JP5534894B2 - 無線式警報システム - Google Patents

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本発明は、内蔵の電池を電源とする警報器に係わり、さらに詳しくは、同一グループ内の複数の警報器のうち何れかが異常を検知した際に、その他の警報器に異常検知情報を無線信号で伝達する無線式警報システムに関するものである。
無線式警報システムの一例である無線式火災警報システムに用いられている警報器として、複数の警報器の間で無線通信の機能点検を定期的に行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
一般的に、警報器は、各部の機能点検として、その他の警報器との無線通信の機能点検の他に、例えば、火災検知部や電池等の機能点検を定期的に行うものが多い。また、機能点検の結果を報知する報知手段として、警報音発生手段か表示手段があり、例えば表示手段としてはLED等が用いられている。
特開2009−288898号公報(特許請求の範囲、図1)
機能点検の異常を表示している状態では、何れかの機能点検を行ったところで、機能点検の異常表示を継続することに変わりがなく、特に、機能点検を実施した分だけ電池寿命が短くなってしまい、機能点検の異常をユーザーに報知できる期間が短くなってしまうという課題があった。また、特に無線通信の機能点検を行った場合には、その他の通信妨害になる虞があった。
また、表示手段として、複数の機能点検で異常が発生している場合に、重要度の高い異常を継続して表示するものもあるが、このように重要度の高い異常が発生している状態では、仮に重要度の低い異常に関する機能点検を行っても、その点検結果を表示できないので無駄であるという課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、報知手段で機能点検の異常を報知しているときには無線通信の機能点検を行わないようにした無線式警報システムを提供することを目的とする。
本発明に係る無線式警報システムは、電池を電源として有し、相互に無線通信する複数の警報器から構成された無線式警報システムにおいて、警報器の少なくとも一つは、その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行い、また、監視領域の異常の有無を検知する異常検知部の機能点検又は電池の機能点検の少なくとも一つを定期的に行い、正常又は異常を判断してその点検結果を記憶素子に記憶する機能点検部と、機能点検部によって複数の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、その異常を識別可能に報知する報知手段とを備え、機能点検部は、その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、記憶素子に記憶されている複数の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施せず、一方、記憶素子に記憶されている複数の機能点検の点検結果が異常でない場合には無線通信の機能点検を実施する。
本発明によれば、機能点検部および報知手段を有する警報器は、その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、複数の機能点検のうち何れかの点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を中止するようにしている。これにより、電池の寿命が短くならず、このため、機能点検の異常をユーザーに報知できる期間が長くなる。また、前述したように点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないので、無線通信によるトラフィックを抑えることができ、警報システムに係る他の通信を妨げることがない。
実施の形態に係る無線式火災警報システムの構成を示す図である。 実施の形態の無線式火災警報システムにおける親機と子機の主要構成を示す機能ブロック図である。 点検スイッチの操作における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。 定期通信における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
図1は実施の形態に係る無線式火災警報システムの構成を示す図である。
本実施の形態の無線式警報システムの一例としての無線式火災警報システム100は、警報器である例えば1個の親機10と3個の子機11,12,13とから構成されている。図中に示す親機10と子機11,12,13の間および子機11,12,13相互を結ぶ実線は、1つの同じグループ内において、無線通信により互いに通信可能であることを示している。親機10と子機11,12,13は、それぞれ火災を検知する機能および火災を検知した際に警報を発する機能を有している。親機10と子機11,12,13をグループ化して連動設定を行う場合、親機10の設定は、例えば、電源投入後に登録ボタンを押すことで完了する。一方、子機11,12,13の設定は、例えば、親機10の登録ボタンを押して登録モードにした状態で、子機11,12,13の電源投入後に登録ボタンを押すことで完了する(図示せず)。
図2は実施の形態の無線式火災警報システムにおける親機と子機の主要構成を示す機能ブロック図である。
図2において、親機10と子機11,12,13は、制御回路1、電池2、電源回路3、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、火災検知回路7、警報音制御回路8、表示回路9および点検スイッチ22を備えている。
電池2は、各回路の電源として使用されている。電源回路3は、電池2の電圧を制御回路1、送受信回路5、火災検知回路7、警報音制御回路8、表示回路9の各回路に必要な電圧にして供給する。電池電圧検出回路4は、電源回路3に印加されている電池2の電圧を検出し、検出電圧に応じた電圧検出信号を制御回路1に出力する。
火災検知回路7は、監視領域の異常の有無を検知する異常検知部の一例であり、火災現象に基づく煙や熱等の物理的変化を検知して検知内容に応じた信号を制御回路1に出力する。警報音制御回路8は、制御回路1からの信号に応じてブザーの鳴動、スピーカによる音声等を制御する回路である。表示回路9は、制御回路1からの信号に応じて例えば発光ダイオード(LED)の点灯を制御する。点検スイッチ22は、手動にて警報器の機能点検(無線通信の機能点検)を行うときに操作される例えばプッシュ式のスイッチである。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6と接続されている。送受信回路5は、アンテナ6から入力された無線信号を処理し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。それ以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また、送受信回路5は、制御回路1からの信号を送信処理する。
制御回路1は、火災検知回路7からの信号に基づいて警報音制御回路8および表示回路9を制御し、ブザーや音声、LED等によって警報を報知する。また、制御回路1は、送受信回路5により受信された各種信号に基づいて必要な処理を行うと共に、必要に応じて送受信回路5を制御し、その他の警報器に各種信号を送信する。記憶素子21は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリからなっている。この記憶素子21には、制御回路1が実行するプログラムや、自己アドレス、グループID、その他の警報器のアドレス、各種データ等が格納されている。
制御回路1は、本発明の機能点検部を有している。ここで、親機10の制御回路1は、子機11,12,13との無線通信の機能点検を所定のタイミング(例えば定期的なタイミングとして20時間毎あるいは点検スイッチ22がオンされたとき)で行い、また、火災検知回路7の機能点検および電池2の機能点検(電圧の点検)を定期的に行う。また、子機11,12,13の制御回路1は、親機10との無線通信の機能点検を所定のタイミング(例えば定期的なタイミングとしての20時間毎あるいは点検スイッチ22がオンされたとき)で行い、また、火災検知回路7の機能点検および電池2の機能点検(電圧の点検)を定期的に行う。なお、親機10および子機11,12,13の制御回路1は、点検スイッチ22がオンされたときにも、火災検知回路7の機能点検および電池2の機能点検を行うようにしてもよい。
次に、各種の機能点検について説明する。
まず、火災検知回路7の機能点検について説明する。火災検知回路7は、例えば熱式の火災検知回路であって、固定抵抗とサーミスタ(ともに図示せず)を備えている。制御回路1は、火災検知回路7から出力される検出電圧を取得し、予め設定された断線閾値と比較することで、火災検知回路7が断線しているか否かを判断する。そして、火災検知回路7が断線していれば異常と判断し、断線していなければ正常と判断する。そして、異常を検知したときには異常結果(センサー異常)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記録する。
次に、電池2の機能点検について説明する。制御回路1は、電池電圧検出回路4により検出された電池電圧を読み込んで予め設定された閾値と比較し、電池電圧が閾値以下のときには異常結果(電池切れ)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記録する。
次に、無線通信の機能点検について説明する。無線通信の機能点検とは、警報器と他の警報器との間で無線信号の送受信動作が正常に行われているか否かを調べるものである。ある警報器が無線信号を送信した場合に、送信先の警報器からの応答信号を受信できるか否かを点検する。以下、具体的な動作例を説明する。
親機10は、子機11に対して無線通信の機能点検のための点検信号として、通信確認信号を送信する。子機11は、この通信確認信号を受信すると、機能点検の応答信号を親機10に対して送信する。親機10は、子機11からの応答信号を受信すると、子機11との間の無線通信が正常に機能していると判断する。
ここで、親機10は、子機11からの応答信号を受信するまでの間、所定時間間隔で、通信確認信号を繰り返し(例えば3回)送信する。また、子機11は、親機10から通信確認信号を受信すると応答信号を繰り返し(例えば3回)送信する。そして、親機10は、通信確認信号を繰り返して送信しても子機11からの応答信号を所定時間内に受信できなければ、子機11との間の無線通信に異常が生じていると判断する。このような動作について、親機10および子機11は、制御回路1の制御に基づいて行う。そして、親機10の制御回路1は、異常を検知したときには異常結果(無線通信の異常)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記録する。
親機10は、上記した無線通信の機能点検を、他の子機12、子機13との間でも同様に行う。また、各子機11〜子機13も、同様にして親機10との無線通信の機能点検を行う。なお、前述した各機能点検の点検結果が正常の場合も、その正常結果を記憶素子21に記録する。また、点検スイッチ22がオンされたときに限り、前述した各機能点検の点検結果が正常の場合も、正常結果を警報音制御回路8により報知させ、その正常結果を表示回路9により表示させる。
また、制御回路1は、他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検あるいは無線通信の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合には、無線通信の機能点検を実施しないようにしている。無線通信の点検結果の異常は、以前に行われた無線通信の点検結果である。
表示回路9には、本発明の報知手段の一例として表示手段が備えられている。その表示回路9は、制御回路1によって火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検、無線通信の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、その異常を識別可能にLEDの点灯を制御する。表示回路9は、点検結果が火災検知回路7のセンサー異常のときには例えば赤色のLEDを3回点滅し、これを周期として繰り返し行う。また、点検結果が電池切れのときには例えば赤色のLEDを1回点滅し、これを周期として繰り返し行う。さらに、点検結果が無線通信の異常のときには例えばオレンジ色のLEDを所定間隔で点灯と消灯を繰り返し行う。なお、この表示回路9は、センサー異常で赤色のLEDを点灯制御しているときに、電池切れが検知された場合、赤色のLEDが1個であるため、その異常に応じたLED(赤色)の点灯制御を行わない。また、センサー異常又は電池切れで赤色のLEDを点灯制御しているときに、無線通信の異常が検知された場合も、その異常に応じたLED(オレンジ色)の点灯制御を行わない。つまり、この表示回路9は、機能点検部によって複数の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、重要度の高い異常のみを優先して継続表示するものであり、本実施の形態では、重要度が高いほうから、センサー異常、電池切れ、無線通信異常の順となっている。また、表示回路9は、点検結果が正常のときには例えば緑色のLEDを点滅させる。なお、警報音制御回路8は、制御回路1からの点検結果に基づいてセンサー異常、電池切れ、無線通信の正常又は異常を音声等にてユーザーに報知する。
このように構成された親機10と子機11、12、13において、火災が発生した場合の動作を説明する。
親機10が設置された環境で火災が発生した場合、親機10は、火災検知回路7により火災を検知し、音声やブザー、LED等によって警報を行うと共に、火災に関する情報を連動信号として子機11,12,13にそれぞれ送信する。一方、子機11〜子機13は、親機10からの連動信号が受信されたときに、音声やブザー、LED等によって必要な警報を行う。その後、親機10が火災を検知しなくなると自己復旧して警報を停止すると共に、子機11,12,13への連動信号の送信を停止して、子機11,12,13から発せられている警報を停止させる。
また、例えば子機11が設置された環境で火災が発生した場合、子機11は、火災検知回路7により火災を検知し、音声やブザー、LED等によって警報を行うと共に、火災に関する情報を連動信号として親機10と子機12、13にそれぞれ送信する。一方、親機10と子機12、13は、子機11からの連動信号が受信されたときに、音声やブザー、LED等によって必要な警報を行う。さらに、親機10は、送信元の子機11以外の子機12、13に連動信号を転送する。これによって、子機同士が離れているために、子機11の連動信号が子機12、13で受信されなくても親機10により転送された連動信号が子機12、13で受信される。その後、子機11が火災を検知しなくなると自己復旧して警報を停止すると共に、親機10と子機12、13への連動信号の送信を停止して、親機10と子機12、13から発せられている警報を停止させる。このように、親機10と子機11,12,13は、互いに連動して警報動作を行うことで、より確実にユーザーに警報を報知することができる。
次に、点検スイッチ22のオン操作で行われる親機10の無線通信の機能点検について図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図3は点検スイッチの操作における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
親機10の制御回路1は、点検スイッチ22のオン操作を検知すると(S1)、火災検知回路7のセンサー状態(断線等)が異常か否かを記憶素子21にアクセスして判定する(S2)。制御回路1は、センサー異常の記録がなかったときにはS3に移行するが、センサー異常を検知したときには、その異常結果を警報音制御回路8で警報し、異常結果(センサー異常)を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S9)、無線通信の機能点検を実施せずに終了する。この時、表示回路9は、赤色のLEDを3回点滅し、これを周期として繰り返し行い、警報音制御回路8は、音声等にてセンサー異常を知らせる。
制御回路1は、センサー異常の記録がなかったときには電池切れか否かを記憶素子21にアクセスして判定する(S3)。制御回路1は、電池切れの記録がなかったときにはS4に移行するが、電池切れを検知したときには、その異常結果(電池切れ)を警報音制御回路8で警報し、異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S9)、無線通信の機能点検を実施せずに終了する。この時、表示回路9は、赤色のLEDを1回点滅し、これを周期として繰り返し行い、警報音制御回路8は、音声等にて電池切れを知らせる。なお、赤色のLEDを用いてセンサー異常を表示しているときには電池切れの表示を行わない。
制御回路1は、電池切れの記録がなかったときには記憶素子21にアクセスして、無線通信の異常記録があるか否かを判定する(S4)。その記録は、以前に所定の通信タイミング(例えば、自動的)で行われた無線通信の点検結果である。制御回路1は、異常が記録されているときには、その異常結果を警報音制御回路8で警報し、異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S9)、無線通信の機能点検を実施せずに終了する。この時、表示回路9は、オレンジ色のLEDを点灯と消灯の繰り返しを所定間隔で行い、警報音制御回路8は、音声等にて無線通信の異常を知らせる。なお、赤色のLEDを用いてセンサー異常又は電池切れを表示しているときには無線通信の異常を表示しない。
また、制御回路1は、点検スイッチ22のオン操作を検知した際に、火災検知回路7のセンサーに異常がなく(S2)、電池切れでなく(S3)、さらに、無線通信の異常記録がないときには(S4)、各子機11,12,13との相互間の無線通信の機能点検を実施することを開始し、各子機11,12,13に対して通信確認信号を送信する(S5)。この場合、自己(親機)のアドレス、送信先のアドレス、グループID等を添付して送信する。制御回路1は、通信確認信号を送信した後、子機11,12,13からの応答信号が受信されたか否かを判定し(S6)、同一グループ内の各子機11,12,13からの応答信号を検知したときには無線通信が正常に終了したと判定して、通信完了信号を各子機11,12,13にそれぞれ送信する(S7)。そして、制御回路1は、その正常結果を警報音制御回路8で警報し、正常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S8)、無線通信の機能点検を終了する。この時、表示回路9は、例えば緑色のLEDを点滅し、警報音制御回路8は、音声等にて無線通信が正常に行われたことをユーザーに知らせる。
また、制御回路1は、通信確認信号を送信してから、子機11,12,13による応答信号を受信するまでの間、所定時間間隔で、通信確認信号を繰り返し(例えば3回)送信させる。そして、制御回路1は、通信確認信号を繰り返して送信しても子機11,12,13からの応答信号を所定時間内に受信できなければ、子機11,12,13との間の無線通信に異常が生じていると判断する。この時、表示回路9は、制御回路1からの制御に基づいてオレンジ色のLEDを所定間隔で点灯と消灯を繰り返し、警報音制御回路8は、音声等にて無線通信の異常を知らせる。なお、前記したように、親機10は、上記した無線通信の機能点検を、子機11,12,13に対して、時間的にずらして個別に実施する。また、例えば各子機11,12,13は、応答信号を規定回数送信後、親機10からの通信完了信号が受信されないときには通信異常が発生したと判定することもできる。なお、点検スイッチ22のオン操作で行われる子機11,12,13による無線通信の機能点検については、図3の親機10側のフローチャートとほぼ同様であり、相違点としては、ステップS5乃至ステップS7において、親機10のみとの相互間の無線通信の機能点検をする点のみである。
次に、定期通信として、例えば20時間毎に行われる親機10の無線通信の機能点検について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は自動における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
親機10の制御回路1は、定期的なタイミングとして、例えば前回の無線通信の機能点検から20時間の経過を検知すると(S11)、前述したように、火災検知回路7のセンサー状態(断線等)が異常か否かを記憶素子21にアクセスして判定し(S12)、センサー異常の記録がなかったときには電池切れか否かを判定する(S13)。制御回路1は、電池切れの記録がなかったときには記憶素子21に無線通信の異常記録があるか否かを判定する(S14)。制御回路1は、無線通信の異常記録がないときには各子機11,12,13との定期通信を開始する(S15)。
この時、制御回路1は、図3で説明したように、子機11,12,13に対してそれぞれ通信確認信号を送信し、この送信により子機11,12,13からの応答信号が受信されたときには、無線通信が正常に終了したと判定して通信完了信号を各子機11,12,13にそれぞれ送信する。しかし、図3の説明とは異なり、その正常結果を警報音制御回路8で警報し、正常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知することはしない。
また、制御回路1は、通信確認信号を送信してから、子機11,12,13による応答信号を受信するまでの間、所定時間間隔で、通信確認信号を繰り返し(例えば3回)送信させる。そして、制御回路1は、通信確認信号を繰り返して送信しても子機11,12,13からの応答信号を所定時間内に受信できなければ、子機11,12,13との間の無線通信に異常が生じていると判断する。そして、制御回路1は、その異常結果を警報音制御回路8で警報し、異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知させる。なお、前記したように、親機10は、上記した無線通信の機能点検を、子機11,12,13に対して、時間的にずらして個別に実施する。また、例えば、各子機11,12,13は、応答信号を規定回数送信後、親機10からの通信完了信号が受信されないときには通信異常が発生したと判定することもできる。なお、定期的なタイミングで行われる子機11,12,13による無線通信の機能点検については、図4の親機10のフローチャートとほぼ同様であり、相違点としては、ステップS15において、親機10のみとの相互間の無線通信の機能点検をする点のみである。
以上のように実施の形態によれば、親機10および子機11,12,13が他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検(電圧の点検)あるいは以前に行われた無線通信の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないようにしている。これにより、無駄な無線通信による電池2の電圧低下を抑えることができ、このため、電池2の寿命が短くならず、機能点検の異常をユーザーに報知できる期間が長くなる。また、前述したように点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないので、無駄な無線通信によるトラフィックを抑えることができ、警報システムに係わる他の通信を妨げるということがなくなる。
なお、実施の形態では、無線通信の機能点検を行うときに、火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検あるいは無線通信の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、親機10および子機11,12,13が他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、無線通信の機能点検よりも重要度の高い機能点検の点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないようにしても良い。この場合、本実施の形態と同様に表示回路9は、重要度の高い異常のみを優先して継続表示する。重要度の高いのものとして火災検知回路7のセンサー異常、次に電池切れによる異常、次に無線通信の異常である。
これは、表示回路9が、重要度の高い異常のみを優先して継続表示するものであって、重要度の高い機能点検の点検結果が異常であった場合には、無線通信の機能点検を行って異常であったとしても、その点検結果を表示できないため、無駄であることから無線通信の機能点検を実施しないようにしている。これにより、より電池2の寿命が短くならず、機能点検の異常をユーザーに報知できる期間が長くなる。
つまり、実施の形態では、以前の無線通信の機能点検が異常であった場合も、無線通信の機能点検を実施しないようにしたが、重要度の高い機能点検(センサー異常、電池切れ)の点検結果が異常であった場合にのみ無線通信の機能点検を行わないようにしても良い。つまり、センサー異常、電池切れでないときに、以前の無線通信の機能点検が異常であった場合、無線通信の機能点検を実施して再確認するようにする。
なお、実施の形態では、機能点検部によって複数の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、その異常を識別可能に報知する報知手段として、表示手段としての表示回路9を例に挙げて説明したが、警報音発生手段としての警報音制御回路8でもよく、その場合、警報音制御回路8を表示回路9と同様に、重要度の高い異常のみを優先して継続警報するようにするとよい。
また、実施の形態では、親機10および子機11,12,13の制御回路1は、無線通信の機能点検の他に実施する機能点検として、火災検知回路7の機能点検および電池2の機能点検を定期的に行うものとしたが、火災検知回路7の機能点検および電池2の機能点検の少なくとも一つを定期的に行うものとしてもよい。
また、実施の形態では、本発明の機能点検部を親機10、および子機11,12,13のそれぞれが備えていることを述べたが、警報器の少なくとも一つ、例えば親機10だけが備えている構成であってもよい。
なお、上記説明では、熱式の火災検知回路を有する警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、煙式などのその他の火災検知回路を有する警報器や、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検知する異常検知回路を有する警報器に本発明を適用することもできる。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検知回路、8 警報音制御回路、9 表示回路、10 親機、11〜13 子機。21 記憶素子、22 点検スイッチ。

Claims (3)

  1. 電池を電源として有し、相互に無線通信する複数の警報器から構成された無線式警報システムにおいて、
    前記警報器の少なくとも一つは、
    その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行い、また、監視領域の異常の有無を検知する異常検知部の機能点検又は前記電池の機能点検の少なくとも一つを定期的に行い、正常又は異常を判断してその点検結果を記憶素子に記憶する機能点検部と、
    前記機能点検部によって前記複数の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、その異常を識別可能に報知する報知手段とを備え、
    前記機能点検部は、その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、前記記憶素子に記憶されている前記複数の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施せず、一方、前記記憶素子に記憶されている前記複数の機能点検の点検結果が異常でない場合には無線通信の機能点検を実施することを特徴とする無線式警報システム。
  2. 前記報知手段は、前記機能点検部によって前記複数の機能点検の何れかの点検結果が異常と判定されたときに、重要度の高い異常として、まず前記異常検知部の異常を、次に前記電池の異常を、次に前記無線通信の異常を優先して報知し、
    前記機能点検部は、その他の警報器との無線通信の機能点検を所定のタイミングで行うときに、重要度の高い異常である前記異常検知部の異常、または前記電池の異常があった場合には無線通信の機能点検を実施しないことを特徴とする請求項1記載の無線式警報システム。
  3. 前記複数の警報器は、1つの親機とそれ以外の子機とによって構成され、
    前記親機は、前記無線通信の機能点検を実施するときは、全ての子機に対して通信確認信号を送信し、子機からの応答信号を受信すると、当該子機との間の無線通信を正常と判断するとともに当該子機に通信完了信号を送信し、前記子機からの応答信号を受信できなければ、当該子機との間の無線通信を異常と判断し、
    前記子機は、前記親機からの通信確認信号を受信すると、当該親機に対して応答信号を送信し、該応答信号の送信後に、前記親機からの通信完了信号を受信しないときには、当該親機との間の無線通信を異常と判断すること特徴とする請求項1又は2記載の無線式警報システム。
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