入するタイプ以外の形状であっても前
記同様の効果が得られる。例えば、図17に示す第9の
実施形態の混成集積回路装置20Dに設けたリード端子
アレイ10Fのようにリード端子13の他端部13bを
柱状部11の底面11cに当接するように折り曲げた形
状にしても良い。このリード端子アレイ10Fを備えた
混成集積回路装置20Dを親基板30に実装するとき
は、図18に示すように、親基板30の主面30aに形
成されているランド33にリード端子13の他端部13
bを当接させて半田付けを行う。
【0082】また、突出部12A〜12Dの長さは回路
基板21Cの大きさや重さ等を考慮して適宜設定するこ
とが好ましい。また、突出部12A〜12Dの長さが異
なる複数種のリード端子アレイ及びこれに対応した搬送
用スティックを用意しておき、これらを選択的に使用す
るようにしても良い。
【0083】次に、本発明の第10の実施形態を説明す
る。
【0084】図19は、本発明の第10の実施形態にお
ける混成集積回路装置を示す外観斜視図である。図にお
いて、前述した図3に示す第1の実施形態における混成
集積回路装置20と同一構成部分は同一符号をもって表
しその説明を省略する。本実施形態の痕跡集積回路装置
20Eは、第1の実施形態における混成集積回路装置2
0に吸着用プレート25を設けたものである。
【0085】この吸着用プレート25は、長方形をなし
た上面が平坦な合成樹脂の板からなり、回路基板21の
ランド列が形成された縁部と対向する他方の縁部の端面
上に、回路基板21の主面21aと直交するように装着
されている。
【0086】また、吸着用プレート25の形状及び回路
基板21への装着位置は、電子部品22a〜22dが実
装され且つリード端子アレイ10が装着された回路基板
21を立てたときに、これら全体の重心26を通る垂直
線が吸着用プレート25内を通過するように設定されて
いる。
【0087】このように吸着用プレート25を備えた混
成集積回路装置20Eも前述と同様に搬送用スティック
40を用いて搬送することができる。ここで、図20に
示すように、混成集積回路装置20Eを搬送用スティッ
ク40に挿入すると、吸着用プレート25の上面を常に
上方に向けた状態での取り出しが可能になる。
【0088】従って、図21に示すように、吸着用プレ
ート25の上面を常に上方に向けた状態で混成集積回路
装置20Eを搬送用スティック40から取り出し、吸着
ノズル50を用いて吸着用プレート25を吸着して、親
基板へ自動実装することができる。
【0089】次に、本発明の第11の実施形態を説明す
る。
【0090】図22は、第11の実施形態における部品
供給治具を示す外観斜視図である。図において、60は
部品供給治具で、本体61と4つの突出部62A〜62
Dから構成されている。
【0091】本体61は、例えば合成樹脂からなり、図
における上面61aが平坦な吸着面をなし、底面61b
の中央部には長さ方向に延ばして形成され且つ両端が開
放された直線状の溝からなる基板挟持部63が設けられ
ている。また、基板挟持部63をなす溝の幅は挟持対称
となる回路基板の厚さよりもやや狭く形成され、溝の深
さは回路基板を挟持するに十分な深さに設定されてい
る。
【0092】突出部62A〜62Dは、先端が丸みを帯
びた円柱形状をなし、本体61の上面61aに対してほ
ぼ平行に且つ基板挟持部63をなす溝の内側面にほぼ直
交する方向に本体61の両側面61c,61dから所定
長さ突出して形成されている。さらに、突出部62A〜
62Dの形成位置は、本体61の上面に平行な平面ない
に各突出部62A〜62Dの中心軸が位置するように設
定されている。
【0093】前述の構成よりなる部品供給治具60は、
電子部品に装着して真空吸着装置等の吸着機を用いた電
子部品の親基板への自動実装を可能にするためのもので
ある。例えば図23に示すように、SIL型混成集積回
路装置20Fの回路基板21Fに装着される。部品供給
治具60の装着位置は、リード端子27を下側にして回
路基板21Fを立てたときの回路基板21Fの上縁部で
ある。
【0094】尚、電子部品22a〜22d及びリード端
子27を装着した回路基板21Fを立てた状態で、これ
ら全体の重心26Fを通る垂直線が部品供給治具60の
上面61a内を通過する位置に部品供給治具60を装着
することが好ましい。
【0095】また、回路基板21Fに部品供給治具60
を装着するときは、部品供給治具60の基板挟持部63
をなす溝に、回路基板21Fの上縁部を圧入すればよ
い。また、回路基板21Fに対する部品供給治具60の
固定状態が悪いときなどは、樹脂などの接着剤によって
固定強化を図っても良い。
【0096】また、上記混成集積回路装置20Fを複数
個まとめて搬送するときは、図24に示す搬送用スティ
ック40Bを用いることが好ましい。この搬送用スティ
ック40Bは、前述した第1の実施形態における搬送用
スティック40とほぼ同じであり、異なる点はガイド用
凹部43,44の形成位置である。本実施形態のガイド
用凹部43,44は、部品供給治具60の4つの突出部
62A〜62Dを摺動可能に支持するような位置及び形
状をなしている。
【0097】このように前述の部品供給治具60を用い
ることにより、混成集積回路装置20Fは搬送用スティ
ック40B内で安定して支持されるので、互いに重なり
合うことがない。さらに、搬送用スティック40Bから
混成集積回路装置20Fを取り出すときも1つずつ一定
の向きで取り出すことができるので、図25に示すよう
に、部品供給治具60の上面61aを常に上方に向けた
状態で混成集積回路装置20Fを搬送用スティック40
Bから取り出し、吸着ノズル50を用いて部品供給治具
60の上面61aを吸着して、親基板へ自動実装するこ
とができる。
【0098】尚、本実施形態では部品供給治具60の突
出部62A〜62D円柱形状としたが、四角柱形状或い
は半長球形状をなすように形成しても良い。
【0099】次に、本発明の第12の実施形態を説明す
る。
【0100】図26は、第12の実施形態における部品
供給治具を示す外観斜視図である。図において、60B
は部品供給治具で、本体61と2つの突出部64A,6
4Bから構成されている。
【0101】本体61は、第11の実施形態における部
品供給治具60と同様に合成樹脂からなり、図における
上面61aが平坦な吸着面をなし、底面61bの中央部
には長さ方向に延ばして形成され且つ両端が開放された
直線状の溝からなる基板挟持部63が設けられている。
また、基板挟持部63をなす溝の幅は挟持対称となる回
路基板の厚さよりもやや狭く形成され、溝の深さは回路
基板を挟持するに十分な深さに設定されている。
【0102】突出部64A,64Bは、上面64aが本
体61と同じ長さを有する長方形をなした平板形状をな
し、上面64aが本体61の上面61aと同じ平面内に
位置するように本体61の両側面61c、61dに設け
られている。
【0103】前述の構成よりなる部品供給治具60も第
11の実施形態における部品供給治具60と同様に、電
子部品に装着して真空吸着装置等の吸着機を用いた電子
部品の親基板への自動実装を可能にするためのものであ
る。
【0104】例えば図27に示すように、SIL型混成
集積回路装置20Gの回路基板21Fに装着される。回
路基板21F及び回路基板21Fに実装される電子部品
22a〜22d等は前述した第11の実施形態における
混成集積回路装置20Fと同様である。
【0105】部品供給治具60Bの装着位置は第11の
実施形態と同様である。即ち、リード端子27を下側に
して回路基板21Fを立てたときの回路基板21Fの上
縁部である。尚、電子部品22a〜22d及びリード端
子27を装着した回路基板21Fを立てた状態で、これ
ら全体の重心26Fを通る垂直線が部品供給治具60B
の上面61a,64a内を通過する位置に部品供給治具
60Bを装着することが好ましい。
【0106】また、回路基板21Fに部品供給治具60
Bを装着するときは、部品供給治具60Bの基板挟持部
63をなす溝に、回路基板21Fの上縁部を圧入すれば
よい。また、回路基板21Fに対する部品供給治具60
Bの固定状態が悪いときなどは、樹脂などの接着剤によ
って固定強化を図っても良い。
【0107】また、上記混成集積回路装置20Gを複数
個まとめて搬送するときは、前述と同様に搬送用スティ
ック40Bを用いることができる。このとき部品供給治
具60により、混成集積回路装置20Gは搬送用スティ
ック40B内で安定して支持されるので、互いに重なり
合うことがない。さらに、搬送用スティック40Bから
混成集積回路装置20Gを取り出すときも1つずつ一定
の向きで取り出すことができるので、図27に示すよう
に、部品供給治具60Bの上面61a,64aを常に上
方に向けた状態で混成集積回路装置20Gを搬送用ステ
ィック40Bから取り出し、吸着ノズル50を用いて部
品供給治具60の上面61a,64aを吸着して、親基
板へ自動実装することができる。
【0108】次に、本発明の第13の実施形態を説明す
る。
【0109】図28は、第13の実施形態における電子
部品実装装置を示す構成図、図29はその電気系回路の
ブロック図である。図において、70は電子部品実装装
置で、スティック支持機71、スティック供給機72、
部品支持機73、吸着機74、吸着機移動部75、コン
ベア搬送機76、及びこれら全ての駆動制御を行う制御
部77から構成されている。
【0110】本実施形態における電子部品実装装置70
は、前述した搬送用スティック40によって搬送された
混成集積回路装置20Eを、搬送用スティック40から
1つずつ取り出して吸着機74によって吸着し、コンベ
ア搬送機76によって搬送されてくる親基板30に自動
実装する装置である。
【0111】スティック支持機71は、制御部77の制
御信号によって動作し、スティック供給機72によって
供給される搬送用スティック40の一端部を、スティッ
ク内の混成集積回路装置20Eを立たせた状態にして挟
持し、開放された搬送用スティック40の他端が部品支
持機73の支持台73a上に位置するように支持する。
このとき、搬送用スティック40の他端が一端よりも下
方になるように傾けて支持する。さらに、スティック支
持機71は、搬送用スティック40に振動を与え、これ
によりスティック40の開放された他端から混成集積回
路装置20Eを1つずつ送出する。
【0112】スティック供給機72は、制御部77の制
御信号に基づいて、複数の混成集積回路装置20Eが詰
め込まれた搬送用スティック40を順次スティック支持
機71に供給する。
【0113】部品支持機73は、制御部77の制御信号
に基づいて、支持台73aを上下方向に移動し、スティ
ック支持機71によって送出された混成集積回路装置2
0Eを支持する。このとき、混成集積回路装置20Eが
立った状態に維持する。
【0114】ここで、図30に示すように、支持台73
aの上面には、搬送用スティック40の長さ方向に一致
して延びるように複数の溝73bが形成されている。こ
の溝73bの幅及び深さは、混成集積回路装置20Eの
リード端子13が収まる深さに設定されている。これに
より、搬送用スティック40から送出された混成集積回
路装置20Eのリード端子13は溝73bの中に収ま
り、混成集積回路装置20Eはその突出部12A〜12
Dによって安定して立った状態に維持される。
【0115】また、支持台73aの上面には所定間隔を
開けて複数の溝73bが形成されているので、搬送用ス
ティック40から送出された混成集積回路装置20Eの
リード端子13は何れかの溝73bに収まる。
【0116】吸着機74は、吸着機移動部75によって
部品支持機73とコンベア搬送機76との間を移動され
る。さらに、吸着機74は、制御部77の制御信号に基
づいて、吸着ノズルを上下に移動し、支持台73a上の
混成集積回路装置20Eの吸着用プレート25を吸着ノ
ズル先端に吸着すると共に、コンベア搬送機76上の親
基板30の所定位置において吸着を解除して混成集積回
路装置20Eを親基板30に実装する。ここで、図示し
ていないが、吸着機74はCCDカメラを搭載し画像処
理によって吸着ノズル先端位置の自動修正を行えるよう
になっている。
【0117】吸着機移動部75は、制御部77の制御信
号に基づいて、吸着機74を部品支持機73とコンベア
搬送機76との間で移動する。
【0118】コンベア搬送機76は、制御部77の制御
信号に基づいて、部品実装対称の親基板30を順次搬送
すると共に、親基板30が吸着機74による部品実装位
置に至ったときに一時停止し、この部品実装のための一
時停止と搬送とを繰り返す。
【0119】制御部77は、周知のCPUを主体として
構成され、予め設定されているプログラムに基づいて、
前述したスティック支持機71、スティック供給機7
2、部品支持機73、吸着機74、吸着機移動部75、
コンベア搬送機76の駆動制御を行う。
【0120】次に、上記構成よりなる電子部品実装装置
70の動作を図31に示す制御フローチャートに基づい
て説明する。
【0121】装置が駆動されると、制御部77は、ステ
ィック供給機72によってスティック支持機71に搬送
用スティック40を供給させる(SA1)。次いで、搬
送用スティックの供給を受けたスティック支持機71を
駆動して搬送用スティック40の他端が支持台73a上
に位置するように搬送用スティック40を移動する(S
A2)。
【0122】次に、制御部77は、吸着機74のCCD
カメラ等を用いて搬送用スティック40内に混成集積回
路装置20Eが存在するか否かを判定し(SA3)、存
在しないときは前記SA1の処理に移行して新たにステ
ィックの供給を行う。また、搬送用スティック40内に
混成集積回路装置20Eが存在するときは、制御部77
は、コンベア搬送機76を駆動して親基板30を所定位
置まで搬送して停止する(SA4)。
【0123】この後、制御部77は、部品支持機73を
駆動して支持台73aを所定高さだけ下降させ(SA
5)、スティック支持機71を駆動して搬送用スティッ
ク40を振動させる(SA6)。これにより、搬送用ス
ティック40は開放端を下側にして傾斜した状態とな
り、振動を与えられて内部の混成集積回路装置20Eが
1つ送出される。混成集積回路装置20Eが1つ送出さ
れるとスティック支持機71による振動を停止する。
【0124】次いで、制御部77は、部品支持機73を
駆動して支持台73aを元の高さに上昇させる(SA
7)と共に、吸着機74を駆動して吸着ヘッドを下降さ
せて(SA8)、支持台73a上の混成集積回路装置2
0Eを吸着ノズルの先端に吸着する(SA9)。
【0125】次に、制御部77は、吸着機74を駆動し
て吸着ヘッドを上昇させる(SA10)。この後、吸着
機移動部75を駆動して、吸着機74をコンベア搬送機
76上の親基板30の上まで移動する(SA11)。次
いで、CCDカメラの画像に基づいて吸着機74によっ
て吸着されている混成集積回路装置20Eが親基板30
の部品搭載位置の情報に位置するように吸着機74のX
−Y位置の修正を行う(SA12)。
【0126】吸着機74の位置調整が終了した後、制御
部77は、吸着機74を駆動して吸着ヘッドを下降させ
て(SA13)、混成集積回路装置20Eを親基板30
に装着する(SA14)。次いで、吸着ヘッドを上昇さ
せ(SA16)、コンベア搬送機76を駆動して混成集
積回路装置20Eが実装された親基板30を搬送する
(SA15)。この後、吸着機74を支持台73aの真
上に移動し(SA17)、前記SA3の処理に移行す
る。
【0127】前述したように、本実施形態の電子部品実
装装置70では、搬送用スティック40を用いてSIL
型の混成集積回路装置20Eの親基板30に対する自動
実装を行うことができる。
【0128】尚、前述した各実施形態は本発明の一具体
例に過ぎず、本発明がこれらの構成のみに限定されるこ
とはない。各実施形態の組み合わせ等によっても同様の
効果を得られることは言うまでもない。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至請求項10記載のリード端子アレイによれば、汎用性
を有しているため種々の混成集積回路装置に用いること
ができる。また、このリード端子アレイを装着すること
により、混成集積回路装置を筒状の電子部品搬送用ステ
ィックを用いて搬送することが可能になり、該スティッ
ク内で前記混成集積回路装置を安定して支持することが
できる。さらに、前記スティック内の混成集積回路装置
を取り出すときも混成集積回路装置の向きを常に一定方
向に維持することができるので、該スティックを用いて
搬送した混成集積回路装置を親基板に対して自動実装す
ることも可能になる。
【0130】また、請求項2記載のリード端子アレイに
よれば、上記の効果に加えて、柱状部の対向領域が平面
をなしているため、混成集積回路装置の回路基板に対し
て実装するときに、前記柱状部の対向領域が前記回路基
板面に当接するので、安定した実装が行える。
【0131】また、請求項3記載のリード端子アレイに
よれば、上記の効果に加えて、該リード端子アレイを実
装した混成集積回路装置を親基板に安定して実装するこ
とができると共に、この実装の際に突出部を支えとして
用いることも可能になる。
【0132】また、請求項4記載のリード端子アレイに
よれば、上記の効果に加えて、突出部が互いに逆方向に
突出しているため、電子部品搬送用スティック内におい
て突出部のみを用いて混成集積回路装置を支持すること
ができるので、混成集積回路装置及び柱状部の形状に依
存しない形状の電子部品搬送用スティックを用いること
ができ、前記電子部品搬送用スティックに汎用性を持た
せることができる。
【0133】また、請求項5記載のリード端子アレイに
よれば、上記の効果に加えて、該リード端子アレイを混
成集積回路装置の回路基板に実装する際に、水平にした
前記回路基板の基板面上に該リード端子アレイを載置し
ても、該リード端子アレイが前記回路基板から脱落する
ことがないので、該リード端子アレイを混成集積回路装
置の回路基板に載置した状態で半田付け等の導電接続処
理及び固定処理を行うことができる。
【0134】また、請求項11記載の部品供給治具によ
れば、混成集積回路装置等の電子部品の回路基板に該部
品供給治具を装着することにより、筒状の電子部品搬送
用スティックを用いて搬送可能になると共に、前記ステ
ィック内で前記電子部品を安定して支持することができ
ると共に、スティック内の電子部品を取り出すときもこ
れらの向きを常に一定方向に維持することができる。さ
らに、前記電子部品搬送用スティックから取り出した電
子部品を親基板に実装するときは、吸着用平面を真空吸
着器等を用いて吸着した状態で容易に移動可能となる。
従って、該部品供給治具を電子部品に装着することによ
り、電子部品搬送用スティックを用いた電子部品の自動
実装が可能になる。
【0135】また、請求項12記載の部品供給治具によ
れば、上記の効果に加えて、突出部が前記吸着用平面を
含む平板状に形成されているため、吸着用平面の面積が
広げることができると共に、前記電子部品搬送用スティ
ックに安定して挿入することができる。
【0136】また、請求項13記載の部品供給治具によ
れば、上記の効果に加えて、前記突出部が前記直線状溝
の両端部のそれぞれに分離して形成されているので、前
記電子部品搬送用スティック内における安定した摺動が
可能になると共に摺動させるときの摩擦を小さくするこ
とができる。
【0137】また、請求項17記載の混成集積回路装置
によれば、前記リード端子アレイが装着されているの
で、筒状の電子部品搬送用スティックを用いて搬送する
ことができる。さらに、前記スティック内で混成集積回
路装置を安定して支持することができると共に、スティ
ック内の混成集積回路装置を取り出すときも混成集積回
路装置の向きを常に一定方向に維持することができ、自
動実装装置を用いて部品実装をおこなうことができる。
【0138】また、請求項18記載の混成集積回路装置
によれば、上記の効果に加えて、リード端子アレイを装
着する際に、回路基板を水平にした状態で回路基板の突
出領域上に前記リード端子アレイを載置しても、該リー
ド端子アレイが前記回路基板から脱落し難くなる。これ
により、該リード端子アレイを混成集積回路装置の回路
基板に載置した状態で半田付け等の導電接続処理及び固
定処理を行うことができる。
【0139】また、請求項19記載の混成集積回路装置
によれば、上記の効果に加えて、親基板に実装するとき
に吸着用プレートを真空吸着器等によって吸着すること
により、リード端子アレイを下側にした状態で回路基板
を立てて移動することができるので、SIL型混成集積
回路装置の自動実装が可能になる。
【0140】また、請求項20記載の混成集積回路装置
によれば、上記の効果に加えて、回路基板を立てた状態
で重心が吸着用プレート内を通る垂直線上に位置するの
で、吸着用プレートを吸着して移動する際の安定性を高
めることができる。
【0141】また、請求項21記載の混成集積回路装置
によれば、前記部品供給治具が装着されているので、筒
状の電子部品搬送用スティックを用いて搬送可能とな
る。また、前記スティック内で混成集積回路装置を安定
して支持することができると共に、スティック内の混成
集積回路装置を取り出すときもこれらの向きを常に一定
方向に維持することができる。また、前記電子部品搬送
用スティックから取り出した混成集積回路装置を親基板
に実装するときは、前記部品供給治具の吸着用平面を真
空吸着器等を用いて吸着した状態で容易に移動可能とな
るので、十動実装装置を用いた親基板への実装が可能に
なる。
【0142】また、請求項22記載の電子部品搬送用ス
ティックによれば、凹部に電子部品の突出部を支持した
状態で且つ電子部品を摺動可能に挿入することができる
ので、スティック内の電子部品が重なることがなく、一
列に並べた状態で搬送可能になる。さらに、取り出し時
において電子部品の向きを常に一定方向に維持すること
ができる。従って、該スティックによって搬送された電
子部品を自動実装装置によって親基板に自動実装するこ
とが可能になる。
【0143】また、請求項23記載の電子部品搬送用ス
ティックによれば、上記の効果に加えて、筒の開口部を
閉塞する着脱可能な蓋部材を備えているので、電子部品
の搬送時に筒内の電子部品の脱落を防止することができ
る。
【0144】また、請求項24記載の電子部品実装方法
によれば、電子部品搬送用スティックによって搬送され
た電子部品を、該電子部品搬送用スティックから1個ず
つ取り出しながら親基板に自動実装することができる。
【0145】また、請求項25記載の電子部品実装方法
によれば、上記の効果に加えて、電子部品搬送用スティ
ックを振動させながら該電子部品搬送用スティックを傾
けて筒内から電子部品が取り出されるので、電子部品と
前記電子部品搬送用スティックとの間の摩擦を低減する
ことができ、前記電子部品搬送用スティック内の電子部
品を容易に取り出すことができる。
【0146】また、請求項26記載の電子部品実装装置
によれば、電子部品搬送用スティック用いた搬送に適し
た混成集積回路装置等の電子部品の自動実装が容易に可
能となる。
【0147】また、請求項27記載の電子部品実装装置
によれば、上記の効果に加えて、支持手段によって支持
されている電子部品搬送用スティックから電子部品を取
り出すときに、振動手段によって前記電子部品搬送用ス
ティックが振動させられるので、この振動によってステ
ィックとスティック内の電子部品との摩擦が低減され、
電子部品を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるリード端子ア
レイを示す外観斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるリード端子ア
レイを示す他方向から見た外観斜視図
【図3】本発明の第1の実施形態におけるリード端子ア
レイを使用したSIL型混成集積回路装置を示す外観斜
視図
【図4】本発明の第1の実施形態における混成集積回路
装置の回路基板のランド形成状態を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるリード端子ア
レイの重心位置を説明する図
【図6】本発明の第1の実施形態におけるリード端子ア
レイを使用した混成集積回路装置の親基板実装状態を説
明する図
【図7】本発明の第1の実施形態における電子部品搬送
用スティックを示す外観斜視図
【図8】本発明の第1の実施形態における電子部品搬送
用スティックへの混成集積回路装置の挿入状態を説明す
る図
【図9】本発明の第1の実施形態における電子部品搬送
用スティックへの混成集積回路装置の収納状態を説明す
る図
【図10】本発明の第2の実施形態におけるリード端子
アレイを示す外観斜視図
【図11】本発明の第3の実施形態におけるリード端子
アレイを示す外観斜視図
【図12】本発明の第4の実施形態における電子部品搬
送用スティックを示す図
【図13】本発明の第5の実施形態におけるリード端子
アレイを示す外観斜視図
【図14】本発明の第6の実施形態における電子部品搬
送用スティックを示す図
【図15】本発明の第7の実施形態における混成集積回
路装置を示す分解斜視図
【図16】本発明の第8の実施形態における混成集積回
路装置を示す分解斜視図
【図17】本発明の第9の実施形態における混成集積回
路装置を示す分解斜視図
【図18】本発明の第9の実施形態における混成集積回
路装置の親基板への実装状態を説明する図
【図19】本発明の第10の実施形態における混成集積
回路装置を示す外観斜視図
【図20】本発明の第10の実施形態における混成集積
回路装置の搬送用スティックへの収納状態を説明する図
【図21】本発明の第10の実施形態における混成集積
回路装置の吸着方法を示す斜視図
【図22】本発明の第11の実施形態における部品供給
治具を示す外観斜視図
【図23】本発明の第11の実施形態における部品供給
治具を装着したSIL型混成集積回路装置を示す外観斜
視図
【図24】本発明の第11の実施形態における電子部品
搬送用スティックへの混成集積回路装置の収納状態を示
す図
【図25】本発明の第11の実施形態における混成集積
回路装置の吸着方法を示す斜視図
【図26】本発明の第12の実施形態における部品供給
治具を示す外観斜視図
【図27】本発明の第12の実施形態における部品供給
治具を装着したSIL型混成集積回路装置を示す外観斜
視図
【図28】本発明の第13の実施形態における電子部品
装着装置を示す外観斜視図
【図29】本発明の第13の実施形態における電子部品
装着装置の電気系回路を示すブロック図
【図30】本発明の第13の実施形態における部品支持
板の要部を示す外観斜視図
【図31】本発明の第13の実施形態における電子部品
装着装置の動作を説明するフローチャート
【図32】従来例における電子部品搬送用トレイを示す
外観斜視図
【図33】従来例における電子部品搬送用スティックを
示す外観斜視図
【符号の説明】
10,10B,10C,10D,10E,10F…リー
ド端子アレイ、11,11’…柱状部、12A〜12D
…突出部、13…リード端子、14…対向領域、20,
20A,20B,20C,20D,20E,20F,2
0G…混成集積回路装置、21,21B,21C,21
F…回路基板、22a〜22d…電子部品、23,23
B,23C…ランド形成領域、24…ランド、25…吸
着用プレート、26,26F…重心、27…リード端
子、30…親基板、31…スルーホール、32…ラン
ド、40,40B…電子部品搬送用スティック、41…
本体、42…蓋部材、43,44,46…ガイド用凹
部、50…吸着ノズル、60,60B…部品供給治具、
61…本体、62A〜62D…突出部、63…基板挟持
部、64A,64B…突出部、70…電子部品実装装
置、71…スティック支持機、72…スティック供給
機、73…部品支持機、74…吸着機、75…吸着機移
動部、76…コンベア搬送機、77…制御部。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な複数のリード端子を有し、
    混成集積回路装置の回路基板の一縁部に形成されている
    リード端子接続用の複数のランドからなるランド列上に
    装着されて、該回路基板と親基板の電子回路間を前記複
    数のリード端子によって電気的に接続するリード端子ア
    レイであって、 少なくとも前記ランド列と同等の長さを有し且つ前記混
    成集積回路装置の回路基板への装着時に基板面に対向す
    る対向領域を有する柱状部と、 前記ランド列の各ランド毎に設けられ且つ少なくとも一
    端部の一部が前記対向領域において前記ランドに対向す
    るように前記柱状部に固定されているリード端子と、 前記混成集積回路装置の回路基板面に対してほぼ垂直に
    且つ少なくとも前記回路基板との接合側に所定長さ突出
    するように前記柱状部の対向領域を除く部分に設けられ
    た突出部とからなることを特徴とするリード端子アレ
    イ。
  2. 【請求項2】 前記柱状部の対向領域はほぼ平面をなし
    ていることを特徴とする請求項1記載のリード端子アレ
    イ。
  3. 【請求項3】 前記柱状部は少なくとも前記親基板への
    装着時に、親基板面に対してほぼ平行に対向する平面を
    有し、該平面よりも前記対向領域側に前記突出部が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のリード端子
    アレイ。
  4. 【請求項4】 前記柱状部の長さ方向の両端部のそれぞ
    れに、前記混成集積回路装置の回路基板面に対してほぼ
    垂直な方向に且つ互いに逆方向に突出する少なくとも2
    つの突出部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のリード端子アレイ。
  5. 【請求項5】 重心の位置が前記対向領域を含む対向領
    域上の柱状部内の位置に設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載のリード端子アレイ。
  6. 【請求項6】 前記突出部が角柱状をなしていることを
    特徴とする請求項1記載のリード端子アレイ。
  7. 【請求項7】 前記突出部が円柱状をなしていることを
    特徴とする請求項1記載のリード端子アレイ。
  8. 【請求項8】 前記突出部が半長球状をなしていること
    を特徴とする請求項1記載のリード端子アレイ。
  9. 【請求項9】 前記リード端子は、その他端部が前記ラ
    ンドが形成されている回路基板面と平行に延びて前記柱
    状部から突出していることを特徴とする請求項1記載の
    リード端子アレイ。
  10. 【請求項10】 前記柱状部は、少なくとも前記親基板
    への装着時に親基板面に対して当接する平面を有し、該
    平面に前記複数のリード端子の他端部が互いに所定間隔
    をあけて固定されていることを特徴とする請求項1記載
    のリード端子アレイ。
  11. 【請求項11】 吸着用平面と、該吸着用平面との対向
    面側に吸着用平面に対してほぼ直交し且つ両端が開口さ
    れた所定深さの直線状溝を有する基板挟持部とを備えた
    本体と、 前記吸着用平面に対してほぼ平行に且つ前記直線状溝の
    内側面にほぼ直交する方向に前記本体の両側面から所定
    長さ突出して形成された少なくとも2つの突出部とから
    なることを特徴とする部品供給治具。
  12. 【請求項12】 前記突出部は前記吸着用平面を含む平
    板状に形成されていることを特徴とする請求項11記載
    の部品供給治具。
  13. 【請求項13】 前記突出部は前記直線状溝の両端部の
    それぞれに分離して形成されていることを特徴とする請
    求項11記載の部品供給治具。
  14. 【請求項14】 前記突出部が角柱状をなしていること
    を特徴とする請求項11記載の部品供給治具。
  15. 【請求項15】 前記突出部が円柱状をなしていること
    を特徴とする請求項11記載の部品供給治具。
  16. 【請求項16】 前記突出部が半長球状をなしているこ
    とを特徴とする請求項11記載の部品供給治具。
  17. 【請求項17】 絶縁性基板に配線パターンが形成され
    た回路基板と、該回路基板上に実装された電子部品とを
    有し、前記回路基板を立てて親基板上に搭載される混成
    集積回路装置であって、 前記回路基板はその一縁部にリード端子接続用の複数の
    ランドからなるランド列を有し、 前記ランド列には前記請求項1乃至10の何れかに記載
    のリード端子アレイが装着されていることを特徴とする
    混成集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記回路基板は、前記ランド列が形成
    されている領域が突出した平面形状をなしていることを
    特徴とする請求項17記載の混成集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記回路基板のランド列が形成された
    縁部と対向する他方の縁部の端面上に、前記回路基板の
    主面と直交するように、上面が平坦な吸着用プレートが
    装着されていることを特徴とする請求項17記載の混成
    集積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記回路基板を立てたときに、前記電
    子部品が実装され且つ前記リード端子アレイが装着され
    た回路基板の重心を通る垂直線が前記吸着用プレート内
    を通過するように、前記吸着用プレートの形状及び装着
    位置が設定されていることを特徴とする請求項19記載
    の混成集積回路装置。
  21. 【請求項21】 絶縁性基板に配線パターンが形成され
    た回路基板と、該回路基板上に実装された電子部品と、
    前記回路基板の一縁部に形成された端子電極とを有し、
    前記回路基板を立てて親基板上に搭載される混成集積回
    路装置であって、 前記端子電極が形成された縁部と対向する他方の縁部に
    前記請求項11乃至13の何れかに記載の部品供給治具
    が装着されていることを特徴とする混成集積回路装置。
  22. 【請求項22】 所定長さの筒状をなし該筒の少なくと
    も一端が開口されたスティック本体を備え、電子部品本
    体をほぼ中央位置として該電子部品本体の両側のそれぞ
    れに互いにほぼ対称位置に所定長さ突出した突出部を有
    する電子部品を前記スティック本体の筒内に一列に並べ
    て挿入し、該複数の電子部品を搬送する電子部品搬送用
    スティックであって、 前記電子部品の突出部を摺動自在に支持する両端を開口
    された直線状の凹部が、前記スティック本体の筒内側面
    に、前記筒の長さ方向に延ばして形成されていることを
    特徴とする電子部品搬送用スティック。
  23. 【請求項23】 前記スティック本体の長さ方向端部の
    筒開口部に、該開口部を閉塞する着脱可能な蓋部材を備
    えていることを特徴とする請求項22記載の電子部品搬
    送用スティック。
  24. 【請求項24】 筒状をなし、該筒内側面に長さ方向に
    直線状に延びる両端が開口されたガイド用凹部が形成さ
    れている電子部品搬送用スティックを用い、 前記ガイド用凹部に沿って摺動可能な突出部と被吸着部
    を有する複数の電子部品を、前記突出部を前記凹部に挿
    入して摺動させ前記電子部品搬送用スティックの筒内に
    一列に並べて挿入し、複数の電子部品を前記電子部品搬
    送用スティックによって搬送し、 前記電子部品搬送用スティック内の電子部品を摺動させ
    て筒開口部から電子部品を自動的に取り出し、 該取り出した電子部品の被吸着部を自動吸着器によって
    吸着し、 該吸着した電子部品が親基板上に位置するように吸着器
    と親基板の相対位置を変え、 該電子部品を親回路基板に実装することを特徴とする電
    子部品実装方法。
  25. 【請求項25】 前記電子部品搬送用スティックを振動
    させながら該電子部品搬送用スティックを傾けて筒内か
    ら電子部品を取り出すことを特徴とする請求項24記載
    の電子部品実装方法。
  26. 【請求項26】 筒状をなし、該筒内側面に長さ方向に
    直線状に延びる両端が開口されたガイド用凹部が形成さ
    れている電子部品搬送用スティックの、前記ガイド用凹
    部に沿って摺動可能な突出部と被吸着部を有する複数の
    電子部品を、前記突出部を前記凹部に挿入して摺動させ
    前記電子部品搬送用スティックの筒内に一列に並べて挿
    入することにより、前記電子部品搬送用スティックによ
    って搬送された複数の電子部品を親基板に順次自動的に
    実装する電子部品実装装置であって、 前記電子部品搬送用スティックを支持するスティック支
    持手段と、 該スティック支持手段によって支持されている電子部品
    搬送用スティックから自動的に電子部品を取り出す手段
    と、 該取り出された電子部品の被吸着部を吸着する吸着手段
    と、 該吸着手段によって吸着された電子部品が親基板上の実
    装対称位置に位置するように、該電子部品と親基板との
    相対位置を変化させる相対位置可変手段とを備えたこと
    を特徴とする電子部品実装装置。
  27. 【請求項27】 前記支持手段によって支持されている
    電子部品搬送用スティックから電子部品を取り出すとき
    に前記電子部品搬送用スティックを振動させる振動手段
    を設けたことを特徴とする請求項26記載の電子部品実
    装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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