JP5750483B2 - 活動量計 - Google Patents

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Description

本発明は、主に、活動量計、および、活動量計として機能する携帯端末に関する。
健康志向が高まるに伴い、今日では、活動量計に関する様々な技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
活動量計の中には、消費カロリー、歩数、運動強度(METS)、および、睡眠の質を測定できるものや、これらに関する日々のデータをPC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォンまたは所定のサーバに記録させることができるものも存在する。
また、活動量計には、様々な情報をユーザに通知するためのデバイス(例えば、バイブ、ブザー、LCD、LED等)が設けられているが、活動量に関する情報を定期的にユーザに通知するものも存在する。
このような活動量計には、自身の活動量に対するユーザの意識を高めることができるという利点がある。
特開2013−102870号公報(2013年5月30日公開)
ところで、睡眠の質を測定する機能を備えた活動量計のユーザは、睡眠中であっても活動量計を身に着けていると考えられる。また、睡眠の質を測定する機能を備えていない活動量計のユーザも、公共交通機関での移動中に活動量計を身に着けたまま睡眠をとることがあり得る。
したがって、定期的に音または振動により測定結果をユーザに通知する機能を備えた活動量計には、測定結果を睡眠中のユーザに通知してしまうことで、ユーザの睡眠を阻害してしまうという問題があると言える。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その主な目的は、特定の情報を自動的に通知する機能を備えた活動量計であって、通知により熟睡中のユーザの睡眠を阻害する可能性の少ない活動量計を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る活動量計は、ユーザが身に着ける活動量計であって、上記ユーザの睡眠レベルを繰り返し判定する判定手段と、直近の上記睡眠レベルが規定レベル未満である期間に限って、特定の情報を自動的に上記ユーザに通知する通知手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る活動量計は特定の情報を自動的に通知する機能を備えた活動量計であるが、この活動量計には、通知により熟睡中のユーザの睡眠を阻害する可能性が少ない、という利点がある。
本発明の実施形態1に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示したブロック図である。 図1の活動量計およびスマートフォンの外観図である。 図1の活動量計が測定する睡眠レベルをグラフ形式で例示した図である。 図1の活動量計によるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態2に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示した図である。 図5の活動量計によるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態3に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示したブロック図である。 図7の活動量計およびスマートフォンの外観図である。 図7の活動量計によるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態に係る活動量計およびスマートフォンについて図1〜図4を参照しながら説明する。
最初に、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの構成について図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示したブロック図である。図2は、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの外観図である。図3は、本実施形態に係る活動量計が測定する睡眠レベルをグラフ形式で例示した図である。
(活動量計100)
図1に示すように、本実施形態に係る活動量計100は、CPU110、加速度センサ120、表示部130、通信モジュール140、ブザー150、LED素子160、バイブレーションユニット170、および、メモリ180を備えている。
また、図2に示すように、活動量計100は、装着具としてリストバンドを備えた専用の活動量計である。
なお、本発明に係る活動量計は、専用の活動量計ではなく、活動量測定機能を含む様々な機能を備えた携帯端末であってもよい。例えば、本発明に係る活動量計は、CPU110、加速度センサ120、表示部130、通信モジュール140、ブザー150、LED素子160、バイブレーションユニット170、および、メモリ180を備えたスマートフォン(あるいは、フィーチャーフォン、タブレット端末、モバイルPC等)であってもよい。
また、活動量計100は、リストバンド以外の他の種類の装着具(例えば、クリップ、ストラップ、または、首掛け具)を備えていてもよい。
(CPU110)
CPU110は、活動量計100の電源がオンにされた後にメモリ180からプログラムを読み出すことによって、活動量測定部111、睡眠レベル判定部112、通知処理部113および設定情報取得部114として機能するようになる。
(活動量測定部111)
活動量測定部111は、加速度センサ120からの情報に基づいて、活動量を測定する。ここで、活動量とは、ユーザの活動の激しさを定量化した数値であり、歩数、運動量(METs、Metabolic equivalents)、エクササイズ(EX)量、歩行距離、歩行ペース、消費カロリー、ウォーキング歩数(3METs以上の運動量を有する歩数)、ジョギング歩数(6METs以上の運動量を有する歩数)、活動時間(3METs以上の運動量を有して活動した時間)などがこれに該当する。
(睡眠レベル判定部112)
睡眠レベル判定部112(判定手段)は、加速度センサ120からの情報に基づいて、数分から数十分の周期Tで周期的に(例えば、5分毎に)、直近の期間T(例えば、直近の5分間)におけるユーザの睡眠レベルを判定する。
具体的には、睡眠レベル判定部112は、ユーザが起きている時はユーザの睡眠レベルを「0」と判定し、ユーザが寝ている時は、その睡眠の深さに応じて、ユーザの睡眠レベルを「1」「2」「3」または「4」と判定する。
そして、睡眠レベル判定部112は、睡眠レベルの判定の度に、判定結果を示す情報をメモリ180に保存する。その結果、メモリ180には、図3に例示されるような、現在までのユーザの睡眠レベルに関する情報が、常に保持されることになる。
なお、睡眠レベル判定部112は、ユーザの睡眠レベルを5段階で示す構成に限定されない。すなわち、ユーザの睡眠レベルをN段階(N≧6)で示す構成であっても、ユーザの睡眠レベルを2段階、3段階または4段階で示す構成であってもよい。例えば、睡眠レベル判定部112は、ユーザが起きている時はユーザの睡眠レベルを「0」と判定し、ユーザが寝ている時はユーザの睡眠レベルを「1」と判定するように構成されていてもよい。
また、睡眠レベル判定部112は、加速度センサ120からの情報だけでなく、1または複数の他の種類のセンサからの情報、および/または、マイク入力からの信号に基づいて、直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルを判定してもよい。なお、他の種類のセンサとしては、例えば、心拍センサ、脈拍センサ、温度センサなどが挙げられる。
(通知処理部113)
通知処理部113(通知手段)は、メモリ180内の設定情報に基づき、ユーザがスマートフォン200を用いて設定した時刻(後述のデフォルト駆動開始時刻)になると、ユーザに対し、活動量測定部111の現在までの活動量の測定値に基づく通知を行う。具体的には、通知処理部113は、通知すべき内容を表示部130に表示するとともに、ブザー150、LED素子160またはバイブレーションユニット170を駆動させる。
また、通知処理部113(受信手段)は、スマートフォン200から着信通知を受信すると、スマートフォン200に着信があった旨を示す情報を表示部130に表示し、ブザー150、LED素子160またはバイブレーションユニット170を駆動させる。
なお、通知処理部113は、ユーザにより設定された時刻における直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルが所定の閾値TH(具体的には、「1」)以上である場合には、通知を行わないようになっている。スマートフォン200から着信通知を受信した時刻における直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルが所定の閾値TH以上である場合も同様である。
(設定情報取得部114)
設定情報取得部114は、後述のデフォルト駆動開始時刻を示す情報を含む設定情報をスマートフォン200から取得し、メモリ180に保存する。
(加速度センサ120)
加速度センサ120は、3軸センサである。なお、加速度センサ120は、1軸センサであっても、2軸センサであってもよいが、3軸センサ以上(例えば、6軸センサまたは9軸センサ)であることが望ましい。
(表示部130)
表示部130は、ユーザの活動量に関する情報が表示されるディスプレイである。
(通信モジュール140)
通信モジュール140(受信手段)は、スマートフォン200との間で通信を行うために設けられた近距離通信用のデバイスである。通信モジュール140は、Bluetooth(登録商標)通信モジュールであってもよいし、赤外線通信モジュールであってもよいし、WiFi通信モジュールであってもよいし、ANT通信モジュールであってもよいし、その他の通信モジュールであってもよい。また、Bluetooth(登録商標)通信モジュールは、例えば、Bluetooth(登録商標)4.0(いわゆる、Bluetooth Low Energy)用の通信モジュールであってもよい。
(ブザー150)
ブザー150は、活動量計100が備える3つの通知デバイスのうちの1つであり、通知処理部113からの制御によってブザー音を鳴らす。
(LED素子160)
LED素子160は、活動量計100が備える3つの通知デバイスのうちの1つであり、通知処理部113からの制御によって発光する。
(バイブレーションユニット170)
バイブレーションユニット170は、活動量計100が備える3つの通知デバイスのうちの1つであり、通知処理部113からの制御によって活動量計100を振動させる。
(メモリ180)
メモリ180には、プログラムが予め保存されている記録デバイスである。メモリ180には、上記の設定情報が保存される。
以上、活動量計100の構成について説明した。なお、活動量計100が備える通知デバイスの数は上記3つに限られない。すなわち、活動量計100には、通知デバイスが4つ以上備えられていてもよいし、通知デバイスが1つまたは2つしか備えられていなくともよい。また、活動量計100には、駆動中の通知デバイスを停止させる物理スイッチが設けられていてもよい。
次に、スマートフォン200の構成について説明する。
(スマートフォン200)
図1に示すように、スマートフォン200は、CPU210、通信モジュール220、230、タッチパネル式表示部240、LED素子250、バイブレーションユニット260、スピーカ270、およびメモリ280を備えている。
(CPU210)
CPU210は、スマートフォン200の電源がオンにされた後にメモリ180からプログラムを読み出すことによって、着信処理部211として機能するようになる。また、CPU210は、ユーザが活動量計100用のアプリケーション(以下、「アプリ」と略称する)を起動させる操作を行った後に、メモリ280からそのアプリのプログラムを読み出すことによって、活動量計設定処理部212として機能するようになる。
(着信処理部211)
着信処理部211は、音声着信またはメール着信があった場合、着信画面をタッチパネル式表示部240に表示し、着信があった旨を図2に示すように活動量計100に通知するとともに、スマートフォン200の着信設定に応じた以下の処理を行う。
すなわち、着信処理部211は、バイブレーションユニット260を振動させるための処理か、スピーカ270から着信音を鳴らすための処理か、または、その両方の処理を行う。
(活動量計設定処理部212)
活動量計設定処理部212は、活動量計100用のアプリの設定画面におけるユーザ操作に応じた設定情報を、図2に示すように活動量計100に送信する。具体的には、以下の4点を示す設定情報を活動量計100に送信することで、活動量計100が備える通知デバイスの設定を行う。
・活動量計100が備える3つの通知デバイスのうちのどの通知デバイスを通知に使用するデバイス(以下、「対象デバイス」と称する)とするか
・対象デバイスのデフォルト駆動開始時刻(例えば、毎晩10時)及びデフォルト駆動終了時刻(例えば、毎晩10時1分)
・対象デバイスによって、活動量計100の測定結果に関するどのような情報を通知するか
・対象デバイスによって直近の一定期間内の運動量に関する情報を通知する場合における、当該一定期間の長さを示す値L
(通信モジュール220)
通信モジュール220は、キャリアが管理している基地局との間で通信を行う通信モジュールである。なお、通信モジュール220は、3G通信モジュールであってもよいし、WiMAX通信モジュールであってもよいし、LTE通信モジュールであってもよいし、PHS通信モジュールであってもよいし、その他の通信モジュールであってもよい。
(通信モジュール230)
通信モジュール230は、近距離通信用のデバイスである。通信モジュール230は、赤外線モジュールであってもよいし、Bluetooth(登録商標)通信モジュールであってもよいし、ANT通信モジュールであってもよいし、その他の通信モジュールであってもよい。また、Bluetooth(登録商標)通信モジュールは、例えば、Bluetooth(登録商標)4.0(いわゆる、Bluetooth Low Energy)用の通信モジュールであってもよい。
その他の種類の無線通信モジュールであってもよい。
(タッチパネル式表示部240)
タッチパネル式表示部240は、入力デバイスとしても機能する表示デバイスである。
(LED素子250)
LED素子250は、着信処理部211からの制御によって発光する。
(バイブレーションユニット260)
バイブレーションユニット260は、着信処理部211からの制御によってスマートフォン200を振動させる。
(スピーカ270)
スピーカ270は、音声を出力する音声出力デバイスである。スピーカ270は、着信処理部211からの制御によって着信音を出力する。
(メモリ280)
メモリ280は、様々なプログラムが保存されている記録デバイスである。
以上、スマートフォン200の構成について説明した。
なお、活動量計100用のアプリには、ユーザの操作により、活動量計100が備える駆動中の通知デバイスを停止させる機能が設けられていてもよい。
(活動量計100の動作)
次に、活動量計100が測定結果に関する情報をユーザに通知する動作について図4を参照しながら説明する。なお、活動量計100は、公知の活動量計と同様の測定動作を行うが、ここでは、活動量計100の測定動作については触れないこととする。
また、活動量計100は、直近の1日の運動量が不足している場合に運動量が不足している旨を示す情報を通知する処理を、毎日行うように対象デバイスが設定されているものとする。すなわち、前述のLの値は「1日」になっているものとする。
図4は、活動量計100によるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。
通知処理部113は、図4に示すように、現在時刻がユーザに設定された時刻(具体的には、対象デバイスの駆動開始時刻)であるか否かを判定する(ステップS1)。
活動量計100は、ステップS1にて現在時刻が対象デバイスの駆動開始時刻であると判定した場合にはステップS2に進み、ステップS1にて現在時刻が対象デバイスの駆動開始時刻でないと判定した場合にはステップS3に進む。
ステップS2にて、活動量測定部111は、直近の一定期間内の運動量(具体的には、直近1日の運動量)が規定の閾値以下であるか否かを判定する。
活動量計100は、ステップS2にて直近1日の運動量が規定の閾値以下であると判定した場合にはステップS4に進み、ステップS2にて直近1日の運動量が規定の閾値より多いと判定した場合にはステップS3に進む。
ステップS3にて、通知処理部113は、スマートフォン200から着信通知を受信したか否かを判定する。
活動量計100は、ステップS3にてスマートフォン200から着信通知を受信したと判定した場合にはステップS4に進み、ステップS3にてスマートフォン200から着信通知を受信していないと判定した場合にはステップS1に戻る。
ステップS4にて、睡眠レベル判定部112は、ユーザの直近の睡眠レベルの判定結果を特定する。活動量計100は、直近の睡眠レベルが閾値TH(具体的には、「1」)未満であることを判定結果が示す場合にはステップS5に進み、直近の睡眠レベルが閾値TH以上であることを判定結果が示す場合には、図4のフローチャートに従った処理を終了する。
ステップS5において、通知処理部113は、ユーザが通知の内容を認識できるように対象デバイスを動作させる。ここで、直近のステップS3の直前のステップがステップS1である場合における通知の内容とは、直近の1日の運動量が不足している、という内容である。また、直近のステップS3の直前のステップがステップS2である場合における通知の内容とは、スマートフォン200に着信があったという内容である。
なお、対象デバイスがブザー150である場合におけるステップS5に関し、通知処理部113は、通知の内容に応じて、ブザー150が鳴らすブザー音を異ならせてもよい。また、対象デバイスがLED素子160である場合におけるステップS5に関し、通知処理部113は、通知の内容に応じて、LED素子160の発光パターンおよび/または発光色を異ならせてもよい。同様に、対象デバイスがバイブレーションユニット170である場合におけるステップS5に関し、通知処理部113は、通知の内容に応じて、バイブレーションユニット170の振動パターンを異ならせてもよい。
ステップS5の後、活動量計100は、図4のフローチャートに従った処理を終了する。
なお、活動量計100は、図4のフローチャートに従った処理を終了すると、改めて図4のフローチャートに従った処理を開始するようになっている。
以上の活動量計100の動作の説明(特にステップS4およびS5の説明)からわかるように、活動量計100は、ユーザが起きていると判定した場合に限り、ユーザが通知の内容を認識できるように対象デバイスを動作させるように構成されている。
(実施形態1および後述の各実施形態に関する付記事項1)
実施形態1では閾値THを「1」としたが、閾値THは「1」でなくてもよい。例えば、閾値THは「3」であってもよい。即ち、活動量計は、ユーザが起きていると判定した場合、及び、ユーザの眠りが浅いと判定した場合に限り、ユーザ(起きているユーザ、又は、対象デバイスの動作により目覚めたユーザ)が通知の内容を認識できるように対象デバイスを動作させてもよい。
(実施形態1および後述の各実施形態に関する付記事項2)
着信処理部は、通話またはメールがスマートフォンに着信した場合、着信があった旨を示すメッセージと着信相手を特定するための情報(例えば、着信相手の電話番号や氏名)とを含む通知情報を、活動量計に送信してもよい。
そして、通知処理部は、通知情報に含まれている着信相手を特定するための情報が特定の相手を示す場合、直近の睡眠レベルの高低に関わらず、通知情報の受信時点で、ユーザがスマートフォンに着信があった旨を認識できるように対象デバイスを動作させてもよい。
なお、通知情報に含まれている着信相手を特定するための情報が特定の相手を示すケースの一例としては、着信相手の電話番号または氏名が活動量計に登録されているケースが挙げられる。また、活動量計は、電話番号または氏名の登録を受け付ける操作受付部(図示せず)を備えていてもよい。
(実施形態1および後述の各実施形態に関する付記事項3)
スマートフォンは、閾値THを、活動量計用のアプリの設定画面を通じて設定できるように構成されていてもよい。また、スマートフォンは、ユーザが通知デバイスに複数の種類の通知を行わせるための設定を行う場合において、閾値THを、通知の種類毎に設定できるように構成されていてもよい。
例えば、スマートフォンは、運動量が不足している旨を示す情報の通知については閾値THとして「1」を設定し、スマートフォンに着信があった旨の通知については閾値THとして「3」を設定できるように構成されていてもよい。
この場合、通知処理部は、直近の睡眠レベルが、ユーザが睡眠状態にないことを示している期間に限って、運動量が不足している旨を示す情報を通知し、直近の睡眠レベルが、ユーザが熟睡状態にないことを示している期間に限って、スマートフォンに着信があった旨を示す情報を通知することになる。
(実施形態1および後述の各実施形態に関する付記事項4)
スマートフォンは、目覚ましの設定時刻になったときに、目覚ましの設定時刻になった旨を示す情報を活動量計に通知してもよい。この場合、この通知を受けた活動量計の通知処理部は、通知を受けた時点の直近の睡眠レベルの高低に関わらず、通知された情報を表示部130に表示するとともに、対象デバイスを駆動させる。
また、スマートフォンは、災害情報(例えば、緊急地震速報)を受信すると、災害情報を受信した旨を示す情報を活動量計に通知してもよい。この場合、この通知を受けた活動量計の通知処理部は、通知を受けた時点の直近の睡眠レベルの高低に関わらず、通知された情報を表示部130に表示するとともに、対象デバイスを駆動させる。
(実施形態1および後述の各実施形態に関する付記事項5)
本発明を実施するために、スマートフォン200の代わりに、スマートフォン200と同様の特徴を備えた他の種類のモバイル機器(例えば、フィーチャーフォン、タブレット端末、モバイルPC等)を用いてもよい。
(活動量計100の利点)
以上のように、活動量計100は、活動量計100を身に着けているユーザの睡眠レベルを繰り返し判定する睡眠レベル判定部112と、直近の上記睡眠レベルが規定レベル未満になっている期間に限って特定の情報(本実施形態では、運動量が不足している旨を示す情報およびスマートフォン200に着信があった旨を示す情報)を自動的に上記ユーザに通知する通知処理部113と、を備えている。
上記の構成によれば、活動量計100は、上記ユーザの直近の睡眠レベルが規定レベル以上になっている期間には、上記特定の情報を上記ユーザに通知しない。
したがって、活動量計100には、上記特定の情報の通知により熟睡中のユーザの睡眠を阻害する可能性が少ない、という利点がある。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態に係る活動量計およびスマートフォンについて、図5および図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と全く同じ機能または略同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、原則としてその説明を省略する。
最初に、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの構成について図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示したブロック図である。
(活動量計100a)
図5に示すように、本実施形態に係る活動量計100aは、CPU110、加速度センサ120、表示部130、通信モジュール140、ブザー150、LED素子160、バイブレーションユニット170、および、メモリ180を備えている。
(CPU110)
CPU110は、活動量計100aの電源がオンにされると、活動量測定部111、睡眠レベル判定部112、通知処理部113aおよび設定情報取得部114として機能するようになる。
(通知処理部113a)
通知処理部113aは、ユーザがスマートフォン200を用いて設定した時刻になると、ユーザに対し、活動量測定部111の現在までの活動量の測定値に基づく通知を行う。具体的には、通知処理部113aは、通知すべき内容を表示部130に表示するとともに、ブザー150、LED素子160またはバイブレーションユニット170を駆動させる。
また、通知処理部113aは、スマートフォン200から着信通知を受信した場合、スマートフォン200に着信があった旨を示す情報を表示部130に表示するとともに、ブザー150、LED素子160またはバイブレーションユニット170を駆動させる。
なお、通知処理部113aは、ユーザにより設定された時刻における直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルが所定の閾値TH以上である場合には、その後に直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルが所定の閾値TH未満になった時点で、活動量の測定値に基づく通知を行う。スマートフォン200から着信通知を受信した時刻における直近の期間Tにおけるユーザの睡眠レベルが所定の閾値TH以上である場合も同様である。
(スマートフォン200)
本実施形態に係るスマートフォン200の構成は、実施形態1に係るスマートフォン200の構成と同一であるので、本実施形態に係るスマートフォン200の構成についての説明は省略する。
(活動量計100aの動作)
次に、活動量計100aが測定結果に関する情報をユーザに通知する動作について図6を参照しながら説明する。
なお、活動量計100aは、活動量計100と同様に、直近の1日の運動量が不足している場合に運動量が不足している旨を示す情報を通知する処理を、毎日行うように対象デバイスが設定されているものとする。すなわち、前述のLの値は「1日」になっているものとする。
図6は、活動量計100aによるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。
通知処理部113aは、図6に示すように、現在時刻がユーザに設定された時刻(具体的には、対象デバイスの駆動開始時刻)であるか否かを判定する(ステップS11)。
活動量計100aは、ステップS11にて現在時刻が対象デバイスの駆動開始時刻であると判定した場合にはステップS12に進み、ステップS11にて現在時刻が対象デバイスの駆動開始時刻でないと判定した場合にはステップS13に進む。
ステップS12にて、活動量測定部111は、直近の一定期間内の運動量(具体的には、直近1日の運動量)が規定の閾値以下であるか否かを判定する。
活動量計100aは、ステップS12にて直近1日の運動量が規定の閾値以下であると判定した場合にはステップS15に進み、ステップS12にて直近1日の運動量が規定の閾値より多いと判定した場合にはステップS13に進む。
ステップS13にて、通知処理部113aは、スマートフォン200から着信通知を受信したか否かを判定する。
活動量計100aは、ステップS13にてスマートフォン200から着信通知を受信したと判定した場合にはステップS15に進み、ステップS3にてスマートフォン200から着信通知を受信していないと判定した場合にはステップS14に進む。
ステップS14にて、通知処理部113aは、メモリ180に後述のイベントログが記録されているか否かを判定する。
活動量計100aは、ステップS14にてメモリ180に上記イベントログが記録されていると判定した場合にはS18に進み、ステップS14にてメモリ180にイベントログが記録されていないと判定した場合にはS11に戻る。
ステップS15にて、睡眠レベル判定部112は、ユーザの直近の睡眠レベルの判定結果を特定する。活動量計100aは、直近の睡眠レベルが閾値TH(具体的には、「1」)未満であることを判定結果が示す場合にはステップS16に進み、直近の睡眠レベルが閾値TH以上であることを判定結果が示す場合にはステップS17に進む。
ステップS16にて、通知処理部113aは、ユーザが通知の内容を認識できるように対象デバイスを動作させる。ステップS16の後、活動量計100aは、図6のフローチャートに従った処理を終了する。
ステップS17にて、通知処理部113aは、現在時刻と、ユーザが直近の睡眠レベルが閾値TH未満になった時点で(すなわち、ユーザが目覚めてまもなく)通知すべき内容と、を含むイベントログをメモリ180に保存する。ステップS17の後、活動量計100aは、ステップS11に戻る。
ステップS18にて、睡眠レベル判定部112は、ユーザの直近の睡眠レベルの判定結果を特定する。活動量計100aは、直近の睡眠レベルが閾値TH未満であることを判定結果が示す場合にはステップS19に進み、直近の睡眠レベルが閾値TH以上であることを判定結果が示す場合にはステップS11に戻る。
ステップS19にて、通知処理部113aは、メモリ180に保存されている1または複数のイベントログの各々について、該イベントログに含まれている通知の内容をユーザが認識できるように対象デバイスを動作させる。また、ステップS19にて、通知処理部113aは、メモリ180に保存されている全イベントログを削除する。ステップS19の後、活動量計100aは、図6のフローチャートに従った処理を終了する。
なお、活動量計100aは、図6のフローチャートに従った処理を終了すると、改めて図6のフローチャートに従った処理を開始するようになっている。
以上の活動量計100aの動作の説明からわかるように、通知処理部113aは、通信モジュール140が着信通知を受信した時点における直近の上記睡眠レベルが、ユーザが睡眠状態にあることを示している場合には、以下のように動作する。すなわち、通知処理部113aは、受信した着信通知を、直近の上記睡眠レベルが、ユーザが睡眠状態にないことを示している期間の開始時に、ユーザに通知する。
(活動量計100aの利点)
以上のように、活動量計100aも、活動量計100と同様に、活動量計100aを身に着けているユーザの睡眠レベルを繰り返し判定する睡眠レベル判定部112と、直近の上記睡眠レベルが規定レベル未満になっている期間に限って特定の情報(本実施形態では、運動量が不足している旨を示す情報およびスマートフォン200に着信があった旨を示す情報)を自動的に上記ユーザに通知する通知処理部113aと、を備えている。
したがって、活動量計100と同様に、活動量計100aにも、上記特定の情報の通知により熟睡中のユーザの睡眠を阻害する可能性が少ない、という利点がある。
加えて、上述のように、活動量計100aは、ユーザが熟睡している間に活動量計100aが通知を行うべき原因となる状況(例えば、スマートフォン200における着信)が発生した場合、そのユーザが目覚めた後まもなく通知(例えば、着信通知)を行う。従って、活動量計100aは、ユーザが熟睡している間に活動量計100aが通知を行うべき原因となる状況が発生した場合、そのユーザが目覚めてからそれほど時間が経たないうちに、そのユーザに通知の内容を把握させることができるという更なる効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図7〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と全く同じ機能または略同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
最初に、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの構成について図7および図8を参照しながら説明する。
図7は、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの要部構成を示したブロック図である。図8は、本実施形態に係る活動量計およびスマートフォンの外観図である。
(活動量計100b)
図7に示すように、本実施形態に係る活動量計100bは、CPU110、加速度センサ120、表示部130、通信モジュール140、ブザー150、LED素子160、バイブレーションユニット170、および、メモリ180を備えている。
(CPU110)
CPU110は、活動量計100bの電源がオンにされると、活動量測定部111、睡眠レベル判定部112、通知処理部113、設定情報取得部114、および、スマートフォン制御部115として機能するようになる。
(スマートフォン制御部115)
スマートフォン制御部115(制御手段)は、着信があった旨の通知をスマートフォン200aから受信すると、ユーザの直近の睡眠レベルの判定結果に基づいて、図8に示すように、スマートフォン200aにおける着信動作を制御する。
具体的には、スマートフォン制御部115は、ユーザの直近の睡眠レベルが閾値TH以上である場合、着信音の出力およびバイブレーション動作を許可しない旨を示す制御情報をスマートフォン200aに送信する。なお、スマートフォン制御部115は、閾値THとは無関係に、ユーザの直近の睡眠レベルが3以上である場合に、着信音の出力およびバイブレーション動作を許可しない旨を示す制御情報をスマートフォン200aに送信してもよい。
次に、スマートフォン200aの構成について説明する。
(スマートフォン200a)
図7に示すように、スマートフォン200aは、CPU210、通信モジュール220、230、タッチパネル式表示部240、LED素子250、バイブレーションユニット260、スピーカ270、およびメモリ280を備えている。
(CPU210)
CPU210は、スマートフォン200の電源がオンにされた後に着信処理部211として機能するようになる。また、ユーザが活動量計100b用のアプリを起動させる操作を行った後、着信処理部211として機能していたCPU210は、着信処理部211aおよび活動量計設定処理部212として機能するようになる。
(着信処理部211a)
着信処理部211aは、音声またはメールがスマートフォン200に着信すると、着信画面をタッチパネル式表示部240に表示し、着信があった旨を図2に示すように活動量計100bに通知する。
そして、着信があった旨を通知してから一定期間内に着信音の出力およびバイブレーション動作を許可しない旨を示す制御情報を活動量計100bから受信した場合を除き、当該期間の経過直後にスマートフォン200aの着信設定に応じた以下の処理を行う。
すなわち、着信処理部211aは、バイブレーションユニット260を振動させるための処理か、スピーカ270から着信音を鳴らすための処理か、または、その両方の処理を行う。
以上、スマートフォン200aの構成について説明した。
(活動量計100bの動作)
次に、活動量計100bが測定結果に関する情報をユーザに通知する動作について図9を参照しながら説明する。
また、活動量計100bは、活動量計100、100aと同様に、直近の1日の運動量が不足している場合に運動量が不足している旨を示す情報を通知する処理を、毎日行うように対象デバイスが設定されているものとする。すなわち、前述のLの値は「1日」になっているものとする。
図9は、活動量計100bによるユーザに対する通知の動作を示すフローチャート図である。
活動量計100bは、活動量計100と全く同じように、ステップS1からステップS4までの処理を実行する。
活動量計100bは、直近の睡眠レベルが閾値TH(具体的には、「1」)未満であることを判定結果が示す場合にはステップS5に進み、直近の睡眠レベルが閾値TH以上であることを判定結果が示す場合には、ステップS7に進む。
ステップS5において、通知処理部113は、ユーザが通知の内容を認識できるように対象デバイスを動作させる。ステップS5の後、活動量計100bは、図9のフローチャートに従った処理を終了する。
ステップS6において、通知処理部113は、通知の内容がスマートフォン200aに着信があった旨を示す内容であるか否かを確認する。
活動量計100bは、通知の内容がスマートフォン200aに着信があった旨を示す内容である場合にはステップS7に進み、通知の内容がスマートフォン200aに着信があった旨を示す内容でない場合には図9のフローチャートに従った処理を終了する。
ステップS7において、スマートフォン制御部115は、着信音の出力およびバイブレーション動作を許可しない旨を示す制御情報をスマートフォン200aに送信する。ステップS7の後、活動量計100bは、図9のフローチャートに従った処理を終了する。
なお、活動量計100bは、図9のフローチャートに従った処理を終了すると、改めて図9のフローチャートに従った処理を開始するようになっている。
(実施形態3に関する付記事項1)
スマートフォン制御部115は、ユーザの直近の睡眠レベルが閾値TH未満である場合に、着信音の出力およびバイブレーション動作を許可する旨を示す制御情報をスマートフォン200aに送信してもよい。
そして、着信処理部211aは、着信があった旨を通知してから一定期間内に当該制御情報を活動量計100bから受信した場合には、当該制御情報の受信直後にスマートフォン200aの着信設定に応じた前述の処理を行ってもよい。
(実施形態3に関する付記事項2)
着信処理部211aは、通話またはメールがスマートフォン200aに着信した場合、着信があった旨を示すメッセージと着信相手を特定するための情報とを含む通知情報を、活動量計100bに送信してもよい。
そして、スマートフォン制御部115は、通知情報に含まれている着信相手を特定するための情報が特定の相手を示す場合、直近の睡眠レベルの高低に関わらず、着信音の出力およびバイブレーション動作を許可する旨を示す制御情報をスマートフォン200aに送信してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
活動量計100(100a、100b)の制御ブロック(特に、活動量測定部111、睡眠レベル判定部112、通知処理部113(113a)、設定情報取得部114、および、スマートフォン制御部115)、および、スマートフォン200(200a)の制御ブロック(特に、着信処理部211(211a)および活動量計設定処理部212)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、各装置は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る活動量計(活動量計100、100a、100b)は、ユーザが身に着ける活動量計であって、上記ユーザの睡眠レベルを繰り返し判定する判定手段(睡眠レベル判定部112)と、直近の上記睡眠レベルが規定レベル(閾値TH)未満である期間に限って、特定の情報を自動的に上記ユーザに通知する通知手段(通知処理部113、113a)と、を備えている。
上記の構成によれば、上記活動量計は、ユーザの直近の睡眠レベルが規定レベル以上になっている間(すなわち、上記ユーザが熟睡していると判定されている間)は、上記特定の情報を上記ユーザに通知しない。
したがって、上記活動量計には、上記特定の情報の通知により熟睡中のユーザの睡眠を阻害する可能性が少ないという利点がある。
本発明の態様2に係る活動量計は、上記態様1において、上記通知手段が、直近の上記睡眠レベルが、上記ユーザが特定の状態にないことを示している期間に限って、上記特定の情報として上記活動量計の測定結果に関する情報を通知するように構成されており、上記特定の状態は、睡眠状態または熟睡状態であってもよい。
本発明の態様3に係る活動量計は、上記態様1において、電話(スマートフォン200)に着信があった旨を示す情報を上記電話から受信する受信手段(通信モジュール140)を更に備え、上記通知手段は、直近の上記睡眠レベルが、上記ユーザが特定の状態にないことを示している期間に限って、上記特定の情報として上記電話に着信があった旨を示す情報を通知するように構成されており、上記特定の状態は、睡眠状態または熟睡状態であってもよい。
本発明の態様4に係る活動量計(活動量計100a)は、上記態様3において、上記通知手段(通知処理部113a)が、上記受信手段が上記電話に着信があった旨を示す情報を受信した時点における直近の上記睡眠レベルによって上記ユーザが上記特定の状態にあることが示されている場合には、当該時点で受信した当該情報を、直近の上記睡眠レベルによって上記ユーザが上記特定の状態にないことが示されている期間の開始時に、上記ユーザに通知するように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが熟睡している間に上記電話に着信があった場合、上記活動量計は、そのユーザが目覚めた後(または眠りが浅くなった後)まもなく、上記電話に着信があった旨を示す情報をユーザに通知する。従って、上記活動量計は、ユーザが目覚めてからそれほど時間が経たないうちに、上記電話に着信があったことをユーザに認識させることができるという更なる効果を奏する。
本発明の態様5に係る活動量計は、上記態様3または態様4において、上記通知手段は、上記着信があった旨を示す情報が特定の相手から着信があった旨を示す場合に限り、上記睡眠レベルの高低に関わりなく、上記着信があった旨を示す情報を通知するように構成されていてもよい。
本発明の態様6に係る活動量計(活動量計100b)は、上記態様3〜上記態様5のいずれかの態様において、上記電話(スマートフォン200a)を制御する制御手段(スマートフォン制御部115)を更に備え、上記電話は、着信があった場合に、着信があった旨を示す情報を上記活動量計に送信してから着信音を出力するようになっており、上記制御手段は、当該情報を受け付けた時点における直近の上記睡眠レベルが、上記ユーザが熟睡状態にあることを示すレベルである場合に限って、上記電話に上記着信音を出力させないように上記電話を制御するように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが熟睡している間に上記電話に着信があった場合、上記活動量計は、上記電話が上記着信音を出力することを防止する。従って、上記活動量計は、上記電話が着信音によって上記ユーザの睡眠を阻害してしまうことを防ぐことができる、という更なる効果を奏する。
本発明の態様7に係る活動量計は、上記態様6において、上記制御手段は、上記着信があった旨を示す情報が特定の相手から着信があった旨を示す場合には、上記電話に上記着信音を出力させないための上記電話の制御を行わないように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、上記活動量計は、ユーザが熟睡している間に上記電話に特定の相手以外の相手からの着信があった場合には、上記電話が上記着信音を出力することを防止するが、ユーザが熟睡している間に上記電話に特定の相手からの着信があった場合には、上記電話が上記着信音を出力することを防止しない。
例えば、ユーザが出張中に電車内で熟睡している状況で上記電話に重要な相手(例えば、商談の相手)からの着信があった場合、上記活動量計は、上記電話が上記着信音を出力することを防止しない。また、例えば、ユーザが会社からの帰宅中に電車内で熟睡している状況で上記電話に重要な相手(例えば、妻)からの着信があった場合、上記活動量計は、上記電話が上記着信音を出力することを防止しない。
したがって、上記活動量計は、ユーザが重要な相手からの着信を受け損ねてしまうことで、好機を逸したり、損害が発生したりすることを抑制できる、という更なる効果を奏する。
本発明の態様8に係る活動量計は、上記態様1〜上記態様7のいずれかの態様において、バイブレーションユニットが設けられており、上記通知手段は、上記バイブレーションユニットを振動させることにより、上記特定の情報を上記ユーザに通知するように構成されていてもよい。
本発明の態様9に係る活動量計は、上記態様1〜上記態様7のいずれかの態様において、ブザーが設けられており、上記通知手段は、上記ブザーを鳴らすことにより、上記特定の情報を上記ユーザに通知するように構成されていてもよい。
本発明の態様10に係る活動量計は、上記態様1〜上記態様9のいずれかの態様において、装着具が設けられていてもよい。
本発明の態様11に係る活動量計は、上記態様10において、上記装着具が、リストバンド、クリップ、ストラップ、または、首掛け具であってもよい。
本発明の態様12に係る携帯端末は、活動量計として機能する携帯端末であって、上記態様1〜上記態様9のいずれかの態様に係る活動量計が備える各手段を備えていることを特徴とする携帯端末であってもよい。
本発明の態様12に係る携帯端末は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記携帯端末が備える各手段として動作させることにより上記携帯端末をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、活動量計に好適に利用することができる。
100、100a、100b 活動量計
110 CPU
111 活動量測定部
112 睡眠レベル判定部(判定手段)
113、113a 通知処理部(通知手段、受信手段)
114 設定情報取得部
115 スマートフォン制御部(制御手段)
140 通信モジュール(受信手段)
200、200a スマートフォン(電話)

Claims (5)

  1. ユーザが身に着ける活動量計であって、
    上記ユーザの睡眠レベルを繰り返し判定する判定手段と、
    直近の上記睡眠レベルが規定レベル未満である期間に限って、特定の情報を自動的に上記ユーザに通知する通知手段と、
    電話に着信があった旨を示す情報を上記電話から受信する受信手段と、を備え
    上記通知手段は、直近の上記睡眠レベルが、上記ユーザが特定の状態にないことを示している期間に限って、上記特定の情報として上記電話に着信があった旨を示す情報を通知するように構成されており、
    上記特定の状態は、睡眠状態または熟睡状態である、ことを特徴とする活動量計。
  2. 上記通知手段は、上記受信手段が上記電話に着信があった旨を示す情報を受信した時点における直近の上記睡眠レベルによって上記ユーザが上記特定の状態にあることが示されている場合には、当該時点で受信した当該情報を、直近の上記睡眠レベルによって上記ユーザが上記特定の状態にないことが示されている期間の開始時に、上記ユーザに通知するように構成されている、ことを特徴とする請求項に記載の活動量計。
  3. 上記電話を制御する制御手段を更に備え、
    上記電話は、着信があった場合に、着信があった旨を示す情報を上記活動量計に送信してから着信音を出力するようになっており、
    上記制御手段は、当該情報を受け付けた時点における直近の上記睡眠レベルが、上記ユーザが熟睡状態にあることを示すレベルである場合に限って、上記電話に上記着信音を出力させないように上記電話を制御するように構成されている、ことを特徴とする請求項またはに記載の活動量計。
  4. 上記制御手段は、上記着信があった旨を示す情報が特定の相手から着信があった旨を示す場合には、上記電話に上記着信音を出力させないための上記電話の制御を行わないように構成されている、ことを特徴とする請求項に記載の活動量計。
  5. 上記着信があった旨を示す情報が特定の相手から着信があった旨を示す場合に、直近の上記睡眠レベルの高低に関わりなく、上記着信があった旨を示す情報をユーザに通知する第2通知手段を更に備えている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の活動量計。
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