JP2002043794A - 電子部品実装機の制御方法、および電子部品実装機の制御装置 - Google Patents

電子部品実装機の制御方法、および電子部品実装機の制御装置

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JP2002043794A
JP2002043794A JP2000226238A JP2000226238A JP2002043794A JP 2002043794 A JP2002043794 A JP 2002043794A JP 2000226238 A JP2000226238 A JP 2000226238A JP 2000226238 A JP2000226238 A JP 2000226238A JP 2002043794 A JP2002043794 A JP 2002043794A
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component supply
weight
electronic component
movable table
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JP2000226238A
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Narumi Atsuta
鳴海 厚田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品供給部の可搬重量に応じたモータの
回転速度と回転加速度の動作パターンを求め、電子部品
供給部を駆動するモータの能力を十分に発揮させること
によって部品供給時間の短縮化を図る。 【解決手段】 電子部品実装機において、電子部品を搭
載していない時の電子部品供給部の重量Woと、部品供
給ユニット設置個所毎に設けられた荷重センサから得ら
れる各部品供給ユニットの重量Ws1(j)を用いて電
子部品供給部の重量W(j)を求め(ステップ#10
3)、モータの実効トルクが定格トルク以下となる範囲
内で動作時間が最も短くなる最大回転速度Vmaxと回
転加速度αsを取得し(ステップ#104)、得られた
回転速度Vmaxと回転加速度αsを基に前記モータを
制御する(ステップ#105)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装機の
制御方法と制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の電子部品実装機の一般的な
構成図を示す。従来の電子部品実装機の電子部品供給部
は、可動テーブル501と部品供給ユニット502と駆
動機構503から構成されている。可動テーブル501
上には複数の部品供給ユニット502が並設され、サー
ボモータからなる駆動機構503により可動テーブル5
01はX軸方向に移動する。各部品供給ユニット502
には、多数の電子部品を一列に収納したテープを保持す
るリール504が装填されており、収納された電子部品
は部品供給ユニット502上の部品供給位置に順次引き
出される。
【0003】また、従来の電子部品実装機の電子部品実
装部は、駆動機構505と減速機506とインデックス
装置507と入力軸508と回転体509とノズル51
0から構成されている。駆動機構505からの動力が減
速機506を介してインデックス装置507に伝わるこ
とで入力軸508の連続回転は回転体509の間欠的な
回転動作に変換される。回転体509の周囲に等間隔に
配置されている複数のノズル510は、それぞれの軸を
中心とした回転および昇降が可能である。
【0004】また、電子部品の装着を受ける回路基板5
12は基板支持台513上に水平に支持されており、基
板支持台513に結合されたX軸駆動機構514および
Y軸駆動機構515により、回路基板512は水平面内
の任意の位置に移動ができ位置決めすることができる。
【0005】以上のように構成された電子部品実装機に
おいて、電子部品を回路基板512に装着する方法を以
下に説明する。まず、駆動機構503により可動テーブ
ル501を移動させ、任意の部品供給ユニット502上
の部品供給位置がノズル510の真下に位置決めされる
と、ノズル510が下降し電子部品を吸着する。その
後、ノズル510が上昇し、吸着している電子部品を回
転体509の回転によって図の手前に搬送する。この搬
送過程で、撮像手段(図示せず)の真上にノズル510
を位置決めし、前記撮像手段によってノズル510に吸
着された電子部品の画像を取り込む。認識部(図示せ
ず)は、その取り込んだ画像を基に電子部品の吸着状態
の解析を行い、制御装置(図示せず)は、その解析結果
を基に電子部品の位置補正および角度補正を行う。この
補正は、回路基板512に対する電子部品の装着位置お
よび装着角度を調整するためのものである。
【0006】続いて、X軸駆動機構513とY軸駆動機
構514により回路基板512上の所望の実装位置がノ
ズル510の真下に位置決めされると、ノズル510は
下降し、電子部品の吸着を解放し、電子部品は回路基板
512上の所望の実装位置に装着される。その後、ノズ
ル510は上昇して復帰する。
【0007】また、複数の電子部品を実装する場合、N
Cプログラムによる実装順序に従って、上述の実装動作
がそれぞれの電子部品に対して繰り返し行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子部品実装機
においては、任意の部品供給ユニット上の部品供給位置
をノズルの真下に位置決めする場合、電子部品供給部を
駆動するサーボモータのトルク特性を基に、最大可搬重
量時において前記サーボモータが無理なく制御できる範
囲で得られる回転速度と回転加速度を定め、これが一定
値となるように、電子部品供給部にかかる負荷に応じて
前記サーボモータのトルク(回転出力)を変化させ前記
サーボモータの制御を行っている。
【0009】しかしながら、最大可搬重量時に比べて小
さい負荷が電子部品供給部にかかる場合(可動テーブル
上に搭載される部品供給ユニット数が最大搭載数より少
ない場合、軽量の電子部品を搭載する場合、電子部品を
供給することによって電子部品数が次第に軽減していく
場合等)においても、前記サーボモータのトルクを最大
可搬重量時に出力しているトルクより低く抑えることに
よって、回転速度と回転加速度を上述した一定値に保っ
ているため、前記サーボモータが本来持っている能力を
十分発揮させ、電子部品供給部にかかる負荷の大きさに
応じた回転速度と回転加速度で駆動することができず、
また、そのために部品供給ユニット上の部品供給位置を
ノズルの真下に移動させるための移動時間、即ち電子部
品の供給時間の短縮化を図ることができないという問題
点があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、電子部品供給
部の可搬重量に応じたモータの回転速度と回転加速度の
動作パターンを求め、電子部品供給部を駆動するモータ
の能力を十分に発揮させることによって部品供給時間の
短縮化を図ることができる電子部品実装機の制御方法の
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電子部品実装機の制御方法は、電子部品が搭載された
部品供給ユニットと前記部品供給ユニットを搭載する可
動テーブルと前記可動テーブルを駆動するモータからな
る電子部品供給部を有する電子部品実装機の制御方法で
あって、制御手段により前記モータを制御する際に、前
記可動テーブル上の部品供給ユニット設置個所毎に設け
られた各荷重センサによって、前記可動テーブル上に搭
載されている各部品供給ユニットの重量を求め、各部品
供給ユニットの重量と、予め求めておいた前記可動テー
ブル上に前記部品供給ユニットが搭載されていない状態
での電子部品供給部の重量とを演算手段に入力すること
により、前記可動テーブル上に前記部品供給ユニットを
搭載した状態での電子部品供給部の重量を求め、前記可
動テーブル上に前記部品供給ユニットを搭載している電
子部品供給部の重量に応じた回転速度を求め、前記モー
タの許容最大トルクを超えない範囲において、前記回転
速度に最短時間で到達するための加速トルクを求め、前
記加速トルクを基に回転加速度を求め、前記回転速度と
前記回転加速度の動作パターンを基に前記制御手段によ
って前記モータを制御することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に記載の電子部品実装機
の制御方法は、請求項1に記載の電子部品実装機の制御
方法において、前記可動テーブル上に搭載されている各
部品供給ユニットの重量を求めるに際し、各部品供給ユ
ニット毎に搭載された書き換え可能なメモリに、各部品
供給ユニット毎の固有情報として、電子部品が搭載され
ていない状態での各部品供給ユニット単体の重量と各部
品供給ユニットが搭載する電子部品1個当たりの重量と
各部品供給ユニットが搭載する電子部品の個数とを予め
記憶させ、各メモリに記憶されている内容を読み込み、
前記演算手段に入力することにより、前記可動テーブル
上に搭載されている各部品供給ユニットの重量を求める
ことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3に記載の電子部品実装機
の制御方法は、請求項1に記載の電子部品実装機の制御
方法において、前記可動テーブル上に搭載されている各
部品供給ユニットの重量を求めるに際し、各部品供給ユ
ニット毎の固有情報として、電子部品が搭載されていな
い状態での各部品供給ユニット単体の重量と各部品供給
ユニットが搭載する電子部品1個当たりの重量と各部品
供給ユニットが搭載する電子部品の個数とを入力装置を
用いて前記演算手段に入力することにより、前記可動テ
ーブル上に搭載されている各部品供給ユニットの重量を
求めることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4に記載の電子部品実装機
の制御装置は、電子部品が搭載された部品供給ユニット
と前記部品供給ユニットを搭載する可動テーブルと前記
可動テーブルを駆動するモータからなる電子部品供給部
を有する電子部品実装機の制御装置であって、前記モー
タの駆動を制御する制御手段と、前記可動テーブル上の
部品供給ユニット設置個所毎に設けられた、各部品供給
ユニットの重量を求める荷重センサと、前記荷重センサ
より求められる各部品供給ユニットの重量と、予め求め
ておいた前記可動テーブル上に前記部品供給ユニットが
搭載されていない状態での電子部品供給部の重量を基
に、前記可動テーブル上に前記部品供給ユニットを搭載
した状態での電子部品供給部の重量を求め、前記電子部
品供給部の重量に応じた回転速度を求め、前記モータの
許容最大トルクを超えない範囲において前記回転速度に
最短時間で到達するための加速トルクを求め、前記加速
トルクを基に回転加速度を求める演算手段とを備え、前
記回転速度と前記回転加速度の動作パターンを基に前記
制御手段により前記モータを制御することを特徴とす
る。
【0015】本発明の請求項5に記載の電子部品実装機
の制御装置は、請求項4に記載の電子部品実装機の制御
装置において、前記可動テーブル上に搭載されている各
部品供給ユニットの重量を求める手段として、各部品供
給ユニット毎に搭載された、電子部品が搭載されていな
い状態での各部品供給ユニット単体の重量と各部品供給
ユニットが搭載する電子部品1個当たりの重量と各部品
供給ユニットが搭載する電子部品の個数とを、各部品供
給ユニット毎の固有情報として予め記憶する書き換え可
能なメモリと、前記メモリの内容を読み込む装置と、読
み込まれた前記メモリの内容を基に、前記可動テーブル
上に搭載されている各部品供給ユニットの重量を求める
演算手段とを備えることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6に記載の電子部品実装機
の制御装置は、請求項4に記載の電子部品実装機の制御
装置において、前記可動テーブル上に搭載されている各
部品供給ユニットの重量を求める手段として、電子部品
が搭載されていない状態での各部品供給ユニット単体の
重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品1個当た
りの重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品の個
数が、各部品供給ユニット毎の固有情報として入力され
る入力装置と、前記入力装置に入力された前記固有情報
を基に、前記可動テーブル上に搭載されている各部品供
給ユニットの重量を求める演算手段とを備えることを特
徴とする。
【0017】本発明によれば、電子部品供給部の可搬重
量に応じたモータの回転速度と回転加速度の動作パター
ンを求め、電子部品供給部を駆動するモータの能力を十
分に発揮させることによって部品供給時間の短縮化を図
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図2に、本実施の形態1における電子
部品実装機の制御系の構成図を示す。
【0019】電子部品実装機の制御装置202は、図2
に示すように、マイクロプロセッサ203、メモリ20
4、電子部品実装機の各駆動機構(モータ)205a〜
208a(205aは電子部品供給部の駆動機構、20
6aは電子部品実装部の駆動機構、207aは回路基板
の基板支持台のX軸駆動機構、208aは回路基板の基
板支持台のY軸駆動機構)をそれぞれ制御するモータ制
御部205〜208を備えている。なお、電子部品供給
部209の駆動機構205aは、電子部品を保持したリ
ールを装填する部品供給ユニットと前記部品供給ユニッ
トを搭載する可動テーブルとをX軸方向に移動させるサ
ーボモータにより構成されている(図5参照)。
【0020】また、図2に示す操作画面201からは、
回路基板上における電子部品実装順序を決めるNCプロ
グラムとNCプログラムに必要な電子部品実装位置に実
装される電子部品情報の入力ができ、かつ、動作開始の
指示を行うことができる。
【0021】また、前記可動テーブル上の部品供給ユニ
ット設置個所毎に荷重センサ209a〜209eが取り
つけられている。制御装置202内のメモリ204に
は、操作画面201より入力されるNCプログラムと電
子部品情報、また、前記可動テーブル上に前記部品供給
ユニットが搭載されていない状態での電子部品供給部2
09の重量Woが格納されている。更に、荷重センサ2
09a〜209eから各部品供給ユニットの重量(リー
ルと電子部品の重量を含む)を得ることができる構成と
なっている。
【0022】以下に、本実施の形態1における電子部品
供給部の駆動機構の制御方法を、図1に示すフローチャ
ートに基いて説明する。なお、図2においては荷重セン
サの個数を5個としているが、図1に示すフローチャー
トでは、より一般的にN個の部品供給ユニットが搭載さ
れているものとして扱っている。
【0023】先ず、操作画面よりNCプログラムに従っ
た電子部品実装命令を実行する操作を行う(ステップ#
101)。次に、NCプログラムによって指定された部
品供給ユニット上の部品供給位置をノズル(図5参照)
の真下に位置決めするために、前記部品供給位置の現在
位置からノズルの真下までの移動距離lを求める(ステ
ップ#102)。
【0024】次に、前記可動テーブル上の各荷重センサ
から得られる各部品供給ユニットの重量Ws1
(j)、および、予め登録されている前記可動テーブル
上に部品供給ユニットが搭載されていない状態での電子
部品供給部の重量Woを演算手段であるマイクロプロセ
ッサに入力し、電子部品供給部の重量W(j)を求める
(ステップ#103)。ただし、iは部品供給ユニット
の番号、jは部品実装開始からj回目の重量であること
を示す。
【0025】可動テーブル上の部品供給ユニットの総重
量をWs1(j)とすると、 Ws1(j)=ΣWs1i(j) (1) (i=1〜N:iは部品供給ユニットの番号、Nは部品
供給部に搭載できる最大部品供給ユニット数) となる。これより、電子部品供給部の重量は、 W(j)=Wo+Ws1(j) (2) となる。
【0026】前記部品供給位置を前記ノズルの真下に位
置決めするための移動時間を最短にするためには、電子
部品供給部の重量がW(j)の場合に、電子部品供給部
を駆動するサーボモータが無理なく制御できる範囲で設
定される最大回転速度Vmaxに速く到達できれば良
い。つまり最大回転速度Vmaxに速く到達するよう回
転加速度を設定すれば良い。そこで、マイクロプロセッ
サにステップ#102で求めた移動距離lおよびステッ
プ#103で求めた電子部品供給部の重量W(j)を入
力し、前記サーボモータのトルク特性を最大限生かせる
よう回転加速度を求める(ステップ#104)。
【0027】前記サーボモータの許容最大トルクをTs
max、定速時のトルクをTr、加速トルクをTα、回
転加速度をαs、最大回転加速度をαmax、電子部品
供給部の駆動機構を構成する前記サーボモータおよび駆
動部の定数をKsとすると、Tαは Tα=αsKsW(j)=Tsmax−Tr (3) であるため、これにより αs=(Tsmax−Tr)/KsW(j) (4) となる。ただし、 αs≧αmax のときは、 αs=αmax (5) とする。
【0028】上述の計算により、電子部品供給部の重量
がW(j)の場合における最大回転速度Vmaxに最も
速く到達できる回転加速度αsを得ることができる。続
いて、前記移動距離l、前記最大回転速度Vmaxおよ
び前記回転加速度αsを、前記サーボモータを制御する
モータ制御部に送る(ステップ#105)。
【0029】続いて、前記モータ制御部において、ステ
ップ#105で送られてきたデータを基に、回転加速度
と回転速度の動作パターンを生成し、サーボモータを駆
動する(ステップ#106)。
【0030】以上のように、本実施の形態1において
は、電子部品供給部の動作開始時に、部品供給ユニット
設置個所毎に設けられた荷重センサから得られる各部品
供給ユニットの重量と、予め登録されている可動テーブ
ル上に部品供給ユニットが搭載されていない状態での電
子部品供給部の重量から、電子部品供給部を駆動するサ
ーボモータにかかる負荷を求め、求めた負荷に応じて、
実効トルクが定格トルク以下となる条件下で、回転速度
と回転加速度の動作パターンを求め、常に電子部品供給
部を駆動するサーボモータの能力を十分に発揮させるこ
とによって部品供給時間の短縮化を図ることができる。
【0031】(実施の形態2)以下、本実施の形態2に
ついて図3、図4を用いて説明する。なお、前述した本
実施の形態1と同じ構成を有する部材には同一の番号を
付記して、説明を省略する。
【0032】図4に、本実施の形態2における電子部品
実装機の制御系の構成図を示す。本実施の形態2におけ
る電子部品実装機の制御装置402内のメモリ404に
は、本実施の形態1と同様に、操作画面401より入力
されるNCプログラムと電子部品情報、また、可動テー
ブル上に部品供給部が搭載されていない状態での電子部
品供給部405の重量Woが格納されている。更に、本
実施の形態2における部品供給ユニットには、各部品供
給ユニット毎の固有情報として電子部品が搭載されてい
ない状態での部品供給ユニット単体の重量、搭載電子部
品1個当たりの重量および搭載電子部品の個数が予め記
憶されているメモリが搭載されており、この部品供給ユ
ニット毎に取り付けられたメモリの内容をメモリリーダ
406を通して読み込むことができる構成となってい
る。
【0033】以下に、本実施の形態2における電子部品
供給部の駆動機構の制御方法を、図2に示すフローチャ
ートに基いて説明する。先ず、操作画面よりNCプログ
ラムに従った電子部品実装命令を実行する操作を行う
(ステップ#301)。
【0034】次に、NCプログラムによって指定された
部品供給ユニット上の部品供給位置をノズル(図5参
照)の真下に位置決めするために、前記部品供給位置の
現在位置からノズルの真下までの移動距離lを求める
(ステップ#302)。
【0035】次に、電子部品供給部の重量W(j)を求
める前に、電子部品の実装を行う前の原点復帰時、また
は、電子部品交換時に、部品供給ユニット上に搭載され
たメモリから、メモリリーダを通して、演算手段である
マイクロプロセッサに各部品供給ユニット毎の固有情報
を入力し、電子部品の実装を行っていない初期状態での
前記可動テーブル上の部品供給ユニットの総重量Ws
2(0)(リールと電子部品の重量を含む)を予め求めて
おく(ステップ#300)。
【0036】各部品供給ユニットのメモリ上に記憶され
ている、電子部品が搭載されていない状態での部品供給
ユニット単体の重量(リールの重量を含む)をWsu
i、搭載電子部品1個当たりの重量をPwi、搭載電子
部品の個数をPni(0)とすると、初期状態における
前記可動テーブル上の部品供給ユニットの総重量Ws2
(0)は、(ただし、i=1〜N:iは部品供給ユニッ
トの番号、Nは部品供給部に搭載できる最大の部品供給
ユニット数) Ws2(0)=ΣWsui+Σ(Pni(0)×Pwi) (6) となるので、前記マイクロプロセッサに前記部品供給ユ
ニット単体の重量Wsui、前記搭載電子部品1個当た
りの重量Pwi、前記搭載電子部品の個数Pni(0)
を入力させ、電子部品実装開始からj回目の電子部品供
給部の重量W(j)を計算する(ステップ#303)。
【0037】部品実装開始からj回目の可動テーブル上
の部品供給ユニットの総重量Ws2(j)は Ws2(j)=ΣWsui+Σ(Pni(j)×Pwi) (7) となる。j回目の搭載電子部品数Pni(j)は、ki
を、番号iの部品供給ユニットが部品供給した回数とす
ると Pni(j)=Pni(0)-ki (8) となる。これにより、電子部品供給部の重量W(j)は W(j)=Wo+Ws2(j) (9) となる。
【0038】以下、ステップ#304、ステップ#30
5では、実施の形態1と同様にして、モータのトルク特
性を最大限生かせるよう回転加速度αsを決定し、最大
回転速度Vmaxと移動距離lのデータとともに電子部
品供給部を駆動するサーボモータを制御するモータ制御
部に送ることにより実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0039】なお、本実施の形態2においては、各部品
供給ユニット上に、各部品供給ユニット毎の固有情報と
して、電子部品が搭載されていない状態での各部品供給
ユニット単体の重量(リールの重量を含む)、搭載電子
部品1個当たりの重量および搭載電子部品の個数が予め
記憶されているメモリを設け、そのメモリを読み込むこ
とにより電子部品供給部の重量を求めたが、各部品供給
ユニット毎の固有情報を電子部品実装機本体の操作画面
よりそれぞれ入力し、入力された固有情報を基に電子部
品供給部の重量を求めても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品供給部の重量
を自動的に取得し、実効トルクが定格トルク以下となる
条件下で、電子部品供給部の可搬重量に応じたモータの
回転速度と回転加速度の動作パターンを求め、電子部品
供給部を駆動するモータの能力を十分に発揮させること
によって部品供給時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電子部品供給部
の駆動機構を制御する際のフローチャート
【図2】本発明の実施の形態1における電子部品実装機
の制御系の構成図
【図3】本発明の実施の形態2における電子部品供給部
の駆動機構を制御する際のフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における電子部品実装機
の制御系の構成図
【図5】従来の電子部品実装機の構成図
【符号の説明】
201 操作画面 202 制御装置 203 マイクロプロセッサ 204 メモリ 205 電子部品供給部の駆動機構(モー
タ)の制御部 206 電子部品実装部の駆動機構(モー
タ)の制御部 207 X軸駆動機構(モータ)の制御部 208 Y軸駆動機構(モータ)の制御部 205a 電子部品供給部の駆動機構(モー
タ) 206a 電子部品実装部の駆動機構(モー
タ) 207a X軸駆動機構(モータ) 208a Y軸駆動機構(モータ) 209 電子部品供給部 209a〜209e 荷重センサ 401 操作画面 402 制御装置 403 マイクロプロセッサ 404 メモリ 405 電子部品供給部 406 メモリリーダ 501 可動テーブル 502 部品供給ユニット 503 駆動機構 504 リール 505 駆動機構 506 減速機 507 インデックス装置 508 入力軸 509 回転体 510 ノズル 511 回路基板 512 基板支持台 513 X軸駆動機構 514 Y軸駆動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品が搭載された部品供給ユニットと
    前記部品供給ユニットを搭載する可動テーブルと前記可
    動テーブルを駆動するモータからなる電子部品供給部を
    有する電子部品実装機の制御方法であって、 制御手段により前記モータを制御する際に、 前記可動テーブル上の部品供給ユニット設置個所毎に設
    けられた各荷重センサによって、前記可動テーブル上に
    搭載されている各部品供給ユニットの重量を求め、 各部品供給ユニットの重量と、予め求めておいた前記可
    動テーブル上に前記部品供給ユニットが搭載されていな
    い状態での電子部品供給部の重量とを演算手段に入力す
    ることにより、前記可動テーブル上に前記部品供給ユニ
    ットを搭載した状態での電子部品供給部の重量を求め、 前記可動テーブル上に前記部品供給ユニットを搭載して
    いる電子部品供給部の重量に応じた回転速度を求め、 前記モータの許容最大トルクを超えない範囲において、
    前記回転速度に最短時間で到達するための加速トルクを
    求め、 前記加速トルクを基に回転加速度を求め、 前記回転速度と前記回転加速度の動作パターンを基に前
    記制御手段によって前記モータを制御することを特徴と
    する電子部品実装機の制御方法。
  2. 【請求項2】前記可動テーブル上に搭載されている各部
    品供給ユニットの重量を求めるに際し、 各部品供給ユニット毎に搭載された書き換え可能なメモ
    リに、各部品供給ユニット毎の固有情報として、電子部
    品が搭載されていない状態での各部品供給ユニット単体
    の重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品1個当
    たりの重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品の
    個数とを予め記憶させ、 各メモリに記憶されている内容を読み込み、前記演算手
    段に入力することにより、前記可動テーブル上に搭載さ
    れている各部品供給ユニットの重量を求めることを特徴
    とする請求項1に記載の電子部品実装機の制御方法。
  3. 【請求項3】前記可動テーブル上に搭載されている各部
    品供給ユニットの重量を求めるに際し、 各部品供給ユニット毎の固有情報として、電子部品が搭
    載されていない状態での各部品供給ユニット単体の重量
    と各部品供給ユニットが搭載する電子部品1個当たりの
    重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品の個数と
    を入力装置を用いて前記演算手段に入力することによ
    り、前記可動テーブル上に搭載されている各部品供給ユ
    ニットの重量を求めることを特徴とする請求項1に記載
    の電子部品実装機の制御方法。
  4. 【請求項4】電子部品が搭載された部品供給ユニットと
    前記部品供給ユニットを搭載する可動テーブルと前記可
    動テーブルを駆動するモータからなる電子部品供給部を
    有する電子部品実装機の制御装置であって、 前記モータの駆動を制御する制御手段と、 前記可動テーブル上の部品供給ユニット設置個所毎に設
    けられた、各部品供給ユニットの重量を求める荷重セン
    サと、 前記荷重センサより求められる各部品供給ユニットの重
    量と、予め求めておいた前記可動テーブル上に前記部品
    供給ユニットが搭載されていない状態での電子部品供給
    部の重量を基に、前記可動テーブル上に前記部品供給ユ
    ニットを搭載した状態での電子部品供給部の重量を求
    め、前記電子部品供給部の重量に応じた回転速度を求
    め、前記モータの許容最大トルクを超えない範囲におい
    て前記回転速度に最短時間で到達するための加速トルク
    を求め、前記加速トルクを基に回転加速度を求める演算
    手段とを備え、前記回転速度と前記回転加速度の動作パ
    ターンを基に前記制御手段により前記モータを制御する
    ことを特徴とする電子部品実装機の制御装置。
  5. 【請求項5】前記可動テーブル上に搭載されている各部
    品供給ユニットの重量を求める手段として、 各部品供給ユニット毎に搭載された、電子部品が搭載さ
    れていない状態での各部品供給ユニット単体の重量と各
    部品供給ユニットが搭載する電子部品1個当たりの重量
    と各部品供給ユニットが搭載する電子部品の個数とを、
    各部品供給ユニット毎の固有情報として予め記憶する書
    き換え可能なメモリと、 前記メモリの内容を読み込む装置と、 読み込まれた前記メモリの内容を基に、前記可動テーブ
    ル上に搭載されている各部品供給ユニットの重量を求め
    る演算手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載
    の電子部品実装機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記可動テーブル上に搭載されている各部
    品供給ユニットの重量を求める手段として、 電子部品が搭載されていない状態での各部品供給ユニッ
    ト単体の重量と各部品供給ユニットが搭載する電子部品
    1個当たりの重量と各部品供給ユニットが搭載する電子
    部品の個数が、各部品供給ユニット毎の固有情報として
    入力される入力装置と、 前記入力装置に入力された前記固有情報を基に、前記可
    動テーブル上に搭載されている各部品供給ユニットの重
    量を求める演算手段とを備えることを特徴とする請求項
    4に記載の電子部品実装機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015027245A (ja) * 2013-06-19 2015-02-05 日本精工株式会社 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置

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JP2015027245A (ja) * 2013-06-19 2015-02-05 日本精工株式会社 モータの最適動作パターン選定方法、モータの最適動作パターン選定プログラム及びモータ選定装置

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