JP4933804B2 - 安眠支援システム、安眠支援装置及び建物 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザの睡眠段階に応じて、防犯又は防災を確実に実行し、かつ、室内環境を整え、ユーザの安眠を支援する技術に関する。
従来、脈拍、体動、皮膚温度及び皮膚電位等の生体情報に基づいて、ユーザの睡眠状態を判定し、快適な睡眠が得られるように各種の装置や機器等を制御する技術がある。例えば、特許文献1に記載の技術では、ユーザの睡眠状態がレム睡眠かノンレム睡眠かによって冷暖房の温度を切換える制御を行い、睡眠中の体感温度を一定にするようにしている。これにより室内環境は快適に維持され、ユーザが安眠を得られやすくなる。
特開昭63−284611号公報
しかしながら、ユーザの安眠を妨げる最も大きな要因の一つは、睡眠中に不審者侵入や災害発生等の安全面での不安が生じることである。入眠後に安全面での問題が発生し得る不安感があると、ユーザは安心して睡眠することができない。ユーザが本当の意味での安眠を得るためには、上記特許文献1の技術のように、睡眠状態に応じて室内環境を調整するだけでは不足である。
本発明は、ユーザの睡眠段階に応じて防犯を実行することで、安全面からユーザの安眠を支援することを目的とする。
本明細書中で使用する用語等について説明をする。
「熟睡段階」とは、揺り起こしても容易には目覚めない程の睡眠段階をいい、例えば国際基準である睡眠の6段階(覚醒段階、レム睡眠段階、ノンレム睡眠1〜4段階)のうちノンレム睡眠3、4段階が相当する。
「家電機器」とは、家庭で使用される電気機器や設備等のうち、特に寝室に設置され得るものを全て指していう。例えば、テレビ、オーディオ装置、エアコン、照明等の他、自動カーテン開閉装置、シャッター開閉装置や香り発生装置等、寝室に設置され得るものであればいずれも含まれる。
「睡眠モード」とは、家電機器が睡眠にとって最適な状態となることをいう。例えばテレビやオーディオ装置であればOFF状態となること、エアコンであれば自動温度制御の状態となること、自動カーテン開閉装置であれば閉状態となること、香り発生装置であれば睡眠に最適な香りを発生すること等をいう。
「起床モード」とは、家電機器が起床にとって最適な状態となることをいう。例えばオーディオ装置であればON状態となること、自動カーテン開閉装置であれば開状態となること、香り発生装置であれば起床に最適な香りを発生すること等をいう。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
手段1.ユーザの生体情報を取得する生体情報取得手段(生体センサ10)と、
防犯又は防災のために設置された安全装置(施錠装置42、消火装置48)と、
前記生体情報取得手段が取得した生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階を判定する睡眠段階判定手段(睡眠段階判定部24)と、
当該睡眠段階判定手段が覚醒段階でないと判定した場合に、前記安全装置を作動させる安全装置制御手段(安全確保処理実行部26)と、
を有することを特徴とする安眠支援システム。
手段1によれば、ユーザが覚醒段階でなくなった場合に、安全装置が作動される。すなわち、ユーザが睡眠に入った早期から、安眠を妨げる最も大きな要因である犯罪又は災害に対する不安が排除されることになる。したがって、安全面からユーザの安眠を確実に支援することができる。
手段2.前記安全装置制御手段は、前記安全装置を作動させる前に、当該安全装置が作動中であるか否かを判定し、否と判定した場合に警告発生手段(警告部14、警告部32)によって警告を行うことを特徴とする手段1に記載の安眠支援システム。
手段2によれば、安全装置制御手段が安全装置を作動させるよりも前に、安全装置の作動を確認し、作動が確認されない場合は警告が行われる。これにより、ユーザに安全装置の作動を促すことができ、防犯又は防災意識の向上に寄与することができる。
手段3.前記安全装置制御手段は、前記警告発生手段による警告を開始してから所定時間経過後に、前記安全装置を作動させることを特徴とする手段2に記載の安眠支援システム。
手段3によれば、例えばユーザが警告に気が付かないまま所定時間が経過しても、確実に安全装置を作動することができる。
手段4.室内の安全状態を監視する安全監視装置(開閉センサ40、火気センサ46、地震警報受信装置50)をさらに有し、
前記安全装置制御手段が前記安全装置の作動を開始した後、前記安全監視装置が室内の安全状態が異常状態に変化したことを検知した場合に、警告発生手段(警告部14、警告部32)によって警告を行うことを特徴とする手段1から3のいずれかに記載の安眠支援システム。
手段4によれば、安全装置の作動開始後に、例えば不審者侵入や地震発生等の異常が発生したことが検知されると警告が行われるため、ユーザは睡眠中であっても犯罪や災害の発生を直ぐに知ることができる。
手段5.前記睡眠段階判定手段が熟睡段階であると判定した場合に、室内に設置された家電機器(テレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68)を睡眠モードに制御する家電機器制御手段(家電機器制御部28)をさらに有することを特徴とする手段1から4のいずれかに記載の安眠支援システム。
手段5では、ユーザの睡眠段階が熟睡段階となった場合に、家電機器が睡眠モードに制御される。一般的には入眠すると直ぐに熟睡段階まで到達するため、上記安全装置が作動されて安全が確保された直ぐ後に、室内の環境面も整えられることになる。したがって、安全面と環境面の双方でユーザの安眠を確実に支援することができる。
手段6.起床時刻を設定する起床時刻設定手段(入力ボタン36)をさらに有し、
前記家電機器制御手段は、前記起床時刻設定手段が設定した起床時刻より所定時間前となった場合又は睡眠段階判定手段が覚醒段階であると判定した場合に、家電機器を起床モードに制御することを特徴とする手段5に記載の安眠支援システム。
手段6によれば、起床時刻から所定時間前には必ず家電機器が起床モードに制御されるため、快適な目覚めを得られるという安心感が得られ、一層安眠に寄与することとなる。
手段7.ユーザから取得された生体情報を受信する生体情報受信手段(通信部22)と、
当該生体情報受信手段が受信した生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階を判定する睡眠段階判定手段(睡眠段階判定部24)と、
当該睡眠段階判定手段が覚醒段階でないと判定した場合に、防犯又は防災のために設置された安全装置(施錠装置24、消火装置48)を作動させる信号を送信する安全装置制御信号送信手段(安全確保処理実行部26、通信部22)と、
前記睡眠段階判定手段が熟睡段階であると判定した場合に、室内に設置された家電機器を睡眠モードに制御する信号を送信する家電機器制御信号送信手段(家電機器制御部28、通信部22)と、を有することを特徴とする安眠支援装置。
手段7によれば、ユーザが覚醒段階でなくなった場合に、先ず優先的に安全装置が作動されて、ユーザの安眠を妨げる最も大きな要因である犯罪又は災害に対する不安が排除される。その後に熟睡段階で、家電機器が睡眠モードに制御されて室内の環境面が整えられる。このため、ユーザの安眠が安全面と環境面の双方から確実に確保される。
手段8.防犯又は防災のために設置された安全装置(施錠装置24、消火装置48)と、当該安全装置を制御する制御装置(管理ステーション20、睡眠段階判定部24、安全確保処理実行部26)を備え、
当該制御装置は、ユーザから取得された生体情報に基づいて、当該ユーザの睡眠段階を判定すると共に、睡眠段階が覚醒段階でないと判定した場合に、前記安全装置を作動させることを特徴とする建物。
手段8によれば、ユーザが睡眠に入った早期から、安眠を妨げる最も大きな要因である犯罪又は災害に対する不安が排除され、安全面からユーザの安眠を確実に支援することができる。
以下、図面を参照して、本発明を具現化した安眠支援システムの一実施の形態について説明する。図1は安眠支援システムの概略ブロック図であり、図2は安眠支援システムが適用される一般住宅の寝室2の概略図である。
安眠支援システム1は、生体センサ10と、管理ステーション20と、複数の安全センサ(開閉センサ40及び火気センサ46)と、複数の安全装置(施錠装置42及び消火装置48)と、火災警報装置49と、地震警報受信装置50と、非常灯52と、非常警告装置54と、複数の家電機器(テレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68)とから構成される。
生体センサ10は、生体情報計測部12と、警告部14と、通信部16とを備えている。本実施の形態の生体センサ10は、ユーザの手首に装着されるリストバンド型であるが、例えばペンダント型、指輪型等、その形態を問わない。また、身体装着型でなくてもよく、例えばエアマットレスに内蔵されて圧力の変動を検出するものでもよい。
生体センサ10の生体情報計測部12は、ユーザの生体情報をリアルタイムで計測する。生体情報は、脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位等であり、本実施の形態では、少なくとも脈拍が計測される。計測された生体情報は、通信部16から管理ステーション20に送信される。
警告部14は、図示しないスピーカを備えており、音声を発生してユーザに対して警告を行う。また、その他の例として、表示機能による点滅表示やバイブレーション機能による振動等を発生して警告を行ってもよい。警告は、管理ステーション20から送信された警告信号を通信部16が受信したときに行われる。
管理ステーション20は、通信部22と、睡眠段階判定部24と、安全確保処理実行部26と、家電機器制御部28と、健康状態監視部30と、警告部32と、記憶部34と、入力ボタン36と、タイマ38とを備えている。
管理ステーション20の通信部22は、生体センサ10と、各安全センサ40,46と、各安全装置42,48と、地震警報受信装置50と、各家電機器60,62,64,66,68とからの信号を受信する。通信部22はまた、生体センサ10と、各安全装置42,48と、非常灯52と、非常警告装置54と、各家電機器60,62,64,66,68とに制御信号を送信する。これら信号の送受信は、通信部22に備えられたアンテナ(図1を参照)と、それぞれの装置や機器等に備えられたアンテナ(図1を参照)とを介して行われる。なお、これらの通信には、例えば赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等のいずれの方式をも採用することができる。また、アンテナを備えずに、例えば電力線通信、有線LAN通信等の有線通信を採用してもよい。さらに、通信部22は、通信回線を介して、外部の警備会社72、病院74及び携帯電話76に情報を送信することができる。
睡眠段階判定部24は、生体センサ10から時々刻々と送信されてくる生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階を判定する。脈拍、体動、皮膚温度、皮膚電位等の複数項目の生体情報が取得されている場合はこれらを総合的に考慮して判定するが、少なくとも脈拍が得られていれば判定は可能である。判定のアルゴリズムには、公知の技術を用いることができる。判定結果は、国際基準である睡眠の6段階(覚醒段階、レム睡眠段階、ノンレム睡眠1〜4段階)に準拠する。
安全確保処理実行部26は、睡眠段階判定部24が判定した睡眠段階情報や、各安全センサ40,46から送信される信号等に基づいて、下記警告部32と、生体センサ10と、各安全装置42,48と、非常灯52と、非常警告装置54とを制御する処理を実行する。また、必要な場合は、通信部22を介して、外部の警備会社72及び携帯電話76に情報を送信する処理を実行する。
家電機器制御部28は、睡眠段階判定部24が判定した睡眠段階情報や、各家電機器60,62,64,66,68から送信される信号等に基づいて、各家電機器60,62,64,66,68を制御する処理を実行する。これにより各家電機器60,62,64,66,68は、後述する睡眠モード及び起床モードに移行する。
健康状態監視部30は、生体センサ10から時々刻々と送信されてくる生体情報に基づいて、ユーザの健康状態を判定する。また、救急が必要な判定結果が得られた場合は、通信部22を介して、病院74及び携帯電話76に情報を送信する。
警告部32は、スピーカ32a及び表示画面32bを備えており、音声と表示によってユーザに対して警告を行う。警告は、各安全装置42,48、又は地震警報受信装置50から送信された警告信号を通信部22が受信したときに行われる。
記憶部34は、安眠支援システムを作動させるために必要なプログラムやデータを記憶している。例えば、睡眠段階判定プログラム、安全確保処理実行プログラム、家電機器制御プログラム、健康状態監視プログラム等が記憶されている。また、警告実行の所定時間や、後述する所定時刻等のデータも記憶される。これらの所定時間や所定時刻等は、ユーザが入力ボタン36から任意に設定することができる。
入力ボタン36からは、その他にも、処理をスタート/エンドさせること、警告を停止すること等を行うことができる。
タイマ38は、リアルタイムの時間を認識し、また警告を実行する所定時間等をカウントする。安全確保処理実行部26や家電機器制御部28等は、タイマが認識又はカウントする時間に基づいて各処理を実行することができる。
開閉センサ40は、窓80に設置されており、窓80が開状態であるか閉状態であるかを検知して、検知信号を管理ステーション20に送信する。施錠装置42は窓80に設置されており、管理ステーション20から送信された制御信号を受信して、窓80を解錠又は施錠する。図3に、施錠装置42の構成例を示す。図3は、設置された施錠装置42付近の窓80の召し合せ部の縦断面図であり、81は内窓の召し合せ部、82は外窓の召し合せ部を示す。施錠装置42は、操作部42a、電磁ソレノイド42b及びロック片42cから構成される。操作部42aは、上記した図1に示すアンテナを備え、電磁ソレノイド42bと接続されている。電磁ソレノイド42b及び閂状のロック片42cは内窓の召し合せ部81の内部に配置され、電磁ソレノイド42bの通電に伴いロック片42cが支軸を中心に回転するようになっている。内窓の召し合せ部81及び外窓の召し合せ部82が対向する側には、それぞれロック孔81a及び82aが形成されており、解錠状態ではロック片42cの先端がロック孔81aのみに挿入されている。一方、管理ステーション20から送信された施錠信号がアンテナで受信されると、操作部42aの指令により電磁ソレノイド42bが通電され、ロック片42cが図中のRの位置に回転する。これにより、ロック片42cの先端がロック孔82aに挿入され、施錠状態となる。
火気センサ46は、ヒータ44に内蔵されており、ヒータ44が燃焼状態であるか消火状態であるかを検知して、検知信号を管理ステーション20に送信する。消火装置48も、ヒータ44に内蔵されており、管理ステーション20から送信された制御信号等に基づいて、ヒータ44の火気を消火する。なお、本実施の形態では、消火装置48が正常に作動しない場合等のために、火災警報装置49を備えている。例えば、火気センサ46によって消火が行われなかったことが検知された場合に、火災警報装置49を作動させることができる。
地震警報受信装置50は、気象庁が発信する緊急地震速報をインターネットを介して受信し、受信した旨を異常信号として管理ステーション20に送信する。
なお、寝室2以外の部屋の窓又は扉にも、開閉センサ40及び施錠装置42を設置してもよい。あるいは、寝室2以外の部屋のヒータにも、火気センサ46及び消火装置48を内蔵してもよいし、ヒータ外に火気センサ46及び消火装置48を設置してもよい。また、寝室2以外の部屋に地震警報受信装置50を設置してもよい。
非常灯52は、管理ステーション20から送信された制御信号を受信して、自動点灯する。非常灯52の電源は電力供給線から独立しており、停電時にも点灯可能である。
非常警告装置54は、玄関先等の室外に設置されており、管理ステーション20から送信された制御信号を受信して、音声及び光によって周囲に異常状態を報知する。
テレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68は、それぞれアンテナ(図示せず)を備え、これらのアンテナを介して、管理ステーション20にON状態である信号を送信したり、管理ステーション20から送信されてくる制御信号を受信する。なお、テレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68と、管理ステーション20との間の通信にも、有線を使用してもよい。
カーテン開閉装置68は、中空状のレール68a内にカーテンコードを収容している。レール68aの下方は開放されており、カーテンコードにカーテンフックを連結することができる。モータ駆動のプーリでカーテンコードを巻取り・押出しすると連結されたカーテンフックも連動するため、カーテンが開閉する。
次に、安眠支援システムを作動させる前提として、ユーザによる所定時刻の設定等について説明する。図4は、生体センサ10がON状態とされた時刻から起床時刻までの睡眠段階の推移の一例を示す。図4のグラフにおいて、縦軸は国際基準である睡眠の6段階(覚醒段階、レム睡眠段階、ノンレム睡眠1〜4段階)を示し、横軸は時間を示す。本実施の形態においてユーザに設定される所定時刻は、時刻T1及び時刻T3である。時刻T1及び時刻T3は、安眠支援システムを作動させる前に、ユーザによって入力ボタン36から任意の時刻に設定される。また、時刻T3が設定されると時刻T2が自動設定される。その他、図中で示される時刻Tx及び時刻T0を併せて以下に説明する。
・時刻Tx:生体センサ10がON状態とされた時刻
ユーザが生体センサ10を装着してスイッチを入れた時刻である。
・時刻T0:安眠支援処理(後述する)のスタート時刻
ユーザが安眠支援処理をスタートさせた時刻である。
・時刻T1:安全確保処理開始デッドライン
睡眠中であるか否かに拘わらず、安全確保処理(後述する)を開始するデッドラインとしてユーザが設定する時刻である。
・時刻T2:起床準備開始時刻
下記時刻T3の所定時間前(例えば30分前)に自動設定される時刻である。
・時刻T3:起床時刻
ユーザが起床時刻として設定する時刻である。
次に、安眠支援システムが実行する処理について説明する。安眠支援システムは、主として以下の(A)〜(D)の4つの処理を行う。なお、4つの処理のうち(A),(B)及び(C)の処理は睡眠時間帯に実行されるが、(D)の処理は睡眠時間帯に限らず生体センサがON状態とされていれば実行される。したがって以下では、(A),(B)及び(C)の処理を合せて「安眠支援処理」といい、(D)の処理と区別する。
(A)安全確保処理
各安全装置を確実に作動させる処理(第1フェーズ)、及び室内の安全に異常が発生しないかを監視し発生した場合に警告等を行う処理(第2フェーズ)の2つのフェーズに分かれる。時刻T1までには第1フェーズが開始される。
(B)睡眠モード移行処理
各家電機器を、睡眠に快適なモードに移行させる処理である。ユーザの睡眠段階が熟睡段階と判断された時点から開始される。
(C)起床モード移行処理
各家電機器を、起床に快適なモードに移行させる処理である。時刻T2までには開始される。
(D)健康状態監視処理
生体センサを装着したユーザの健康状態に異常が発生しないかを監視し、発生した場合に緊急連絡等を行う処理である。生体センサがON状態とされていれば常時実行される。
まず、安眠支援処理((A)〜(C)の処理)を説明する。図5は、安眠支援処理のうち最初に実行される(A)安全確保処理のメイン処理を説明するフローチャートを示している。このフローチャートに沿って、図4の例を使用しながら説明する。
最初に、ユーザが管理ステーション20の入力ボタン36から安眠支援処理をスタートさせると、安全確保処理実行部26がタイマ38の認識する時刻に基づいて時刻T1か否かを判定する(ステップS2)。YESの場合は、ステップS14に移行し、NOの場合はステップS4に移行する。図4の例の場合、処理がスタートされた時刻T0は時刻T1よりも前であるため、ステップS4に移行する。
ステップS4に移行した場合、安全確保処理実行部26が生体センサ10からON状態の信号を受信できていると判定できれば(YESの場合)、ステップS6に移行する。図4の例では、時刻T0よりも前の時刻Txから生体センサ10がON状態とされている。したがって、ステップS6に移行して、通信部22が、生体センサ10から生体情報を取得する。
次いでステップS8では、睡眠段階判定部24が、生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階を判定する処理を実行する。判定結果は、図4で示した国際基準である睡眠の6段階(覚醒段階、レム睡眠段階、ノンレム睡眠1〜4段階)に準拠する。本実施の形態では、このうち、ノンレム睡眠3及び4段階を特に「熟睡段階」という。
判定結果が覚醒段階であれば(ステップS10でYESの場合)、ステップS12で時刻T1か否かを判定し、NOの場合はステップS6に戻ってステップS10までの処理を繰り返し、YESの場合はステップS14に移行して上記(A)の安全確保処理を開始する。一方、ステップS10での判定結果がNOの場合は、ステップS14に移行する。すなわち、ステップS10で覚醒段階でないと判定されるか、あるいはステップS2又はステップS12で時刻T1であると判定されると、ステップS14に移行して(A)安全処理の第1フェーズを開始する。図4の例の場合は、時刻T0で既にノンレム睡眠1段階となっているため、ステップS10で覚醒段階でないと判定され、ステップS14に移行する。なお、グラフの下に示された矢印(A)は安全確保処理の第1フェーズ及び第2フェーズの実行時間帯を示している。
第1フェーズの詳細を、図6のフローチャートによって説明する。まず、安全確保処理実行部26が第1フェーズを開始すると、施錠装置42及び火気センサ46の信号を取得し(ステップS141)、施錠装置42及び消火装置48が安全モードとなっているか否かを判定する(ステップS142)。本実施の形態でいう「安全モード」とは、施錠装置42については施錠状態となっていること、消火装置48については消火状態となっていることである。したがって、施錠装置42から施錠状態の信号が取得され、火気センサ46から消火状態の信号が取得されれば、YESと判定され、第1フェーズを終了する。一方、いずれか一つでも安全モードになっていないと判定されると、ステップS143に移行する。
ステップS143に移行すると、安全確保処理実行部26は警告部32に警告を開始させる。この場合、音声と表示によって、どの安全装置が安全モードになっているかが警告される。警告は所定時間(例えば30秒)だけ継続するが、その所定時間内にユーザが気付いて入力ボタン36から警告をOFFすると(ステップS144でYESの場合)、ステップS145に移行する。
ステップS145では、警告がOFFされてから所定時間内に、警告対象となった安全装置が安全モードになったか否かを判定する。ユーザによってその安全装置が安全モードにされた場合(ステップS145でYESの場合)は第1フェーズを終了し、NOの場合は、ステップS147に移行する。
一方、ステップS144において、ユーザが警告に気付かず所定時間内にOFFされなかった場合は、ステップS146で警告を自動OFFした後、ステップS147に移行する。
ステップS147では、対象安全装置に安全モードの開始信号を送信する。すなわち、施錠装置42には施錠信号を送信し、消火装置48には消火信号を送信する。このようにして第1フェーズでは、全安全装置が確実に安全モードとされる。
第1フェーズが終了すると、図5のステップS16に移行して、第2フェーズを開始する。本実施の形態の第2フェーズでは、窓80が開状態となる、又は地震警報が発令されるといった異常が発生しないかを監視し、発生した場合に警告等を行う。以下では、窓80が開状態となる異常、及び地震警報が発令される異常について、それぞれ図7及び図8のフローチャートで説明する。
まず、窓80が開状態となる異常について、図7のフローチャートで説明する。第2フェーズが開始されると、安全確保処理実行部26は、タイマ38の認識する時刻に基づいて時刻T3か否かを判定する(ステップS160)。NOの場合はステップS161に移行し、開閉センサ40から開状態を示す異常信号が入力されないか否かを監視する。この監視は、図4のグラフ下の矢印(A)で示すように、起床時刻T3まで継続される。そして監視中に異常信号が入力されたと判定された場合は、ステップS162に移行する。
ステップS162では、警告部32に警告を開始させる。この場合、音声と表示によって、窓80が開状態となったことが警告される。それと同時に、非常灯52及び照明66にON信号が送信される。これにより非常灯52がON状態とされるため、万が一電力供給線が切断されて照明66が点灯しなくても、ユーザは明かりを得ることができる。また、非常警告装置54にも警告信号が送信されるため、周囲に異常が発生したことが報知される。この非常警告装置54は、所定時間(例えば1分)が経過すると自動でOFF状態となる。さらに、警備会社72にも異常発生情報が送信され通報される。
警告部32の警告は所定時間(例えば30秒)だけ継続するが、その所定時間内にユーザが気付いて入力ボタン36から警告をOFFすると(ステップS163でYESの場合)、ステップS166に移行する。一方、ステップS163において、ユーザが警告に気付かず所定時間内にOFFされなかった場合は、ステップS164で警告を自動OFFした後、ステップS165に移行する。
ステップS165では、生体センサ10に警告信号を送信する。生体センサ10はユーザに装着されているため、管理ステーション20の警告部32による警告よりも気付き易いと考えられる。
以上のように、音声や表示、その他通報等によって室内外で異常発生が報知されることにより、危険が回避されるはずである。また、危険回避の後は開状態となった窓80もユーザによって閉状態とされるはずである。しがって、ステップS166では、所定時間内(例えば30分)に異常状態が回避されたか否かを判定し、NOと判定された場合はステップS162に戻ってステップS165までの処理を繰り返し、一方YESと判定された場合はステップS167に移行する。そしてステップS167では、非常灯52にOFF信号を送信し、これにより非常灯52がON状態で放置されることが防止される。
ここまでの処理が終了すると、ステップS161に戻って起床時刻T3になったか否かが判定され、NOの場合は再びステップS161まで戻り、起床時刻T3に至るまで異常信号入力の監視が継続される。一方、YESの場合は、第2フェーズを終了する。
次に、地震警報が発令される異常について、図8のフローチャートで説明する。第2フェーズが開始されると、安全確保処理実行部26は、タイマ38の認識する時刻に基づいて時刻T3か否かを判定する(ステップS170)。NOの場合はステップS171に移行し、地震警報受信装置50から緊急地震速報の受信を示す異常信号が入力されないか否かを監視する(ステップS171)。この監視も、図4のグラフ下の矢印(A)で示すように、起床時刻T3まで継続される。そして監視中に異常信号が入力されたと判定された場合は、ステップS172に移行する。
ステップS172では、警告部32に警告を開始させる。この場合、音声と表示によって、地震警報が発令されたことが警告される。それと同時に、非常灯52及び照明66にON信号が送信される。また、施錠装置42に解錠信号が送信されるため、ユーザが室内に閉じ込められることが回避される。
警告部32の警告は所定時間(例えば30秒)だけ継続するが、その所定時間内にユーザが気付いて入力ボタン36から警告をOFFすると(ステップS173でYESの場合)、ステップS176に移行する。一方、ステップS173において、ユーザが警告に気付かず所定時間内にOFFされなかった場合は、ステップS174で警告を自動OFFした後、ステップS175に移行して、生体センサ10に警告信号を送信する。
以上のように、音声や表示等によって異常発生が報知されることにより、危険回避の態勢が取られるはずである。その後、ステップS176では、所定時間(例えば30分)経過後に施錠装置42に施錠信号を送信する。これにより、窓80が開状態で放置されることが防止される。
ここまでの処理が終了すると、ステップS177で起床時刻T3になったか否かが判定され、NOの場合は再びステップS171まで戻り、起床時刻T3に至るまで異常信号入力の監視が継続される。一方、YESの場合は、第2フェーズを終了する。
図4の矢印(A)で示したように、以上の安全確保処理は起床時刻T3まで継続されるが、その間にも矢印(B)で示す睡眠モード移行処理と、矢印(C)で示す起床モード移行処理が実行される。
次に、(B)の睡眠モード移行処理について、図9のフローチャートで説明する。まず(B)睡眠モード移行処理の準備段階として、ステップS18で通信部22が生体情報を取得し、ステップS20で睡眠段階判定部24がさらに睡眠段階判定処理を行い、ステップS22でユーザの睡眠段階が熟睡段階に到達したか否かを判定する。このステップS18からステップS22までの一連の処理は継続的に実行されが、一般的には入眠すると直ぐにノンレム4段階まで到達するため、時刻T1を経過していればステップS22でYESと判定されると考えられる。図4の例でも、矢印(B)の始点に相当する時刻では、ノンレム4段階となっている。このような場合は、ステップS24に移行して、家電機器制御部28が(B)睡眠モード移行処理を開始する。
まず、ステップS26では、テレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68の各家電機器の信号を取得し、ステップS28では全家電機器が睡眠モードか否かを判定する。本実施の形態でいう「睡眠モード」とは、テレビ60、オーディオ装置62及び照明66についてはOFF状態となっていること、エアコン64については自動温度制御モードとなっていること、カーテン開閉装置68については閉状態となっていることをいう。したがって、テレビ60、オーディオ装置62及び照明66からON信号が取得されず、エアコン64から自動温度制御モードを示す信号が取得され、カーテン開閉装置68から閉状態を示す信号が取得されれば、YESと判定され、睡眠モード移行処理を終了する。一方、いずれか一つでも睡眠モードになっていないと判定されると、ステップS30に移行する。
ステップS30では、睡眠モードになっていない対象家電機器に睡眠モード開始信号を送信する。すなわち、対象家電機器がテレビ60、オーディオ装置62又は照明66であればOFF信号を送信し、エアコン64であれば自動温度制御モード開始信号を送信し、カーテン開閉装置68であれば閉信号を送信する。このようにして、全家電機器が睡眠モードへ移行される。
上記の睡眠モード移行処理が終了した後、(C)の起床モード移行処理の準備段階に切り替えられる。以後の処理について、図10のフローチャートで説明する。まずステップS32で通信部22が生体情報を取得し、ステップS34で睡眠段階判定部24がさらに睡眠段階判定処理を行い、ステップS36でユーザの睡眠段階が覚醒段階になったか否かを判定する。ステップS36でYESと判定された場合はステップS40に移行する。一方、NOと判定された場合はステップS38で起床準備時刻T2であるか否かを判定し、YESと判定されると、ステップS40に移行する。すなわち、ステップS36で覚醒段階になったと判定されるか、あるいはステップS38で起床準備時刻T2であると判定されると、ステップS40に移行して、家電機器制御部28が(C)起床モード移行処理を実行する。
(C)起床モード移行処理では、カーテン開閉装置68に開信号を送信する。また、オーディオ装置62にON信号を送信したり、起床時刻T3の時間帯によっては照明66にON信号を送信してもよい。これにより、ユーザは快適な目覚めを得ることができる。
(C)起床モード移行処理が終了すると、図4に示すようにしばらく後に起床時刻T3に到達し、ここまで継続していた(A)安全確保処理も終了し、安眠支援処理の全てが完了する。
以上のように、安眠支援処理では、(A)安全確保処理及び(B)睡眠モード移行処理が実行されるため、安全面と環境面の双方からユーザの安眠が確保される。この際、ユーザの睡眠段階に応じて、先ず(A)安全確保処理が最優先で実行され、その後に(B)睡眠モード移行処理が実行されるため、ユーザの安眠を妨げる最も大きな要因である安全面の不安が排除された後に環境面が整えられることになる。したがって、ユーザの安眠が確実に確保される。また、起床時刻から所定時間前には必ず(C)起床モード移行処理が実行されるため、快適な目覚めを得られるという安心感が得られ、一層安眠に寄与することとなる。
次に、(D)健康状態監視処理について説明する。この処理は、生体センサ10がON状態とされていれば常時実行されるものであり、図4の矢印(D)で示すように、時間Txから生体センサがOFF状態とされるまで継続する。図11のフローチャートによって詳細を説明する。
生体センサ10はON状態とされていれば、ステップS50で生体情報を取得し、ユーザの健康状態に異常があるか否かを判定する(ステップS52)。生体情報には少なくとも脈拍が含まれているため、例えば、
・頻脈(100回/分以上の脈):甲状腺機能亢進、心不全等
・除脈(60回/分以下の脈):心疾患、脳障害等
・速脈(脈拍が突然大きくなり急速に小さくなる):大動脈閉鎖症等
・不整脈
・結滞
等の症状を検知することができる。これらの症状のうち、救急を要するものが認められたら、健康状態に異常があると判定し、ステップS54に移行する。
ステップS54では、照明66及び非常灯52にON信号を送信し、また病院74及び携帯電話76に情報を送信する。これにより、室内が暗くでも明かりを得られ、また外部に救急を求めることができる。
そしてステップS56では、ステップS54が実行されてから所定時間(例えば30分)経過後に生体センサ10からON信号が受信されたか否かを判定する。もし、救急で病院に搬送等されていれば、生体センサ10がOFFされているか、生体センサ10からのON信号を受信することができないため、YESと判定され、処理を終了する。一方、YESと判定された場合は、引き続きステップS50からの一連の処理を繰り返し、ユーザの健康状態の監視を継続する。
以上のように、(D)健康状態監視処理では、生体センサ10がON状態とされていれば常にユーザの健康状態が監視されるため、持病を持つ一人暮らしのユーザ等の不安を軽減することができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
・上記実施の形態では、管理ステーション20で睡眠段階判定処理、安全確保処理、家電機器制御処理、健康状態監視処理等を実行していた。しかしながら、これらの処理は必ずしも管理ステーション20で実行する必要はなく、例えば生体センサ10で実行してもよい。
・上記実施の形態では、安全センサとして開閉センサ40及び火気センサ46を設置し、安全装置として施錠装置42及び消火装置48を設置していた。しかしながら、これらに限られず、例えば煙センサ、スプリンクラー等を設置してもよい。
・上記実施の形態では、家電機器としてテレビ60、オーディオ装置62、エアコン64、照明66及びカーテン開閉装置68を挙げていた。しかしながら、これらに限られず、例えば香り発生装置、スピーカ内蔵ベッド、パーソナルコンピュータ等、寝室に設置し得る機器であればいずれも採用することができる。
一実施の形態における安眠支援システムの概略ブロック図。 安眠支援システムが適用される一般住宅の寝室の概略図。 窓に設置された施錠装置付近の召し合せ部の縦断面図。 睡眠段階の推移の一例を示す図。 安全確保処理のメイン処理を説明するフローチャート。 安全確保処理の第1フェーズを説明するフローチャート。 安全確保処理の第2フェーズを説明するフローチャート。 安全確保処理の第2フェーズを説明するフローチャート。 睡眠モード移行処理を説明するフローチャート。 起床モード移行処理を説明するフローチャート。 健康状態監視処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…安眠支援システム、2…寝室、10…生体センサ、12…生情報計測部、14…警告部、16…通信部、20…管理ステーション、22…通信部、24…睡眠段階判定部、26…安全確保処理実行部、28…家電機器制御部、30…健康状態監視部、32…警告部、34…記憶部、36…入力ボタン、38…タイマ、40…開閉センサ、42…施錠装置、44…ヒータ、46…火気センサ、48…消火装置、49…火災警報装置、50…地震警報受信装置、60…テレビ、62…オーディオ装置、64…エアコン、66…照明、68…カーテン開閉装置、70…気象庁、72…警備会社、74…病院、76…携帯電話。

Claims (5)

  1. ユーザの生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    防犯又は防災のために設置された安全装置と、
    前記生体情報取得手段が取得した生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階が覚醒段階であるか否かを判定する第1判定処理と、ユーザの睡眠段階が前記覚醒段階でない睡眠段階のうち熟睡段階であるか否かを判定する第2判定処理とを実行可能な睡眠段階判定手段と、
    当該睡眠段階判定手段の前記第1判定処理により覚醒段階でないと判定された場合に、前記安全装置を作動させる安全装置制御手段と、
    前記睡眠段階判定手段の前記第2判定処理により熟睡段階であると判定された場合に、室内に設置された家電機器を睡眠モードに制御する家電機器制御手段と
    を有することを特徴とする安眠支援システム。
  2. 室内の安全状態を監視する安全監視装置をさらに有し、
    前記安全装置制御手段が前記安全装置の作動を開始した後、前記安全監視装置が室内の安全状態が異常状態に変化したことを検知した場合に、警告発生手段によって警告を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の安眠支援システム。
  3. 起床時刻を設定する起床時刻設定手段をさらに有し、
    前記家電機器制御手段は、前記起床時刻設定手段が設定した起床時刻より所定時間前となった場合又は睡眠段階判定手段の前記第1判定処理により前記睡眠モードが設定されている状況下で覚醒段階であると判定された場合に、家電機器を起床モードに移行するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の安眠支援システム。
  4. ユーザから取得された生体情報を受信する生体情報受信手段と、
    当該生体情報受信手段が受信した生体情報に基づいて、ユーザの睡眠段階が覚醒段階であるか否かを判定する第1判定処理と、ユーザの睡眠段階が前記覚醒段階でない睡眠段階のうち熟睡段階であるか否かを判定する第2判定処理とを実行可能な睡眠段階判定手段と、
    当該睡眠段階判定手段の前記第1判定処理により覚醒段階でないと判定された場合に、防犯又は防災のために設置された安全装置を作動させる信号を送信する安全装置制御信号送信手段と、
    前記睡眠段階判定手段の前記第2判定処理により熟睡段階であると判定された場合に、室内に設置された家電機器を睡眠モードに制御する信号を送信する家電機器制御信号送信手段と、
    を有することを特徴とする安眠支援装置。
  5. 防犯又は防災のために設置された安全装置と、
    室内に設置された家電機器と、
    当該安全装置と当該家電機器とを制御する制御装置と、
    を備え、
    当該制御装置は、
    ユーザから取得された生体情報に基づいて、当該ユーザの睡眠段階が覚醒段階であるか否かを判定する第1判定処理と、当該ユーザの睡眠段階が前記覚醒段階でない睡眠段階のうち熟睡段階であるか否かを判定する第2判定処理とを行い、前記第1判定処理により覚醒段階でないと判定された場合に前記安全装置を作動させ、前記第2判定処理により熟睡段階であると判定された場合に前記家電機器を睡眠モードに制御する
    ことを特徴とする建物。
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