JP5521605B2 - 端子間接続構造、液体収容容器、及び液体収容容器の組立方法 - Google Patents

端子間接続構造、液体収容容器、及び液体収容容器の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、離間している2つの端子を電気的に接続する端子間接続構造、離間している2つの端子を有する液体収容容器、及び、該液体収容容器の組立方法に関する。
インクジェット式記録装置やインクジェット捺染装置、マイクロディスペンサ等の液体噴射装置は、液体収容容器からインク等の液体の供給を受けてその噴射を行う。液体収容容器の液体残量が僅かになり液体収容容器から液体噴射装置に液体が供給されていない状態で、噴射動作を行うと、いわゆる空打ちとなって噴射ヘッドが損傷する場合がある。このため、液体収容体に収容されている液体の量を検出し監視する必要がある。
そこで、液体収容容器としてのインクカートリッジに、液体残量を検出するためのセンサーと、センサーの制御を行うための回路基板とを装備したものが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のインクカートリッジは、容器本体に収容されるセンサー部材と、容器本体に取り付けられる回路基板とを有する。センサー部材に設けられた端子(センサー端子)と、回路基板に設けられた端子(基板端子)とは離間している。よって、離間している端子を電気的に接続するために、基板側端子導電部材とセンサー側端子導電部材の2つの部材を用いている。
特開2008−155596号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、2つの端子を接続させるために、センサー部材(詳細には液体残量検出ユニット)を容器本体に収容する工程の後に、別途、センサー端子と接触しているセンサー側端子導電部材を基板側端子導電部材に接触させる工程が必要となる。このため、液体収容容器の組立工程が複雑になり、組立効率(生産性)が低下する場合があった。
従って、本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、離間している2つの端子の電気的な接続を容易に行うことで、液体収容容器の組立効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することができる。
本発明の一形態は、
液体噴射装置に液体を流通させるための液体収容容器の組み立て方法であって、
前記液体収容容器は、
前記液体を収容するための液体収容体と、
前記液体収容体が収容される容器本体と、
前記液体収容体に取り付けられた第1の端子と、
前記容器本体に取り付けられた第2の端子と、
前記第1の端子と接触する第1の接続部材であって、前記液体収容体に取り付けられた導電性を有する第1の接続部材と、
前記第2の端子と接触させるための第2の接続部材であって、前記容器本体に取り付けられる導電性を有する第2の接続部材と、
前記液体収容体が前記容器本体に収容される際に、前記第1の接続部材を前記第2の接続部材の第1の接触部に接触させるために、前記第1の接続部材に接触すべき前記第1の接触部の第1の部位の前記容器本体内部における位置を決定する位置決め部材と、を備え、
(a)前記第2の接続部材を前記容器本体に収容し、前記第2の接続部材と前記第2の端子とを接触させる工程と、
(b)前記第2の接続部材を前記位置決め部材に接触させることで、前記第1の部位を前記容器本体内の所定の位置に配置させる工程と、
(c)前記第1の端子と、前記第1の接続部材と、を有する前記液体収容体を前記容器本体に収容する工程と、を備え、
前記工程(c)は、
前記液体収容体を前記容器本体に収容する際に、前記第1の接続部材の所定の部位が前記所定の位置を通過するようにすることで、前記第1の接続部材を前記第2の接続部材に接触させる工程を含む、組み立て方法である。
この形態の組み立て方法によれば、液体収容体を容器本体に収容することで、第1と第2の接続部材を接触させることができる。これにより、液体収容体を容器本体に収容した後に、別途、第1と第2の接続部材とを接触させる工程が不要となるため、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例1] 離間している2つの端子を電気的に接続する端子間接続構造であって、液体を収容するための液体収容体に取り付けられた第1の端子と、前記第1の端子と離間している第2の端子であって、前記液体収容体を収容するための容器本体に取り付けられた第2の端子と、前記第1の端子と接触する第1の接続部材であって、前記液体収容体に取り付けられた導電性を有する第1の接続部材と、前記第2の端子と接触させるための第2の接続部材であって、前記容器本体に取り付けられる導電性を有する第2の接続部材と、を備え、前記容器本体は、前記液体収容体が前記容器本体に収容される際に、前記第1の接続部材を前記第2の接続部材の第1の接触部に接触させるために、前記第1の接続部材に接触すべき前記第1の接触部の第1の部位の前記容器本体内部における位置を決定する位置決め部材を有する、端子間接続構造。
適用例1の端子間接続構造によれば、位置決め部材により第1の部位の位置が決定されるため、液体収容体を容器本体に収容することで、第1の接続部材と第2の接続部材とを容易に接触させることができる。これにより、液体収容体を容器本体に収容した後に、別途、第1の接続部材と第2の接続部材とを接触させる工程を行うことが不要となるため、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例2]適用例1記載の端子間接続構造であって、前記容器本体は底面を有し、前記第2の接続部材は弾性を有し、前記液体収容体が前記容器本体に収容された場合に、前記第1の接続部材が、前記第2の接続部材の前記第1の接触部を前記底面側に押し付けることで、前記底面に垂直な方向についての前記第1の接触部の弾性変形を制限する、端子間接続構造。
適用例2の端子間接続構造によれば、第1の接続部材が第2の接続部材の第1の接触部を底面側に押し付けることで前記第1と第2の接続部材が接触している。このため、外部から液体収容容器に衝撃が加わっても、第1の接触部が第1の接続部材に対して移動することを抑制できる。これにより、第1の端子と第2の端子との導通不良の発生を低減することができる。
[適用例3]適用例2記載の端子間接続構造であって、前記第1の接触部は、前記第2の接続部材が前記容器本体に収容された状態であって、かつ、前記液体収容体が前記容器本体に収容されていない状態において前記底面と平行な第1の平面上で弾性変形可能であり、前記第1の接続部材は、前記第1の平面に垂直な方向について移動されることで前記容器本体に収容され、前記位置決め部材は、前記第1の接触部と接触することで前記第2の接続部材を前記容器本体に保持すると共に、前記第1の接触部の前記第1の平面上での弾性変形を制限することで、前記第1の部位の前記第1の平面上での位置を決定する、端子間接続構造。
適用例3の端子間接続構造によれば、位置決め部材により第2の接続部材の第1の接触部の第1の平面上での弾性変形を制限することで、第1の接触部の第1の部位を第1の平面上の所定の位置に配置させることができる。これにより、第1の接続部材と第2の接続部材とを容易に接触させることができるため、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例4]適用例1乃至適用例3のいずれか1つに記載の端子間接続構造であって、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第1の接続部材と前記位置決め部材とが協働することで、前記第2の接続部材の前記第1の接触部の動きを所定範囲内に制限する、端子間接続構造。
適用例4の端子間接続構造によれば、第1の接触部の動きを制限できるため、外部から液体収容容器に衝撃が加わることによる第1の端子と第2の端子との導通不良の発生をより低減することができる。
[適用例5]適用例4に記載の端子間接続構造であって、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第1の接触部が前記第1の接続部材に向かって延びる方向から見た場合、前記位置決め部材と前記第1の接続部材とにより所定の領域が形成され、前記所定の領域内には、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を含み、少なくとも、前記液体収容体が前記容器本体に収容される際の前記第1の接続部材の移動方向以外の方向を、前記位置決め部材と前記第1の接続部材とにより囲むことで、前記所定の領域が形成される、端子間接続構造。
適用例5の端子間接続構造によれば、位置決め部材と第1の接続部材により所定の領域を形成し、所定の領域内で第1の接続部材と第2の接続部材とが接触している。このため、外部から液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、第2の接続部材に対する第1の接触部の位置の変化を所定範囲内に制限することができる。これにより、第1の接続部材と第2の接続部材との接触を良好に維持できるため、第1の端子と第2の端子との導通不良の発生をより一層低減することができる。
[適用例6]適用例1に記載の端子間接続構造であって、前記第2の接続部材は、コイル部と、前記第2の端子と接触させるための第1の腕部と、前記第1の接続部材と接触させるための第2の腕部であって、前記第1の接触部としての第2の腕部と、を有するねじりコイルばねであり、前記位置決め部材は、前記コイル部が挿入される第1の突起部と、前記第2の腕部と接触することで、前記第1の部位の位置を決定する第2の突起部と、を含む、端子間接続構造。
適用例6に記載の端子間接続構造によれば、容器本体に2つの突起部を設けるとともに、第2の接続部材にねじりコイルばねを用いることで、第1の接続部材と第2の接続部材とを容易に接触させることができる。すなわち、ねじりコイルばねの弾性変形を制限する突起部を容器本体に設けるという単純な構成を採用することで、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例7]適用例6に記載の端子間接続構造であって、前記容器本体は、底面と、前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、前記第1の接続部材は、前記第1の端子と接触する第2の接触部と、前記第2の接続部材と接触させるための第3の接触部と、を有し、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第1の端子と接触する前記第2の接触部は、前記底面と平行であり、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第3の接触部は、前記第2の接触部から前記底面とは離れる方向に延びる側部と、前記側部から前記底面と平行な方向に延びる上部であって、前記第2の腕部を前記底面側に押し付ける上部と、を有し、
前記側部と前記第2の突起部とが協働することで、前記底面と平行な方向であって、かつ、前記側面と平行な方向についての前記第2の腕部の動きを所定範囲内に制限する、端子間接続構造。
適用例7に記載の端子間接続構造によれば、第1の接続部材と接触させるための第2の腕部の動きを制限できるため、第1の接続部材と第2の接続部材との接触を良好に維持できる。これにより、第1の端子と第2の端子との導通不良の発生を低減することができる。
[適用例8]適用例7に記載の端子間接続構造であって、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第2の接続部材の前記第2の腕部が前記第1の接続部材に向かって延びる方向から見た場合、前記第2の突起部と前記第1の接続部材の前記第3の接触部とにより、所定の領域が形成され、前記所定の領域内には、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を含み、少なくとも、前記液体収容体が前記容器本体に収容される際の前記第1の接続部材の移動方向以外の方向を、前記第2の突起部と前記第3の接触部とにより囲むことで前記所定の領域が形成される、端子間接続構造。
適用例8の端子間接続構造によれば、第2の突起部と第3の接触部により所定の領域を形成し、所定の領域内で第1の接続部材と第2の接続部材とが接触している。このため、外部から液体収容容器に衝撃が加わった場合でも、第3の接触部に対する第2の腕部の位置の変化を所定範囲内に制限することができる。これにより、第1の端子と第2の端子との導通不良の発生を低減することができる。
[適用例9]適用例6乃至適用例8のいずれか1つに記載の端子間接続構造であって、前記第2の腕部は、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を挟んで前記コイル部とは反対側の位置折れ曲がる屈曲部を有し、前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第2の接続部材の前記第2の腕部が前記第1の接続部材の前記3の接触部に向かって延びる方向から見た場合に、前記屈曲部の一部分は前記第1の接続部材と重なっている、端子間接続構造。
適用例9の端子間接続構造によれば、外部から液体収容容器に衝撃が加わり、一時的に第1の接続部材に対する第2の腕部の位置が変化しても、屈曲部が第1の接続部材に引っ掛かることで、第1の接続部材と第2の接続部材との接触をより維持可能とできる。これにより、第1の端子と第2の端子との導通不良の発生をより一層低減することができる。
[適用例10]適用例1に記載の端子間接続構造であって、前記第2の接続部材は、さらに、伸縮自在な弾性部を有し、前記位置決め部材は、前記弾性部が装着される保持部を有し、前記弾性部が前記保持部に装着されることで、前記弾性部が変形し、第2の接続部材が前記容器本体に取り付けられた前記第2の端子と接触する、端子間接続構造。
適用例10の端子間接続構造によれば、弾性部を保持部に装着するだけで、第2の接続部材を第2の端子に接触させることができる。これにより、液体収容容器の組立効率をより向上させることができる。
[適用例11]適用例10に記載の端子間接続構造であって、前記第2の接続部材は、第1と第2の屈曲点を有する前記弾性部と、前記弾性部の一端側から延びる第1の腕部と、前記弾性部の他端側から延びる第2の腕部と、を有する線細工ばねであり、前記容器本体は、底面と、前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面を有し、前記第1と第2の屈曲点が前記保持部と接触し、前記弾性部が前記保持部に装着されることで、前記第1と第2との屈曲点の距離が装着前の状態よりも大きくなり、前記第1の腕部が前記第2の端子と接触する、端子間接続構造。
適用例11の端子間接続構造によれば、容器本体に保持部を有する突起部を設けると共に、所定の形状の線細工ばねを用いることで、第2の接続部材を第2の端子に容易に接触させることができる。これにより、液体収容容器の組立効率をより向上させることができる。
[適用例12]適用例1乃至適用例11のいずれか1つに記載の端子間接続構造であって、前記第1の端子は、前記液体収容体が収容する液体の量を検出するために用いられるセンサー部に設けられ、前記センサー部による検出信号が出力される端子であり、前記第2の端子は、前記容器本体に取り付けられた回路基板に設けられ、前記センサー部を駆動する駆動信号が出力される端子である、端子間接続構造。
適用例12の端子間接続構造によれば、回路基板の端子とセンサー部の端子との導通を良好に保つことで、液体残量が検出できない事態を低減することができる。
[適用例13]適用例1乃至適用例12のいずれか1つに記載の端子間接続構造を備えた液体収容容器であって、前記液体収容体は、前記液体を収容する液体収容部と、一端が前記液体収容部に接続され、他端が外部へ向かって開口している液体供給部であって、前記液体収容部から前記液体噴射装置に液体を流通させるための液体供給部と、を備える、液体収容容器。
適用例13の液体収容容器によれば、2つの端子間の導通不良の発生を低減させた液体収容容器を提供することができる。
[適用例14]液体噴射装置に液体を流通させるための液体収容容器の組み立て方法であって、(a)導電性を有する第2の接続部材を、底面を有する容器本体に収容し、前記第2の接続部材と前記容器本体に取り付けられた第2の端子とを接触させる工程と、(b)前記第2の接続部材を前記容器本体に設けられた位置決め部材に接触させることで、前記第2の接続部材の第1の部位を前記容器本体内の所定の位置に配置させる工程と、(c)液体を収容するための液体収容体であって、第1の端子と、前記第1の端子と接触した導電性を有する第1の接続部材と、を有する液体収容体を前記容器本体に収容する工程と、を備え、前記(c)は、前記容器本体を前記液体収容体に収容する際に、前記第1の接続部材の所定の部位を前記所定の位置を通過させることで、前記第1の接触部材を前記第2の接触部材に接触させる工程を含む、組み立て方法。
適用例14の組立方法によれば、液体収容体を容器本体に収容することで、第1と第2の接続部材を接触させることができる。これにより、液体収容体を容器本体に収容した後に、別途、第1と第2の接続部材とを接触させる工程が不要となるため、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例15]適用例14に記載の組み立て方法であって、前記容器本体は、前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、前記第2の接続部材は、コイル部と、第1の腕部と、第2の腕部と、を有するねじりコイルばねであり、前記位置決め部材は、第1の突起部と、第2の突起部と、を含み、前記工程(a)は、前記コイル部を、前記第1の突起部に挿入する工程と、前記第1の腕部と前記第2の端子とを接触させる工程と、を含み、前記工程(b)は、前記第2の腕部を前記第2の突起部に引っ掛けることで、前記第2の腕部の前記底面と平行な第1の平面上での弾性変形を制限する工程を含み、前記工程(c)は、前記液体収容体を前記容器本体に収容することで、前記第2の腕部と前記第1の接続部材とを接触させる工程を含む、組み立て方法。
適用例15の組立方法によれば、第2の接続部材にねじりコイルばねを用いると共に、容器本体に所定の突起部を設けることで、液体収容容器の組立効率を向上させることができる。
[適用例16]適用例14の組み立て方法であって、前記容器本体は、前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、前記第2の接続部材は、伸縮自在な弾性部と、前記弾性部の一端側から延びる第1の腕部と、前記弾性部の他端から延びる第2の腕部と、を有する線細工ばねであり、前記位置決め部材は、前記弾性部が装着される保持部を有し、前記工程(a)は、前記弾性部を前記保持部に装着することで、前記弾性部が変形し、前記第1の腕部を前記第2の端子に接触させる工程であり、前記工程(b)は、前記第2の接の前記第1の部位を前記容器本体内の所定の位置に配置させる工程である、組み立て方法。
適用例16の組立方法によれば、第2の接続部材に所定の形状の線細工ばねを用いると共に、容器本体に弾性部を変形させる保持部を設けることで、第2の接続部材を第2の端子に容易に接触させることができる。これにより、液体収容容器の組立効率をより向上させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、上述した端子間接続構造、該端子間接続構造を備えた液体収容容器、該液体収容容器の組立方法のほか、該液体収容容器を備えた液体噴射装置等の態様で実現することができる。
本発明の第1実施例に係るインクカートリッジの外観斜視図である。 第1実施例の端子間の接続態様を説明するための模式図である。 液体供給部20が備えるインク流路を模式的に示す図である。 液体供給部20の分解斜視図である。 図4のセンサーユニット220をZ軸負方向側から見た図である。 第2のケース16と回路基板13とを説明するための図である。 第2のケース16の部分斜視図である。 基板側接続部材460の第2のケース16への取り付け方法を説明するための図である。 基板側接続部材460の取付状態を説明するための図である。 基板側接続部材460a,460bの他部材への接触状態を示す図である。 第2の腕部464の部材接触部280への接触状態を説明するための図である。 図10のC−C部分断面図である。 第2実施例のインクカートリッジ10aを説明するための図である。 基板側接続部材470の取付状態を説明するための図である。 第2変形例を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
A−1.インクカートリッジの全体構成:
図1は、本発明の第1実施例に係るインクカートリッジの外観斜視図である。図1には方向を特定するためにXYZ軸が図示されている。インクカートリッジ10は、第1のケース12と、第2のケース16と、液体収容体(「インクパック」ともいう。)14と、導電性を有する2つの基板側接続部材460a,460bと、を備える。インクパック14が第2のケース16に収容され、第1のケース12が第2のケース16に装着されることで、液体収容容器であるインクカートリッジ10は組み立てられる。なお、本明細書において、2つの基板側接続部材460a,460bを区別して用いる必要が無い場合は、単に基板側接続部材460と呼ぶ。なお、インクカートリッジ10はプリンターからの吸引により、インクをプリンターに供給する。ここで、第2のケース16が、課題を解決するための手段に記載の容器本体に相当する。
基板側接続部材460と、後述する液体検出部22に取り付けられたセンサー側接続部材246a,246bとにより、第2のケース16に取り付けられた回路基板13の基板端子(図示せず)と、液体検出部22のセンサー端子(図示せず)とが電気的に接続される。なお、本明細書において、2つのセンサー側接続部材246a,246bを区別して用いる必要が無い場合は、単にセンサー側接続部材246と呼ぶ。以下に、理解の容易のために、図2を用いて、第1実施例における、接続部材246,460を用いた端子間の接続態様について説明する。
図2は、第1実施例の端子間の接続態様を説明するための模式図である。図2は、液体収容容器が組み立てられた状態での接続態様を示している。液体検出部22に設けられたセンサー端子267は、センサー側接続部材246のセンサー端子接触部276と接触している。一方、基板側接続部材460の第1の腕部466が回路基板13に設けられた基板端子136と接触している。また、基板側接続部材460の第2の腕部464と、センサー側接続部材246の部材接触部280とが接触している。これにより、離間する基板端子136とセンサー端子267とが電気的に接続される。
図1に戻って、インクカートリッジ10の説明を続ける。基板側接続部材460は、導電性を有するねじりコイルばねである。基板側接続部材460は、第1の腕部466と、コイル部462と、第2の腕部464とを有する。第1の腕部466は、第2のケース16に取り付けられた回路基板13の基板端子136(図2)と接触する。第2の腕部464は、センサー端子267と接触しているセンサー側接続部材246と接触する。第1の腕部466及び第2の腕部464の一端は、屈曲している屈曲部466a,464aを有する。なお、基板側接続部材460とセンサー側接続部材246との具体的な接触態様についての詳細は後述する。ここで、課題を解決するための手段に記載の「第1の接続部材」が「センサー側接続部材246」に相当し、「第2の接続部材」が「基板側接続部材460」に相当する。
インクパック14は、内部にインクを収容する液体収容部18と、液体収容部18のインクをプリンターに流通させるための液体供給部20とを備える。液体収容部18は、樹脂フィルム層の上にアルミニウム層が積層形成されたアルミラミネート複層フィルムにより形成されており、可撓性を有する袋体である。
液体供給部20の一端は液体収容部18に接続されている。また、液体供給部20の他端側には外部へ向かって開口している開放孔303が形成されている。液体供給部20は、インクパック14に収容されているインクの量(以下、「インク残量」ともいう。)を検出するために用いる液体検出部22と、インクパック14のインクをプリンターに流通させる液体排出流路(図示せず)とを備える。また、液体供給部20には、液体検出部22に設けられたセンサー端子267(図2)に接続されているセンサー側接続部材246が取り付けられている。
第1と第2のケース12,16は、外形が直方体状であり、ポリエチレン等の合成樹脂によりそれぞれ一体成型されている。第2のケース16は、第1〜第5の面16a〜16eと、一面が開口した開口部16fとを有する。第1の面16aは開口部16fと対向する面である。第2の面16bは、第1の面16aと直交する4つの面のうち、プリンターのインク供給針(液体供給針)を挿入するための挿入口34が形成された面である。第3の面16cは、第2の面16bと対向する面である。第4の面16dは、第1〜第3の面16a〜16cと直交する面であって、回路基板13が取り付けられた面である。第5の面16eは、第4の面と対向する面である。ここで、説明の便宜のために、第1の面16aを底面16a、第2の面16bを前面16b、第3の面16cを後面16c、第4の面16dを右側面16d、第5の面16eを左側面16eとも呼ぶ。また、右側面16dと左側面16eに直交する方向(X軸方向)を幅方向とし、前面16bと後面16cに直交する方向(Y軸方向)を長さ方向とし、底面16aと開口部16fに直交する方向(Z軸方向)を厚さ方向とする。
第2のケース16の幅は、液体収容部18の幅と略同一である。これにより、インクカートリッジ10の運搬時等に生じる第1と第2のケース12,14(以下単に「ケース12,14」ともいう。)内でのインクパック14の幅方向のガタつき(揺れ)を抑制している。また、第2のケース16の底面16aは、前面16b側と後面16c側に傾斜部17を有している。同様に、第1のケース12も傾斜部(図示せず)を有している。第1と第2のケース12,16の傾斜部17は、インクパック14の傾斜部18a,18bに沿った形状を有している。これにより、インクカートリッジ10の運搬時等に生じるケース内でのインクパックの厚さ方向のガタつきを抑制している。なお、インクカートリッジ10の運搬時等に生じるケース12,14内でのインクパック14の長さ方向のガタつきは、第2のケース16に区画形成された供給部用位置決め部34aにより液体供給部20を保持することで抑制される。なお、供給部用位置決め部34aにより液体供給部20を保持することで、インクパック14の第2のケース16内での位置が決定される。
第2のケース16の前面16bには、挿入口34の他に、2つの位置決め孔30,32が形成されている。位置決め孔30,32には、インクカートリッジ10をプリンターに装着した際に、プリンターに設けられた位置決めピンが挿入される。これにより、インクカートリッジ10のプリンターへの装着位置が決定される。
右側面16dの前面16b側には、回路基板13が取り付けられている。回路基板13は、表面(第2のケース16の外側を向いている面)に配置された複数の端子130を有する。また、回路基板13は、裏面に配置された記憶装置と、表面の端子の一部と導通した基板端子136(図2)とを有する。インクカートリッジ10がプリンターに装着されると、端子130は、プリンターの制御部側の端子と接触する。回路基板13の基板端子136は、右側面16dに形成された孔(図示せず)を介して第1の腕部466と接触する。これにより、プリンターから液体検出部22(詳細には後述するセンサー部)の制御を行ったり、センサー部から出力された信号をプリンターで解析し、インクカートリッジ10のインク残量を検出したりすることができる。なお、インクカートリッジ10は、図1に示すX軸正方向側が下側、X軸負方向側が上側となるようにプリンターに装着される。
A−2.液体供給部20の構成:
液体供給部20の詳細構成を説明する前に、理解の容易のために、液体供給部20が備える主なインク流路の構成と、インクをプリンターに供給する際のインクの流れについて図3を用いて説明する。
図3は、液体供給部20が備えるインク流路を模式的に示す図である。図中に記載の矢印の向きは、インクIKをプリンターに供給する際のインクの流れの向きを示している。また、図中に示す一点鎖線は、各流路が接続されていることを示している。
液体供給部20は、液体排出流路320と、液体検出流路331とを備える。液体検出流路331は、上流側連通流路340と、液体検出室305と、下流側連通流路324とを有する。また、液体検出室305には、インク残量の検出のために用いられるセンサーユニット220が配置されている。まず、インクをプリンターへ供給する際の液体検出流路331のインクの流れについて説明する。第1の開口部308を介して液体収容部18(図1)から液体排出流路320に流入したインクの一部は分岐し、上流側連通流路340に流入する。上流側連通流路340に流入したインクは、液体検出室305、下流側連通流路324をこの順番で通過し、液体排出流路320に流れ出す。下流側連通流路324から液体排出流路320に流れ出したインクは、開放孔303を通過しプリンターへ供給される。すなわち、液体検出流路331は、途中に液体検出室305が配置されており、液体検出室305を通過して液体収容部18のインクをプリンターへ流通させる流路である。一方、液体排出流路320は、液体検出室305を通過することなく液体収容部18のインクを直接にプリンターへ流通させる流路である。
図4は、液体供給部20の分解斜視図である。液体供給部20は、供給部本体300と、弁装着部230と、センサーユニット220と、シールユニット200と、移動部材400と、ばね221と、可撓性フィルム500と、センサー側接続部材246と、2つの弁体222,232とを備える。ここで、供給部本体300(詳細には後述する液体検出室305)と、移動部材400と、可撓性フィルム500と、ばね221と、センサーユニット220とにより、インクパック14に収容されているインクの量を検出するために用いる液体検出部22(図1)が構成されている。
供給部本体300は、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂により一体成型されている。供給部本体300には、液体収容部18(図1)から流入したインクが流れる流路(例えば、液体排出流路320、液体検出室305)が形成されている。また、供給部本体300は、液体収容部18が溶着されている第1本体部302と、液体検出室305が形成されている第2本体部304とを有する。なお、説明の便宜上、以下では、液体検出室305においてZ軸正方向側に位置する面を上面、Z軸負方向側に位置する面を底面とする。
第1本体部302には、第1の開口部308と、第2の開口部306とが形成されている。第1の開口部308には、弁座として機能する弁装着部230及び弁体232が装着される。また、第1の開口部308には、液体収容部18に収容されているインクが弁装着部230の開口部233を介して流入する。第2の開口部306は、液体排出流路320の部分のうち、弁体232が配置された部分より下流側部分と連通している。なお、本明細書において「上流側」及び「下流側」とは、インクパック14からプリンターにインクを供給する際のインクの流れ方向を基準にしている。
弁体232が弁装着部230の弁座に着座することで、供給部本体300から液体収容部18へのインクの流れが抑制される。これにより、インクと共に気泡が液体収容部18に侵入することを抑制できるため、インクの劣化を防止できる。
液体収容部18にインクを充填する際には、第1本体部302の外表面部分のうち、第2の開口部306より開放孔303側に位置するクロスハッチングを付した外表面部分302aに、液体収容部18を溶着する。次いで開放孔303から液体排出流路320へインクを注入する。すると、液体排出流路320と連通する第2の開口部306からインクが流れ出し、液体収容部18にインクが充填される。液体収容部18にインクを充填後、第1本体部302の外表面部分のうち、第2の開口部306を含むシングルハッチングを付した外表面部分302bに液体収容部18を溶着する。これにより第2の開口部306は液体収容部18により塞がれる。こうすることで、液体排出流路320にインク逆流抑制のための逆止弁機構(弁体232と弁装着部230)を設けているにもかかわらず、インクを液体収容部18に充填することができる。
シールユニット200は、シール部材212と、弁部材214と、圧縮コイルばね216とを有し、開放孔303から近い順に、この順番で各部材212,214,216が液体排出流路320内に配置される。インクカートリッジ10がプリンターに装着されていない場合は、シールユニット200により液体排出流路320を遮断し、開放孔303からインクが流出するのを防止している。
第2本体部304には、主に、液体排出流路320の一部分と、液体検出室305とが形成されている。液体検出室305は、第2本体部304により周囲を囲まれた領域である。液体検出室305には、後述するインクパック14の液体残量を検出するために利用される各種部材が配置される。
液体検出室305の上面は開口部305aを有する。また、液体検出室305の底面には後述するセンサーベース240を配置するためのセンサー配置用開口部(図示せず)が形成されている。このセンサー配置用開口部は、第2本体部304の底面部材を貫通することで形成されている。また、液体検出室305には、ばね221と、移動部材400と、センサーユニット220とが配置される。さらに、第2本体部304の周端面304aの内側に設けられた突部304cには、液体検出室305の開口部305aを塞ぐように可撓性フィルム500が粘着される。
移動部材400は、シール部424と、ばね保持部425と、当接部426とを有する。シール部424は、液体検出室305の深さ方向に延びる部材であって、センサー配置用開口部を介してセンサーユニット220と当接することが可能な部材である。ばね保持部425は、略円筒形状の部位であって、その内周面でばね221の上端側を保持する。当接部426は、液体検出室305に圧入される。また、当接部426には、液体検出室305と、液体排出流路320に通じる下流側連通流路324とを連通させる貫通孔430が形成されている。下流側連通流路324内には、弁体222が設けられている。この弁体222は、当接部426に着座することで液体排出流路320から下流側連通流路324を介して液体検出室305へ向かうインクの流れを抑制する。すなわち、移動部材400の当接部426に弁体222が着座し、貫通孔430を塞ぐ。
ばね221は、液体検出室305の底面から上面側へ突出したばね保持部310と、移動部材400のばね保持部425により保持され、センサーユニット220とシール部424との距離が大きくなる方向に両者を付勢する。すなわち、ばね221は液体検出室305の容積が大きくなる方向に両者を付勢する。
次に図4と図5を用いて、センサーユニット220の説明を行う。図5は、図4のセンサーユニット220をZ軸負方向側から見た図である。なお、図5はフィルム250の図示は省略している。
図4に示すように、センサーユニット220は、金属製(ステンレス製)のセンサーベース240と、樹脂製のフィルム250と、センサーベース240の一方の面(裏面)に取り付けられるセンサー部260とを有する。センサーベース240は、センサー配置用開口部に収容される。センサー配置用開口部の周縁とセンサーベース240とが、フィルム250により被覆されることで液体検出室305にセンサーベース240が取り付けられる。なお、フィルム250の中央部には、センサー部260の外形よりもやや大きな開口が形成され、センサー部260は該開口に配置されセンサーベース240に固定される。センサーベース240には厚さ方向(Z軸上下方向)に貫通する2つの貫通孔240a,240bが形成されている。
図4及び図5に示すように、センサー部260は、液体検出室305のインクが流入及び流出するセンサーキャビティ(「連通流路」ともいう。)262と、振動板266と、圧電素子268と、2つのセンサー端子267a,267bとを備える。なお、本明細書において、2つのセンサー端子267a,267bを区別する必要が無い場合は、単にセンサー端子267と呼ぶ。
プリンターの制御部により生成された駆動信号が基板端子136(図2)からセンサー端子267に印加されると、圧電素子268がアクチュエーターとして所定時間励起された後に、振動板266が自由振動を開始する。この振動板266の自由振動によって、圧電素子268には逆起電力が発生し、この逆起電力を表す波形が検出信号(「波形信号」ともいう。)としてセンサー端子267から回路基板13を介してプリンターの制御部に出力される。
ここで、波形信号の状態(振幅や周波数)は、液体検出室305内のインク圧の変化に応じて、センサーキャビティ262と液体検出室305との連通状態が変化することで、変化する。例えば、移動部材400がセンサーベース240と当接し、センサーキャビティ262と液体検出室305とが非連通状態となると、センサー端子267に駆動信号を印加しても、振動板266は殆ど振動せず、検出信号として変動のない直線状の波形が出力される。一方、移動部材400がセンサーベース240と離間し、センサーキャビティ262と液体検出室305とが連通状態の場合に、センサー端子267に駆動信号を印加すると、振動板266は振動し、検出信号として変動のある波形が出力される。すなわち、センサー部260は、センサーキャビティ262のインクの状態(センサーキャビティ262のインクが液体検出室305と連通状態にあるかどうか)に基づいて、検出信号の出力状態を変動させる。
次に図4を用いてセンサー側接続部材246の詳細について説明する。センサー側接続部材246は、導電性を有する部材である。センサー側接続部材246は、板状のセンサー端子接触部276と、センサー端子接触部276から直角に折れ曲がった部材接触部280とを有する。センサー端子接触部276には、4つの取付穴270が形成されている。この取付穴270を用いて、センサー側接続部材246を第2本体部304に設けられた4つのボス309a(図では1つのみ図示)に圧入することで、センサー側接続部材246が供給部本体300に取り付けられている。また、センサー端子接触部276には、接触片272が形成されている。この接触片272は、センサー端子267(図5)と接触する。なお、インクパック14が第2のケース16に収容された状態では、センサー端子接触部276は、第2のケース16の底面16aと平行となっている。
部材接触部280は、側部282と、上部284と、折り返し部286とを有する。インクパック14が第2のケース16に収容された状態において、側部282は、センサー端子接触部276の一端から底面16aとは離れる方向(すなわち、Z軸正方向)に延びる。上部284は、側部282から底面16aと平行な方向であって、かつ、右側面16dと平行な方向(すなわち、Y軸負方向)に延びる。すなわち、部材接触部280は、側部282と上部284により鍵形を形成している。また、折り返し部286は、上部284から底面16aに向かう方向(すなわち、Z軸負方向)に延びる。
A−3.第2のケース16及び回路基板13の詳細構成:
図6は、第2のケース16と回路基板13とを説明するための図である。図6(a)は、第2のケース16の部分斜視図であり、図6(b)は、回路基板13の裏面側を表す斜視図である。図6(a)に示すように、右側面16dの前面16b側には、回路基板13を取り付けるための基板取付部110が設けられている。基板取付部110の中央部分には貫通孔111が形成され、回路基板13が基板取付部110に取り付けられた場合に、回路基板13の裏面の一部がインクカートリッジ10の内側に露出するようになっている。
図6(b)に示すように、回路基板13の裏面には、記憶装置135と、2つの基板端子136a,136bとが配置されている。2つの基板端子136a,136bは、表面に配置された端子130(図1)のうち、プリンターから圧電素子268に駆動信号を出力するセンサー駆動用端子と導通している。なお、本明細書において、2つの基板端子136a,136bを区別して用いる必要が無い場合は、単に基板端子136と呼ぶ。
図7は、第2のケース16の部分斜視図である。第2のケース16は、位置決め部材150を有する。位置決め部材150は、2つの第1の突起部140a,140bと、2つの第2の突起部120a,120bとを有する。なお、本明細書において、第1の突起部140a,140bを区別する必要が無い場合は、単に第1の突起部140と呼ぶ。また、同様に、第2の突起部120a,120bを区別する必要が無い場合は、単に第2の突起部120と呼ぶ。
第1の突起部140には、基板側接続部材460のコイル部462(図1)が挿入される。第2の突起部120は、基板側接続部材460の第2の腕部464の弾性変形を制限することで、インクパック14が収容される前の状態における第2の腕部464の第2のケース16内での位置を決定する。なお、第1の突起部140aは、コイル部462が挿入される被挿入部141の他に、被挿入部141よりも底面16a側に位置する座部142を有する。座部142は、コイル部462の一端面と当接し、基板側接続部材460aの第2のケース16における厚さ方向(Z軸方向)の位置を決定する。
A−4.インクカートリッジの組立方法:
図8は、基板側接続部材460の第2のケース16への取り付け方法を説明するための図である。図8(a)は、第2のケース16をZ軸正方向側から見た第1の図であり、図8(b)は、第2のケース16をZ軸正方向側から見た第2の図である。また、図8(c)は、図8(b)の荷重Nを説明するための図であり、図8(b)のうち説明に必要な構成のみを図示している。
図8(a)に示すように、基板側接続部材460a,460bを第2のケース16に取り付ける際には、まず、コイル部462を第1の突起部140a,140bに挿入する。そして、第1の腕部466を回路基板13の基板端子136(図6(b))と接触させる。図8(a)では、基板側接続部材460aの第1の腕部466が回路基板13の基板端子136aと接触している様子を破線で図示している。なお、図示は省略しているが、基板側接続部材460bの第1の腕部466は、回路基板13の基板端子136b(図6(b))と接触している。
図8(a)に示すように基板側接続部材460がコイル部462に挿入された状態であって、第2の突起部120a,120bにより弾性変形を制限されていない状態では、第2の腕部464に外力を加えることで、図8(a)の矢印の向きで示すように、底面16aと平行な第1の平面上を第2の腕部464は弾性変形する。
インクパック14を、第2のケース16内に収容する際には、底面16aに垂直な方向(Z軸方向、以下、単に「垂直方向」ともいう。)について、インクパック14は移動される。詳細には、供給部用位置決め部34a(図1,図7)に液体供給部20の所定の部分が挿入されるように、インクパック14が垂直方向について移動される。この時、部材接触部280の上部284(図4)は、第1の平面の第1の領域640を通過して、第2のケース16に収容される。なお、「底面16aに垂直な方向について移動」とは、移動がその方向成分を少なくとも有していれば良いことを意味する。
図8(b)に示すように、コイル部462を第1の突起部140a,140bに挿入し、第2の腕部464を基板端子136に接触させた後、第2の腕部464に外力を加えて変形させ、第2の突起部120a,120bに第2の腕部464を引っ掛ける。すなわち、第2の腕部464は、無負荷時の位置に戻ろうと図8(b)の矢印の向きに弾性変形しようとするが、第2の突起部120a,120bによって、第1の平面上での弾性変形を制限する。これにより、第2の腕部464の一部分464p(「第1の部位464p」ともいう。)を第1の領域640内に位置させることができる。この第1の部位464pは、部材接触部280(図4)と接触させる部位である。次に、インクパック14を第2のケース16に収容することで、第2の腕部464と部材接触部280(図4)とを接触させる。すなわち、部材接触部280の上部284(図4)が、第1の領域640を通過すため、第2の腕部464と部材接触部280とが接触する。このように、インクパック14を第2のケース16に収容した後に、別途、第2の腕部464と部材接触部280とを接触させる工程を行うことが不要であるため、インクカートリッジ10の組立効率を向上させることができる。
また、第2の突起部120a,120bにより第2の腕部464の弾性変形を制限することで、基板側接続部材460の両端部(第1と第2の腕部466,464)の相対角度θを決定できる。ここで、基板側接続部材460の無荷重時の相対角度(「自由角度」ともいう。)よりも、相対角度θが小さくなる程、第1の腕部466が回路基板13の基板端子136(図6)に与える荷重Nは大きくなる。すなわち、相対角度θを一定にすることで、荷重Nのばらつきを低減できる。換言すれば、第1の突起部140、第2の突起部120、及び、回路基板13の基板端子136(図6)の相対的な位置関係を一定にすれば、相対角度θを一定にできる。これにより、センサー端子267と基板端子136との位置関係が異なる複数種のインクカートリッジを組み立てる場合でも、相対角度θを一定にすることで、センサー端子267と基板端子136との導通不良の発生を低減することができる。なお、図中の荷重Nは、第1の腕部466が基板端子136に加える荷重のうち、X軸負方向成分の荷重を示している。
また、図8(c)に示すように、荷重Nは、コイル部462の端部から第1の腕部466と回路基板13との接点まで距離(荷重作用半径)Rが大きくなればなる程、荷重Nは小さくなる。すなわち、第2のケース16及び基板側接続部材(ねじりコイルばね)460の設計時に、相対角度θと荷重作用半径Rを一定にすることで、荷重Nのばらつきをより低減できる。換言すれば、第1の突起部140、第2の突起部120、及び、回路基板13の基板端子136(図6)の相対的な位置関係に加え、第1の突起部140と基板端子136との距離を一定にすれば、荷重Nを一定にできる。相対角度θと荷重作用半径Rを一定にできる。これにより、センサー端子267と基板端子136との導通不良の発生をより低減することができる。
図9は、基板側接続部材460の取付状態を説明するための図である。図9(a)は、図8(b)のA−A部分断面を模式的に示した第1の図であり、インクパック14が第2のケース16に収容されていない状態での図である。図9(b)は、図8(b)のA−A部分断面を模式的に示した第2の図であり、インクパック14が第2のケース16に収容され、センサー側接続部材246の上部284(図4)と第2の腕部464とが接触した状態での図である。なお、図9は、説明に必要な部材のみを図示している。さらに、ここでは、基板側接続部材460aを用いて説明を行うが、もう一つの基板側接続部材460bも以下に説明する取付状態と同様となる。
図9(a)に示すように、第2の突起部120aによって第1の平面上での弾性変形を制限された状態では、矢印の向きに示すように、垂直方向について第2の腕部464は弾性変形可能である。なお、インクパック14(図1)が第2のケース16に収容された状態では、上部284は第2の腕部464と重なる地点に位置する。
図9(b)に示すように、インクパック14が第2のケース16に収容されると、上部284が第2の腕部464と接触すると共に、上部284が第2の腕部464を底面16a側へと押し付ける。第2の腕部464は、無負荷時の形状に戻ろうと矢印の向きに弾性変形しようとする。しかしながら、上部284が垂直方向についての弾性変形を制限する。これにより、第2の腕部464は上部284に対し所定の荷重を与えるため、外部からインクカートリッジ10に衝撃が加わったとしても、上部284と第2の腕部464とが離間する可能性を低減できる。すなわち、基板側接続部材460とセンサー側接続部材246との接触を良好に維持し、離間している基板端子136とセンサー端子267の導通不良の発生を低減することができる。
また、第1の突起部140aの座部142により、基板側接続部材460aの第2のケース16の底面16aからの位置を決定することができる。これにより、回路基板13の基板端子136aに第1の腕部466を容易に接触させることができる。よって、インクカートリッジ10の組立効率を向上させることができる。
図10は、基板側接続部材460a,460bの他部材への接触状態を示す図である。図10は、インクパック14が第2のケース16に収容された状態を、Z軸正方向側から見た際の一部分を示す図である。
インクパック14が第2のケースに収容された状態では、部材接触部280と第2の腕部464とが接触する為、離間しているセンサー端子267(図5)と基板端子136とが基板側接続部材460a,460bとセンサー側接続部材246(図4)を介して電気的に接続される。
図11は、第2の腕部464の部材接触部280への接触状態を示す図である。図11(a)は、図10のB−B部分断面図であり、図11(b)は、図11(a)の主要部分のみを模式的に示した図である。図11(a)は、第2の腕部464が部材接触部280に向かって延びる方向から見た図である。
図11(a),(b)に示すように、第2の突起部120と部材接触部280により、所定の領域600が形成される。所定の領域600は、インクパック14が第2のケース16に収容される際の部材接触部280の移動方向(開口部16fから底面16aに向かう方向)以外の方向を、第2の突起部120と部材接触部280とにより囲むことで形成されている。また、所定の領域600内には、第2の腕部464と部材接触部280との接点ctが位置している。
このように、所定の領域600をインクカートリッジ10が有することで、インクカートリッジ10に衝撃が加わった場合でも、部材接触部280に対する第2の腕部464の位置の変化を所定範囲内に制限することができる。換言すれば、インクカートリッジ10に衝撃が加わった場合でも、所定の領域600を形成することで、第2の腕部464が部材接触部280と接触を維持できる範囲内で移動する。よって、部材接触部280と第2の腕部464との接触をより良好に維持することができ、基板端子136とセンサー端子267の導通不良の発生をより低減することができる。
また、図10、図11(b)に示すように、インクカートリッジ10が第2のケース16に収容された状態において、第2の腕部464の屈曲部464aの一部分は部材接触部280(詳細には折り返し部286)と重なっている。これにより、外部からインクカートリッジ10に衝撃が加わり、一時的に部材接触部280に対する第2の腕部464の位置が変化しても、屈曲部464aが部材接触部280に引っ掛かることで、接触状態を維持しやすくできる。これにより、基板端子136とセンサー端子267の導通不良の発生をより一層低減することができる。
図12は、図10のC−C部分断面図である。インクパック14が第2のケース16に収容された状態では、2つの第1の腕部466が回路基板13の基板端子136a,136bとそれぞれ異なる位置で接触する。
上記のように、第1実施例では、第2のケース16に第2の腕部464の第1の部位464pの位置を決定する第2の突起部120が設けられているため(図7,図8)、容易に第2の腕部464と部材接触部280とを接触させることができる。よって、インクカートリッジ10の組立効率を向上させることができる。また、液体供給部20自体にインク残量を検出するために用いる液体検出部22を有するため(図1)、液体供給部20と液体検出部22とを接続する工程が不要となる。これにより、液体供給部20と液体検出部22が取り外し可能な別体で製作されたインクカートリッジよりも、インクカートリッジの組立効率をより向上させることができる。
B.第2実施例:
図13は、第2実施例のインクカートリッジ10aを説明するための図である。図13(a)は基板側接続部材470を表す図である。図13(b)は、第2のケース16の部分斜視図である。図13(c)は、図13(b)をZ軸正方向側から見た図である。第1実施例のインクカートリッジ10との違いは、基板側接続部材の構成と、位置決め部材の構成である。その他の構成(インクパック14、第1のケース12等)については第1実施例と同様の構成であるため、同様の構成については説明を省略する。
図13(a)〜(c)に示すように、第2実施例の2つの基板側接続部材470a,470bは、導電性を有する線細工ばねである。なお、本明細書において、2つの基板側接続部材470a,470bを区別する必要が無い場合は、単に基板側接続部材470と呼ぶ。図13(a)に示すように、基板側接続部材470は、所定の方向(基板側接続部材470が延びる方向)に伸縮自在な弾性部472と、弾性部472の一端から延びる第1の腕部476と、弾性部472の他端から延びる第2の腕部474とを有する。なお、基板側接続部材470bは、第1の腕部476が途中で紙面奥に向かって折れ曲がっていると共に、第2の腕部474が途中で紙面手前に向かって折れ曲がっている。また、もう一方の基板側接続部材470aは所定の平面(紙面)に沿った形状をしている。
弾性部472は、第1の屈曲点472aと第2の屈曲点472bとを有する。弾性部472は、外力により第1と第2の屈曲点472a,472bの距離が変更されることで、伸縮することが可能である。
図13(b)に示すように、第2のケース16の底面16aには、位置決め部材144が設けられている。位置決め部材144は、基板側接続部材470を保持するための保持部146が形成されている。保持部146は、位置決め部材144のうち、溝を形成した部分である。この保持部146に弾性部472が装着されることで、基板側接続部材470が位置決め部材144に保持される。詳細には、保持部146に弾性部472が装着されると、第1と第2の屈曲点472a,472bの距離が無負荷時よりも大きくなり、弾性部472が位置決め部材144を挟持する。これにより、基板側接続部材470が位置決め部材144に保持される。
図13(c)に示すように、基板側接続部材470が位置決め部材144に保持されることで、底面16aと平行な第1の平面において、第2の腕部474の一部分464p(第1の部位464p)が第1の領域640内に位置する。すなわち、位置決め部材144における保持部146の形成位置を変化させることで、第1の部位464pの第1の平面における位置を変化させることができる。ここで、第1実施例と同様に、第1の領域640は、部材接触部280の上部284(図4)が、第2のケース16に収容される際に通過する領域である。よって、第1実施例と同様に、インクパック14を第2のケース16に収容した後に、別途、第2の腕部474と部材接触部280とを接触させる工程を行うことが不要となるため、インクカートリッジ10aの組立効率を向上させることができる。
図14は、基板側接続部材470の取付状態を説明するための図である。図14(a)は、図13(c)のD−D部分断面図であり、インクパック14が第2のケース16に収容されていない状態での図である。図14(b)は、図13(c)のD−D部分断面図であり、インクパック14が第2のケース16に収容され、センサー側接続部材246の上部284(図4)と第2の腕部474とが接触した状態での図である。なお、説明の便宜上、基板側接続部材470bが、他方の基板側接続部材470と同様、所定の平面(図14ではX軸とZ軸で規定される平面)に沿った形状をしているものとする。
図14(a)に示すように、基板側接続部材470bが位置決め部材144に保持されると、第1と第2の屈曲点472a,472bの距離が、無負荷時(図13(a))よりも大きくなる。これにより、第1の腕部476が回路基板13の基板端子136b(図6(b))に接触する。すなわち、弾性部472が保持部146に装着されることで、弾性部472が無負荷時よりも伸びて、第1の腕部476の一端側が変位し基板端子136bに接触する。なお、他方の基板側接続部材470aも同様の原理で、基板端子136a(図6(b))と接触する。
また、基板側接続部材470bが位置決め部材144に保持された状態では、第2の腕部474に外力を加えることで、矢印の向きに示すように、垂直方向に沿って第2の腕部474は弾性変形する。なお、第1実施例と同様に、インクパック14が第2のケース16に収容されると、上部284は第2の腕部464と重なる地点に位置する。
図14(b)に示すように、インクパック14(図1)が第2のケース16に収容されると、上部284が第2の腕部474と接触すると共に、上部284が第2の腕部464を底面16a側へと押し付ける。第2の腕部474は、無負荷時の形状に戻ろうと矢印の向きに弾性変形しようとする。しかしながら、上部284により垂直方向についての弾性変形を制限する。これにより、第2の腕部464は上部284に対し所定の荷重を与えるため、第1実施例と同様に、第2の腕部464と上部284との導通不良の発生を低減することができる。
上記のように、第2実施例では第1実施例と同様に、位置決め部材144の保持部146により、第1の部位464pの位置を決定できるため(図13(c))、容易に第2の腕部464と部材接触部280とを接触させることができる。よって、インクカートリッジ10の組立効率を向上させることができる。さらには、弾性部472を保持部146に装着するだけで、第2の腕部464を基板端子に接触させることができるため、第1実施例に比べ組立効率をより向上させることができる。
C.変形例:
なお、上記実施例における構成要素の中の、特許請求の範囲の独立項に記載した要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明の上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C−1.第1変形例:
上記実施例では、インク残量を検出するために用いられる検出信号を出力するためのセンサー端子267と、センサー部260に駆動信号を出力するための基板端子136を例に挙げて説明を行ったが、特にこれに限定されるものではない。離間している2つの端子を接続部材により導通させる技術に本発明を適用できる。例えば、インクパックに取り付けられる端子としては、インクの温度や濃度を検出するために用いられる検出信号を出力する出力端子が挙げられる。また、第2のケース16に取り付けられる端子としては、出力端子に駆動信号を出力する出力端子が挙げられる。
C−2.第2変形例:
図15は、第2変形例を説明するための図である。図15(a)は、インクパック14が収容される前の第2のケース16をZ軸方向側から見た図である。図15(b)は、第2の腕部464が部材接触部280に向かって延びる方向から見た模式図であり、所定の領域600を説明するための図である。なお、図15(b)は、第2の突起部148aの溝部149に挿入される第2の腕部464を用いて説明するが、もう一方の第2の突起部148bの溝部149に挿入される第2の腕部464bも同様の関係を有する。
第1実施例との違いは、第2の突起部120a,120bとは異なる形状の第2の突起部148a,148bを第2のケース16に設けた点と、第2の腕部464の第2のケース16内での位置決め方法である。その他の構成(インクパック14、第1のケース16等)については、第1実施例と同様であるため、同一符号を付すと共に説明を省略する。
図15(a),(b)に示すように、第2変形例の第2の突起部148a、148bは、直方体状の突起部であり、一つの面(第1のケース12と対向する面)には溝部149が設けられている。この溝部149に第2の腕部464を挿入することで、インクパック14が第2のケース16の収容される前の状態において、第2の腕部464の第1の部位464pを第1の領域640内に位置させることができる。これにより、上記実施例と同様に、容易に第2の腕部464と部材接触部280とを接触させることができる。
また、図15(b)に示すように、インクカートリッジ10が第2のケース16に収容された状態において、第2の突起部148aと部材接触部280により、所定の領域600aが形成される。所定の領域600aは、第2の突起部148aと部材接触部280により囲まれた閉領域である。このようにすることで、インクカートリッジ10に衝撃が加わった場合でも、部材接触部280に対する第2の腕部464の位置の変化を、第1実施例よりも狭い範囲内に制限することができる。換言すれば、第2の突起部148aと部材接触部280が協働して、第2の腕部464の動きをより狭い範囲に制限することができる。これにより、部材接触部280と第2の腕部464との導通不良の発生をより一層低減することができる。
C−3.第3変形例:
上記実施例では、液体収容容器としてプリンターに用いられるインクカートリッジを例に説明を行ったが、これに限定されるものではなく、各種の液体噴射装置に本発明の端子間接続構造、液体収容容器は使用可能である。
液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等の色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等が挙げられる。
上記の各種の液体噴射装置に液体収容容器を使用する際には、各種の液体噴射装置が噴射する液体の種類に応じた液体を、液体収容部18に収容すれば良い。
また、本発明の製造方法は、種々の液体を収容した液体収容容器に適用することができる。種々の液体としては、例えば、上記の各種の液体噴射装置が噴射する液体(色材,導電ペースト,生体有機物等)がある。
10,10a…インクカートリッジ
12…第1のケース
14…インクパック
16…第2のケース
16a…第1の面(底面)
16b…第2の面(前面)
16c…第3の面(後面)
16d…第4の面(右側面)
16e…第5の面(左側面)
16f…開口部
17…傾斜部
18…液体収容部
18a…傾斜部
20…液体供給部
22…液体検出部
30,32…位置決め孔
34…挿入口
34a…供給部用位置決め部
110…基板取付部
111…貫通孔
120(120a,120b)…第2の突起部
130…センサー端子
135…記憶装置
136(136a,136b)…基板端子
140(140a,140b)…第1の突起部
144…位置決め部材
146…保持部
148(148a,148b)…第2の突起部
149…溝部
150…位置決め部材
200…シールユニット
212…シール部材
214…弁部材
216…圧縮コイルばね
220…センサーユニット
221…ばね
222…弁体
230…弁装着部
232…弁体
240…センサーベース
240a…貫通孔
246…センサー側接続部材
250…フィルム
260…センサー部
262…センサーキャビティ
266…振動板
267(267a,267b)…センサー端子
268…圧電素子
270,274…取付穴
272…接触片
276…センサー端子接触部
280…部材接触部
282…側部
284…上部
286…折り返し部
300…供給部本体
302…第1本体部
302a…外表面部分
302b…外表面部分
303…開放孔
304…第2本体部
304a…周端面
304c…突部
305…液体検出室
305a…開口部
306…第2の開口部
308…第1の開口部
309a…ボス
310…ばね保持部
320…液体排出流路
324…下流側連通流路
331…液体検出流路
340…上流側連通流路
400…移動部材
424…シール部
425…ばね保持部
426…当接部
430…貫通孔
460…基板側接続部材
460a…基板側接続部材
460b…基板側接続部材
462…コイル部
464…第2の腕部
464a…屈曲部
464b…第2の腕部
464p…第1の部位
466…第1の腕部
466a…屈曲部
470(470a,470b)…基板側接続部材
472…弾性部
472a…第1の屈曲点
472b…第2の屈曲点
474…第2の腕部
476…第1の腕部
500…可撓性フィルム
600,600a…所定の領域
640…第1の領域
ct…接点

Claims (16)

  1. 離間している2つの端子を電気的に接続する端子間接続構造であって、
    液体を収容するための液体収容体に取り付けられた第1の端子と、
    前記第1の端子と離間している第2の端子であって、前記液体収容体を収容するための容器本体に取り付けられた第2の端子と、
    前記第1の端子と接触する第1の接続部材であって、前記液体収容体に取り付けられた導電性を有する第1の接続部材と、
    前記第2の端子と接触させるための第2の接続部材であって、前記容器本体に取り付けられる導電性を有する第2の接続部材と、を備え、
    前記容器本体は、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容される際に、前記第1の接続部材を前記第2の接続部材の第1の接触部に接触させるために、前記第1の接続部材に接触すべき前記第1の接触部の第1の部位の前記容器本体内部における位置を決定する位置決め部材を有する、端子間接続構造。
  2. 請求項1記載の端子間接続構造であって、
    前記容器本体は底面を有し、
    前記第2の接続部材は弾性を有し、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された場合に、前記第1の接続部材が、前記第2の接続部材の前記第1の接触部を前記底面側に押し付けることで、前記底面に垂直な方向についての前記第1の接触部の弾性変形を制限する、端子間接続構造。
  3. 請求項2記載の端子間接続構造であって、
    前記第1の接触部は、前記第2の接続部材が前記容器本体に収容された状態であって、かつ、前記液体収容体が前記容器本体に収容されていない状態において前記底面と平行な第1の平面上で弾性変形可能であり、
    前記第1の接続部材は、前記第1の平面に垂直な方向について移動されることで前記容器本体に収容され、
    前記位置決め部材は、前記第1の接触部と接触することで前記第2の接続部材を前記容器本体に保持すると共に、前記第1の接触部の前記第1の平面上での弾性変形を制限することで、前記第1の部位の前記第1の平面上での位置を決定する、端子間接続構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端子間接続構造であって、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第1の接続部材と前記位置決め部材とが協働することで、前記第2の接続部材の前記第1の接触部の動きを所定範囲内に制限する、端子間接続構造。
  5. 請求項4に記載の端子間接続構造であって、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、
    前記第1の接触部が前記第1の接続部材に向かって延びる方向から見た場合、前記位置決め部材と前記第1の接続部材とにより所定の領域が形成され、
    前記所定の領域内には、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を含み、
    少なくとも、前記液体収容体が前記容器本体に収容される際の前記第1の接続部材の移動方向以外の方向を、前記位置決め部材と前記第1の接続部材とにより囲むことで、前記所定の領域が形成される、端子間接続構造。
  6. 請求項1に記載の端子間接続構造であって、
    前記第2の接続部材は、コイル部と、前記第2の端子と接触させるための第1の腕部と、前記第1の接続部材と接触させるための第2の腕部であって、前記第1の接触部としての第2の腕部と、を有するねじりコイルばねであり、
    前記位置決め部材は、前記コイル部が挿入される第1の突起部と、前記第2の腕部と接触することで、前記第1の部位の位置を決定する第2の突起部と、を含む、端子間接続構造。
  7. 請求項6に記載の端子間接続構造であって、
    前記容器本体は、
    底面と、
    前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、
    前記第1の接続部材は、前記第1の端子と接触する第2の接触部と、前記第2の接続部材と接触させるための第3の接触部と、を有し、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、
    前記第1の端子と接触する前記第2の接触部は、前記底面と平行であり、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、前記第3の接触部は、
    前記第2の接触部から前記底面とは離れる方向に延びる側部と、
    前記側部から前記底面と平行な方向に延びる上部であって、前記第2の腕部を前記底面側に押し付ける上部と、を有し、
    前記側部と前記第2の突起部とが協働することで、前記底面と平行な方向であって、かつ、前記側面と平行な方向についての前記第2の腕部の動きを所定範囲内に制限する、端子間接続構造。
  8. 請求項7に記載の端子間接続構造であって、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、
    前記第2の接続部材の前記第2の腕部が前記第1の接続部材に向かって延びる方向から見た場合、前記第2の突起部と前記第1の接続部材の前記第3の接触部とにより、所定の領域が形成され、
    前記所定の領域内には、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を含み、
    少なくとも、前記液体収容体が前記容器本体に収容される際の前記第1の接続部材の移動方向以外の方向を、前記第2の突起部と前記第3の接触部とにより囲むことで前記所定の領域が形成される、端子間接続構造。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の端子間接続構造であって、
    前記第2の腕部は、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材との接点を挟んで前記コイル部とは反対側の位置折れ曲がる屈曲部を有し、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容された状態において、
    前記第2の接続部材の前記第2の腕部が前記第1の接続部材の前記3の接触部に向かって延びる方向から見た場合に、前記屈曲部の一部分は前記第1の接続部材と重なっている、端子間接続構造。
  10. 請求項1に記載の端子間接続構造であって、
    前記第2の接続部材は、さらに、伸縮自在な弾性部を有し、
    前記位置決め部材は、前記弾性部が装着される保持部を有し、
    前記弾性部が前記保持部に装着されることで、前記弾性部が変形し、第2の接続部材が前記容器本体に取り付けられた前記第2の端子と接触する、端子間接続構造。
  11. 請求項10に記載の端子間接続構造であって、
    前記第2の接続部材は、第1と第2の屈曲点を有する前記弾性部と、前記弾性部の一端側から延びる第1の腕部と、前記弾性部の他端側から延びる第2の腕部と、を有する線細工ばねであり、
    前記容器本体は、
    底面と、
    前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面を有し、
    前記第1と第2の屈曲点が前記保持部と接触し、前記弾性部が前記保持部に装着されることで、前記第1と第2との屈曲点の距離が装着前の状態よりも大きくなり、前記第1の腕部が前記第2の端子と接触する、端子間接続構造。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の端子間接続構造であって、
    前記第1の端子は、前記液体収容体が収容する液体の量を検出するために用いられるセンサー部に設けられ、前記センサー部による検出信号が出力される端子であり、
    前記第2の端子は、前記容器本体に取り付けられた回路基板に設けられ、前記センサー部を駆動する駆動信号が出力される端子である、端子間接続構造。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の端子間接続構造を備えた液体収容容器であって、
    前記液体収容体は、
    前記液体を収容する液体収容部と、
    一端が前記液体収容部に接続され、他端が外部へ向かって開口している液体供給部であって、前記液体収容部から前記液体噴射装置に液体を流通させるための液体供給部と、を備える、液体収容容器。
  14. 液体噴射装置に液体を流通させるための液体収容容器の組み立て方法であって、
    前記液体収容容器は、
    前記液体を収容するための液体収容体と、
    前記液体収容体が収容される容器本体と、
    前記液体収容体に取り付けられた第1の端子と、
    前記容器本体に取り付けられた第2の端子と、
    前記第1の端子と接触する第1の接続部材であって、前記液体収容体に取り付けられた導電性を有する第1の接続部材と、
    前記第2の端子と接触させるための第2の接続部材であって、前記容器本体に取り付けられる導電性を有する第2の接続部材と、
    前記液体収容体が前記容器本体に収容される際に、前記第1の接続部材を前記第2の接続部材の第1の接触部に接触させるために、前記第1の接続部材に接触すべき前記第1の接触部の第1の部位の前記容器本体内部における位置を決定する位置決め部材と、を備え、
    (a)前記第2の接続部材を前記容器本体に収容し、前記第2の接続部材と前記第2の端子とを接触させる工程と、
    (b)前記第2の接続部材を前記位置決め部材に接触させることで、前記第1の部位を前記容器本体内の所定の位置に配置させる工程と、
    (c)前記第1の端子と、前記第1の接続部材と、を有する前記液体収容体を前記容器本体に収容する工程と、を備え、
    前記工程(c)は、
    前記液体収容体を前記容器本体に収容する際に、前記第1の接続部材の所定の部位前記所定の位置を通過するようにすることで、前記第1の接部材を前記第2の接部材に接触させる工程を含む、組み立て方法。
  15. 請求項14に記載の組み立て方法であって、
    前記容器本体は、
    前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、
    前記第2の接続部材は、コイル部と、第1の腕部と、第2の腕部と、を有するねじりコイルばねであり、
    前記位置決め部材は、
    第1の突起部と、
    第2の突起部と、を含み、
    前記工程(a)は、
    前記コイル部を、前記第1の突起部に挿入する工程と、
    前記第1の腕部と前記第2の端子とを接触させる工程と、を含み、
    前記工程(b)は、
    前記第2の腕部を前記第2の突起部に引っ掛けることで、前記第2の腕部の前記底面と平行な第1の平面上での弾性変形を制限する工程を含み、
    前記工程(c)は、
    前記液体収容体を前記容器本体に収容することで、前記第2の腕部と前記第1の接続部材とを接触させる工程を含む、組み立て方法。
  16. 請求項14の組み立て方法であって、
    前記容器本体は、
    前記底面に接続された側面であって、前記第2の端子が取り付けられた側面と、を有し、
    前記第2の接続部材は、伸縮自在な弾性部と、前記弾性部の一端側から延びる第1の腕部と、前記弾性部の他端から延びる第2の腕部と、を有する線細工ばねであり、
    前記位置決め部材は、
    前記弾性部が装着される保持部を有し、
    前記工程(a)は、
    前記弾性部を前記保持部に装着することで、前記弾性部が変形し、前記第1の腕部を前記第2の端子に接触させる工程であり、
    前記工程(b)は、
    前記第2の接の前記第1の部位を前記容器本体内の所定の位置に配置させる工程である、組み立て方法。
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