JP3133582B2 - 電子部品自動装着装置 - Google Patents

電子部品自動装着装置

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JP3133582B2
JP3133582B2 JP05270797A JP27079793A JP3133582B2 JP 3133582 B2 JP3133582 B2 JP 3133582B2 JP 05270797 A JP05270797 A JP 05270797A JP 27079793 A JP27079793 A JP 27079793A JP 3133582 B2 JP3133582 B2 JP 3133582B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリテーブルの周
縁に設けられた複数の搬送ヘッドが該テーブルの間欠回
転に伴い、吸着ステ−ションにて部品供給部の供給する
電子部品を取出し搬送ヘッドのロータリテーブルの間欠
回転による各停止ステ−ションにて種々の部品装着に係
わる種々の作業を施し装着ステ−ションにてプリント基
板に装着する電子部品自動装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種電子部品自動装着装置が特開平4
−148598号公報に開示されており、ロータリテー
ブルである回転盤の間欠回転により吸着ステ−ションに
て部品供給装置より該ロータリテーブルの周縁に複数設
けられたヘッドに取り付けられた吸着ノズルに取り出さ
れたチップ部品は認識ステ−ションにて認識装置により
認識がなされ、角度補正ステ−ションにて該認識結果に
基づきθ方向の角度補正を加味して装着すべき角度位置
に角度振りがなされ、装着ステ−ションにてXYテーブ
ル上のプリント基板の装着すべき位置に装着される。
【0003】この各ステ−ションで行われる作業はロー
タリテーブルの1回の間欠回転の間あるいはそのステ−
ションでの停止時間の間に行われなければならず、間欠
回転の時間は各ステ−ションで行われる作業のうち一番
時間の掛かる作業に合わせたものにしなければならな
い。この各ステ−ションでの作業の時間はまた、電子部
品の種類によっても異なり、電子部品の種類毎に各作業
に最低限必要な間欠回転の時間に関するデータが電子部
品自動装着装置の記憶装置であるRAMに例えば図7の
ように格納されていて、ロータリテーブルに1回の間欠
回転をさせる場合には各ステ−ションでの作業に必要な
時間をヘッドの電子部品ごとに前記RAMのデータを読
み出し、全ての時間を比較して一番長くかかる時間を採
用してロータリテーブルを間欠回転させ、各作業もその
時間に合わせておこなっていた。このようにして、でき
うるかぎりの最高の速度で電子部品の装着が行われてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような装置では、
電子部品自動装着装置の上流装置であるプリント基板に
クリーム半田を印刷するスクリーン印刷機や、電子部品
を基板に仮止めするための接着剤を塗布する接着剤塗布
装置の作業速度が基板の種類によって等の理由で遅い場
合であっても、設定された最高速度で電子部品の装着動
作を行い、装着が終わってしまっても基板が上流より来
ないまたは下流装置に排出できないと、装着動作を停止
して待たなければならず生産性が上がらないが駆動部の
振動や騒音は高速で駆動されるために低速の場合に比べ
大きく発生し寿命も短縮するということが有り、ライン
上の他の装置の速度に合わせて装着速度を落とすことに
より振動及び騒音が低減され装置の寿命も伸ばすことが
できる。また、他の要因でも装着速度を落とす必要があ
る場合があるが、前記従来技術では装置の作業速度は電
子部品の種類及び作業の種類毎にデータが有り、これら
を逐一変更しなければならず、手間が掛かるという欠点
があった。
【0005】そこで本発明は、電子部品自動装着装置の
作業速度を遅くしたい場合に簡単な操作で済むようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ロー
タリテーブルの周縁に設けられた複数の搬送ヘッドが該
テーブルの間欠回転に伴い、吸着ステ−ションにて部品
供給部の供給する電子部品を取出し搬送ヘッドのロータ
リテーブルの間欠回転による各停止ステ−ションにて種
々の部品装着に係わる種々の作業を施し装着ステ−ショ
ンにてプリント基板に装着する電子部品自動装着装置に
おいて、部品装着に係わる取出し及び装着を含む種々の
前記作業に必要な時間を部品種及び作業の種類毎に記憶
する作業時間記憶手段と、前記作業に掛けるべき時間を
一律の時間として記憶する一律時間記憶手段と、前記作
業時間記憶手段に記憶された作業時間のうち1回の間欠
回転にて各搬送ヘッドにて行う作業に必要な時間の中で
一番長い時間と前記一律時間記憶手段に記憶された作業
時間とを比較して長い方の時間を選択する選択手段と、
該選択手段が選択した時間に合わせてロータリテーブル
を間欠回転させるとともに前記各作業を搬送ヘッド毎に
行わせるよう制御する制御手段とを設けたものである。
また、本発明は、ロータリテーブルの周縁に設けられ
た複数の搬送ヘッドが該テーブルの間欠回転に伴い、吸
着ステ−ションにて部品供給部の供給する電子部品を取
出し搬送ヘッドのロータリテーブルの間欠回転による各
停止ステ−ションにて種々の部品装着に係わる種々の作
業を施し装着ステ−ションにてプリント基板に装着する
電子部品自動装着装置において、部品装着に係わる取出
し及び装着を含む種々の前記作業に必要な時間を部品種
及び作業の種類毎に記憶する作業時間記憶手段と、前記
作業に掛けるべき時間を一律の時間として記憶する一律
時間記憶手段と、前記作業時間記憶手段に記憶された作
業時間のうち1回の間欠回転にて各搬送ヘッドにて行う
作業に必要な時間の中で一番長い時間を選択する選択手
段と、前記一律時間記憶手段の有効か無効かを記憶する
機能指定記憶手段と、該機能指定記憶手段が有効を記憶
していた場合に前記選択手段の選択した作業時間と前記
一律時間記憶手段に記憶された作業時間とを比較して長
い方の時間に合わせてロータリテーブルを間欠回転させ
前記各作業を搬送ヘッド毎に行わせるよう制御するとと
もに前記機能指定記憶手段が無効を記憶していた場合に
前記選択手段の選択した作業時間に合わせてロータリテ
ーブルを間欠回転させ前記各作業を搬送ヘッド毎に行わ
せるよう制御する制御手段とを設けたものである。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、部品装着に係わる種
々の作業に必要な時間を部品種及び作業の種類毎に記憶
する作業時間記憶手段に記憶された作業時間のうち1回
の間欠回転にて各搬送ヘッドにて行う作業に必要な時間
の中で一番長い時間と前記作業に掛けるべき時間を一律
の時間として記憶する一律時間記憶手段に記憶された作
業時間とを比較して長い方の時間を選択手段により選択
し、制御手段は該選択手段が選択した時間に合わせてロ
ータリテーブルを間欠回転させるとともに前記各作業を
搬送ヘッド毎に行わせるよう制御する。
【0008】請求項2の構成によれば、選択手段が部品
装着に係わる取出し及び装着を含む種々の前記作業に必
要な時間を部品種及び作業の種類毎に記憶する作業時間
記憶手段に記憶された作業時間のうち1回の間欠回転に
て各搬送ヘッドにて行う作業に必要な時間の中で一番長
い時間を選択し、機能指定記憶手段が前記作業に掛ける
べき時間を一律の時間として記憶する一律時間記憶手段
が有効を記憶していた場合に制御手段は前記選択手段の
選択した作業時間と前記一律時間記憶手段に記憶された
作業時間とを比較して長い方の時間に合わせてロータリ
テーブルを間欠回転させ前記各作業を搬送ヘッド毎に行
わせるよう制御するとともに前記機能指定記憶手段が無
効を記憶していた場合に前記選択手段の選択した作業時
間に合わせてロータリテーブルを間欠回転させ前記各作
業を搬送ヘッド毎に行わせるよう制御する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づき説明する。
図2及び図3に於て、(1)はY軸モータ(2)の回動
によりX方向に移動するYテーブルであり、(3)はX
軸モータ(4)の回動によりYテーブル(1)上でY方
向に移動することにより結果的にXY方向に移動するX
Yテーブルであり、チップ状電子部品(5)(以下、チ
ップ部品あるいは部品という。)が装着されるプリント
基板(6)が図示しない固定手段に固定されて載置され
る。
【0010】(7)は供給台であり、チップ部品(5)
を供給する部品供給装置(8)が多数台配設されてい
る。(9)は供給台駆動モータであり、ボールネジ(1
0)を回動させることにより、該ボールネジ(10)が
嵌合し供給台(7)に固定されたナット(11)を介し
て、供給台(7)がリニアガイド(12)に案内されて
X方向に移動する。(13)は間欠回動するロータリテ
ーブルであり、該テーブル(13)の外縁部の下部には
吸着ノズル(14)を6本有する搬送ヘッドとしての装
着ヘッド(15)が間欠ピッチに合わせて等間隔に配設
されている。
【0011】ロータリテーブル(13)は後述するイン
デックスモータ(46)により図示しないインデックス
ユニットを介して間欠回転するようになされる。吸着ノ
ズル(14)が供給装置(8)より部品(5)を吸着し
取出すためにロータリテーブル(13)が間欠回転して
装着ヘッド(15)が停止する位置(図2のロータリテ
ーブル(13)の時計短針の12時の位置)が吸着ステ
ーションであり、該吸着ステーションにて吸着ノズル
(14)が部品(5)を吸着する。
【0012】(16)は吸着ノズル(14)が吸着する
部品(5)の位置ずれを部品(5)の下面をカメラにて
所定の視野範囲で撮像しその撮像画面を認識処理して認
識する部品認識装置であり、ロータリテーブル(13)
が回動して行き装着ヘッド(15)が該装置(16)上
に停止するステーションは認識ステーションである。認
識ステーションの次の装着ヘッド(15)の停止する位
置が角度補正ステーションであり、認識装置(16)の
認識結果によるチップ部品(5)の角度位置ずれを補正
する角度量を後述する装着データのθデータに示される
角度量に加味した角度量だけヘッド回動装置(17)が
装着ヘッド(15)をθ方向に回動させる。
【0013】角度補正ステーションの次の次の停止位置
が、装着ステーションであり、前記基板(6)に該ステ
ーションの吸着ノズル(14)の吸着する部品(5)が
装着される。吸着ステーションでは下降する吸着ノズル
(14)により部品供給装置(8)の供給する部品
(5)が吸着して取り出される。テープリール(20)
に巻裝された図示しないテープに一定間隔に収納された
部品(5)は、揺動レバー(56)の図3の時計方向へ
の揺動により図示しないテープ送り機構を介して吸着ノ
ズル(14)の吸着位置に送られる。
【0014】吸着ステ−ション及び装着ステ−ションに
おける装着ヘッド(15)は、該ヘッド(15)の上部
に取り付けられた昇降シャフト(22)がロータリテー
ブル(13)を上下動可能に貫通して電子部品自動装着
装置に固定された基台(23)より下方に延出されロー
タリテーブル(13)の上部の円筒部の周囲に設けられ
た円筒カム(24)の切り欠き部にて断面コの字形状の
昇降体(25)に支持されて、該昇降体(25)が昇降
することにより上下動する。該ヘッド(15)は該円筒
カム(24)に案内されてロータリテーブル(13)の
回転により回転移動するものである。
【0015】昇降体(25)は基台(23)の上部に設
けられた図示しないカムに係合して上下動するが、該カ
ムは吸着ステ−ション及び装着ステ−ション夫々の昇降
体(25)毎に配設され、夫々がインデックスモータ
(46)に連結され該モータ(46)により駆動されて
いるため、ロータリテーブル(13)の間欠回転に連動
して上下動するようになされている。即ち、ロータリテ
ーブル(13)の回転速度が早ければ高速で上下動す
る。
【0016】(57)は揺動レバー(56)を揺動させ
るため上下動する昇降棒であり、供給台(7)の移動に
より吸着ステーションの吸着ノズル(14)に吸着され
る位置に供給装置(8)が到達して停止した後下降し、
揺動レバー(56)を押し下げ部品供給動作である前述
するテープ送りをさせ上昇する。該昇降棒(57)の上
下動もインデックスモータ(46)により図示しないカ
ムを介して駆動されている。
【0017】部品供給装置(8)は供給台(7)に所定
の間隔で並設して取り付けられ、各部品供給装置(8)
は夫々異なる種類のチップ部品(5)を供給するもので
あり、プリント基板(6)の種類に応じた種々の部品
(5)を供給する部品供給装置(8)が供給台(7)上
に配設される。図4において、(41)はCPUであ
り、ROM(42)に記憶されたプログラムに従ってR
AM(43)に記憶されたデータに基づき、部品装着に
係わる種々の動作を制御する。該CPU(41)にはイ
ンターフェース(44)及び駆動回路(45)を介して
ロータリテーブル(13)を間欠的に回転させる駆動源
となるインデックスモータ(46)、Y軸モータ
(2)、X軸モータ(4)及び供給台駆動モータ(9)
等が接続される。
【0018】インターフェース(44)には、さらに操
作用の画面を表示するCRT(48)が接続されてお
り、該CRT(48)の画面にはタッチパネルが形成さ
れている。前記RAM(43)には図5に示されるよう
な装着データ、図6に表示されるような部品配置データ
及び図7に示されるような部品ライブラリデータが格納
される。
【0019】装着データは部品装着対象のプリント基板
(6)の種類毎に異なるものであり、プリント基板
(6)の種類毎にRAM(43)に記憶されるものであ
るが、装着の順番を示すステップ番号毎にリール番号、
Xデータ(「X」と表示してある欄)、Yデータ
(「Y」と表示してある欄)及びθデータ(「θ」と表
示してある欄)が格納されている。リール番号は供給台
(7)の部品供給装置(8)の配設位置を示す番号であ
り、前記取り付け穴(34)の位置に対応して番号が付
されており、各部品供給装置(8)の取り付け位置のリ
ール番号は吸着ノズル(14)によりチップ部品(5)
が吸着される位置のリール番号となされている。Xデー
タ及びYデータはプリント基板(6)上のチップ部品
(5)を装着すべきXY位置座標を表し、θデータはチ
ップ部品(5)が装着されるべきθ方向を即ち吸着され
たチップ部品(5)の回動すべき角度量を示す。「C」
の欄の「E」はこのステップ番号でプリント基板(6)
1枚当りの部品装着が終了することを示す。
【0020】前記部品配置データはプリント基板(6)
の種類毎に異なり、夫々がRAM(43)に記憶される
ものであり、前記装着データと1組になっていて、供給
台(7)上にどのように部品供給装置(8)が配設され
ているかを示すものである。部品配置データ及び装着デ
ータは合わせてNCデータと呼ばれ、プリント基板
(6)の種類毎に名称が付けられている。部品配置デー
タにはリール番号毎に部品供給装置(8)が供給する部
品(5)の種類を示す部品IDが格納されている。
【0021】前記部品ライブラリデータは前記部品ID
毎に作成されRAM(43)内に記憶されており、当該
部品IDのチップ部品(5)をプリント基板に装着する
ために各ステ−ションの各装置がなすべき作業を該部品
(5)に合わせて制御できるようにするための種々のデ
ータが格納されている。例えば、部品Xサイズ及び部品
Yサイズはチップ部品(5)のXY方向のサイズであ
り、認識装置(16)の認識によりこのサイズより所定
の許容値以上に異なっていることが認識された場合に違
う種類の部品(5)であることを判断するためなどに使
用される。
【0022】CPU(41)は装着データからステップ
番号毎にリール番号を読み込むと部品配置データの同じ
リール番号の部品IDを読み込み、部品ライブラリデー
タの当該部品IDの各データを読み込み必要な制御をす
るものである。前記ロータリテーブル(13)はインデ
ックスモータ(46)の駆動により図示しないインデッ
クスユニットを介して間欠回転するものであるが、各ス
テ−ションでの作業を行うのには所定の時間が掛かるた
め、あるステ−ションから次のステ−ションに至るまで
の時間である間欠回転毎に掛かる時間はこの所定の時間
となるようにモータ(46)の回転速度はCPU(4
1)により決定される。この一回の間欠回転に要する時
間をサイクルタイムと言うが、この決定要因は種々有り
(図7の各速度データ参照)、吸着ステ−ションでの吸
着に要する時間、部品認識装置(16)により部品
(5)を認識するのに要する時間、ヘッド回動装置(1
7)により角度位置決めをするのに要する時間、装着デ
ータで示される位置にプリント基板(6)を移動させる
ためにXYテーブル(3)を移動させる時間及び同じく
装着データで示されるリール番号の位置に移動するため
供給台(7)が移動する時間等が有り、これらはまた部
品種が異なると要する時間が変わるものである。従って
これらの要因の内一番時間の掛かるものに合わせてサイ
クルタイムが決定され、該サイクルタイムとなる速度で
インデックスモータ(46)が駆動されるものである。
RAM(43)内の部品ライブラリデータには部品種毎
にこれらの各作業毎のサイクルタイムを決定するための
速度データが格納されている。各作業に要する時間が短
くて済む場合にはインデックスモータ(46)の能力に
より決まる最高速度で移動できる最短のサイクルタイム
となる速度データが記憶されることになる。但し、供給
台(7)及びXYテーブル(3)の移動によるサイクル
タイムについては夫々の最高速度がRAM(43)に記
憶され最高速度で移動しても例えば図7に示すような他
の要因によるサイクルタイムの間に移動ができないこと
をCPU(41)が判断する場合にはサイクルタイムを
長くするよう計算を行い実際の動作を制御するものであ
る。
【0023】本実施例では、各ステップ番号のサイクル
タイムはロータリテーブル(13)の回転の開始時から
回転が停止している時間を含み次の間欠回転の開始時ま
での時間であるものとし、各ステップ番号の動作毎にX
Yテーブル(3)及び供給台(7)はロータリテーブル
(13)の回転している間に移動し、回転が停止してい
る間は部品吸着及び装着のために移動を停止するようC
PU(41)により制御されるものである。
【0024】RAM(43)にはさらに、サイクルタイ
ムの上限を決める即ち、ロータリテーブル(13)の速
度の上限を決める一律時間記憶手段としての装着速度上
限メモリ(44)及び、該装着速度上限メモリ(44)
を無効として無視するかそれとも有効としてこのメモリ
(44)の値を使用するかを決定するための機能指定記
憶手段としての装着速度上限機能選択メモリ(45)が
設けられている。
【0025】また、電子部品自動装着装置はプリント基
板(6)を組み立てるラインの中の1つの装置である
が、ラインの最初にはペースト半田を基板(6)に印刷
するスクリーン印刷機、接着剤を塗布する接着剤塗布装
置が上流装置として置かれ、下流装置として、半田を付
けるリフロー炉が置かれている。以上の構成により以下
動作について説明する。
【0026】先ず、部品種毎に各作業の作業時間として
の速度データを設定して作業時間記憶手段としてのRA
M(43)に記憶させる動作について説明する。即ち、
電源が投入されると、CRT(48)の画面には図8の
初期画面が表示され、2重枠で示されたデータ編集と表
示されたスイッチ部を押圧することにより、図9に示す
部品ライブラリ画面が表示される。
【0027】次に、該画面にて設定したい部品種の部品
IDを図示しない入力キー(該画面に表示されてもよい
し、他の画面を呼び出して表示してもよい。)により入
力し、設定と表示されたスイッチ部を押すことにより、
その部品IDについての部品ライブラリの編集が可能と
なり、ページ送りのスイッチ部を押すことにより、3ペ
ージ目の図10の画面が表示され、装着データのヘッド
吸着の表示の右側のスイッチ部を押すことにより図10
に示すように、下方の枠内に「装着データヘッド吸着」
と表示され、右側のテンキーの操作により0.14秒と
ヘッド吸着作業の速度データが表示され、設定のスイッ
チ部を押すことにより、0.14秒が設定され記憶され
る。ヘッド吸着とは、供給台(7)が移動して装着ヘッ
ドが上下して部品(5)を取り出す作業であり、当該部
品IDに必要な時間が0.14秒であるので、この速度
データが設定されるものである。
【0028】同様にして、当該部品種でロータリテーブ
ル(13)が回転するときの速度がこの速度であれば、
部品のずれが生じないという最高の回転速度のための速
度データである1.50秒がヘッド搬送のために設定さ
れる。ノズル回転の速度データは、ヘッド(15)を回
転してチップ部品(5)のθ方向の角度振りを行うとき
の回転は当該ヘッド(15)の回転の最高速度よりも1
0パーセント減速が必要ということが設定され、該速度
でヘッド(15)を回転したときの回転角度量にかかる
時間により計算して決定されるとになる。
【0029】認識処理には0.25秒のサイクルタイム
が必要なので速度データを0.25秒に設定する。この
ようにして、作業時間記憶手段としてのRAM(43)
にサイクルタイムを決定するための作業時間としての速
度データが記憶される。このようにして、次の部品ID
について速度データを設定したい場合には、図9にペー
ジを戻してから部品IDの指定をして同様に行う。
【0030】最初に設定すれば、後は設定を変える必要
は無いのであるが、設定を変更したい場合には同様動作
を行う。設定を変更したい場合の例として、スクリーン
印刷機及び接着剤塗布装置の作業速度が遅く、電子部品
自動装着装置が基板を待つような状態になる場合、装着
速度を落としたい場合があるが、このとき、例えば、
0.14秒となっているサイクルタイムを全て、0.2
5秒と落とすことにより、ロータリテーブル(13)の
回転速度が低速になり、他の装置の速度と同じくらいに
なる場合がある。
【0031】こうすることにより、ロータリテーブル
(13)の回転系や、装着ヘッド(15)等の上下動の
機構が低速になり、振動が減り駆動系の寿命が伸びると
いうメリットがでる。しかし、このような場合に以下の
ようにすることにより、簡単にサイクルタイムを落とせ
る。
【0032】即ち、図8の初期画面にて、生産運転のス
イッチ部を押し、図示しない生産運転画面を介して、図
11のサブメニューを表示させ運転方法のスイッチ部を
押すと、図12の運転方法設定画面が表示される。該画
面にて、装着速度上限指定のスイッチ部を押すと、図1
3の装着速度上限指定画面が表示され、上方の欄の機能
選択の右側のスイッチ部を押すことにより、装着速度上
限指定機能を指定するかしないかを選択することがで
き、該図13の画面に示すように「指定する」「指定し
ない」の2つのスイッチ部が現れ、指定するを押し、設
定キーを押すことにより機能指定が選択され、機能選択
メモリ(45)に指定する旨が記憶される。
【0033】次に、該画面にて、上方の欄の速度指定の
右側のスイッチ部を押すと、図14の画面が表示されテ
ンキーの操作により0.25秒に設定することによりサ
イクルタイム上限メモリ(44)に0.25秒が記憶さ
れる。次に、以上のように設定されている状態にて自動
運転の動作について説明する。
【0034】CRT(48)の図示しない画面にて操作
して電子部品自動装着装置の部品装着の自動運転を開始
させる。先ず、CPU(41)は図1のフローチャート
に従って各装着ヘッド(15)に吸着されているか、あ
るいはこれから吸着される部品(5)の各作業ステ−シ
ョンでのサイクルタイムを図5に示す装着データ及び図
6に示す部品配置データに基づき部品種と作業が特定さ
れ、図7に示すような部品ライブラリデータより速度デ
ータがヘッド毎に読み出される。この速度データは夫々
比較されるが、図7の部品ID「C1608」の部品が
いずれかのヘッド(15)に吸着されて保持されている
場合には、ヘッド搬送の速度データ1.50秒が一番遅
いためこの速度データが選択手段としてのCPU(4
1)に選択され、次に、装着速度上限機能選択メモリ
(45)には機能指定有りの旨が記憶されているので、
装着速度上限メモリ(44)の0.25秒と比較され、
選択されたサイクルタイムである1.50秒にてロータ
リテーブル(13)を回転させることが決定される。
【0035】次に、このようにして決定された後の動作
について説明する。先ず、制御手段としてのCPU(4
1)の制御によるインデックスモータ(46)の駆動に
よるロータリテーブル(13)のサイクルタイムの1.
50秒の間欠回転に合わせて、モータ(9)の回転によ
るボールネジ(10)の回転により供給台(7)がリニ
アガイド(12)に沿って移動し、図6の装着データの
ステップ番号のリール番号に配設された部品供給装置
(8)が、吸着ステ−ションに移動して停止する。
【0036】次に、ロータリテーブル(13)の回動に
より吸着ステ−ションに停止した装着ヘッド(15)の
すでに選択されている吸着ノズル(14)により部品供
給装置(8)の供給するチップ部品(5)が吸着され
る。次に、ロータリテーブル(13)の回動により認識
ステ−ションに達した装着ヘッド(15)においては吸
着ノズル(14)の吸着しているチップ部品(5)の位
置ずれの認識が行われる。この場合に、CPU(41)
は当該部品IDの部品ライブラリデータ(図7のような
データが有る。)より当該部品IDの種々のデータを読
み出し、部品Xサイズ、部品Yサイズ及びサイズ許容値
より、異なる種類の部品でないことを確認するなどし
て、位置ずれの認識を行う。この認識は1.50秒の間
に行われればよい。
【0037】次に、角度補正ステーションでは、装着デ
ータのθデータに認識ステ−ションにて認識されたうち
の角度ずれを補正する角度量を加えた角度量だけヘッド
回動装置(17)により吸着ノズル(14)が回動され
るよう、CPU(41)は図示しないθ軸モータを回動
させる。この動作も1.50秒の間に行われれば良い。
【0038】次に、装着ステ−ションでは、認識装置
(16)に認識された位置ずれを補正してYテーブル
(1)及びXYテーブル(3)がモータ(2)(4)の
回動によりXY方向に移動して、プリント基板(6)上
の(X1,Y1)の位置にチップ部品(5)は装着され
る。この動作も1.50秒の間に行われれば良い。次
に、次の間欠回転で各ヘッド(15)の作業毎の速度デ
ータをCPU(41)が比較したところ最高の速度デー
タである0.14秒をサイクルタイムとすることができ
る場合には、装着速度上限機能選択メモリ(45)に機
能指定有りが記憶されているため、上限メモリ(44)
に記憶された0.25秒と比較され、サイクルタイムを
遅い0.25秒にすることを決定して、前述と同様な動
作が各ステ−ションにて行われる。
【0039】次に、装着速度上限機能選択メモリ(4
5)に機能選択の無しが記憶されている場合には、次の
間欠回転で各ヘッド(15)の作業毎の速度データをC
PU(41)が比較したところ最高の速度データである
0.14秒をサイクルタイムとすることができるときに
は、メモリ(44)との比較は為されず、最高速度であ
る0.14秒でロータリテーブル(13)は回転され、
各ステ−ションでの作業はこの間に行われる。このよう
に指定を止めた後にもう一度指定をCRT(48)の画
面にて行えば、メモリ(44)には、前に指定した0.
25秒が記憶されており、前とラインの他の装置の作業
時間の条件が同じであれば、この0.25秒をもう一度
使用すれば良く、設定しなおす必要が無い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、遅くすべき作業
時間を一律の時間として設定して記憶できるので部品種
毎及び作業の種類毎に作業時間を設定して記憶させる必
要が無く、操作が簡単で済む。また、一律に記憶した作
業時間を使用するかどうかを指定できるようにすること
により、前に設定した一律時間を残しておくこともで
き、さらに融通性のある操作をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フローチャートを示す図である。
【図2】本発明を適用せる電子部品自動装着装置の平面
図である。
【図3】本発明を適用せる電子部品自動装着装置の側面
図である。
【図4】本発明の制御ブロック図である。
【図5】装着データを示す図である。
【図6】部品配置データを示す図である。
【図7】部品ライブラリデータを示す図である。
【図8】CRTの初期画面を示す図である。
【図9】CRTの部品ライブラリ画面を示す図である。
【図10】CRTの部品ライブラリ画面を示す図であ
る。
【図11】CRTのサブメニュー画面を示す図である。
【図12】CRTの運転方法設定画面を示す図である。
【図13】CRTの装着速度上限指定画面を示す図であ
る。
【図14】CRTの装着速度上限指定画面を示す図であ
る。
【符号の説明】
(5) チップ状電子部品(電子部品) (6) プリント基板 (13) ロータリテーブル (14) 吸着ノズル (15) 装着ヘッド(搬送ヘッド) (41) CPU(選択手段)(制御手段) (43) RAM(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−226887(JP,A) 特開 平4−291798(JP,A) 特開 平4−148598(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリテーブルの周縁に設けられた複
    数の搬送ヘッドが該テーブルの間欠回転に伴い、吸着ス
    テ−ションにて部品供給部の供給する電子部品を取出し
    搬送ヘッドのロータリテーブルの間欠回転による各停止
    ステ−ションにて種々の部品装着に係わる種々の作業を
    施し装着ステ−ションにてプリント基板に装着する電子
    部品自動装着装置において、部品装着に係わる取出し及
    び装着を含む種々の前記作業に必要な時間を部品種及び
    作業の種類毎に記憶する作業時間記憶手段と、前記作業
    に掛けるべき時間を一律の時間として記憶する一律時間
    記憶手段と、前記作業時間記憶手段に記憶された作業時
    間のうち1回の間欠回転にて各搬送ヘッドにて行う作業
    に必要な時間の中で一番長い時間と前記一律時間記憶手
    段に記憶された作業時間とを比較して長い方の時間を選
    択する選択手段と、該選択手段が選択した時間に合わせ
    てロータリテーブルを間欠回転させるとともに前記各作
    業を搬送ヘッド毎に行わせるよう制御する制御手段とを
    設けたことを特徴とする電子部品自動装着装置。
  2. 【請求項2】 ロータリテーブルの周縁に設けられた複
    数の搬送ヘッドが該テーブルの間欠回転に伴い、吸着ス
    テ−ションにて部品供給部の供給する電子部品を取出し
    搬送ヘッドのロータリテーブルの間欠回転による各停止
    ステ−ションにて種々の部品装着に係わる種々の作業を
    施し装着ステ−ションにてプリント基板に装着する電子
    部品自動装着装置において、部品装着に係わる取出し及
    び装着を含む種々の前記作業に必要な時間を部品種及び
    作業の種類毎に記憶する作業時間記憶手段と、前記作業
    に掛けるべき時間を一律の時間として記憶する一律時間
    記憶手段と、前記作業時間記憶手段に記憶された作業時
    間のうち1回の間欠回転にて各搬送ヘッドにて行う作業
    に必要な時間の中で一番長い時間を選択する選択手段
    と、前記一律時間記憶手段の有効か無効かを記憶する機
    能指定記憶手段と、該機能指定記憶手段が有効を記憶し
    ていた場合に前記選択手段の選択した作業時間と前記一
    律時間記憶手段に記憶された作業時間とを比較して長い
    方の時間に合わせてロータリテーブルを間欠回転させ前
    記各作業を搬送ヘッド毎に行わせるよう制御するととも
    に前記機能指定記憶手段が無効を記憶していた場合に前
    記選択手段の選択した作業時間に合わせてロータリテー
    ブルを間欠回転させ前記各作業を搬送ヘッド毎に行わせ
    るよう制御する制御手段とを設けたことを特徴とする電
    子部品自動装着装置。
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