JP6896563B2 - 親機、および通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、親機と、当該親機との間で無線通信を行う通信端末とを有する無線通信システムに関する。
無線通信によって通信可能な複数の端末で構成されたシステムにおいて、特定の端末を紛失したときに、他の端末を用いて紛失した端末を発見する技術がいくつか存在する。例えば、特許文献1には、子機を紛失したときは当該子機のクレードルに設けられた検索釦を押下することにより、当該子機からユーザに音で報知させる無線ドアホンシステムが開示されている。
特開2008−22126号公報(2008年1月31日公開) 特開2006−72463号公報(2006年3月16日公開) 特開2003−284154号公報(2003年10月3日公開) 特開2002−223478号公報(2002年8月9日公開)
しかしながら、上述の従来技術は、間欠的に通信端末から送信した通信に対する通信として、親機から指示を受信する通信端末を有する無線通信システムにおいて通信端末を紛失した場合には適用できない。すなわち、特許文献1に記載の発明は、検索釦を押下すると親機から子機に対して報知指示を送信する構成であるため、通信端末からのみ通信を開始する構成には適用することができない。
本発明の一態様は、前記の問題を鑑みてなされたものであり、親機との間の通信を、通信端末からの間欠的な通信をトリガーとして開始する無線通信システムにおいて、利便性に優れた親機および通信端末を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る親機は、通信端末との間で無線通信を行う親機であって、所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、ユーザ指示を受け付ける入力部と、前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部とを備え、前記出力制御部は、前記ユーザ指示が前記通信端末における報知動作の実行を含む場合、当該報知動作の実行時期に関する情報を前記所定の出力として出力する構成である。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る親機は、通信端末との間で無線通信を行う親機であって、所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、ユーザ指示を受け付ける入力部と、前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部とを備え、前記親機通信制御部は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末に送信し、前記変更指示を送信したあと、前記通信端末に即時に報知させる報知指示を前記通信端末に送信する構成である。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る親機は、通信端末との間で無線通信を行う親機であって、所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、ユーザ指示を受け付ける入力部と、前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部とを備え、前記親機通信制御部は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末に送信し、前記変更指示を送信したあと、所定の期間が経過するか、所定のイベントの発生を検知すると、前記所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を前記通信端末に送信する構成である。
本発明の一態様によれば、利便性に優れた親機および通信端末を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムの全体構成の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムの親機の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムの通信端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る親機にて表示部に出力される表示内容の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、親機が報知時刻を指定しない場合に実行する処理の流れの一例を示すフローチャートであり、図5の(a)は親機が実行する処理を示し、図5の(b)は通信端末が実行する処理を示す。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムにおいて、親機が報知時刻を指定する場合に実行する処理の流れの一例を示すフローチャートであり、図6の(a)は親機が実行する処理を示し、図6の(b)は通信端末が実行する処理を示す。 本発明の実施形態2に係る親機にて表示部に出力される表示内容の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートであり、図8の(a)は親機が実行する処理を示し、図8の(b)は通信端末が実行する処理を示す。 本発明の実施形態3に係る親機にて表示部に出力される表示内容の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態3に係る無線通信システムが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートであり、図10の(a)は親機が実行する処理を示し、図10の(b)は通信端末が実行する処理を示す。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜6を用いて詳細に説明する。
(無線通信システムの構成)
本発明の実施形態1に係る無線通信システム10の構成について、図1を用いて説明する。
無線通信システム10は、親機1、通信端末2、および子機3を備えている。
無線通信システム10は、親機1と子機3との間で無線通信を行うことが可能な、例えば親子電話機である。また、親機1との間で無線通信を行うことが可能な通信端末2を備えている。ここで、親機1と通信端末2との間の通信は、所定の時間間隔を空けて間欠的に行われる。より具体的には、親機は、間欠的に通信端末から送信する通信に対する通信として、通信端末へ指示を送信する。これにより、通信端末2は親機1から任意のタイミングで送信される通信を待ち受けるための構成を持つ必要がなく、消費電力を抑制することで、例えば通信端末2が電池駆動する構成のときは、当該電池駆動による長い稼働時間を得ることができる。なお、通信端末2が送信した通信と親機1が送信する通信とは、必ずしも直接対応する必要はない。例えば、通信端末2が親機1に対して所定間隔で通信を行い、親機1からは通信端末2に関する指示が存在する旨の通知を応答とともに送信してもよい。その後任意のタイミングで、通信端末2が指示に関する問い合わせを親機1に対して行い、親機1は当該問合せに対する応答として、具体的な指示を通信端末2に対して送信してもよい。
無線通信システム10は、通信端末2にて操作を行うとき、当該通信端末2に関する情報を親機1にて出力することができる。これにより、例えば通信端末2のユーザが操作を行ったことを、親機1のユーザが認識することができる。さらに、無線通信システム10において、通信端末2は、親機1からの指示に応じて報知動作を実行することができる。これにより、例えば、通信端末2を紛失した場合は親機1から指示を含む応答送信することによって当該通信端末2に報知させることができる。そして、ユーザは当該報知に基づいて通信端末2を見つけることができる。ここで、親機1からの指示には、報知指示だけでなく、例えば報知動作を実行する時間に関する情報を含むことができる。なお、報知動作を実行する時間については、指定してもよいししなくてもよい。報知動作の実行時刻が指定されていない場合、通信端末2は、親機1から報知指示を受信すると即時に報知を行う。また、報知動作の実行時刻が指定されているときは、親機1が有する現在時刻に関する情報を併せて送信することが好適である。
親機1は、通信端末2から受信した通信に対する通信として各種指示を送信することができるが、親機1からは通信端末2との間の通信を開始することはできない構成である。また、親機1は子機3との間で双方向通信を行うことができる。また、親機1は、ユーザからの入力を受け付け、入力内容に応じて通信および情報の出力を行うことができる。例えば、親機1が親子電話機の親機であれば、ユーザからの入力に応じて外部との通話などを行うことができる。親機1の詳細な構成については後述する。
通信端末2は、親機1と無線通信を行うことができる。ここで、通信端末2と親機1との間の通信は、常に通信端末2から開始され、当該通信は所定の時間間隔ごとに開始されるものである。また、通信端末2は、親機1との通信を任意のタイミングで開始することができる入力部を備えており、当該入力部を操作すると、親機1に対して通知することができる。例えば、通信端末2は、入力部として緊急呼び出しボタンを備えた、バッテリ駆動する呼び出し器であってもよい。緊急呼び出しボタンを押下すると親機1へ通知を行うことで、親機1のユーザに緊急事態を通知することができる。なお、通信端末2が親機1に通知するトリガーは、入力部の操作時に限定されない。例えば、通信端末2が人感センサであるときは人体を検知すると検知結果に応じて通知してもよいし、通信端末2が温度・湿度センサであるときは温度および湿度のいずれかの上昇を検知して通知してもよい。また、バッテリ駆動する通信端末2を間欠的に通信する構成とすることにより、消費電力を抑制し、かつ携帯性を高めることができる。
通信端末2は、音声などを用いて周囲に報知することができる。具体的には、通信端末2は、親機1からの指示に基づいて報知を行うことができる。ここで、親機1からの指示には、報知動作の実行指示だけでなく、報知動作の実行時刻の指定、現在の時刻情報などが含まれる。また、報知動作の設定として、報知動作の継続時間、繰り返し回数、報知動作ごとのインターバルなどが含まれてもよく、これらの情報は親機1のユーザが設定したものであってもよい。これにより、通信端末2は、親機1から報知指示を含む応答を受信すると、当該指示にて指定された時間の経過後に報知することができる。通信端末2の詳細な構成については後述する。なお、通信端末2は複数であってもよい。このとき、親機1は、複数の通信端末2に対して同時に指示を行ってもよいし、1つの通信端末2を選択して指示を行ってもよい。
子機3は、親機1との間で無線通信を行うことが可能な、例えば親子電話機の子機である。子機3は、親機1との間で無線通信を行うことにより、親機1が有する各種機能を利用することができる。なお、子機3は複数であってもよい。
(親機の構成)
本発明の実施形態1に係る親機1の構成について、図2を用いて説明する。
親機1は、入力部101、表示部102、スピーカ103、親機通信部104、時刻情報105、記憶部106、および制御部110を備えている。また、制御部110は、入力制御部111、出力制御部112、親機通信制御部113、および計時部114を備えている。
入力部101は、親機1に対するユーザからの入力を受け付けることができる。入力は、例えば通信端末2に対するユーザ指示であってもよい。なお、通信端末2に対するユーザ指示は、親機1が有する他の機能に関する操作と重複しない、特定の操作であることが好適である。特定の操作は、例えば通信端末2に対応した特定のキーの押下、音声入力、および外線を介したリモート操作、および複数の入力の組み合わせ(例:内線キー、#キーと順番に押した後、3秒の無操作状態を継続する)などであってもよい。また、親機1が親子電話機の親機である場合、入力部101は、ユーザの音声を受け付けるマイクおよびダイヤル操作を受け付けるボタンによって構成される。
表示部102は、親機1における各種情報を表示する、例えば液晶ディスプレイである。親機1が親子電話機の親機である場合、表示部102は時刻情報105、通話先の電話番号、および親機1の設定情報などを表示することができる。また、表示部102は、通信端末2に関する情報(メッセージ)を表示することができる。例えば、ユーザが入力部101を用いて通信端末2に対する報知指示を入力した場合は、報知時刻に関するメッセージを表示する。
スピーカ103は、音声を出力する出力部として機能する。親機1が親子電話機の親機である場合、スピーカ103は、通話先の発話内容を音声として出力することができる。また、スピーカ103は、親機1に対する各種操作に応じて音声によるメッセージを出力してもよい。例えば、ユーザが入力部101を操作した内容に応じて、表示部102にてメッセージを表示し、かつスピーカ103より当該メッセージを音声として出力してもよい。
親機通信部104は、通信端末2および子機3との間で無線通信を行う。なお、無線通信はどのような構成で行ってもよいが、親機1と通信端末2との間の通信と、親機1と子機3との間の通信で異なる構成としてもよい。親機1が親子電話機の親機である場合、親機通信部104は、外部の電話網との間の通信を行う構成であってもよい。
時刻情報105は、計時部114によって設定される、現在時刻に関する情報である。時刻情報105は、計時部114によって一旦設定されると、自動的に更新される構成であってもよい。
記憶部106は、親機1に関する各種情報を格納する。記憶部106は、例えば親機1に関する設定情報、通信端末2との間の通信時に表示部102およびスピーカ103より出力するメッセージ、および過去の履歴などを格納している。
制御部110は、親機110の各部を統括して制御する。
入力制御部111は、入力部101を用いてユーザが入力した内容に応じて各部を制御する。
出力制御部112は、表示部102およびスピーカ103を用いて各種情報を出力する。例えば、出力制御部112は、親機1が入力部101にて通信端末2に対する報知指示を含むユーザ指示を受け付けたあと、当該通信端末2から次の通信を受信するまでの間に、表示部102およびスピーカ103を用いてユーザに対する所定の出力を行う。所定の出力の一例を図4に示す。ここで、親機1と通信端末2との間の通信は間欠的なものであるため、親機1がユーザ指示を受け付けてから当該ユーザ指示が通信端末2に送信されるまでには時間を要する。そのため、所定の出力は、通信端末2から次の通信を受信するまでの時間といった、報知動作の実行時期に関する情報を含んでいることが好適である。例えば「○○分後に通信端末にて報知を行います」といった、報知までの予定時間を含む、親機1のユーザに対して処理の進行状況を通知するようなメッセージであることが好ましい。
なお、出力するメッセージは複数のメッセージの組み合わせであってもよい。例えば、報知の予定時間が近づくと「もうそろそろ端末のブザーが鳴るよ」といったメッセージに出力内容が更新される構成であってもよい。
親機通信制御部113は、親機通信部104を用いた各種通信を制御する。親機通信制御部113は、所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する通信端末2からの通信をトリガーとして、当該通信端末2への通信を送信する。通信端末2への通信の内容は、通信端末2からの通信の内容に応じる内容であってもよいし、通信端末2からの通信の内容とは関連しない内容であってもよい。さらに、親機通信制御部113は、入力部101にて特定の通信端末2に対する報知指示を受け付けたときは、当該特定の通信端末2に対してのみ、報知指示を含む応答を送信することが好適である。
計時部114は、現在時刻に関する情報を取得する。計時部114は、例えばユーザが親機1を設置時に、キー操作にて入力した時刻情報を随時更新するものであってもよい。
(通信端末の構成)
本発明の実施形態1に係る通信端末2の構成について、図3を用いて説明する。
通信端末2は、入力部201、スピーカ202、端末通信部203、記憶部204、時刻情報205、および制御部210を備えている。さらに、制御部210は、入力制御部211、出力制御部212、端末通信制御部213、および時刻情報制御部214を備えている。
入力部201は、ユーザが通信端末2を用いて親機1に通知するための入力を受け付ける、例えば緊急呼び出しボタンである。
スピーカ202は、通信端末2が周囲に対して音声による報知を行うための出力部として機能する。スピーカ202は、出力制御部212による制御にしたがって、指定された内容を音声として報知する。
端末通信部203は、端末通信制御部213の制御にしたがって親機1との間で無線通信を行う。
記憶部204は、通信端末2に関する各種情報を格納する。例えば、記憶部204は、親機1との間の通信に関する設定情報を格納する。
時刻情報205は、時刻情報制御部214によって設定される、時刻に関する情報である。なお、時刻情報205は、端末通信部203にて親機1から受信した指示にて報知を行う時間が指定されたときに、当該指示にて指定された時間までの時間経過を時刻情報制御部214が判断することができるのであれば、どのような構成であってもよい。例えば、現在時刻と指定時刻とを含む構成であってもよい。また、時刻情報205は、報知を行う時間が指定されたときに用いることができる構成であればよく、常に時刻に関する情報を保持しなくてもよい。
制御部210は、通信端末2の各部を制御する。
入力制御部211は、入力部201を用いてユーザが入力した内容に応じて各部を制御する。
出力制御部212は、スピーカ202を用いて報知を行う。より具体的には、出力制御部212は、親機1から送信された通信により報知指示を含む指示を受信すると、当該指示にて指定された時間の経過後、当該指示にて指定された時刻、および当該指示を受信した後即時のいずれかでスピーカ202を用いてユーザに報知する報知制御部として機能する。
端末通信制御部213は、端末通信部203を用いた各種通信を制御する。本実施形態において、端末通信制御部213は、所定の時間間隔を空けて間欠的に通信端末2から親機1へ通信を行い、当該通信をトリガーとして親機1から送信された通信を受信する。
時刻情報制御部214は、親機1との間の通信において時刻に関する情報を受け付けると、受け付けた内容に応じて時刻情報205を更新する。例えば、親機1から受信した指示に報知指示および報知動作の実行時刻の指定が含まれるときは、時刻情報205を用いて親機1から受信した指示にて指定された時間までの時間経過を管理および制御する。本実施形態では、時刻情報制御部214は、親機1から報知動作の実行時刻の指定を含む指示を受信したときは、時刻情報205に報知時刻に関する情報を設定し、報知時刻の報知動作を設定(予約)する。
(時刻指定を含まない場合の処理の流れ)
本実施形態に係る無線通信システム10において、親機1が通信端末2に対して時刻指定を含まない報知指示を行い、当該通信端末2にて報知動作を実行する処理の流れの一例について、図5の(a)および(b)を用いて説明する。図5の(a)は、親機1にて実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図5の(b)は、通信端末2にて実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中の点線は、親機1と通信端末2との間の通信を示す。
(親機の処理の流れ)
図5の(a)によれば、まず親機1の入力制御部111は、入力部101を介して報知対象である通信端末2に関する、報知指示を含む入力を受け付ける(S1)。次に、親機1の出力制御部112は、表示部102およびスピーカ103を用いて、S1で受け付けた入力内容に応じた所定の出力としてメッセージを出力する(S2)。
S2の後、親機1の親機通信制御部113は、報知対象である通信端末2からの通信を受け付けたか否かを判定する(S3)。通信を受け付けたと判定した場合(S3でYES)、親機1の親機通信制御部113は、通信端末2に対して、報知指示を含む指示を応答として送信する(S4)。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の親機1は、通信端末2に報知指示を行い、かつ報知指示に応じた所定の出力としてメッセージを出力することができる。例えば、報知指示に応じたメッセージとして、表示部102およびスピーカ103より、「○○分後に通信端末にて報知を行います」といった、報知の予定時間を含む情報を出力することができる。
(通信端末の処理の流れ)
図5の(b)によれば、まず通信端末2の端末通信制御部213は、前回の通信から所定の時間間隔が経過したか否かを判定する(S11)。所定の時間間隔が経過したと判定した場合(S11でYES)、端末通信制御部213は、端末通信部203を用いて親機1との間で通信を行う(S12)。
S12の後、制御部210は、親機1から受信した指示内容が報知指示を含むか否かを判定する(S12)。報知指示を含むと判定した場合(S13でYES)、出力制御部212は、スピーカ202を用いて報知動作を実行する(S14)。一方、報知指示を含まないと判定した場合(S13でNO)、処理はS11へ進み、S11〜S13の処理を再度実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の通信端末2は、所定の時間間隔ごとに親機1との間の通信を開始し、親機1から報知指示を含む内容を受信したときは報知動作を実行することができる。
本実施形態に係る無線通信システム10において、親機1と通信端末2との間の通信は、親機1から通信を開始することができない構成である。上述の処理によって、親機1から通信を開始することができない構成であっても当該親機1からの指示によって通信端末2に報知させることができる、利便性に優れた親機1および通信端末2を提供することができるという効果を奏する。
(時刻指定を含む場合の処理の流れ)
本実施形態に係る無線通信システム10において、親機1が通信端末2に対して時刻指定を含む報知指示を行い、当該通信端末2にて報知動作を実行する処理の流れの一例について、図6の(a)および(b)を用いて説明する。図6の(a)は、親機1にて実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図6の(b)は、通信端末2にて実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中の点線は、親機1と通信端末2との間の通信を示す。
(親機の処理の流れ)
図6の(a)によれば、まず親機1の入力制御部111は、入力部101を介して報知対象である通信端末2および報知時刻に関する、報知指示を含む入力を受け付ける(S21)。次に、親機1の出力制御部112は、表示部102およびスピーカ103を用いて、S21で受け付けた入力内容に応じた所定の出力としてメッセージを出力する(S22)。
S22の後、親機1の親機通信制御部113は、報知対象である通信端末2からの通信を受け付けたか否かを判定する(S3)。通信を受け付けたと判定した場合(S3でYES)、親機1の親機通信制御部113は、通信端末2に対して、報知指示および報知時刻を含む指示を応答として送信する(S23)。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の親機1は、通信端末2に時刻を指定した報知指示を行い、かつ報知指示に応じたメッセージを出力することができる。例えば、報知指示に応じたメッセージとして、表示部102およびスピーカ103より、「○○時○○分に通信端末にて報知を行います」といった、報知の予定時刻を含む情報を出力することができる。
(通信端末の処理の流れ)
図6の(b)によれば、まず、図5の(b)と同様にS11〜13の処理が実行される。その後、通信端末2の時刻情報制御部214は、S23で親機1から送信され、S12にて受信した内容から時刻情報205に報知時刻に関する情報を設定し、報知時刻の報知動作を設定(予約)する(S31)。その後、時刻情報制御部214は、時刻情報205が示す現在時刻が、S12にて受信した内容にて指定された、報知動作の実行時刻になったか否かを判定する(S32)。実行時刻になったと判定した場合(S32でYES)、出力制御部212は、図5の(b)と同様にS14の処理を実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の通信端末2は、所定の時間間隔を空けて間欠的に親機1へ送信する通信に対する返信として、当該親機1から指示を受信する。そして、報知動作の実行時刻を含む報知指示を受信したときは、指定された時刻に報知動作を実行することができる。
本実施形態に係る無線通信システム10において、親機1と通信端末2との間の通信は、親機1から通信を開始することができない構成である。上述の処理によって、親機1との間の通信を、通信端末2からの間欠的な通信をトリガーとして開始する、親機1から通信を開始することができない構成において、通信端末2への指示をユーザが親機1に対して行っても、ユーザに処理の進行状況を通知してユーザに動作中であることを通知できる、利便性に優れた親機1および通信端末2を提供することができるという効果を奏する。
なお、前述の説明において、通信端末2は音声による報知のみを行う構成であったが、報知はどのような手段で実行されてもよい。例えば、図示しない発光部をさらに備え、報知時は発光部を点滅させることによって周囲の人物に対する報知を行う構成であってもよい。発光部は、例えば一般的なLEDによって構成されてもよい。さらに、図示しない振動部を備え、振動による報知を行う構成であってもよい。
また、前述の説明において、入力部101を用いてユーザが報知させる通信端末2を選択する構成であった。しかしながら、例えば、しばらく使われていない通信端末2に対して、制御部110が自動的に報知対象として選択する構成であってもよい。
また、前記の説明において、親機1と通信端末2との間の通信は、親機1から通信を開始することができない構成であった。しかしながら、例えばBLE(Bluetooth Low energy)のプロトコルのように、通常時は通信端末2のみが通信を開始するが、必要に応じて親機1からも通信を開始できる構成であってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る無線通信システム10について、図1〜3、7、および8を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(無線通信システムの構成)
本実施形態に係る無線通信システム10の構成は、基本的には前記実施形態1と同一であるが、一部構成が異なっている。本実施形態において、無線通信システム10は、通信端末2から開始される親機1との間の無線通信について、当該無線通信を行う所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を応答として親機1が送信することができる点が異なっている。また、親機1は、所定の期間が経過するか、所定のイベントの発生を検知すると、所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を通信端末2へ送信することができる。
なお、所定のイベントは、例えば親機1について、所定の時間間隔を短く変更させる変更指示に対するキャンセル操作(例えば停止キーの押下)が入力されたことであってもよい。また、所定のイベントは、親機1に対する外線の着信、通信端末2における報知動作の実行、図示しないセンサにおける特定の値の検出などであってもよい。
(親機の構成)
本実施形態に係る親機1の構成は、基本的には前記実施形態1と同一であるが、一部構成が異なっている。
親機通信制御部113は、所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を、親機通信部104を介して通信端末2に送信することができる点が異なっている。ここで、変更指示に含まれる、変更後の所定の時間間隔については、入力部101よりユーザが任意の値を設定してもよいし、予め設定された値であってもよい。また、所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を通信端末2に送信することができる。再変更指示は、例えば所定の時間間隔を変更前の値に戻す指示であってもよい。また、再変更指示は、変更指示を送信したあと、所定の期間が経過するか、キャンセル操作等の所定のイベントの発生を検知した場合に通信端末2に送信される。
出力制御部112は、親機1が入力部101にて上記別の指示を受け付けたときは、報知指示を受け付けたときに出力する所定の出力とは異なる別の出力を行う。別の出力の一例を図7に示す。別の出力は、通信間隔の変更後に親機1に対して通信端末2の報知指示を含むさらなる入力が行われることを考慮し、「しばらくお待ちください」や「○○分ほどお待ちください」といった、追加の入力に対するメッセージであることが好適である。
(通信端末の構成)
本実施形態に係る通信端末2の構成は、基本的には前記実施形態1と同一であるが、一部構成が異なっている。
端末通信制御部213は、親機1から受信した指示が所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を含む場合、当該所定の時間間隔を短く変更するとともに、該変更してから所定の期間の経過後、またはユーザへの報知の後、所定の時間間隔を長く変更する点が異なっている。
(処理の流れ)
本実施形態に係る無線通信システム10において、親機1から通信間隔の変更指示を行い、さらに報知指示を行うことによって、通信端末2にて所定の時間間隔の変更および報知動作の実行を行う処理の流れの一例について、図8の(a)および(b)を用いて説明する。図5の(a)は、親機1にて実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図8の(b)は、通信端末2にて実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中の点線は、親機1と通信端末2との間の通信を示す。
(親機の処理の流れ)
図8の(a)によれば、まず親機1の入力制御部111は、入力部101を介して報知対象である通信端末2に対する通信間隔の変更操作を受け付ける(S41)。次に、親機1の出力制御部112は、表示部102およびスピーカ103を用いて、S41で受け付けた入力内容に応じた別の出力としてメッセージを出力する(S42)。
S42の後、親機1の親機通信制御部113は、通信間隔の変更対象である通信端末2からの通信を受け付けたか否かを判定する(S43)。通信を受け付けたと判定した場合(S43でYES)、親機1の親機通信制御部113は、通信端末2に対して、通信間隔の変更指示を含む指示を応答として送信する(S44)。
S44の後、親機1は、前記実施形態1にて説明したS1〜S4の処理を実行し、通信間隔の変更指示を含む指示を応答として送信した通信端末2に対して報知させる。
そして、S4の後、親機1の親機通信制御部113は、S44にて通信間隔の変更指示を含む指示を送信した通信端末2からの通信を受け付けたか否かを判定する(S45)。通信を受け付けたと判定した場合(S45でYES)、親機通信制御部113はさらに、S44にて変更指示を含む応答を送信したときから所定の期間が経過したか否かを判定する(S46)。所定の期間が経過したと判定した場合(S46でYES)、親機通信制御部113は、通信間隔の再変更指示を含む応答を通信端末2へ送信する(S47)。一方、所定の期間が経過していないと判定した場合(S46でNO)、処理はS45へ進み、S45〜S46の処理を再度実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の親機1は、通信端末2から開始される無線通信の通信間隔の変更指示を行い、さらに変更後の通信間隔に基づいて開始された別の通信に対して報知指示を含む応答を行うことができる。また、所定の期間が経過すると、通信端末2に対して通信間隔の再変更指示を送信することができる。なお、S42にて通信間隔の変更操作に応じたメッセージとしては、「しばらくお待ちください」や「○○分ほどお待ちください」といった、その後の報知指示に対するメッセージであることが好適である。
(通信端末の処理の流れ)
図8の(b)によれば、まず、通信端末2の時刻情報制御部214は、前回の通信から所定の時間間隔が経過したか否かを判定する(S51)。所定の時間間隔が経過したと判定した場合(S51でYES)、端末通信制御部213は、端末通信部203を用いて親機1との間で通信を行い、当該親機1からの応答を受信する(S52)。そして、S52の後、制御部210は、親機1から受信した内容が通信間隔の変更指示を含むか否かを判定する(S53)。通信間隔の変更指示を含むと判定した場合(S53でYES)、端末通信制御部213は、所定の時間間隔を変更する(S54)。一方、通信間隔の変更指示を含まないと判定した場合(S53でNO)、処理はS51へ進み、S51〜S53の処理を再度実行する。
S54の後、通信端末2は、図5の(b)と同様にS11〜S14の処理を実行し、親機1から受信した報知指示に基づいて報知動作を実行する。
そして、S14の後、通信端末2の制御部210は、親機1との間の通信について、所定の時間間隔が経過したか否かを判定する(S55)。所定の時間間隔が経過したと判定した場合(S55でYES)、端末通信制御部213は、端末通信部203を用いて親機1との間で通信を行い、当該親機1からの応答を受信する(S56)。そして、S56の後、制御部210は、親機1から受信した内容が通信間隔の再変更指示を含むか否かを判定する(S57)。通信間隔の変更指示を含むと判定した場合(S57でYES)、端末通信制御部213は、所定の時間間隔を現在の設定よりも長く変更する(S58)。一方、通信間隔の変更指示を含まないと判定した場合(S57でNO)、処理はS55へ進み、S55〜S57の処理を再度実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の通信端末2は、親機からの指示に基づいて所定の時間間隔を変更し、変更後に親機1から報知指示を受信すると報知動作を実行することができる。さらに、親機1から通信間隔の再変更指示を受信すると、所定の時間間隔を長く変更できる。
なお、図8のフローチャートにおいて、親機1は報知時刻を指定しない構成であったが、図6と同様に報知時刻を指定する構成であってもよい。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係る無線通信システム10について、図1〜3、9〜10を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記各実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(無線通信システムの構成)
本実施形態に係る無線通信システム10の構成は、基本的には前記実施形態2と同一であるが、一部構成が異なっている。無線通信システム10は、通信端末2の入力部201に対する入力があり、当該入力に基づく親機1に対する通信が行われたときは、当該通信を受信した時点で、親機1は当該通信端末2に対して通信間隔の変更指示を含む指示を応答として送信する。さらに、入力部101がユーザ指示として通信端末2に対する報知指示を受け付け、当該通信端末2にて報知動作を実行させることができる。
(親機の構成)
本実施形態に係る親機1の構成は、基本的には前記実施形態2と同一であるが、一部構成が異なっている。
親機通信制御部113は、基本的な構成は前記各実施形態と同一であるが、通信端末2の入力部201に対する入力に応じた通信を受信すると、当該通信に対する応答として、通信間隔の変更指示を含む指示を応答として当該通信端末2へ送信する点が異なる。
出力制御部112は、親機通信制御部113が通信端末2へ通信間隔の変更指示を含む指示を応答として送信すると、所定の出力および別の出力とは異なる、さらなる出力を行う。さらなる出力の一例を図9に示す。さらなる出力は、当該出力に基づいてユーザが報知指示を入力することを想定していることから、「○○ボタンを押すと、押されたボタンに対応する呼び出し器のブザーが鳴動します」といった、追加の入力に対するメッセージであることが好適である。
なお、親機通信制御部113は、通信端末2の入力部201に対する入力に応じた通信を受信したとき、例えば子機3に対して当該通信を受信した旨を通知してもよいししなくてもよい。
(通信端末の構成)
本実施形態に係る通信端末2の構成は、基本的には前記実施形態2と同一である。すなわち、親機1との通信は通信端末2からのみ開始でき、親機1から通信間隔の変更指示を受信すると、所定の時間間隔を変更させる。さらに、親機1から報知指示を受信すると、指定された時間の経過後に報知動作を実行する。
(処理の流れ)
本実施形態に係る無線通信システム10において、通信端末2の入力部201に対する入力があると、当該入力に応じて親機1から当該通信端末2に対して通信間隔の変更指示および報知指示を行い、当該通信端末2にて報知動作を実行する処理の流れの一例について、図10の(a)および(b)を用いて説明する。図10の(a)は、親機1にて実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図10の(b)は、通信端末2にて実行する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図中の点線は、親機1と通信端末2との間の通信を示す。
(親機の処理の流れ)
図10の(a)によれば、まず親機1の親機通信制御部113は、通信端末2からの通信を受け付けたか否かを判定する(S61)。通信を受け付けたと判定した場合、親機通信制御部113はさらに、S61にて受け付けた通信の内容が、通信端末2における操作の入力の通知を含むものであるか否かを判定する(S62)。操作の入力の通知を含むものであると判定した場合(S62でYES)、処理はS63へ進む。一方、操作の入力の通知を含むものではないと判定した場合(S62でNO)、処理はS61へ進み、S61〜S62の処理を再度実行する。
親機通信制御部113がS62において、操作の入力の通知を含むものであると判定した場合(S62でYES)、親機通信制御部113は、通信端末2に対して、通信間隔の変更指示を含む応答を送信する(S63)。そして、出力制御部112は、表示部102を用いて操作案内メッセージを表示する(S64)。
S64の後、親機1は、前記実施形態2と同様に、S1〜S4、およびS45〜S47の処理を実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の親機1は、通信端末2から操作の入力の通知を含む通信を受信すると、当該通信を受信した時点で通信間隔の変更指示を含む指示を応答として送信する。その後、ユーザ指示として通信端末2に対する報知指示を受け付けると、当該通信端末2にて報知動作を実行させることができる。また、所定の期間が経過すると、通信端末2に対して通信間隔の再変更指示を送信することができる。
(通信端末の処理の流れ)
図10の(b)によれば、まず、通信端末2の入力制御部211は、入力部201にて操作を受け付けたか否かを判定する(S71)。操作を受け付けたと判定すると、通信端末2の端末通信制御部213は、端末通信部203を用いて親機1との間で通信を行い、当該親機1からの応答を受信する(S72)。そして、S72の後、制御部210は、前記実施形態2と同様に、親機1から受信した内容が通信間隔の変更指示を含むか否かを判定する(S53)。通信間隔の変更指示を含むと判定した場合(S53でYES)、端末通信制御部213は、所定の時間間隔を変更する(S54)。一方、通信間隔の変更指示を含まないと判定した場合(S53でNO)、処理はS71へ進み、S71〜S72、およびS53の処理を再度実行する。
S54の後、通信端末2は、図5の(b)と同様にS11〜S14の処理を実行し、親機1から受信した報知指示に基づいて報知動作を実行する。さらに前記実施形態2と同様に、S55〜S58の処理を実行する。
以上の処理によって、本実施形態に係る無線通信システム10の通信端末2は、操作を受け付けると親機1との通信によってその旨を通知し、親機1からの指示に基づいて所定の時間間隔を変更する。そして、変更後に親機1から報知指示を受信すると報知動作を実行することができる。さらに、親機1から通信間隔の再変更指示を受信すると、所定の時間間隔を長く変更できる。
〔変形例〕
前記実施形態2および3において、通信端末2は、親機1からの指示に基づいて所定の時間間隔を短く変更し、さらに所定の期間の経過後に長く変更する構成であった。しかしながら、所定の期間の経過後に所定の時間間隔を長く変更できるのであれば、通信端末2が親機1からの指示によらず、所定の時間間隔を長く変更できる構成であってもよい。例えば、通信端末2は、時刻情報制御部214にて所定の期間が経過したか否かを判定し、経過したと判定した場合は、制御部210にて所定の時間間隔を長く変更してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
親機1の制御ブロック(特に親機通信制御部113および出力制御部112)、および通信端末2の制御ブロック(特に端末通信制御部213)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、親機1および通信端末2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、前記コンピュータにおいて、前記プロセッサが前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る親機(1)は、通信端末(2)との間で無線通信を行う親機であって、所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部(113)と、ユーザ指示を受け付ける入力部(101)と、前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部(112)と、を備えている構成である。
前記の構成によれば、親機は、通信端末に対する指示を受け付けると、通信端末から次の通信を受信するまでの間に所定の出力を行うことができる。例えば、所定の出力として「現在通信の準備中です」などのメッセージを出力することができる。これにより、通信端末からの次の通信を受信するまでの間に情報を出力し、処理の進行状況をユーザに通知することができる。したがって、親機から通信を開始することができない構成において、通信端末への指示をユーザが親機に対して行っても、ユーザに処理の進行状況を通知してユーザに動作中であることを通知できる、利便性に優れた親機を提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る親機(1)は、前記態様1において、前記出力制御部(112)は、前記ユーザ指示が前記通信端末(2)における報知動作の実行を含む場合、当該報知動作の実行時期に関する情報を前記所定の出力として出力する構成としてもよい。
前記の構成によれば、親機にて通信端末が報知動作を実行するよう指示すると、当該通信端末から次の通信を受信するまでの間、報知動作の実行時期に関する情報を出力することができる。ユーザは、報知動作の実行時期に関する情報を確認し、実行時期に報知動作を行った通信端末を見つけることができる。
本発明の態様3に係る親機(1)は、前記態様2において、報知動作の実行時期に関する前記情報は、前記通信端末(2)から次の通信を受信する予定時刻を示す構成としてもよい。
前記の構成によれば、親機は、例えば報知動作の実行時期に関する情報として、前回の通信時刻と所定の時間間隔とを組み合わせて次回の通信を受信する予定時刻を算出し、算出した予定時刻に基づいて「○分ほどお待ちください」といったメッセージを出力することができる。これにより、報知動作の実行時期について、確度の高い情報をユーザに対して出力することができる。
本発明の態様4に係る親機(1)は、前記態様1から3のいずれかにおいて、前記親機通信制御部(113)は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末(2)に送信する構成としてもよい。
前記の構成によれば、親機は通信端末に対して、通信端末から開始される各通信間の時間間隔を短く変更させることができる。これにより、例えば、親機からの指示に対して通信端末が即時に応答してほしいときなどは、通信の時間間隔を短くすることにより、当該親機の指示に対する通信端末の応答時間を短くすることができる。
本発明の態様5に係る親機(1)は、前記態様4において、前記親機通信制御部(113)は、前記変更指示を送信したあと、前記通信端末(2)に即時に報知させる報知指示を前記通信端末に送信する構成としてもよい。
前記の構成によれば、親機は、変更指示によって短くなった時間間隔にしたがって通信端末から受信した通信に対して、報知指示を通信端末へ送信することができる。通信端末は、報知指示を受信すると即時に報知するため、通信の時間間隔の変更と併せて、一連の処理を短時間で完了させることができる。
本発明の態様6に係る親機(1)は、前記態様4または5において、前記親機通信制御部(113)は、前記変更指示を送信したあと、所定の期間が経過するか、所定のイベントの発生を検知すると、前記所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を前記通信端末(2)に送信する構成としてもよい。
前記の構成によれば、再変更指示によって通信端末が親機に対して行う通信の時間間隔を長く戻すことができる。これにより、所定の時間間隔を短く変更したことによって消費電力が増大した状態を元に戻し、消費電力を抑制することができる。所定のイベントは、例えば親機1について、所定の時間間隔を短く変更させる変更指示に対するキャンセル操作(例えば停止キーの押下)が入力されたこと、親機1に対する外線の着信、通信端末2における報知動作の実行などである。
本発明の態様7に係る通信端末(2)は、親機(1)との間で無線通信を行う通信端末であって、所定の時間間隔を空けて間欠的に前記通信端末から前記親機へ通信を行い、当該通信をトリガーとして前記親機から送信された通信を受信する端末通信制御部(213)と、前記親機からの前記通信により指示を受信すると、当該指示にて指定された時間の経過後、当該指示にて指定された時刻、および当該指示を受信した後即時のいずれかで、ユーザへ報知する報知制御部(出力制御部212)を備えている構成である。
前記の構成によれば、通信端末は、親機からの指示に応じてユーザへ報知することができる。これにより、例えば、通信端末を紛失した場合は親機から指示を送信することによって当該通信端末に報知させることができる。そして、ユーザは当該報知に基づいて通信端末を見つけることができる。したがって、親機から通信を開始することができない構成であっても親機からの指示によって通信端末に報知させることができる、利便性に優れた通信端末を提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様8に係る通信端末(2)は、前記態様7において、前記端末通信制御部は、前記親機から受信した指示が前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を含む場合、前記所定の時間間隔を短く変更するとともに、該変更してから所定の期間の経過後、またはユーザへの前記報知の後、前記所定の時間間隔を長く変更する構成である。
前記の構成によれば、通信端末は、親機からの指示に基づいて当該親機との間の通信間隔を短く変更することができる。例えば、親機からの指示に基づいて通信間隔を短く変動させ、親機からの指示に対する応答速度を速くすることができる。さらに、所定の期間の経過後は通信の時間間隔を長く戻すことにより、通信端末の通信データ量および消費電力の変動を抑制することができる。したがって、親機から通信を開始することができない構成であっても親機からの指示によって通信端末と当該親機との間の通信間隔を変更させることができる、利便性に優れた通信端末を提供することができるという効果を奏する。
本発明の各態様に係る無線通信システム(10)の親機(1)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記親機1が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記親機(1)をコンピュータにて実現させる親機(1)の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の各態様に係る無線通信システム(10)の通信端末(2)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記通信端末(2)が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記通信端末(2)をコンピュータにて実現させる通信端末(2)の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 無線通信システム
1 親機
101 入力部
102 表示部
103 スピーカ
104 親機通信部
105 時刻情報
106 記憶部
110 制御部
111 入力制御部
112 出力制御部
113 親機通信制御部
114 計時部
2 通信端末
201 入力部
202 スピーカ
203 端末通信部
204 記憶部
205 時刻情報
210 制御部
211 入力制御部
212 出力制御部
213 端末通信制御部
214 時刻情報制御部
3 子機

Claims (7)

  1. 通信端末との間で無線通信を行う親機であって、
    所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、
    ユーザ指示を受け付ける入力部と、
    前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部と、を備え
    前記出力制御部は、前記ユーザ指示が前記通信端末における報知動作の実行を含む場合、当該報知動作の実行時期に関する情報を前記所定の出力として出力する
    ことを特徴とする親機。
  2. 報知動作の実行時期に関する前記情報は、前記通信端末から次の通信を受信する予定時刻を示す
    ことを特徴とする請求項に記載の親機。
  3. 前記親機通信制御部は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の親機。
  4. 通信端末との間で無線通信を行う親機であって、
    所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、
    ユーザ指示を受け付ける入力部と、
    前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部と、を備え、
    前記親機通信制御部は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末に送信し、前記変更指示を送信したあと、前記通信端末に即時に報知させる報知指示を前記通信端末に送信する
    ことを特徴とする親機。
  5. 通信端末との間で無線通信を行う親機であって、
    所定の時間間隔を空けて間欠的に受信する前記通信端末からの通信をトリガーとして、当該通信端末への通信を送信する親機通信制御部と、
    ユーザ指示を受け付ける入力部と、
    前記入力部にて前記ユーザ指示を受け付けたあと、前記通信端末から次の通信を受信するまでの間に、ユーザに対して所定の出力を行う出力制御部と、を備え、
    前記親機通信制御部は、前記所定の時間間隔を短く変更させる変更指示を前記通信端末に送信し、前記変更指示を送信したあと、所定の期間が経過するか、所定のイベントの発生を検知すると、前記所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を前記通信端末に送信する
    ことを特徴とする親機。
  6. 前記親機通信制御部は、前記変更指示を送信したあと、所定の期間が経過するか、所定のイベントの発生を検知すると、前記所定の時間間隔を長く変更させる再変更指示を前記通信端末に送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の親機。
  7. 前記出力制御部は、前記ユーザ指示が前記通信端末における報知動作の実行を含む場合、当該報知動作の実行時期に関する情報を前記所定の出力として出力する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の親機。
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