JP5518402B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流特性を改善した半導体装置に関する。
ショットキーバリアダイオードなどの整流機能を有する半導体装置において、半導体装置の動作を安定させるために各種電気的特性の向上が課題となっている。そのような電気的特性を向上させる半導体装置として、例えば、特許文献1には、逆方向バイアスが印加されたときの電流電圧特性向上させる半導体整流素子(JBS;Junction Barrier Schottky)が示されており、特許文献2には、逆方向サージ耐量の向上を図るMPS(Merged Pin Schottky)ダイオードの構成が示されている。
特開2007−324218号公報 特開2008−300506号公報
上述のように、MPSダイオードにおける電気的特性として耐圧の向上、逆方向サージ耐量の向上を図る改善が図られているが、MPSダイオードにおけるショットキーダイオード部分の順方向バイアスに対する電圧降下と、PN接合ダイオード部分の順方向バイアスに対する電圧降下とが異なるので、順方向バイアスが加えられている場合、ショットキーダイオードのみが通電の状態と、ショットキーダイオード及びPN接合ダイオードが共に通電の状態とが存在する。順方向に印加する電圧を大きくした場合に、ショットキーダイオードのみが通電の状態から、ショットキーダイオード及びPN接合ダイオードが共に通電の状態に切り替わる電圧値を超えると、MPSダイオードに印加する電圧に対する電流の変化率が増加すると共に、印加される電圧に対する電流値の特性が変化してしまう。
例えば、低電圧にて駆動する低消費電力が要求される回路、装置などにおいては、前述の電圧値を境に順方向電流の特性が変化することは好ましくなく、低電圧域において順方向電流の特性が改善されたMPSダイオードが望まれていた。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、順方向バイアスに対する順方向電流の特性を向上させた半導体装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、第1導電型の半導体層と、該半導体層の表面に所定の離間間隔を有して設けられた第2導電型の半導体領域と、該半導体層及び該半導体領域の表面上に設けられた金属層とを備え、該金属層は、前記半導体層との界面においてショットキー障壁を成し、前記半導体領域との界面においてオーミック接触を成す半導体装置において、前記半導体装置をMPSダイオードとし、前記半導体層を炭化珪素で構成し、前記金属層をチタン、タングステン又はクロムのいずれかで構成し、前記半導体層における不純物濃度を1×1016cm−3とし、前記半導体領域における不純物濃度を1×1019cm−3とした場合に、前記半導体領域の横幅寸法D1[μm]と前記半導体領域の離間間隔D2[μm]との比r(=D2/D1)、及び前記半導体領域の厚さ方向における深さdp1の組合せ(r,dp1)が、図14において、前記深さdp1の値が0.4[μm]である点Aを始点とする半直線L1と、前記比rの値が2.5である点Bを始点とする半直線L3と、前記点Aと第1の点(r,dp1)=(2.5,0.40)とを結ぶ第1の線分と、前記点Bと前記第1の点とを結ぶ第2の線分とにより形成される領域であって0.15≦rかつ0<dp1≦0.40、又は、2.5≦rかつ0<dp1≦1.10を満たす領域に含まれ、前記点Aにおける前記比rの値が、前記半導体領域の横幅寸法D1に応じて、図30に示す、点D(D1,r)=(2.0,0.225)を始点とする半直線L5(D1=2、r≧0.225)、前記点Dと点E(D1,r)=(3.0,0.17)とを結ぶ線分L6、前記点Eと点F(D1,r)=(4.0,0.15)とを結ぶ線分L7、前記点Fと点H(D1,r)=(6.0,0.15)とを結ぶ第3の線分、前記点Hと点J(D1,r)=(7.0,0.31)とを結ぶ線分L10、及び前記点Jを始点とする半直線L11(D1=7.0、r≧0.31)により表される範囲に含まれ、前記点Bにおける前記深さdp1の値が、前記半導体領域の横幅寸法D1に応じて、図63に示す、点P(D1,dp1)=(4.0,1.1)を始点とする第1の半直線(D1≦4、dp=1.1)、前記点Pと点Q(D1,dp1)=(5.0,0.9)とを結ぶ線分L18、前記点Qと点R(D1,dp1)=(6.0,0.7)とを結ぶ線分L19、前記点Rと点S(D1,dp1)=(7.0,0.35)とを結ぶ線分L20、前記点Sと点T(D1,dp1)=(8.0,0.2)とを結ぶ線分L21、前記点Tを始点とする半直線L22(D1=8、dp1≦0.2)により表される範囲に含まれることを特徴とする半導体装置である。
この発明によれば、半導体装置において、第1半導体層に設けられた第2半導体領域が、第1半導体層と金属層との界面に生じたショットキー障壁の影響を受けるよう第2半導体領域の横幅寸法を設定した。これにより、第1半導体層と金属層との界面に生じるショットキー障壁の影響により、金属層と第1半導体層とに順方向電圧が印加されても、第2半導体領域の静電ポテンシャルが印加される電圧に応じて下がらずに第1半導体層と第2半導体領域との接合により形成されるダイオードの順方向電圧降下を変化させることができ、半導体装置の順方向電流の特性を改善することができる。
本実施形態におけるMPSダイオード100の構成を示す断面図である。 本実施形態のMPSダイオード100の動作をシミュレーションする際に設定するパラメータを示す図である。 本実施形態のMPSダイオード100と、比較例であるMPSダイオードとそれぞれの電流特性を示すグラフである。 本実施形態のMPSダイオード100と、比較例であるMPSダイオードとそれぞれの電流特性を示すグラフである。 本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴が得られるパラメータの組合せを求める際に使用したパラメータの組合せを示す図である。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 図6から図13に示した数値計算結果のパラメータの組合せと、そのパラメータにおいてMPSダイオード100の特徴が検出されたか否かを示す図である。 本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴が得られるパラメータの組合せを求める際に使用したパラメータの組合せを示す図である。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 図15に示した数値計算結果のパラメータの組合せと、そのパラメータにおいてMPSダイオード100の特徴が検出されたか否かを示す図である。 本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴が得られるパラメータの組合せを求める際に使用したパラメータの組合せを示す図である。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴が得られるパラメータの組合せを求める際に使用したパラメータの組合せを示す図である。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 数値計算結果による順方向電圧と電流密度との関係を示すグラフである。 図45に示した数値計算結果のパラメータの組合せと、そのパラメータにおいてMPSダイオード100の特徴が検出されたか否かを示す図である。 本実施形態に対する変形例のMPSダイオードの構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態による半導体装置を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるMPS(Merged Pin Schottky)ダイオード100の断面構造を示す模式断面図である。図1に示すMPSダイオード100は、半導体層1と、半導体層2と、半導体層2の表面に形成された半導体領域3と、金属層4とを備えている。
半導体層1は、高濃度のN型不純物を含むSiC(炭化珪素)で構成されている。半導体層1上には、半導体層1よりも低濃度のN型不純物を含むSiCの半導体層2が形成されている。
半導体層2の半導体層1と接合している反対の面には、横幅寸法D1(<4[μm])のP型不純物を含むSiCの複数の半導体領域3が離間距離D2の離間間隔ごとに形成されている。また、半導体領域3は、MPSダイオード100の厚さ方向に距離dp1の深さを有している。
半導体層2及び半導体領域3の表面には、半導体層2との界面にショットキー障壁を形成し、半導体領域3との界面にオーミック接続を形成する金属層4が積層されている。この金属層4は、バリアハイトが高い金属などの導電性材料、例えば、Ti(チタン)、W(タングステン)、Cr(クロム)などにより形成される。
MPSダイオード100は、例えば、Cu(銅)などの金属プレートを介して、半導体層1と、金属層4とに電圧を印加することにより動作する。
上述の横幅寸法D1は、半導体領域3と金属層4との接触面と平行方向、且つ半導体領域3を離間させて配置する方向における半導体領域3の長さである。また、距離D2は、半導体領域3と金属層4との接触面と平行方向、且つ半導体領域3を離間させて配置する方向における半導体領域3の離間している距離である。
図2は、本実施形態におけるMPSダイオード100の電流特性を調べるためのシミュレーション(数値計算)において用いたパラメータを示す図である。このシミュレーションは、図2の領域5をモデル化して行われたもので、横幅d1は、半導体層2に形成された半導体領域3の横幅寸法D1の1/2の長さを示す。また、離間間隔d2は、隣接する半導体領域3の離間間隔D2の1/2の長さを示す。また、深さdp1は、MPSダイオード100の積層方向における半導体層2に設けられた半導体領域3の深さを示し、厚さdp2は、MPSダイオード100の積層方向における半導体層2の厚さを示す。
ここで、以下のシミュレーション結果すべてにおいて、半導体層2の厚さdp2は4[μm]である。
図3及び4は、本実施形態のMPSダイオード100と、比較例である従来のMPSダイオードとそれぞれの電流特性を示すグラフである。この電流特性は、図2に示した領域5における構成をモデル化して行った数値計算により得られたものである。横軸はMPSダイオード100に印加する順方向電圧[V]を示し、縦軸はMPSダイオード100における電流密度[A/cm]を示している。図4は、図3の一部であり、順方向電圧が0[V]〜7[V]の範囲を拡大したものである。
本実施形態のMPSダイオード100のシミュレーション結果は、半導体領域3の横幅d1と離間間隔d2との組合せ(d1,d2)が、(1[μm]、2.5[μm])と、(2[μm]、5[μm])との場合である。比較例のMPSダイオードのシミュレーション結果は、半導体領域3の横幅d1と離間間隔d2との組合せが、(4[μm]、10[μm])と、(6[μm]、15[μm])と、(8[μm]、20[μm])と、(10[μm]、25[μm])との場合である。また、上記それぞれの場合において、金属層4に用いられる金属の仕事関数は、4.83[eV]であり、半導体領域3の深さdp1は、0.4[μm]であり、半導体層2の厚さdp2は、4[μm]であり、半導体層2の不純物濃度が1×1016cm−3であり、半導体領域3の不純物濃度が1×1019cm−3である。
[本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴]
図3及び図4に示すように、SiCを用いて構成した本実施形態のMPSダイオード100は、比較例のMPSダイオードに対して、順方向電圧に対する電流密度の特性に顕著な違いが表れている。1つ目は、順方向電圧が3[V]〜5[V]の近傍において、順方向電圧に対する電流密度の増加率が変化する点が高電圧側にシフトすると共に、電流密度の増加率が変化する点において、電流密度が急激に大きくなりステップ状に変化することである。2つ目は、電流密度の増加率の変化点よりも順方向電圧が大きい範囲において、順方向電圧に対する電流密度の増加率が、本実施形態のMPSダイオード100が比較例のダイオードより高いと共に、電流密度の値自体も大幅に大きくなっていることである。また、上記の特徴は、横幅d1が小さくなるほど顕著になる傾向が表れている。
本実施形態のMPSダイオード100において、複数の半導体領域3の横幅寸法D1(=d1×2)を、複数の半導体領域3それぞれが半導体層2と金属層4との界面に生じるショットキー障壁の影響を受ける距離(d1<4[μm])としたので、複数の半導体領域3の静電ポテンシャルが印加される順方向電圧に応じて変化することが抑制される。これにより、半導体層2と半導体領域3とのPN接合により形成されるPNダイオード部分の順方向電圧降下を変化させることができ、MPSダイオード100の順方向電流の特性を改善することができる。
また、半導体層2にSiCなどのワイドバンドギャップ半導体を用いたことにより、半導体層2と金属層4との界面に生じるショットキー障壁を大きくすることにより、複数の半導体領域3が受ける影響を大きくすることができ、半導体層2と複数の半導体領域3とのPN接合により形成されるPNダイオード部分の順方向電圧降下の変化量を大きくすることができる。
また、複数の半導体領域3の横幅寸法D1(=d1×2)を、複数の半導体領域3と半導体層2との接触面の電位障壁の変化が抑制される距離とした。すなわち、複数の半導体領域3のそれぞれの幅を、半導体層2と金属層4とのショットキー障壁における電位障壁の高さの影響を受けて、半導体層2と複数の半導体領域3との接触面の電位障壁が順方向電圧による変化が抑制される距離としたので、半導体層2と複数の半導体領域とのPN接合により形成されるPNダイオード部分に流れる電流を抑制し、半導体層2と複数の半導体領域3とのPN接合により形成されるPNダイオード部分の順方向電圧降下を変化させることができ、MPSダイオード100の順方向電流の特性を改善することができる。
本実施形態のMPSダイオード100は、上述の構成により、順方向電圧に応じて電流密度の増加率が変化し始める点を高電圧側にシフトさせると共に、約5[V]より大きい順方向電圧が印加されたとき、より高い電流密度にて電流を流すことができる。
これにより、本実施形態のMPSダイオード100は、例えば、順方向電圧が5[V]以下において、MPSダイオード100の順方向電圧に対する電流密度の増加率の変化を避けることができ、ほぼ一定の順方向電流の特性を提供することができる。また、MPSダイオード100は、順方向電圧が5[V]以上において、比較例のMPSダイオードに比べ高い電流密度を有するので、順方向サージ耐量を高めることができる。
以下、発明者が行った複数のシミュレーション結果を示して、本実施形態におけるMPSダイオード100の効果が得られるパラメータの範囲、すなわち、本発明の外延について説明する。ここで、パラメータは、半導体領域3の横幅d1、半導体領域3の深さdp1、半導体領域3の横幅d1と半導体領域3の離間間隔d2との比r(=d2/d1=D2/D1)である。
半導体領域3の横幅d1を2[μm]とした場合、図5に示すパラメータのそれぞれの組合せにおける順方向電圧を変化させた際の電流密度を求めるシミュレーションを行った。また、図示するように、それぞれのパラメータの組合せに対して、本実施形態のMPSダイオード100の特徴(図4及び上述の説明を参照)が認められるか否かの発明者による判定結果が示されている。ここで、発明者は、シミュレーション結果に本実施形態におけるMPSダイオード100の特徴が表れているか、すなわち、順方向電圧の増加に応じて出電流密度の増加率がステップ状に変化する点が存在するか否かにより判定を行った。
図6から図13は、図5に示したパラメータそれぞれにおける順方向電圧と電流密度との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図6から図13に示したシミュレーション結果のグラフには、半導体領域3の横幅d1を一定(d1=2μm)にして、半導体領域3の離間間隔d2及び深さdp1を変化させた場合、半導体領域3の横幅d1に対して半導体領域3の離間間隔が大きい方が、本実施形態のMPSダイオード100の特徴がより強く現れ、順方向電圧に対する電流密度の増加量の変化が大きくなることが示されている。また、半導体領域3の深さdp1が浅い(小さい)方が、MPSダイオード100の特徴がより強く表れることが示されている。
図14は、図6から図13に示したシミュレーションのパラメータの組合せと、そのパラメータにおいて本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められたか否かを示す図である。また、図14において、図6から図13で示したシミュレーション結果は、効果が認められる点を白抜きの丸(○)で示し、効果が認められない点を黒でぬりつぶした丸(●)で示している。また、図14には、シミュレーション結果より、本実施形態のMPSダイオード100の特徴を有するパラメータの組合せ、すなわち、d1=2.0[μm]における(比r,深さdp1)との組合せに対して予想される臨界を示す外挿線L4と、シミュレーション結果よりMPSダイオード100の特徴を有するパラメータの組合せが含まれる領域S1とが示されている。
点A及びBは、シミュレーションによりMPSダイオード100の特徴が認められたパラメータの組合せのうち2つを示す点であり、点Aは(比r,深さdp)=(0.15,0.4)であり、点Bは(比r,深さdp)=(2.5,1.1)である。また、線分L1は、点Aを一端とする線分であり、比r=0.15、0≦深さdp≦0.4である。また、線分L2は、点Aと点Bとを結ぶ線分であり、半直線L3は、点Bを始点とする半直線であり、深さdp=1.1、比r≧2.5である。線分L1、L2及び半直線L3により形成される領域S1は、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められるパラメータの組合せが含まれる領域である。また、外挿線L4は、MPSダイオード100の特徴が認められるか否かの予想される境界を示す外挿線である。
次に、図14に示した点Aの比rの値が、深さdp1=0.40[μm]において、横幅d1の変化に応じてどのように変化するかを求めるために、図15に示すパラメータの組合せにてシミュレーションを行った。また、図15には、それぞれのパラメータの組合せに対して、MPSダイオード100の特徴が認められるか否かの発明者による判定結果が示されている。
図16から図29は、図15に示したパラメータの組合せにおけるシミュレーション結果を示すグラフである。図16から図29に示されるように、本実施形態のMPSダイオード100の効果が得られるパラメータの範囲の境界付近では、本実施形態のMPSダイオード100の特徴の一つである電流密度の増加量の変化点における急峻な立ち上がりが小さくなっている。これは、半導体層2と金属層4との界面に生じるショットキー障壁の影響を受ける半導体領域3の領域が小さくなり、MPSダイオード100に順方向電圧が印加された際に、半導体領域3の静電ポテンシャルの変化が抑制されにくくなるためである。
図30は、本実施形態における図15に示したシミュレーションのパラメータの組合せと、それらの組合せにおいて本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められたか否かを示す図である。また、図30において、図16から図29で示したシミュレーション結果は、効果が認められる場合を白抜きの丸(○)で示し、効果が認められない場合を黒でぬりつぶした丸(●)で示されている。また、図30には、シミュレーション結果よりMPSダイオード100の特徴を有するパラメータの組合せに対して予想される臨界を示す外挿線L12と、シミュレーション結果よりMPSダイオード100の特徴を有するパラメータの組合せが含まれる領域S2とが示されている。
点C〜Jは、シミュレーションによりMPSダイオード100の特徴が認められたパラメータの組合せを示す点であり、それぞれのパラメータ(横幅d1[μm],比r)は以下の通りである。点C(1.0,0.25)、点D(1.0,0.225)、点E(1.5,0.17)、点F(2.0,0.15)、点G(2.5,0.144)、点H(3.0,0.15)、点J(3.5,0.31)である。なお、点C〜Jにおいて、それぞれの深さdp1の値は、0.4[μm]である。
また、半直線L5は、点Dを一端とする半直線であり、横幅d1=1.0、比r≧0.225である。線分L6は、点D及び点Eを結ぶ線分であり、線分L7は、点Eと点Fとを結ぶ線分であり、線分L8は、点Fと点Gとを結ぶ線分であり、線分L9は、点Gと点Hとを結ぶ線分であり、線分L10は、点Hと点Jとを結ぶ線分である。半直線L11は、点Jを一端とし、横幅d1=3.5、比≧0.31を満たす半直線である。
半直線L5及びL11と、線分L6〜L10とにより形成される領域S2は、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められるパラメータの組合せが含まれる領域である。また、外挿線L12は、MPSダイオード100の特徴が認められるか否かの予想される境界を示す外挿線である。
次に、図30における点C〜Jにおけるそれぞれのパラメータの組合せに対して、深さdp1の値を変化させた場合に、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められるか否かを判定するために次のシミュレーションを行った。図31は、本実施形態のMPSダイオード100のシミュレーションに用いたパラメータの組合せを示す図である。また、図31には、パラメータの組合せそれぞれに対して、MPSダイオード100の特徴が認められたか否かが示されている。図32から図44は、図30に示したパラメータの組合せにおけるシミュレーション結果を示すグラフである。なお、パラメータの組合せNo.36及び37のシミュレーション結果は、既に、図8及び図9に示されている。
図31に示したパラメータの組合せにおけるシミュレーションの結果より、図30における点C〜Jすべてのパラメータ(横幅d1,比r)の組合せにおいて、半導体領域3の深さdp1が少なくとも0.4[μm]より浅い範囲において、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められることが分かる。
続いて、図14に示した点Bの深さdp1の値が、比r=2.5において、横幅d1の長さに応じてどのように変化するかを求めるために、図45に示すパラメータの組合せにてシミュレーションを行った。また、図45には、パラメータの組合せそれぞれに対して、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められるか否かの判定結果が示されている。図46から図62は、図45に示すパラメータの組合せにおけるシミュレーション結果それぞれを示すグラフであり、シミュレーションにより得られたMPSダイオード100の順方向電圧に対する電流密度の変化を示すグラフである。なお、パラメータの組合せNo.57、58、及び59のシミュレーション結果は、既に、図11、12及び13に示されている。
図63は、本実施形態における図45に示したシミュレーションのパラメータの組合せと、それらの組合せにおいて本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められたか否かを示す図である。図63において、図46から図62のシミュレーション結果、すなわち、図45に示したパラメータの組合せにおけるシミュレーション結果それぞれは、効果が認められる場合を白抜きの丸(○)で示し、効果が認められない場合を黒でぬりつぶした丸(●)で示されている。
また、図63には、シミュレーション結果より、比r=2.5における本実施形態のMPSダイオード100の特徴を有するパラメータ(横幅d1,深さdp1)の組合せに対して予想される臨界を示す外挿線L23と、シミュレーション結果より本実施形態のMPSダイオード100の特徴を有するパラメータの組合せ(横幅d1,深さdp1)が含まれる領域S3とが示されている。
点M〜Tは、シミュレーションによりMPSダイオード100の特徴が認められたパラメータの組合せを示す点であり、それぞれのパラメータ(横幅d1[μm],深さdp1)は、次の通りである。
点M(1.0,1.9)、点N(1.5,1.6)、点P(2.0,1.1)、点Q(2.5,0.9)、点R(3.0,0.7)、点S(3.5,0.35)、点T(4.0,0.2)である。なお、点M〜Tにおいて、それぞれの比rは、2.5である。
また、半直線L15は、点Mを一端とする半直線であり、比r=1.9、横幅d1≦1.0である。線分L16は、点Mと点Nとを結ぶ線分であり、線分L17は、点Nと点Pとを結ぶ線分であり、線分L18は、点Pと点Qとを結ぶ線分であり、線分L19は、点Qと点Rとを結ぶ線分であり、線分L20は、点Rと点Sとを結ぶ線分であり、線分L21は、点Sと点Tとを結ぶ線分である。半直線L22は、点Tを一端とするdp1=4[μm]、0[μm]≦深さdp1≦0.2[μm]を満たす半直線である。
半直線L15及びL22と、線分L16〜L21とにより形成される領域S3は、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が認められるパラメータの組合せが含まれる領域である。また、外挿線L23は、MPSダイオード100の特徴が認められるか否かの境界を示す外挿線である。
以上のように、本実施形態のMPSダイオード100の特徴が得られるパラメータ(横幅d1,比r,深さdp1)の組合せは、図14において、点A及び点Bにより定められる領域S1で示される。この点Aは、横幅d1に応じて、図30に示される領域S2を定める半直線L5及びL11と、線分L6〜L10とにより示される値となる。また、点Bは、横幅d1に応じて、図63に示される領域S3を定める半直線L15及びL22と、線分L16〜L21とにより示される値となる。
なお、本実施形態のMPSダイオード100において、金属層4と接触する半導体領域3の横幅寸法D1及び離間間隔D2を均一の構成を示して説明したが、例えば、図64に示す変形例ように、半導体層2の金属層4と接する面の端の近傍に横幅寸法D1と離間間隔D2とを小さくした半導体領域3を設け、半導体層2の金属層4と接する面の中央部に横幅寸法D1よりも大きい横幅寸法D3の半導体領域を離間間隔D2より広い離間間隔D4ごとに設ける構成としてもよい。上述のように、異なる離間間隔及び横幅の半導体領域を配置することにより、半導体層2の中央部よりも端の方における電流密度を高くすることができ、順方向のサージが発生した場合に端の近傍に多くの電流を流すことで、MPSダイオードに発生する熱を放出しやすくすることができる。
また、半導体層2における半導体領域3の配置は、図1及び図64に示したものに限らず、図14、30、及び63により示されるパラメータ(横幅d1,比r,深さdp1)の組合せを適宜用いて行ってもよい。
なお、本実施形態のMPSダイオード100において、半導体層1を高濃度のP型不純物を含むSiCとし、半導体層2を半導体層1より低濃度のP型不純物を含むSiCとし、半導体領域3をN型不純物が含まれるSiCとしてもよい。
また、本実施形態では、半導体層1にSiCを用いた例を示し説明したが、少なくともSi(シリコン)のバンドギャップ約1.1eVよりバンドギャップの大きいダイヤモンド(C)(約5.47eV)や、窒化ガリウム(GaN)(約3.4eV)などの3−5族の化合物半導体を用いてもよい。
1…半導体層、2…半導体層、3…半導体領域、4…金属層

Claims (1)

  1. 第1導電型の半導体層と、該半導体層の表面に所定の離間間隔を有して設けられた第2導電型の半導体領域と、該半導体層及び該半導体領域の表面上に設けられた金属層とを備え、該金属層は、前記半導体層との界面においてショットキー障壁を成し、前記半導体領域との界面においてオーミック接触を成す半導体装置において、
    前記半導体装置をMPSダイオードとし、
    前記半導体層を炭化珪素で構成し、
    前記金属層をチタン、タングステン又はクロムのいずれかで構成し、
    前記半導体層における不純物濃度を1×1016cm−3とし、
    前記半導体領域における不純物濃度を1×1019cm−3とした場合に、
    前記半導体領域の横幅寸法D1[μm]と前記半導体領域の離間間隔D2[μm]との比r(=D2/D1)、及び前記半導体領域の厚さ方向における深さdp1の組合せ(r,dp1)が、図14において、前記深さdp1の値が0.4[μm]である点Aを始点とする半直線L1と、前記比rの値が2.5である点Bを始点とする半直線L3と、前記点Aと第1の点(r,dp1)=(2.5,0.40)とを結ぶ第1の線分と、前記点Bと前記第1の点とを結ぶ第2の線分とにより形成される領域であって0.15≦rかつ0<dp1≦0.40、又は、2.5≦rかつ0<dp1≦1.10を満たす領域に含まれ、
    前記点Aにおける前記比rの値が、前記半導体領域の横幅寸法D1に応じて、図30に示す、点D(D1,r)=(2.0,0.225)を始点とする半直線L5(D1=2、r≧0.225)、前記点Dと点E(D1,r)=(3.0,0.17)とを結ぶ線分L6、前記点Eと点F(D1,r)=(4.0,0.15)とを結ぶ線分L7、前記点Fと点H(D1,r)=(6.0,0.15)とを結ぶ第3の線分、前記点Hと点J(D1,r)=(7.0,0.31)とを結ぶ線分L10、及び前記点Jを始点とする半直線L11(D1=7.0、r≧0.31)により表される範囲に含まれ、
    前記点Bにおける前記深さdp1の値が、前記半導体領域の横幅寸法D1に応じて、図63に示す、点P(D1,dp1)=(4.0,1.1)を始点とする第1の半直線(D1≦4、dp=1.1)、前記点Pと点Q(D1,dp1)=(5.0,0.9)とを結ぶ線分L18、前記点Qと点R(D1,dp1)=(6.0,0.7)とを結ぶ線分L19、前記点Rと点S(D1,dp1)=(7.0,0.35)とを結ぶ線分L20、前記点Sと点T(D1,dp1)=(8.0,0.2)とを結ぶ線分L21、前記点Tを始点とする半直線L22(D1=8、dp1≦0.2)により表される範囲に含まれる
    ことを特徴とする半導体装置。
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