JP5532177B1 - モータ選定装置 - Google Patents

モータ選定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5532177B1
JP5532177B1 JP2013199000A JP2013199000A JP5532177B1 JP 5532177 B1 JP5532177 B1 JP 5532177B1 JP 2013199000 A JP2013199000 A JP 2013199000A JP 2013199000 A JP2013199000 A JP 2013199000A JP 5532177 B1 JP5532177 B1 JP 5532177B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
time
motor
information
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013199000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015027244A (ja
Inventor
祥太 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2013199000A priority Critical patent/JP5532177B1/ja
Priority to EP13887449.0A priority patent/EP3012968A4/en
Priority to PCT/JP2013/084161 priority patent/WO2014203429A1/ja
Priority to US14/899,172 priority patent/US9600611B2/en
Priority to CN201380003311.7A priority patent/CN104396140B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP5532177B1 publication Critical patent/JP5532177B1/ja
Publication of JP2015027244A publication Critical patent/JP2015027244A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/0004Control strategies in general, e.g. linear type, e.g. P, PI, PID, using robust control
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

【課題】より実際に近い実効トルクの情報を提供することができるモータ選定装置を提供する。
【解決手段】モータ選定装置は、記憶手段が記憶する、最大出力トルクT、動摩擦トルクTi、一定負荷Tm、加速時間ta、一定速時間tc、減速時間td及び停止時間tbを読み出して、加速時間taにおけるトルクを、最大出力トルクTと、動摩擦トルクTiと、一定負荷Tmとを加算したTaとして演算し、一定速時間tcにおけるトルクは、動摩擦トルクTiと一定負荷Tmとを加算したTcとして演算し、減速時間におけるトルクは、最大出力トルクTと動摩擦トルクTiと負荷による一定負荷Tmとを加算したTdとして演算し、停止時間におけるトルクは、一定負荷TmをTbとして演算して、得られた、トルクTa、Tc、Td及びTbと、加速時間ta、一定速時間tc、減速時間td及び停止時間tbを所定の式に与えて、実効トルクTeを演算する。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータ選定装置に関するものである。
特許文献1には、サーボモータ駆動のサーボシステム選択手段と、サーボシステムの機械諸元入力手段と、サーボシステムの負荷の運動パターン入力手段と、サーボシステム選択手段と機械諸元入力手段と負荷運動パターン入力手段の出力結果に基づいて、サーボモータの要求仕様を求める演算手段と、演算手段において求められた要求仕様に基づいて、サーボシステムに適合したサーボモータの検索手段とを有するサーボモータ選定装置が記載されている。
特開2006−42589号公報
特許文献1の技術では、摩擦トルクと一定負荷とを十分に考慮して実効トルクを演算できていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より実際に近い実効トルクの情報を提供することができるモータ選定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するために、負荷を位置決め角度だけ回転させるモータのモータ出力軸が回転する位置決め時間と前記モータ出力軸が停止する停止時間とにより規定されるモータの動作パターンのうち、複数の選択可能な前記モータを選び最適な動作パターンを示唆するために、記憶手段と、演算手段とを含むコンピュータを備えるモータ選定装置であって、前記記憶手段は、前記位置決め時間において前記モータ出力軸が加速する加速時間をtaとして記憶し、前記位置決め時間において前記モータ出力軸が一定速度で回転する一定速時間をtcとして記憶し、前記位置決め時間において前記モータ出力軸が減速する減速時間をtとして記憶し、前記停止時間をtbとして記憶し、さらに前記モータ毎に出力できる最大出力トルクTと、動摩擦トルクTiと、前記負荷による一定負荷トルクTmと、を記憶しており、前記演算手段は、実効トルクを演算する場合、前記記憶手段が記憶する、前記最大出力トルクT、前記動摩擦トルクTi、前記一定負荷トルクTm、加速時間ta、一定速時間tc、前記減速時間td及び前記停止時間tbを読み出して、前記加速時間におけるトルクを、前記最大出力トルクTと、前記動摩擦トルクTiと、前記一定負荷トルクTmとを加算したTaとして演算し、前記一定速時間におけるトルクは、前記動摩擦トルクTiと前記一定負荷トルクTmとを加算したTcとして演算し、前記減速時間におけるトルクは、最大出力トルクTと動摩擦トルクTiと前記負荷による一定負荷トルクTmとを加算したTdとして演算し、前記停止時間におけるトルクは、前記一定負荷トルクTmをTbとして演算して、得られた、トルクTa、Tc、Td及びTbと、前記加速時間ta、前記一定速時間tc、前記減速時間td及び前記停止時間tbを下記式(1)に与えて、実効トルクTeを演算することを特徴とする。
Figure 0005532177
このモータ選定装置は、動摩擦トルクがモータの加速時間と一定速時間とではモータの回転を阻害する力となるため、実効トルクは、動摩擦トルクの分だけ増える。そして減速時間において、動摩擦トルクは、モータが止まろうとするのを助ける力となるため、実効トルクは、動摩擦トルクの分だけ減る。そして、モータ選定装置は、一定負荷トルクがモータの挙動によらず、常にトルクを増す側に働くよう、出力トルクに加算されている。このため、モータ選定装置は、動作パターンと、一定負荷トルク及び摩擦トルクとにより実際の状態に近い実効トルクを演算することができる。
本発明の望ましい態様として、動作条件として前記位置決め角度の入力値及び前記負荷の慣性モーメントの入力値と、要求条件として要求位置決め時間の入力値及び要求停止時間の入力値の少なくとも1つとを含むシミュレーション条件の情報を入力受付処理する入力アクセス手段を更に備え、前記記憶手段は、選択可能な前記モータ毎に機械的諸元データ情報及び前記シミュレーション条件の情報を記憶しており、前記演算手段は、前記記憶手段が記憶している前記モータ毎に前記シミュレーション条件にある、前記加速時間、前記一定速時間、前記減速時間、前記停止時間から、前記実効トルクを求め、当該実効トルクで実現できる最短の位置決め時間を有する動作パターンをシミュレートし、得られたモータ毎の前記動作パターンを、前記動作条件及び前記要求条件と比較し、項目毎に所定の閾値と比較し、得られた適合可能な前記項目に応じて、総合判定結果を演算する、ことが好ましい。
この構成により、総合判定結果に基づいて、複数の選択可能なモータのうち最適な動作パターンを選択できるモータの当たりをつけることができる。このため、モータのターゲットを絞った上でモータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。
本発明の望ましい態様として、前記総合判定結果を前記モータ毎に紐付けて、前記入力アクセス手段が前記モータの1つを選択受付可能な前記モータの一覧表の情報を出力する情報出力手段と、をさらに含むことが好ましい。
この態様により、作業者が、一瞥で適合可能にする可能性のあるモータの選択肢を把握する支援を行うことができる。条件を満たしていないモータであっても、使用者が選択肢として残すことができる。動作条件の項目が適合不可であるモータが除かれるので、使用することがあり得ないモータを選択肢として除外し、モータのターゲットを絞ることができる。このため、使用者が動作パターンを再考することで、モータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。
本発明の望ましい態様として、前記演算手段は、前記動作条件の項目が適合可能であり、かつ前記要求条件の項目が適合不可の場合に、一部適合の判定結果を前記総合判定結果として付与し、前記情報出力手段は、前記モータの一覧表の前記一部適合の判定結果を含めて情報を出力することが好ましい。
この態様により、条件を満たしていないモータであっても、使用者が選択肢として残すことができる。動作条件の項目が適合不可であるモータが除かれるので、使用することがあり得ないモータを選択肢として除外し、モータのターゲットを絞ることができる。このため、使用者が動作パターンを再考することで、モータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。そして、作業者が、一瞥で適合可能にする可能性のあるモータの選択肢を把握する支援を行うことができる。
本発明によれば、より実際に近い実効トルクの情報を提供することができるモータ選定装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係るモータ選定装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係るモータの使用状態を説明する説明図である。 図3は、本実施形態に係るモータに取り付ける部品を説明する説明図である。 図4は、本実施形態に係るモータ選定装置が実行するモータの最適動作パターン選定方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本実施形態に係るモータ選定装置の入力画面の一例を示す説明図である。 図6は、本実施形態に係るモータの動作パターンの一例を説明する説明図である。 図7は、動摩擦トルクがない場合の出力トルクと動摩擦トルクがある場合の出力トルクとの関係の一例を示す説明図である。 図8は、一定負荷トルクがない場合の出力トルクと一定負荷トルクがある場合の出力トルクとの関係の一例を示す説明図である。 図9は、本実施形態に係るモータの動作パターンを演算するフローチャートの一例を示す説明図である。 図10は、本実施形態に係る選択可能なモータ毎に機械的諸元データ情報を格納したモータデータベースの一例を示す説明図である。 図11は、本実施形態に係るモータにおける、第1のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。 図12は、本実施形態に係るモータにおける、第2のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。 図13は、本実施形態に係るモータにおける、第3のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。 図14は、図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)を近似して最短位置決め時間を求めるための近似式を説明する、説明図である。 図15は、図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)を、速度に応じた出力トルクを求める、回転角速度の区切りを説明する、説明図である。 図16は、本実施形態に係るモータの動作パターンの他の例を説明する説明図である。 図17は、本実施形態に係るモータ選定装置の入力画面の他の例を示す説明図である。 図18は、モータの動作パターンをシミュレートする動作パターンのシミュレーションステップを示すフローチャートである。 図19は、動作条件及び要求条件の比較ステップを示すフローチャートである。 図20は、動作条件及び要求条件の比較ステップで比較した項目及び判定結果の一例を表示する出力表示画面の説明図である。 図21は、総合判定結果の一例を表示する出力表示画面の説明図である。 図22は、本実施形態に係るモータ選定装置がネットワークを介してクライアントサーバシステムとして構成される変形例を説明する説明図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、実施形態に記載された装置、システム、方法及び変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、本実施形態に係るモータ選定装置の構成を示す図である。図1に示すように、モータ選定装置1は、制御装置11と、入力装置12と、表示装置13と、外部記憶装置15と、を備えている。モータ選定装置1は、制御装置11の通信制御装置14gがネットワーク2に接続可能である。
入力装置12は、マウス、キーボード等であり、使用者(ユーザ)である設計者の入力操作、選択操作を受け付け、入力信号を制御装置11に出力する入力アクセス手段である。表示装置13は、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ等の画像を表示する装置であり、情報出力手段である。
制御装置11は、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバシステム等のコンピュータであり、入力インターフェース14aと、出力インターフェース14bと、CPU(Central Processing Unit)14cと、ROM(Read Only Memory)14dと、RAM(Random Access Memory)14eと、内部記憶装置14fと、通信制御装置14gと、内部バス14hとを含んでいる。入力インターフェース14a、出力インターフェース14b、CPU14c、ROM14d、RAM14e、内部記憶装置14f及び通信制御装置14gは、内部バス14hで接続されている。
入力インターフェース14aは、入力装置12からの入力信号を受け取り、CPU14cに出力する。出力インターフェース14bは、CPU14cから画像信号を受け取り、表示装置13に出力する。
ROM14dには、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムが記憶されている。内部記憶装置14fは、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等であり、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム及び本実施形態に係るモータの最適動作パターン選定プログラムを記憶している。CPU14cは、演算手段であり、RAM14eをワークエリアとして使用しながらROM14dや内部記憶装置14fに記憶されているプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
外部記憶装置15は、HDDやサーバ等である。内部記憶装置14f又は外部記憶装置15には、選択可能なモータ毎に機械的諸元データ情報を格納したモータデータベースが記憶されている。機械的諸元データ情報には、選択可能なモータ毎に、ロータ慣性モーメント、回転数−トルク特性(N−T特性)、定格トルク、シール摩擦トルク、最大回転速度(最大回転角速度)、折れ点速度、最大出力トルクを含む情報が紐付けられて含まれる。このように、内部記憶装置14f又は外部記憶装置15は、記憶手段となる。なお、回転数−トルク特性(N−T特性)は、回転角速度−トルク特性のデータとして、内部記憶装置14f又は外部記憶装置15に記憶しておいてもよい。
図2は、本実施形態に係るモータの使用状態を説明する説明図である。図2に示すように、モータ20は支持部材51に固定され、負荷体50として例えば、搬送物53を移動させる搬送プレート52を回転軸Zrを中心としてR方向に正転又は逆転のいずれかに回転可能に取り付けて使用される。例えば搬送物53は、発光ダイオード、セラミックコンデンサ、チップ抵抗器、車載用集積回路などの部品である。
モータ20は、モータ出力軸21の位置に応じて、搬送プレート52が搬送している搬送物53の位置を位置決めする。このように、モータ20は、ギヤ、ベルト又はローラ等の伝達機構を介在させることなく負荷体50である搬送物53及び搬送プレート52に回転力をダイレクトに伝達し、搬送物53を回転させることができる。モータ20は、いわゆるモータ回転軸と負荷体50とを直結したダイレクトドライブモータである。これにより、モータ20は、高精度の搬送物53の位置決めをすることができる。
図2に示すように、外部のコンピュータからモータ回転指令iが入力されたとき、モータ制御回路90は、記憶部94に記憶されている動作パターンに応じて、制御部(CPU:Central Processing Unit)91から3相アンプ(AMP:Amplifier)92に駆動信号を出力する。モータ制御回路90は、AMP92からモータ20に配線を介して駆動電流Miを供給する。モータ20は、駆動電流Miにより搬送プレート52を回転させ、搬送物53を移動させるようになっている。搬送プレート52が回転すると、回転角度を検出したレゾルバ等の回転角度検出器から検出信号(レゾルバ信号)Srが出力される。モータ制御回路90は、検出信号Srを受信し、受信した検出信号SrをRDC(レゾルバデジタル変換器:Resolver to Digital Converter)93でデジタル変換する。RDC93からの検出信号Srのデジタル情報に基づいて、CPU91は搬送物53が指令位置に到達したか否かを判断し、指令位置に到達する場合、AMP92への駆動信号を停止する。
図2に示すように、搬送物53の個数、形状、質量及び大きさ及び搬送プレート52の形状、質量及び大きさに応じて、モータ20のモータ出力軸21に負荷体50の慣性モーメントが加算される。負荷体50による負荷の慣性モーメントは、モータ20に取り付けられた負荷の慣性モーメントの総和であり、負荷の慣性モーメントの大きさが加減速特性に影響を与えるため、モータの動作パターン及びモータの選定に当たり、負荷体50による負荷の慣性モーメントを考慮する必要がある。また、図3は、本実施形態に係るモータに取り付ける部品を説明する説明図である。図3に示すように、モータ20には、搬送プレート52及び搬送物53以外に、搬送プレート52を支持する軸受54、オイルシール55を取り付けることがあり、モータ20のモータ出力軸21に動摩擦トルクが生じることがある。
一般的に、モータの使用目的によってモータの動作パターンが異なる。例えば、動作パターンには、モータが回転している時間が最短であること、モータを停止する必要がある時間が最短であること、モータの実効トルクが最小であること、加減速度をできるだけ高くすること、回転速度(回転角速度)が一定速度以下であることのいずれか1つ以上が要求されている。
モータの使用者は、選定しようとするモータを熟知している訳でなく、動作パターンを自分で計算しても、計算した動作パターンの結果が選定したモータにとって最適な動作パターンとなっているかを検証することに大きな負担を強いられる可能性がある。さらに、モータの使用者は、計算した動作パターンの結果が選定したモータにとって最適な動作パターンとなるように調整することに大きな負担を強いられる可能性がある。このため、モータ使用者は、オーバースペックのモータを選定することで、負担を低減すると、モータのコストアップとなる可能性がある。
そこで、本実施形態のモータ選定装置は、図4に示すモータの最適動作パターン選定プログラムを実行して、モータの最適動作パターン選定方法を行う。図4は、本実施形態に係るモータ選定装置が実行するモータの最適動作パターン選定方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
先ず、モータ選定装置1の制御装置11は、シミュレーション条件の入力受付処理を行い、シミュレーション条件の情報を取得するシミュレーション条件の入力ステップを実行する(ステップS1)。図5は、本実施形態に係るモータ選定装置の入力画面の一例を示す説明図である。図5に示すように、表示装置13は、使用者に入力画面G1を提示する。制御装置11のCPU14cは、入力装置12から入力されるシミュレーション条件のうち、条件1のボックスB1における、各入力値を受け付ける。例えば、CPU14cは、入力装置12から入力される、位置決め角度の入力値C11、要求位置決め時間の入力値C12、要求停止時間の入力値C13、トルク制限の入力値C14及び最高回転速度制限の入力値C15を受け付け可能であり、シミュレーション条件の情報として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。
同様に、制御装置11のCPU14cは、入力装置12から入力されるシミュレーション条件のうち、図5に示す条件2のボックスB2における、各入力値を受け付ける。例えば、CPU14cは、入力装置12から入力される、負荷の慣性モーメントの入力値C21、負荷トルク(常時)の入力値C22及び動摩擦トルクの入力値C23の1つ以上を受け付け、シミュレーション条件の情報として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。
図6は、本実施形態に係るモータの動作パターンの一例を説明する説明図である。図6に示す動作パターンは、加速時間taにおいて、モータの回転速度が大きくなり加速する。次に、図6に示す動作パターンは、一定速時間tcにおいて、モータの回転速度が最高回転速度Nmaxで維持される。次に、図6に示す動作パターンは、減速時間tdにおいて、モータの回転速度が小さくなり減速する。次に、図6に示す動作パターンは、停止時間tbにおいて、モータの回転速度が0となり停止する。位置決め時間teは、加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとが加算された時間である。上述した要求位置決め時間の入力値C12は、位置決め時間teの値に相当する。また、要求停止時間の入力値C13は、停止時間tbに相当する。そして、最高回転速度制限の入力値C15は、最高回転速度Nmaxの値に相当する。
図6に示す動作パターンのようにダイレクトドライブモータは、モータ出力軸21が回転する位置決め時間と、モータ出力軸21が停止する停止時間とが交互に設定される位置決め運転を行うことが多い。図6に示す動作パターンは、一定回転速度かつ一定負荷トルクで連続使用される場合とは異なり、実効トルクTeの計算に当たり一定負荷トルクTm及び動摩擦トルクTiがモータの挙動によって出力トルクに対してどのように影響するかを考慮する必要がある。図7は、動摩擦トルクがない場合の出力トルクと動摩擦トルクがある場合の出力トルクとの関係の一例を示す説明図である。図8は、一定負荷トルクがない場合の出力トルクと一定負荷トルクがある場合の出力トルクとの関係の一例を示す説明図である。
例えば上述した特許文献1では、正転時は動摩擦トルクTiを出力トルクTに加算し、逆転時は動摩擦トルクTiを出力トルクTから減算している。しかしながら、実際の物理現象を考えると、動摩擦トルクTiがモータの加速時間taと一定速時間tcとではモータの回転を阻害する力となる。このため、図に示す実効トルクTeは、図7に示す加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとが加算された時間であり、動摩擦トルクTiの分だけ増える。減速時間tdにおいて、動摩擦トルクTiは、モータが止まろうとするのを助ける力となる。その結果、実効トルクTeは、動摩擦トルクTiの分だけ減る。そして、図8に示すように、一定負荷トルクTmはモータの挙動によらず、常にトルクを増す側に働くことが分かる。
図5に示したように、上述したトルク制限の入力値C14は、最大出力トルクを制限する割合であって、例えば最大出力トルクを100とした場合の百分率の値が入力される。例えば、最大トルクが100Nのモータは、トルク制限の入力値C14が70(%)である場合、CPU14cは、最大トルクが70Nとシミュレーションを実行する。このように、最大トルクを制限することによって、位置決め時間teは、長くなるが、位置決め時間te及び停止時間tbを加算したサイクル時間tpを短くすることができる場合がある。また、負荷トルク(常時)の入力値C22は、一定負荷トルクTmに相当する。そして、動摩擦トルクの入力値C23は、動摩擦トルクTiの値に相当する。
そこで、CPU14cは、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する、入力装置12から入力される、位置決め角度の入力値C11、要求位置決め時間の入力値C12、要求停止時間の入力値C13、トルク制限の入力値C14及び最高回転速度制限の入力値C15を読み出しておく。同様に、制御装置11のCPU14cは、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する、負荷の慣性モーメントの入力値C21、負荷トルク(常時)の入力値C22及び動摩擦トルクの入力値C23を読み出しておく。
以上説明したように、CPU14cは、図6に示す動作パターンの加速時間taにおけるトルクをトルクTaとした場合、トルクTaが下記式(2)で演算される。
Figure 0005532177
また、CPU14cは、図6に示す動作パターンの一定速時間tcにおけるトルクをトルクTcとした場合、トルクTcが下記式(3)で演算される。
Figure 0005532177
また、CPU14cは、図6に示す動作パターンの減速時間tdにおけるトルクをトルクTdとした場合、トルクTdが下記式(4)で演算される。
Figure 0005532177
また、CPU14cは、図6に示す動作パターンの停止時間tbにおけるトルクをトルクTbとした場合、トルクTbが下記式(5)で演算される。なお、トルクTbは、停止時間tbにおいて、停止位置を保持するためのトルクである。
Figure 0005532177
図9は、本実施形態に係るモータの動作パターンを演算するフローチャートの一例を示す説明図である。図10は、本実施形態に係る選択可能なモータ毎に機械的諸元データ情報を格納したモータデータベースの一例を示す説明図である。CPU14cは、上述した負荷の慣性モーメントの入力値C2及び位置決め角度の入力値C11と、機械的諸元データ情報DBのうち、少なくともロータ慣性モーメント及び回転数−トルク特性(N−T特性)の情報と、に基づいて、モータ毎の加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間tdを図9に示すフローチャートで演算することができる。
図9に示すように、CPU14cは、上述した選択可能なモータ毎の機械的諸元データ情報の情報を読み出す(ステップS81)。図10に示す機械的諸元データ情報DBには、例えば、列BNの選択可能なモータ毎の呼び番号(モータのインデックス)毎に、ロータ慣性モーメントの情報DJI、回転数−トルク特性(N−T特性)の情報DNT、定格トルクの情報DRT、シール摩擦トルクの情報DST、最大回転速度(最大回転角速度)の情報DNmax、折れ点の速度(又は回転数)の情報Dbk、最大出力トルクの情報DMTを含む情報が紐付けられて含まれる。本実施形態の機械的諸元データ情報DBには、トルク特性の情報(N−T特性)DNTにおいて、モータ出力軸の回転の回転角速度によって、トルクが減少する折れ点がある場合、折れ点以降のトルクが減少するトルク特性を示す後述する係数a、係数bに関するトルク特性情報DNTKを選択可能なモータ毎の呼び番号(モータのインデックス)の列BNに、紐付けられて含まれる。トルク特性情報DNTKは、CPU14cが都度、回転数−トルク特性(N−T特性)の情報DNTから演算して求めてもよい。
そして、CPU14cは、シミュレーション条件の情報として、負荷の慣性モーメントの入力値C2及び位置決め角度の入力値C11と、機械的諸元データ情報DBとから、位置決め時間となる加速時間taと、一定速時間tbと、減速時間tdとを演算する。図11は、本実施形態に係るモータにおける、第1のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。図12は、本実施形態に係るモータにおける、第2のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。図13は、本実施形態に係るモータにおける、第3のトルク特性の情報(N−T特性)を示す説明図である。以下、図11、図12及び図13に示す第1のトルク特性の情報(N−T特性)、第2のトルク特性の情報(N−T特性)及び第3のトルク特性の情報(N−T特性)を例示して、CPU14cの演算例を説明するが、本実施形態はこの演算例に限定されない。また、本実施形態では、演算負荷を軽減するために、加速時間taと減速時間tdとが等しいとして演算例を例示するが、加速時間taと減速時間tdとが異なるように演算してもよい。
回転数−トルク特性(N−T特性)は、記憶しているモータ毎の回転数に対するトルクの情報であって、回転角速度ωが回転数Nに2πを乗じた2πNであることから、回転角速度−トルク特性と同じ特性を有している。CPU14cは、記憶している機械的諸元データ情報DBが回転数−トルク特性(N−T特性)を含む場合、回転数の情報を回転角速度として演算し、図11、図12及び図13に示すような回転角速度に対するトルクの情報(回転角速度−トルク特性)にすることができる。CPU14cは、記憶している機械的諸元データ情報DBが回転角速度−トルク特性を含む場合、図11、図12及び図13に示す回転角速度−トルク特性の情報を記憶手段から直接読み出すことができる。最大回転速度Nmaxの情報DNmaxが機械的諸元データ情報DBに含まれている場合、CPU14cは、最大回転速度Nmaxの情報に2πを乗じた2πNmaxを最大回転角速度ωmaxとする。又は、最大回転角速度ωmaxの情報が機械的諸元データ情報DBに含まれている場合、CPU14cは、最大回転角速度ωmaxの情報を記憶手段から直接読み出すことができる。最大回転速度Nmaxの情報が機械的諸元データ情報DBに含まれていない場合、CPU14cは、回転数−トルク特性(N−T特性)の情報から最大回転速度Nmaxの情報を求め、最大回転速度Nmaxに2πを乗じた2πNmaxを最大回転角速度ωmaxとしてもよい。
(第1のトルク特性の情報(N−T特性))
例えば、選択されるモータの回転数−トルク特性(N−T特性)が回転数に対してトルクが一定である、第1のトルク特性の情報(N−T特性)である場合(ステップS82、Yes)、CPU14cは、モータ毎の加速時間taと、一定速時間tbと、減速時間tdとを演算する。そして、CPU14cは、加速時間taと、一定速時間tbと、減速時間tdとの合計値として位置決め時間teを演算する。
図11に示すように、第1のトルク特性の情報(N−T特性)は、横軸を回転角速度、縦軸を出力トルクとしており、モータ出力軸の回転の回転角速度によって、トルクが減少する折れ点がない。CPU14cは、折れ点速度の情報が機械的諸元データ情報DBに含まれていない場合又は折れ点の情報Dbkに基づいて折れ点がない場合、CPU14cは、読み込んだモータの回転数−トルク特性(N−T特性)が第1のトルク特性の情報(N−T特性)と判断する。第1のトルク特性の情報(N−T特性)には折れ点がないので、モータ出力軸の回転角速度ωが回転角速度0以上最大回転角速度ωmax(rad/s)の領域にある場合において、モータ出力軸の速度によらず出力トルクTが一定である。
CPU14cは、読み出した機械的諸元データ情報DBが含むロータの慣性モーメントと入力された負荷の慣性モーメントの入力値C2とを加算した合計値J(kg・m)を演算する。CPU14cは、回転角加速度をα(rad/s)とすると、上記合計値J(kg・m)と出力トルクTとの関係は、運動方程式から下記式(6)が成り立つことになる。
Figure 0005532177
式(6)は、下記式(7)のようにして回転角加速度αを求めることができる。
Figure 0005532177
本実施形態ではシミュレーション上、定角加速度と仮定しているので、回転角速度ωは、下記式(8)のようになる。
Figure 0005532177
本実施形態において、第1のトルク特性の情報(N−T特性)が回転角速度に対してトルクが一定である。例えば、加速時間taと減速時間tdとが等しいとして、位置決め時間teを最短にするには、一定速時間tcを0にすればよい。したがって、位置決め角度の入力値C11を角度θとした場合、角度θ(rad)は、下記式(9)で演算することができる。
Figure 0005532177
そこで、加速時間taは、式(9)及び式(7)に基づいて、下記式(10)のように演算できる。
Figure 0005532177
加速時間taと減速時間tdとが等しいとして、位置決め時間teを求めると、位置決め時間teは、下記式(11)を演算することで得ることができる。
Figure 0005532177
以上説明したように、CPU14cは、シミュレーションステップ(ステップS4)において、機械的諸元データ情報DBのロータ慣性モーメントの情報DJIと負荷の慣性モーメントの入力値C2を加算して慣性モーメントの合計値Jを演算する。そして、CPU14cは、機械的諸元データ情報DBが含む、回転角速度又は回転数に応じたトルク特性の情報DNTと、慣性モーメントの合計値Jとに基づいて、負荷を位置決め角度θの入力値C11だけ回転させる、最短の位置決め時間を演算する。これにより、位置決めを完了するまでの時間をなるべく短くしてタクトタイムを短縮できる動作パターンをシミュレートすることができる。記憶しているモータの回転角速度又は回転数に応じたトルク特性の情報DNTが、出力軸の回転が0から最高回転角速度又は最高回転数に至るまでに、出力トルクTが一定である場合、CPU14は、モータ出力軸の回転を加速する加速時間ta及びモータ出力軸の回転を減速する減速時間tdにおける出力軸の回転で位置決め角度θ分回転するように、動作パターンをシミュレートする。そして、CPU14cは、列BNの選択可能なモータ毎の呼び番号(モータのインデックス)毎に、加速時間ta及び減速時間tdを式(10)により演算し、加速時間ta及び減速時間tdの演算した値を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶し、一定速時間tcを0として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS83)。その上で、CPU14cは、ステップS83の後、処理をステップS87へ進める。
例えば、選択されるモータの回転数−トルク特性(N−T特性)が回転数に対してトルクが一定でない場合(ステップS82、No)、CPU14cは処理をステップS84へ進め、第2のトルク特性の情報(N−T特性)又は第3のトルク特性の情報(N−T特性)の演算手順に沿って演算する。図12及び図13に示すように、第2のトルク特性の情報(N−T特性)及び第3トルク特性の情報(N−T特性)は、横軸を回転角速度、縦軸を出力トルクとしており、モータ出力軸の回転のある速度によって、トルクが減少する変化点である折れ点ωcがある。CPU14cは、折れ点の情報Dbkに基づいて、折れ点ωcがある場合、CPU14cは、読み込んだモータの回転数に対するトルク特性(N−T特性)が第2のトルク特性の情報(N−T特性)又は第3のトルク特性の情報(N−T特性)と判断する。
(第2のトルク特性の情報(N−T特性))
記憶しているモータの回転角速度又は回転数に応じたトルク特性の情報が、出力軸の回転が0から最高回転角速度又は出力軸の回転が0から最高回転数に至るまでに、出力トルクが減少する変化点である折れ点がある場合、上述した式(8)で演算した回転角速度が、回転角速度の折れ点に達するまでの第1領域と、折れ点以上最高回転角速度になるまでの第2領域とのどちらにあるかで、位置決め時間teの演算を変える。上述した式(8)で演算した回転角速度が回転角速度の折れ点に達するまでの第1領域にある場合、上述した第1のトルク特性の情報(N−T特性)の演算と同様に、位置決め時間teは、CPU14cが上述した式(11)を演算することで得ることができる。以下、上述した式(8)で演算した回転角速度が第2領域にある場合、CPU14cが実行する位置決め時間teの演算について図12を用いて説明する。図12に示す第2のトルク特性の情報(N−T特性)は、モータ出力軸の回転角速度ωが回転角速度0以上折れ点の回転角速度ωc(rad/s)以下の第1領域にある場合において出力トルクTが一定である。また、図12に示す第2のトルク特性の情報(N−T特性)は、モータ出力軸の回転角速度ωが折れ点の回転角速度ωc(rad/s)を超えて最大回転角速度ωmax(rad/s)以下の第2領域にある場合において、回転角速度ωが増加しても式(12)に示す一次関数の関係で出力トルクが減少する場合(ステップS84、Yes)、CPU14cは、第2のトルク特性の情報(N−T特性)の第2領域における、位置決め時間teを演算する。
Figure 0005532177
式(12)に示す係数a及び係数bは、CPU14cが機械的諸元データ情報DBから読み出した情報であり、0ではない実数である。なお、係数aは、負であるため、出力トルクTは、回転角速度ωが増加しても式(12)に示す一次関数の関係で減少する。
式(12)及び式(6)から、回転角加速度αは、式(13)で求めることができる。
Figure 0005532177
角度θ[rad]が回転角速度ωを時間で積分した値である。加速時間taと減速時間tdとが等しいとして演算負荷を軽減しているので、角度θは、上記式(8)により下記式(14)で求めることができる。
Figure 0005532177
式(14)を一定速時間tcで整理すると、式(15)を求めることができる。
Figure 0005532177
位置決め時間teは、加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとが加算された時間である。加速時間taと減速時間tdとが等しいとして演算負荷を軽減すると、位置決め時間teは、式(16)のように加速時間taの関数で求めることができる。
Figure 0005532177
位置決め時間teを最短にするために、CPU14は、式(16)に示す加速時間taの関数を加速時間taで微分して0の場合における加速時間taの正の極値を、下記式(17)により求めることができる。
Figure 0005532177
以上説明したように、CPU14cは、回転角速度ωが第2領域にある場合において、加速時間ta及び一定速時間tcを求め、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。そして、CPU14cは、第2領域の位置決め時間を、一定速時間tc及び2倍の加速時間taの加算値として演算し外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。
回転角速度ωが第1領域である場合、上述した第1のトルク特性の情報(N−T特性)と同様となるので、CPU14cは、加速時間ta及び減速時間tdを式(10)により演算し、加速時間ta及び減速時間tdの演算した値を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶し、一定速時間tcは0を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。CPU14cは、第1領域の位置決め時間を式(11)により演算し、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。なお、本実施形態の第1領域にある場合において、図12に示す第2のトルク特性の情報(N−T特性)の出力トルクTが一定であるが、これに限られず、出力軸の回転が0から折れ点ωcに至るまでに、出力トルクTが増加する特性であってもよい。
CPU14cは、第1領域の位置決め時間及び第2領域の位置決め時間のうち位置決め時間teとなった、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間tdを外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS85)。その上で、CPU14cは、ステップS85の後、処理をステップS87へ進める。このように、CPU14cは、折れ点ωc以上最高回転角速度ωmaxになるまでの第2領域において、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間td(=ta)における出力軸の回転で位置決め角度θ分回転するように、シミュレートすることができる。
(第3のトルク特性の情報(N−T特性))
記憶しているモータの回転角速度又は回転数に応じたトルク特性の情報が、出力軸の回転が0から最高回転角速度又は出力軸の回転が0から最高回転数に至るまでに、出力トルクが減少する変化点である折れ点がある場合、上述した式(8)で演算した回転角速度が、回転角速度の折れ点に達するまでの第1領域と、折れ点以上最高回転角速度になるまでの第2領域とのどちらにあるかで、位置決め時間teの演算を変える。上述した式(8)で演算した回転角速度が回転角速度の折れ点に達するまでの第1領域にある場合、上述した第1のトルク特性の情報(N−T特性)の演算と同様に、位置決め時間teは、CPU14cが上述した式(11)を演算することで得ることができる。以下、上述した式(8)で演算した回転角速度が第2領域にある場合、CPU14cが実行する位置決め時間teの演算について図13を用いて説明する。図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)は、モータ出力軸の回転角速度ωが回転角速度0以上折れ点の回転角速度ωc(rad/s)以下の第1領域にある場合において出力トルクTが一定である。また、図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)は、モータ出力軸の回転角速度ωが折れ点の回転角速度ωc(rad/s)を超えて最大回転角速度ωmax(rad/s)以下の第2領域にある場合において、回転角速度ωが増加してもn次関数(nは1より大きい数)の関係で出力トルクが減少する場合(ステップS84、No)、CPU14cは、第3のトルク特性の情報(N−T特性)の第2領域における、モータの位置決め時間teを演算する。
第3のトルク特性の情報(N−T特性)は、回転角速度ωが折れ点の回転角速度ωc(rad/s)を超えて最大回転角速度ωmax(rad/s)以下の第2領域にある場合において、回転角速度ωが増加してもn次関数(nは1より大きい数)の関係で出力トルクが減少する。CPU14cは、n次関数を直線近似して演算する直線近似を行う第1の演算手順と、第2領域を所定の回転角速度で複数の区間に分け、それぞれの回転角速度毎に位置決め時間を計算して、最短となる最短位置決め時間を演算する第2の演算手順とのいずれか又は両方で処理することができる。
(第1の演算手順)
図14は、図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)を近似して最短位置決め時間を求めるための近似式を説明する説明図である。CPU14cは、第2領域におけるn次曲線を、複数の一次関数である近似曲線Ap1、Ap2及びAp3で近似する。近似直線Ap1、Ap2及びAp3は、互いに異なる係数a及び係数bである。近似直線Ap1、Ap2及びAp3のそれぞれの係数aは、近似直線Ap1、Ap2及びAp3のいずれかと同じ第2領域におけるn次曲線に回転角速度ωがあるときの接線よりも、傾きが大きくなる。すなわち、近似直線Ap1、Ap2及びAp3のそれぞれの係数aは、近似直線Ap1、Ap2及びAp3のいずれかと同じ第2領域におけるn次曲線に回転角速度ωがあるときの接線より小さいことが好ましい。これにより、近似直線Ap1、Ap2及びAp3が実際のn次曲線よりも小さくなり、演算するモータでは出力できないトルクを算出してしまう可能性を抑制することができる。
以上説明したように、CPU14cは、回転角速度ωが第2領域のうち近似直線Ap1、Ap2及びAp3である、それぞれの場合について、上述した式(1)及び式(17)に基づいて加速時間ta及び一定速時間tcを求め、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。そして、CPU14cは、第2領域のうち近似直線Ap1、Ap2及びAp3である、それぞれの場合について、複数の位置決め時間を、一定速時間tc及び2倍の加速時間taの加算値として演算し外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。このように、CPU14cは、折れ点から最高回転角速度になるまでの第2領域における回転角速度でモータ出力軸を回転した位置決め時間teを、第2領域を複数の区間に分けて区間毎に演算した位置決め時間teのうち最短の位置決め時間を求めることで演算できる。
回転角速度ωが第1領域である場合、上述した第1のトルク特性の情報(N−T特性)と同様となるので、CPU14cは、加速時間ta及び減速時間tdを式(10)により演算し、加速時間ta及び減速時間tdの演算した値を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶し、一定速時間tcは0を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。CPU14cは、第1領域の位置決め時間を式(11)により演算し、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。
CPU14cは、第1領域の位置決め時間及び第2領域の位置決め時間のうち位置決め時間teとなった、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間tdを外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS86)。その上で、CPU14cは、ステップS86の後、処理をステップS87へ進める。このように、CPU14cは、折れ点ωc以上最高回転角速度ωmaxになるまでの第2領域において、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間td(=ta)における出力軸の回転で位置決め角度θ分回転するように、シミュレートすることができる。
(第2の演算手順)
図15は、図13に示す第3のトルク特性の情報(N−T特性)を、速度に応じた出力トルクを求める、回転角速度の区切りを説明する説明図である。CPU14cは、第2領域におけるn次曲線に、回転角速度ωが折れ点の回転角速度ωc(rad/s)を超えて最大回転角速度ωmax(rad/s)以下の複数の回転角速度ω1、ω2を与え、対応する出力トルクT1、T2を演算する。なお、最高回転角速度ωmaxのときの出力トルクTは、最も小さい値となるTminとなる。
CPU14cは、上述した式(7)に基づいて、回転角速度ω1における出力トルクT1を演算する。このときの加速時間taは、上述した式(7)に基づいて、ω1×J/T1と求めることができる。そして、tcは、上述した式(15)に基づいて、θ/ω1−taである。位置決め時間teは、加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとが加算された時間である。加速時間taと減速時間tdとが等しいとして演算負荷を軽減すると、位置決め時間teは、(ω1×J/T1+θ/ω1)となる。CPU14cは、この回転角速度ω1における位置決め時間teを求め、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。同様に、CPU14cは、上述した式(7)に基づいて、回転角速度ω2における出力トルクT2を演算する。このときの加速時間taは、上述した式(7)に基づいて、ω2×J/T2と求めることができる。そして、一定速時間tcは、上述した式(15)に基づいて、θ/ω2−taである。位置決め時間teは、加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとが加算された時間である。加速時間taと減速時間tdとが等しいとして演算負荷を軽減すると、位置決め時間teは、(ω2×J/T2+θ/ω2)となる。CPU14cは、この回転角速度ω2における位置決め時間teを求め、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。折れ点ωcから最高回転角速度になるまでの第2領域における回転角速度でモータ出力軸を回転した位置決め時間teは、第2領域を複数の回転角速度ω1、ω2に分けて区間毎に演算した位置決め時間teのうち最短の位置決め時間である。実施形態では、2つの回転角速度ω1及びω2を例示して説明したが、3以上の回転角速度における位置決め時間teを演算し、最小値となる条件を求められれば、分割する区間数に制限はない。
CPU14cは、第2領域の位置決め時間のうち位置決め時間teとなった、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間tdを外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS86)。その上で、CPU14cは、ステップS86の後、処理をステップS87へ進める。
CPU14cは、第1領域の位置決め時間及び第2領域の位置決め時間のうち位置決め時間teとなった、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間tdを外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS86)。その上で、CPU14cは、ステップS86の後、処理をステップS87へ進める。このように、CPU14cは、折れ点ωc以上最高回転角速度ωmaxになるまでの第2領域において、加速時間ta、一定速時間tc及び減速時間td(=ta)における出力軸の回転で位置決め角度θ分回転するように、シミュレートすることができる。
CPU14cは、上述した第1の演算手順で処理する場合、第2の演算手順で処理するよりも演算負荷を軽減することができる。CPU14cは、上述した第2の演算手順で処理する場合、第1の演算手順で処理するよりも位置決め時間teの値の精度を高めることができる。
サイクル時間tpでの実効トルクTeは、モータ毎に決められている定格トルクTr以下となるように、選定されるモータは運用されなくてはならない。したがって、CPU14cは、最短の位置決め時間teとなる加速時間taと、一定速時間tcと、減速時間tdとでの停止時間tbは、実効トルクTeが定格トルクTrと等しい場合に最短となり、停止時間tbは、下記式(18)で演算できる(ステップS87)。但し、下記式(18)の演算結果である停止時間tbが負となる(tb<0)場合、CPU14cは、停止時間tbを0として(tb=0)、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する。
Figure 0005532177
また、CPU14cは、位置決め時間te及び停止時間tbを加算したサイクル時間tpにおけるトルクを実効トルクTeとした場合、実効トルクTeが下記式(19)で演算される。CPU14cは、得られた、トルクTa、Tc、Td及びTbと、加速時間ta、一定速時間tc、減速時間td及び停止時間tbを下記式(19)に与えて、実効トルクTeを演算する。
Figure 0005532177
このモータ選定装置1は、動作パターンと、一定負荷トルク及び摩擦トルクとにより実際の状態に近い実効トルクTeを演算することができる。
図16は、本実施形態に係るモータの動作パターンの他の例を説明する説明図である。図17は、本実施形態に係るモータ選定装置の入力画面の他の例を示す説明図である。図16に示す動作パターンは、減速時間tdに加え、整定時間tfを減速時間tdと停止時間tbとの間に確保している。整定時間tfは、モータの位置決め時間teの指令が終了してから、繰り返し位置決め精度の範囲内に定常的に入るまでの時間である。例えば、制御装置11のCPU14cは、入力画面G1に追加条件のボックスB4を加え、入力装置12から入力されるシミュレーション条件のうち、図17に示すボックスB4における、各整定時間tfの入力値をチェックボックスR1からR3のうちいずれか1つの選択を受け付ける。
次に、図4に示すように、入力装置12から入力される入力画面G1の実行ボタンB3の実行命令により、制御装置11のCPU14cは、処理をステップS2に進め、動作条件として、位置決め角度の入力値C11及び負荷の慣性モーメントの入力値C21が外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶されているかを判断する。動作条件が入力されていない場合(ステップS2、No)、制御装置11のCPU14cは、表示装置13へエラー表示を指示し、処理をステップS1に戻すようにする。動作条件が入力されている場合(ステップS2、Yes)、制御装置11のCPU14cは、処理をステップS3へ進める。
次に、図4に示すように、制御装置11のCPU14cは、要求条件として、少なくとも要求位置決め時間の入力値C12が外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶されているかを判断する。要求条件が入力されていない場合(ステップS3、No)、制御装置11のCPU14cは、表示装置13へエラー表示を指示し、処理をステップS1に戻すようにする。要求条件が入力されている場合(ステップS3、Yes)、制御装置11のCPU14cは、処理をステップS4へ進める。
本実施形態の要求条件は、要求位置決め時間の入力値C12としている。要求条件は、要求位置決め時間の入力値C12及び要求停止時間の入力値C13の少なくとも1つ以上が入力され外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶されていればよい。要求条件は、要求位置決め時間の入力値C12及び要求停止時間の入力値C13の少なくとも1つ以上が入力され外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶されていれば、トルク制限の入力値C14、最高回転速度制限の入力値C15、負荷トルク(常時)の入力値C22及び動摩擦トルクの入力値C23の1つ以上をさらに、入力され外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶されていてもよい。
次に、制御装置11のCPU14cは、記憶しているモータ毎に上述したシミュレーション条件での動作パターンをシミュレートするシミュレーションステップを実行する(ステップS4)。図18は、モータの動作パターンをシミュレートする動作パターンのシミュレーションステップを示すフローチャートである。図18に示すように、制御装置11のCPU14cは、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶してあるモータの機械的諸元データ情報DBを読み出し、RAM14eに記憶保持する(ステップS41)。
次に、制御装置11のCPU14cは、負荷の慣性モーメントの入力値C21と、ステップS41で読み出したロータ慣性モーメントから負荷の慣性モーメントとモータのロータ慣性モーメントの倍率を演算する(ステップS42)。
次に、制御装置11のCPU14cは、ステップS42で求めた値と、動作条件としての位置決め角度の入力値C11と、回転数−トルク特性(N−T特性)とから、モータが実現できる最短の位置決め時間である最短位置決め時間を演算する(ステップS43)。ステップS43において、上述したように、CPU14cは、上述した負荷の慣性モーメントの入力値C2及び位置決め角度の入力値C11と、機械的諸元データ情報DBのうち、少なくともロータ慣性モーメント及び回転数−トルク特性(N−T特性)の情報と、に基づいて、図9に示すフローチャートで示すステップS81〜S87を処理することで、モータ毎の加速時間ta、一定速時間tc、減速時間td及び位置決め時間teを演算することができる。そして、CPU14cは、位置決め時間teのうち最短の値を最短位置決め時間とする。
次に、制御装置11のCPU14cは、ステップS43で求めた最短位置決め時間と、上述した式(18)を演算して求めた停止時間bとを加算してサイクル時間tpとして演算する(ステップS44)。
次に、制御装置11のCPU14cは、シミュレーションステップ(ステップS4)により得られたモータ毎の各動作パターンを、動作条件及び要求条件と比較し、項目毎に所定の閾値と比較し適合可否の判定結果を、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する動作条件及び要求条件の比較ステップを実行する(ステップS5)。これにより、モータ選定装置1は、シミュレートした動作パターンに基づいてモータを選定しているため、作業者の計算負担を軽減することができる。図19は、動作条件及び要求条件の比較ステップを示すフローチャートである。先ず、制御装置11のCPU14cは、負荷の慣性モーメントを、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶するモータ毎の閾値と比較し、負荷の慣性モーメントが上述したステップS42で演算した負荷の慣性モーメントとモータのロータ慣性モーメントの倍率として評価したとき、例えば100倍などの所定の閾値以内である場合に適合可能(OK)である情報を生成する。又はCPU14cは、負荷の慣性モーメントを、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶するモータ毎の閾値と比較し、負荷の慣性モーメントが上述したステップS42で演算した負荷の慣性モーメントとモータのロータ慣性モーメントの倍率として評価したとき、例えば100倍などの所定の閾値を超える場合に適合不可(NG)である情報を生成する(ステップS51)。制御装置11のCPU14cは、ステップS51で得られた適合可能(OK)である情報又は閾値と比較して適合不可(NG)である情報のいずれかを判定結果として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS52)。
次に、制御装置11のCPU14cは、負荷トルク(常時)を、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶するモータ毎の閾値と比較し、負荷トルク(常時)が閾値以内である場合に適合可能(OK)である情報又は負荷トルク(常時)が閾値を超える場合に適合不可(NG)である情報を生成する(ステップS53)。制御装置11のCPU14cは、ステップS53で得られた適合可能(OK)である情報又は閾値と比較して適合不可(NG)である情報のいずれかを判定結果として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS54)。
次に、制御装置11のCPU14cは、シミュレーションステップ(ステップS4)により得られたモータ毎の各動作パターンの最短位置決め時間を、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する要求位置決め時間の閾値と比較し、最短位置決め時間が閾値以内である場合に適合可能(OK)である情報又は最短位置決め時間が閾値を超える場合に適合不可(NG)である情報を生成する(ステップS55)。制御装置11のCPU14cは、ステップS55で得られた適合可能(OK)である情報又は閾値と比較して適合不可(NG)である情報のいずれかを判定結果として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS56)。
次に、制御装置11のCPU14cは、シミュレーションステップ(ステップS4)により得られたモータ毎の各動作パターンのサイクル時間を、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する要求位置決め時間及び要求停止時間の加算値である閾値と比較し、動作パターンのサイクル時間が閾値以内である場合に適合可能(OK)である情報又は動作パターンのサイクル時間が閾値を超える場合に適合不可(NG)である情報を生成する(ステップS57)。制御装置11のCPU14cは、ステップS57で得られた適合可能(OK)である情報又は閾値と比較して適合不可(NG)である情報のいずれかを判定結果として外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する(ステップS58)。
図20は、動作条件及び要求条件の比較ステップで比較した項目及び判定結果の一例を表示する出力表示画面の説明図である。制御装置11のCPU14cは、モータ毎に、上述したステップS51からステップS58の処理を実行し、図20に示すような出力表示画面G2を表示するようにしてもよい。制御装置11のCPU14cは、動作条件及び要求条件の比較ステップで比較した項目毎の適合不可(NG)である情報に紐付けられたコメントの情報を外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶しておき、項目毎の適合不可(NG)である情報と共に、出力表示画面G2を表示するようにしてもよい。
次に、図4に示すように、制御装置11のCPU14cは、ステップS5で得られた適合可能(OK)な項目に応じて、総合判定結果を演算し、総合判定結果をモータ毎に紐付けて外部記憶装置15又は内部記憶装置14fに記憶する総合判定ステップを実行する(ステップS6)。総合判定結果は、複数段階(例えば3段階)の判定結果であり、丸絵柄(○)で示す適合、三角絵柄(△)で示す一部適合、及びクロス絵柄(×)で示す不適合が付与される。適合の判定結果は、制御装置11のCPU14cが、ステップS5で比較した全項目に適合可能(OK)である情報を有する場合に付与する情報である。一部適合の判定結果は、制御装置11のCPU14cが、ステップS5で比較した動作条件の全項目が適合可能(OK)である情報を有し、要求条件の項目が適合不可(NG)である情報を有する場合に付与する情報である。不適合の判定結果は、制御装置11のCPU14cが、ステップS5で比較した動作条件の項目が適合不可(NG)である情報を有する場合に付与する情報である。
次に、図4に示すように、制御装置11のCPU14cは、表示装置13にステップS6で記憶した総合判定結果と共に、モータの一覧表を表示する一覧表示ステップを実行する(ステップS7)。図21は、総合判定結果の一例を表示する出力表示画面の説明図である。制御装置11のCPU14cは、モータ毎に対応する総合判定結果が分かるように、図21に示すような出力表示画面G3を表示する。
例えば、表示装置13は、出力表示画面G3の中に、シミュレーション結果一覧として一覧表B31と、入力画面ボタンB32と、選定ボタンB33とを表示している。一覧表B31は、シリーズ名の列BSと、モータ毎の呼び番号(モータのインデックス)の列BNと、ステップS6において記憶したモータ毎の総合判定の結果の列BJと、判定のコメントの列BTXTと、モータ毎の各行を選択できるチェックボックスの列RNとを有している。これにより、作業者は、一瞥で適合可能にする可能性のあるモータの選択肢を把握することができる。
使用者が、一覧表B31の表示を確認し、丸絵柄(○)で示す適合に対応するモータの行のチェックボックスを選択し、選定ボタンB33を押す場合(ステップS8、Yes)、制御装置11のCPU14cは、処理を終了する。使用者が、一覧表B31の表示を確認し、三角絵柄(△)で示す一部適合、及びクロス絵柄(×)で示す不適合のうち一方に対応するモータの行のチェックボックスを選択し、入力画面ボタンB32を押す場合(ステップS8、No)、制御装置11のCPU14cは、処理をステップS1に戻し、シミュレーション条件の入力受付処理を行い、シミュレーション条件の情報を取得する。
この方法により、モータの動作パターンを確定していなくても、総合判定結果に基づいて、複数の選択可能なモータのうち最適な動作パターンを選択できるモータの当たりをつけることができる。例えば、作業者は、三角絵柄(△)で示す一部適合のモータを選択肢として残すことができる。動作条件の項目が適合不可であるモータが除かれるので、使用することがあり得ないモータを選択肢として除外し、モータのターゲットを絞ることができる。このため、使用者が動作パターンを再考することで、モータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。このため、モータのターゲットを絞った上でモータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。
以上説明したように、モータ選定装置1は、負荷体50を位置決め角度だけ回転させるモータ20のモータ出力軸21が回転する位置決め時間teとモータ出力軸21が停止する停止時間tbとにより規定されるモータの動作パターンのうち、複数の選択可能なモータ20を選び最適な動作パターンを示唆することができる。モータ選定装置1は、入力アクセス手段と、記憶手段と、演算手段と、情報出力手段とを備えている。
入力アクセス手段として、制御装置11は、入力装置12から動作条件として位置決め角度の入力値C11及び負荷の慣性モーメントの入力値C21と、要求条件として要求位置決め時間の入力値C12及び要求停止時間の入力値C13の少なくとも1つとを含むシミュレーション条件の情報を入力受付処理する。記憶手段として、外部記憶装置15又は内部記憶装置14fは、選択可能なモータ毎に機械的諸元データ情報DBを記憶する。演算手段として、制御装置11のCPU14cは、記憶しているモータ毎にシミュレーション条件での動作パターンをシミュレートし、得られたモータ毎の動作パターンを、動作条件及び要求条件と比較し、項目毎に所定の閾値と比較し、得られた適合可能な前記項目に応じて、総合判定結果を演算することができる。そして、情報出力手段として制御装置11は、表示装置13へ総合判定結果をモータ毎に紐付けて、モータの一覧表の情報を出力する。
この構成により、モータの動作パターンを確定していなくても、総合判定結果に基づいて、複数の選択可能なモータのうち最適な動作パターンを選択できるモータの当たりをつけることができる。このため、モータのターゲットを絞った上でモータの動作パターンを検討できるので、モータの選定がオーバースペックになる可能性を低減できる。
(変形例)
図22は、本実施形態に係るモータ選定装置がネットワークを介してクライアントサーバシステムとして構成される変形例を説明する説明図である。なお、本実施形態の変形例において、上述した実施形態で説明したものと同じ部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
クライアントサーバシステム6は、モータ選定装置1と、ネットワーク2と、少なくとも1つの端末3と、データサーバ4と、ネットワーク5とを含む。端末3及びデータサーバ4は、コンピュータであり、上述した入力インターフェース14aと、出力インターフェース14bと、CPU14cと、ROM14dと、RAM14eと、内部記憶装置14fと、通信制御装置14gと、内部バス14hとを含み、モータ選定装置1の構成と同じ構成を含み、入力装置12及び表示装置13に相当する装置が接続されている。
少なくとも1つの端末3は、ネットワーク2を介して、モータ選定装置1と接続されている。ネットワーク2は、例えばインターネットなどである。そして少なくとも1つの端末3は、使用者(ユーザ)である設計者の入力操作、選択操作を受け付け、入力信号をモータ選定装置1の制御装置11にネットワーク2を介して出力する入力アクセス手段として機能する。また、少なくとも1つの端末3は、モータ選定装置1から送出された情報を表示する情報出力手段として機能する。
データサーバ4は、上述した外部記憶装置15がサーバである場合であって、外部記憶装置15の代わりに、LAN(ローカル エリア ネットワーク:Local Area Network)、等のネットワーク5を介して制御装置11と接続されているようにしている。なお、データサーバ4は、モータ選定装置1の制御装置11から離れた場所に設置されていてもよく、ネットワーク5でなくネットワーク2を介してモータ選定装置1に接続してもよい。
以上により、本実施形態に係るモータ選定装置1がネットワーク2を介してクライアントサーバシステム6として構成される。
1 モータ選定装置
2 ネットワーク
3 端末
4 データサーバ
5 ネットワーク
6 クライアントサーバシステム
11 制御装置
12 入力装置
13 表示装置
14a 入力インターフェース
14b 出力インターフェース
14c CPU
14d ROM
14e RAM
14f 内部記憶装置
14g 通信制御装置
14h 内部バス
15 外部記憶装置
20 モータ
21 モータ出力軸
50 負荷体
52 搬送プレート
53 搬送物
54 軸受
55 オイルシール
90 モータ制御回路
ta 加速時間
tb 停止時間
tc 一定速時間
td 減速時間
te 位置決め時間
tf 整定時間
tp サイクル時間
T 出力トルク
Ta、Tb、Tc、Td トルク
Te 実効トルク
Ti 動摩擦トルク
Tm 一定負荷トルク
Zr 回転軸

Claims (4)

  1. 負荷を位置決め角度だけ回転させるモータのモータ出力軸が回転する位置決め時間と前記モータ出力軸が停止する停止時間とにより規定されるモータの動作パターンのうち、複数の選択可能な前記モータを選び最適な動作パターンを示唆するために、記憶手段と、演算手段とを含むコンピュータを備えるモータ選定装置であって、
    前記記憶手段は、
    前記位置決め時間において前記モータ出力軸が加速する加速時間をtaとして記憶し、前記位置決め時間において前記モータ出力軸が一定速度で回転する一定速時間をtcとして記憶し、前記位置決め時間において前記モータ出力軸が減速する減速時間をtとして記憶し、前記停止時間をtbとして記憶し、さらに前記モータ毎に出力できる最大出力トルクTと、動摩擦トルクTiと、前記負荷による一定負荷トルクTmと、を記憶しており、
    前記演算手段は、実効トルクを演算する場合、
    前記記憶手段が記憶する、前記最大出力トルクT、前記動摩擦トルクTi、前記一定負荷トルクTm、加速時間ta、一定速時間tc、前記減速時間td及び前記停止時間tbを読み出して、
    前記加速時間におけるトルクを、前記最大出力トルクTと、前記動摩擦トルクTiと、前記一定負荷トルクTmとを加算したTaとして演算し、
    前記一定速時間におけるトルクは、前記動摩擦トルクTiと前記一定負荷トルクTmとを加算したTcとして演算し、
    前記減速時間におけるトルクは、最大出力トルクTと動摩擦トルクTiと前記負荷による一定負荷トルクTmとを加算したTdとして演算し、
    前記停止時間におけるトルクは、前記一定負荷トルクTmをTbとして演算して、
    得られた、トルクTa、Tc、Td及びTbと、前記加速時間ta、前記一定速時間tc、前記減速時間td及び前記停止時間tbを下記式(1)に与えて、実効トルクTeを演算することを特徴とするモータ選定装置。
    Figure 0005532177
  2. 動作条件として前記位置決め角度の入力値及び前記負荷の慣性モーメントの入力値と、要求条件として要求位置決め時間の入力値及び要求停止時間の入力値の少なくとも1つとを含むシミュレーション条件の情報を入力受付処理する入力アクセス手段を更に備え、
    前記記憶手段は、選択可能な前記モータ毎に機械的諸元データ情報及び前記シミュレーション条件の情報を記憶しており、
    前記演算手段は、前記記憶手段が記憶している前記モータ毎に前記シミュレーション条件にある、前記加速時間、前記一定速時間、前記減速時間、前記停止時間から、前記実効トルクを求め、当該実効トルクで実現できる最短の位置決め時間を有する動作パターンをシミュレートし、得られたモータ毎の前記動作パターンを、前記動作条件及び前記要求条件と比較し、項目毎に所定の閾値と比較し、得られた適合可能な前記項目に応じて、総合判定結果を演算する、請求項1に記載のモータ選定装置。
  3. 前記総合判定結果を前記モータ毎に紐付けて、前記入力アクセス手段が前記モータの1つを選択受付可能な前記モータの一覧表の情報を出力する情報出力手段と、
    をさらに含む請求項2に記載のモータ選定装置。
  4. 前記演算手段は、
    前記動作条件の項目が適合可能であり、かつ前記要求条件の項目が適合不可の場合に、一部適合の判定結果を前記総合判定結果として付与し、
    前記情報出力手段は、
    前記モータの一覧表の前記一部適合の判定結果を含めて情報を出力する請求項3に記載のモータ選定装置。
JP2013199000A 2013-06-19 2013-09-25 モータ選定装置 Active JP5532177B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013199000A JP5532177B1 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータ選定装置
EP13887449.0A EP3012968A4 (en) 2013-06-19 2013-12-19 Motor selection device
PCT/JP2013/084161 WO2014203429A1 (ja) 2013-06-19 2013-12-19 モータ選定装置
US14/899,172 US9600611B2 (en) 2013-06-19 2013-12-19 Motor selection device
CN201380003311.7A CN104396140B (zh) 2013-06-19 2013-12-19 马达选定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013128948 2013-06-19
JP2013128948 2013-06-19
JP2013199000A JP5532177B1 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータ選定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5532177B1 true JP5532177B1 (ja) 2014-06-25
JP2015027244A JP2015027244A (ja) 2015-02-05

Family

ID=51175869

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013199001A Active JP6136813B2 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置
JP2013199002A Active JP5582240B1 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置
JP2013199000A Active JP5532177B1 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータ選定装置

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013199001A Active JP6136813B2 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置
JP2013199002A Active JP5582240B1 (ja) 2013-06-19 2013-09-25 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9600611B2 (ja)
EP (2) EP3012967A4 (ja)
JP (3) JP6136813B2 (ja)
CN (2) CN104395847B (ja)
WO (2) WO2014203429A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105137912A (zh) * 2015-07-20 2015-12-09 广东溢达纺织有限公司 成衣生产中裁床自动拉布机的标准工时确定方法及系统

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1012197C2 (nl) 1999-05-31 2000-12-01 Univ Delft Tech Inrichting voor het bepalen van een hoeveelheid van een vloeistof.
JP6348095B2 (ja) 2015-11-13 2018-06-27 ファナック株式会社 電動機システムを選定するための選定装置、ネットワークシステム、及び方法
JP6348096B2 (ja) 2015-11-17 2018-06-27 ファナック株式会社 電動機システムを選定する選定装置およびネットワークシステム
JPWO2017094349A1 (ja) * 2015-12-02 2018-10-04 本田技研工業株式会社 内燃機関の制御装置
JP6405324B2 (ja) * 2016-01-29 2018-10-17 三菱重工業株式会社 風力発電装置及びその運転方法
CN105629877B (zh) * 2016-03-31 2018-08-28 广东溢达纺织有限公司 成衣生产中裁床自动裁床的标准工时设备系统及工作方法
US10158303B2 (en) * 2016-09-15 2018-12-18 The Boeing Company Methods and apparatus to perform torque balance control of co-shafted motors
JP6798227B2 (ja) * 2016-10-03 2020-12-09 オムロン株式会社 制御装置、制御装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
JP6568128B2 (ja) 2017-03-14 2019-08-28 ファナック株式会社 モータ選定装置
JP6378384B1 (ja) * 2017-03-14 2018-08-22 ファナック株式会社 モータ選定方法及びモータ選定プログラム
JP6457586B2 (ja) * 2017-06-06 2019-01-23 ファナック株式会社 誤選定時に誤り箇所を明示する機能を有するアンプ選定装置、アンプ選定方法、及びアンプ選定プログラム
CN110264858A (zh) * 2019-05-10 2019-09-20 左海涛 地球仪控制方法、地球仪以及存储介质
JP7244379B2 (ja) * 2019-07-18 2023-03-22 ファナック株式会社 モータ選定装置およびモータ選定方法
DE112019008005T5 (de) * 2019-12-26 2022-10-27 Mitsubishi Electric Corporation Positionierungssteuergerät und positionierungssteuerverfahren
CN113688474B (zh) * 2021-08-13 2024-02-09 北京航天飞腾装备技术有限责任公司 一种基于参数辨识的电动舵机仿真建模方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099479A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd アクチュエータを構成する駆動モータおよび減速機の選定方法
JP2006042589A (ja) * 2004-06-24 2006-02-09 Yaskawa Electric Corp サーボモータ選定装置、サーボモータ選定方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006260350A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ容量選定方法
WO2008139800A1 (ja) * 2007-05-15 2008-11-20 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 電動機制御装置の選定装置、電動機制御装置の選定方法、該方法を実現するコンピュータプログラム、及びその記憶媒体

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4609855A (en) * 1984-11-09 1986-09-02 Motorola, Inc. Adaptive servomotor control
US6018694A (en) * 1996-07-30 2000-01-25 Denso Corporation Controller for hybrid vehicle
JP2001229210A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Nec Corp 製品の情報サービスシステム
JP2002043794A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装機の制御方法、および電子部品実装機の制御装置
US6555987B2 (en) * 2001-07-12 2003-04-29 Seiberco Incorporated Step motor control for accommodating friction load variation
JP4270445B2 (ja) * 2003-10-17 2009-06-03 本田技研工業株式会社 同期発電機の出力制御装置
JP4553158B2 (ja) 2005-10-18 2010-09-29 株式会社安川電機 モータ制御装置及び方法
JP4802849B2 (ja) * 2006-05-09 2011-10-26 トヨタ自動車株式会社 モータ駆動装置
JP5327720B2 (ja) 2007-12-11 2013-10-30 株式会社安川電機 電動機制御装置の選定装置および発注装置、電動機制御装置の選定方法および発注方法、選定機能または発注機能を有するコンピュータプログラムおよびその記憶媒体
JP5343955B2 (ja) 2009-12-25 2013-11-13 日本精工株式会社 モータ制御装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP5535675B2 (ja) 2010-02-10 2014-07-02 ファナック株式会社 機械を駆動するサーボシステムの消費電力計算機能を有するサーボシステム選定装置
WO2013129294A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 三菱電機株式会社 モータ制御装置
CN104303113A (zh) * 2012-05-17 2015-01-21 三菱电机株式会社 伺服参数调整装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099479A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd アクチュエータを構成する駆動モータおよび減速機の選定方法
JP2006042589A (ja) * 2004-06-24 2006-02-09 Yaskawa Electric Corp サーボモータ選定装置、サーボモータ選定方法、プログラムおよび記録媒体
JP2006260350A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ容量選定方法
WO2008139800A1 (ja) * 2007-05-15 2008-11-20 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 電動機制御装置の選定装置、電動機制御装置の選定方法、該方法を実現するコンピュータプログラム、及びその記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105137912A (zh) * 2015-07-20 2015-12-09 广东溢达纺织有限公司 成衣生产中裁床自动拉布机的标准工时确定方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN104396140B (zh) 2017-02-22
JP6136813B2 (ja) 2017-05-31
JP2015027245A (ja) 2015-02-05
JP2015027246A (ja) 2015-02-05
JP2015027244A (ja) 2015-02-05
EP3012967A1 (en) 2016-04-27
US9600611B2 (en) 2017-03-21
WO2014203429A1 (ja) 2014-12-24
CN104395847A (zh) 2015-03-04
US10102314B2 (en) 2018-10-16
CN104395847B (zh) 2016-10-12
EP3012967A4 (en) 2016-10-19
EP3012968A1 (en) 2016-04-27
JP5582240B1 (ja) 2014-09-03
CN104396140A (zh) 2015-03-04
WO2014203430A1 (ja) 2014-12-24
US20160139583A1 (en) 2016-05-19
EP3012968A4 (en) 2017-02-22
US20160140264A1 (en) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5532177B1 (ja) モータ選定装置
JP5327720B2 (ja) 電動機制御装置の選定装置および発注装置、電動機制御装置の選定方法および発注方法、選定機能または発注機能を有するコンピュータプログラムおよびその記憶媒体
WO1995009479A1 (fr) Dispositif de commande de robot permettant de surveiller la charge appliquee audit robot
US20140032134A1 (en) Method and Assembly for Determining and/or Producing a Drive or Parts for a Drive and Interface and Method for Determining an Operational Reliability Factor SB
JP2011166953A (ja) 機械を駆動するサーボシステムの消費電力計算機能を有するサーボシステム選定装置
JP2013009532A (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP5826705B2 (ja) トルク計測装置
Csorvási et al. Sequential time-optimal algorithm for extended path tracking problem
JP3246572B2 (ja) 電動機駆動系の負荷定数測定方法
KR102046064B1 (ko) 전동기의 용량 선정 장치, 용량 선정 방법 및 용량 선정 프로그램
JP6831305B2 (ja) トランスミッション試験装置
CN111628682A (zh) 步进电机同步驱动方法、装置、终端及存储介质
JP2018530296A (ja) 電気モータ制御システム、ドライバ、インバータおよび制御方法ならびにコンピュータソフトウェアおよび記憶媒体
JPH1146489A (ja) モータ制御装置
JP6202187B2 (ja) モータ選定装置、モータ選定方法、モータ選定プログラム
US11489468B2 (en) Motor selection device and motor selection method
US20210018883A1 (en) Motor selection device and motor selection method
US8330718B2 (en) Cursor positioning control device
JP2772101B2 (ja) トレンドデータ表示装置
JP2014182443A (ja) モータおよびモータ制御装置の選定装置
JP2022064173A (ja) モータ選定装置、モータ選定方法、及び記憶媒体
US20040249493A1 (en) Method and assembly for determining and/or producing a drive or parts for a drive and interface and method for determining an operational reliability factors sb
JPH064135A (ja) 位置決め装置
JP2006259973A (ja) 演算装置、制御装置、車両、演算装置の設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5532177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150