JP5522535B2 - ディスク搬送用ガイド装置及びディスク搬送機構 - Google Patents

ディスク搬送用ガイド装置及びディスク搬送機構 Download PDF

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Description

本発明は、ディスク(円盤状の情報記録媒体)に記録された楽曲情報や地図情報などを再生したり、所望の情報をディスクに記録したりするディスク駆動装置に適用されるディスクの搬送技術に係わり、特に気温の変動に関係なくディスクを所定の経路に沿って直進させ得るようにしたディスク搬送用ガイド装置、及びそのガイド装置を備えたディスク搬送機構に関する。
従来、筐体内にディスクを搬入したり、筐体外にディスクを搬出したりするディスク搬送装置として、細長い送りローラと合成樹脂製のガイド板とによりディスクを挟んで搬送する方式が知られている(例えば、特許文献1)。
尚、その種のガイド板には、ディスクの外周縁にのみ摺接する傾斜状の凸条が形成されるが、特許文献1では、係るガイド板(上ガイド13)を送りローラ(ゴムローラ10)の軸方向に沿って延びる帯状の一枚板として構成し、その長手方向両側を固定ベース(クランプレバー14)に取り付けて固定している。
特許第4312147号公報(段落0028〜0029、図1、図4)
しかしながら、一枚の板部材からなるガイド板の長手方向両側を特定の固定ベースに対して固定してしまうと、20℃前後の常温下とは異なる温度環境下、例えば、夏季などの高温環境下においてガイド板が熱膨張により変形し、これによりガイド板によるディスクのガイド機能が失われてディスクを搬送できなくなる虞がある。つまり、ガイド板の長手方向両側を特定の固定ベースに対して固定した場合には、ガイド板が熱膨張してもその伸長が抑止されるため、そのガイド板が板厚方向にうねって交換を余儀なくされる。
そこで、図13のようにガイド板Gの長手方向一端部に形成した突片Gaを固定ベースBに穿設した孔Baに嵌合し、その嵌合部分を基準にしてガイド板Gの他端部側が熱膨張により伸長することを許容するというディスク搬送用ガイド装置も知られる。
しかし、その種のガイド装置では、ガイド板Gが熱膨張により伸長したとき、基準とした一端部側と、その反対の他端部側とにおいて、ガイド板Gに形成した凸条Gb,Gbの傾斜態様が変化し、ディスクの搬送が適正に行われなくなることがあった。
具体的には、図14のように、ディスクDの片側(図14の左方)が送りローラRと凸条Gbとで挟持されなくなったり、その挟持力が左右で非均衡になったりし、これに起因してディスクDが左右によろめきながら搬送されることがある。
尚、一般例として、ガイド板Gには、ディスクDの中心軌道がターンテーブルの軸線に直交するよう、ディスクDをセンタリングする部材Gcが設けられるが、上記のようにガイド板Gが熱膨張により伸長すると、これに伴って左右一対のセンタリング用部材Gc,Gcの間隔も図14のように広がり、これによるディスクDのセンタリング機能が失われるので、ディスクDの中心をターンテーブルの軸線上に位置付けられなくなる。その防止策として、センタリング用部材Gcをガイド板Gと別体として装置内に設けたとしても、上記のようにガイド板G自体が熱膨張により伸長して凸条Gb,Gbの傾斜態様が左右で異なってしまえば、図15のように排出時のディスクの中心がセンタリング用部材Gc,Gcの位置を通過した時点から、ディスクDが一点鎖線で示すよう左右によろめきだし、装置の高級感、品位が損なわれることとなる。
一方、冬季や寒冷地などの低温環境下での使用においては、ガイド板が熱収縮しようとするものの、収縮が規制されるので内部応力が生じる。
従って、経年による低温環境下(例えば冬季)と高温環境下(例えば夏季)との繰り返し使用により、内部応力が繰り返し生じ、この熱疲労によってガイド板に亀裂が発生するなどの悪影響が及ぶ可能性を排除できない。
又、合成樹脂材は一般に低温環境下でもろくなる(脆化する)ので、常温下では支障が無い僅かな変形に伴う内部応力によりクラックが入るなど、損傷が生じる可能性がある。
すなわち、常温に対する使用環境の温度変化により、ガイド板には変形や損傷につながる負荷が付与される。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は高温環境下においてガイド板が熱膨張しても、ディスクを所定の経路に沿ってよろめき無く直進搬送できるようにすることにある。
又、使用環境の温度変化に伴いガイド板に付与される負荷を軽減し、変形や損傷を生じ難くすることにある。
本発明は上記目的を達成するため、
(1)正逆に回転駆動される送りローラ4と協同してディスクDを挟んで搬送するガイド板5と、
前記ガイド板5が取り付けられた固定ベース12と、を備え、
前記固定ベース12は、前記送りローラ4の軸方向に対する前記ガイド板5の移動を規制する第1の拘束部12bを有し、
前記ガイド板5は、前記送りローラ4の軸方向に沿って並ぶ一対のプレート部51,52と、前記一対のプレート部51,52を連結すると共にその並び方向に伸縮自在な連結部53と、を有し、
前記一対のプレート部51,52は内側端部Eiから外側端部Eoに向かって前記プレート部51,52の表面fからの突出量が漸次大きくなる高さを有して前記ディスクDの外周縁に摺接するよう形成された凸条51a,51b/52a,52bと、前記凸条51a,51b/52a,52bの突出量の大きい外側端部Eoに設けられた前記第1の拘束部12bと係合する第1の被拘束部55とを有することを特徴とするディスク搬送用ガイド装置を提供する。
(2)又、本発明は上記のようなディスク搬送用ガイド装置において、前記一対のプレート部51,52の外側端部Eoに、前記ディスクDの外周端面を摺接させるセンタリング用サイドガイド54が設けられていることを特徴とする。
(3)加えて、前記第1の拘束部12bが前記固定ベース12の部位に設けた孔であり、前記第1の被拘束部55が前記一対のプレート部51,52における外側端部Eoに設けた突起であることを特徴とする。
(4)又、前記固定ベース12は、前記ガイド板5の取付面に沿ってそのガイド板5が送りローラ4の軸直角方向に移動するのを規制する第2の拘束部12cと、前記ガイド板5が前記取付面から離間するのを規制する第3の拘束部12f,12eとを有し、
前記ガイド板5を構成する一対のプレート部51,52は、前記第2の拘束部12cに係合する第2の被拘束部56と、前記第3の拘束部12f,12eに係合する第3の被拘束部57,59とを有していることを特徴とする。
(5)又、前記一対のプレート部51,52と前記連結部53が合成樹脂材料から一体成形されていることを特徴とする。
(6)又、前記連結部53は、前記送りローラ4によるディスクDの搬送方向に凸となるよう湾曲した湾曲部53bを有する線状の弾性屈曲片53aを具備してなることを特徴とする。
(7)更に、本発明は上記のような固定ベース12、ガイド板5、及び送りローラ4を有して構成されることを特徴とするディスク搬送機構3を提供する。
本発明によれば、送りローラの軸方向に伸縮自在な連結部を介して一対のプレート部が連結された構造のガイド板にして、固定ベースに設けた第1の拘束部と一対のプレート部の外側端部に設けた第1の被拘束部との係合により、送りローラの軸方向に対する移動が規制されるようにしていることから、高温環境下において一対のプレート部が外側端部を固定端として連結部を縮小させながら内側端部側に均等に伸長し、低温環境下では一対のプレート部が外側端部を固定端として連結部を伸長させながら外側端部側に均等に収縮する。
このため、高温環境下においてプレート部が板厚方向にうねってしまう事がなく、しかも一対のプレート部が高温環境下で熱膨張により伸長し、あるいは低温環境下で収縮してもその両プレート部に形成される凸条の傾斜態様が相対的に変化しないので、ディスクの両端を送りローラと凸条とにより均等に挟持しながらディスクを左右によろめき無く直進搬送することができる。特に、ディスクをよろめき無く搬出できるので、装置の高級感や品位が損なわれない。
又、使用環境の温度変化に伴いガイド板に付与される負荷が軽減され、変形や損傷が生じ難くなっている。
又、一対のプレートが連結部を介して連結される構造のガイド板は単体の部品であるから、その取り付けに係る工数が増えず、装置の生産効率を悪化させない。
加えて、一対のプレート部の外側端部に、ディスクの外周端面を摺接させるセンタリング用サイドガイドが設けられていることから、プレート部が熱膨張により内側端部側に伸長したり外側端部側に収縮したりしてもサイドガイドの間隔が広がらないので、ガイド板とは別にディスクセンタリング用部材を筐体内に設けずしてディスクを直進搬送でき、しかもディスクの直径がサイドガイドの間を通過した後でも、ディスクの左右外周縁が送りローラと凸条とにより均等に挟持され続けるのでディスクを左右によろめき無く直進搬送することができる。
又、固定ベースに第2、第3の拘束部を設けると共に、一対のプレート部に第2、第3の被拘束部を設けた構成では、振動環境下においてもガイド板のガタツキを防止できる。
又、一対のプレート部と連結部が合成樹脂材料から一体成形されているものでは、ガイド板自体を一つの金型から効率良く製造できる。
更に、連結部が送りローラによるディスクの搬送方向に凸となるよう湾曲した湾曲部を有する線状の弾性屈曲片を具備してなる態様では、湾曲部の弾性変形によりプレート部の伸縮力を効果的に吸収することができる。
本発明に係るディスク搬送機構を備えたディスク駆動装置の内部構造を示す側面図 本発明に係るガイド板を示す平面図 図2の部分拡大図 図2のX−X断面図 本発明に係るガイド板を示す背面図 本発明に係るガイド板を取り付ける固定ベースの要部を示す平面図 図6に示した固定ベースにガイド板を取り付けた状態を示す平面図 ガイド板の取付部分を示す部分拡大断面図 ガイド板の取付部分を示す部分拡大断面図 本発明に係るガイド板と搬送時のディスクの位置関係を示す説明図 本発明に係るガイド板と送りローラでディスクが挟まれた状態を示す正面図 一対のプレート部が熱膨張により伸長する状態を示す説明図 従来のガイド板の装置例を示す説明図 図13のガイド板が熱膨張で伸長した状態を示す両端拡大図 熱膨張により伸長したガイド板によるディスクの搬送態様を示す説明図
以下、図面に基づき本発明を詳しく説明する。先ず、図1に本発明に係るディスク搬送機構を備えたディスク駆動装置の内部構造を示して、その全体構成を説明する。
図1において、1は装置の外装を成す筐体であり、この筐体1は金属板をプレス加工して成るベースシャーシ11と、その上部を覆う天板12とにより構成され、筐体1の前面にはディスクDを出し入れするための横長のスロット13が開口されている。
2はトラメカと俗称されるドライブユニットであり、このドライブユニット2は、金属製の座板21にターンテーブル22や光ピックアップ23などを一体に組み付けて構成されている。このうち、ターンテーブル22は、ディスクDを支持して回転させる円形の回転部材であり、これは座板21に固定されるスピンドルモータ24のロータ軸に直結されて一方向に回転駆動される。一方、光ピックアップ23は、ターンテーブル22で支持されたディスクの半径方向に移動しながら、ディスクの記録情報を読み出したり、ディスクに対して情報の書き込みを行ったりするための電子部品ユニットであり、これは公知のようにディスクの盤面に照射すべき光を発生するレーザダイオードなどの発光素子や、ディスクからの反射光を受け取る受光素子などを備えている。
又、25はターンテーブル22と協同してディスクを回転自在に挟持するクランプ盤、26はクランプ盤25を回転自在に保持するクランプベースであり、そのクランプベース26は座板21に形成したブラケット21aにより一端部を枢支されている。これにより、クランプベース26で保持されたクランプ盤25は、図1で示される位置を待機位置として、この待機位置からターンテーブル22上のディスクをクランプする位置まで降下することが可能とされている。
尚、ドライブユニット2を構成する座板21は、防振ダンパ27を介してベースシャーシ11に弾性支持されており、これによりディスク駆動時における再生音の音飛びなどが防止されるようになっている。
3は、上記のように構成されるドライブユニット2と筐体1に開口したスロット13との間に位置してディスクを搬送するディスク搬送機構であり、このディスク搬送機構3は、正逆に回転駆動される送りローラ4と、天板12に取り付けられたガイド板5とを具備して構成されている。
送りローラ4は、ディスクの直径に略等しい軸長を有する細長のゴムローラであり、その回転軸4aの両端は、作動板41の両端に形成した左右一対のブラケット41a(図1には片方のブラケット41aのみ示される)により回転自在に支持されている。作動板41は、ブラケット41aの一端部においてベースシャーシ11に枢着される支点軸41bを備え、その支点軸41bを中心として上下方向に揺動可能とされている。このため、ブラケット41aで支持された送りローラ4は、図1の一点鎖線で示される退避位置と、実線で示されるディスク搬送位置との間で昇降可能とされており、実線で示されるディスク搬送位置ではガイド板5との間にディスクDを挟んで搬送することが可能とされている。
尚、送りローラ4は、作動板41とベースシャーシ11との間に掛けられたバネ42によりディスク搬送位置に向けて付勢されているが、ディスクをターンテーブル22上に案内するときには、送りローラ4が図示せぬカム部材によりバネ42の付勢力に抗して上記退避位置に向けて押し下げられ、ターンテーブル22上にディスクが載った時点では、送りローラ4が退避位置にあってディスクから離間することとなる。逆に、ディスクの搬送時には、バネ42の付勢力がディスクに対して送りローラ4を押し付ける力として作用する。
一方、本実施形態において、筐体1の天板12はガイド板5を取り付ける固定ベースとして用いられ、その天板12とガイド板5によりディスク搬送用ガイド装置が構成されている。
図2〜図5によりガイド板5の構成を詳しく説明すれば、係るガイド板5は左右一対のプレート部51,52と、その両者51,52の間に介在する連結部53とを合成樹脂材料から一体成形してなる。
図3から明らかなように、連結部53は、両端が一対のプレート部51,52に接続する2つの弾性屈曲片53aを具備して成る。それら弾性屈曲片53aは、上記送りローラ4によるディスクの搬送方向(図3の上下方向)に凸となるよう湾曲した湾曲部53bを有して送りローラ4の軸方向(図3の左右方向)に伸縮自在とされる線状の形態で、その両者53a,53aの湾曲部53b,53bの中間は薄片53cにより結合され、弾性屈曲片53a,53aの各両端は一対のプレート部51,52に接続している。
ここに、一対のプレート部51,52は、連結部53を介して上記送りローラ4の軸方向に沿って並ぶように連なられた薄板であり、その各表面fには弾性屈曲片53aの各一端が接続する内側端部Eiから反対側の外側端部Eoに向かって延びる稜線tを有する断面三角形の凸条51a,51b/52a,52bが形成されている。尚、図2および図3において、ハッチングは凸条51a,51b/52a,52bを明示するためのもので、断面をあらわすものではない。
図4から明らかなように、それら凸条51a,51b/52a,52b(図4には凸条51a,52aのみ示される)は、内側端部Eiから外側端部Eoに向かって表面fからの突出量が漸増する高さを有した傾斜状の態様であり、その各々の両端の高低差は1mm程度とされている。そして、それら凸条51a,51b/52a,52bには、搬送するディスクDの外周縁のみが摺接するのであり、これによりディスク搬送時の摩擦抵抗を軽減しながらディスクDの傷付きを防止できるようになっている。
加えて、一対のプレート部51,52には、その表面f側において外側端部Eoから表面fと直交する方向に突出するサイドガイド54が形成され、その両者51,52のサイドガイド54に搬送中のディスクDの左右外周端面が摺接することによりディスクDのセンタリングが行われる構成とされている(図2参照)。
又、図4および図5に示されるように、ガイド板5には、凸条51a,51b/52a,52bが形成される表面fとは反対の背面側(上記天板12に向けられる面側)において、表面fと直交する方向に突出する突片55,56が設けられている。
図5から明らかなように、突片55はプレート部51,52の外側端部Eoに沿って2つずつ設けられており、他方の突片56はプレート部51,52の内側端部Eiの中央部分にそれぞれ一つだけ設けられている。
又、図2および図5に示されるように、プレート部51,52には、内側端部Eiと外側端部Eoに交差する前後両側の一方に線状の端縁部57を残して孔部58が穿設され、他方側にはその端縁より表面fと平行する方向に突出する突片59が形成されている。
次に、ガイド板5を取り付ける固定ベースとされる天板12について言及する。図6のように、天板12には、その一端縁を折り曲げた屈曲部12aが形成されると共に、その屈曲部12aを形成した端縁に直交する左右両側縁に沿ってスリット12bが穿設されている。
図7のように、スリット12bはプレート部51,52の外側端部Eoに形成した突片55に対応する位置にあり、そのスリット12bに突片55を挿入することにより、送りローラ4の軸方向(図7の左右方向)に対するガイド板5の移動が規制されるようにしてある。つまり、スリット12bは送りローラ4の軸方向に対するガイド板5の移動を規制する第1の拘束部として天板12に穿設した孔であり、これに係合する突片55は第1の被拘束部としてプレート部51,52の外側端部Eoに形成した突起である。
又、天板12には、左右両側のスリット12b,12bの間において、複数の切欠孔12c,12d,12eが点在して穿設されている。図7のように、切欠孔12c,12cはプレート部51,52の内側端部Eiに形成した突片56に対応する位置にあり、その切欠孔12cに突片56を挿入することにより、ガイド板5がその取付面(天板12の内側面)に沿って送りローラ4の軸直角方向(図7の上下方向)に移動することを規制されるようにしてある。つまり、切欠孔12cは、ガイド板5がその取付面に沿って送りローラ4の軸直角方向に移動することを規制する第2の拘束部として天板12に穿設され、これに係合する突片56は第2の被拘束部としてプレート部51,52の内側端部Eiに形成されている。尚、切欠孔12cは突片56より幅広の孔で、送りローラ4の軸方向に対して突片56を拘束せず、同方向への突片56の変位を許容する。
一方、切欠孔12dの開口縁には突片12fが連続して形成され、屈曲部12aに沿って穿設された切欠孔12eは屈曲部12aをその板厚方向に貫通している。図7から明らかなように、突片12fはプレート部51,52の孔部58に対応する位置にあり、切欠孔12eはプレート部51,52の突片59に対応する位置にある。又、図8のように、突片12fはL字形であり、その先端がプレート部51,52の孔部58を通じて当該プレート部の端縁部57に接触するようになっている。又、図9のように、プレート部51,52の突片59は天板12の切欠孔12eを通じてその開口縁(屈曲部12a)に接触する。しかして、その突片12fと端縁部57、ならびに切欠孔12eと突片59により、ガイド板5が取付面から離間する方向へ移動することを規制されるようにしてある。つまり、突片12fおよび切欠孔12eはガイド板5が取付面から離間する方向へ移動することを規制する第3の拘束部として天板12に形成され、これに係合する端縁部57および突片59は第3の被拘束部としてプレート部51,52に形成されている。
ここで、以上のように構成されるディスク搬送機構3の作用を説明する。図10において、mはターンテーブル22の軸線と送りローラの軸方向中央部とに直交する仮想の基準線であり、ガイド板5はその基準線mを中心として左右対称に取り付けられる。このため、ディスクDは一対のプレート部51,52に形成したサイドガイド54,54により基準線m上に中心が位置するようセンタリングされ、左右の凸条51a,52aに対して基準線mから左右に等距離L1となる位置でディスクDの片面外周縁が摺接すると共に、凸条51b,52bに対しても基準線mから左右に等距離L2となる位置でディスクDの片面外周縁が摺接する。
又、凸条51a,51b/52a,52bの相互間においてディスクDの他面側(信号記録面側)には、図11のように送りローラ4が転がり接触する。尚、図11から明らかなように、送りローラ4は中央部から両端部に向かって直径が漸増する形態とされるところ、ディスクDの他面側においてもその外周縁にのみ送りローラ4の両端部が接触する。しかして、ディスクDは、送りローラ4と凸条51a,51b/52a,52bとにより左右両側縁を均等に挟持されながら搬送されるのであり、このためディスクDの搬出時において、その中心が図10のようにサイドガイド54,54の間を通過した後でも、ディスクDは左右両側縁を均等に挟持されたまま、左右によろめく事なく基準線mに沿って真直ぐ排出される。
ここに、ガイド板5は、上記のように送りローラ4の軸方向に伸縮自在な連結部53を介して一対のプレート部51,52が連結された構造で、一対のプレート部51,52の外側端部Eoに形成した突片55を天板12のスリット12bに挿入し、その突片55とスリット12bとの係合により、送りローラ4の軸方向に対してプレート部51,52の外側端部Eoを位置決め固定するようにしていることから、高温環境下において、一対のプレート部51,52は、外側端部Eoを固定端として図12の一点鎖線で示されるよう連結部53を縮小させながら内側端部Ei側に均等に伸長する。したがって、左右両サイドガイド54,54の間隔が変わらず、左右の凸条51a,52a/51b,52bも均等に伸長するため、図10に示した基準線mを中心とする円周上において左右の凸条51a,52a/51b,52bに高低差が生じない。詰まるところ、高温環境下でプレート部51,52が熱膨張により伸長しても、その伸長力が連結部53の縮小により吸収されるため、プレート部51,52が板厚方向にうねってしまう事がなく、且つ左右の凸条51a,52a/51b,52bが均等に伸長するから、ガイド板5を交換せずしてディスクDの搬送を支障なく適切に行うことができる。
尚、低温環境下において、一対のプレート部51,52は、外側端部Eoを固定端として連結部53を伸長させながら外側端部Eo側に均等に収縮するのであり、このため低温環境下でも左右両サイドガイド54,54の間隔が変わらず、左右の凸条51a,52a/51b,52bも均等に収縮するから、ディスクDの搬送を支障なく適切に行うことができる。一般に、合成樹脂などの高分子構造物では、低温環境に関する問題の原因は、現実的に収縮現象よりも脆化現象の方が多いが、仮に脆化しても、連結部53が伸長することにより一対のプレート部51,52に付与される負荷が低減するので、その脆化に起因した損傷は生じ難くなっている。
以上、本発明について説明したが、本発明は上記のような構成に限らず、第1の拘束部としてのスリット12bに第2、第3の拘束部としての機能を持たせると共に、第1の被拘束部としての突片55に第2、第3の被拘束部としての機能を持たせるようにしてもよい。
例えば、スリット12bに突片55が圧入される構造としてもよく、これによりガイド板5を直交する3方向に移動規制した状態で固定ベース(例えば、天板12)に取り付けることができる。又、第1の拘束部として、固定ベースにネジ孔と該ネジ孔にねじ込み可能なネジを設ける一方、プレート部51,52の外側端部Eoに上記ネジを通す透孔を設け、プレート部51,52の外側端部Eoを固定ベースにネジ止めするようにしてもよく、この場合でも上記ネジ孔及びネジが第1〜3の拘束部としての機能を兼備し、上記透孔が第1〜3の被拘束部としての機能を兼備するので、図示例のような切欠孔12c、突片12f、切欠孔12e、突片56、端縁部57、突片59などを省略することができる。
又、上記例のように第1の拘束部が孔(スリット12b)で、第1の被拘束部が突起(突片55)であれば、プレート部51,52が熱膨張した場合でも送りローラ4の軸方向に対するプレート部51,52のがたつきを防止できるので好ましいが(第1の被拘束部が孔であると、その開口径が熱膨張により広がる)、第1の拘束部を突起、これに係合する第1の被拘束部を孔としてもよい。
更に、連結部53は2つの弾性屈曲片53aで構成されることに限らず、一つの弾性屈曲片53aのみとしてもよく、その形態も複数の湾曲部53bが連なる波形とするなどしてもよい。
D ディスク
12 天板(固定ベース)
12b スリット(第1の拘束部)
12c 切欠孔(第2の拘束部)
12e 切欠孔(第3の拘束部)
12f 突片(第3の拘束部)
3 ディスク搬送機構
4 送りローラ
5 ガイド板
51 プレート部
51a,51b 凸条
52 プレート部
Ei プレート部の内側端部
Eo プレート部の外側端部
52a,52b 凸条
53 連結部
53a 弾性屈曲片
53b 湾曲部
54 サイドガイド
55 突片(第1の被拘束部)
56 突片(第2の被拘束部)
57 端縁部(第3の被拘束部)
59 突片(第3の被拘束部)

Claims (7)

  1. 正逆に回転駆動される送りローラと協同してディスクを挟んで搬送するガイド板と、
    前記ガイド板が取り付けられた固定ベースと、を備え、
    前記固定ベースは、前記送りローラの軸方向に対する前記ガイド板の移動を規制する第1の拘束部を有し、
    前記ガイド板は、前記送りローラの軸方向に沿って並ぶ一対のプレート部と、前記一対のプレート部を連結すると共にその並び方向に伸縮自在な連結部と、を有し、
    前記一対のプレート部は内側端部から外側端部に向かって前記プレート部の表面からの突出量が漸次大きくなる高さを有して前記ディスクの外周縁に摺接するよう形成された凸条と、前記凸条の突出量の大きい外側端部に設けられた前記第1の拘束部と係合する第1の被拘束部とを有することを特徴とするディスク搬送用ガイド装置。
  2. 前記一対のプレート部の外側端部に、前記ディスクの外周端面を摺接させるセンタリング用サイドガイドが設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスク搬送用ガイド装置。
  3. 前記第1の拘束部が前記固定ベースの部位に設けた孔であり、前記第1の被拘束部が前記一対のプレート部における外側端部に設けた突起であることを特徴とする請求項1、又は2記載のディスク搬送用ガイド装置。
  4. 前記固定ベースは、前記ガイド板の取付面に沿ってそのガイド板が送りローラの軸直角方向に移動するのを規制する第2の拘束部と、前記ガイド板が前記取付面から離間するのを規制する第3の拘束部とを有し、
    前記ガイド板を構成する一対のプレート部は、前記第2の拘束部に係合する第2の被拘束部と、前記第3の拘束部に係合する第3の被拘束部とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスク搬送用ガイド装置。
  5. 前記一対のプレート部と前記連結部が合成樹脂材料から一体成形されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のディスク搬送用ガイド装置。
  6. 前記連結部は、前記送りローラによるディスクの搬送方向に凸となるよう湾曲した湾曲部を有する線状の弾性屈曲片を具備してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のディスク搬送用ガイド装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の固定ベース、ガイド板、及び送りローラを有して構成されることを特徴とするディスク搬送機構。
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