JP5533027B2 - センサ付き軸受及び機械装置 - Google Patents

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本発明は、各種の産業用機械(例えば、工作機械、組立機械及び計測機械等)などに備えられた回転軸を回転自在に支持する軸受において、当該軸受の回転状態(例えば、回転輪の回転速度、回転方向あるいは回転角度など)を計測するためのセンサ機能を有するセンサ付き軸受及びそのセンサ付き軸受を備えた機械装置の改良に関する。
従来から、各種の産業用機械(例えば、工作機械、組立機械及び計測機械等)などにおいて、当該機械装置に組み込まれた回転軸を適正な状態で回転させるべく、その回転状態(例えば、回転速度、回転方向あるいは回転角度など)を計測するため、当該回転軸を回転自在に支持する軸受に対し、所定のセンサ機能を設けた構成が知られている。例えば、特許文献1には、回転輪である内輪の回転速度、及び回転角度方向をそれぞれ計測するためのセンサ機能を有するセンサ付き軸受の構成が一例として開示されている。
図6には、かかるセンサ付き軸受(以下、単に軸受Aという)の構成が示されており、当該軸受Aは、相対回転可能に対向して配置された一対の回転輪101及び静止輪102と、当該回転輪101の回転状態を検出するセンサ108とを備えている。
この場合、内輪が軸受Aの回転軸(図示しない)とともに回転する回転輪101として構成されているとともに、外輪が常時非回転状態に維持される静止輪102として構成されており、当該内外輪101、102間には、保持器103のポケット内に1つずつ回転自在に保持された状態で、複数の転動体(玉)104が転動可能に組み込まれている。かかる内輪101の外周面、並びに外輪102の内周面には、それぞれ転動体(玉)104を転動させるための軌道面101a、102aが全周に亘って形成されている。
さらに、図6(b)に示す構成において、軸受Aには、軸方向(図6(b)の上下方向)の一方側(同図の下側)へ、環状を成すシール部材109が内外輪101、102間に介在されており、シール部材109の内径部には、弾性材で構成されたリップ部が形成され、その外径部が外輪102に形成された取付溝102mに固定され、その内径部が内輪101に形成されたシール溝101mに摺接するように位置決めされている。これにより、軸受Aは軸方向の一方側(図6(b)の下側)からの、軸受内部に封入された潤滑剤(例えば、潤滑油やグリース)の軸受外部への漏洩や、軸受外部から軸受内部への異物の侵入を防止することができるようになっている。
これに対し、軸受Aの軸方向(図6(b)の上下方向)の他方側(同図の上側)にはセンサ108が備えられており、当該センサ108には、回転輪である内輪101と同一の回転状態で回転する被検出体105、当該被検出体105の回転状態を検出する検出体108a、並びに当該検出体108aを収容するセンサハウジング108bが設けられており、軸受Aでは実施例として、被検出体105を多極に着磁された環状を成す磁石(以下、エンコーダ)105とし、検出体108aを磁束密度の変動を検知する磁気センサ(以下、ホールIC)とした構成が開示されている。
また、この従来技術では、エンジニアリングプラスチック製に代表される材質のセンサハウジング108bは、軸受Aの端面(図6(b)の上側の面)の周方向の領域を部分的に覆うように延在した非環状形を成して、具体的には、環の一部を成す所定形状(以下、部分環形という)を成して構成されており、一例として、図6(a),(b)に示す構成においてはセンサハウジング108bは、その外径が外輪102の外径よりも小径、且つ外輪102の内径よりも大径で、その内径が内輪101の外径よりも小径、且つ内輪101の内径よりも大径に設定された部分環形としている。
かかる軸受Aにおいて、エンコーダ105は、内輪101に固定されて、当該内輪101とともに回転している。図6(b)に示す構成においては、一例として、エンコーダ105のホルダ(以下、エンコーダホルダという)106の外径部106bに接着や溶接などで固定され、当該エンコーダホルダ106を内輪101に取り付けることで、当該内輪101に対して固定されている。この場合、エンコーダホルダ106は、その内径が内輪101の外径よりも若干小さく、その外径が外輪102の内径よりも小径で、且つ内輪101の外径よりも大径の環状に形成され、内径部が内輪101に固定された状態で、外径部106bと外輪102の内周面との間に所定の隙間が生じるように位置決めされている。なお、エンコーダホルダ外径部106bは、一例として、軸方向の一方側(図6(a)の上側)へ立ち上げられ、立ち上げた端部がエンコーダ105の端面と略面一となるとともに、当該端部がセンサハウジング108bと所定間隔を空けて対向するように、その立ち上げ高さが調整されている。 これにより、エンコーダ105は、外輪102及びセンサハウジング108bと接触することなく、内輪101とともに、当該内輪101と同一の回転状態で回転することができるようになっている。
この場合、内輪101の外周面には、その一方側の端部(図6(b)の上端部)に全周に亘って凹状の溝(以下、エンコーダ取付部という)101bが形成されており、当該エンコーダ取付部101bにエンコーダホルダ内径部を嵌合させることで、当該エンコーダホルダ106を内輪101に対して固定させている。なお、図6(b)では内輪101にエンコーダホルダ106を加締めているが、例えば、エンコーダ取付部101bに対して接着剤により接着固定させてもよいし、締結部材により締結固定させてもよい。あるいは、上述した各種の方法を任意に組み合わせて固定してもよい。また、内輪101にエンコーダ取付部101bを形成することなく、外周面に対してエンコーダホルダ106を直接嵌合させてもよいし、接着あるいは締結させてもよいということが開示されている。
また、かかる軸受Aにおいて、ホールIC108aは、エンコーダ105と所定間隔を空けて対向可能となるように、回路基板108cと接続された状態でセンサハウジング108bに収容されており、当該センサハウジング108bを介して外輪102に固定されている。この際、ホールIC108aを収容したセンサハウジング108bは、環状を成すカバー部材(以下、センサカバーという)107に取り付けられ、当該センサカバー107を介して外輪102に対して位置決めされている。図6(b)に示す構成においては、一例として、ホールIC108aの外側の面(具体的には、ホール素子の配設面(同図の右側の面))とエンコーダ105の内周面(磁極面)とが所定間隔を空けて対向可能となるように、ホールIC108aがエンコーダ105に対して位置付けられている。
図6(a),(b)に示す構成において、センサカバー107は、その外径が外輪102の外径と略同一で、その内径が内輪101の外径よりも小径、且つ内輪101の内径よりも大径の環状に形成されており、その外径部と内径部との間にセンサハウジング108bを取り付ける(収容する)ためのセンサカバー軸端部107aが設けられた構造を成している。この場合、センサカバー107には、エンコーダ105及びホールIC108aが配設された空間部Sへの異物(例えば、金属粉(磁性材片)など)の侵入を防止するためのセンサカバー内径側裾部107bが設けられており、当該内径側裾部107bは、センサカバー107の内周側に周方向に沿って全周に亘って連続して形成され、空間部Sを全周に亘って閉塞している。なお、内径側裾部107bは、センサカバー107の内径部に連続し、軸受Aへ向けて(図6(b)の下方向へ)延出し、その先端部が内輪101の端面(同図の上側の面)と所定間隔を空けて対向する構成となっている。
これにより、空間部Sが軸受Aの外部に対して完全に開放された状態となることを防止することができ、当該空間部Sへの異物の侵入が有効に防止され、例えば、異物によってエンコーダ105やホールIC108aが損傷されることを防止でき、長期に亘って精度よくホールIC108aによってエンコーダ105の回転による磁気状態の変化を検出することができ、結果として、内輪101の回転状態(回転速度、回転方向あるいは回転角度など)を高精度に計測することができるということが開示されている。
なお、センサカバー107に対する内径側裾部107bの配設方法は、一例として、センサカバー107の成形時にセンサカバー内径側裾部107bを当該センサカバー107と一体を成して同時に成形して構成する場合を想定しており、センサカバー内径側裾部107bは、センサカバー107とは別体構成とし、これらをそれぞれ別個に成形し、成形後のセンサカバー107の内周側にセンサカバー内径側裾部107bを取り付ける構成としてもよいと記載されている。この際、センサカバー107に対するセンサカバー内径側裾部107bの取り付けは、例えば、接着や溶接、嵌合、あるいは締結など各種の方法、若しくはこれらを組み合わせた方法で行えばよいとも記載されている。
また、センサカバー107及びセンサカバー内径側裾部107bの材質は磁性体である金属(電磁ステンレス鋼や低炭素鋼など)を使用し、このような構成にすることで、センサ108のホールIC108a及び回路基板108cが金属製のセンサカバー107及びセンサカバー内径側裾部107bで覆われた構成とすることができ、当該センサカバー107及びセンサカバー内径側裾部107bが磁気シールドとしての機能を果たすため、センサ外部の磁界を遮断し、その影響を排除することができ、エンコーダ105の回転以外の要因により磁気状態が変化されることを防止し、当該エンコーダ105の回転による磁気状態の変化のみをホールIC108aで検出することができ、ホールIC108aにおいてかかる磁気状態の変化を正確、且つ確実に検出し易くなり、内輪101の回転状態(回転速度、回転方向あるいは回転角度など)の計測精度を高めることができることが開示されている。
またこの軸受Aは、センサカバー内径側裾部107bをセンサカバー107の内周側に周方向へ沿って、その全周に亘って連続した環状に形成し、当該センサカバー107の内周側において、空間部Sを全周に亘って閉塞する構成としているが、センサカバー内径側裾部107bを環の一部を欠落して成る所定形状(略C字状)に構成し、当該環の欠落部分に部分環形のセンサハウジング108bを位置付けることで、前記内周側において、当該センサハウジング108bとともに空間部Sを全周に亘って閉塞する構成としてもよいことや、またセンサカバー107は、その外径側裾部107cが外輪102に固定された状態で、センサカバー内径部107bと軸受Aの回転軸(図示しない)の外周面との間、並びに、当該内径側裾部107bの先端と内輪101の端面(図5(b)の上側の面)との間に、それぞれ所定の隙間が生じるように位置決めし、エンコーダ105とホールIC108aを内外輪101、102に対して位置付けることで、センサ108は、エンコーダ105がホールIC108aと対向した状態、具体的には、エンコーダ105の内周面(磁極面)がホールIC108aの外側面(ホール素子配設面)と対向した状態で、内輪101とともに回転する構造とすることができることが開示されている。
以上のように開示された構成により、かかる軸受Aにおいて、内輪101が回転すると、これとともにエンコーダ105も回転し、ホールIC108aに対する磁極(N極及びS極)の位置が交互に連続して変化する。このとき、ホールIC108aを通過する磁束が連続的に変化し、かかる変化を当該ホールIC108aにより検知することで、エンコーダ105(すなわち、内輪101)の位置や角度などを検出することができる。そして、回路基板108cは、ホールIC108aが検知した磁束密度の変化を電気信号に変換するとともに、当該電気信号(データ)を信号処理部(図示しない)に送信し、当該信号処理部において、単位時間当たりのエンコーダ105の位置や角度などの変動量を演算処理することで、エンコーダ105が固定された内輪101の回転状態(例えば、回転速度、回転方向あるいは回転角度など)を計測することが可能となる。
またさらに、この場合、センサ108の回路基板108c(ホールIC108a)と信号処理部(図示しない)とは、所定の信号ケーブル(図示しない)で接続され、当該信号ケーブルを介して上述した電気信号が信号処理部(図示しない)へ送信(出力)されることが該特許文献には記載されている。
特開2008−190689号公報
ところで、かかる軸受Aの構成では、図6(a),(b)に示されるように、センサカバー107には、エンコーダ105及びホールIC108aが配設された空間部Sへの異物(例えば、金属粉(磁性材片)など)の侵入を防止するための異物侵入防止部としてのセンサカバー内径側裾部107bが設けられており、当該内径裾部107bは、センサカバー107の内周側に周方向に沿って全周に亘って連続して形成され、空間部Sを全周に亘って閉塞しており、また内径側裾部107bは、センサカバー107の内径部に連続し、軸受Aへ向けて(図6(b)の下方向へ)延出し、その先端部が内輪101の端面(同図の上側の面)と所定間隔を空けて対向する構成とすることで、空間部Sが軸受Aの外部に対して完全に開放された状態となることを防止することを狙っている。
これは当該空間部Sへの異物の侵入を防止し、例えば、異物によってエンコーダ105やホールIC108aが損傷されることを防止し、長期に亘って精度よくホールIC108aによってエンコーダ105の回転による磁気状態の変化の検出を行い、結果として、内輪101の回転状態(回転速度、回転方向あるいは回転角度など)を高精度に計測することができるようにすることを目的としているが、回転輪である内輪101に回転していない状態で付着していた異物、もしくは図示しない回転軸(中心軸)を軸方向に伝って内輪101に到達した異物が、それらの回転によって生じる遠心力等によって、内輪101のセンサカバー側軸方向端面とセンサカバー内径側裾部107bの端面とで形成される空隙部から、軸受内部に侵入することの防止はしにくいという未解決の課題がある。
また、軸受Aでは、軸受内への異物侵入対策としてセンサカバー内周側に、センサカバー軸端部107aから軸方向に転動体104に向けてセンサカバー内径側裾部107bを略同一長さで環状に設けたため、センサハーネス108dを含むセンサ108のセンサカバー107への組立性が損なわれるという未解決な別の課題もある。そこで本発明は、上述した従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、センサカバー内径側から軸受内部へ異物が侵入し難く、またセンサ組立性を向上させたセンサ付き軸受及び機械装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明に係るセンサ付き軸受は、相対回転可能に対向して配置された回転輪及び静止輪と、当該回転輪の回転状態を検出するセンサを備え、前記センサには、前記回転輪と同一の回転状態で回転する被検出体、当該被検出体の回転状態を検出する検出体、並びに当該検出体を収容するセンサハウジングが設けられ、前記被検出体は、前記回転輪に固定されて当該回転輪とともに回転するのに対し、前記検出体は、前記被検出体と所定間隔を空けて対向可能となるように前記センサハウジングへ収容された状態で前記静止輪に固定され、前記検出体を収容し、軸受端面の周方向の領域を部分的に覆うように延在した非環状形を成したセンサハウジングが、環状を成すセンサカバーを介して前記静止輪に対して位置決めされ取り付けられるように構成されたセンサ付き軸受において、内輪に固定された前記検出体又は前記被検出体が、外輪に固定された前記被検出体又は前記検出体よりも径方向の外側に位置するように設けられ、前記被検出体としてのエンコーダを保持し前記回転輪に固定するエンコーダホルダ内径側裾部の周縁部を、前記サンサカバーの軸受中心側の端部より小径とし、かつ、前記センサカバーと接触無きよう所定の距離を設けて、軸方向に重なり代が生じるまで延伸させている。
また、本発明のセンサ付き軸受は、前記センサカバーの内径側裾部に少なくともひとつの切り欠き部を有し、この切り欠き部が、前記検出体に設けられたセンサハーネスの太さ以上の幅を有し、前記センサカバーの内径側裾部の軸方向終端縁から、該センサカバー軸端面に向けて、周方向長さが減少するように設けられる。
さらに、本発明のセンサ付き軸受は、前記センサカバー切り欠き部のうちの少なくともひとつの周方向位置と、その切り欠き部を有する前記センサカバーの内径側裾部に対向する前記センサカバー外径側裾部に設けるセンサハーネス取出し孔の周方向位置が、前記軸受の中心点に対して概ね一直線上に位置させる。
更に、上述の請求項に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項に記載した発明の様に、前記センサカバー内周面は、前記センサカバー内径側裾部により均一に、もしくは前記センサカバー内径側裾部と前記センサハウジングの一部との組合わせから構成されるようにする。
更にまた、上述の請求項もしくは請求項に記載した発明を実施する場合には、前記センサハウジング内周面に、前記センサカバー切り欠き部の面積を超えない面積の凸部を設けるようにする。
加えて、上述の請求項、請求項もしくは請求項に記載した発明を実施する場合には、前記センサカバー切り欠き部および前記センサハウジング内周側の凸部はそれぞれ、前記センサカバー軸端部に向けて、その下端から上端であるセンサカバー軸端面に向けてその周方向長さが減少する形状とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る機械装置は、上述した請求項1〜のうちの何れか1項に記載のセンサ付き軸受を備える。
本発明のセンサ付き軸受及び機械装置によれば、被検出体としてのエンコーダを保持し回転輪に固定するエンコーダホルダ内径側裾部の周縁部を、サンサカバーの軸受中心側の端部より小径とし、かつ、センサカバーと接触無きよう所定の距離を設けて、軸方向に重なり代が生じるまで延伸させる構成としているので、異物の侵入を効果的に防止することができ、長期に亘って高精度に回転輪の回転状態を計測可能な信頼性の高いセンサ付き軸受及び機械装置を提供することができる効果がある。
本発明の一実施形態に係るセンサ付軸受の構成例を示す図であって、(a)は全体構成を示す平面図、(b)は平面図(a)におけるk−k矢視断面図である。 本発明の構成要素であるセンサの外形の第二例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は平面図(a)におけるm−m矢視側面図である。 本発明の構成要素であるセンサカバー外形の例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は図2のセンサ外形第二例に対応する第二実施形態のセンサカバー断面図、(c)は、図4のセンサ外形第一例に対応する第一実施形態のセンサカバー断面図であり、(b)、(c)はいずれも平面図(a)におけるn−n矢視断面図である。 本発明の構成要素であるセンサの外形の第一例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は平面図(a)における、p−p矢視側面図である。 本発明の一例としての実施形態を示す斜視図で、特にセンサハウジング凸部8d及びセンサカバー切り欠き部7eの相関形状を説明するための図である。 従来のセンサ付き軸受の構成例を示す図であって、(a)は全体構成を示す斜視図、(b)は縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を説明するが、本発明では、基本軸受構成(内輪1、外輪2、保持器3、転動体4、及びシール部材9)並びにセンサ機能に係る追加構成(エンコーダ5、エンコーダホルダ6、センサカバー7、及びセンサ8)は、以下に特段の説明した内容を除き、上記従来技術で説明した軸受Aに準じた構成、材質、接合方法としているので、従来技術と同一の構成部分については説明を省略する。
図1〜図5は、請求項1〜6に対応する、本発明の実施の形態を示している。図1に示す本例の構造のセンサ付き軸受では、エンコーダ5は、上述した軸受Aと同様の方法で内輪1に固定されたエンコーダホルダ6に、さらに上述した軸受Aと同様の方法で固定(接合)されて、当該内輪1とともに回転するようになっている。図1(b)に示す構成においては、エンコーダホルダ6の外径裾部6aは、一例として、軸方向の一方側(図1(b)の上側)へ立ち上げられ、立ち上げた端部がエンコーダ5の端面と略面一となるとともに、当該端部がセンサハウジング8bと所定間隔を空けて対向するように、その立ち上げ高さが調整されている。これにより、エンコーダ5は、外輪2及びセンサハウジング8bと接触することなく、内輪1とともに、当該内輪1と同一の回転状態で回転することができるようになっている。
ここで、図1(b)に示すように、エンコーダホルダ6の内径側裾部6bの周縁部6cは、軸方向の一方側(図1(b)の上側)へ環状に立ち上げられている。一方、上述した軸受A同様にセンサハウジング8bが内装されるセンサカバー7は、センサカバー軸端面7aから外輪2側に軸方向伸延したセンサカバー外径側裾部7dにおいて、一例として上述した軸受Aと同様な構造及び方法にて、外輪2の外周部分に固定されている。またセンサカバー内径側裾部7bは、センサカバー軸端面7から上述したエンコーダホルダ内径側裾部6bの外径側に位置する(エンコーダホルダ内径側裾部6bの半径<センサカバー内径側裾部7bの半径)ように、径方向の隙間Gを設け、更にまた、エンコーダホルダ内径側裾部6bの周縁部6cとセンサカバー内径側裾部周縁部7cとで軸方向にLの重なり代が生じるように内輪1側に向かう軸方向に伸延させている。
上述した隙間G、及び、重なり代Lは、本発明のセンサ付き軸受の使用環境に応じて、適宜設定されれば良く、より細かい異物の軸受内侵入を防ぐためには、隙間Gを小さく、また重なり代を大きく取ることは言うまでもないが、径方向の隙間Gは、エンコーダホルダ内径側裾部6bとセンサカバー内径側裾部7bとが接触せず、エンコーダホルダ内径側裾部6bの周縁部6cとセンサカバー内径側裾部周縁部7cとの重なり代は、必ずプラス寸法となるように、本発明のセンサ付き軸受の実使用上の条件に応じて設定される。
なお、この実施例におけるセンサ8は、上述した軸受Aのように、ホールIC8a、センサハウジング8b、回路基板8c、及びセンサハーネス8eにて構成され、環状センサカバー7に収容できる形状であれば、非環状を成すセンサハウジング8bの具体的な形状は、かかる部分環形に限定されないのは、上述した軸受Aのセンサ108と同様であり、センサハウジング8bの構成材の量を減らして低コスト化を図る観点からすれば、センサハウジング8bの形状は、回路基板8cと略同一の形状とすることにより、製造コスト削減メリットを最大限に得ることができ、特に軸受が大型化した場合、非常に有効な構成となるのは、また軸受Aと同様である。
またこの実施例では、図1のようにセンサ8はセンサカバー7に組みつけて、外輪2に固定されるが、図3(c)の「センサハーネス通し方向」に示すように、センサカバー7のセンサハーネス取り出し孔7fからセンサ8のセンサハーネス8eを通す場合の作業性向上を目的として、円環状のセンサカバー内径側裾部の一部に、サンサハーネス取り出し孔7fと円周方向略同一の部分を中心として、センサハーネス8eの太さ以上の幅を有するセンサカバー切り欠き部7eを、センサカバー軸端面7aに向けて設けている。このように、サンサハーネス取り出し孔7fと周方向略同一部分のセンサカバー内径側裾部7bの周縁部の一部に、図3(c)に示すようにセンサカバー軸端面7a側に向けて7b’の様に切り欠いたセンサカバー切り欠き部7eを設けることにより、図3(b)の「センサハーネス通し方向」と比較して、センサハーネス8eの屈曲程度を過大にすること無く、より容易にセンサをセンサカバー7に組み付けることが可能となる。
この実施例において、センサカバー切り欠き部7eは、図5に示すように、センサカバー7の内径側裾部の軸方向終端縁から、該センサカバー軸端面7aに向けて、周方向長さが減少する形状(テーパ状等)に設ける。図5では、後述するセンサ8とセンサカバー7の軸方向の位置決め時に、軸方向の位置と同時にそれらの平行度(傾き)を規制する(防止する)ために、センサカバー軸端面7a側に周方向の長さを有する略台形としているが、略三角形としても良い。
一方で、また同時に図5に示すように、センサ8のセンサハウジング内周側には、センサカバー切り欠き部7eの形状に対応(呼応)して、その下端から上端(センサカバー軸端面7a)側に向けてその周方向長さが減少する形状のセンサハウジング凸部8dを設ける。センサカバー切り欠き部7eとセンサハウジング凸部8dとは、軸受中心から外側に向かって見た場合に、センサカバー切り欠き部7eに対してセンサハウジング凸部8dが略相似形となるように、またセンサハウジング凸部8dの内周面の軸受中心からの距離(半径)はセンサカバー内径側裾部7bの軸受中心側の半径と同一もしくは、センサハウジング凸部8dの内周面半径が、センサカバー内径側裾部7bの軸受中心側の半径より小さくならないようにする。好ましくは、センサハウジング凸部8dの内周面とセンサカバー内径側裾部7bの切り欠き部7e以外の軸受中心側面と略同一面となるようにすると良い。
また、前記センサハウジング8b内周面に設けるセンサハウジング凸部8dは、前記センサカバー切り欠き部7eの形状に合わせて、該切り欠き面積を超えない範囲の凸部面積とすると良い。
更に、センサカバー内径側裾部7b’とセンサハウジング凸部8dとの隙間を、センサカバー内径側裾部7bとエンコーダホルダ内径側裾部6bとの隙間より小さくすることで、異物の侵入を防ぐようにすると良い。
また、図5には、一箇所のセンサカバー切り欠き部7eを有するセンサカバー7と、それに対応する一箇所のセンサハウジング凸部8dを有するセンサ8の一例を示したが、これらセンサカバー切り欠き部7e及びセンサハウジング凸部8dは、円周方向に対して、必ずしも一箇所とする必要はなく、それぞれ対応する形状で、複数設けるようにしても良い。ただし、センサカバー切り欠き部7eは、センサ8、特にハーネスハーネス8eのセンサカバー7への組込み性向上を目的としているため、センサカバー切り欠き部7eを周方向に複数設ける際には、そのうちの少なくともひとつの周方向位置と、センサカバー外径側裾部7dに設けるセンサハーネス取出し孔7fの周方向位置が、軸受の中心点に対して概ね一直線上となるように設定する。
ところで、センサ付き軸受では、軸受の回転状態を正しく計測するために、軸受の使用される箇所に於いて、電磁ノイズ影響を受けないように考慮される必要がある。その様な必要性に対し、本実施形態では、上述したように、エンコーダホルダ内径側裾部と、センサカバー内径側裾部7bとの重なり代を設けていることで、異物の進入の防止が図れるとともに、同時に磁気シールド効果を有し、外部磁界の悪影響を遮断することも可能となる。
図1(b)では、軸受軸方向に於いて、エンコーダホルダ内径裾部の周縁部6cに対し、センサカバー切り欠き部7eのみについては、重なり代がない設定となっている。内輪1に接合される回転軸(図示せず)は、磁性体であることも多く、磁気シールド効果はセンサ付き軸受全体の特性として使用環境下での要求レベルを満足すれば良いため、円環状のセンサ内径側裾部の一部であるセンサ切り欠部7eにおいて磁性体の重なり代を有しないということによって、それが直接的に問題となることではないが、エンコーダホルダ内径側裾部の周縁部を軸方向によりセンサカバー軸端面側に伸延させることより磁気シールド性を高めることができる。
なおこれまでは、センサハーネス8eを有するサンサ8をセンサカバー7に組み付ける組付け作業性の向上を目的に、センサカバー内径側裾部7bにセンサカバー切り欠き部7eを設けることを述べてきたが、例えばセンサハーネス8eに導線の芯材を含め、全体的に可とう性の高い材料を使用するなどして、センサ8のセンサカバー7への組立て作業性が問題にならない場合には、図3(c)と比較して屈曲程度の大きいセンサ通し方向となる図3(b)に示すようなセンサカバー内径側裾部7bにセンサカバー切り欠き部7eを設けないセンサカバー内径側裾部周縁部としても良い。
本発明を利用する場合に、軸受の回転状態を計測するためのセンサ機能を有するセンサ付き軸受及び機械装置を高い信頼性で低コストに提供することに利用可能である。
1 内輪(回転輪)
1a エンコーダ取付部
2 外輪(静止輪)
3 保持器
4 転動体
5 エンコーダ(磁石)
6 エンコーダホルダ
6a エンコーダホルダ外径側裾部(磁石保持部)
6b エンコーダホルダ内径側裾部
6c エンコーダホルダ内径側裾部の周縁部
7 センサカバー
7a センサカバー軸端面
7b センサカバー内径側裾部
7b’センサカバー内径側裾部(センサカバー切り欠き部)
7c センサカバー内径側裾部周縁部
7d センサカバー外径側裾部
7e センサカバー切り欠き部
7f センサカバーハーネス取出し孔
8 センサ
8a ホールIC(磁気検出素子)
8b センサハウジング
8c 回路基板
8d センサハウジング凸部
8e センサハーネス
9 シール部材
101 内輪(回転輪)
101a 内輪軌道面
101b エンコーダ取付部
101m シール溝
102 外輪(静止輪)
102a 外輪軌道面
102m 取付溝
103 保持器
104 転動体
105 エンコーダ(磁石)
106 エンコーダホルダ
106b エンコーダホルダ外径部
107 センサカバー
107a センサカバー軸端部
107b センサカバー内径側裾部
107c センサカバー外径側裾部
108 センサ
108a ホールIC(磁気検出素子)
108b センサハウジング
108c 回路基板
108d センサハーネス
109 シール部材
A センサ付き軸受(先行技術)
S 空間部
L 重なり代
G 隙間(径方向)

Claims (5)

  1. 相対回転可能に対向して配置された回転輪及び静止輪と、当該回転輪の回転状態を検出するセンサを備え、前記センサには、前記回転輪と同一の回転状態で回転する被検出体、当該被検出体の回転状態を検出する検出体、並びに当該検出体を収容するセンサハウジングが設けられ、前記被検出体は、前記回転輪に固定されて当該回転輪とともに回転するのに対し、前記検出体は、前記被検出体と所定間隔を空けて対向可能となるように前記センサハウジングへ収容された状態で前記静止輪に固定され、前記検出体を収容し、軸受端面の周方向の領域を部分的に覆うように延在した非環状形を成した前記センサハウジングが、環状を成すセンサカバーを介して前記静止輪に対して位置決めされ取り付けられるように構成されたセンサ付き軸受において、
    内輪に固定された前記検出体又は前記被検出体が、外輪に固定された前記被検出体又は前記検出体よりも径方向の外側に位置するように設けられ、
    前記被検出体としてのエンコーダを保持し前記回転輪に固定するエンコーダホルダ内径側裾部の周縁部を、前記センサカバーの軸受中心側の端部より小径とし、かつ、前記センサカバーと接触無きよう所定の距離を設けて、軸方向に重なり代が生じるまで延伸させ
    前記センサカバーの内径側裾部に少なくともひとつの切り欠き部を有し、
    この切り欠き部が、前記検出体に設けられたセンサハーネスの太さ以上の幅を有し、前記センサカバーの内径側裾部の軸方向終端縁から、該センサカバー軸端面に向けて、周方向長さが減少するように設けられ、
    前記切り欠き部のうちの少なくともひとつの周方向位置と、その切り欠き部を有する前記センサカバーの内径側裾部に対向する前記センサカバー外径側裾部に設けるセンサハーネス取出し孔の周方向位置とが、前記軸受の中心点に対して概ね一直線上に位置することを特徴とするセンサ付き軸受。
  2. 前記センサカバー内周面は、前記センサカバー内径側裾部にて均一に、もしくは前記センサカバー内径側裾部と前記センサハウジングの一部との組合わせにより、構成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ付き軸受。
  3. 前記センサハウジング内周側に、前記センサカバー切り欠き部の面積を超えない面積の凸部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ付き軸受。
  4. 前記センサカバー切り欠き部および前記センサハウジング内周側の凸部はそれぞれ、前記センサカバー軸端部に向けて、その下端から上端であるセンサカバー軸端面に向けてその周方向長さが減少する形状であることを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか1項に記載のセンサ付き軸受。
  5. 請求項1〜4のうちの何れか1項に記載のセンサ付き軸受を備えたことを特徴とする機械装置。
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