JP3047671B2 - 電子部品の実装装置 - Google Patents

電子部品の実装装置

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JP3047671B2
JP3047671B2 JP5091000A JP9100093A JP3047671B2 JP 3047671 B2 JP3047671 B2 JP 3047671B2 JP 5091000 A JP5091000 A JP 5091000A JP 9100093 A JP9100093 A JP 9100093A JP 3047671 B2 JP3047671 B2 JP 3047671B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に電子部品を搭載
する電子部品の実装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品の実装装置としては、電
子部品を収納した複数個の供給ユニットを同一通路上に
設けられた複数の移動テーブル上に取り付け、これらの
移動テーブルを移動手段で移動させて所望の電子部品を
収納した供給ユニットをピックアップ位置に位置決め
し、移載ヘッドによりこの供給ユニットから供給された
電子部品をピックアップして基板に搭載するものがあ
る。
【0003】このような電子部品の実装装置において
は、一枚の基板に搭載する電子部品の品種が少ない場
合、通路上の中央部の作業エリア内で一方の移動テーブ
ルを移動させてこの移動テーブル上の供給ユニットから
電子部品をピックアップし、他方の供給移動テーブルは
作業エリアの両側に隣接して設けられた待機エリアの一
方で予備の移動テーブルとして待機させておく。そして
作業エリア内のテーブル上の供給ユニットに品切れが発
生したら、この移動テーブルを他方の待機エリアに待避
させるとともに予備の移動テーブルを作業エリアへ移動
させて電子部品の供給作業を続行する。
【0004】一枚の基板に搭載する電子部品の品種が多
い場合は、この基板に搭載するのに必要な数の供給ユニ
ットを両方の移動テーブルに取り付け、この両方の移動
テーブルを通路上で同時に移動させて電子部品の供給作
業を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
ように二つの移動テーブルを同時に移動させると振動が
ひどくなり、移載ヘッドによる電子部品のピックアップ
に支障をきたす問題があった。また、前者の場合と同様
に、一方の移動テーブルのみ作業エリア内で移動させて
電子部品の供給作業を行い、他方の移動テーブルを待機
エリアで待機させておく方法が考えられるが、他方の移
動テーブル上の供給ユニットから電子部品をピックアッ
プするために、一方の移動テーブルを作業エリアから待
機エリアへ移動させ、他方の移動テーブルを作業エリア
に移動させて移動テーブルを切り替えなければならず、
この切り替えの間は電子部品のピックアップができない
ので基板に高速で電子部品を実装できないといった問題
が発生する。
【0006】本発明は、振動の発生を少なくして高速で
基板に電子部品を実装することができる電子部品の実装
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子部品を収
納した供給ユニットが複数個取付られたテーブルを複数
個設け、こられのテーブルのうち、少なくとも2個のテ
ーブルを同一通路に沿って個別に移動させてピックアッ
プ位置に前記供給ユニットを位置決めする電子部品供給
手段と、前記ピックアップ位置に位置決めされた供給ユ
ニットから電子部品をピックアップし、位置決めされた
基板に搭載する移載ヘッドを備え、前記2個のテーブル
のうち、一方のテーブルには記憶部に記憶されたデータ
に従って、このテーブル上の供給ユニットをピックアッ
プ位置に位置決めする位置決め動作を行わせ、他方のテ
ーブルには、所定個数後までの前記一方のテーブルの位
置決め動作を記憶部に記憶されたデータから求めて停
止、低速動作若しくは高速動作の動作のうち、いずれの
動作をさせるかを決定し、決定した動作をさせるよう
に、前記電子部品供給手段を制御する制御手段を備えて
構成されている。
【0008】
【作用】本発明によれば、振動の発生を少なくして高速
で基板に電子部品を実装することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照しながら説明
する。
【0010】図1において、基板位置決め部CM1は、
モータMXを有するXテーブル8と、モータMYを有す
るYテーブル9とを有する。
【0011】Yテーブル9の上面には、Xテーブルがy
方向へ移動自在に取り付けられており、モータMYの駆
動によってXテーブル8をy方向へ移動させる。Xテー
ブル8の上面には基板10を保持する基板ホルダ7がy
方向に直交するx方向に移動自在に取り付けられてお
り、モータMXの駆動によって基板ホルダ7をx方向に
移動させる。従って、各々のテーブル8,9に設けられ
たモータMX,MYを回転させると、基板10は所定の
水平面上を移動する。
【0012】電子部品移載部CM2は、その周縁部に複
数の移載ヘッドHを配列し、かつこれら移載ヘッドHを
昇降自在に保持するロータリーヘッド1と、このロータ
リーヘッド1を図面上反時計方向(矢印M参照)へ間欠
回転させて、これらの移載ヘッドHを、供給ユニットU
の上方から基板10の上方へ移動させるための回転駆動
部6を備えている。
【0013】また、移載ヘッドHは、図2に示すように
下面部に、電子部品Pを真空吸着するための吸着ノズル
Nを備えている。この吸着ノズルNは、真空装置に連通
し、かつ作動バルブ制御装置によりその吸引タイミング
を制御されている(図示せず)。
【0014】また、この移載ヘッドHは、ピックアップ
位置Qにおいて図示しない移載ヘッド昇降装置により基
板に垂直な方向に昇降動作して供給ユニットUから電子
部品Pを吸着し、基板10の上方に移動し、再度昇降動
作を行なって、電子部品Pを基板10に搭載するように
構成されている。尚、電子部品移載部の詳細な機構は、
米国特許第5,033,185号公報(特開平1−26
1898号公報)に開示されている。
【0015】次に、電子部品供給部2について説明する
と、枠型の基台5A上の同一の通路上に2個の移動テー
ブル3,4がx方向に移動自在に載置されている。これ
ら2個の移動テーブル3,4は、相隣るものであれば良
く、例えば特開平4−199791号公報に開示されて
いるように、電子部品供給部に設けられた8個の移動テ
ーブルのうちの相隣る任意の2個の移動テーブルでもよ
い。
【0016】移動テーブル3,4の上面には、電子部品
Pを一個ずつ供給する供給ユニットUが所定ピッチSを
おいて複数個並設されている。本実施例では各々の移動
テーブルに20個ずつ取り付けられている。これらの供
給ユニットは、移動テーブル3,4の上面に設けられた
取り付け位置に取り付けられている。また移動テーブル
3の取り付け位置には図3において左側から順番にUN
1からUN20、移動テーブル4の取り付け位置にはU
N21からUN40のユニット値が設定してある。
【0017】次に、電子部品供給部2に設けられたテー
ブル駆動機構について説明する。このテーブル駆動機構
は、長方形の枠状の基台5Aの開口部内に設けられた送
りねじ5Bを備えている。移動テーブル3の下面には、
送りナット3aを回転自在に保持したブラケット3dが
取付られており、この送りナット3aは送りねじ5Bに
螺合している。更に、このブラケット3dには、ベルト
3cを介して送りナット3aを回転させるモータ3bが
取付られている。
【0018】また、移動テーブル4の下面にも、送りナ
ット4aを回転自在に保持したブラケット4dが取付ら
れており、この送りナット4aも送りねじ5Bに螺合し
ている。更に、このブラケット4dには、ベルト4cを
介して送りナット4aを回転させるモータ4bが取付ら
れている。
【0019】したがって、モータ3b,4bが回転する
と、各移動テーブル3,4は送りねじ5Bに沿って水平
なx方向に往復移動する。そして、これらのモータ3
b,4bは後述するように独立に駆動されるので、各移
動テーブル3,4は、それぞれ独立して移動することが
できる。このテーブル駆動機構は本実施例に限定されな
いものであって、例えば、2本の送りねじに上記送りナ
ット3a、4aを別々に螺合してもよい。
【0020】次に、図1において、電子部品供給部2の
中央部Aは電子部品供給作業を行う作業エリアであり、
その作業エリアの両側部B、Cは待機エリアとなってい
る。
【0021】移動テーブル3、4は作業エリアの中央部
A内を移動して所望の電子部品を収納した供給ユニット
Uをピックアップ位置Qに位置決めし、移載ヘッドHの
吸着ノズルNによりこの電子部品を吸着可能なようにし
て電子部品供給作業は行われる。また、供給ユニットU
の電子部品Pが品切れになった場合は、各移動テーブル
3,4は待機エリアB又はCへ待機して、供給ユニット
Uの交換を行うものである。
【0022】3e,4eは、それぞれの移動テーブル
3,4の現在位置を検出するエンコーダであり、検出さ
れた各移動テーブルの位置情報は後述する制御部に送ら
れる。
【0023】図4は、本発明の一実施例に係わる電子部
品の実装装置の制御部を示すブロック図である。20
は、電子部品の実装装置全体を制御する制御部であり、
内部にはCPU21、RAM22,ROM23が内蔵さ
れている。
【0024】RAM22には、図5に示すように基板上
における電子部品の搭載位置や搭載順序に関する電子部
品搭載データを記憶する記憶領域22aと、供給ユニッ
トに対応するユニット値を電子部品をピックアップする
順番に並べた電子部品供給データを記憶する記憶領域2
2bと、移動テーブルの移動パラメータを記憶する記憶
領域22cと移動パラメータを決定する為に設定されて
いる距離L1、L2、L3を記憶する記憶領域22dが設
けられている。
【0025】ROM23にはCPU21によって実行さ
れる移動パラメータ設定処理等の各種プログラムが格納
されている。これらCPU21,RAM22,ROM2
3は、バス24で接続されている。
【0026】インターフェイス25にはエンコーダ3
e,4eが接続されておりバス24を介して各移動テー
ブルの位置情報をCPU21が読み取れるようになって
いる。
【0027】CPU21は、移動テーブル3,4の位置
情報及び電子部品供給データのユニット値より移動テー
ブル3,4の移動距離及び移動パラメータを設定する。
【0028】インターフェイス26には、第1の駆動回
路27、第2の駆動回路28、第3の駆動回路29、第
4の駆動回路30が接続されておりCPU21からの指
令を伝達可能なように接続されている。
【0029】第1の駆動回路は、第1のテーブル駆動手
段としてのモータ3bを、3種類の速度パターンで駆動
する。
【0030】図6,図7,図8に3種類の速度パターン
を示す。図6は第1の高速速度パターンを示しており、
所望の電子部品を収納した供給ユニットをピックアップ
位置に高速に位置決めするときに使用する。第1の高速
速度パターンの最高速度はv1,加速度はa1に設定し
ている。
【0031】図7には第2の高速速度パターンを示して
いる。この速度パターンは電子部品の供給作業を行って
いない方の移動テーブルを、供給作業を行っている方の
移動テーブルとの干渉(衝突)を回避するために移動さ
せたり、移動テーブルの切り替え時に使用する。第2の
高速速度パターンの最高速度v1,加速度a1は第1の
高速速度パターンと同じであるが、移動開始のタイミン
グが時間dtだけ遅れている。第1の駆動回路27と第
2の駆動回路28へほぼ同時に移動テーブル移動指令が
CPU21から送信されるが、モータ3b,4bが同時
に加速を始めると大きな振動が発生してしまう。このた
め電子部品供給作業を行わない方のモータの加速開始タ
イミングをわざと遅らせることでたとえ両方の移動テー
ブルを高速で移動させることがあっても振動の発生を極
力押さえることができる。
【0032】図8は低速速度パターンであり、電子部品
の供給作業を行っていない方の移動テーブルを、作業中
の移動テーブルに対して低速で接近、待避させるときに
使用する。この速度パターンの最高速度v2、加速度a
2は振動発生を押さえるために小さく設定している。
【0033】第1の駆動回路27はCPU21からの指
令に基づき移動テーブルの移動距離及び使用する速度パ
ターンを選択し、モータ3bを駆動する。
【0034】第2の駆動回路28はモータ4bを駆動
し、その構成は第1の駆動回路27と同じであるので説
明を省略する。
【0035】第3の駆動回路29は、基板位置決め部C
M1を駆動する回路であり、基板10の所定の位置に電
子部品を搭載するためにモータMX,MYを駆動して基
板10を水平方向に移動させる。
【0036】第4の駆動回路30は、電子部品移載部C
M2を駆動する回路であり回転駆動部6や、図示しない
真空装置、バルブ制御装置、移載ヘッド昇降装置等を駆
動して電子部品Pを供給ユニットUからピックアプして
基板10に搭載する。
【0037】次に、移動パラメータについて説明する。
移動パラメータは、電子部品供給作業を行っていない方
の移動テーブルの移動動作を規定するものであり、3種
類の移動パラメータの中から最適な移動パラメータを選
択して使用する。
【0038】移動パラメータを「0」に設定すると、移
動テーブルは移動せず、停止した状態を保つ。
【0039】移動パラメータを「1」に設定すると、電
子部品供給作業を行っていない方の移動テーブルは図3
において左側へ距離XLだけ移動する。距離XLは、移
動テーブル3,4の上面の取り付け位置の配列ピッチよ
りも大きく設定しており、1回の移動指令で配列ピッチ
の数倍の距離を移動するようにしている。ちなみに距離
XLは、最小配列ピッチの2倍から20倍までの範囲で
設定するのがよい。第1の駆動回路27にこの移動パラ
メータに基づく指令が送信されると、第1の駆動回路2
7はモータ3bを低速速度パターンで駆動して、移動テ
ーブル3を距離XLだけゆっくりと移動させる。第2の
駆動回路28にこの移動パラメータに基ずく指令が送信
された場合も同様に、モータ4bは低速速度パターンで
駆動される。
【0040】移動パラメータを「2」に設定すると、電
子部品供給作業を行っていない方の移動テーブルは図3
において右側へ距離XLだけ移動する。この場合もモー
タ3bまたはモータ4bは移動パラメータ「1」の時と
同様に駆動される。
【0041】移動パラメータを「3」に設定すると、電
子部品供給作業を行っていない方の移動テーブルは電子
部品の供給作業を行っている方の移動テーブルと同じ方
向に同じ距離だけ高速に移動する。電子部品供給作業を
行っていない方のモータは、第2の高速速度パターンで
駆動される。
【0042】本発明の電子部品の実装装置の構成は以上
のとおりであり次にその動作について説明する。図9
は、電子部品実装工程を示すフローチャート、図10、
図11は、この移動パラメータ設定処理のフローチャー
トである。
【0043】図9においてS1でカウンターiの値を1
にしておき、S2で移動パラメータ設定処理を行う。
【0044】移動パラメータ設定処理は、所定回数分の
電子部部品供給データから移動テーブルの切り替えの有
無を調べる第1の工程と、所定回数分の電子部品供給デ
ータから電子部品供給作業を行っている方の移動テーブ
ルの位置を予測して電子部品供給作業を行っていない方
の移動テーブルの動作を決定する第2の工程と、移動テ
ーブルの切り替えに備えて両方の移動テーブル間の距離
が所定範囲に位置するように電子部品供給作業を行って
いない方の移動テーブルの動作を決定する第3の工程か
ら成っている。
【0045】先ずはじめに第1の工程について説明す
る。図10において、S201で(i)から(i+5)
回目までのユニット値を電子部品供給データから読み取
る。S202で(i)から(i+5)回目までの電子部
品供給作業で移動テーブルの切り替えが行われるかを判
断する。読み取った6個のユニット値がUN1からUN
20までのユニット値と、UN21からUN40までの
ユニット値を含んでいるかどうかで移動テーブルの切り
替えがあるかを判断できる。S202で移動テーブルの
切り替えがないと判断したら第2の工程のS203へ処
理を移す。また移動テーブルの切り替えなしと判断した
ら第3の工程のS210処理を移す。
【0046】次に、第2の工程について説明する。図1
1において、S203で(i)から(i+5)回目まで
の電子部品供給作業を行う間に、図18を参照して電子
部品供給作業を行う方の移動テーブルが電子部品供給作
業行わない方の移動テーブルに最も接近する位置Paを
求め、電子部品供給作業を行わない方の移動テーブルの
現在位置Pbから位置Paまでの距離Lmin を求める。
位置Paは、S201のステップで読み取ったユニット
値とエンコーダが検出する移動テーブルの現在位置より
求めることができる。尚、図18に示すように求めた両
方の移動テーブルの位置Pa,Pbが干渉するような場
合はLmin の値は負の値で表されるものとする。
【0047】S204では、S203で求めた距離Lmi
n と距離L1を比較し、距離L1 以上であればS205
で移動パラメータに「1」を設定する。距離L1 は、移
動パラメータ「1」または「2」で移動テーブルが一度
の動作で接近する距離XLに対してL1 =XL+α
(α:安全値)となるように設定する。
【0048】図12はS204からS205へ処理が移
る場合の両方の移動テーブル3,4の移動パターンを示
している。(i)から(i+5)回目の電子部品供給作
業を行う間に、移動テーブル3は移動テーブルに距離L
1 よりも接近することがないので移動テーブル4の移動
パラメータを「1」に設定する。
【0049】次に、S204で距離Lmin は距離L1 よ
りも小さいと判断したらS206で距離Lmin と距離L
2 を比較し、距離L2 よりも大きいと判断したらS20
7で移動パラメータに「0」を設定する。ここで距離L
2 は、条件、0=<L2 <L1 −XLを満足するように
設定している。
【0050】図13はS206からS207へ処理が移
る場合の両移動テーブル3,4の移動パターンを示して
いる。この場合、移動テーブル3は、移動テーブル4に
対して距離L1 以上離れず又、距離L2 以下に接近する
こともないので移動テーブル4は、停止させたままにし
ておく。
【0051】次に、S206で距離Lmin は距離L2 以
下であると判断したらS208で距離Lmin と距離L3
を比較し、距離L3 よりも大きいと判断するとS209
で移動パラメータに「2」を設定する。ここでL3 はマ
イナスの値である。
【0052】図14は、S206からS209へ処理が
移る場合の両移動テーブル3,4の移動パターンを示
す。移動テーブル3は(i+4)回目の電子部品供給作
業のときに、現在の移動テーブル4の左端部の位置より
も右側へ移動するので移動テーブル4に移動パラメータ
[2]の動作を行わせて待避させるようにする。
【0053】S208で距離Lmin は距離L3 よりも小
さいと判断すると、電子部品供給作業を行っている方の
移動テーブルがもう一方の移動テーブルに急速に接近し
てくる可能性がある。このときにもう一方の移動テーブ
ルを低速で移動させても衝突を起こす危険があるので高
速で移動させなければいけない。このような動作は、リ
カバリー動作(移載ヘッドHがピックアップに失敗した
電子部品を所定時間後に再度ピックアップを試みる動
作)の時に生じやすい。このため第3の工程のS210
へ処理を移して移動パラメータの設定を行う。
【0054】次に第3の工程について説明する。図10
において、S210では、(i)回目の電子部品供給作
業で両移動テーブル3,4間の距離が距離L2 以上、距
離L1 未満の範囲にあるかを判断し、この条件に該当し
ない時はS211で移動パラメータ「3」が設定され
る。距離L2 から距離L1 の範囲にあると判断されると
S212で移動パラメータに「0」が設定される。
【0055】図15は移動テーブルの切り替えを行う場
合の両方の移動テーブル3,4の移動パターンを示して
いる。移動テーブルの切り替えは、(i+3)回目の電
子部品供給作業の時に行われるが、(i+1)回目の電
子部品供給作業の時に両方の移動テーブル3,4間の距
離がL1 以上離れてしまう。移動テーブル4は、移動テ
ーブルが切り替わる直前にはできるだけピックアップ位
置Qに近い位置まで移動させておく方が、切り替わり時
間の短縮といった点で望ましい。そこで、移動パラメー
タに「3」を設定して移動テーブル4が移動テーブル切
り替わり時に移動する距離が短くなるようにしておく。
【0056】以上の処理を終わるとS213で移動パラ
メータ設定処理を終了させ、電子部品実装工程にもど
る。
【0057】次に、S3で、第1の駆動回路及び第2の
駆動回路に移動テーブル移動指令を送信する。
【0058】電子部品供給作業を行う方の移動テーブル
のモータを駆動する駆動回路は、部品供給データに基づ
く指令がCPU21から送信され、モータを第1の高速
速度パターンで駆動して所望の供給ユニットをピックア
ップ位置Qに高速で移動させて位置決めする。一方、電
子部品供給作業を行わない方の移動テーブルのモータを
駆動する駆動回路は、移動パラメータに基ずく指令に従
ってモータを駆動する。ただし、移動パラメータに基ず
く移動指令をこの駆動回路が受けたときに、この駆動回
路が駆動するモータが停止状態でない場合があるが、こ
の場合は移動指令を実行せずキャンセルする。
【0059】図16は移動テーブル3,4が図12に示
す移動パターンで移動した時の速度線図である。図中下
向きの矢印は電子部品Pを移載ヘッドHがピックアップ
するタイミングを示している。(i)回目の電子部品供
給作業を行うときに、移動パラメータは「1」に設定さ
れているので第2の駆動回路28はモータ4bを低速速
度パターンで駆動して移動テーブル4を左側に距離XL
移動させている。移動テーブル3は(i)から(i+
2)回目までの電子部品供給作業を行うために3回移動
しているが、移動テーブル4は1回の移動で、移動テー
ブル4の3回分の移動距離とほぼ同じくらいの距離を移
動しており、このように一度に長い距離を移動させるこ
とで加速、減速の回数が少なくなり移動テーブル4の移
動による振動発生をかなり少なくしている。
【0060】図17は移動テーブル3,4が図15に示
す移動パターンで移動した時の速度線図である。移動テ
ーブル3と移動テーブル4は(i+1)回目及び(i+
3)回目の電子部品供給作業の時に同じ方向に同じ距離
だけ高速に移動している。(i+1)回目の時は、移動
テーブル3のモータ3bを第1の高速速度パターンで駆
動し、移動テーブル4のモータ4bを第2の速度パター
ンで駆動している。また、(i+3)回目の時は、移動
テーブル3のモータ3bを第2の高速速度パターンで駆
動し、移動テーブル4のモータ4bを第1の速度パター
ンで駆動している。第2の高速速度パターンは第1の高
速速度パターンよりも加速開始のタイミングが時間dt
遅れているので両方の移動テーブルを高速に移動させて
もても激しい振動は発生しない。更に、移動テーブルを
切り替える時は、次に電子部品供給作業を行う移動テー
ブル4を移動テーブル3から距離L1 内の距離しか離れ
ていないので移動テーブルの切り替えにともなうタイム
ロスを最小限に抑えることができる。
【0061】このように移動テーブル3,4を移動させ
て所望の電子部品Pを収納した供給ユニットUをピック
アップ位置Qに位置決めする。
【0062】次にS4で、基板位置決め部CM1を部品
搭載データに従って基板10を所定の位置に位置決め
し、S5で電子部品移載部CM2を駆動させてピックア
ップ位置Qに位置決めされている供給ユニットUから移
載ヘッドHで電子部品Pをピックアップし、また移載ヘ
ッドHで基板10電子部品Pを搭載する。その後、S6
でロータリーヘッド1を間欠回転させ、S7でカウンタ
ーiの値を一つ加算してS8で電子部品実装作業が完了
したかを確認し、基板10への電子部品実装作業が完了
するまでS2からS8の処理を繰り返す。
【0063】
【発明の効果】本発明は、振動の発生を少なくして高速
で基板に電子部品を実装することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
全体平面図
【図2】本発明の一実施例に係る移載ヘッドの側面図
【図3】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
部品供給部の側面図
【図4】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
制御部を示すブロック図
【図5】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
制御部のRAMの説明図
【図6】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
第1の高速速度パターンの速度線図
【図7】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
第2の高速速度パターンの速度線図
【図8】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置の
低速速度パターンの速度線図
【図9】本発明の一実施例に係る電子部品実装装置の電
子部品実装工程のフローチャート
【図10】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動パラメータ設定処理のフローチャート
【図11】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動パラメータ設定処理のフローチャート
【図12】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの移動パターンの説明図
【図13】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの移動パターンの説明図
【図14】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの移動パターンの説明図
【図15】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの移動パターンの説明図
【図16】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの速度線図
【図17】本発明の一実施例に係る電子部品の実装装置
の移動テーブルの速度線図
【図18】電子部品の実装装置の移動テーブルが干渉す
るときの説明図
【符号の説明】
1 ロータリーヘッド CM1 基板位置決め部 CM2 電子部品移載部 H 移載ヘッド 6 回転駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−140499(JP,A) 特開 平2−188996(JP,A) 特開 昭63−98185(JP,A) 特開 平1−211997(JP,A) 特開 平2−232998(JP,A) 特開 平3−110895(JP,A) 特開 平2−215199(JP,A) 特開 平5−55792(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納した供給ユニットが複数個
    取付られたテーブルを複数個設け、これらのテーブルの
    うち、少なくとも2個のテーブルを同一通路に沿って個
    別に移動させてピックアップ位置に前記供給ユニットを
    位置決めする電子部品供給手段と、 前記ピックアップ位置に位置決めされた供給ユニットか
    ら電子部品をピックアップし、位置決めされた基板に搭
    載する移載ヘッドを備えた電子部品の実装装置であっ
    て、 前記2個のテーブルのうち、一方のテーブルには記憶部
    に記憶されたデータに従って、このテーブル上の供給ユ
    ニットをピックアップ位置に位置決めする位置決め動作
    を行わせ、 他方のテーブルには、所定個数後までの前記一方のテー
    ブルの位置決め動作を記憶部に記憶されたデータから求
    めて停止、低速動作若しくは高速動作の動作のうち、い
    ずれの動作をさせるかを決定し、決定した動作をさせる
    ように、前記電子部品供給手段を制御する制御手段を備
    えた電子部品の実装装置。
  2. 【請求項2】前記他方のテーブルを低速移動させるとき
    は、予め設定された距離だけ移動させ、高速移動させる
    ときは、一方のテーブルが移動する距離と同じ距離だけ
    移動させる請求項1に記載の電子部品の実装装置。
  3. 【請求項3】前記他方のテーブルを低速移動させるとき
    は、このテーブル上に設けられた供給ユニットの取付位
    置の配列ピッチよりも大きな距離を移動させる請求項1
    または2記載の電子部品の実装装置。
  4. 【請求項4】前記他方のテーブルを高速移動させるとき
    は、この移動テーブルの移動開始タイミングを前記一方
    のテーブルの移動開始タイミングに対してずらした請求
    項1または2記載の電子部品の実装装置。
  5. 【請求項5】電子部品を収納した供給ユニットが複数個
    取付られたテーブルを複数個設け、こられのテーブルの
    うち、少なくとも2個のテーブルを同一通路に沿って個
    別に移動させてピックアップ位置に前記供給ユニットを
    位置決めする電子部品供給手段と、 前記ピックアップ位置に位置決めされた供給ユニットか
    ら電子部品をピックアップし、位置決めされた基板に搭
    載する移載ヘッドを備えた電子部品の実装装置であっ
    て、 前記2個のテーブルのうち、一方のテーブルには記憶部
    に記憶されたデータに従って、このテーブル上の供給ユ
    ニットをピックアップ位置に位置決めする位置決め動作
    を行わせ、 他方のテーブルには、前記一方のテーブルが所定回数後
    までの位置決めの動作によって停止する位置を記憶部に
    記憶されたデータから求め、これらの位置が他方のテー
    ブルの現在位置に対して第1の距離から第2の距離の範
    囲内にあると判断した場合は、停止の状態を保たせ、前
    記範囲内にないと判断した場合には、移動させるように
    前記電子部品供給手段を制御する制御手段を備える電子
    部品の実装装置。
  6. 【請求項6】電子部品を収納した供給ユニットが複数個
    取付られたテーブルを複数個設け、これらのテーブルの
    うち、少なくとも2個のテーブルを同一通路に沿って個
    別に移動させてピックアップ位置に前記供給ユニットを
    位置決めする電子部品供給手段と、 前記ピックアップ位置に位置決めされた供給ユニットか
    ら電子部品をピックアップし、位置決めされた基板に搭
    載する移載ヘッドを備えた電子部品の実装装置であっ
    て、 前記2個のテーブルのうち、一方のテーブルには記憶部
    に記憶されたデータに従って、このテーブル上の供給ユ
    ニットをピックアップ位置に位置決めする位置決め動作
    を行わせ、 前記一方のテーブルが、所定回数後までの位置決め動作
    によって停止する位置を記憶部に記憶されたデータから
    求め、 これらの位置が他方のテーブルの現在位置に対して第1
    の距離よりも離れている場合は、低速で一方のテーブル
    側へ移動させ、第2の距離から第3の距離の範囲内にあ
    る場合は、一方のテーブル側とは反対の方向へ低速で移
    動させ、第3の距離よりも他方のテーブル側にくる場合
    は高速で一方のテーブル側とは反対の方向へ移動させる
    ように前記電子部品供給部を制御する電子部品の実装装
    置。
  7. 【請求項7】前記他方のテーブルを低速移動させるとき
    は、予め設定された距離だけ移動させ、高速移動させる
    ときは、一方のテーブルが移動する距離と同じ距離だけ
    移動させる請求項6に記載の電子部品の実装装置。
  8. 【請求項8】前記他方のテーブルを低速移動させるとき
    は、このテーブル上に設けられた供給ユニットの取付位
    置の配列ピッチよりも大きな距離を移動させる請求項6
    または7記載の電子部品の実装装置。
  9. 【請求項9】前記他方のテーブルを高速移動させるとき
    は、この移動テーブルの移動開始タイミングを前記一方
    のテーブルの移動開始タイミングに対してずらした請求
    項6または7記載の電子部品の実装装置。
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