JP5526705B2 - 種籾乾燥装置 - Google Patents
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また、乾燥室(15)内の種籾量を略一定にすることが可能となるため、種籾を均等に乾燥することができる。
請求項2記載の発明においては、第一収容タンク6の種籾が全て乾燥部1で乾燥されて第二収容タンク7に収容された後に、排風筒5内を閉鎖する側に切換弁21を切り換え、排出調節弁18を開側に調節し、送風機3を駆動する。すると、送風機3の送風作用で乾燥室15内の残留穀粒は排出シュート10に排出される。このとき、切換弁21を閉じているため、残留種籾が排風筒5から機外に飛散することを防止することができると共に、乾燥室15内の残留種籾を確実に排出シュート10に排出することができる。従って、次の品種や生産者が異なる種籾と混ざることを防止することができる。
1は播種前に水に浸漬した種籾を乾燥する箱体状の乾燥部でその底部には多数の通風孔2を形成し、送風機3の乾燥風が通過して乾燥部1内を通風する構成である。
乾燥部1の上方には種籾を収容する第一収容タンク6を設ける。第一収容タンク6の下端部には乾燥部1に種籾を供給するための開閉シャッタ11を設ける。本実施の形態では外面を網状に形成して(図示せず)種籾の有無を視認できるように構成した二つの種籾流下通路6aのそれぞれの下端部に、図示はしないが外側から手動の操作レバーで開閉する開閉シャッタ11を設けている。第一収容タンク6は乾燥部1の上部に載置する構成で、クレーンやフォークリフト等で着脱可能に構成している。
水に浸漬した種籾を収容する第一収容タンク6を乾燥部の上部に載置する。そして、開閉シャッタ11を開くと第一収容タンク6内の種籾は種籾貯留部16内に供給される。ロータリバルブ17が駆動を開始すると、種籾は所定量ずつ順次乾燥室15内に供給される。そして、乾燥室15内の流下始端部から流下終端部にわたって形成する通風孔2を通過する乾燥風の作用を受けながら乾燥室15内を流下し、流下終端部に設ける排出調節弁18を所定の開角度に設定して排出量を調整されながら排出シュート10に排出される。そして、排出シュート10に排出された種籾は落下して第二収容タンク7に供給される。排出調節弁18の上方にオーバーフローした種籾はそのまま排出シュート10に落下する。すなわち、種籾を乾燥室15内を順次流下させて排出シュート10に排出しながら乾燥風を作用させる。
乾燥室15内に種籾有検出センサ19を設ける。すなわち、種籾有検出センサ19が種籾有りを検出するとロータリバルブ17の駆動を停止する。そして、排出調節弁18を閉調節し種籾の流下を止めて設定時間種籾に乾燥風を供給して乾燥する。そして、設定時間が経過すると排出調節弁18を開調節し、乾燥風の送風作用で乾燥室15内の種籾は排出シュート10に排出される。そして、設定時間が経過すると再度排出調節弁18を閉調節し、種籾有検出センサ19が種籾有りを検出するまでロータリバルブ17を駆動する。
排風筒5に排風筒5内の開放及び閉鎖を切り換える切換弁21を設ける。すなわち、第一収容タンク6の種籾が全て乾燥部1で乾燥されて第二収容タンク7に収容された後に、排風筒5内を閉鎖する側に切換弁21を切り換え、排出調節弁18を開側に調節し、送風機3を駆動する。すると、送風機3の送風作用で乾燥室15内の残留穀粒は排出シュート10に排出される。このとき、切換弁21を閉じているため、残留種籾が排風筒5から機外に飛散することを防止することができると共に、乾燥室15内の残留種籾を確実に排出シュート10に排出することができる。従って、次の例えば品種や生産者が異なる種籾と混ざることを防止することができる。なお、残留種籾の除去作業時専用のスイッチ(図示せず)を操作盤25に設け、当該スイッチを操作すると送風機3の風力を大きくする構成としても良い。また、残留種籾の除去作業時専用のスイッチ(図示せず)を操作すると、切換弁21を排風筒5内を閉鎖する側に切り換えると共に、自動的に排出調整弁を全開とする構成としても良い。
精選されて籾流量調整タンク30に一時貯留された籾を、種籾として出荷するときには、売渡計量器31に供給し、所定の出荷量分の籾を計量して種籾流量調整タンク32に供給される。そして、種籾消毒装置33で温湯等で消毒され、種籾乾燥装置34で乾燥され、種籾の表面の水分を除去する。そして、種籾出荷タンク36に貯留される。そして、出荷計量器38で再度計量されて出荷される。
2 通風孔
3 送風機
6 第一収容タンク
7 第二収容タンク
10 排出シュート
15 乾燥室
17 供給装置(ロータリバルブ)
18 排出調節弁
Claims (2)
- 水等の液体に浸漬した種籾を収容する第一収容タンク(6)と、送風機(3)の乾燥風が通過する乾燥部(1)と、乾燥部(1)で乾燥風に晒された種籾を収容する第二収容タンク(7)とを設け、
乾燥部(1)は乾燥風が通過する乾燥室(15)と、種籾を貯留する種籾貯留部(16)を設け、種籾貯留部(16)の下部に種籾貯留部(16)の種籾を乾燥室(3)に供給する供給装置(17)を設け、
第一収容タンク(6)の下部に開閉シャッタ(11)を設け、
第一収容タンク(6)を種籾貯留部(16)に載置し、開閉シャッタ(11)を開けると、第一収容タンク(6)内の種籾が種籾貯留部(16)に供給される構成とし、
乾燥室(15)の下部に送風機(3)の乾燥風が通過する通風孔(2)を多数形成すると共に、種籾を第二収容タンク(7)に落下供給する排出シュート(10)を形成し、かつ、排出シュート(10)に排出する種籾の量を調節する排出調節弁(18)を設け、
第二収容タンク(7)を排出シュート(10)の下方に載置し、第一収容タンク(6)と第二収容タンク(7)をそれぞれ着脱自在に構成し、第二収容タンク(7)の下端部に開閉シャッタ(12)を設け、第一収容タンク(6)と第二収容タンク(7)を同じ形状とすることを特徴とする種籾乾燥装置。 - 乾燥室(15)内を通過した乾燥風を排出する排風筒(5)を設け、排風筒(5)内を開放又は閉鎖する切換弁(21)を設け、種籾貯留部(16)の通風孔(20)を形成したことを特徴とする請求項1記載の種籾乾燥装置。
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JP2009246681A JP5526705B2 (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | 種籾乾燥装置 |
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