JP5534097B1 - 防水式中空用アンカー - Google Patents

防水式中空用アンカー Download PDF

Info

Publication number
JP5534097B1
JP5534097B1 JP2013248789A JP2013248789A JP5534097B1 JP 5534097 B1 JP5534097 B1 JP 5534097B1 JP 2013248789 A JP2013248789 A JP 2013248789A JP 2013248789 A JP2013248789 A JP 2013248789A JP 5534097 B1 JP5534097 B1 JP 5534097B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
hole
waterproof
driving pin
hollow anchor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013248789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015105733A (ja
Inventor
大賀偉生
Original Assignee
株式会社オージーエイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オージーエイ filed Critical 株式会社オージーエイ
Priority to JP2013248789A priority Critical patent/JP5534097B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5534097B1 publication Critical patent/JP5534097B1/ja
Publication of JP2015105733A publication Critical patent/JP2015105733A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Dowels (AREA)

Abstract


【課題】
貫通して中空になってしまった側壁、底板や天井に使えるアンカーで、強い
防水機能を持った防水式中空用アンカーを開発することが課題です。
【解決手段】
図3は、前記防水式中空用アンカー挿入用貫通孔5を開削後、前記防水式中空用アンカー6を挿入し、前記打込ピン用貫通孔9を通して、前記接着系溶剤保持袋11に空気を送り込み、前記接着系溶剤保持袋11を膨らませ、前期起倒式ラッチ金物10が、自由に動ける状態にし、前期起倒式ラッチ金物10を起倒させて、前記防水式中空用アンカー6を前期貫通孔5から抜けなくし、前記打込ピン用貫通孔9を通して、前記接着系溶剤保持袋11に接着系溶剤を送り込み、内部を充満させ、充満後、前記締め付けナット12を充分に締め付けします。
【選択図】 図3

Description

中空壁アンカーの分野は、壁の種類や厚みにより、いろんな種類があります。
いろんな種類の中空アンカーは、有りますが、防水性のある中空アンカーは、ありません。
最近、下水道工事に従来のコンクリート製のマンホールに変わり、磁器製のレジンマンホールが据え付けられます。マンホールの中では、汚水の中に含まれる汚物により、硫化水素等の腐食性のガスが発生し、コンクリートのマンホールの場合、側壁が、腐食いたします。防蝕塗装を塗ったりしますが、経年変化で腐食いたします。その対策として、最近は、レジンマンホールが、数多く採用されています。
レジンマンホールは、マンホールの底板と側壁が、セメントと水を使用せず、熱硬化性樹脂、骨材と充填材を加えて練り混ぜたレジンコンクリートで出来ており、いろんな特徴がありますが、硫化水素に強く、側壁に付着物がつきにくいことも採用される一因と考えます。
コンクリート製のマンホールは、肉厚で側壁なども100mm以上有りますが、
レジンマンホールは、強度が強いため、薄くなっています。その為、打ち込み式アンカー方式の場合、下孔をあける時に貫通してしまったり、打ち込み式アンカーをハンマーで打ち込んだ時に、割れて、穴が、貫通したりします。
特開2000-120236号は、アンカーボルトの防水に付いてのべられています。
前記特開2000-120236号は、防水層を貫通したアンカーに防水製のあるキャップをかぶせる等の方法で、水が、アンカーを打ち込んだ先に侵入しないための方法が述べられています。
例えば、屋上の防水層にアンカーを打ち、其の侭、放置すると、アンカー周辺より雨水が浸水します。それを防止するためのキャップなどと考えました。
特開2000-120236号
マンホールの槽内施工中に、いろんな器具を取り付けるために、アンカーボルトを打ち込みます。アンカーボルトの種類としては、打ち込み式や、接着系のアンカーボルトが有ります。
アンカーボルトを取り付けるために、下孔をドリルで開削します。
問題は、このとき発生します。ドリルのキリが、マンホールの底板や側壁を貫通してしまうことが多々あります。原因は、マンホールの壁の厚みが確定できないまま孔を開けますので、マンホールの厚みが想像より薄かったり、開けた下孔が、深すぎたり、下孔を開ける力でマンホールが割れたり、いろいろ考えられます。マンホールを貫通してしまった時に、マンホールの外に水がいた場合は、マンホールの中に、水が侵入してきます。
水の入り方も、マンホールが深く、貫通部も深い位置の時に、水圧の関係で強い勢いで、水が侵入してきます。この水を止めるのが大変ですし、貫通してしまうと打ち込み式アンカーも接着系アンカーも使えません。他の場所にアンカーを打つ場所を変更することは、寸法上の問題など多々問題が、発生します。
貫通して中空になってしまった側壁、底板や天井に使えるアンカーで、強い防水機能を持った防水式中空用アンカーを開発することが課題です。
マンホールの側壁を貫通してしまうと、側壁は、中空壁となり、アンカーは、中空壁用アンカーしか使えなくなります。しかし、マンホールの外には、常に水が、存在しますので、水が、マンホールの中に侵入してきます。その為、中空壁で使用でき、中空壁の向こうの水をマンホールの中に入れない、防水機能を持った防水式中空用アンカーを開発します。
防水式中空用アンカーは、ネジ部、挿入埋設されるアンカー部と先端部が、一体で構成され、前記ネジ部、前記アンカー部と前記先端部を貫通する打込ピン用貫通孔を有し、前記ネジ部は、締め付けナットが、ねじ込めるネジ、前記打込ピン用貫通孔と防水用ネジ部押しキャップを有し、前記アンカー部は、打込ピン用貫通孔、アンカー本体と前記打込ピンが、打ち込まれると外側が拡張する拡張式アンカーを有し、前記先端部は、起倒式ラッチ金物と接着系溶剤保持袋を有し、前記接着系溶剤保持袋は、前記起倒式ラッチ金物を覆い、前記起倒式ラッチ金物の動きを抑える構造とし、前記アンカー本体の前記起倒式ラッチ金物側端部と接着接続され、前記防水式中空用アンカー挿入用貫通孔を開削後、前記防水式中空用アンカーを挿入し、前記打込ピン用貫通孔を通して、前記接着系溶剤保持袋に空気を送り込み、前記接着系溶剤保持袋を膨らませ、前期起倒式ラッチ金物が、自由に動ける状態にし、前期起倒式ラッチ金物を起倒させて、前記防水式中空用アンカーを前期貫通孔から抜けなくし、前記打込ピン用貫通孔を通して、前記接着系溶剤保持袋に接着系溶剤を送り込み、内部を充満させ、充満後、前記締め付けナットを充分に締め付けする事を特徴とします。
前記ナットを締め付け後、前記打込ピン用貫通孔に前記打込ピンを打ち込み、前記拡張式アンカーを拡張させ、前記拡張式アンカー外側を前記防水式中空用アンカー挿入用貫通孔の側壁に強力に押し付け、接触力を増す事を特徴とします。
うっかり貫通させても従来の打ち込み式アンカーや接着系アンカーでは、出来なかった止水とアンカー作業ができるようになる。
貫通してもすぐに継続施工できるので安心できる。
接着系アンカーのように硬化時間を待たずに、打込ピンを打ち込み、前記拡張式アンカーを拡張させたらすぐに効果が出る。
アンカーボルト施工イメージ図 防水式中空用アンカーイメージ図 防水式中空用アンカー施工イメージ図 1 防水式中空用アンカー施工イメージ図 2
1 キリ回転中
2 開孔部断面図
3 打ち込み式アンカーボルト
4 ケミカル式アンカーボルト
5 中空壁貫通部断面図
6 防水式中空用アンカー
7 ネジ部
8 防水用ネジ部押しキャップ
9 打ち込みピン用貫通孔
10 起倒式ラッチ金物
11 接着系溶剤保持袋
12 締め付けナット
13 打込ピン
14 拡張式アンカー
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、従来の打ち込み式アンカーボルトと接着系アンカーボルトの施工のイメージ図です。
先ず、回転中キリ1で、横孔2を開けます。開孔部断面図のように横孔2が、あきます。アンカーボルト3を横孔に挿入します。打ち込みピンを打ち込みます。
ピンが入って行く事で、アンカーが拡張し、側壁に強力にコンタクトします。
打ち込み式アンカーの場合、アンカーボルト3が、拡張し、側壁にコンタクトすることで強力な接触力になります。この場合、施工完了すると、直ぐに使える状態です。
4は、従来の接着系アンカーボルト施工イメージ図です。
先ず、回転中キリ1で、横孔2を開けます。開孔部断面図のように横孔が、あきます。横孔2に接着系溶剤容器を挿入し、溶剤容器の保護カバーを破砕し、硬化剤を放出し、アンカーボルト4を硬化材の中に挿入し硬化材の硬化を待ちます。薬剤によって1〜時間待ちとなります。この待ち時間が、接着系アンカーの欠点と言えます。
図2は、防水式中空用アンカー6のイメージ図です。
防水式中空用アンカー6は、ネジ部、挿入埋設されるアンカー部と先端部が、一体で構成され、前記ネジ部7、前記アンカー部と前記先端部を貫通する打込ピン用貫通孔9を有し、前記ネジ部は、締め付けナット12が、ねじ込めるネジ7、前記打込ピン用貫通孔9と防水用ネジ部押しキャップ8を有し、前記アンカー部は、打込ピン用貫通孔9、アンカー本体と前記打込ピンが、打ち込まれると外側が拡張する拡張式アンカー14を有し、前記先端部は、起倒式ラッチ金物10と接着系溶剤保持袋11を有し、前記接着系溶剤保持袋11は、前記起倒式ラッチ金物10を覆い、前記起倒式ラッチ金物10の動きを抑える構造とし、前記アンカー本体の前記起倒式ラッチ金物10側端部と接着接続される。
図3は、前記防水式中空用アンカー挿入用貫通孔5を開削後、前記防水式中空用アンカー6を挿入し、前記打込ピン用貫通孔9を通して、前記接着系溶剤保持袋11に空気を送り込み、前記接着系溶剤保持袋11を膨らませ、前期起倒式ラッチ金物10が、自由に動ける状態にし、前期起倒式ラッチ金物10を起倒させて、前記防水式中空用アンカー6を前期貫通孔5から抜けなくし、前記打込ピン用貫通孔9を通して、前記接着系溶剤保持袋11に接着系溶剤を送り込み、内部を充満させ、充満後、前記締め付けナット12を充分に締め付けします。前期起倒式ラッチ金物10の動きとしては、防水式中空用アンカー挿入用貫通孔5を通る時は、アンカー本体と平行で、防水式中空用アンカー挿入用貫通孔5を通り終わり、接着系溶剤保持袋11を膨らませ、前期起倒式ラッチ金物10が、自由に動ける状態にした時、アンカー本体と直角の位置に動く事を、起倒と表現しています。
起倒式ラッチ金物10が、起倒し、アンカー本体と直角の位置に動く事でアンカー本体が、防水式中空用アンカー挿入用貫通孔5から抜けなくなります。
図4は、前記締め付けナット12を締め付け後、前記打込ピン用貫通孔9に前記打込13ピンを打ち込み、前記拡張式アンカー14を拡張させ、前記拡張式アンカー14外側を前記防水式中空用アンカー6挿入用貫通孔5の側壁に強力に押し付け、接触力を増します。

Claims (2)

  1. 防水式中空用アンカーは、ネジ部、挿入埋設されるアンカー部と先端部が、一体で構成され、前記ネジ部、前記アンカー部と前記先端部を貫通する打込ピン用貫通孔を有し、前記ネジ部は、締め付けナットが、ねじ込めるネジ、前記打込ピン用貫通孔と防水用ネジ部押しキャップを有し、前記アンカー部は、打込ピン用貫通孔、アンカー本体と前記打込ピンが、打ち込まれると外側が拡張する拡張式アンカーを有し、前記先端部は、起倒式ラッチ金物と接着系溶剤保持袋を有し、前記接着系溶剤保持袋は、前記起倒式ラッチ金物を覆い、前記起倒式ラッチ金物の動きを抑える構造とし、前記アンカー本体の前記起倒式ラッチ金物側端部と接着接続され、前記防水式中空用アンカー挿入用貫通孔を開削後、前記防水式中空用アンカーを挿入し、前記打込ピン用貫通孔を通して、前記接着系溶剤保持袋に空気を送り込み、前記接着系溶剤保持袋を膨らませ、前記起倒式ラッチ金物が、自由に動ける状態にし、前記起倒式ラッチ金物を起倒させて、前記防水式中空用アンカーを前記貫通孔から抜けなくし、前記打込ピン用貫通孔を通して、前記接着系溶剤保持袋に接着系溶剤を送り込み、内部を充満させ、充満後、前記締め付けナットを充分に締め付けする事を特徴とする
    防水式中空用アンカー
  2. 前記締め付け後、前記打込ピン用貫通孔に前記打込ピンを打ち込み、前記拡張式アンカーを拡張させ、前記拡張式アンカー外側を前記アンカーボルト挿入用貫通孔の側壁に強力に押し付け、接触力を増す事を特徴とする請求項1に記載の防水式中空用アンカー
JP2013248789A 2013-12-01 2013-12-01 防水式中空用アンカー Expired - Fee Related JP5534097B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013248789A JP5534097B1 (ja) 2013-12-01 2013-12-01 防水式中空用アンカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013248789A JP5534097B1 (ja) 2013-12-01 2013-12-01 防水式中空用アンカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5534097B1 true JP5534097B1 (ja) 2014-06-25
JP2015105733A JP2015105733A (ja) 2015-06-08

Family

ID=51175890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013248789A Expired - Fee Related JP5534097B1 (ja) 2013-12-01 2013-12-01 防水式中空用アンカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5534097B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353612U (ja) * 1989-09-29 1991-05-23
JPH0960623A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Silver Kogyo Kk 部品の取付装置
JP2004257548A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Wakai & Co Ltd ねじ締結装置
JPWO2005119069A1 (ja) * 2004-06-02 2008-07-31 光洋器材株式会社 固定取付具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353612U (ja) * 1989-09-29 1991-05-23
JPH0960623A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Silver Kogyo Kk 部品の取付装置
JP2004257548A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Wakai & Co Ltd ねじ締結装置
JPWO2005119069A1 (ja) * 2004-06-02 2008-07-31 光洋器材株式会社 固定取付具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015105733A (ja) 2015-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9169662B1 (en) Multiple cast-in insert apparatus for concrete
EP2929146B1 (en) Rock anchor bolt
WO2010104460A1 (en) Friction bolt
JP2010013858A (ja) せん断補強材の定着方法
US9890511B1 (en) Rock bolt seal
JP6462512B2 (ja) アンカー防錆用のアンカー頭部定着部材及びそのアンカー頭部定着構造
JP2008127897A (ja) 型枠保持具及びこの型枠保持具を用いたコンクリート構造物の構築方法、並びにこの構築方法により構築されるコンクリート構造物
JP2008267136A (ja) せん断抵抗型定着用ディスク
JP5534097B1 (ja) 防水式中空用アンカー
KR101016047B1 (ko) 앵커 보강장치 및 시공방법
JP5171083B2 (ja) 耐震補強構造及び耐震補強方法
JP4294707B2 (ja) 壁面の防水装置と止水部材と連結金具と防水工法
JP3083271B2 (ja) 壁面の防水方法およびその装置
JP5050983B2 (ja) 接着系あと施工アンカーボルトの施工方法
JP2005248496A (ja) 液状化によるマンホールの浮き上がり防止方法
JP6965663B2 (ja) 建物基礎の補修工法および建物の基礎構造
JP3140216U (ja) クラック誘発防水構造
JP6905425B2 (ja) ロックボルト頭部用止水具
JP6966964B2 (ja) 既存の鉄筋コンクリート構造物の補強構造及び補強工法
JP3936989B2 (ja) コンクリート躯体の補強工法
JP3909150B2 (ja) グラウト用キャップ及びそれを使用したグラウト工法
KR200442085Y1 (ko) 옹벽 시공용 지압 너트
KR200241783Y1 (ko) 안전마개를 갖는 락-볼트
JP2014047604A (ja) コンクリート面に埋設したアンカーへの樹脂注入器
KR101068584B1 (ko) 그라우트 충진용 거푸집이 구비된 사면보강장치

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5534097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140426

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees