JP5517557B2 - 水栓 - Google Patents

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Description

この発明は互いに離隔して配置された複数のバルブユニットを有する水栓に関し、特にそれらのバルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結ブラケットにて連結した形態の水栓に関する。
従来、互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを剛性の連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓が公知である。
図8はその具体例を示している。
図8において、200は温調バルブユニットで、金属製のバルブボデー202の内部に、温度調節のための弁機能部が収容されている。また図中上部には温調操作部204が設けられている。
206は、温調バルブユニット200に対し離隔して配置された切換バルブユニットで、金属製のバルブボデー208の内部に、温調バルブユニット200から送られて来た水をカラン側又はシャワーヘッド側に流路切換えする弁機能部が収容されている。
また図中上部には切換ハンドル210が設けられている。
212は金属製の接続管で、一端部が温調バルブユニット200のバルブボデー202に差込接続され、また他端部が切換バルブユニット206のバルブボデー208に差込接続されている。そしてこの接続管212を介して、温調バルブユニット200と切換バルブユニット206とが互いに連絡されている。
ここでバルブボデー202及び206と接続管212との接続は、単に接続管212をそれらに差し込んだだけのものであり、そのままではバルブボデー200,208が接続管212から抜けてしまう。
そこでここでは、バルブボデー202と208とを、それぞれの底部において締結具としての小ボルト216により金属製の剛性の連結ブラケット214に固定し、バルブボデー202と208とを連結ブラケット214で連結することで、接続部での抜けを防止している。
この連結ブラケット214はまた、温調バルブユニット200のバルブボデー202と、切換バルブユニット206のバルブボデー208とを、設定した間隔で離隔した位置に位置決めする役割も有している。
この形態の水栓の場合、バルブボデー202,208の接続管212からの抜けを防止するために、接続管212との接続部に袋ナットや抜止クリップ等のような抜止部材を特に必要とせず、従って接続施工に際して抜止部材の付け忘れといった問題を生じない利点を有する。
ところでこの形態の水栓では、内部に導入された給水圧の作用で各バルブボデー202,208が互いに離れる方向に力を受けることとなる。詳しくは、図9の模式図に示しているようにバルブボデー202,208における、接続管212との接続部と対向する部分Sに対して給水圧pによる外向きの力が加わる。
ここで各バルブボデー202,208は底部が連結ブラケット214に対して強固に固定されているため、その力は各バルブボデー202,208に対して曲げモーメントとして加わる。
即ち各バルブボデー202,208を、連結ブラケット214への固定部である底部を支点として互いに逆向きに倒そうとする向きの力が働く。
またこれとともに各バルブボデー202,208を固定している小ボルト216及び連結ブラケット214に対して力(負荷)がかかる。
しかしながらバルブボデー202,208は金属製で剛性が高いため、そうした力によってバルブボデー202,208が倒れる方向に変形したりすることもないし、また小ボルト216等にかかる負荷も小さい。
ところで、近年水栓の樹脂化が進んでおり、バルブボデーについてもこれを樹脂化することが提案されている。
例えば下記特許文献1に、バルブユニットにおけるバルブボデーを樹脂にて構成する点が開示されている。
しかしながら図8に示す構造の水栓において、バルブボデーを樹脂化すると、この樹脂製のバルブボデーは金属製のものに比べて剛性が低いために、その内部に給水圧が加わると、その圧力によって図9の模式図中矢印Fで示しているようにバルブボデーが互いに開く方向(倒れようとする方向)に変形を伴って変位してしまう恐れがある。
而してバルブボデーがそのような変位を生じると、接続管との接続部等において漏水を起したり、或いはバルブボデー,小ボルト等の締結具により大きな負荷がかかり、部品寿命の低下に繋がる問題が生ずる。
尚、下記特許文献2には一対のバルブユニットの各バルブボデーに接続管の一端部と他端部とを接続した形態の水栓が開示されているが、この水栓は、各バルブボデーが接続管の一端部と他端部とに袋ナットにて抜止状態に接続されているものであり、接続部のそれぞれに抜止部材が取り付けられている。
もっともこの特許文献2に開示の水栓では、一対のバルブボデーにまたがってステーが装着されているが、このステーは、一対のバルブボデーを定められた間隔に位置決めすることを目的としたものであり、従ってその取付位置は接続管との接続部の位置とは大きく離れた位置であって、本発明とは別異のものである。
特開平11−350551号公報 特開2004−76489号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、バルブボデーを樹脂にて構成した場合においても上記のような変位を有効に防止し得て、バルブボデーの変位に起因する漏水等の問題を防止できる、複数のバルブボデーを接続管にて互いに連絡し且つ連結ブラケットにて連結した形態の水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、前記連結ブラケットには、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の外面に面状に当接して変位規制する当り部が設けてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記当り部は、前記バルブボデーの前記接続部への対向部分の外面に当接するものとなしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、前記バルブボデーは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で前記連結ブラケットに締結具にて締結固定してあり、前記締結具による前記連結ブラケットへの締結固定は、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の、該接続部に対向した位置での締結固定を含んでいることを特徴とする。
請求項のものは、請求項1において、前記連結ブラケットは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、少なくとも前記バルブボデーの前記接続管との接続側の面以外の外周面を嵌合状態に囲み込む形状となしてあることを特徴とする。
請求項のものは、請求項において、前記連結ブラケットには、前記バルブボデーの外面に面状に当る折曲げ形状の鍔状片が前記囲込み部分に沿って設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、接続管の内部流路(厳密には接続管の端部の内部流路)と直角方向に重なる位置において、バルブボデーの接続管との接続部とは反対側の外面に面状に当接して変位規制する当り部を連結ブラケットに設けたものである。
この請求項1によれば、バルブボデーの内部の圧力の作用で、バルブボデーの接続管に対する接続部とは反対側を外向きに(接続管から離れる方向に)押す力が働いても、バルブボデーにおける上記接続部とは反対側の外面に面状に当接する当り部が連結ブラケットに設けてあるため、バルブボデーを樹脂製とした場合においても、その当り部の変位規制作用によってバルブボデーが外方向、即ち開き方向に変形を伴って変位するのを有効に防止することができる。
従ってこの請求項1によれば、バルブボデーを樹脂製とした場合においても、バルブボデーの変形を伴った変位により漏水を引き起こしたり、バルブボデーが傷んだり、或いはバルブボデーを締結固定する小ボルト等の締結具に大きな負荷がかかってそれらが傷んでしまうといった問題を解決でき、それらの部品寿命を延ばすことができる。
尚、上記連結ブラケットはバルブボデーよりも剛性の高いものとしておく。通常はこれを金属製のものとしておく。
請求項1において、上記の当り部は、バルブボデーの接続部への対向部分の外面に当接するものとなしておくことができる(請求項2)。
この接続部への対向部分は最も効果的にバルブボデーの変位を規制し得る部分であり、従って請求項2によれば、より効果的にバルブボデーの開き方向即ち外方向の変位を防止することができる。
次に請求項3は、バルブボデーを、接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で上記の連結ブラケットに締結具にて締結固定したもので、この請求項3においては、バルブボデーを外方向に押す力を発生させるのと同じ流路と直角方向に重なる位置でバルブボデーを連結ブラケットに締結固定していることから、バルブボデーを樹脂製とした場合においても、上記と同様にしてバルブボデーが変形を伴って外方向に変位するのを有効に防止することができ、上記と同様の効果を奏することができる。
この請求項3では、更に締結具による締結固定を、バルブボデーの接続管との接続部とは反対側の、接続部に対向した位置に設けている
この接続部に対向した位置は最も効果的にバルブボデーの変位を規制し得る位置であり、より効果的にバルブボデーの開き方向即ち外方向の変位を防止することができる。
次に請求項は、連結ブラケットの形状を、接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、少なくともバルブボデーの接続管との接続側の面以外の外周面を嵌合状態に囲み込む形状となしたもので、このようにすれば、内部の給水圧によってバルブボデーに対し力の加わる部分を連結ブラケットにて外側から効果的に拘束することができ、その拘束作用によってバルブボデーが変形するのを有効に規制することができる。
この場合においてバルブボデー及び連結ブラケットの互いに嵌合する部分を平面多角形状(例えばコ字形状)としておくことができる。
そのようにしておけば、バルブボデーに対し捩れ方向(軸線周りの回転方向)に力が加わった場合においても、それによる変形を有効に防止することができる。
この場合において、連結ブラケットにはバルブボデーの外面に面状に当る折曲げ形状の鍔状片を、上記の囲込み部分に沿って設けておくことができる(請求項)。
このようにすれば、広い面積に亘って連結ブラケットとバルブボデーとを接触させる状態に両者を嵌合でき、連結ブラケットによるバルブボデーに対する拘束作用を更に効果的に発揮させることができる。
本発明の一実施形態の水栓をカウンタに埋込状態に設置した状態を示した要部切欠正面図である。 図1の水栓をカウンタを略した状態で示した斜視図である。 同実施形態の水栓を連結ブラケット取付前の状態で示した斜視図である。 同実施形態の水栓の要部を、バルブボデーの接続部を切り欠いて示した図である。 (A)バルブユニットと接続管とを接続前の状態で示した図である。(B)バルブユニットと接続管とを連結ブラケットにて組付状態で示した底面図である。 バルブユニットの要部形状を部分的に拡大して示した斜視図である。 同実施形態における連結ブラケットの単品図である。 水栓の従来の一例を示した図である。 水栓のバルブボデーに外向きの力がかかるのを模式的に表した説明図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜図3において、10は取付基体としてのカウンタ12に対して埋込状態に設置される本実施形態の水栓で、シャワーヘッド側からの吐水と止水及び流量調節を行うシャワー側のバルブユニット14,カランからの吐水と止水及び流量調節を行うカラン側のバルブユニット16、及び水と湯とを混合し、混合した水をバルブユニット14と16とに送る温調バルブユニット18の3つのバルブユニットを備えている。
ここでシャワー側のバルブユニット14には、流量調節を行う回転式の流調操作部20、及び吐水と止水とを行うプッシュ式の吐止水操作部22とが設けられている。
またカラン側のバルブユニット16にも、流量調節を行う回転式の流調操作部24と、吐水と止水とを行うプッシュ式の吐止水操作部26とが設けられている。
更に温調バルブユニット18には、水と湯との混合比率を調整するための回転式の温調操作部28が設けられている。
シャワー側のバルブユニット14,カラン側のバルブユニット16及び温調バルブユニット18は、それぞれの操作部、詳しくは流調操作部20と吐止水操作部22,流調操作部24と吐止水操作部26,温調操作部28をカウンタ12上に露出させる状態で、カウンタ12の対応する取付穴30,32,34において、他部をカウンタ12下方に位置させる状態に(埋め込む状態に)カウンタ12に取付固定されている。
シャワー側のバルブユニット14,カラン側のバルブユニット16及び温調バルブユニット18は、内部に弁機能部の組み込まれたバルブボデー36,38,40をそれぞれ有しており、それらバルブボデー36,38,40がカウンタ12に固定されている。
具体的には、図4に示しているようにシャワー側のバルブボデー14は、固定ナット42とバルブボデー14に形成された後述の円形の大径部44とでカウンタ12を上下(表裏)両側から挟持する状態に、カウンタ12に固定されている。
またカラン側のバルブユニット16も同様に、固定ナット42とバルブボデーに形成された大径部44とでカウンタ12を上下両側から挟み込む状態に、カウンタ12に固定されている。
温調バルブユニット18におけるバルブボデー40もまた、同様の構造でカウンタ12に固定されている。
本実施形態において、シャワー側のバルブユニット14,カラン側のバルブユニット16における各バルブボデー36,38は何れも樹脂にて形成されている。
またそれぞれの流調操作部20,24と吐止水操作部22と26も同じく樹脂にて形成されている。
図2,図3,図5に示しているように、上記3つのバルブボデー36,38及び40には、カウンタ12の下側において接続管48(この接続管48もまた樹脂製である)の各端部が接続され、シャワー側のバルブユニット14,カラン側のバルブユニット16及び温調バルブユニット18が、接続管48を介して互いに連絡されている。
接続管48は、3つの分岐管48-1,48-2,48-3に分かれていて、その全体の平面形状がT字形状をなしている。
分岐管48-1,48-2は全体として直管状に連続しており、また分岐管48-3はこれらから温調バルブユニット18に向けて直角方向に延び出している。
接続管48は、各分岐管48-1,48-2及び48-3が何れも同一サイズの円筒形状をなしており、またその外面には多数の補強リブ50が設けられている。
上記バルブユニット14,16のバルブボデー36,38は、図6に示しているように上部に円筒形状の立上り部51を有し、そしてこれに続く下側に円形の大径部44を、更にこれに続く下側に後述の連結ブラケット66に嵌合せしめられる嵌合部52を有する形状をなしている。
ここで立上り部51の外面には補強リブ50が設けられている。
バブルボデー36及び38には、図4に示しているように大径部44から嵌合部52にまたがる位置において、互いに向き合う方向に円筒形の差込口54が設けられている。
そしてバルブボデー36の差込口54に、接続管48における分岐管48-1の図中左端部の差込部56が差し込まれ、シール材としてのOリング58を介してバルブボデー36と接続管48とが水密に接続されている。
またバルブボデー38の差込口54に、分岐管48-2の図中右端部の差込口56が差し込まれ、シール材としてのOリング58を介しバルブボデー38と接続管48とが水密に接続されている。
尚図4において60は接続管48の内部流路を表している。
また62は、バルブボデー36に形成された、シャワーホースの接続口を表し、64はバルブボデー38に形成された、カラン側配管との接続口をそれぞれ表している。
また温調バルブユニット18のバルブボデー40には、図5に示しているように給水管,給湯管との各接続口65が設けられている。
以上のように本実施形態では、単に接続管48の差込部56をバルブボデー36及び38の差込口54に差し込むだけで、接続管48とバルブボデー36及び38の接続が行われる。
従ってそれらに引抜き方向の力が働くと接続が外れてしまう。
そこでこの実施形態では、バルブボデー36及び38を金属製の剛性の連結ブラケット66に固定することで、それらの抜けを防止する。
尚、接続管48と温調バルブユニット18のバルブボデー40との接続も同様の接続構造であり、この温調バルブユニット18のバルブボデー40もまた、共通の連結ブラケット66に固定され、接続部が外れ防止されている。
連結ブラケット66は、図2,図3及び図7に示すように図中左右方向、即ちシャワー側のバルブユニット14と、カラン側のバルブユニット16とを結ぶ方向に横長の矩形の環状即ち枠状をなしている。
この連結ブラケット66は外周形状,内周形状ともに左右に横長の矩形状をなしている。
図7中68は、紙面と直角方向に板状をなして延びる本体部で、この本体部68の左右両端に折曲げ形状の立上り部72が、本体部68の短辺に沿ってストレート形状に設けられている。
一方、長辺の一側(図中下側)には、同じく折曲げ形状の立上り部74が、長辺に沿ってストレート形状で設けられている。
連結ブラケット66には、接続管48における分岐管48-3を通すための切欠部76が、本体部68から後述の鍔状片82にまたがって形成されており、また内周の4つのコーナー部には同じく小円形の凹部78が形成されている。
一方内周側においては、左右両端に下向きに立ち下がった形状の左,右一対の鍔状片80-1と80-2とが、短辺に沿ってストレート形状で設けられており、更に図7中前後両側には同じく下向きに折れ曲った形態の、長辺に沿ってストレート形状で延びる一対の鍔状片82が設けられている。
ここで鍔状片80-1と80-2とは左右対称形状をなしている。
一方本体部68には、周方向に沿ってこれを板厚方向に貫通する複数の固定孔84,86a,86b,88a,88bが間隔を隔てて設けられている。
ここで固定孔84は、温調バルブユニット18のバルブボデー40を連結ブラケット66に固定するための固定孔であり、また86a,86bはシャワー側のバルブユニット14のバルブボデー36を連結ブラケット66に固定するための固定孔であり、更に固定孔88a,88bはカラン側のバルブユニット16のバルブボデー38を連結ブラケット66に固定するための固定孔である。
ここで固定孔86a,88aは本体部68の短辺部に設けれ、また他の固定孔84,86b,88bは本体部68の長辺部に設けられている。
この実施形態において、バルブボデー36,38の連結ブラケット66への固定、つまり連結ブラケット66によるバルブボデー36と38との連結は次のようにして行う。
即ち、図3に示しているようにバルブボデー36と38及び40を接続管48にて接続した状態の下で、連結ブラケット66をそれらバルブボデー36,38,40に対して図中下側から嵌め込む。
バルブボデー36,38における上記の嵌合部52は、図6及び図5に示しているように接続管48との接続側の面を除いた3方の面が平面コ字形状の多角形状をなしている。即ち図1,図4中紙面と直角方向の前,後の面(図5中上,下の面)が左右方向のストレート形状の面とされ、また図中左端と右端の面が、図1,図4中紙面と直角方向(図5中上下方向)のストレート形状の面とされている。
この実施形態では、上記のようにして連結ブラケット66をバルブボデー36,38に対して下側から嵌め込んだとき、図4に示しているように本体部68がバルブボデー36,38の大径部44の下面に当って、そこで嵌込端が規定される。
このとき、本体部68は接続管48の内部流路60と直角方向に重複した位置、詳しくは内部流路60の図中上下方向の略中心部に位置した状態となる。
また内周側の左,右の一方の立下り形状の鍔状片80-1が、バルブボデー36における嵌合部52の図中左端面に面状に当接する状態となる。
即ち鍔状片80-1は、内部流路60と直角方向に重複する位置で、バルブボデー36の接続管48との接続部に対向する部分の外面に当接する当り部となる。
同時に、図7において前後の長辺側の一対の鍔状片82の図中左端側の部分が、バルブボデー36における嵌合部52の左右方向にストレート形状に延びる前,後の面に面状に当接する位置に位置せしめられる。
即ち左端の鍔状片80-1と、一対の鍔状片82の左端側の部分とが、嵌合部52を接続管48との接続側の面を除いた3方を囲み込む状態となる。
同様にバルブボデー38の側においても、図7中右端の鍔状片80-2が、バルブボデー38における嵌合部52の右端面に当接する状態となり(鍔状片80-2はバルブボデー38に対する当り部となる)、また一対の鍔状片82の右端側の部分が、嵌合部52の左右方向にストレート形状で延びる前,後の面に面状に当接する位置に位置した状態となり、それら3つの鍔状片80-2と82とが、バルブボデー38の嵌合部52の3方を囲み込む状態となる。
本実施形態では、この状態において図3及び図5に示しているように連結ブラケット66の本体部68の下側から固定孔86a,86b及び88a,88bに締結具としての小ボルト90を差し込んで、図4に示すようにナット92とともに連結ブラケット66の本体部68と、バルブボデー36,38の大径部44とを上下に締結し固定する。
ここで小ボルト90及びナット92による本体部68と大径部44との締結固定の位置は、内部流路60と直角方向に重複した位置(内部流路60の図中上下方向のほぼ中心部)での締結固定となる。
ここにおいてバルブボデー36,38が連結ブラケット66に強固に固定され、それらバルブボデー36,38が連結ブラケット66にて連結された状態となる。
尚このとき、温調バルブユニット18におけるバルブボデー40と連結ブラケット66における本体部68との締結も図7の固定孔84において、同じく小ボルト90を用いて行う。
但し温調バルブユニット18のバルブボデー40には、図6に示しているように雌ねじ孔94が形成されており、そこに小ボルト90をねじ込むことでバルブボデー40の固定が行われる。
一方樹脂製のバルブボデー36,38には、図5に示しているように連結ブラケット66における固定孔86a,86b及び88a,88bに対応した固定孔94a,94b及び96a,96bが形成されており、バルブボデー36及び38と、連結ブラケット66との固定は、これら固定孔94a,94b及び96a,96bにおいて行われる。
尚、固定孔94a,96aについては切欠形状の孔とされている(図5参照)。
以上のような本実施形態によれば、バルブボデー36,38の内部の圧力の作用でバルブボデー36,38の接続管18に対する接続部とは反対側の対向部分に外向きに押す力が働いても、連結ブラケット66に設けた当り部としての鍔状片80-1,80-2の変位規制作用によって、バルブボデー36,38が外方向、即ち開き方向に変形を伴って変位するのを有効に防止することができる。
従ってこの実施形態によれば、バルブボデー36,38の変形を伴った変位により漏水を引き起こしたり、バルブボデー36,38が傷んだり、或いはバルブボデー36,38を締結固定する小ボルト90等に大きな負荷がかかってそれらが傷んでしまう問題を解決でき、それらの部品寿命を延ばすことができる。
本実施形態ではまた、バルブボデー36,38を外方向に押す力を発生させるのと同じ内部流路60と直角方向の個所でバルブボデー36,38を連結ブラケット66に締結固定していることから、バルブボデー36,38が変形を伴って外方向に変位するのをより有効に防止することができる。
加えて小ボルト90による締結固定は、バルブボデー36,38の接続管48との接続部とは反対側の、接続部に対向した位置、即ち最も効果的にバルブボデー36,38変位を規制し得る位置である、接続部に対向した位置にても行っていることから、より効果的にバルブボデー36,38の開き方向変位を防止することができる。
更に連結ブラケット66の形状を、バルブボデー36,38の嵌合部52を囲み込む形状となしていることから、内部の給水圧によってバルブボデー36,38に対し力の加わる部分を連結ブラケット66にて外側から効果的に拘束することができ、その拘束作用によってバルブボデー36,38が捩れその他の変形を生じるのを有効に規制することができる。
加えて連結ブラケット66の上記の囲込み部分には、これに沿って鍔状片80-1,80-2が設けてあるため、広い面積に亘って連結ブラケット66とバルブボデー36,38の嵌合部52とを接触させることができ、バルブボデー36,38に対する拘束作用を更に効果的に発揮させることができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は3つのバルブユニットを連結ブラケットで囲み込む状態に連結するようになすことも可能であるし、その際に各バルブユニットのバルブボデーの変形を連結ブラケットにて、更にはバルブボデーと連結ブラケットとの締結具による固定によって防止するようになすといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
10 水栓
14,16 バルブユニット
36,38 バルブボデー
60 内部流路
66 連結ブラケット
80-1,80-2,82 鍔状片
90 小ボルト
92 ナット

Claims (5)

  1. 互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、
    前記連結ブラケットには、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の外面に面状に当接して変位規制する当り部が設けてあることを特徴とする水栓。
  2. 請求項1において、前記当り部は、前記バルブボデーの前記接続部への対向部分の外面に当接するものとなしてあることを特徴とする水栓。
  3. 互いに離隔して配置された複数のバルブユニットのバルブボデーに接続管の端部をそれぞれ接続し、各バルブユニットを該接続管を介して互いに連絡するとともに、各バルブボデーを連結ブラケットに固定し、連結した形態の水栓において、
    前記バルブボデーは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で前記連結ブラケットに締結具にて締結固定してあり、
    前記締結具による前記連結ブラケットへの締結固定は、前記バルブボデーの前記接続管との接続部とは反対側の、該接続部に対向した位置での締結固定を含んでいることを特徴とする水栓。
  4. 請求項1において、前記連結ブラケットは、前記接続管の内部流路と直角方向に重なる位置で、少なくとも前記バルブボデーの前記接続管との接続側の面以外の外周面を嵌合状態に囲み込む形状となしてあることを特徴とする水栓。
  5. 請求項において、前記連結ブラケットには、前記バルブボデーの外面に面状に当る折曲げ形状の鍔状片が前記囲込み部分に沿って設けてあることを特徴とする水栓。
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