JP5517557B2 - 水栓 - Google Patents
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Description
図8において、200は温調バルブユニットで、金属製のバルブボデー202の内部に、温度調節のための弁機能部が収容されている。また図中上部には温調操作部204が設けられている。
また図中上部には切換ハンドル210が設けられている。
ここで各バルブボデー202,208は底部が連結ブラケット214に対して強固に固定されているため、その力は各バルブボデー202,208に対して曲げモーメントとして加わる。
またこれとともに各バルブボデー202,208を固定している小ボルト216及び連結ブラケット214に対して力(負荷)がかかる。
例えば下記特許文献1に、バルブユニットにおけるバルブボデーを樹脂にて構成する点が開示されている。
尚、上記連結ブラケットはバルブボデーよりも剛性の高いものとしておく。通常はこれを金属製のものとしておく。
この接続部への対向部分は最も効果的にバルブボデーの変位を規制し得る部分であり、従って請求項2によれば、より効果的にバルブボデーの開き方向即ち外方向の変位を防止することができる。
この接続部に対向した位置は最も効果的にバルブボデーの変位を規制し得る位置であり、より効果的にバルブボデーの開き方向即ち外方向の変位を防止することができる。
そのようにしておけば、バルブボデーに対し捩れ方向(軸線周りの回転方向)に力が加わった場合においても、それによる変形を有効に防止することができる。
このようにすれば、広い面積に亘って連結ブラケットとバルブボデーとを接触させる状態に両者を嵌合でき、連結ブラケットによるバルブボデーに対する拘束作用を更に効果的に発揮させることができる。
図1〜図3において、10は取付基体としてのカウンタ12に対して埋込状態に設置される本実施形態の水栓で、シャワーヘッド側からの吐水と止水及び流量調節を行うシャワー側のバルブユニット14,カランからの吐水と止水及び流量調節を行うカラン側のバルブユニット16、及び水と湯とを混合し、混合した水をバルブユニット14と16とに送る温調バルブユニット18の3つのバルブユニットを備えている。
またカラン側のバルブユニット16にも、流量調節を行う回転式の流調操作部24と、吐水と止水とを行うプッシュ式の吐止水操作部26とが設けられている。
更に温調バルブユニット18には、水と湯との混合比率を調整するための回転式の温調操作部28が設けられている。
またカラン側のバルブユニット16も同様に、固定ナット42とバルブボデーに形成された大径部44とでカウンタ12を上下両側から挟み込む状態に、カウンタ12に固定されている。
温調バルブユニット18におけるバルブボデー40もまた、同様の構造でカウンタ12に固定されている。
またそれぞれの流調操作部20,24と吐止水操作部22と26も同じく樹脂にて形成されている。
分岐管48-1,48-2は全体として直管状に連続しており、また分岐管48-3はこれらから温調バルブユニット18に向けて直角方向に延び出している。
接続管48は、各分岐管48-1,48-2及び48-3が何れも同一サイズの円筒形状をなしており、またその外面には多数の補強リブ50が設けられている。
ここで立上り部51の外面には補強リブ50が設けられている。
そしてバルブボデー36の差込口54に、接続管48における分岐管48-1の図中左端部の差込部56が差し込まれ、シール材としてのOリング58を介してバルブボデー36と接続管48とが水密に接続されている。
また62は、バルブボデー36に形成された、シャワーホースの接続口を表し、64はバルブボデー38に形成された、カラン側配管との接続口をそれぞれ表している。
また温調バルブユニット18のバルブボデー40には、図5に示しているように給水管,給湯管との各接続口65が設けられている。
従ってそれらに引抜き方向の力が働くと接続が外れてしまう。
尚、接続管48と温調バルブユニット18のバルブボデー40との接続も同様の接続構造であり、この温調バルブユニット18のバルブボデー40もまた、共通の連結ブラケット66に固定され、接続部が外れ防止されている。
この連結ブラケット66は外周形状,内周形状ともに左右に横長の矩形状をなしている。
一方、長辺の一側(図中下側)には、同じく折曲げ形状の立上り部74が、長辺に沿ってストレート形状で設けられている。
ここで鍔状片80-1と80-2とは左右対称形状をなしている。
ここで固定孔84は、温調バルブユニット18のバルブボデー40を連結ブラケット66に固定するための固定孔であり、また86a,86bはシャワー側のバルブユニット14のバルブボデー36を連結ブラケット66に固定するための固定孔であり、更に固定孔88a,88bはカラン側のバルブユニット16のバルブボデー38を連結ブラケット66に固定するための固定孔である。
ここで固定孔86a,88aは本体部68の短辺部に設けれ、また他の固定孔84,86b,88bは本体部68の長辺部に設けられている。
即ち、図3に示しているようにバルブボデー36と38及び40を接続管48にて接続した状態の下で、連結ブラケット66をそれらバルブボデー36,38,40に対して図中下側から嵌め込む。
また内周側の左,右の一方の立下り形状の鍔状片80-1が、バルブボデー36における嵌合部52の図中左端面に面状に当接する状態となる。
即ち鍔状片80-1は、内部流路60と直角方向に重複する位置で、バルブボデー36の接続管48との接続部に対向する部分の外面に当接する当り部となる。
即ち左端の鍔状片80-1と、一対の鍔状片82の左端側の部分とが、嵌合部52を接続管48との接続側の面を除いた3方を囲み込む状態となる。
ここで小ボルト90及びナット92による本体部68と大径部44との締結固定の位置は、内部流路60と直角方向に重複した位置(内部流路60の図中上下方向のほぼ中心部)での締結固定となる。
ここにおいてバルブボデー36,38が連結ブラケット66に強固に固定され、それらバルブボデー36,38が連結ブラケット66にて連結された状態となる。
但し温調バルブユニット18のバルブボデー40には、図6に示しているように雌ねじ孔94が形成されており、そこに小ボルト90をねじ込むことでバルブボデー40の固定が行われる。
尚、固定孔94a,96aについては切欠形状の孔とされている(図5参照)。
例えば本発明は3つのバルブユニットを連結ブラケットで囲み込む状態に連結するようになすことも可能であるし、その際に各バルブユニットのバルブボデーの変形を連結ブラケットにて、更にはバルブボデーと連結ブラケットとの締結具による固定によって防止するようになすといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14,16 バルブユニット
36,38 バルブボデー
60 内部流路
66 連結ブラケット
80-1,80-2,82 鍔状片
90 小ボルト
92 ナット
Claims (5)
- 互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、
前記連結ブラケットには、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の外面に面状に当接して変位規制する当り部が設けてあることを特徴とする水栓。 - 請求項1において、前記当り部は、前記バルブボデーの前記接続部への対向部分の外面に当接するものとなしてあることを特徴とする水栓。
- 互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、
前記バルブボデーは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で前記連結ブラケットに締結具にて締結固定してあり、
前記締結具による前記連結ブラケットへの締結固定は、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の、該接続部に対向した位置での締結固定を含んでいることを特徴とする水栓。 - 請求項1において、前記連結ブラケットは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、少なくとも前記バルブボデーの前記接続管との接続側の面以外の外周面を嵌合状態に囲み込む形状となしてあることを特徴とする水栓。
- 請求項4において、前記連結ブラケットには、前記バルブボデーの外面に面状に当る折曲げ形状の鍔状片が前記囲込み部分に沿って設けてあることを特徴とする水栓。
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