JP4413072B2 - 防犯装置及び親機 - Google Patents

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Description

本発明は、外部への通信手段を備えた親機と、この親機と無線で通信を行うことにより当該親機または外部と音声通信を行う音声子機とを有する通信機器を用いた一般家庭用の簡易な防犯装置及び親機に関する。
従来から一般家庭用の防犯装置が提供されている。この防犯装置は、単体で玄関や窓等に設置され、玄関が開いたら警報を発生するものや、窓が割られたら警報を発生するものなどが一般的である。
また、状態監視のための診断信号を一定の時間間隔で送信することにより、送信側の故障や電池切れ、電波障害等をチェックする機能を備えたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−225369号公報
上記従来の防犯装置の場合、無線による通信を行わず、かつ、各種センサからの割り込みで動作するものであれば、電源として内蔵の乾電池数本で半年から1年持つものもある。しかし、家庭用コードレス電話機を利用し、センサを兼ねる防犯用の子機をコードレス電話機の親機と無線で通信するように防犯装置を構築した場合、子機は親機からの呼掛けに対してスムーズに応答するために、1秒未満の短い間隔で無線状態を監視する必要がある。従って、この短い間隔で親機と通信を行うと、防犯子機は、内蔵の乾電池数本で数百時間(1ヶ月未満)程度しか持たないため、電池切れ等を起こさないように常に注意しておく必要があるといった問題が発生する。また、音声子機と防犯子機の通信を別の通信手段で構築することも考えられるが、通信手段を別にするとコストアップにつながるといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、音声子機と防犯子機との通信手段を共通にするとともに、防犯子機の通信手段の動作のトリガーを防犯子機からの通信のみとすることで、電池寿命を大幅に延ばすことのできる家庭用コードレスン電話機を利用した防犯装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の防犯装置は、外部への通信手段を備えた親機と、この親機と無線で通信を行うことにより当該親機または外部と音声通信を行う音声子機とを有する通信機器を用いた防犯装置であって、前記親機と無線で通信を行う防犯子機をさらに備えており、前記親機と前記防犯子機との間の通信は、前記防犯子機が変化を感知したときに当該防犯子機から前記親機へ異常通知を行い、前記親機は前記異常通知を受け取ると、前記防犯子機に対して異常に対応した所定動作の指示を出力する構成としている。
このような構成によれば、防犯子機の動作のトリガーを防犯子機からの通信のみとすることで、防犯子機の電源である内蔵電池の寿命を大幅に延ばすことができる。また、音声子機と防犯子機との通信手段を共通にすることで、通常のコードレス電話機やファクシミリ装置に防犯子機を追加する場合に、親機側の無線装置はそのまま使用できるため、コストアップも少なくて済むといった利点もある。
この場合、前記防犯子機は、前記異常通知を行った際に前記親機からの応答が無かった場合には、一定時間(例えば、1分等)経過後に再度異常通知を行うように構成してもよい。これにより、例えば防犯子機が異常通知を行った際に、親機が他の子機または外部と通話中等で応答できなかった場合でも、1分等の一定時間経過後に再度異常通知を行うので、親機側では、その時点で通話を終了していれば、この異常通知を受け取ることができ、その後の動作(例えば、当該防犯子機に警報鳴動の指示を出力したり、親機自体が警報鳴動を行ったり、外部に異常を通知したりといった動作)を行うことができる。このような一定時間経過後の再度の異常通知は、予め設定された所定回数(例えば、3回等)、繰り返して行うようにしてもよい。
一方、前記防犯子機が変化を感知しないまま所定時間(例えば、1時間等)が経過した場合には、前記防犯子機は前記親機に対して異常とは別の定期通知を行うように構成してもよい。このように定期通知を行うことで、防犯子機が正常に動作中であることを親機側に通知することができる。
この場合も、前記防犯子機は、前記定期通知を行った際に前記親機からの応答が無かった場合には、前記所定時間(例えば、1時間等)よりも短い特定時間(例えば、30分等)経過後に再度定期通知を行うように構成してもよい。これにより、例えば防犯子機が定期通知を行った際に、親機が他の子機または外部と通話中等で応答できなかった場合でも、30分等の特定時間経過後に再度定期通知を行うので、親機側では、その時点で通話を終了していれば、この定期通知を受け取ることができ、防犯子機が正常に動作していることを確認することができる。なお、このような特定時間経過後の再度の定期通知は、予め設定された所定回数(例えば、3回等)、繰り返して行うようにしてもよい。
なお、前記防犯子機は、定期通知を前記特定時間(30分)間隔で所定回数繰り返した結果、前記親機から応答があった場合には、定期通知の時間間隔を前記特定時間(30分等)から前記所定時間(1時間等)に戻すように構成する。
また、前記防犯子機は、内蔵電池の残容量不足を検出する検出手段をさらに備えており、前記定期通知時に電池残容量不足を検出している場合には、電池残容量不足の通知も併せて行うように構成してもよい。これにより、防犯子機の電池切れを事前に把握できるので、その旨のメッセージを例えば親機の表示部に表示したり、通信手段を介して外部に通知することで、電池が切れる前に交換する等、迅速に適切な対応をとることができる。
この場合、前記防犯子機は、前記電池残容量不足の通知を行った際に前記親機からの応答が無かった場合には、前記所定時間(1時間等)よりも十分に短い規定時間(例えば、10分等)経過後に再度電池残容量不足の通知を行うように構成してもよい。これにより、通話中等のため電池残容量不足の通知を受け取れなかった場合でも、10分経過後に再度電池残容量不足の通知を受け取ることができるので、親機側では、その時点で通話を終了していれば、この電池残容量不足の通知を受け取ることができ、すぐに電池交換する等、適切な対応をとることが可能となる。
一方、前記親機は、前記所定時間(1時間等)を標準閾値時間として内部に設定し、その標準閾値時間が経過しても前記防犯子機から通知がない場合には、当該防犯子機の異常と判断する。標準閾値時間を経過しても防犯子機から定期通知がない場合には、防犯子機の故障または電池切れ等と判断でき、例えばその旨のメッセージを親機の表示部に表示したり、通信手段を介して外部に通知することが可能となる。これにより、防犯装置の利用者は、迅速に適切な対応をとることができる。
この場合、前記親機は、前記音声子機の使用開始時刻と使用終了時刻とを記憶している子機通信時間管理表を参照することにより、外部との通話または音声子機との通話により応答できない時間を発生していた場合には、前記標準閾値時間を、前記所定時間(1時間等)に前記親機が応答できなかった時間を加味した時間に変更するように構成してもよい。これにより、通話中等のため定期通知を受け取れなかった場合に、間違って防犯子機の異常と判断してしまうといった不具合を解消することができる。
本発明によれば、防犯子機の動作のトリガーを防犯子機からの通信のみとすることで、防犯子機の電源である内蔵電池の寿命を大幅に延ばすことができる。また、子機は、異常検知以外は定期通知を行うだけで、親機からの通信を待つ必要が無いため、電池の消耗をさらに抑えることができる。また、定期通知を行うことで、防犯子機が正常に動作中であることを親機側に通知することができる。さらに、音声子機と防犯子機との通信手段を共通にすることで、通常のコードレス電話機やファクシミリ装置に防犯子機を追加する場合に、親機側の無線装置はそのまま使用できるため、コストアップも少なくて済むといった利点もある。さらに、外部との通話または音声子機との通話により応答できない時間を発生していた場合には、標準閾値時間を、所定時間(1時間等)に親機が応答できなかった時間を加味した時間に変更することで、通話中等のため定期通知を受け取れなかった場合に、間違って防犯子機の異常と判断してしまうといった不具合を解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の防犯装置の全体構成を示す概略ブロック図である。
この防犯装置は、外部への通信手段を備えた親機10と、この親機10と無線で通信を行うことにより当該親機10または外部と音声通信を行う音声子機20とを有する通信機器(例えば、コードレス電話機等)を用いた装置であり、親機10と無線で通信を行う1または複数の防犯子機30をさらに備えた構成となっている。ここで、防犯子機30は、親機10との無線での通信が、音声子機20と同じ通信手順で動作するように構成されている。なお、各防犯子機30は、音声子機20と同様、個別に付与されたID番号(ID001,ID002,・・・)によって識別されるようになっている。
親機10は、音声子機20や防犯子機30と無線通信を行うための無線通信部11、後述する子機の情報を記憶する子機情報記憶部12、音声等によりメッセージや警報を発するための音声発生部13、各種メッセージを表示する表示部14、及び外部との通信を行う外部通信部15などを備えており、これら各部が親機10全体を制御する制御部(CPU、ROM、RAM等)16によって制御されている。
防犯子機30は、親機10と無線通信を行うための無線通信部31、警報を発するための警報発生部32、各種設定時間を計測するタイマー部33、電源である内蔵電池34の減電状態を検出する減電検出部35、及び異常を検知するためのセンサ(振動センサ、赤外線センサ、感熱センサ等の各種センサ)36などを備えており、これら各部が防犯子機30全体を制御する制御部(CPU、ROM、RAM等)37によって制御されている。なお、音声子機20は通常のコードレス子機であるので、音声子機20の構成については説明を省略する。
上記構成において、防犯子機30は、普段はスリープ状態となっている制御部37のCPUに対してセンサ36が割り込みをかけると、CPUが動作してセンサ36の状態を確認し、無線通信部31を通じて親機10に異常の状態を通知する。親機10は、防犯子機30からの異常通知を無線通信部11で受信し、子機情報記憶部12に記憶されている子機情報と照合して、どの防犯子機30がどのような異常かを判断し、音声発生部14の図示しないスピーカから警報を出したり、外部通信部15から電話回線などを通じて外部に通報する。親機10は電源から電力を取っているが、防犯子機30は設置場所の制約から電池34での動作となっている。そのため、できるだけ電池34を消耗しないようにするために上記のような対策が必要となる。
また、防犯子機30は、センサ36による割り込みが発生しないまま所定時間である例えば1時間が経過した場合には、無線通信部31を通じて親機10に定期連絡の通知を行う。親機10は、防犯子機30からの定期連絡の通知を無線通信部11で受信し、子機情報記憶部12に記憶されている子機情報(ID番号)と照合して、どの防犯子機30が正常に動作しているのかを確認する。
また、防犯子機30は、定期連絡の通知時に減電検出部35により電池残容量不足を検出している場合には、無線通信部31を通じて親機10に電池残容量不足の通知も併せて行う。親機10は、防犯子機30からの電池残容量不足の通知を無線通信部11で受信し、子機情報記憶部12に記憶されている子機情報(ID番号)と照合して、どの防犯子機30が電池残容量不足になっているのかを確認する。そして、電池切れの警告メッセージを例えば表示部14に表示したり、外部通信部15を介して外部(例えば、外出先の利用者の所持している携帯電話機等)に通知する。これにより、電池が切れる前に交換する等、迅速に適切な対応をとることができる。
図2は、防犯子機30のウェイクアップタイマー値の一例を示している。
図2では、異常なく動作していることを親機10に通報する定期連絡の通知を、通常1時間(T3)間隔で行い、そのときに親機10から応答がなかった場合(通信エラー時)には、特に緊急で連絡する必要もないので、その後30分(T4)に間隔を縮めて通知を行うようにタイマー値を設定することを示している。また、異常検知時の通知は直ちに(0分:T1)行い、そのときに親機10から応答がなかった場合(通信エラー時)には、緊急性があるので、その後1分(T2)間隔で通知を行うようにタイマー値を設定することを示している。さらに、定期連絡の通知時に電池残容量不足も併せて通知した場合に、親機10から応答がなかった場合には、多少緊急性があるので、その後30分(T4)ではなく10分(T5)に間隔を縮めて通知を行うようにタイマー値を設定することを示している。なお、いずれの場合も、親機10が応答するまで時間間隔を縮めて(T2,T4,T5)一定回数(例えば3回等)通知を繰り返した結果、親機10から応答があった場合には、元の時間間隔である1時間(T3)に戻して定期連絡を行うようにタイマー値を設定する。
図3は、電池残容量が不足しているとき(すなわち、電池切れのとき)や、防犯子機30との通信が途絶えたときの親機10での表示画面例を示している。親機10は防犯子機30との通信が途絶えたり、防犯子機30からの電池残容量不足の連絡を受けると、表示部14の例えば液晶画面に図3に示すような注意や警告を出すようになっている。
図4は、異常検知時の通信プロトコルである。
防犯子機30が異常を検知すると、親機10に対して通信要求を出し、親機10から許可(ACK)があれば、異常の発生を親機に通知する。親機10はその通知を受けて防犯子機30(音声子機20を含んでいてもよい)に対して指示を出す。防犯子機30は、親機10から出された指示に対して動作(例えば、警報を鳴らす等)する。防犯子機30は、動作すると親機10にACKを返す。親機10は、異常の発生を外部に通報し、防犯子機30に対しては終了指示を出す。終了指示を受けた防犯子機30は、再びスリープに入る。なお、親機10からACKが返ってこなかった場合には、図2に示す通信エラー時のタイマー値をセットして、暫くしてからやり直す。ただし、図4では、防犯子機20の警報鳴動を親機10からの指示により行う構成としているが、警報鳴動は緊急性を要するものであるから、防犯子機20が異常を検知した段階で、親機10からのACKの有無に関わらず、防犯子機20単体で行うように構成してもよい。
図8は、親機10が異常の発生を外部に通報するための緊急連絡先の設定画面例である。すなわち、親機10の表示部14の表示画面で外部に通報する場合の連絡先を登録する。この例では、緊急連絡先として3件まで登録可能となっている。異常発生時、親機10は、ここに登録されている電話番号に対して順番に電話をかけ、どれかの電話番号に対して応答があるまで、順番にかけ直すように設定されている。
図5は、定期連絡時の通信プロトコルである。
例えば、1時間ごとに、防犯子機30から親機10に対して異常がないこと(かつ、正常に動作していること)を通知する。すなわち、親機10に対して通信要求を出し、親機10から許可(ACK)があれば、定期連絡の内容を親機10に通知する。親機10は、子機情報記憶部12に記憶されているその防犯子機30の情報を更新するとともに、その防犯子機30に対して終了指示を出す。終了指示を受けた防犯子機30は、再びスリープに入る。なお、親機10からACKが返ってこなかった場合には、図2に示す通信エラー時のタイマー値をセットして、暫くしてからやり直す。
図6は、定期連絡時に電池残容量不足が発生しているときの通信プロトコルである。
親機10に異常がないこと(かつ、正常に動作していること)を通知するために防犯子機30が起き上がった時に、減電検出部35が電池残容量不足を検知すると、防犯子機30は親機10に対して通信要求を出し、親機10から許可(ACK)があれば、電池残容量不足の内容を親機10に通知する。親機10は、その防犯子機30の情報を更新するとともに、表示部14にどの防犯子機30が電池残容量不足であるのかを表示し、その防犯子機30に対して終了指示を出す。終了指示を受けた防犯子機30は、再びスリープに入る。
以上が、異常検知時、定期連絡時、電池残容量不足時の防犯子機30の通信手順である。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、防犯子機30の通信処理動作を再度説明する。
防犯子機30は、スリープ状態において、センサ36からの割り込みを常に監視しているとともに(ステップS1)、定期通知の時間であるか否かを常に監視している(ステップS2)。定期通知の時間計測は、タイマー部33に定期通知を行う所定時間である1時間をセットして行う。
この監視状態において、センサ36からの割り込みが入ると(ステップS1でYesと判断されると)、防犯子機30は、ノイズ等のチャタリングの影響を取り除き(ステップS3)、異常の発生であるかを確認する(ステップS4)。その結果、異常の発生ではない場合(ステップS4でNoと判断された場合)には、再びスリープ状態に戻り(ステップS12)、処理を終了する。一方、異常の発生である場合(ステップS4でYesと判断された場合)には、タイマー部33に時間T2(1分)をセットし(ステップS5)、親機10を呼び出す(ステップS6)。親機10から応答があれば(ステップS6でYesと判断されれば)、親機10に異常を通知する(ステップS8)。異常通知を受け取った親機10から防犯子機30に対して例えば警報鳴動の指示が出力されると(ステップS9でYesと判断されると)、防犯子機30は警報発生部32を駆動して警報を鳴らした後(ステップS10)、タイマー部33の設定を通常の時間T3(1時間)にセットして(ステップS11)、最初のスリープ状態に戻る(ステップS12)。なお、親機10では、防犯子機30に警報鳴動の指示を出すとともに、自機でも警報を鳴らし、かつ、外出先の利用者の所持する携帯電話機などに異常発生を送信する。
一方、ステップS7において、親機10から応答がないと判断(Noと判断)した場合には、ステップS13からステップS14に進み、再びスリープ状態に戻って、タイマー部33による時間T2(1分)のカウントアップを監視する(ステップS15)。そして、時間T2(1分)をカウントアップすると、スリープ状態から再び起き上がり、親機10を呼び出す(ステップS6)。防犯子機30では、このような処理(すなわち、ステップS6、ステップS7、ステップS13〜ステップS15の処理)を予め設定されたリトライ回数(例えば、3回等)になるまで繰り返す。そして、設定されたリトライ回数になるまで親機10の呼び出しを行っても応答がなかった場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、ステップS11に進んで、タイマー部33の設定を通常の時間T3(1時間)にセットし、最初のスリープ状態に戻る(ステップS12)。
一方、ステップS2において、定期通知の時間であると判断した場合(Yesと判断した場合)には、次に減電検出部35によって電池34の残容量が不足しているか否かを判断する(ステップS16)。その結果、電池残容量が不足していないと判断した場合(ステップS16でNoと判断された場合)には、定期通知であることから、タイマー部33に時間T4(30分)をセットする(ステップS17)。一方、ステップS16で電池残容量が不足していると判断した場合(Yesと判断された場合)には、タイマー部33に時間T5(10分)をセットする(ステップS18)。
この後、防犯子機30は、親機10を呼び出す(ステップS19)。親機10から応答があれば(ステップS20でYesと判断されれば)、親機10に定期連絡の内容または電池残容量不足を通知して(ステップS21)、ステップS10に進む。一方、ステップS20において、親機10から応答がないと判断(Noと判断)した場合には、ステップS22からステップS23に進み、再びスリープ状態に戻って、タイマー部33による時間T4またはT5のカウントアップを監視する(ステップS24)。そして、時間T4またはT5をカウントアップすると(ステップS24でYesと判断されると)、スリープ状態から再び起き上がり、親機10を呼び出す(ステップS19)。防犯子機30では、このような処理(すなわち、ステップS19、ステップS20、ステップS22〜ステップS24の処理)を予め設定されたリトライ回数(例えば、3回等)になるまで繰り返す。そして、設定されたリトライ回数になるまで親機10の呼び出しを行っても応答がなかった場合(ステップS22でYesと判断された場合)には、ステップS11に進んで、タイマー部33の設定を通常の時間T3(1時間)にセットし、最初のスリープ状態に戻る(ステップS12)。
以上が、防犯子機30の基本的な通信処理動作である。
本実施形態では、親機10は、それぞれの防犯子機30の通信時間管理も行っている。
図9は、子機情報記憶部12に格納されている各防犯子機30の子機通信時間管理表である。防犯子機30ごとに、センサ36が反応した時刻(直近異常時刻)と一番最近に通信した時刻(直近連絡時刻)とを記憶している。具体的に説明すると、子機番号ID001の場合は、2004/03/12の10時09分に異常が発生し、同時刻に親機10に通知できたことを示している。子機番号ID002の場合は、2004/03/12の12時11分に異常が発生したが、連絡時刻が12時06分になっているため、直近連絡時刻である12時06分はその以前の異常通知または定期連絡したときのデータであり、12時11分の異常は連絡できなかったことを示している。また、子機番号ID003の場合は、直近異常時刻である2004/03/11の16時55分よりリトライ時間以上に十分後(正確には、17時間49分後)に直近連絡時刻が記録(2003/03/12の9時44分)されているため、記録された直近連絡時刻は通常の定期連絡であることを示している。また、子機番号ID004の場合は、直近異常時刻または直近連絡時刻から数カ月経つことから、ID004の防犯子機は電池切れであったと考えられる。
また、本実施形態では、親機10は、それぞれのコードレス子機、すなわち音声子機20の通信時間管理も行っている。
図10は、子機情報記憶部12に格納されている各音声子機20の子機通信時間管理表である。音声子機20ごとに、使用開始時刻と使用終了時刻とを記憶している。すなわち、通常のコードレス電話機と同じ無線通信部11を使用している場合で親機10に無線通信部11が1台しか搭載されていない場合は、通常の音声子機20が使用しているときには、防犯子機30からの異常や定期連絡の通知を親機10で受信できないため、この通知不能の時間帯を図10に示す子機通信時間管理表に記録しておく。
親機10は、この子機通信時間管理表に記録されている通知不能時間帯を考慮して、標準閾値時間を調整する。ここで、標準閾値時間とは、防犯子機30から通知がないために防犯子機30の異常と判断する基準となる時間のことであり、基本的には定期通知の時間である所定時間T3(1時間)が標準閾値時間となるが、実際には、この時間に多少の余裕を持たせた1時間5分程度を標準閾値時間としてもよい。
この場合、防犯子機30からの定期連絡時に親機10が任意の音声子機20により使用中であった場合には、防犯子機30から通知がない時間が標準閾値時間を超えてしまい、防犯子機30が異常であると誤判断してしまうことになるので、これを防止するため、親機10では、子機通信時間管理表を利用して次のように標準閾値時間を調整している。以下、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
すなわち、親機10では、防犯子機30からの定期連絡の通知が、標準閾値時間である例えば1時間05分以内に来るか否かを常に監視している(ステップS31,ステップS32)。そして、標準閾値時間内に定期連絡の通知が来なかった場合(ステップS32でYesと判断された場合)には、次に、その標準閾値時間内に通知不能時間帯があったか否かを、図10に示す子機通信時間管理表に記録されている音声子機の使用開始時刻と使用終了時刻とに基づいて判断する(ステップS33)。その結果、通知不能時間帯がなかった場合(ステップS33でNoと判断された場合)には、防犯子機30の異常と判断し(ステップS34)、表示部14の液晶画面等に、図3の下段に示すような警告を出す(ステップS35)。一方、通知不能時間帯がある場合(ステップS33でYesと判断された場合)には、標準閾値時間を変更して(ステップS36)、ステップS32に戻る。
ここで、ステップS36の標準閾値時間の変更は、次のようにして行うことができる。
例えば、親機10による通知不能時間(TF)が通信エラー時の連絡間隔T4(30分)以下であった場合(例えば、20分等)には、それまでの標準閾値時間(1時間)にこの連絡間隔T4(30分)を加えた1時間30分を新たな標準閾値時間として設定、変更する。また、親機10による通知不能時間(TF)が通信エラー時の連絡間隔T4(30分)以上1時間(2×30分)未満であった場合(例えば、40分等)には、それまでの標準閾値時間(1時間)にこの連絡間隔T4(30分)×2(=1時間)を加えた2時間を新たな標準閾値時間として設定、変更する。つまり、通知不能時間(TF)を30分で割った値の小数点以下を切り上げた値に、短縮した連絡間隔であるT4(30分)をかけた時間を、それまでの標準閾値時間に加えて新たな標準閾値時間とする。
図12は、標準閾値時間の変更例を模式的に示した図であり、横軸に時間経過をとっている。例えば、ある防犯子機30の定期連絡通知が、8時00分、9時00分、10時00分、・・・と1時間おきになっており、親機10が、ちょうど9時50分から10時10分までの20分間、任意の音声子機20により使用中であった場合、親機10は、10時00分の定期連絡を受け取れないことになる。そのため、標準閾値時間が例えば1時間05分に設定されていた場合、親機10は、このままでは前回の定期連絡を受け取った9時00分から1時間05分経過した10時05分の段階で、防犯子機30から次の定期連絡を受け取っていないと判断し、防犯子機30の異常と判断してしまうことになる。そこで、本実施形態では、この9時50分から10時10分までの20分間の通知不能時間を考慮して、標準閾値時間をそれまでの1時間05分から1時間35分に変更する。これにより、親機10は、10時05分を経過した段階で防犯子機30の異常と判断してしまうといった誤動作を防止することができる。なお、この場合には、図7で説明したように、防犯子機30は予め設定された回数リトライするため(ステップS19、ステップS20、ステップS22〜ステップS24)、この例では、10時30分に再び定期通知を行うので、親機10はこの時点で防犯子機30からの定期通知を受け取ることができる。
本発明の防犯装置は、コードレス電話機等を利用した一般家庭用の防犯装置として活用できる。
本発明の一実施形態に係る防犯装置の全体構成を示す概略ブロック図である。 防犯子機のウェイクアップタイマー値の一例を示す説明図である。 電池残容量が不足しているときや、防犯子機との通信が途絶えたときの親機での表示画面例を示す説明図である。 防犯子機による異常検知時の通信プロトコルを示す説明図である。 防犯子機による定期連絡時の通信プロトコルを示す説明図である。 定期連絡時に電池残容量不足が発生しているときの通信プロトコルを示す説明図である。 防犯子機の通信処理動作を示すフローチャートである。 緊急連絡先の設定画面例を示す説明図である。 防犯子機の通信時間管理表の一構成例を示す説明図である。 コードレス子機である音声子機の通信時間管理表の一構成例を示す説明図である。 子機通信時間管理表を利用して標準閾値時間を調整する処理手順を示すフローチャートである。 標準閾値時間の変更例を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10 親機
11 無線通信部
12 子機情報記憶部
13 音声発生部
14 表示部
15 外部通信部
16 制御部
20 音声子機
30 防犯子機
31 無線通信部
32 警報発生部
33 タイマー部
34 電池
35 減電検出部
36 センサ
37 制御部

Claims (7)

  1. 外部への通信手段を備えた親機と、この親機と無線で通信を行うことにより当該親機または外部と音声通信を行う音声子機とを有する通信機器を用いた防犯装置であって、
    前記親機と無線で通信を行う防犯子機をさらに備えており、
    前記親機と前記防犯子機との間の通信は、前記防犯子機が変化を検知したとき、前記防犯子機から前記親機へ異常通知を行い、前記防犯子機が変化を検知しないまま所定時間が経過した場合には、前記防犯子機が前記親機に対して異常とは別の定期通知を行うように構成され、
    前記親機は、前記所定時間を標準閾値時間として内部に設定し、その標準閾値時間が経過しても前記防犯子機から定期通知がない場合には、当該防犯子機の異常と判断する一方、外部との通話または音声子機との通話により応答できない時間が発生していた場合には、前記標準閾値時間を、前記所定時間に前記親機が応答できなかった時間を加味した時間に変更することを特徴とする防犯装置。
  2. 請求項1に記載の防犯装置において、
    前記親機は、外部との通話または音声子機との通話により応答できない時間が発生しているか否かの判断を、前記音声子機の使用開始時刻と使用終了時刻とを記憶している子機通信時間管理表を用いて行うことを特徴とする防犯装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の防犯装置において、
    前記防犯子機は、前記定期通知を行った際に前記親機からの応答が無かった場合には、前記所定時間よりも短い特定時間経過後に再度定期通知を行うことを特徴とする防犯装置。
  4. 請求項3に記載の防犯装置において、
    前記防犯子機は、前記親機から定期通知の応答があった場合には、定期通知の時間間隔を前記特定時間から前記所定時間に戻すことを特徴とする防犯装置。
  5. 防犯子機と無線で通信を行う親機において、
    前記防犯子機が変化を検知したときに通知してくる異常通知、及び、前記防犯子機が変化を検知しないまま所定時間が経過した場合に通知してくる定期通知を受信する受信手段と、
    前記所定時間を標準閾値時間として内部に設定し、その標準閾値時間が経過しても前記防犯子機からの定期通知を受信しない場合には前記防犯子機の異常と判断する判断手段とを備える一方、
    外部との通話または音声子機との通話により前記防犯子機からの定期通知に対して応答できない時間が発生していた場合には、前記標準閾値時間を、前記所定時間に応答できなかった時間を加味した時間に変更することを特徴とする親機。
  6. 請求項5に記載の親機において、
    前記親機は、外部との通話または音声子機との通話により応答できない時間が発生しているか否かの判断を、前記音声子機の使用開始時刻と使用終了時刻とを記憶している子機通信時間管理表を用いて行うことを特徴とする親機。
  7. 請求項5または請求項6に記載の親機において、
    前記防犯子機から前記異常通知を受け取ると、前記防犯子機に対して異常に対応した所定動作の指示を送信する送信手段を備えたことを特徴とする親機。
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