JP2010006160A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐カット性および耐久性の向上を図る上で有利な空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】ショルダー部14に位置する内外2層のカーカス層22、24の間に補強層28が設けられている。補強層28は、有機繊維からなりタイヤ径方向に沿った幅を有してタイヤ周方向に延在している。補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられて配置されている。補強層28の幅方向の他方の端部は、ショルダー部14におけるサイドウォール部16寄りの箇所あるいはサイドウォール部16におけるショルダー部14寄りの箇所、あるいは、タイヤ最大幅部WOの近傍に位置している。補強層28の幅方向の一方の端部がベルト層26に重ねられる部分のタイヤ幅方向に沿った寸法L、すなわちオーバーラップ量Lは、10mm以上20mm以下の範囲内の値である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りラジアルタイヤに関する。
近年、リクレーショナルビーグルと呼ばれる自動車(RV車)が急速に増えている。
RV車には、悪路やオフロードを走行することを想定したタイヤが装着されている場合が多い。
このようなタイヤを用いた悪路やオフロードの走行時、タイヤのサイドウォール部からショルダー部にかけての部位に岩や瓦礫などが接触することによりタイヤにカット傷が入ると、カーカス層が破断し空気漏れが生じることが懸念される。
そこで、オフロード用空気入りタイヤの耐カット性を向上させるために、ショルダー部からサイドウォール部にかけてカーカス層の外周側に補強層を設けた構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−27353
しかしながら、上記従来技術では、タイヤの変形が大きい部位でカーカス層の外周側に補強層を設けるため、補強層の剥離が生じやすく耐久性の向上を図る上で不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐カット性および耐久性の向上を図る上で有利な空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、トレッド部から左右のショルダー部を通り左右のビード部間にわたり複数のカーカス層が互いに重ねられて設けられ、トレッド部において前記カーカス層の外周側にベルト層が設けられた空気入りラジアルタイヤであって、ショルダー部において複数のカーカス層の間に、有機繊維からなりタイヤ径方向に沿った幅を有してタイヤ周方向に延在する補強層が設けられ、前記補強層の幅方向の一方の端部は前記ベルト層に重ねられていることを特徴とする。
本発明によれば、ショルダー部に位置する複数のカーカス層の間にタイヤ径方向に沿った幅を有する補強層を設け、補強層の幅方向の一方の端部はベルト層に重ねられているので、タイヤの耐カット性、耐久性の向上を図る上で有利となる。
次に、本発明の実施の形態の空気入りラジアルタイヤ10(以下単にタイヤ10という)について図面を参照して説明する。
図1は実施の形態におけるタイヤ10の子午線方向断面図、図2は実施の形態におけるタイヤ10の一部を破断した説明図である。
図1に示すように、タイヤ10は、トレッド部12と、このトレッド部12の両側に連続する左右のショルダー部14と、サイドウォール部16と、ビード部18とを含んで構成されている。
カーカス層20は、トレッド部12から左右のショルダー部14を通り左右のビード部18間にわたり掛け渡されている。
カーカス層20は、互いに重ねられて複数層設けられ、本実施の形態では、内外2層設けられている。
内側のカーカス層22は、トレッド部12からショルダー部14を通りビード部18に至る本体部22Aと、本体部22Aの端部からビードコア18Aの周りに沿って延在しタイヤ径方向外側に巻き上げられた巻上げ部22Bとを備えている。
外側のカーカス層24は、トレッド部12からショルダー部14を通りビード部18に至る本体部24Aのみを備え、巻上げ部は備えていない。
カーカス層20は、タイヤ幅方向に延在するカーカスコードがタイヤ周方向に並べられて帯状のコートゴムに埋設されて構成されている。
本実施の形態では、カーカスコードは有機繊維コードであり、この有機繊維コードとしてナイロンあるいはポリエステルなど従来公知のさまざまな有機繊維材料が採用可能である。
また、トレッド部12においてカーカス層20の外周側にベルト層26が設けられている。
ショルダー部14に位置する内外2層のカーカス層22、24の間に補強層28が設けられている。
なお、補強層28が設けられるカーカス層20の箇所は、本体部を構成するカーカス層20の箇所である。具体的には、補強層28が設けられるカーカス層20の箇所は、内側のカーカス層22の本体部22Aの箇所と外側のカーカス層24の本体部24Aの箇所である。
補強層28は、有機繊維からなりタイヤ径方向に沿った幅を有してタイヤ周方向に延在している。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられて配置されている。
また、補強層28の幅方向の他方の端部は、ショルダー部14におけるサイドウォール部16寄りの箇所あるいはサイドウォール部16におけるショルダー部14寄りの箇所に位置している。
あるいは、補強層28の幅方向の他方の端部は、タイヤ最大幅部WOの近傍に位置している。すなわち、補強層28の幅方向の他方の端部は、タイヤ最大幅部WOの近傍まで延在させてもよい。
補強層28の幅方向の他方の端部を、ショルダー部14におけるサイドウォール部16寄りの箇所あるいはサイドウォール部16におけるショルダー部14寄りの箇所に位置させると、補強層28の容積を最小限とし重量を軽量化する上で有利となり、補強層28の幅方向の他方の端部を、タイヤ最大幅部WOの近傍まで延在させると、ショルダー部14およびサイドウォール部16に段付を生じさせないため、騒音などを防止する上で有利となる。
補強層28の幅方向の一方の端部がベルト層26に重ねられる部分のタイヤ径方向あるいはタイヤ幅方向に沿った寸法L、すなわちオーバーラップ量Lは、10mm以上20mm以下の範囲内の値である。
なお、オーバーラップ量Lは、ベルト層26の最大幅の端部からカーカス層20に対して描いた垂線を基準として測定する。
オーバーラップ量Lを10mm以上20mm以下の範囲内の値とすることにより、ベルト層26と補強層28とを確実に重ね合わせることができることから耐カット性の向上を図れ、かつ、タイヤ10の重量の増加を最小限とすることができる。
オーバーラップ量Lが10mm未満であると、タイヤ製造時におけるカーカス層20に対する補強層28の位置のばらつきを考慮した場合、実際に製造されたタイヤ10のオーバーラップ量Lが0mmとなることが懸念される。オーバーラップ量Lが0mmとなると、補強層28とベルト層26との境目における耐カット性が低下する不利が生じる。
一方、オーバーラップ量Lが20mmを超えると、耐カット性を確保できるものの、補強層28によるタイヤ10の重量の増加を招く不利が生じる。
なお、オフロードでは、路面状態が均一ではないため、タイヤ10の左右両側のサイドウォール部16からショルダー部14にかけての部位に岩や瓦礫などが接触することになる。
したがって、補強層28は、ベルト層26の幅方向の左右両側に設けられていることが耐カット性を確保する上で有利である。
また、本実施の形態では、補強層28は、複数の有機繊維コードを平行配列したすだれ織物で構成され、前記有機繊維コードがタイヤ径方向に対して20度以上70度以下の範囲の角度を持って延在している。
言い換えると、補強層28の前記有機繊維は、タイヤ径方向に対して20度以上70度以下の範囲の角度を持って延在している。
なお、前記角度は、補強層28をタイヤ子午線方向に沿って破断した際の断面幅方向の中間位置で測定される有機繊維の角度とする。
補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度を20度以上70度以下とすることにより、補強層28と内外2層のカーカス層22、24との間に生じる3層のバイアス効果を得ることができ、したがって、耐カット性の向上を図る上で有利となる。
より好ましくは、補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度を30度以上60度以下とすることにより、補強層28と内外2層のカーカス層22、24との間に生じるバイアス効果による耐カット性の向上を図る上でより一層有利となる。
補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度が20度未満、あるいは、70度を超えると、有効なバイアス効果を得ることができず、耐カット性の向上を図る上で不利がある。
また、補強層28を構成する有機繊維コードとしてナイロンあるいはポリエステルなど従来公知のさまざまな有機繊維材料が採用可能である。
補強層28を構成する有機繊維コードを、カーカス層20を構成する有機繊維コードと同一の有機繊維材料で構成すると、言い換えると、補強層28とカーカス層20とを同質の材料で構成すると、補強層28およびカーカス層20が変形した際の伸び量の差を少なくでき、したがって、カーカス層20を構成する有機繊維コード補強層28がカーカス層20から剥離することを防止する上で有利となる。
なお、補強層28はタイヤ成形時に伸縮する必要があるため、補強層28をすだれ織物で構成することが好ましいが、補強層28を複数の有機繊維コードからなる経糸と緯糸を有する平織物で構成しても同様にタイヤ成形時に伸縮できる効果がある。
補強層28を平織物で構成した場合には、経糸を構成する有機繊維コードおよび緯糸を構成する有機繊維コードがそれぞれタイヤ径方向に対して20度以上70度以下、好ましくは30度以上60度以下の範囲の角度を持って延在していればよい。
また、補強層28の構造としては、すだれ織物、平織物のほか、従来公知のさまざまな構造が採用可能である。
例えば、補強層28を、互いに交差する3つの軸方向に沿って配列する有機繊維コードを互いに織り合わせた3軸織物で構成してもよい。
この際、すだれ織物は1方向に力が作用し、平織物は2方向にそれぞれ力が作用するのに対して、3軸織物は3つの軸方向にそれぞれ力が作用することになる。したがって、補強層28とカーカス層20との間での層間剥離を防止する上では、すだれ織物、平織物が3軸織物に比較してより有利である。
なお、補強層28をベルト層26の幅方向の両側に設ける場合、各補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度がタイヤ10のタイヤ赤道に対して線対称の関係でないと、タイヤ10において発生する横力が左右非対称となる場合がある。
したがって、各補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度をタイヤ10のタイヤ赤道に対して線対称の関係とすることが、タイヤ10において発生する横力を左右対称とする上で有利となる。
この場合、補強層28を平織物で構成すると、該平織物の経糸および緯糸によって発生する力が互いに等しくなることから、タイヤ10において発生する横力を左右対称とする上でより一層有利となる。
また、補強層28をベルト層26の幅方向の両側に設ける場合、補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度が上述の範囲であれば、補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度をタイヤ10のプロファイルや非対称パターンと組み合わせてタイヤ10の左右でそれぞれ異ならせてもよい。
また、補強層28をベルト層26の幅方向の両側に設ける場合、補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度が上述の範囲であれば、補強層28の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度をタイヤ10のプロファイルや非対称パターンと組み合わせてタイヤ10の左右でそれぞれ異ならせてもよい。
また、本実施の形態では、内外2層のカーカス層22、24の間に1つの補強層28を設けたが、3層以上のカーカス層を設け、隣接するカーカス層の間にそれぞれ補強層を設けることにより2つ以上の補強層を設けるようにしてもよい。
しかしながら、本実施の形態のように補強層28が1層であると、耐カット性の向上を図りつつタイヤ10の質量の増加を最小限に留めることができることは無論のこと、カーカス層20への段付きを最小限とすることで耐久性の向上を図る上で有利となり、また、補強層28が1層であればカーカス層20への貼り付け工程の増加を抑制できるため生産性の向上を図る上で有利となる。
以上説明したように本実施の形態によれば、ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設け、補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置しているので、タイヤ10のサイドウォール部16からショルダー部14にかけての部位の耐カット性を向上する上で有利となることは無論のこと、補強層28が内外のカーカス層22、24の間に設けられているため、補強層28の剥離を防止でき耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設ける構成であるため、騒音を増大させることがなく、また、タイヤ質量の増大を招くこともない。
より詳細に説明すると、従来、タイヤの耐カット性の向上を図るために、車両を前方から見た際に、タイヤと地面との接地面の角度(車両外側の角度)を従来よりも大きくして、タイヤが岩や瓦礫などと接触することを回避する技術が提案されているが、タイヤの最大幅(サイドウォールの最大幅)が規格で制限されているため、タイヤと地面との接触角を大きくするのに伴い、トレッド幅を大きくすることが必要となり、走行時の騒音の増大、タイヤの質量の増大が生じる不利があった。
また、サイドウォール部のゴムを厚くしてカーカス層の破断を防止したりする技術も提案されているが、この場合も、サイドウォール部のゴムが厚くなるためタイヤの質量が増大するという不利が生じる。
これに対して、本実施の形態では、ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けるのみで済むため、騒音やタイヤ質量の増大を招くことがなく、騒音やタイヤ質量の点で有利となる。
285/65R17のタイヤを、17×8JJのリムに組み込み、排気量4000ccの4輪駆動方式の車両に装着し、耐カット性、耐久性、質量を従来品と実施例1乃至5と比較例と比較し、比較結果を図3に示す。
なお、従来例、実施例1乃至5、比較例のいずれにおいても補強層はすだれ織物で構成されている。
(従来例)
カーカス層の本体部の外周側に補強層を設けた従来のタイヤである。
(実施例1)
ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは20mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は40度である。
(実施例2)
ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは10mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は40度である。
(実施例3)
ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは20mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は15度である。
(実施例4)
ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは20mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は80度である。
(実施例5)
カーカス層は2層であり、トレッド部12からショルダー部14を通りビード部18に至る本体部と、本体部の端部からビードコアの周りに沿って延在しタイヤ径方向外側に巻き上げられた巻上げ部とを備え、巻上げ部の端部はベルト部の幅方向の端部においてベルト部26よりもタイヤ径方向の内側に重ねられている。
ショルダー部14に位置するカーカス層の本体部と、ショルダー部14に位置するカーカス層の巻上げ部との間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はビードフィラーのタイヤ径方向外側の箇所の近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは20mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は40度である。
(比較例)
ショルダー部14に位置する内外のカーカス層22、24の間に補強層28を設けたタイヤである。
補強層28の幅方向の一方の端部はベルト層26に重ねられ、補強層28の幅方向の他方の端部はタイヤ最大幅部近傍に位置している。
補強層28のベルト層26に対するオーバーラップ量Lは0mmである。
補強層28の有機繊維がタイヤ径方向に対してなす角度は40度である。
[耐カット性]
4輪の空気圧を全て230kPaとし、2名が乗車し、車速100km/hで一定距離の悪路走行を実施した際に、カットの発生程度(カットの長さや深さの合計)を測定し、比較して指数により表示した。この指数値が大きいほど耐カット性に優れていることを意味する。
図3から本発明のタイヤ(実施例)は、従来例、比較例に比べて耐カット性に優れていることがわかる。
[耐久性]
4輪の空気圧を全て140kPaとし、車速120km/hで3時間走行した際の故障の有無を比較した。
図3から、本発明のタイヤ(実施例)は、従来例、比較例に比べて耐久性に優れていることがわかる。
[質量]
タイヤの質量については、指数値が小さいほど質量が重いことを意味する。
図3から、本発明のタイヤは、従来例、比較例に比べて質量の増加が抑制されていることがわかる。
実施の形態におけるタイヤ10の子午線方向断面図である。 実施の形態におけるタイヤ10の一部を破断した説明図である。 評価試験の測定結果を示す図である。
符号の説明
10……空気入りラジアルタイヤ、12……トレッド部、14……ショルダー部、18……ビード部、20……カーカス層、26……ベルト層、28……補強層。

Claims (11)

  1. トレッド部から左右のショルダー部を通り左右のビード部間にわたり複数のカーカス層が互いに重ねられて設けられ、
    トレッド部において前記カーカス層の外周側にベルト層が設けられた空気入りラジアルタイヤであって、
    ショルダー部において複数のカーカス層の間に、有機繊維からなりタイヤ径方向に沿った幅を有してタイヤ周方向に延在する補強層が設けられ、
    前記補強層の幅方向の一方の端部は前記ベルト層に重ねられている、
    ことを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記複数のカーカス層は、トレッド部からショルダー部を通りビード部に至る本体部と、前記本体部の端部からビードコアの周りに沿って延在しタイヤ径方向外側に巻き上げられた巻上げ部とを備え、
    前記補強層が設けられる前記カーカス層の箇所は、前記本体部を構成する前記カーカス層の箇所である、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記補強層の幅方向の一方の端部が前記ベルト層に重ねられる部分のタイヤ径方向あるいはタイヤ幅方向に沿った寸法は、10mm以上20mm以下の範囲内の値である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記有機繊維は、タイヤ径方向に対して20度以上70度以下の範囲の角度を持って延在している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記有機繊維は、タイヤ径方向に対して30度以上60度以下の範囲の角度を持って延在している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. 前記補強層は、前記ベルト層の幅方向の左右両側にそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 前記補強層は、前記ベルト層の幅方向の左右両側にそれぞれ1層ずつ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 前記補強層は、前記ベルト層の幅方向の左右両側にそれぞれ設けられ、
    前記左右の補強層の前記有機繊維がタイヤ径方向に対してなすそれぞれの角度が、タイヤ赤道に対して線対称の関係となっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  9. 前記複数のカーカス層のカーカスコードは有機繊維で構成されており、
    前記補強層の有機繊維と前記カーカス層の有機繊維とは同一の材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  10. 前記補強層の幅方向の他方の端部は、タイヤ最大幅部近傍に位置している、
    ことを特徴とする請求項1乃至9に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
  11. 前記補強層の幅方向の他方の端部は、ショルダー部におけるサイドウォール部寄りの箇所あるいはサイドウォール部におけるショルダー部寄りの箇所に位置している、
    ことを特徴とする請求項1乃至10に何れか1項記載の空気入りラジアルタイヤ。
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