JPH10544A - 長尺材端部のバリ除去装置 - Google Patents

長尺材端部のバリ除去装置

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JPH10544A
JPH10544A JP15080496A JP15080496A JPH10544A JP H10544 A JPH10544 A JP H10544A JP 15080496 A JP15080496 A JP 15080496A JP 15080496 A JP15080496 A JP 15080496A JP H10544 A JPH10544 A JP H10544A
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JP
Japan
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long material
steel pipe
grindstone
burrs
grinding wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP15080496A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Yabumoto
哲 籔本
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH10544A publication Critical patent/JPH10544A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管、棒鋼等の製造に際し、製造ラインでの
搬送性を妨げることなく、迅速且つ容易にその端部に付
着する鋸断バリを除去する。 【解決手段】 鋼管、棒鋼等の長尺材を、その軸線と直
交する方向に移送する横送りチェーン15の途中に設け
られた、長尺材の移送方向と逆方向に回転する円盤状の
砥石18と、横送りチェーン15によって移送中の長尺
材を、砥石18の手前側において水平面から上昇させそ
して砥石18の位置に下降させ、切断端部を砥石18の
表面にその上方から接触させるための、山型状のスキッ
ドレール17とからなっており、砥石18は、長尺材の
端部に向けて所定角度で傾斜して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼管や棒鋼のよ
うな長尺鋼材の鋸断時に、その切断端部に生ずるバリを
除去するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管や棒鋼等の長尺材は、連続的に製造
された後、所定寸法に鋸断される。このような長尺物を
所定寸法に鋸断する際に、その鋸断端部の外周にバリが
生ずる。端部外周にバリが生じた長尺材は、次工程への
搬送時にバリが障害となって搬送に支障が生じ、且つ、
製品品質を損なう。
【0003】そこで、このようなバリを除去することが
必要であり、その除去装置として、例えば、バリの付着
した管端部をクロップしてバリを除去する装置(以下、
先行技術1という)が知られており、また、実開昭59-1
56754 号公報に開示されているように、管端を固定しブ
ラシを接触させて、管端部に生成したバリを研磨し除去
する装置(以下、先行技術2という)や、実開昭61-853
45号公報および実開平1-87854 号公報に開示されている
ように、管端部のバリを管1本ずつ個別に切削し除去す
る装置(以下、先行技術3という)等が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1は、クロッ
プ分がスクラップになるために製造歩留りが低下し、製
造コストが上昇する問題がある。先行技術2は、管1本
当たりのバリ除去時間が長いために大量生産に適さず且
つ構造が複雑であり、設備費および運転費が高騰する問
題がある。先行技術3は、信頼性が高い反面、製造ライ
ン中において連続的にバリ除去を行うことができず、生
産性が悪くて大量生産に不向きである。
【0005】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、製造ラインでの搬送性を妨げることなく、迅
速且つ容易に大量の鋸断バリを除去することができる、
生産性の高いバリ除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
問題を解決し、製造ラインでの搬送性を妨げることな
く、迅速且つ容易に大量の鋸断バリを除去することがで
きる装置を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、例
えば鋼管管端のバリ除去に際しては、後工程の精整工程
において面取り処理等が行われるために、その完全な除
去は必要ではなく、後工程への搬送および製品品質に障
害を起こさない程度に除去し得ればよいことから、横送
り機構によって移送中の長尺材の端部を、前記長尺材の
移送方向とは逆方向に回転する、所定角度で傾斜した砥
石の表面にその上方から接触させれば、効率的にバリを
除去し得ることを知見した。
【0007】この発明は、上記知見に基づいてなされた
ものであって、所定寸法に切断された長尺材を、その軸
線と直交する方向に連続的に移送するための横送り機構
の途中に設けられた、前記長尺材の切断端部に接触して
前記切断端部に付着したバリを除去するための、前記長
尺材の移送方向と逆方向に一定速度で回転する円盤状の
砥石と、前記横送り機構によって移送中の長尺材を、前
記砥石の手前側において水平面から上昇させそして前記
砥石の位置に下降させて、その切断端部を前記砥石の表
面にその上方から接触させるための、前記長尺材移送通
路の途中に設けられた山型状のスキッドレールとからな
っており、前記砥石は、前記長尺材の端部に向けて所定
角度で傾斜して配置されていることに特徴を有するもの
である。なお、砥石の傾斜角度は、10〜80°の範囲
内であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の装置の一実施態
様を、鋼管の管端に付着したバリを除去する場合につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
装置が組み込まれた鍛接管の製造ラインの一例を示す概
略工程図である。
【0009】図面に示すように、帯鋼1は、加熱炉2に
おいて1200℃以上の温度に加熱された後、エッジヒ
ータ3によって、その両端部が約1380℃に加熱され
る。両端部が加熱された帯鋼1は、製管機4に送り込ま
れ、その両端部が鍛接されて鋼管5になる。
【0010】次いで、鋼管5は、絞り圧延機6により所
定の外径および厚さに絞り圧延され、切断鋸7により所
定寸法に切断された後、冷却床8において、その軸線方
向と直交する方向に移送される。冷却床8の一側に、こ
の発明のバリ除去装置9が設けられており、鋼管5は、
冷却床8を移送中にバリ除去装置9によって管端部に付
着したバリが除去される。このようにしてバリが除去さ
れた鋼管5は、矯正機10、非破壊検査機11、面取り
機12および水圧試験機13を経て製品となる。
【0011】図2は、バリ除去装置が設けられた付近の
概略平面図、図3はその概略側面図である。図面に示す
ように、切断鋸7により所定寸法に切断された鋼管5
を、冷却床8においてその軸線と直交する方向に連続的
に移送するために、所定間隔で爪14が取り付けられた
複数条の横送りチェーン15が設けられており、横送り
チェーン15の一側には、鋼管5の切断端部に接触し
て、切断端部に付着したバリを除去するためのバリ除去
装置9が配設されている。16は管端揃えロールであっ
て、鋼管5は、冷却台8上を横送りチェーン15により
移送される間に、バリ除去装置9の手前側においてその
管端部が一定位置に揃えられる。
【0012】バリ除去装置9は、図4に正面図で示すよ
うに、基台22に所定角度で傾斜して取り付けられた砥
石台23と、砥石台23に設けられたモータ19により
ベルト20を介して所定速度で回転する円盤状の砥石1
8とからなっており、砥石18は、モータ19によっ
て、横送りチェーン15による移送方向とは逆の方向に
回転する。
【0013】砥石台23の一端は、軸24により基台2
2の一端に軸着されており、砥石台23の他端は、支持
棒21により基台22の他端に軸着されている。従っ
て、支持棒21の長さによって、その傾斜角度が変えら
れ、砥石台23に設けられた砥石18を、任意の傾斜角
度に調整することができる。
【0014】砥石18の好ましい傾斜角度は、10〜8
0°の範囲内である。砥石18の傾斜角度が10°未満
では、管端をバリの付着していない部分まで余分に切削
することになり、一方、砥石18の傾斜角度が80°を
超えると、鋼管5に砥石18の反対側への逃げが生じ、
何れも好ましくない。
【0015】冷却床8上を、横送りチェーン15によっ
てその軸線方向と直交する方向に移送中の鋼管5を、砥
石18の手前側において水平面から上昇させそして砥石
18の位置に下降させて、その切断端部を砥石18の表
面にその上方から接触させるための山型状のスキッドレ
ール17が、複数条の横送りチェーン15の間に2基配
置されている。山型状のスキッドレール17の砥石18
側は、なだらかな斜面に形成されている。
【0016】冷却台8上を横送りチェーン15によって
移送される鋼管5は、管端揃えロール16により、その
管端をバリ除去装置9の直前において一定位置に揃えら
れた後、横送りチェーン15の間に配置された山型状の
スキッドレール17に案内され、砥石18の手前側にお
いて水平面から持ち上げられた後、バリ除去装置9の砥
石18上に降ろされる。このような、鋼管5の持ち上げ
および持ち降ろしは、横送りチェーン15の移動に伴っ
て、スキッドレール17に案内され円滑に且つゆっくり
したスピードで行われる。
【0017】砥石18は、鋼管5の移送方向とは逆の方
向に高速で回転しているので、鋼管5はその軸線を中心
として回転しながら、その端部に付着したバリが除去さ
れる。図5は、このようにしてバリが除去された後の管
端部を示す断面図である。なお、切削された管端部は、
後工程において面取りが行われるので、品質上全く影響
はない。
【0018】上述したように、この発明によれば、砥石
18は、鋼管5の管軸方向に対し一定角度で傾斜して配
置され、そして、鋼管5の移送方向とは逆の方向に高速
で回転している。従って、鋸断時に生成した管端外周部
のバリのみを、効果的に切削除去することができる。更
に、砥石18の、管軸方向に対する傾斜によって、鋼管
5が砥石18から受ける反力は軽減され、切削の途中に
おいて、鋼管5が砥石18の反対方向に逃げ、切削不能
になるようなことは生ぜず、従って、鋼管5を保持する
ための特別な機構等を設ける必要はない。
【0019】更に、鋼管5は、その移送方向とは逆の方
向に高速で回転する傾斜配置された砥石18により、そ
の軸線を中心として回転するので、特別な回転装置を必
要とせず、管端部の全周にわたって切削が可能になり、
鋸断時におけるバリを円滑且つ効率的に除去することが
できる。
【0020】また、山型状のスキッドレール17によっ
て、鋼管5の移送路に高低差が設けられ、鋼管5は、水
平面から上昇した後、バリ除去装置9の砥石18上に徐
々に降ろされるので、鋼管5の移送が砥石18によって
阻害されることがなく、バリを除去することができる。
【0021】例えば、20A(径27.2mm、肉厚2.
8mm)の鋼管の管端部を、径205mm、肉厚6mmの寸法
の、4000rpm/min の高速で回転する傾斜角度が40
°の2基の砥石に接触させたところ、管端部に付着する
バリを極めて効率的に除去することができた。
【0022】なお、図示の例ではバリ除去装置9が2基
配置されているが、2基に限られるものではなく、バリ
が除去される材料の大きさに応じて1基または複数基配
置すればよい。また、スキッドレール17は、複数条の
横送りチェーン15の間に2基配置されているが、バリ
除去装置9側に1基配置してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
製造ラインでの搬送性を妨げることなく、迅速且つ容易
に大量の鋸断バリを除去することができる、工業上有用
な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置が設置された鍛接管製造ライン
の一例を示す概略工程図である。
【図2】この発明の装置が設置されている部分の概略平
面図である。
【図3】図2の概略側面図である。
【図4】バリ除去装置の概略正面図である。
【図5】本発明の装置によりバリ除去後の管端を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 帯鋼 24 軸 2 加熱炉 3 エッジヒータ 4 製管機 5 鋼管 6 絞り圧延機 7 切断鋸 8 冷却床 9 バリ除去装置 10 矯正機 11 非破壊検査機 12 面取り機 13 水圧試験機 14 爪 15 横送りチェーン 16 管端揃えロール 17 スキッドレール 18 砥石 19 モータ 20 ベルト 21 支持棒 22 基台 23 砥石台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法に切断された長尺材を、その軸
    線と直交する方向に連続的に移送するための横送り機構
    の途中に設けられた、前記長尺材の切断端部に接触して
    前記切断端部に付着したバリを除去するための、前記長
    尺材の移送方向と逆方向に一定速度で回転する円盤状の
    砥石と、前記横送り機構によって移送中の長尺材を、前
    記砥石の手前側において水平面から上昇させそして前記
    砥石の位置に下降させて、その切断端部を前記砥石の表
    面にその上方から接触させるための、前記長尺材移送通
    路の途中に設けられた山型状のスキッドレールとからな
    っており、前記砥石は、前記長尺材の端部に向けて所定
    角度で傾斜して配置されていることを特徴とする、長尺
    材端部のバリ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記砥石の傾斜角度が10〜80°の範
    囲内である、請求項1記載の装置。
JP15080496A 1996-06-12 1996-06-12 長尺材端部のバリ除去装置 Pending JPH10544A (ja)

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ID=15504798

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157954A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Kubota Corp パイプ端面のバリ取り仕上げ装置
JP2009050996A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Psc:Kk バリ取り装置
KR101068247B1 (ko) 2009-01-20 2011-09-28 주식회사 새한텅스텐 로드 단부의 모서리 버어 제거장치
JP2013059858A (ja) * 2012-11-26 2013-04-04 Kakihara Kogyo Kk 樹脂成形品のパートライン研磨装置
CN107553242A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 新蕾车业无锡有限公司 一种金属管打磨装置
JP2019081232A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 日新鋼管株式会社 鋼管の製造方法及び製造装置

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