JP5533012B2 - 円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法 - Google Patents

円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリコン単結晶のインゴットの外周をトラバース研削する円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法に関する。
従来、半導体デバイスに使用されるウェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)等でシリコン単結晶のインゴット(結晶棒)を製造し、このインゴットの外周を円筒研削機でトラバース研削して所定寸法(直径)に仕上げた後に、インゴットを軸線直交方向にスライス加工して製造される。
例えば図18は、インゴット1の外周をトラバース研削する従来の円筒研削機Aの一例を示す。この円筒研削機Aは、軸線O1方向を水平方向(横方向T1)に配したインゴット1を軸線O1方向両側から挟んで軸線O1回りに回転可能にクランプ保持する支持ユニット2と、インゴット1の軸線O1方向(水平方向、横方向T1)に移動可能に設けられ、軸線O1方向に移動しつつインゴット1の外周を研削する研削ユニット3とを備える。上記のような先行技術は、例えば、特許文献1〜3などに記載されている。
支持ユニット2は、インゴット1の軸線O1方向両端部1a、1b側をそれぞれ保持する左右一対の支持装置4、5を備え、支持装置4は、例えばモータの駆動とともに中心軸線O2回りに回転する主軸(駆動軸)4aと、この主軸4aの先端に固設されてインゴット1の一端部1a側を保持するホルダ4bとを備える。他方の支持装置5は、中心軸線O3回りに回転自在に設けられ、例えば油圧シリンダなどで中心軸線O3方向に進退可能に設けられた副軸(従動軸)5aと、この副軸5aの先端に固設されてインゴット1の他端部1b側を保持するホルダ5bとを備えている。
この円筒研削機Aを用いてシリコン単結晶のインゴット1をトラバース研削する際には、はじめに、軸線O1方向を水平方向T1に配してインゴット1を左右一対の支持装置4、5の間に配設し、インゴット1の一端部1a側を一方の支持装置4のホルダ4bに装着して保持する。さらに、他方の支持装置5の副軸5aとともにホルダ5bを進出させながらインゴット1の他端部1b側に装着し、これら左右一対の支持装置4、5でインゴット1をクランプして保持する。
一方の支持装置4の主軸4a及びホルダ4bを回転させると、インゴット1が軸線O1回りに回転する。他方の支持装置5の副軸5a及びホルダ5bが従動して中心軸線O3回りに回転することにより、インゴット1は、左右一対の支持装置4、5でクランプ保持された状態で軸線O1回りに回転する。
このように軸線O1回りに回転するインゴット1の外周に、研削ユニット3の砥石3aを回転させながら押圧させ、さらに研削ユニット3をインゴット1の軸線O1方向に沿って横方向T1に移動させることにより、インゴット1の外周が順次研削され、インゴット1が所定寸法(直径)に仕上げ加工される。
特開2008−200816号公報 特開2001−259975号公報 特開平11−291145号公報 特開2009−190142号公報
1本のインゴット1からより多くのウェーハを製造するため、また、直径450mmウェーハのような大径のウェーハを製造するため、近年、円筒研削するインゴット1が大型化(長尺化、大径化)、高重量化している。
上記従来の円筒研削機Aにおいては、軸線O1方向を水平方向T1に配してインゴット1を支持ユニット2(左右一対の支持装置4、5)でクランプ保持するように構成されているため、図19に示すように、特に大型化、高重量化したインゴット1を円筒研削する際にインゴット1に撓みが生じてしまい、加工精度が低下するという問題があった。
一方、例えばチョクラルスキー法等でシリコン単結晶のインゴット1を製造する際には、一般に、軸線O1方向中央部分に円柱棒状の直胴部6が形成され、インゴット1の軸線O1方向両端部1a、1b側に円錐状のトップ部7とテール部8が形成される。例えばサンプルを切出す必要がある場合や、インゴット1の製造時に、テール部8に単結晶のスリップ転位が生じる場合がある。このテール部8が有転位化した場合には、円筒研削の前にトップ部7やテール部8をバンドソーなどで切り落とすことがある。
このようにトップ部7やテール部8を切り落としたインゴット1を円筒研削する際には、図20や図21に示すように、左右一対の支持装置4、5のホルダ4b、5bでインゴット1の端面1c(1a)、1d(1b)をクランプ保持する。従来の円筒研削機Aにおいては、左右一対の支持装置4、5から負荷されるクランプ力F1の作用方向と、インゴット1の自重W1や研削ユニット3からの加工負荷W2の作用方向とが直交するため、インゴット1が大型化、高重量化するほど、インゴット1と支持ユニット2のホルダ4b、5bの間ですべりなどが生じやすくなり、インゴット1に位置ずれが生じて加工精度が低下する場合があった。
インゴット1に大きなクランプ力F1を負荷してインゴット1の位置ずれを防止することも考えられるが、この場合には、大型の支持ユニット2(支持装置4、5)が必要になる。さらに、テール部8の結晶が有転位化したインゴット1(有転位品)を円筒研削する場合には、有転位結晶が無転位結晶よりも圧縮応力に弱く、そのままインゴット1を大きなクランプ力F1で保持するとインゴット1に破損が生じることがある。このため、従来の円筒研削機Aで有転位品のインゴット1を研削する際には、円筒研削に先立ってテール部8の有転位化部分を切断することが必要になる。
さらに、軸線O1方向を水平方向T1に配してインゴット1をクランプ保持する場合には、図18に示すように、軸線O1方向を水平方向T1に配した状態でインゴット1を上下方向T2や前後方向T3(水平方向)に移動させながら、このインゴット1の軸線O1と支持装置4、5の主軸4a及び副軸5aの中心軸線O2、O3とを一致させて(略同軸上に配置して)芯だしを行う必要がある。また、左右一対の支持装置4、5でクランプ保持した際にインゴット1の軸線O1がずれる場合もあり、このような場合には、一旦クランプ保持状態を解除して、再度インゴット1を上下方向T2や前後方向T3に移動して芯だしの手直しを行う必要がある。このため、軸線O1方向を水平方向T1に配した状態でインゴット1をクランプ保持する従来の円筒研削機Aにおいては、芯だし(芯だしの手直し)に多大な労力を要するという問題があった。
例えば、特許文献4に記載されているように、インゴットを短く切断した円柱状のブロックを縦置きして外周部を研削する円筒研削方法も知られている。しかし、この方法では、トップ部、テール部を切断除去し、さらにインゴットをいくつかの円柱状のブロックに切断する工程を必要とし、さらに、トップ部およびテール部を除去したインゴットを位置決めする際に非常に時間がかかるため、生産性が低かった。
本発明は、上記事情に鑑み、容易に位置決めができ、芯だしを容易に行うことができるとともに、確実にインゴットの位置ずれを防止して加工精度を向上させることが可能な円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の円筒研削機は、シリコン単結晶のインゴットを軸線方向に挟んで、軸線回りに回転可能にクランプ保持する上方支持装置および下方支持装置を備えた支持ユニットと、
前記インゴットの軸線方向に沿って相対移動しつつ前記インゴットの外周をトラバース研削する研削ユニットとを有する円筒研削機であって、
前記支持ユニットは、上方支持装置が上方に、下方支持装置が下方に配設されて、前記インゴットの軸線方向を鉛直方向に向けた状態で前記インゴットをクランプして保持するとともに、
前記上方支持装置と前記下方支持装置はそれぞれ、前記インゴットの軸線方向の端部側を保持するためのホルダを備え、
前記ホルダには、該ホルダの中心軸を中心として前記インゴット側を向く一面から他面側に向かうに従い漸次縮径する円錐状の係合孔が形成されている。
本発明のインゴットの円筒研削方法は、支持ユニットの上方支持装置および下方支持装置でシリコン単結晶のインゴットの両端部を軸線方向に挟んで保持する工程と、
前記上方支持装置および前記下方支持装置とともに前記インゴットを軸線回りに回転させつつ、研削ユニットを前記インゴットの軸線方向に沿って移動させて前記インゴットの外周をトラバース研削する工程とを有するとともに、
シリコン単結晶を成長させて前記インゴットを製造する際に、先に形成される前記インゴットのトップ部側を下方に配して、前記インゴットを前記支持ユニットでクランプして保持する。
本発明のインゴットの円筒研削方法は、支持ユニットの上方支持装置および下方支持装置でシリコン単結晶のインゴットの両端部を軸線方向に挟んで保持する工程と、
前記上方支持装置および前記下方支持装置とともに前記インゴットを軸線回りに回転させつつ、研削ユニットを前記インゴットの軸線方向に沿って移動させて前記インゴットの外周をトラバース研削する工程とを有するとともに、
前記インゴットのトップ部およびテール部分のうち、少なくとも1つ以上をインゴット軸線に対して垂直に切断する工程と、
前記インゴットの両端部を前記上方支持装置および前記下方支持装置で挟んで支持する工程とを有する。
本発明の第一態様に係る円筒研削機は、シリコン単結晶のインゴットを軸線方向に挟んで、軸線回りに回転可能にクランプ保持する上方支持装置および下方支持装置を備えた支持ユニットと、前記インゴットの軸線方向に沿って相対移動しつつ前記インゴットの外周をトラバース研削する研削ユニットとを有する円筒研削機であって、前記支持ユニットは、上方支持装置が上方に、下方支持装置が下方に配設されて、前記インゴットの軸線方向を鉛直方向に向けた状態で前記インゴットをクランプ保持する。
本発明の第二態様に係るインゴットの円筒研削方法は、支持ユニットでシリコン単結晶のインゴットを軸線方向に挟んでクランプ保持するとともに軸線回りに回転させ、研削ユニットを前記インゴットの軸線方向に沿って相対移動させて前記インゴットの外周をトラバース研削するインゴットの円筒研削方法であって、前記支持ユニットによって前記インゴットを前記インゴットの軸線方向を鉛直方向に向けた状態でクランプ保持し、前記研削ユニットを鉛直方向の前記インゴットの軸線方向に沿って相対移動させてトラバース研削する。
上記の第一態様および第二態様においては、支持ユニットが、軸線方向を鉛直方向に向けた状態でインゴットをクランプ保持するように構成されているため、インゴットの自重が軸線方向に作用し、このインゴットの自重の作用方向と支持ユニットの上下一対の支持装置でインゴットをクランプ保持するクランプ力の作用方向とを同方向にすることができる。このため、上下一対の支持装置でクランプ保持した状態で、自重によってインゴットに撓みが生じることがなく、従来の円筒研削機(従来の円筒研削方法)と比較し、加工精度を向上させることが可能になる。
インゴットをクランプ保持した状態で、下方支持装置でインゴットの自重を支持することになり、上方支持装置からインゴットに負荷するクランプ力を小さくしても、確実に安定した状態でインゴットをクランプ保持することが可能になる。
すなわち、軸線方向を鉛直方向に向けてインゴットをクランプ保持する場合には、下方支持装置にインゴットを載置することで、このインゴットの自重によってインゴットの下方の端部側が下方支持装置に強固に保持され、このインゴットの下方の端部(一端部)側が位置ずれすることがない。研削ユニットから横方向の加工負荷が作用した場合であっても、インゴットの自重によって下方支持装置とインゴットの下方の端部側との間に大きな抵抗力が生じるため、同様にインゴットの下方の端部側が位置ずれすることがない。
一方、インゴットの上方の端部(他端部)側は、研削ユニットでインゴットの上方の端部側の外周をトラバース研削する際に生じる横方向の加工負荷に抵抗できる程度の小さなクランプ力を、上方支持装置でインゴットに負荷することで位置ずれを防止できる。このため、クランプ力を小さくしても上下一対の支持装置とインゴットとの間に位置ずれが生じることを防止でき、確実に加工精度を向上させることが可能になる。
さらに、上下一対の支持装置の間にインゴットを配してクランプ保持する際に、下方支持装置の上にインゴットを載置し、インゴットを横方向に移動して芯だしを行うことが可能になる。これにより、軸線方向を水平方向に配してインゴットをクランプ保持する従来の円筒研削機のように、インゴットを上下方向や前後方向に移動させて芯だし(芯だしの手直し)を行う必要がなく、容易に芯だしを行うことが可能になる。
本発明の第一態様に係る円筒研削機において、前記上方支持装置と前記下方支持装置はそれぞれ、前記インゴットの軸線方向の端部側を保持するためのホルダを備え、前記ホルダには、該ホルダの中心軸を中心として前記インゴット側を向く一面から他面側に向かうに従い漸次縮径する円錐状の係合孔が形成されていてもよい。
この場合、インゴットが軸線方向両端部側に円錐状のトップ部やテール部を備えている場合に、上方支持装置のホルダや下方支持装置のホルダに形成された円錐状の係合孔にトップ部やテール部を係合させることで、インゴットの端部側を位置ずれが生じないように容易に且つ確実に保持させることが可能になる。円錐状の係合孔に円錐状のトップ部やテール部を係合させることで、自ずとインゴットの軸線と支持装置の中心軸線とが同軸上に配されるため、芯だしを容易にすることが可能になる。 トップ部やテール部を切り落としたインゴットの場合においても、インゴットの切断面(端面)を係合孔が開口するホルダの一面に当接させて、インゴットの端部側を保持することが可能である。
前記円筒研削機において、前記係合孔は、前記一面から前記他面に貫通して形成されていてもよい。
この場合、下方支持装置のホルダの係合孔が一面から他面(上面から下面)に貫通形成されていることで、インゴットの外周を研削して発生した研削屑が下方支持装置のホルダの係合孔に入り込んだ場合であっても、この研削屑を他面(下面)の開口部から外部に排出することが可能になる。上方支持装置のホルダの係合孔が一面から他面(下面から上面)に貫通形成されていることで、他面(上面)側からこの他面の開口部を通じて係合孔内にインゴット検知棒を挿入し、インゴット検知棒を装着することが可能になる。このため、上方支持装置のホルダを進出させ、このホルダでインゴットの上方の端部側をクランプ保持する際に、インゴット検知棒でインゴットを検知することが可能になり、位置ずれが生じることのない所定のクランプ力を確実に負荷して、好適にインゴットをクランプ保持することが可能になる。下方のホルダの係合孔内にインゴット検知棒を挿入して装着し、下方支持装置のホルダにインゴットの下方の端部側を保持させる際に、このインゴットの下方の端部側を検知するようにしてもよい。
本発明の円筒研削機において、前記下方支持装置は、前記インゴットの円錐状をなすトップ部を保持し、前記上方支持装置は、前記インゴットの円錐状をなすテール部を保持するホルダを備えることができる。
この円筒研削機では、前記ホルダの係合孔を通してインゴットの端面に当接可能なインゴット検知棒を備えることができる。
この円筒研削機において、前記ホルダは、トップ部およびテール部分のうち少なくとも1つ以上を切断した前記インゴットを支持できる円環状の平坦面を有することができる。
また、前記円筒研削機においては、前記上方および下方支持装置の間に配した前記インゴットを横方向に押圧して該インゴットを所定位置に配設するための位置決め手段を備えていてもよい。
この場合、下方支持装置にインゴットを載置し、上下一対の支持装置の間に配設されたインゴットを位置決め手段で横方向から押圧して、インゴットの軸線と支持装置の中心軸線が略同軸上に配される所定位置にインゴットを移動させることが可能になる。さらに、インゴットのトップ部を、下方支持装置のホルダに形成された円錐状の係合孔に係合させることで、インゴットの水平方向への移動が規制されるので、水平方向へのすべりを抑制し、より容易にインゴットの位置決めをすることができる。これにより、位置決め手段によって容易に芯だしを行うことが可能になる。
本発明の第二態様に係るインゴットの円筒研削方法においては、シリコン単結晶を成長させて前記インゴットを製造する際に先に形成される前記インゴットのトップ部側を下方に配して、前記インゴットを前記支持ユニットでクランプ保持してもよい。
この場合、インゴットのトップ部側を下方に配し、テール部側を上方に配してインゴットがクランプ保持される。トップ部側にインゴットの自重による大きな圧縮力を作用させ、テール部側に小さなクランプ力を作用させてインゴットをクランプ保持することが可能になる。これにより、インゴットのテール部が有転位化している場合に、圧縮応力に弱いテール部側にインゴットの自重による大きな圧縮力が作用することがなく、このテール部側に破損が生じることを確実に防止して好適にインゴットをクランプ保持することが可能になる。よって、円筒研削に先立ってテール部の有転位化部分を切断することなく、円筒研削を行うことも可能になる。
また、本発明のインゴットの円筒研削方法では、前記インゴットのトップ部およびテール部分のうち、少なくとも1つ以上をインゴット軸線に対して垂直に切断する工程と、前記インゴットの両端部を前記上方支持装置および前記下方支持装置で挟んで支持する工程とを有する手段か、または、前記インゴットの切断面の中心に嵌合孔を形成する工程と、前記嵌合孔に、前記上方支持装置および/または前記下方支持装置の軸線に沿って配置された検知棒の先端を嵌合させてインゴットの位置決めを行う工程とを有する手段を採用することもできる。
本発明の第一態様に係る円筒研削機及び第二態様に係るインゴットの円筒研削方法によれば、軸線方向を鉛直方向に向けてインゴットをクランプ保持することにより、大型化、高重量化したインゴットを円筒研削する場合であっても、インゴットに撓みが発生することがなく、クランプ力を小さくしても位置ずれが生じることを防止でき、確実に加工精度を向上させることが可能になる。
特にトップ部やテール部を切り落としたインゴットを、支持ユニットに設置する際に(インゴットをクランプ保持する際に)、下方支持装置の上にインゴットを載置し、このインゴットを横方向に移動して容易に芯だし(芯だしの手直し)を行うことが可能になる。
図1は本発明の一実施形態に係る円筒研削機を示す正面図であり、トップ部とテール部を備えたインゴット(無転位品)をクランプ保持した状態を示す図である。 図2は本発明の一実施形態に係る円筒研削機のホルダを示す斜視図であり、図1のインゴットの端部にホルダを装着する状態を示す。 図3は本発明の一実施形態に係る円筒研削機を示す正面図であり、テール部を切断したインゴット(テール部切断品)をクランプ保持した状態を示す。 図4は図3のインゴットの端部にホルダを装着する状態を示す斜視図である。 図5は本発明の一実施形態に係る円筒研削機を示す正面図であり、テール部の有転位化部分を切断したインゴット(有転位品)をクランプ保持した状態を示す。 図6は図5のインゴットの端部にホルダを装着する状態を示す斜視図である。 図7は本発明の一実施形態に係る円筒研削機を示す正面図であり、トップ部とテール部を切断したインゴット(トップ部、テール部切断品)をクランプ保持した状態を示す。 図8は図7のインゴットの端部にホルダを装着する状態を示す斜視図である。 図9はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図10はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図11はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図12はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図13はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図14はホルダによるインゴット端部の支持構造を示す縦断面図である。 図15は検知棒と嵌合孔との嵌合構造を示す縦断面図である。 図16は検知棒と嵌合孔との嵌合構造を示す縦断面図である。 図17は本発明の実施形態における係合孔内面に溝を有するホルダの形状を示す斜視図である。 図18は従来の円筒研削機を示す正面図であり、トップ部とテール部を備えたインゴット(無転位品)をクランプ保持した状態を示す。 図19は従来の円筒研削機を示す正面図であり、クランプ保持したインゴットに撓みが発生した状態を示す。 図20は従来の円筒研削機を示す正面図であり、テール部を切断したインゴット(テール部切断品)をクランプ保持した状態を示す。 図21は従来の円筒研削機を示す正面図であり、トップ部とテール部を切断したインゴット(トップ部、テール部切断品)をクランプ保持した状態を示す。
以下、図1から図8を参照し、本発明の一実施形態に係る円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法について説明する。本実施形態は、チョクラルスキー法等で製造したシリコン単結晶のインゴットの外周をトラバース研削する際に用いる円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法に関するものである。
本実施形態の円筒研削機Bは、図1に示すように、インゴット1を軸線O1方向に挟んで、軸線O1回りに回転可能にクランプ保持する支持ユニット10と、インゴット1の軸線O1方向に沿って移動しつつインゴット1の外周をトラバース研削する研削ユニット11とを備えている。
支持ユニット10は、インゴット1の軸線O1方向両端部1a、1b側をそれぞれクランプ保持する上下一対の下方支持装置12および上方支持装置13を備え、下方支持装置12は、例えばモータなどの駆動によって中心軸線O2回りに回転する主軸(駆動軸)12aと、この主軸12aの先端に固設されてインゴット1の一端部(下端部1a)側を保持するホルダ12bとを備えている。上方支持装置13は、中心軸線O3回りに回転自在に設けられ、且つ例えば油圧シリンダなどで中心軸線O3方向に進退可能に設けられた副軸(従動軸)13aと、この副軸13aの先端に固設されてインゴット1の他端部(上端部1b)側を保持するホルダ13bとを備えている。
支持ユニット10は、上下一対の支持装置12、13の互いの中心軸線O2、O3同士を同軸上に配し、互いのホルダ12b、13bの一面12c、13c同士を対向させ、上下方向(鉛直方向)T2に所定の間隔をあけて配設されている。このとき、下方支持装置12は、例えば床面上に固設され、上方支持装置13は、適宜手段で支持されて上方の所定位置に配設されている。
さらに、図2に示すように、下方支持装置12のホルダ12bは、円盤状に形成され、その中心軸線O2を中心として上面12cから下面12d側(インゴット側を向く一面から他面側)に向かうに従い漸次縮径する円錐状の係合孔15が形成されている。上方支持装置13のホルダ13bは、下方支持装置12のホルダ12bと同様に、円盤状に形成され、その中心軸線O3を中心として下面13cから上面13d側(インゴット側を向く一面から他面側)に向かうに従い漸次縮径する円錐状の係合孔16が形成されている。
係合孔15のテーパ角度は、特に限定されないが、図9に示すように、係合孔15が、係合孔内面とインゴットの接触面積が大きくなるように、同一のテーパ角度を有することが好ましく、この場合、インゴットの支持が安定するメリットがある。ただし、図10に示すように、開口部15aの内縁部でインゴット端部と接してもよく、図11に示すように、小径の開口部15bの内縁部でインゴットと接してもよい。図10のように、インゴットの端部よりもインゴット直胴部により近い側で支持する方が、ホルダがインゴットと接触する面積が大きくなり、単位接触面積あたりのインゴット重量が少なくなり好ましい。
円錐状の係合孔15は、図2に示した形状に限られず、図12に示すように円柱形状であってもよく、この場合、開口部15aの内縁部でインゴット端部と接する。また、図13に示すように開口部15aの接合段部が丸みを帯びていてもよいし、図14に示すように半球状凸面または凸状曲面を有していてもよい。丸みを帯びた形状を採用する方が、インゴットとの接触面積が増えるため、単位接触面積あたりのインゴット重量が少なくなり好ましい。
ホルダ12bの材質は特に限定されないが、高い強度と、適度な表面粗面性を有するものが好ましい。ホルダ12bの上面12cが平滑すぎると、図7および図8に示すように、インゴットの平坦面をホルダ12bに載せて研削する際に、円筒研削機によりインゴット側面を押圧した場合に、インゴットが水平方向にずれて位置ずれをおこすおそれがあるため、少なくとも上面12cは適度な表面粗面性を有することにより位置ずれを防ぐことができる。具体的には、少なくとも上面12cはRmax:2〜10μm位であるとよい。
該ホルダ12bは図17に示すように、係合孔内面に放射線状に複数の溝15cを形成していてもよい。溝15cは、開口部15aから小径の開口部15bまで連続して形成されていることが好ましい。溝15cの断面形状は特に限定されないが、U字型形状であってもよく、V字型形状であってもよい。溝15cの数、深さは特に限定されない。溝15cの形状は特に限定されないが、直線であってもよく、らせん状であってもよい。溝15cを有することにより、より効率的に研削屑を外部に排出することができる。また、小径の開口部15bの外側に吸引装置を設置し、研削屑を吸引することにより外部に排出しやすくしてもよい。
本実施形態において、下方支持装置12のホルダ12bは、係合孔15が上面12cから下面12dに貫通して形成されており、この係合孔15によって上面12cに大径の開口部15aが、下面12dに小径の開口部15bがそれぞれ形成されている。上方支持装置13のホルダ13bにおいても、係合孔16が下面13cから上面13dに貫通して形成されており、この係合孔16によって下面13cに大径の開口部16aが、上面13dに小径の開口部16bがそれぞれ形成されている。上下一対の支持装置12、13の各ホルダ12b、13bの係合孔15、16は、小径の開口部15b、16bの直径が例えば40mm程度となるように形成されている。
一方、研削ユニット11は、図1に示すように、円板状の砥石11aを例えばモータなどによって軸線まわりに回転する回転軸11bの先端に同軸に取り付けて構成されており、上下一対の支持装置12、13の間を鉛直方向(上下方向)T2に移動可能に、且つ回転軸11b(砥石11a)がその回転軸線O4方向に沿って前進および後退可能に設けられている。研削ユニット11は、回転軸11bの回転軸線O4が上下一対の支持装置12、13の中心軸線O2、O3に直交するように、且つ砥石11aを上下一対の支持装置12、13の中心軸線O2、O3側に向けて配設されている。
次に、上記構成からなる本実施形態の円筒研削機Bを用いてインゴット1をトラバース研削する方法について説明するとともに、本実施形態の円筒研削機B及びインゴット1の円筒研削方法の作用及び効果について説明する。なお、研削ユニット11の移動は、片道、往復のいずれでもよく、往復回数は限定しない。
本実施形態の円筒研削機Bを用いてインゴット1の外周を研削する際には、はじめに、インゴット1の軸線O1方向を鉛直方向T2に向けた状態で(すなわちインゴット1を上下方向に立てた状態で)、このインゴット1を上下一対の支持装置12、13の間に搬送して配設する。これとともに、インゴット1を下方支持装置12のホルダ12b上に載置する。
このとき、本実施形態では、図1及び図2に示すように、チョクラルスキー法等でシリコン単結晶を成長させてインゴット1を製造する際に最初に形成されるインゴット1のトップ部7側(一端部1a側)を下方に配して、インゴット1を鉛直方向T2に立て、このトップ部7側を下方支持装置12のホルダ12bに保持させるように載置する。インゴット1の軸線O1方向両端部1a、1b側(円柱棒状の直胴部6の両端側)に円錐状のトップ部7とテール部8があるインゴット1は、下方支持装置12のホルダ12b上に載置するとともに、円錐状のトップ部7がホルダ12bの円錐状の係合孔15に係合してトップ部7側の一端部(下方の端部)1a側がホルダ12bに保持される。インゴットの自重によってトップ部7側の一端部1a側が下方支持装置12に強固に保持される。さらに、このように円錐状のトップ部7を円錐状の係合孔15に係合させることで、自ずとインゴット1の軸線O1と下方支持装置12の中心軸線O2とが同軸上に配される。
次に、下方支持装置12のホルダ12b上に載置してインゴット1のトップ部7側の一端部1a側を保持させた段階で、上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させ、このホルダ13bの円錐状の係合孔16に円錐状のテール部8を係合させる。係合孔16に係合したインゴット1のテール部8側の他端部(上方の端部)1b側に所定のクランプ力(押圧力)F1が負荷されるように、上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させることにより、インゴット1が上下一対の支持装置12、13でクランプ保持される。このようにホルダ13bの円錐状の係合孔16に円錐状のテール部8を係合させることで、ホルダ13bにテール部8側の他端部1b側が保持され、さらに、自ずとインゴット1の軸線O1と上下一対の支持装置12、13の中心軸線O2、O3とが同軸上に配され、容易に且つ確実に芯だしが行える。これにより、支持ユニット10によって確実に軸線O1方向を鉛直方向T2に向けた状態でインゴット1がクランプ保持される。
インゴット1が軸線O1方向を鉛直方向T2に向けた状態でクランプ保持されるため、インゴット1の自重W1が軸線O1方向に作用し、このインゴット1の自重W1の作用方向と支持ユニット10の上下一対の支持装置12、13でインゴット1をクランプ保持するクランプ力F1の作用方向とが同方向(同じ鉛直方向T2)になる。このため、例えば大型化(長尺化、大径化)、高重量化したインゴット1をクランプ保持する場合であっても、インゴット1に自重W1によって撓みが生じることはない。
さらに、インゴット1をクランプ保持した状態で、下方支持装置12でインゴット1の自重(圧縮力)W1を支持することになる。このため、上方支持装置13からインゴット1に負荷するクランプ力F1を小さくしても、確実に安定した状態でインゴット1がクランプ保持される。本実施形態では、トップ部7側を下方に配し、テール部8側を上方に配し、トップ部7側にインゴット1の自重W1による大きな圧縮力を作用させ、テール部8側に小さなクランプ力F1を作用させてインゴット1がクランプ保持される。これにより、インゴット1のテール部8が有転位化している場合であっても、圧縮応力に弱いテール部8側にインゴット1の自重W1による大きな圧縮力が作用することがなく、テール部8側に作用するクランプ力F1が小さくて済むため、インゴット1(テール部8側)に破損が生じることがない。よって、テール部8の有転位化部分を切断しなくても、研削作業が行えるメリットがある。
本実施形態では、上方支持装置13のホルダ13bの係合孔16が下面13cから上面13dに貫通して形成されているため、このホルダ13bの上面13d側から小径の開口部16bを通じて係合孔16内にインゴット検知棒17を挿入し、インゴット検知棒17をホルダ13bに装着することが可能になる。このため、上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させ、このホルダ13bでインゴット1のテール部8側の他端部1b側をクランプ保持する際に、インゴット検知棒17の先端が他端部1b側に当接することでインゴット1を検知でき、所定のクランプ力F1が負荷された段階でホルダ13bの進出を停止させることが可能になる。これにより、所定のクランプ力F1を負荷して好適にインゴット1がクランプ保持される。
上記のように支持ユニット10でインゴット1をクランプ保持した段階で、下方支持装置12の例えばモータなどを駆動し、主軸12a及びホルダ12bを中心軸線O2回りに回転させる。これにより、上方支持装置13の副軸13a及びホルダ13bが中心軸線O3回りに従動して回転しつつ、上下一対の支持装置12、13でクランプ保持したインゴット1が軸線O1回りに回転する。インゴット1を回転させる手段は特に限定されないが、下方支持装置12のモータに加え、さらに上方支持装置13にもモータを設置し、上下のモータを連動駆動させることによりインゴットを回転させてもよい。
このようにインゴット1を回転させた段階で、研削ユニット11の砥石11aを回転させるとともに、この砥石11aを回転軸線O4方向前方に向けて進出させてインゴット1の外周に押圧させる。これとともに、研削ユニット11をインゴット1の直胴部6の上方側から下方側に向け、インゴット1の軸線O1方向に沿う鉛直方向T2に移動させることにより、インゴット1の外周が順次トラバース研削されてゆく。
このとき、インゴット1の自重W1の作用方向と上下一対の支持装置12、13によるクランプ力F1の作用方向とが同方向となり、インゴット1が自重によって撓むことがないため、研削ユニット11によって所望の寸法(直径)となるように精度よくインゴット1の外周が研削される。これにより、従来の円筒研削機A(従来の円筒研削方法)と比較して、インゴット1の加工精度が向上する。
インゴット1の自重W1によってインゴット1のトップ部7側の一端部1a側が下方支持装置12に強固に保持され、インゴット1の自重によって下方支持装置12とインゴット1の一端部1a側との間に大きな抵抗力が生じるため、インゴット1に研削ユニット11から横方向T1の加工負荷(押圧力)W2が作用しても、インゴットの一端部1a側が位置ずれすることがない。
インゴット1のテール部8側の他端部1b側は、上方支持装置13から小さなクランプ力F1を負荷して保持されているが、このクランプ力F1を、研削ユニット11でインゴット1の他端部1b側の外周を研削する際に生じる加工負荷W2に抵抗できる程度のクランプ力F1としておくことで、インゴット1の他端部1b側が位置ずれすることがない。よって、クランプ力F1を小さくしても上下一対の支持装置12、13でクランプ保持したインゴット1が位置ずれすることがなく、確実にインゴット1の加工精度が向上する。
さらに、研削ユニット11でインゴット1を研削すると研削屑が下方に落下する。この研削屑が下方支持装置12のホルダ12bに形成した係合孔15内に上面12cの大径の開口部15aを通じて入り込み、溜まってしまうおそれがある。これに対し、本実施形態では、下方支持装置12のホルダ12bの係合孔15が上面12cから下面12dに貫通して形成されているため、この係合孔15内に入り込んだ研削屑がホルダ12bの下面12dの小径の開口部15bを通じて排出される。よって、研削屑が係合孔15内に溜まることがなく、次のインゴット1を円筒研削する際に係合孔15から研削屑を除去するなどの作業は不要になる(あるいは多くの労力を要することがない)。
ここで、図3及び図4に示すように、テール部8を切断したインゴット1や、図5及び図6に示すように、テール部8の有転位化部分を切断したインゴット1を円筒研削する際には、下方支持装置12の係合孔15にトップ部7を係合させることで、インゴット1の軸線O1と支持装置12、13の中心軸線O2、O3とが同軸上に配され、インゴット1のトップ部7側の一端部1a側が強固に保持される。上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させると、このホルダ13bの下面13cがインゴット1の他端部1b側の切断面(上端面)に当接する。ホルダ13bからインゴット1に小さなクランプ力F1を負荷することで、インゴット1の他端部1b側が位置ずれすることがないように保持される。これにより、上記のトップ部7とテール部8を備えたインゴット1と同様に、精度よく円筒研削が行える。
インゴット1の他端部1b側の切断面(上端面)が軸線O1に直交する平面状で形成されるように、精度よくテール部8側を切断することで、上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させてインゴット1をクランプ保持するとともに確実にインゴット1の軸線O1と支持装置12、13の中心軸線O2、O3とが同軸上に配され、同様に容易に芯だしが行える。さらに、図6に示すように、上端面(他端部1b)のインゴット1の軸線O1上に嵌合孔20を形成しておき、この嵌合孔20にインゴット検知棒17の先端を嵌合させてインゴット1をクランプ保持することで、より容易に且つ精度よく芯だしが行える。
検知棒17の形状は限定されないが、例えば、直胴部17aがホルダ13bの開口部16bを貫通できるような太さを有し、先端は図15に示すように先の尖った円錐型の先端部17bとされていてもよい。この場合、インゴット端面1bには先端部17bと相補形状をなす円錐状の嵌合孔20aが形成されていることが好ましい。
または、検知棒17は、図16に示すような凸曲面の端部17cを有していてもよく、この場合、インゴット端面1bには端部17cと相補的な凹曲面状の嵌合孔20bが形成されていることが好ましい。
一方、図7及び図8に示すように、トップ部7とテール部8を切断したインゴット1を円筒研削する際には、軸線O1方向を鉛直方向T2に向けた状態で上下一対の支持装置12、13の間にインゴット1を配設し、下方支持装置12のホルダ12b上にインゴット1を載置する。このとき、トップ部7が切断されてインゴット1の一端部1a側がホルダ12bの係合孔15に係合しないため、すなわちトップ部7を切断した下端面(一端部1a)がホルダ12bの上面12cに当接してインゴット1が載置されるため、このインゴット1の軸線O1と下方支持装置12の中心軸線O2とがずれた状態でインゴット1が載置される場合がある。これに対し、本実施形態の円筒研削機B(円筒研削方法)では、軸線O1方向を鉛直方向T2に向けてインゴット1が配設されているため、下方支持装置12上に載置するとともにこのインゴット1を横方向T1に移動して、容易にインゴット1の軸線O1を下方支持装置12の中心軸線O2と同軸上に配し、芯だしが行える。すなわち、従来の円筒研削機Aのようにインゴット1を上下方向T2や前後方向T3に移動させて芯だしを行う必要がない。
上方支持装置13のホルダ13bを下方に進出させて、芯だしを行ったインゴット1をクランプ保持する。このとき、トップ部7とテール部8を切断してインゴット1の両端部1a、1b側が係合孔15、16に係合しない場合であっても、インゴット1の自重によって下方支持装置12のホルダ12bの上面12cとインゴット1の一端部1a(切断面、下端面)とが密着して、このホルダ12bでインゴット1の一端部1a側が強固に保持される。上方支持装置13のホルダ13bの下面13cとインゴット1の他端部1b(切断面、上端面)とが密着して、このホルダ13bから小さなクランプ力F1を負荷してインゴット1の他端部1b側が確実に保持される。これにより、トップ部7とテール部8を備えたインゴット1と同様に、インゴット1に位置ずれが生じることはなく、精度よく円筒研削が行える。
上下一対の支持装置12、13でクランプ保持した際にインゴット1の軸線O1がずれる場合もあるが、このような場合には、一旦クランプ保持状態を解除して、インゴット1を横方向T1に移動することで、容易に芯だしの手直しが行える。
さらに、図7に示すように、例えば油圧シリンダなどを用いて横方向T1に進退可能に構成した位置決め手段21を設けるようにしてもよい。この場合には、上下一対の支持装置12、13の間にインゴット1を配して下方支持装置12のホルダ12b上に載置した段階で、位置決め手段21を進出させ、この位置決め手段21でインゴット1を横方向T1に押圧して、インゴット1の軸線O1と支持装置12、13の中心軸線O2、O3が略同軸上に配される所定位置にインゴット1を移動させる。これにより、位置決め手段21によって、より簡便に芯だしが行えることになる。
このようにトップ部7とテール部8を切断したインゴット1を円筒研削する際には、上方支持装置13のホルダ13bとともに、下方支持装置12のホルダ12bにも下面12d側から小径の開口部15bを通じてインゴット検知棒17を挿入し、このインゴット検知棒17を下方支持装置12のホルダ12bに装着してもよい。例えば図6と同様に、インゴット1のトップ部7とテール部8を切断した上端面と下端面(一端部1aと他端部1b)にそれぞれ嵌合孔20を設け、これら嵌合孔20にインゴット検知棒17の先端を嵌合させて、より容易に且つ精度よく芯だしを行えるようにしてもよい。
したがって、本実施形態の円筒研削機B及びインゴット1の円筒研削方法によれば、支持ユニット10が、軸線O1方向を鉛直方向T2に向けた状態でインゴット1をクランプ保持するように構成されているため、インゴット1の自重W1の作用方向と支持ユニット10によるクランプ力F1の作用方向とを同方向にすることができる。このため、大型化、高重量化したインゴット1を円筒研削する場合であっても、自重によってインゴット1に撓みが生じることがなく、従来の円筒研削機A(従来の円筒研削方法)と比較し、加工精度を向上させることが可能になる。
インゴット1の自重W1によってインゴット1の下方の端部1a側が下方支持装置12に強固に保持され、この下方の端部1a側が位置ずれすることを防止できる。さらに、研削ユニット11からの横方向T1の加工負荷W2に抵抗できる程度の小さなクランプ力F1を上方支持装置13でインゴット1に負荷することで、上方の端部1b側が位置ずれすることを防止できる。これにより、クランプ力F1を小さくしても上下一対の支持装置12、13とインゴット1との間に位置ずれが生じることを防止でき、確実に加工精度を向上させることが可能になる。
さらに、上下一対の支持装置12、13の間にインゴット1を配してクランプ保持する際に、下方支持装置12の上に載置したインゴット1を横方向T1に移動して芯だしを行うことが可能になる。これにより、軸線O1方向を水平方向T1に配してインゴット1をクランプ保持する従来の円筒研削機Aのように、インゴット1を上下方向T2や前後方向T3に移動させて芯だし(芯だしの手直し)を行う必要がなく、容易に芯だしを行うことが可能になる。
インゴット1を位置決め手段21で横方向T1から押圧して、インゴット1の軸線O1と支持装置12、13の中心軸線O2、O3が略同軸上に配される所定位置にインゴット1を移動させることが可能になる。これにより、位置決め手段21によってさらに容易に芯だしを行うことが可能になる。
本実施形態の円筒研削機B及びインゴット1の円筒研削方法においては、ホルダ12b、13bに円錐状の係合孔15、16が形成されていることにより、これら係合孔15、16にトップ部7やテール部8を係合させることで、インゴット1の端部1a、1b側を位置ずれが生じないように容易に且つ確実に保持させることが可能になる。係合孔15、16にトップ部7やテール部8を係合させることで、自ずとインゴット1の軸線O1と支持装置12、13の中心軸線O2、O3とが同軸上に配されるため、芯だしを容易にすることも可能になる。
さらに、下方支持装置12のホルダ12bの係合孔15が上面12cから下面12dに貫通形成されていることで、インゴット1の外周を研削して発生した研削屑がこのホルダ12bの係合孔15に入り込んだ場合であっても、研削屑を下面12dの開口部15bから外部に排出することが可能になる。上方支持装置13のホルダ13bの係合孔16が下面13cから上面13dに貫通形成されていることで、係合孔16内にインゴット検知棒17を挿入して装着することが可能になる。このため、ホルダ13bを進出させ、インゴット1の上方の端部1b側をクランプ保持する際に、インゴット検知棒17でインゴット1を検知することが可能になり、位置ずれが生じることのない所定のクランプ力F1を確実に負荷して好適にインゴット1をクランプ保持することが可能になる。
インゴット1のトップ部7側を下方に配して、インゴット1を支持ユニット10でクランプ保持することにより、トップ部7側にインゴット1の自重W1による大きな圧縮力を作用させ、テール部8側に小さなクランプ力F1を作用させてインゴット1をクランプ保持することが可能になる。これにより、テール部8側に破損が生じることを確実に防止して好適にインゴット1をクランプ保持することが可能になる。よって、円筒研削に先立ってテール部8の有転位化部分を切断することなく、円筒研削を行うことも可能になる。
本実施形態のように、軸線O1方向を鉛直方向T2に向けてインゴット1をクランプ保持した場合には、従来の円筒研削機Aと比較し、上下一対の支持装置12、13の主軸12aや副軸13aに大きな曲げモーメントが作用することがない。このため、主軸12aや副軸13aに変形が生じるおそれがない。
さらに、軸線O1方向を鉛直方向T2に向けてインゴット1をクランプ保持する場合には、軸線O1方向を水平方向T1に向けてインゴット1をクランプ保持する従来の円筒研削機Aと比較し、円筒研削機Bの設置に要する例えば床面などの占有面積を小さくすることができる。よって、省スペース化を図ることも可能になる。
以上、本発明に係る円筒研削機及びインゴットの円筒研削方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、前記の実施形態では、研削ユニット11が、支持ユニット10でクランプ保持したインゴット1の軸線O1方向に沿って鉛直方向T2に移動することにより、インゴット1の外周をトラバース研削するものとしたが、研削ユニット11とインゴット1は軸線O1方向に沿って相対移動すればよく、インゴット1が研削ユニット11に対して鉛直方向T2に移動することにより、インゴット1をトラバース研削するように構成してもよい。
本実施形態では、ホルダ12b、13bをそれぞれ駆動軸の主軸12aや従動軸の副軸13aの先端に固設して、上下一対の支持装置12、13ひいては支持ユニット10が構成されているものとしたが、例えばホルダ12bの外周にベルトやチェーンなどの伝動部材を巻き掛け、この伝動部材を回転させることで中心軸線O2回りにホルダ12bを回転させるように構成してもよく、特にホルダ12b(ホルダ13b)ひいてはインゴット1を回転させる機構を限定する必要はない。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはないものである。
1 インゴット
1a 一端部(端部)
1b 他端部(端部)
6 直胴部
7 トップ部
8 テール部
10 支持ユニット
11 研削ユニット
11a 砥石
11b 回転軸
12 下方の支持装置(他方の支持装置)
12a 主軸
12b ホルダ
12c 上面(一面)
12d 下面(他面)
13 上方の支持装置(一方の支持装置)
13a 副軸
13b ホルダ
13c 下面(一面)
13d 上面(他面)
15 係合孔
15a 開口部
15b 開口部
16 係合孔
16a 開口部
16b 開口部
17 インゴット検知棒
20 嵌合孔
21 位置決め手段
A 従来の円筒研削機
B 円筒研削機
F1 クランプ力
O1 インゴットの軸線
O2 下方の支持装置の中心軸
O3 上方の支持装置の中心軸
O4 研削ユニットの回転軸線
T1 横方向(水平方向)
T2 鉛直方向(上下方向)
T3 前後方向(水平方向)
W1 インゴットの自重
W2 研削ユニットの加工負荷

Claims (9)

  1. シリコン単結晶のインゴットを軸線方向に挟んで、軸線回りに回転可能にクランプ保持する上方支持装置および下方支持装置を備えた支持ユニットと、
    前記インゴットの軸線方向に沿って相対移動しつつ前記インゴットの外周をトラバース研削する研削ユニットとを有する円筒研削機であって、
    前記支持ユニットは、上方支持装置が上方に、下方支持装置が下方に配設されて、前記インゴットの軸線方向を鉛直方向に向けた状態で前記インゴットをクランプして保持するとともに、
    前記上方支持装置と前記下方支持装置はそれぞれ、前記インゴットの軸線方向の端部側を保持するためのホルダを備え、
    前記ホルダには、該ホルダの中心軸を中心として前記インゴット側を向く一面から他面側に向かうに従い漸次縮径する円錐状の係合孔が形成されている円筒研削機。
  2. 請求項記載の円筒研削機であって、前記係合孔は、前記一面から前記他面に貫通して形成されている円筒研削機。
  3. 請求項記載の円筒研削機であって、前記下方支持装置は、前記インゴットの円錐状をなすトップ部を保持し、前記上方支持装置は、前記インゴットの円錐状をなすテール部を保持するホルダを備える円筒研削機。
  4. 請求項記載の円筒研削機であって、前記ホルダの係合孔を通してインゴットの端面に当接可能なインゴット検知棒を備えた円筒研削機。
  5. 請求項記載の円筒研削機において、前記ホルダは、トップ部およびテール部分のうち少なくとも1つ以上を切断した前記インゴットを支持できる円環状の平坦面を有する円筒研削機。
  6. 請求項1に記載の円筒研削機において、
    前記上方支持装置および前記下方支持装置の間に配した前記インゴットを水平方向に押圧して該インゴットを所定位置に位置決めするための位置決め手段を備えている円筒研削機。
  7. 支持ユニットの上方支持装置および下方支持装置でシリコン単結晶のインゴットの両端部を軸線方向に挟んで保持する工程と、
    前記上方支持装置および前記下方支持装置とともに前記インゴットを軸線回りに回転させつつ、研削ユニットを前記インゴットの軸線方向に沿って移動させて前記インゴットの外周をトラバース研削する工程とを有するとともに、
    シリコン単結晶を成長させて前記インゴットを製造する際に、先に形成される前記インゴットのトップ部側を下方に配して、前記インゴットを前記支持ユニットでクランプして保持するインゴットの円筒研削方法。
  8. 支持ユニットの上方支持装置および下方支持装置でシリコン単結晶のインゴットの両端部を軸線方向に挟んで保持する工程と、
    前記上方支持装置および前記下方支持装置とともに前記インゴットを軸線回りに回転させつつ、研削ユニットを前記インゴットの軸線方向に沿って移動させて前記インゴットの外周をトラバース研削する工程とを有するとともに、
    前記インゴットのトップ部およびテール部分のうち、少なくとも1つ以上をインゴット軸線に対して垂直に切断する工程と、
    前記インゴットの両端部を前記上方支持装置および前記下方支持装置で挟んで支持する工程とを有するインゴットの円筒研削方法。
  9. 請求項記載のインゴットの円筒研削方法であって、
    前記インゴットの切断面の中心に嵌合孔を形成する工程と、
    前記嵌合孔に、前記上方支持装置および/または前記下方支持装置の軸線に沿って配置された検知棒の先端を嵌合させてインゴットの位置決めを行う工程とを有するインゴットの円筒研削方法。
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