JP2000277994A - 電子部品実装機の駆動制御方法と電子部品実装機 - Google Patents

電子部品実装機の駆動制御方法と電子部品実装機

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JP2000277994A
JP2000277994A JP11080632A JP8063299A JP2000277994A JP 2000277994 A JP2000277994 A JP 2000277994A JP 11080632 A JP11080632 A JP 11080632A JP 8063299 A JP8063299 A JP 8063299A JP 2000277994 A JP2000277994 A JP 2000277994A
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JP11080632A
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Yoshinori Seki
芳典 関
Kazuyuki Nakano
和幸 中野
Keizo Izumida
圭三 泉田
Takeyuki Kawase
健之 川瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異音や振動の発生を低減し位置決め精度の向
上を実現する電子部品実装機の駆動制御方法と電子部品
実装機を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の電子部品実装機は、実装を受け
るプリント基板をヘッド部3による部品実装位置に移動
させて位置決め制御するとともに、複数のパーツカセッ
ト7のうちの該当のパーツカセット7を、ヘッド部3の
部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド部3が部品取出
位置から取り出した電子部品を前記プリント基板の部品
実装位置に位置決め制御して実装する電子部品実装機で
あって、前記の位置決め制御のうちの少なくとも何れか
の位置決め制御の駆動部としてのサーボモータ6の駆動
時には、そのサーボモータ6にかかる荷重負荷に応じて
制御ゲインを切り替えて運転するよう駆動制御する制御
装置21を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
実装する電子部品実装機の駆動制御方法と電子部品実装
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品実装機は、図9に示すよ
うに、電子部品の実装を受けるプリント基板を位置決め
でき、かつ所定の範囲で移動できるXYテーブル部1
と、XYテーブル部1を駆動するXYテーブル駆動部2
と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部3と、
電子部品を複数搭載したパーツカセット7を複数装備し
これらのパーツカセット7をヘッド部3の部品取出位置
に移動させてパーツカセット7に搭載した電子部品をヘ
ッド部3に供給する部品供給部4と、部品供給部4の駆
動及び位置決めを行う部品供給部4の駆動部5と、図1
0に示すように、XYテーブル部1とヘッド部3と部品
供給部4のそれぞれに位置指令/速度指令/速度積分指
令/フィードフォワード指令を出力しXYテーブル部1
とヘッド部3と部品供給部4のそれぞれのサーボモータ
6を駆動させるサーボドライバ8を制御する制御装置9
とを設けたものがある。
【0003】ここで、この電子部品実装機において、例
えば、部品供給部4をヘッド部3の部品取出位置に位置
決め制御する動作について説明する。部品供給部4は、
図11に示すように、一端がサーボモータ6としてのZ
軸モータ11に接続され他端がボールネジ押え部15に
接続されたボールネジ13と、LMガイドにより支えら
れていてボールネジ13の回転に連動してZ軸方向aに
移動可能なパーツカセット搭載部10とで構成されてい
る。このパーツカセット搭載部10には、Z軸方向aに
複数のパーツカセット7が搭載可能である。パーツカセ
ット7の単体の重さは約2Kgあり、搭載しようとする
電子部品によるが、パーツカセット1個当りには約千個
の電子部品が搭載可能である。Z軸モータ11の回転が
カップリング12を介してボールネジ13に伝達され、
このボールネジ13が回転方向b,cに回転することで
パーツカセット搭載部10がZ軸方向aに移動する。
【0004】複数の電子部品が搭載されたパーツカセッ
ト7がパーツカセット搭載部10に所定数装着され、こ
のパーツカセット搭載部10をヘッド部3の部品取出位
置に移動させる開始指示を制御装置9が受けると、図1
2に示すように、制御装置9のステップS21では固定
ゲイン値が入力され、制御装置9のステップS22では
前記の固定ゲイン値に基づいて固定値の位置ゲイン値K
ppと速度ゲイン値Kvpと速度積分ゲイン値Tiとフ
ィードフォワードゲイン値Kffとに書き替える。制御
装置9のステップS23では前記のそれぞれのゲイン値
の設定を完了する。
【0005】制御装置9は、図10に示すように、部品
供給部4の駆動部5としてのサーボモータ6を駆動させ
るサーボドライバ8の内部のゲイン値を、前記の固定の
ゲイン値に書き替える。サーボドライバ8は、制御装置
9からの固定の位置ゲイン値Kppと速度ゲイン値Kv
pと速度積分ゲイン値Tiとフィードフォワードゲイン
値Kffとに基づいてサーボモータ6を速度制御して、
部品供給部4をヘッド部3の部品取出位置に位置決め制
御する。
【0006】また、この電子部品実装機は、XYテーブ
ル部1またはヘッド部3のサーボモータ6を駆動制御す
る場合であっても、前記の部品供給部4の場合と同様
に、XYテーブル部1またはヘッド部3のサーボモータ
6ごとの固定の位置ゲイン値Kppと速度ゲイン値Kv
pと速度積分ゲイン値Tiとフィードフォワードゲイン
値Kffでサーボモータ6を速度制御して、XYテーブ
ル部1またはヘッド部3を位置決め制御する。
【0007】したがって、図10,12に示すように、
サーボドライバ8の制御ゲイン(位置ゲイン値Kpp、
速度ゲイン値Kvp、速度積分ゲイン値Ti、フィード
フォワードゲイン値Kff)は、XYテーブル部1、ヘ
ッド部3、部品供給部4ごとに固定であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
子部品実装機では、機械荷重の変化、例えば、実装する
電子部品や基板の変更やパーツカセット数の増減などに
よってXYテーブル部1やヘッド部3や部品供給部4な
どのサーボモータ6にかかる荷重が変化すると、異音や
振動が発生したり位置決め精度が低下したりする問題が
ある。
【0009】具体的に図11に示した部品供給部4で
は、パーツカセット搭載部10のパーツカセット7の搭
載数が変更されると、当然にパーツカセット搭載部10
の荷重が変化し、Z軸モータ11にかかる負荷が規則的
に変化するので、部品供給部4は機械荷重の変化により
規則的に負荷が変わる機械構成であり、異音や振動が発
生したり位置決め精度が低下したりする。
【0010】したがって、従来の電子部品実装機では、
機械荷重の変化や機械剛性の変化により規則的に負荷が
変わる機械構成、また機械剛性の弱い機械構成の高速位
置決めなどの使用条件下では、異音や振動が発生した
り、位置決め精度が確保されないという問題がある。本
発明は、異音や振動の発生を低減し位置決め精度の向上
を実現する電子部品実装機の駆動制御方法と電子部品実
装機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装機
の駆動制御方法は、実装を受ける基板をヘッド部による
部品実装位置に移動させて位置決め制御するとともに、
複数のパーツカセットのうちの該当のパーツカセット
を、前記ヘッド部の部品取出位置に位置決め制御し、ヘ
ッド部が部品取出位置から取り出した電子部品を前記基
板の部品実装位置に位置決め制御して実装するに際し、
前記の位置決め制御のうちの少なくとも何れかの位置決
め制御の駆動部の駆動時には、その駆動部にかかる荷重
負荷に応じて制御ゲインを切り替えて運転するものであ
る。
【0012】本発明によると、異音や振動の発生を低減
し位置決め精度の向上を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、実装を受ける基板をヘッド部による部品実装位置に
移動させて位置決め制御するとともに、複数のパーツカ
セットのうちの該当のパーツカセットを、前記ヘッド部
の部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド部が部品取出
位置から取り出した電子部品を前記基板の部品実装位置
に位置決め制御して実装するに際し、前記の位置決め制
御のうちの少なくとも何れかの位置決め制御の駆動部の
駆動時には、その駆動部にかかる荷重負荷に応じて制御
ゲインを切り替えて運転する電子部品実装機の駆動制御
方法としたものであり、駆動部にかかる荷重負荷に応じ
てこの駆動部を駆動する制御ゲインを適切なゲイン値に
容易に切り替えることができ、この適切なゲイン値で駆
動部を速度制御することができるため、駆動部の荷重負
荷変化による異音の発生や振動の発生を低減することが
でき、位置決め精度のバラツキを解消することができ、
位置決め精度を向上させることができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、制御ゲ
インの切り替えを、位置ゲインと速度ゲインと速度積分
ゲインとフィードフォワードゲイン値のうちの少なくと
も1つを切り替えることとする請求項1記載の電子部品
実装機の駆動制御方法としたものであり、駆動部の荷重
負荷変化による異音の発生や振動の発生を低減すること
ができ、位置決め精度のバラツキを解消することがで
き、位置決め精度を向上させることができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、実装を
受ける基板をヘッド部による部品実装位置に移動させて
位置決め制御するとともに、複数のパーツカセットのう
ちの該当のパーツカセットを、前記ヘッド部の部品取出
位置に位置決め制御し、ヘッド部が部品取出位置から取
り出した電子部品を前記基板の部品実装位置に位置決め
制御して実装する電子部品実装機において、前記の位置
決め制御のうちの少なくとも何れかの位置決め制御の駆
動部の駆動時には、その駆動部にかかる荷重負荷に応じ
て制御ゲインを切り替えて運転するよう駆動制御する制
御手段を設けた電子部品実装機としたものであり、前述
の請求項1に記載の電子部品実装機の駆動制御方法を実
現することができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、制御手
段を、制御ゲインとしての位置ゲインと速度ゲインと速
度積分ゲインとフィードフォワードゲイン値とのうちで
少なくとも1つを切り替えるよう構成した請求項3記載
の電子部品実装機としたものであり、駆動部の荷重負荷
変化による異音の発生や振動の発生を低減することがで
き、位置決め精度のバラツキを解消することができ、位
置決め精度を向上させることができる。
【0017】以下、本発明の電子部品実装機の駆動制御
方法と電子部品実装機を具体的な実施の形態に基づいて
説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の電子部品実装
機は、図9に示した従来例と同様に、実装を受ける基板
としてのプリント基板をヘッド部3による部品実装位置
に移動させて位置決め制御するとともに、複数のパーツ
カセット7のうちの該当のパーツカセット7を、ヘッド
部3の部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド部3が部
品取出位置から取り出した電子部品を前記プリント基板
の部品実装位置に位置決め制御して実装する電子部品実
装機であって、図1に示すように、前記の位置決め制御
のうちの少なくとも何れかの位置決め制御の駆動部とし
てのサーボモータ6の駆動時には、そのサーボモータ6
にかかる荷重負荷に応じて制御ゲインを切り替えて運転
するよう駆動制御する制御手段としての制御装置21を
設けた点が従来例とは異なっている。
【0018】制御装置21は、例えば、位置決め制御の
サーボモータ6にかかる荷重負荷に応じて制御ゲインを
切り替えて運転して駆動制御するようマイクロコンピュ
ータで構成されている。ここで、この電子部品実装機の
制御装置21で、位置決め制御の駆動部としての部品供
給部4のサーボモータ6を、位置決め制御する動作につ
いて具体的に説明する。
【0019】なお、制御装置21とサーボモータ6の間
には、サーボドライバ8が介装されており、サーボモー
タ6はサーボドライバ8によって駆動制御される。図1
1に示すように、複数の電子部品を搭載したパーツカセ
ット7がパーツカセット搭載部10に所定数装着され、
このパーツカセット搭載部10をヘッド部3の部品取出
位置に移動させる開始指示を制御装置21が受けると、
図2に示すように、制御装置21のステップS1では、
部品供給部4のパーツカセット7の有無を判断し、パー
ツカセット7があればステップS2に進み、パーツカセ
ット7がなければステップS3に進む。
【0020】制御装置21のステップS2では、図3に
示すように、NCプログラムのZ軸No一覧より使用Z
軸を検索する。ここでは、Z軸Noが「1」であること
がわかる。制御装置21のステップS4では、図4に示
すように、使用Z軸設定よりパーツカセット数を計算す
る。前記のZ軸Noが「1」であることから、使用Z軸
設定が「1」であるZ軸数を計算し、ここではこのZ軸
数は「9」であると算出し、図11に示したパーツカセ
ット搭載部10にはZ軸方向aに9個のパーツカセット
7が装着されていると判断する。
【0021】制御装置21のステップS5では、搭載パ
ーツカセット数を表示する。制御装置21のステップS
6では、搭載パーツカセット数が合っているかどうかを
判断し、搭載パーツカセット数が合っていればステップ
S7に進み、搭載パーツカセット数が合っていなければ
ステップS8に進む。制御装置21のステップS8で
は、パーツカセット数を表示し、制御装置21のステッ
プS9でパーツカセット数の数値が入力されると、ステ
ップS5に戻る。
【0022】制御装置21のステップS7では、図5に
示すゲイン値パターン図からパーツカセット数の数値に
応じた適切なゲイン値を選択する。図5に示したゲイン
値パターン図のゲイン値は、例えば、部品供給部4のサ
ーボモータ6にかかる荷重負荷の大きさごとに、即ち、
パーツカセット搭載部10に装着されるパーツカセット
数ごとに対応する数種類のゲインを予め実験的に求めて
おき、この制御装置21には前記の数種類のゲインが記
憶されている。ここでは、パーツカセット数が「9」で
あるので、パーツカセット数が「1〜10」に対応する
「パターン1」を選択し、位置ゲインA1、速度ゲイン
A2、速度積分ゲインA3、フィードフォワードゲイン
A4のゲイン値を選択する。
【0023】制御装置21のステップS10では、ゲイ
ン値パターンを決定する。ここでは、前記の選択した位
置ゲインA1、速度ゲインA2、速度積分ゲインA3、
フィードフォワードゲインA4のゲイン値に決定する。
制御装置21のステップS11では、決定したゲイン値
で良いかどうかを判断する。
【0024】制御装置21のステップS12では、位置
ゲイン値Kppと速度ゲイン値Kvpと速度積分ゲイン
値Tiとフィードフォワードゲイン値Kffとを書き替
える。ここでは、前記の位置ゲインA1、速度ゲインA
2、速度積分ゲインA3、フィードフォワードゲインA
4のゲイン値に書き替える。制御装置21のステップS
13では、サーボドライバ8の内部のゲイン値を自動的
に書き替える(もしくは変更する)。ここでは、サーボ
ドライバ8の内部のゲイン値を、前記の位置ゲインA
1、速度ゲインA2、速度積分ゲインA3、フィードフ
ォワードゲインA4のゲイン値に書き替える。
【0025】制御装置21のステップS14では、ゲイ
ン値の設定を終了する。サーボドライバ8は、図1に示
すように、部品供給部4の荷重負荷に応じたゲイン値で
サーボモータ6を位置決め制御する。このように構成し
たため、部品供給部4のサーボモータ6にかかる荷重変
化に応じてこの部品供給部4のサーボモータ6を駆動す
るサーボドライバ8のゲインを適切なゲイン値に容易に
切り替えることができ、この適切なゲイン値でサーボモ
ータ6を速度制御することができるため、部品供給部4
の荷重負荷変化による異音の発生や振動の発生を低減す
ることができ、位置決め精度のバラツキを解消すること
ができ、位置決め精度を向上させることができる。
【0026】具体的には、従来では、部品供給部4のパ
ーツカセット7の1個の重量が約2Kgで重く部品供給
部4の荷重負荷がパーツカセット7の搭載数によって大
きく変化するにも拘らず、部品供給部4のサーボモータ
6を駆動するサーボドライバのゲイン値が固定であるた
めに、異音や振動が発生し、位置決め精度のバラツキが
生じていたが、本実施の形態1では、パーツカセット7
の搭載数に応じてサーボドライバ8のゲイン値を適切な
ゲイン値に容易に切り替えることができ、従来のような
異音や振動の発生や位置決め精度のバラツキが生じる問
題を解消することができる。
【0027】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
電子部品実装機は、前述の実施の形態1と同様のもので
あり、電子部品実装機の制御装置21で、位置決め制御
の駆動部としてのXYテーブル部1のサーボモータ6
を、位置決め制御する動作について具体的に説明する。
【0028】なお、制御装置21とXYテーブル部1の
サーボモータ6との間には、サーボドライバ8が介装さ
れており、このサーボモータ6はサーボドライバ8によ
って駆動制御される。図6に示すように、制御装置21
のステップS15では、搬送基板重量の変更を判断し、
搬送基板重量の変更があればステップS16に進み、搬
送基板重量の変更がなければステップS17に進む。
【0029】制御装置21のステップS16では、図7
に示すように、ゲイン値パターン図から基板重量に応じ
た適切なゲイン値を選択する。図7に示したゲイン値パ
ターン図のゲイン値は、例えば、XYテーブル部1のサ
ーボモータ6にかかる荷重負荷の大きさごとに対応する
数種類のゲインを予め実験的に求めておき、この制御装
置21には、前記の数種類のゲインが記憶されている。
ここでは、例えば、基板重量が600gであったとする
と、基板重量「501〜1000」に対応する「パター
ン2のゲイン」を選択する。この「パターン2のゲイ
ン」には、前述の実施の形態1の同様に、基板重量「5
01〜1000」に対応する位置ゲイン、速度ゲイン、
速度積分ゲイン、フィードフォワードゲインを有してい
る。
【0030】制御装置21のステップS18では、ゲイ
ン値パターンを決定する。ここでは、「パターン2のゲ
イン」に対応する位置ゲイン、速度ゲイン、速度積分ゲ
イン、フィードフォワードゲインを決定する。制御装置
21のステップS19では、前記の選択したゲイン値パ
ターンで良いかどうかを判断する。
【0031】制御装置21のステップS20では、搬送
基板重量の変更を完了する。制御装置21は、位置ゲイ
ン値Kppと速度ゲイン値Kvpと速度積分ゲイン値T
iとフィードフォワードゲイン値Kffとを、前記の選
択した「パターン2のゲイン」に対応する位置ゲイン、
速度ゲイン、速度積分ゲイン、フィードフォワードゲイ
ンにそれぞれ書き替えて、サーボドライバ8の内部のゲ
イン値を自動的に書き替える(もしくは変更する)。こ
こでは、前記の「パターン2のゲイン」に対応する位置
ゲイン、速度ゲイン、速度積分ゲイン、フィードフォワ
ードゲインに書き替える。
【0032】サーボドライバ8は、XYテーブル部1の
荷重負荷に応じたゲイン値でサーボモータ6を位置決め
制御する。このように構成したため、XYテーブル部1
のサーボモータ6にかかる荷重変化に応じてこのXYテ
ーブル部1のサーボモータ6を駆動するサーボドライバ
8のゲインを適切なゲイン値に容易に切り替えることが
でき、この適切なゲイン値でXYテーブル部1のサーボ
モータ6を速度制御することができるため、XYテーブ
ル部1の荷重負荷変化による異音や振動の発生を低減す
ることができ、位置決め精度のバラツキを解消すること
ができ、位置決め精度を向上させることができる。
【0033】この実施の形態2では、制御装置21でX
Yテーブル部1のサーボモータ6を位置決め制御してい
るが、ヘッド部3のサーボモータ6を駆動するサーボド
ライバ8のゲイン値を、電子部品の重量に応じて基づい
て図8に示すようなパターンから選択してヘッド部3の
サーボモータ6を位置決め制御する場合では、ヘッド部
3のサーボモータ6にかかる荷重変化に応じてこのヘッ
ド部3のサーボモータ6を駆動するサーボドライバ8の
ゲインを適切なゲイン値に容易に切り替えることがで
き、この適切なゲイン値でヘッド部3のサーボモータ6
を速度制御することができるため、ヘッド部3の荷重負
荷変化による異音や振動の発生を低減することができ、
位置決め精度のバラツキを解消することができ、位置決
め精度を向上させることができる。
【0034】なお、前述の各実施の形態では、制御ゲイ
ンとしての位置ゲインと速度ゲインと速度積分ゲインと
フィードフォワードゲイン値の全てを荷重負荷に応じて
切り替えているが、位置ゲインと速度ゲインと速度積分
ゲインとフィードフォワードゲイン値とのうちで少なく
とも1つを荷重負荷に応じて切り替える場合であって
も、前述の各実施の形態に比べ劣るが、荷重負荷変化に
よる異音や振動の発生を低減することができ、位置決め
精度のバラツキを解消することができる。
【0035】また、前述の各実施の形態では、位置決め
制御の駆動部は単数個のサーボモータ6で構成されてい
るが、前記の駆動部が複数のサーボモータで構成される
場合であっても、この複数のサーボモータを駆動するサ
ーボドライバを前述の各実施の形態のように制御するこ
とで、前述の各実施の形態と同様の効果を有する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
電子部品実装機の駆動制御方法によれば、実装を受ける
基板をヘッド部による部品実装位置に移動させて位置決
め制御するとともに、複数のパーツカセットのうちの該
当のパーツカセットを、前記ヘッド部の部品取出位置に
位置決め制御し、ヘッド部が部品取出位置から取り出し
た電子部品を前記基板の部品実装位置に位置決め制御し
て実装するに際し、前記の位置決め制御のうちの少なく
とも何れかの位置決め制御の駆動部の駆動時には、その
駆動部にかかる荷重負荷に応じて制御ゲインを切り替え
て運転することにより、駆動部にかかる荷重負荷に応じ
てこの駆動部を駆動する制御ゲインを適切なゲイン値に
容易に切り替えることができ、この適切なゲイン値で駆
動部を速度制御することができるため、駆動部の荷重負
荷変化による異音の発生や振動の発生を低減することが
でき、位置決め精度のバラツキを解消することができ、
位置決め精度を向上させることができる。
【0037】また、本発明の請求項2に記載の電子部品
実装機の駆動制御方法によれば、前述の請求項1に記載
の制御ゲインの切り替えを、位置ゲインと速度ゲインと
速度積分ゲインとフィードフォワードゲイン値のうちの
少なくとも1つを切り替えることにより、駆動部の荷重
負荷変化による異音の発生や振動の発生を低減すること
ができ、位置決め精度のバラツキを解消することがで
き、位置決め精度を向上させることができる。
【0038】また、本発明の請求項3に記載の電子部品
実装機によれば、実装を受ける基板をヘッド部による部
品実装位置に移動させて位置決め制御するとともに、複
数のパーツカセットのうちの該当のパーツカセットを、
前記ヘッド部の部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド
部が部品取出位置から取り出した電子部品を前記基板の
部品実装位置に位置決め制御して実装する電子部品実装
機において、前記の位置決め制御のうちの少なくとも何
れかの位置決め制御の駆動部の駆動時には、その駆動部
にかかる荷重負荷に応じて制御ゲインを切り替えて運転
するよう駆動制御する制御手段を設けたことにより、前
述の請求項1に記載の電子部品実装機の駆動制御方法を
実現することができる。
【0039】また、本発明の請求項3に記載の電子部品
実装機によれば、前述の請求項3に記載の制御手段を、
制御ゲインとしての位置ゲインと速度ゲインと速度積分
ゲインとフィードフォワードゲイン値とのうちで少なく
とも1つを切り替えるよう構成したことにより、駆動部
の荷重負荷変化による異音の発生や振動の発生を低減す
ることができ、位置決め精度のバラツキを解消すること
ができ、位置決め精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の制御装置の要部を示す
ブロック図
【図2】同実施の形態1の制御装置の処理動作を示すフ
ローチャート図
【図3】同実施の形態1のNCプログラムのデータ編集
画面を示す説明図
【図4】同実施の形態1のNCプログラムでパーツカセ
ット数を算出する説明図
【図5】同実施の形態1のゲイン値パターン図
【図6】本発明の実施の形態2の制御装置の処理動作を
示すフローチャート図
【図7】同実施の形態2のゲイン値パターン図
【図8】本発明の実施の形態2とは別のゲイン値パター
ン図
【図9】従来の電子部品実装機の構成を示す外観斜視図
【図10】従来の制御装置を示すブロック図
【図11】従来の部品供給部の構成を示す外観斜視図
【図12】従来の制御装置の処理動作を示すフローチャ
ート図
【符号の説明】
6 サーボモータ 8 サーボドライバ 21 制御装置
フロントページの続き (72)発明者 泉田 圭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川瀬 健之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 AA15 DD02 DD05 DD31 DD50 EE02 EE22 EE50 FG01 FG10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実装を受ける基板をヘッド部による部品実
    装位置に移動させて位置決め制御するとともに、複数の
    パーツカセットのうちの該当のパーツカセットを、前記
    ヘッド部の部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド部が
    部品取出位置から取り出した電子部品を前記基板の部品
    実装位置に位置決め制御して実装するに際し、 前記の位置決め制御のうちの少なくとも何れかの位置決
    め制御の駆動部の駆動時には、その駆動部にかかる荷重
    負荷に応じて制御ゲインを切り替えて運転する電子部品
    実装機の駆動制御方法。
  2. 【請求項2】制御ゲインの切り替えを、位置ゲインと速
    度ゲインと速度積分ゲインとフィードフォワードゲイン
    値のうちの少なくとも1つを切り替えることとする請求
    項1記載の電子部品実装機の駆動制御方法。
  3. 【請求項3】実装を受ける基板をヘッド部による部品実
    装位置に移動させて位置決め制御するとともに、複数の
    パーツカセットのうちの該当のパーツカセットを、前記
    ヘッド部の部品取出位置に位置決め制御し、ヘッド部が
    部品取出位置から取り出した電子部品を前記基板の部品
    実装位置に位置決め制御して実装する電子部品実装機に
    おいて、 前記の位置決め制御のうちの少なくとも何れかの位置決
    め制御の駆動部の駆動時には、その駆動部にかかる荷重
    負荷に応じて制御ゲインを切り替えて運転するよう駆動
    制御する制御手段を設けた電子部品実装機。
  4. 【請求項4】制御手段を、制御ゲインとしての位置ゲイ
    ンと速度ゲインと速度積分ゲインとフィードフォワード
    ゲイン値とのうちで少なくとも1つを切り替えるよう構
    成した請求項3記載の電子部品実装機。
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