JP2011209799A - 無線式警報システム - Google Patents

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JP2011209799A JP2010074317A JP2010074317A JP2011209799A JP 2011209799 A JP2011209799 A JP 2011209799A JP 2010074317 A JP2010074317 A JP 2010074317A JP 2010074317 A JP2010074317 A JP 2010074317A JP 2011209799 A JP2011209799 A JP 2011209799A
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英聖 森田
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Abstract

【課題】点検スイッチの操作による通信状態の点検時に親機の電池の消耗を低減する無線式警報システムを提供する。
【解決手段】相互に無線通信する1個の親機10と3個の子機11〜13から構成された無線式警報システムにおいて、親機10および子機11〜13は、相互間の通信状態を所定周期で点検する通信状態点検部を有する機能点検部と、機能点検部の点検結果を記憶する点検結果記憶部と、点検結果記憶部に記憶された機能点検部の点検結果を報知する報知手段と、点検スイッチとを備え、親機10の通信状態点検部は、点検スイッチが操作されたときに、子機11〜13それぞれとの通信状態を点検することなく、点検結果記憶部に記憶された点検結果を報知手段で報知し、一方、子機11〜13の通信状態点検部は、点検スイッチが操作されたときに、親機10との通信状態を点検し、その結果を報知手段で報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内蔵の電池を電源とする警報器に係わり、さらに詳しくは、同一グループ内の複数の警報器のうち何れかが異常を検知した際に、その他の警報器に異常検知情報を無線信号で伝達する無線式警報システムに関するものである。
従来の無線式警報システムの一例である無線式警報システムとして、相互に無線通信する1つの親機と1以上の子機とによる複数の警報器から構成されたものがある。これは、1つの警報器が火災の発生を検知したときには自ら警報を発すると共に、無線通信によって他の警報器に連動制御信号を送信して受信させ、他の警報器のうち親機が連動制御信号を受信したときには、その連動制御信号を他の子機に中継転送して受信させ、全ての警報器で連動して警報を発するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−251906号公報(第6−7頁、図3)
例えば、子機が火災の発生を検知した場合を想定すると、全ての子機は1回の送信又は受信動作のみでよいが、親機は2回の送信又は受信動作が必要であり、その分、電池寿命が短くなり易いという課題があった。
また、一般的な警報器は、定期的に、又は点検スイッチが操作されたときに、その他の警報器との通信状態の点検を行う機能を有している。その場合、子機は、1つの親機との通信状態を点検するだけでよいが、親機の場合は、1以上の子機それぞれとの通信状態を点検する必要があり、そのため、子機よりも電池の消耗が早くなっていた。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、点検スイッチの操作による通信状態の点検時に親機の電池の消耗を低減する無線式警報システムを得ることを目的とする。
本発明に係る無線式警報システムは、相互に無線通信する1つの親機と1以上の子機による複数の警報器から構成され、1つの警報器が監視領域の異常の発生を検知したときには自ら警報を発すると共に、無線通信によって他の警報器に連動制御信号を送信し、他の警報器が連動制御信号を受信することにより、さらに親機が子機からの連動制御信号を受信したときには、連動制御信号をその他の子機に中継転送して、その他の子機が連動制御信号を受信することにより、全ての警報器が連動して警報を発するようにした無線式警報システムにおいて、親機および子機は、相互間の通信状態を所定の周期で点検する通信状態点検部を少なくとも有する機能点検部と、機能点検部の点検結果を記憶する点検結果記憶部と、点検結果記憶部に記憶された機能点検部の点検結果を報知する報知手段と、点検スイッチとを備え、親機の通信状態点検部は、点検スイッチが操作されたときに、子機それぞれとの通信状態を点検することなく、点検結果記憶部に記憶された点検結果を報知手段で報知し、一方、子機の通信状態点検部は、点検スイッチが操作されたときに、親機との通信状態を点検し、その結果を報知手段で報知する。
本発明によれば、親機は、点検スイッチが操作されたときに、子機それぞれとの通信状態を点検することなく、点検結果記憶部に記憶された点検結果を報知手段で報知するようにしているので、通信状態の点検時における電池の消耗を低減できる。また、子機は、点検スイッチが操作されたときに、親機との通信状態を点検し、その結果を報知手段で報知するようにしているので、最新の点検結果を報知することができる。つまり、親機は、点検スイッチが操作された場合、複数台の子機と通信する必要から電池が消耗することが考えられるため、親機は子機それぞれとの通信状態の点検は実施せず、過去の点検結果を報知して、電池の消耗を低減している。一方、子機は、1台の親機と通信するだけなので、親機ほど電池が消耗することがないため、親機との通信状態の点検を実施して、最新の点検結果を報知することができる。このように、システムとして電池寿命の均一化を図りながら、システムとして可能な限り最新の点検結果を報知することができる。
実施の形態に係る無線式火災警報システムの構成を示す図である。 実施の形態の無線式火災警報システムにおける親機と子機の主要構成を示す機能ブロック図である。 点検スイッチの操作における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。 点検スイッチの操作における子機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
図1は実施の形態に係る無線式火災警報システムの構成を示す図である。
本実施の形態の無線式警報システムとしての無線式火災警報システム100は、例えば1個の親機10と3個の子機11,12,13による複数の警報器から構成されている。図中に示す親機10と子機11,12,13の間および子機11,12,13相互を結ぶ実線は、1つの同じグループ内において、無線通信により互いに通信可能であることを示している。親機10と子機11,12,13は、それぞれ火災を検知する機能および火災を検知した際に警報を発する機能を有している。親機10と子機11,12,13をグループ化して連動設定を行う場合、親機10の設定は、例えば、電源投入後に登録ボタンを押すことで完了する。一方、子機11,12,13の設定は、例えば、親機10の登録ボタンを押して登録モードにした状態で、子機11,12,13の電源投入後に登録ボタンを押すことで完了する。
図2は実施の形態の無線式火災警報システムにおける親機と子機の主要構成を示す機能ブロック図である。
図2において、親機10と子機11,12,13は、制御回路1、電池2、電源回路3、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、火災検知回路7、警報音制御回路8、表示回路9および点検スイッチ22を備えている。
電池2は、各回路の電源として使用されている。電源回路3は、電池2の電圧を制御回路1、送受信回路5、火災検知回路7、警報音制御回路8、表示回路9の各回路に必要な電圧にして供給する。電池電圧検出回路4は、電源回路3に印加されている電池2の電圧を検出し、検出電圧に応じた電圧検出信号を制御回路1に出力する。
火災検知回路7は、監視領域の異常の有無を検知する異常検知部の一例であり、火災現象に基づく煙や熱等の物理的変化を検知して検知内容に応じた信号を制御回路1に出力する。警報音制御回路8は、制御回路1からの信号に応じてブザーの鳴動、スピーカによる音声等を制御する回路である。表示回路9は、制御回路1からの信号に基づいて火災発生、機能点検の点検結果(正常/異常)を識別可能に例えば発光ダイオード(LED)を点灯制御する。機能点検として、例えば、火災検知回路7と電池2の機能点検、無線通信の機能点検がある。火災検知回路7と電池2の機能点検は所定の周期で繰り返し行われ、無線通信の機能点検は、例えばそれとは異なる所定の周期(例えば20時間)で繰り返し行われている。
表示手段(報知手段の一例)としての表示回路9は、機能点検の点検結果として火災検知回路7がセンサー異常のときには例えば赤色のLEDを3回点滅し、これを周期として繰り返し行う。また、点検結果として電池2が電池切れのときには例えば赤色のLEDを1回点滅し、これを周期として繰り返し行う。さらに、点検結果として無線通信の異常のときには例えばオレンジ色のLEDを所定間隔で点灯と消灯を繰り返し行う。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6と接続されている。送受信回路5は、アンテナ6から入力された無線信号を処理し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。それ以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また、送受信回路5は、制御回路1からの信号を送信処理する。
制御回路1は、火災検知回路7からの信号に基づいて警報音制御回路8および表示回路9を制御し、ブザーや音声、LED等によって警報を報知する。また、制御回路1は、送受信回路5により受信された各種信号に基づいて必要な処理を行うと共に、必要に応じて送受信回路5を制御しその他の警報器に各種信号を送信する。
記憶素子21は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリからなっている。この記憶素子21には、火災検知回路7のセンサー異常/正常、電池切れか否か、無線通信の異常/正常の各点検結果を記憶する点検結果記憶エリアが設けられ、制御回路1が実行するプログラム、自己アドレスやグループID、その他の警報器のアドレス、各種データ等が格納されている。点検スイッチ22は、手動にて無線通信の機能点検を行うときに操作される例えばプッシュ式のスイッチである。
親機10と子機11,12,13の各制御回路1は、その他の警報器との相互間の通信状態を所定の周期で点検する通信状態点検部を有する機能点検部を備えている。その各制御回路1は、機能点検部の機能として、前記した無線通信の機能点検(通信状態点検部としての機能)、火災検知回路7の機能点検、および電池2の機能点検の機能を有する。ここで、各種の機能点検について説明する。
まず、火災検知回路7の機能点検について説明する。火災検知回路7は、例えば熱式の火災検知回路であって、固定抵抗とサーミスタ(ともに図示せず)を備えている。制御回路1は、火災検知回路7から出力される検出電圧を取得し、予め設定された断線閾値と比較することで、火災検知回路7が断線しているか否かを判断する。そして、火災検知回路7が断線していれば異常と判断し、断線していなければ正常と判断する。そして、異常を検知したときには異常結果(センサー異常)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記録する。
次に、電池2の機能点検について説明する。制御回路2は、電池電圧検出回路4により検出された電池電圧を読み込んで予め設定された閾値と比較し、電池電圧が閾値以下のときには異常結果(電池切れ)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記録する。
次に、無線通信の機能点検について説明する。無線通信の機能点検とは、警報器と他の警報器との間で無線信号の送受信動作が正常に行われているか否かを調べるものである。ある警報器が無線信号を送信した場合に、送信先の警報器からの応答信号を受信できるか否かを点検する。ここで、親機10は、子機11,12,13それぞれとの相互間の通信状態を点検する。一方、子機11,12,13は、親機10のみとの相互間の通信状態を点検する。以下、具体的な動作例として、親機10の場合を例に挙げて説明する。
親機10は、子機11に対して無線通信の機能点検のための点検信号として、通信確認信号を送信する。子機11は、この通信確認信号を受信すると、機能点検の応答信号を親機10に対して送信する。親機10は、子機11からの応答信号を受信すると、子機11との間の無線通信が正常に機能していると判断する。そして、通信完了信号を子機11に対して送信する。
ここで、親機10は、子機11からの応答信号を受信するまでの間、所定時間間隔で、通信確認信号を繰り返し(例えば3回)送信する。また、子機11は、親機10からの通信確認信号を受信すると応答信号を繰り返し(例えば3回)送信する。そして、親機10は、通信確認信号を繰り返して送信しても子機11からの応答信号を所定時間内に受信できなければ、子機11との間の無線通信に異常が生じていると判断する。このような動作については、親機10および子機11は、制御回路1(通信状態点検部の機能)の制御に基づいて行う。そして、親機10の制御回路1は、異常を検知したときには異常結果(無線通信の異常)を警報音制御回路8により報知させ、その異常結果を表示回路9により表示させ、記憶素子21に記憶する。
親機10は、前述した無線通信の機能点検を、他の子機12、子機13との間でも同様に行う。また、各子機11〜子機13も、同様にして親機10との無線通信の機能点検を行う。なお、前述した各機能点検の点検結果が正常の場合も、その正常結果を記憶素子21に記憶する。
さらに、本実施の形態では、親機10の制御回路1と子機11,12,13の制御回路1とは、点検スイッチ22のオン操作を検知したときに、通信状態点検部としての動作がそれぞれ相違する点に特徴がある。以下に説明すると、まず、親機10の制御回路1は、通信状態点検部の機能として、例えば、点検スイッチ22のオン操作を検知したときには、子機11,12,13それぞれとの無線通信の通信状態を点検することなく、記憶素子21に記録された点検結果(正常/異常)を警報音制御回路8で警報し、その点検結果を表示回路9により表示させて報知する。
一方、子機11,12,13の各制御回路1は、通信状態点検部の機能として、例えば、点検スイッチ22のオン操作を検知したときには、記憶素子21に記録された点検結果が異常である場合、親機10との通信状態を点検することなく、記憶素子21に記録された点検結果(異常)を警報音制御回路8で警報し、その異常結果を表示回路9により表示させて報知する。また、記憶素子21に記録された点検結果が正常である場合には、前記した動作と同様に、親機10との無線通信の機能点検を実施する。
そして、子機11,12,13の各制御回路1は、点検結果が正常である場合には、その旨を警報音制御回路8で警報し、表示回路9により表示させて報知する。また、無線通信の点検結果が異常である場合には、その旨を警報音制御回路8で警報し、表示回路9により表示させて報知する。点検スイッチ22のオン操作における通信状態の判定は、子機11,12,13側から親機10に対してそれぞれ通信確認信号を送信し、親機10からの応答信号が受信されたときに親機10との通信状態が正常であると判定する。また、例えば所定時間を経過しても応答信号が受信されなかったときには異常と判定する。この時、各子機11,12,13は、親機10に対して通信確認信号を送信した後に、所定時間の間、連続受信モードに移行する。そのモードは、制御回路1と送受信回路5を動作状態に設定し、無線信号が存在すれば即座に信号処理を行える状態となるモードである。
このように構成された親機10と子機11、12、13において、火災が発生した場合の動作を説明する。
親機10が設置された環境で火災が発生した場合、親機10は、火災検知回路7により火災を検知し、音声やブザー、LED等によって警報を行うと共に、火災に関する情報を連動制御信号として子機11,12,13にそれぞれ送信する。一方、子機11,12,13は、親機10からの連動制御信号が受信されたときに、音声やブザー、LED等によって必要な警報を行う。その後、親機10が火災を検知しなくなると自己復旧して警報を停止すると共に、子機11,12,13への連動制御信号の送信を停止して、子機11,12,13から発せられている警報を停止させる。
また、例えば子機11が設置された環境で火災が発生した場合、子機11は、火災検知回路7により火災を検知し、音声やブザー、LED等によって警報を行うと共に、火災に関する情報を連動制御信号として親機10と子機12、13にそれぞれ送信する。一方、親機10と子機12、13は、子機11からの連動制御信号が受信されたときに、音声やブザー、LED等によって必要な警報を行う。さらに、親機10は、送信元の子機11以外の子機12、13に連動制御信号を転送する。これによって、子機同士が離れているために、子機11の連動制御信号が子機12、13で受信されなくても親機10により転送された連動制御信号が子機12、13で受信される。その後、子機11が火災を検知しなくなると自己復旧して警報を停止すると共に、親機10と子機12、13への連動制御信号の送信を停止して、親機10と子機12、13から発せられている警報を停止させる。このように、親機10と子機11,12,13は、互いに連動して警報動作を行うことで、より確実にユーザーに警報を報知することができる。
次に、点検スイッチ22のオン操作で行われる親機10の無線通信の機能点検について図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図3は点検スイッチの操作における親機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
親機10の制御回路1は、点検スイッチ22のオン操作を検知すると(S1)、子機11,12,13それぞれとの無線通信の通信状態を点検することなく、点検時の状態が正常か否かを判定する(S2)。この場合、制御回路1は、前述したように、火災検知回路7のセンサー状態(断線)が正常か否か、また、電池2の機能点検の点検結果(電池電圧の状態)が正常か否か、さらに、無線通信の機能点検の点検結果(定期的に行われている無線通信の点検結果)が正常か否かを記憶素子21にアクセスして判定する。
制御回路1は、全ての機能点検の点検結果が正常のときには、その旨を警報音制御回路8で警報し、その正常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S3)、親機10における無線通信の点検動作を終了する。また、制御回路1は、機能点検の点検結果に異常があった場合には、その異常を警報音制御回路8で警報し、その異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S4)、親機10における無線通信の点検動作を終了する。
次に、点検スイッチ22のオン操作で行われる子機11,12,13の無線通信の機能点検について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は点検スイッチの操作における子機の無線通信の点検動作を示すフローチャートである。
子機11,12,13の各制御回路1は、点検スイッチ22のオン操作を検知すると(S11)、点検時の状態が正常か否かを判定する(S12)。この場合、制御回路1は、親機10と同様に、火災検知回路7のセンサー状態が正常か否か、また、電池2の機能点検の点検結果が正常か否か、さらに、無線通信の機能点検の点検結果が正常か否かを記憶素子21にアクセスして判定する。
制御回路1は、機能点検の点検結果に異常があった場合には、親機10との無線通信の通信状態を点検することなく、その異常を警報音制御回路8で警報し、その異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S16)、子機11,12,13における無線通信の点検動作を終了する。
子機11,12,13の各制御回路1は、S12において、全ての点検結果が正常であったときには、親機10に対してそれぞれ通信確認信号を送信する(S13)。その後、各制御回路1は、連続受信モードに移行して待機状態にし、かつ親機10からの応答信号が受信されたか否かを判定する(S14)。各制御回路1は、例えば所定時間経過しても親機10からの応答信号が受信されなかったときには親機10との通信状態が異常であると判定して、その旨を警報音制御回路8で警報し、その異常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S16)、子機11,12,13における無線通信の点検動作を終了する。
また、各制御回路1は、所定時間経過する前に親機10からの応答信号が受信されたときには親機10との通信状態が正常であると判定して、その旨を警報音制御回路8で警報し、その正常結果を表示回路9により表示させてユーザーに報知し(S15)、子機11,12,13における無線通信の点検動作を終了する。
以上のように実施の形態によれば、親機10は、点検スイッチ22がオン操作されたときに、子機11,12,13それぞれとの通信状態を点検することなく、記憶素子21に記録された点検結果(無線通信の機能点検の点検結果を含む)を表示回路9に表示するようにしているので、通信状態の点検時における電池2の消耗を低減できる。また、子機11,12,13は、点検スイッチ22がオン操作されたときに、親機10との通信状態を点検し、その結果を表示回路9に表示するようにしているので、最新の点検結果を表示することができる。
つまり、点検スイッチ22がオン操作された場合に、親機10が子機11,12,13のそれぞれとの相互間の通信状態の点検を行うと、親機10は、複数台の子機11,12,13と通信する必要から電池2が消耗することが考えられるため、親機10は子機11,12,13のそれぞれとの通信状態の点検は実施せず、過去の点検結果を表示して、電池の消耗を低減している。一方、子機11,12,13は、1台の親機10と通信するだけなので、親機10ほど電池2が消耗することがないため、親機10と相互間の通信状態の点検を実施して、最新の点検結果を表示することができる。このように、システムとして電池寿命の均一化を図りながら、システムとして可能な限り最新の点検結果を表示することができる。
また、子機11,12,13は、点検スイッチ22がオン操作されたときに、記憶素子21に記録された火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検、無線通信の機能点検の何れかの点検結果が異常であった場合、親機10との通信状態を点検することなく、記憶素子21に記録された異常の点検結果を表示回路9に表示するようにしている。これにより、電池寿命が短くならず、機能点検の異常をユーザーに報知できる期間が従来と比べ長くなり、また、前述したように点検結果が異常であった場合には無線通信の機能点検を実施しないので、無駄な無線通信によるトラフィックを抑えることができ、警報システムに係わる他の通信を妨げるということがなくなる。
また、子機11,12,13は、点検スイッチ22が操作されたときに、通信状態点検部によって、親機10に対して通信確認信号を送信した後に、連続受信モードに移行するので、親機10から応答信号を受信できないということがなくなり、そのため、親機10は、子機11,12,13からの通信確認信号が受信されたときに、各子機11,12,13に対して応答信号を1回送信するだけでよく、親機10が何度も再送信する必要がなくなり、そのため、親機10の電池寿命が短くならない。
なお、上記説明では、記憶素子21に記憶された機能点検部の点検結果を報知する報知手段として、表示手段としての表示回路9を例に挙げて説明したが、警報音発生手段としての警報音制御回路8でもよい。
また、上記説明では、機能点検として、火災検知回路7の機能点検、電池2の機能点検、および無線通信の機能点検を実施するものとして説明したが、少なくとも無線通信の機能点検を実施するものであればよい。
また、親機10は、点検スイッチ22がオン操作されたときに、記憶素子21に記憶された点検結果として、各機能点検の点検結果を表示するようにしたが、子機11,12,13との通信状態の点検を実施する代わりに、記憶素子21に記憶された無線通信の点検結果を表示できればよい。子機11,12,13も同様に、点検スイッチ22がオン操作されたときに、記憶素子21に記憶された無線通信の点検結果(異常の場合のみ)を表示できればよい。
また、子機11,12,13は、点検スイッチ22がオン操作されたときに、記憶素子21に記憶された点検結果が異常である場合は、親機10との通信状態を点検しないようにした。しかしながら、子機11,12,13は、親機10のみとの相互間の通信状態の点検であるため、親機10が子機11,12,13それぞれとの相互間の通信状態の点検をする場合と比較して、電池2の消耗がそれほど多くないことから、記憶素子21に記憶された点検結果が正常又は異常に係わらず、親機10との通信状態を点検して、最新の点検結果を表示するようにしてもよい。
なお、上記説明では、熱式の火災検知回路を有する警報器を用いた火災警報システムに本発明を適用した場合を例に説明したが、煙式などのその他の火災検知回路を有する警報器を用いた火災警報システムや、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検知する異常検知回路を有する警報器を用いた警報システムに本発明を適用することもできる。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検知回路、8 警報音制御回路、9 表示回路、10 親機、11〜13 子機。21 記憶素子、22 点検スイッチ。

Claims (3)

  1. 相互に無線通信する1つの親機と1以上の子機による複数の警報器から構成され、1つの警報器が監視領域の異常の発生を検知したときには自ら警報を発すると共に、無線通信によって他の警報器に連動制御信号を送信し、他の警報器が連動制御信号を受信することにより、さらに、親機が子機からの連動制御信号を受信したときには、連動制御信号をその他の子機に中継転送して、その他の子機が連動制御信号を受信することにより、全ての警報器が連動して警報を発するようにした無線式火災警報システムにおいて、
    前記親機および前記子機は、相互間の通信状態を所定の周期で点検する通信状態点検部を少なくとも有する機能点検部と、前記機能点検部の点検結果を記憶する点検結果記憶部と、前記点検結果記憶部に記憶された前記機能点検部の点検結果を報知する報知手段と、 点検スイッチとを備え、
    前記親機の通信状態点検部は、前記点検スイッチが操作されたときに、前記子機それぞれとの通信状態を点検することなく、前記点検結果記憶部に記憶された点検結果を報知手段で報知し、
    一方、前記子機の通信状態点検部は、前記点検スイッチが操作されたときに、前記親機との通信状態を点検し、その結果を報知手段で報知することを特徴とする無線式警報システム。
  2. 前記子機の通信状態点検部は、前記点検スイッチが操作されたときに、前記点検結果記憶部に記憶された前記機能点検部の点検結果が異常である場合、前記親機との通信状態を点検することなく、前記点検結果記憶部に記憶された点検結果を報知手段で報知することを特徴とする請求項1記載の無線式警報システム。
  3. 前記子機の通信状態点検部は、前記点検スイッチが操作されたときに、前記親機に対して通信確認信号を送信し、前記親機からの応答信号が受信されたときには前記親機との通信状態が正常であると判定し、
    前記親機の通信状態点検部は、前記通信確認信号が受信されたときに、その通信確認信号を送信した子機に対して応答信号を送信し、
    また、前記子機の通信状態点検部は、前記親機に対して通信確認信号を送信した後に、応答信号を即座に受信させる連続受信モードに移行することを特徴とする請求項1又は2記載の無線式警報システム。
JP2010074317A 2010-03-29 2010-03-29 無線式警報システム Pending JP2011209799A (ja)

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