JP5525856B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、耐熱性に優れた半導体モジュールに関する。
従来、パワーエレクトロニクスのアプリケーションでは、高電力半導体素子(パワーデバイス:サイリスタ、MOSFET、IGBT、ダイオード)を実装基板に接合し電気的に相互接続した半導体モジュールとして使用されることが多い。
図21に、従来の半導体モジュール500を示す。半導体モジュール500では、半導体素子50と冷却器52とが絶縁基板54を挟んではんだ接合されている。絶縁基板54としては、冷却性の向上のために、高熱伝導セラミック材である窒化アルミニウム(AlN)を用いて、アルミニウム(Al)の配線部54a/窒化アルミニウム(AlN)の絶縁部54b/アルミニウム(Al)の金属部54cの積層構造からなる基板等が適用される。
ここで、半導体素子50からの放熱による冷熱サイクルによって、半導体素子50と配線部54aとの間のはんだ接合部56においてはんだクラックが発生するおそれがある。特に、はんだ接合部56の端部におけるクラックの発生が多くみられる。
そこで、クラックの発生する可能性が高い接合端部の歪みを緩和するために、図22に示すように、はんだ接合部56の周辺部56aのはんだを他の部分より厚くした構造が開示されている(特許文献1参照)。これにより、はんだ接合部56のクラックが抑制できるとされている。
特開2007−110001号公報
しかしながら、はんだ接合部56の周辺部56aの厚さを大きくしたとしても、周辺部においてはんだ接合自体が存在するので熱応力の緩和が十分ではない。そのため、依然として、はんだクラックが発生するおそれが高い。
本発明は、上記課題を鑑み、冷熱サイクルに対する信頼性に優れた半導体モジュールを提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、半導体素子と、表面に配線部が形成され、前記配線部の表面に前記半導体素子をマウントする絶縁基板を備えた半導体モジュールであって、前記半導体素子と前記配線部、及び、前記半導体素子と前記絶縁基板上の界面層の少なくとも一部を接続するはんだ接合部を備え、前記はんだ接合部は、前記配線部の膜厚が薄くなっている薄膜領域、又は、前記配線部の一部が除去されている除去領域の前記絶縁基板上の界面層の表面に接合が存在し、前記薄膜領域に繋がる段差又は前記除去領域に繋がる段差の側面に接合が存在せず、これにより前記はんだ接合部が分断されていることを特徴とする。
半導体素子と、表面に配線部が形成され、前記配線部上に前記半導体素子をマウントする絶縁基板を備えた半導体モジュールであって、前記半導体素子と前記配線部、及び、前記半導体素子と前記配線部の側面を接続するはんだ接合部を備え、前記はんだ接合部は、前記配線部の膜厚が薄くなっている薄膜領域、又は、前記配線部の一部が除去されている除去領域の前記絶縁基板の表面に接合が存在せず、これにより前記はんだ接合部が分断されていることを特徴とする。
ここで、前記薄膜領域又は前記除去領域は、前記配線部の4隅のいずれかに設けられていることが好適である。
本発明によれば、半導体モジュールにおける冷熱サイクルに対する信頼性を高めることができる。
第1の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す平面図である。 第1の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す平面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第1の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第2の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す平面図である。 第2の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 第2の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す平面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第2の実施の形態における配線部、絶縁基板及び導電部の構成の別例を示す断面図である。 第3の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 第4の実施の形態における半導体モジュールの構成を示す断面図である。 従来の半導体モジュールの構成を示す断面図である。 従来の半導体モジュールの構成を示す断面図である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態における半導体モジュール100は、図1〜図3に示すように、半導体素子10、はんだ接合部12、界面層14、配線部16、絶縁基板18、導電部20、界面層22及び放熱部24を含んで構成される。
図1は、半導体モジュール100の表面側からみた平面図である。図2は、図1のラインA−Aに沿った断面図である。図3は、図1のラインB−Bに沿った断面図である。
半導体素子10は、半導体基板上に形成された半導体素子等の電気・電子素子を含んで構成される。本実施の形態の半導体モジュール100の構造は、特に、半導体素子10が高電力用の素子を含む場合に好適である。例えば、半導体素子10は、高電力半導体素子であるサイリスタ、MOSFET、IGBT、ダイオード等を含むことが好適である。
はんだ接合部12は、半導体素子10と界面層14,配線部16及び絶縁基板18とを接続する部分である。はんだ接合部12は、はんだ材にて構成される。はんだ材は、特に限定されるものではないが、鉛はんだ系の錫(Sn)−鉛(Pb)系はんだや錫(Sn)−銀(Ag)系の鉛フリーはんだ等を適用することができる。
界面層14は、はんだ接合部12のはんだ材の濡れ性を高めるための層である。界面層14は、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、金(An)等のはんだ濡れ性が高い材料を適用することが好適である。配線部16は、絶縁基板18の表面に形成された回路パターンを含む。ここでは、配線部16は、アルミニウム(Al)等のはんだ濡れ性が低い材料で構成される。絶縁基板18は、半導体素子10と放熱部24との電気的な絶縁をもたせると共に、半導体素子10から発せられる熱を放熱部24に伝達する。絶縁基板18には、熱伝性が高いセラミック材を適用することが好適である。例えば、高熱伝導セラミック材である窒化アルミニウム(AlN)を適用することが好適である。
導電部20は、絶縁基板18から放熱部24への熱伝導の役割を果す部分である。導電部20は、絶縁基板18の裏面に形成される。導電部20は、配線部16と同じ金属材料を用いることが好適である。界面層22は、絶縁基板18と放熱部24との間に形成され、導電部20と放熱部24とを繋ぐ部分である。
放熱部24は、半導体素子10から伝達された熱を放熱する部分である。放熱部24は、高熱伝導性のアルミニウム(Al)、銅(Cu)等の金属ブロック等で構成することが好適である。また、放熱性を高めるために、放熱部24にフィンや穴を設けることも好適である。
本実施の形態における半導体モジュール100では、半導体素子10と絶縁基板18との接合に特徴を有する。以下、図4〜図6を参照しつつ、本実施の形態を説明する。なお、図4は、界面層14、配線部16及び導電部20が形成された絶縁基板18を表面側からみた平面図である。図5は、図4におけるラインC−Cに沿った断面図である。図6は、図4におけるラインD−Dに沿った断面図である。
絶縁基板18の表面に形成された配線部16は、図4〜図6に示すように、端部の4隅の領域が除去され、その領域では絶縁基板18の表面に界面層14が直接形成されている。すなわち、配線部16は、絶縁基板18の表面側からみて絶縁基板18上に十字形状に形成され、その表面にさらに界面層14が形成されている。また、十字形状の配線部16が設けられていない4隅の領域には絶縁基板18の表面に界面層14が直接形成されている。すなわち、ラインD−Dに沿った断面に示すように、配線部16の表面に形成された界面層14と、絶縁基板18の表面に直接形成された界面層14との間に段差が形成される。
なお、配線部16及び界面層14はスパッタリング法、蒸着法等により形成することができる。また、配線部16及び界面層14のパターンニングは、マスクを用いたスパッタリング法や蒸着法を適用したり、全面に形成した金属に対してマスクを用いたエッチング法を適用したりことで行うことが可能である。
このような構成において、絶縁基板18の表面側において半導体素子10とのはんだ接合部12を形成すると、図3に示すように、配線部16の表面及び絶縁基板18の表面に形成されたはんだに対する濡れ性が高い界面層14でははんだ接合が形成され、はんだに対する濡れ性が低い配線部16の段差の側面でははんだ接合が形成されない。
このように、配線部16の端部の4隅では、配線部16の段差の側面に対してはんだ接合が形成されないので、はんだ接合部12が分断される。これにより、はんだ接合部12の実効的な接合長が短くなる。また、はんだ接合部12の端部の厚さが大きくなる。これらによって、端部のはんだ接合部12に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。
また、図7〜図9に示すように界面層14、配線部16、導電部20及び樹脂層26が形成された絶縁基板18でも同様の効果を得ることができる。図7〜図9は、図4におけるラインD−Dに沿った断面図の別例である。
図7の構成では、絶縁基板18の表面に形成された配線部16は、端部の4隅の領域において膜厚が他の領域より薄く形成されており、その領域の表面に界面層14が形成されている。すなわち、配線部16は、絶縁基板18上に十字形状に配置された厚膜部分と、その4隅の端部には厚膜部分よりも薄い薄膜部分が設けられ、それぞれの表面に界面層14が形成されている。これにより、配線部16の厚膜部分の表面に形成された界面層14と、薄膜部分の表面に形成された界面層14との間に段差が形成される。
図8の構成では、絶縁基板18の表面に形成された配線部16は、図4〜図6に示す構成と同様に、端部の4隅の領域が除去され、その領域では絶縁基板18の表面に界面層14が直接形成されている。ただし、配線部16は、はんだの濡れ性が高い金属、例えば、銅(Cu)で形成される。したがって、その表面に界面層14は形成する必要がない。すなわち、ラインD−Dに沿った断面では、配線部16の表面と、絶縁基板18の表面に直接形成された界面層14との間に段差が形成される。その段差の側面には、はんだの濡れ性が低い樹脂層26が形成される。
図9の構成では、絶縁基板18の表面に形成された配線部16は、端部の4隅の領域において膜厚が他の領域より薄く形成されている。この場合も、配線部16は、はんだの濡れ性が高い金属、例えば、銅(Cu)で形成される。したがって、その表面に界面層14は形成する必要がない。また、ラインD−Dに沿った断面では、配線部16の厚膜部分の表面と、薄膜部分の表面とに段差が形成される。その段差の側面には、はんだの濡れ性が低い樹脂層26を形成する。
なお、樹脂層26は、はんだの濡れ性が低いものであればよい。例えば、ポリイミド等を適用することが好適である。樹脂層26は、塗布法等により全面に形成し、マスクを用いてエッチングすることによって必要な領域のみに形成することができる。
図7〜図9の構成においても、絶縁基板18上に半導体素子10を載せ置いて、はんだ接合部12を形成すると、はんだに対する濡れ性が高い界面層14や銅(Cu)の配線部16でははんだ接合が形成され、はんだに対する濡れ性が低いアルミニウム(Al)の配線部16や樹脂層26を形成した段差の側面でははんだ接合が形成されない。すなわち、配線部16の端部の4隅では、配線部16の段差の側面に対してはんだ接合が形成されない。これにより、はんだ接合部12が分断され、はんだ接合部12の実効的な接合長が短くなる。また、端部において、はんだ接合部12の厚さが大きくなる。したがって、端部のはんだ接合部12に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態における半導体モジュール200は、図10〜図12に示すように、半導体素子10、はんだ接合部30、配線部32、絶縁基板34、導電部36及び放熱部24を含んで構成される。
図10は、半導体モジュール200の表面側からみた平面図である。図11は、図10のラインE−Eに沿った断面図である。図12は、図10のラインF−Fに沿った断面図である。図において、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符合を付して説明を省略する。
はんだ接合部30は、半導体素子10と配線部32とを接続する部分である。はんだ接合部30は、第1の実施の形態と同様のはんだ材にて構成される。
配線部32は、絶縁基板34の表面に形成された回路パターンを含む。ここでは、配線部32は、銅(Cu)等のはんだ濡れ性が高い材料で構成される。絶縁基板34は、第1の実施の形態における絶縁基板18と同様に構成することが好適である。導電部36は、絶縁基板34から放熱部24への熱伝導の役割を果す部分である。導電部36も第1の実施の形態における導電部20と同様に構成することが好適である
本実施の形態における半導体モジュール200では、半導体素子10と絶縁基板34との接合に特徴を有する。以下、図13〜図15を参照しつつ、本実施の形態を説明する。なお、図13は、配線部32及び導電部36が形成された絶縁基板34を表面側からみた平面図である。図14は、図13におけるラインG−Gに沿った断面図である。図15は、図13におけるラインH−Hに沿った断面図である。
絶縁基板34の表面に形成された配線部32は、図13〜図15に示すように、端部の4隅の領域が除去され、その領域では絶縁基板34の表面が露出している。すなわち、配線部32は絶縁基板34上に十字形状に形成されている。ラインG−Gに沿った断面では、配線部32の表面と絶縁基板34の表面との間に段差が形成されていることが分かる。
なお、配線部32はスパッタリング法、蒸着法等により形成することができる。また、配線部32のパターンニングは、マスクを用いたスパッタリング法や蒸着法を適用したり、全面に形成した金属に対してマスクを用いたエッチング法を適用したりことで行うことが可能である。
このような構成において、半導体素子10を載せ置いて、はんだによりはんだ接合部30を形成すると、図12に示すように、配線部32の表面及び半導体素子10下の配線部32の段差の側面のはんだに対する濡れ性が高い領域ではんだ接合が形成され、はんだに対する濡れ性が低い絶縁基板34の表面でははんだ接合が形成されない。
このように、配線部32の端部の4隅では、半導体素子10下の配線部32の段差の側面に対してはんだ接合部30が形成され、そのはんだ接合部30の底面に当たる絶縁基板34の表面領域でははんだ接合部30が形成されず、はんだ接合部30が分断される。これにより、はんだ接合部30の端部が機械的に拘束されず、はんだ接合部30の実効的な接合長が短くなる。また、はんだ接合部30の端部の厚さが大きくなる。これらによって、端部のはんだ接合部30に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。
また、図16〜図18に示すように界面層14、配線部32及び導電部36が形成された絶縁基板34でも同様の効果を得ることができる。図16〜図18は、図13におけるラインH−Hに沿った断面図の別例である。
図16の構成では、絶縁基板34の表面に形成された配線部32は、端部の4隅の領域において膜厚が他の領域より薄い薄膜部分が形成されており、薄膜部分の表面及び薄膜部分と絶縁基板34との段差の側面に樹脂層38が形成されている。すなわち、配線部32は、絶縁基板34上に十字形状に配置された厚膜部分と、その4隅の端部には厚膜部分よりも薄い薄膜部分が設けられ、薄膜部分の表面及び側面に樹脂層38が形成されている。なお、樹脂層38は、はんだの濡れ性が低いものであればよい。例えば、ポリイミド等を適用することが好適である。樹脂層38は、塗布法等により全面に形成し、マスクを用いてエッチングすることによって必要な領域のみに形成することができる。
図17の構成では、絶縁基板34の表面に形成された配線部32は、端部の4隅の領域が除去され、配線部32の表面及び絶縁基板34との段差の側面に界面層40が直接形成されている。ただし、配線部32は、はんだの濡れ性が低い金属、例えば、アルミニウム(Al)で形成される。界面層40は、第1の実施の形態と同様に、はんだ接合部30のはんだ材の濡れ性を高めるための層である。界面層40は、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、金(An)等のはんだ濡れ性が高い材料を適用することが好適である。
図18の構成では、絶縁基板34の表面に形成された配線部32は、端部の4隅の領域において膜厚が他の領域より薄く形成されている。すなわち、配線部32の厚膜部分の表面と、薄膜部分の表面とに段差が形成される。配線部32は、はんだの濡れ性が低い金属、例えば、アルミニウム(Al)で形成される。配線部32の厚膜部分の表面と、厚膜部分と薄膜部分との段差の側面には、はんだの濡れ性が高い界面層40を形成する。
図16〜図18の構成においても、絶縁基板34上に半導体素子10を載せ置いてはんだ接合部30を形成すると、はんだに対する濡れ性が高い界面層40や銅(Cu)の配線部32の領域でははんだ接合が形成され、はんだに対する濡れ性が低いアルミニウム(Al)の配線部32や樹脂層26を形成した領域でははんだ接合が形成されない。すなわち、配線部32の端部の4隅では、配線部32と絶縁基板34との段差の側面又は配線部32の厚膜部分と薄膜部分との段差の側面にははんだ接合部30が形成され、そのはんだ接合部30と絶縁基板34との間又はそのはんだ接合部30と薄膜部分との間の領域にははんだ接合部30が形成されない。これにより、はんだ接合部30の端部が機械的に拘束されず、はんだ接合部30の実効的な接合長が短くなる。また、はんだ接合部30の端部の厚さが大きくなる。これらによって、端部のはんだ接合部30に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態における半導体モジュール300は、第1の実施の形態における半導体モジュール100の変形例である。半導体モジュール300では、図19の断面図に示すように、配線部16の隅のみならず、半導体素子10が配置された領域下全面に亘って配線部16を除去した領域を設ける。配線部16の除去領域は、特に限定されるものでなく、例えば、格子状や線状であってもよい。また、配線部16の表面及び配線部16の除去領域における絶縁基板18の表面にははんだとの濡れ性が高いニッケル(Ni)等の金属を形成する。
これにより、はんだ接合部12の接合面が周期的に分断され、はんだ接合部12の実効的な接合面積が小さくなる。したがって、はんだ接合部12に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。
また、本実施の形態における半導体モジュール300では、図19に破線矢印で示すように、半導体素子10から放熱部24までの熱流の経路は確保されており、冷却性の観点から問題はない。なお、本実施の形態は図7〜図9の構成に対しても適用できる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態における半導体モジュール400は、第2の実施の形態における半導体モジュール200の変形例である。半導体モジュール400では、図20の断面図に示すように、配線部32の隅のみならず、半導体素子10が配置された領域下全面に亘って配線部32を除去した領域を設ける。配線部32の除去領域は、特に限定されるものでなく、例えば、格子状や線状であってもよい。
これにより、はんだ接合部30の接合面が周期的に分断され、はんだ接合部30の実効的な接合面積が小さくなる。したがって、はんだ接合部30に生ずる歪みが低減され、冷熱サイクルに対する信頼性が向上する。なお、本実施の形態は図16〜図18の構成に対しても適用できる。
10 半導体素子、12 はんだ接合部、14 界面層、16 配線部、18 絶縁基板、20 導電部、22 界面層、24 放熱部、26 樹脂層、30 はんだ接合部、32 配線部、34 絶縁基板、36 導電部、38 樹脂層、40 界面層、50 半導体素子、52 冷却器、54 絶縁基板、54a 配線部、54b 絶縁部、54c 金属部、56 接合部、56a 周辺部、100,200,300,400,500 半導体モジュール。

Claims (3)

  1. 半導体素子と、表面に配線部が形成され、前記配線部の表面に前記半導体素子をマウントする絶縁基板を備えた半導体モジュールであって、
    前記半導体素子と前記配線部、及び、前記半導体素子と前記絶縁基板上の界面層の少なくとも一部を接続するはんだ接合部を備え、
    前記はんだ接合部は、
    前記配線部の膜厚が薄くなっている薄膜領域、又は、前記配線部の一部が除去されている除去領域の前記絶縁基板上の界面層の表面に接合が存在し、
    前記薄膜領域に繋がる段差又は前記除去領域に繋がる段差の側面に接合が存在せず、
    これにより前記はんだ接合部が分断されていることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 半導体素子と、表面に配線部が形成され、前記配線部上に前記半導体素子をマウントする絶縁基板を備えた半導体モジュールであって、
    前記半導体素子と前記配線部、及び、前記半導体素子と前記配線部の側面を接続するはんだ接合部を備え、
    前記はんだ接合部は、
    前記配線部の膜厚が薄くなっている薄膜領域、又は、前記配線部の一部が除去されている除去領域の前記絶縁基板の表面に接合が存在せず、
    これにより前記はんだ接合部が分断されていることを特徴とする半導体モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体モジュールであって、
    前記薄膜領域又は前記除去領域は、前記配線部の4隅のいずれかに設けられていることを特徴とする半導体モジュール。
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