JP5518487B2 - 重量物運搬車両用タイヤの追加のサイドウォールアーマチュア - Google Patents

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Description

本発明は、金属カーカス補強材を備えたタイヤに関し、特に、かかるタイヤのサイドウォールをどのように補強するかに関する。
通常、大型車両に取り付けられるようになったタイヤは、ゴム材料で被覆された金属補強要素の少なくとも1枚のプライで形成されたカーカス補強材を有し、この補強材は、更に、タイヤの内部インフレーション圧力に耐える役目を果たす。このカーカス補強材は、その端部が、取り付けリムの受座に接触するようになったタイヤビード内に繋留される。カーカス補強材は、特に、このカーカス補強材を円周方向ビード補強材、例えばビードワイヤの周りに巻くことによって繋留される場合がある。カーカス補強材は、これを構成する補強要素が円周方向と75°よりも大きい平均角度をなす場合、本明細書では、半径方向であると呼ばれている。
さらに、タイヤは、ビードを越えて半径方向にサイドウォールゾーンを有し、これらサイドウォールゾーンは、転動中サイドウォールゾーンが路面に接触するたびに曲率の周期的変化を生じる。カーカス補強材の上には、一般に互いに交差した補強要素の数枚のプライで形成されたクラウン補強材が設けられており、このクラウン補強材それ自体の半径方向外側には、タイヤが走行しているときに道路と接触するようになったトレッドが設けられている。
走行中、タイヤのサイドウォール及びかくしてカーカス補強材は、曲率の周期的変化を生じる。カーカス補強材の補強要素におけるこれら周期的曲げ応力は、タイヤが部分的に又はそれどころか完全にデフレートされると増幅され、一方においては、最大曲率半径と最小曲率半径との間の振幅が増大し、他方においては、最小曲率半径の値は、減少する。
この仕組みは、例えば、タイヤがタンデムに用いられていて、タイヤのうちの一方が部分的又は完全にデフレートされ、他方がインフレート状態のままである場合に働き始める場合がある。これが起こると、デフレート状態のタイヤのカーカス補強材は、インフレーション圧力が失われた場合、受ける張力が小さく又はゼロになり、他方、それと同時に、曲率の変化を生じる。これら高い曲げサイクルは、カーカス補強材の補強要素がぴんと張っていない状態では、カーカス補強材の金属補強要素に疲労を生じさせる。
金属補強要素のこの疲労は、張力下においてこれら金属補強要素の破断強度を減少させ、それによりタイヤが特に補修に続きその公称圧力までインフレートされたときにタイヤの破裂(バースト)が生じることがある。この問題は、「ジッパー破損(zipper failure)」という名前で知られている。破裂に伴い、破損がサイドウォールのうちの一方に短い又は長い円周方向長さにわたって生じる。この破裂により、過剰圧力波が、タイヤの付近を通って伝搬する。
本発明は、金属補強要素の疲労を減少させず、むしろ、カーカス補強材がその金属補強要素の疲労を受ける場合のあるタイヤのインフレーション時の破裂に起因して生じる過剰圧力波を制限しようとするものである。
本発明の一目的は、カーカス補強材の疲労が広がっているときにエネルギーの放出に起因して生じるタイヤの付近の過剰圧力を制限することにある。
この目的のため、本発明は、タイヤであって、タイヤが、半径方向外側にクラウン補強材が設けられている半径方向カーカス補強材を有し、カーカス補強材が、ゴム被覆材料で被覆された複数の金属補強要素で形成され、カーカス補強材の補強要素が、円周方向と少なくとも75°を超える角度をなし、タイヤが、取り付けリムと接触関係をなすビードを更に有し、カーカス補強材が、これらビード内に繋留されているタイヤを提案する。タイヤは、2つのサイドウォールを有し、各サイドウォールが、ビードとクラウンとの間に延び、サイドウォールのうちの少なくとも一方が、追加の補強材を有する。タイヤは、追加の補強材が、円周方向に複数の第1の部分及び複数の第2の部分を有し、第1の部分及び第2の部分の破断強度、即ち、補強材の単位幅当たりの破断力は、第2の部分の破断強度が第1の部品の破断強度よりも低いようなものであり、第1の部品と第2の部品は、これら部品が円周方向に交互に位置するよう配置されていることを特徴とする。補強材の単位幅当たりの破断力は、所与の方向に補強材の単位幅に加えられなければならない力に相当しており、その目的は、補強材が加えられた力の方向に対して実質的に直角に破損するようにすることにある。
本発明によれば、破断強度が互いに異なる連続して位置する第1の部分と第2の部分とから成る追加の補強材は、開口又は穴の全円周方向長さを制限することにより、円周方向におけるカーカス補強材の補強要素の破損の広がりに対する一種のバリヤとなる。驚くべきことに、タイヤのサイドウォールの開口の円周方向長さを著しく減少させることにより、タイヤの破裂により生じるブラスト(blast)効果を減少させることができるということが判明した。
好ましくは、追加の補強材は、少なくとも取り付けリムに取り付けられれていて、作業圧力までインフレートされたタイヤのカーカス補強材のプロフィールの軸方向最も外側の箇所の半径方向内側に位置する箇所と、クラウン補強材の軸方向端部の付近に位置する箇所との間でサイドウォールのうちの少なくとも一方の中を延びる。このサイドウォールは、好ましくは、タイヤが取り付けられている車両の外側に位置決めされる。
好ましい変形実施形態では、追加の補強材は、カーカス補強材が受ける曲げサイクルに耐えることができるテキスタイル補強要素のプライで形成され、曲げサイクルに耐えることができるという意味は、これら補強要素が初期状態ではこれらの破断強度を或る程度維持するということにある。破断強度が大きい第1の部分を形成するため、第2の部分のテキスタイル補強要素の破断強度よりも大きな破断強度のテキスタイル補強要素を用いることが可能である。これらテキスタイル補強要素は、子午面方向に、即ち、タイヤの回転軸線を含む平面内に差し向けられるのが良く、又は、変形例として、任意他の方向に差し向けられても良い。
別の好ましい実施形態では、追加の補強材は、各々がテキスタイル補強要素のプライで形成され、円周方向には互いに連結されていない複数の第1の部分だけから成る。テキスタイル補強要素は、タイヤに半径方向に、即ち、タイヤに関する円周方向と90°に等しい角度をなす方向に配置されている。2つの第1の部分相互間のスペースは、破断強度がゼロの第2の部分に相当している。これら第2の部分は、補強要素を備えておらず、ゴム配合物を備えているわけでもない。この変形実施形態は、第1の部分が金属補強要素から成る場合に特に好適である。
別の変形実施形態では、第2の部分は、タイヤを製造しているときに追加の補強材を容易に布設するために第1の部分のゴム配合物と同種のゴム配合物で作られるのが良い。
別の変形実施形態では、追加の補強材は、互いに平行なテキスタイル補強要素で補強されたゴム配合物で作られたプライであり、これらテキスタイル補強要素は、これらの長さに沿う少なくとも1つの箇所のところで上述のプライの複数の領域にわたり切断される。「領域」という用語は、本明細書においては、この領域の幅に一致する所与の幅(追加の補強材の補強要素に直角に測定された幅)にわたる領域であり、補強要素は、全て、この追加の補強材に低い破断強度を持つ第2の部分を形成するような仕方で切断される。好ましくは、補強要素に入れられる少なくとも1つの切れ目は、カーカス補強材の軸方向最も外側の箇所(軸方向外方は、タイヤの内部キャビティに関して考慮されている)に相当するサイドウォールの領域で又はこの箇所から半径方向外方でタイヤのサイドウォール内に位置するような仕方で設けられる。
また、不連続補強要素を用いて追加の補強材を破断強度の低いこれら第2の部分について補強するのが良い。これら不連続部は、連続した補強要素を備える追加の補強材がいったん作られると、第2の部分を構成するために数箇所で補強要素の各々を切断することにより容易に得ることができる。
別の変形実施形態では、追加の補強材は、破断強度が互いに異なるタイプの連続して位置する補強要素によって補強されたゴム配合物で作られたプライであり、これら補強要素は、互いに実質的に平行に配置される。同じタイプの補強要素は、適当な平均円周方向長さの部品を構成するような仕方でグループ化される。破断強度が互いに異なるこれら部品は、円周方向に交互に配置される。
好ましくは、追加の補強材のテキスタイル補強要素は、ポリアミド又はアラミド補強要素から選択され、かかるテキスタイル補強要素は、ハイブリッドタイプのものであっても良く、即ち、互いに異なるタイプの少なくとも2つのテキスタイルコードで形成されても良い。
追加の補強材をカーカス補強材の一方の側に他方の側と同様に容易に位置決めすることができるが、それでも尚、追加の補強材をカーカス補強材の軸方向且つ半径方向外側に位置決めするのが有利である(したがって、かかるカーカス補強材は、追加の補強材とタイヤインフレーション圧力が作用するタイヤの内部キャビティとの間に存在する)。また、カーカス補強材と追加の補強材との間に分離材料を設けることも可能である。
補強要素を用いる提供された変形形態の全てにおいて、追加の補強材のこれら補強要素が、タイヤについて円周方向と90°の角度又はこれとはほんの僅かに異なる(即ち、少なくとも80°の角度をなすことが有利である)。
本発明の他の特徴及び他の利点は、添付の図面を参照して以下に与えられる説明から明らかであり、添付の図面は、本発明の保護対象の幾つかの実施形態を示している。
破裂試験後における半径方向カーカス補強材を備えたタイヤのサイドウォールの部分図である。 先行技術のタイヤの子午面断面図である。 本発明のタイヤの子午面断面図である。 図3のタイヤのサイドウォールの部分図である。 破裂試験後における図3のタイヤのサイドウォールの部分図である。 追加の補強材の変形形態の図である。 追加の補強材の別の変形形態の図である。 追加の補強材の別の変形形態の図である。 追加の補強材の別の変形形態の図である。
図2に子午面断面で、即ち、タイヤの回転軸線を含む断面平面で示されているサイズ315/80R22.5のタイヤ10は、クラウン3の各側にサイドウォール1を有し、各サイドウォール1は、取り付けリム(この図には示されていない)と接触するようになったビード4で終端している。このタイヤは、カーカス補強材2によって補強され、このカーカス補強材は、それ自体、円周方向(この方向は、図2の平面に垂直である)と90°の角度をなすような仕方で差し向けられた複数の補強要素21で形成されている。カーカス補強材の補強要素21は、直径が0.18mmの19本のスレッドの集まりであり、これら補強要素の周りにはバンドは設けられていない。カーカス補強材は、クラウン3中に延び、このカーカス補強材は、半径方向外側にクラウン補強材31が設けられており、カーカス補強材は、サイドウォール1内に延び、ビード4内への繋留部で終端している。
このサイズのタイヤに関し、内部キャビティの容積、即ち、インフレーション圧力を収容している容積は、140リットルである。
図1は、図2に示されたタイヤが破裂試験を受けた後でこのタイヤのサイドウォール1のうちの一方を部分的に示している。この試験では、カーカス補強要素21を30〜80mmの円周方向長さL(実質的にタイヤの軸方向最も外側の箇所で測定される)にわたり先に切断しておき、タイヤをホイールに装着し、このタイヤが破裂するまでこのタイヤをインフレートさせる。この試験中、破裂圧力及びタイヤから1mの距離を置いたところの音響圧力を測定する。試験後、タイヤのサイドウォールの開口又は穴22の円周方向長さを測定する。
この特定の場合、切断ゾーンの円周方向長さLが30mmのサイズ315/80R22.5のタイヤでは、測定音響圧力は、破裂圧力が14バールの場合に4.5バールの値に達する。破裂後における開口の円周方向長さは、550mmに等しい。切断ゾーンの円周方向長さLが80mmの同一サイズのタイヤを用いた別の特定の場合、測定音響圧力は、破裂圧力が9バールの場合に3.5バールの値に達する。破裂後における開口の円周方向長さは、450mmに等しい。
図3に示されている本発明のタイヤ10の一変形形態によれば、各サイドウォール1は、カーカス補強材の外側に追加の補強材5を有している。この追加の補強材は、タイヤをその公称圧力までインフレートさせたときに、軸方向最も外側の位置であるカーカス補強材の箇所Eの各側で図3の平面内において半径方向距離Hにわたって延びる。この追加の補強材は、クラウン補強材31の近くで終端している。
図4は、図3に断面で示されたタイヤ10のサイドウォール1を示している。図4に見える追加の補強材5は、連続して位置する幅Laの第1の部品51と幅Lbの第2の部分52から成るプライとして形成され、これら部分は、交互に配置されている(第1の部分51は、第2の部分52の次に位置している)。第1の部分51及び第2の部分52は、半径方向最も内側の箇所においてはこれらのそれぞれの幅La,Lbを実質的に維持している。第1の部分51は、補強要素の方向に力を受けると、同一方向における第2の部分52の破断強度よりも大きな破断強度を有する。本明細書において用いられる破断強度という用語の意味は、単位長さ(単位:デシメートル(dm))当たりの破断力(単位:daN)である(補強要素により補強された補強材の破断強度は、各補強要素の破断力に1デシメートル当たりの補強要素の個数を乗算した値に実質的に等しい)。
高い破断強度の各第1の部分51は、互いに平行なコードで補強されたゴム材料で作られている。これらコードは、補強材を製造した際に、1デシメートル当たり80本のコードを得るような仕方で配置されている。
コードは、アラミド330*2‐230/230で作られ、これらの個々の破断力は、100daN台である。
各第1の部分51は、25mmの平均幅のものである。1デシメートルのプライは、1デシメートル(dm)当たり約80個の補強要素を有し、したがって、これら部分Aの破断強度Fraは、8000daN/dmである。
幅が50mmの各第2の部分52は、第1の部分51の補強材を連結するゴム配合物と同種のゴム配合物を用いて形成されているが、補強要素は設けられていない。第2の部分の破断力は、第1の部分の破断力よりも非常に小さい。というのは、第2の部分の破断力は、ゴム配合物の破断力、即ち、厚さが同一レベルの場合、20daN/dmに実質的に等しいからである。
上述の破裂試験のため、カーカス補強材の補強要素を80mmの円周方向距離にわたり切断することによりタイヤは、サイドウォール1について準備されている。この切断は、多数本のタイヤに対して行われ、その結果、切れ目は、追加の補強材5の第1の部分及び第2の部分に関して多くの仕方で位置決めされるようになる。
図5は、得られた結果のうちの1つを示しており、初期切れ目は、第1の部分51に影響を及ぼすと共に2つの第2の部分52に部分的に影響を及ぼしている。タイヤがいったん破裂すると、サイドウォールの開口25は、150mm未満の円周方向長さLrを有することが理解できる。さらに、破裂時における過剰圧力は、追加の補強材が設けられていない同一サイズのタイヤの場合、10バールから本発明のタイヤの場合1バール未満まで変化したことが注目できる。
好ましくは、第1の部分51の破断強度は、大型車両に取り付けられるようになったタイヤの場合、少なくとも3000daN/dmに等しく、より好ましくは、少なくとも5000daN/dmに等しい。
好ましくは、第2の部分の破断強度は、せいぜい300daN/dmに等しく、より好ましくは、せいぜい100daN/dmに等しい。
当業者であれば、好ましくは、破断強度が小さい方の部分の幅が20〜60mmであり、より好ましくは30〜40mmであることを知ったうえで、通例の大型車両用タイヤサイズに合うよう本発明を改造することが容易である。
さらに、大型車両用の慣例的な範囲のタイヤに関し、上述の破断強度の値と組み合わせて、第1の部分の幅と第2の部分の幅の合計が少なくとも40mmに等しく、せいぜい80mmに等しいような幅の値を選択することが賢明である。というのは、これにより、カーカス補強材の補強要素の大部分を80mmの幅Nにわたって切断する試験の実施に当たり、破裂時に150mm未満のサイドウォール開口の長さを得て、かくして、1メートル離れたところでの荷重圧力を1バール未満の値に制限することができるからである。
図6、図7、図8及び図9は、本発明を具体化する追加の補強材の変形実施形態を示している。
図6に示されている追加の補強材56は、十文字形のファブリックのプライの状態に形成されており(たて糸(たてスレッド)とよこ糸(たてスレッド)が互いに交差している)、かかるファブリックを構成するスレッドは、この追加の補強材の主方向XX′と45°の角度をなしている。複数個の開口部560が、タイヤ上に円周方向に布設されるようになったファブリックの方向XX′に均等にファブリックにあけられている。このように、開口部560相互間の幅Laの第1の部分561及びこれら開口部560を覆う第2の部分562が作られている。
図7に示されている追加の補強材57は、交互に配置された複数の第1の部分571と第2の部分572とで構成されている。第1の部分571は、補強要素5711で補強され、第2の部分572は、補強要素5722で補強されている。補強要素5711は、補強要素5722の破断力よりも大きい破断力を有する。補強要素の布設間隔は、第1の部分及び第2の部分について同一である。
図8に示されている追加の補強材58は、方向XX′に交互に配置された複数の第1の部分581と第2の部分582とで構成されている。第1の部分581と第2の部分582は、同一の補強要素580で補強されており、これら補強要素580は、これら部分中に異なる間隔で布設されている。第2の部分582の布設間隔は、第1の部分581の補強要素の布設間隔よりも非常に大きい。
図9に示されている追加の補強材59は、交互に配置された複数の第1の部分591と第2の部分592とで構成されている。第1の部分591及び第2の部分592は、同一の補強要素590で補強され、これら補強要素590は、これら部品中に同一の間隔で布設されている。この追加の補強材をタイヤ中に組み込む前に、複数の切れ目593が第2の部分592の補強要素に沿って作られ、その結果、第2の部分592は、補強要素の方向に、第1の部分591の破断強度よりも非常に小さい引張り破断強度を有するようになっている。
有利には、第1の部分における1デシメートル当たりの追加の補強材の補強要素の数は、90個よりも多く、好ましくは、110個よりも大きい。同様に、2つの補強要素相互間の距離は、0.5mm未満であり、好ましくは0.3mm以下である。
上述の例の全てにおいて、追加の補強材をかかる補強材がクラウン補強材の上又は下を延びてビード内に入り込む程度まで、サイドウォールの各側で延長させるのが良い。
本発明の装置は、タイヤが重量物運搬車両、航空機、作業車両及び農業車両用のタイヤの場合のように、高いインフレーション圧力レベルと関連した大きな内部キャビティ容積を有している場合に特に有利である。

Claims (9)

  1. タイヤ(10)であって、前記タイヤが、半径方向外側にクラウン補強材(31)が設けられている半径方向カーカス補強材(2)を有し、前記カーカス補強材(2)が、ゴム被覆材料で被覆された複数の金属補強要素(21)で形成され、前記カーカス補強材の前記補強要素(21)が、円周方向と少なくとも75°を超える角度をなし、前記タイヤが、取り付けリムと接触関係をなすビード(4)を更に有し、前記カーカス補強材(2)が、前記ビード内に繋留され、前記タイヤ(10)が、2つのサイドウォール(1)を有し、各サイドウォール(1)が、ビード(4)とクラウン(3)との間に延び、前記サイドウォールのうちの少なくとも一方が、追加の補強材(5)を有する、タイヤ(10)において、前記追加の補強材(5)は、円周方向に複数の第1の部分(51)及び複数の第2の部分(52)を有し、前記第1の部分及び前記第2の部分の破断強度、即ち、補強材の単位幅当たりの破断力は、前記第2の部分(52)の破断強度が前記第1の部分の破断強度よりも低いようなものであり、前記第1の部分(51)と前記第2の部分は、これら部分が前記円周方向に交互に位置するよう配置され、前記破壊強度が低い方の部分の幅が20mm〜60mmである、タイヤ(10)。
  2. 前記追加の補強材(5)は、少なくとも前記取り付けリムに取り付けられていて、作業圧力までインフレートされた前記タイヤの前記カーカス補強材のプロフィールの軸方向最も外側の箇所(E)の半径方向内側に位置する箇所と、前記クラウン補強材(31)の軸方向端部の付近に位置する箇所との間で前記サイドウォールのうちの少なくとも一方の中を延びている、請求項1記載のタイヤ(10)。
  3. 前記追加の補強材(5)は、前記カーカス補強材の軸方向且つ半径方向外側に位置決めされている、請求項2記載のタイヤ(10)。
  4. 前記追加の補強材(5)は、その第1の部分が前記タイヤに関する前記円周方向と90°に等しい角度をなす方向に配置された複数のテキスタイル補強要素を備えている、請求項1乃至3の何れか1項に記載のタイヤ(10)。
  5. 前記第1の部分の破断強度は、少なくとも3000daN/dmに等しい、請求項1乃至4の何れか1項に記載のタイヤ(10)。
  6. 前記第2の部分の破断強度は、最大でも300daN/dmに等しい、請求項1乃至4の何れか1項に記載のタイヤ(10)。
  7. 破断強度が高い前記追加の補強材(5)の前記第1の部分の前記補強要素は、ポリアミド若しくはアラミドタイプのテキスタイル補強要素又は互いに異なるタイプの少なくとも2つのテキスタイル補強要素で形成されたハイブリッド補強要素から選択されている、請求項4記載のタイヤ(10)。
  8. 前記追加の補強材(5)の前記第2の部分は、複数の不連続補強要素から成り、前記補強要素は、半径方向に延びている、請求項1乃至7の何れか1項に記載のタイヤ(10)。
  9. 前記第1の部分の幅と前記第2の部分の幅の合計が、少なくとも40mmに等しく、最大でも80mmに等しい、請求項1に記載のタイヤ(10)。
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