JP6840628B2 - 継手収容ボックス、継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置、及び混合水栓の設置構造 - Google Patents

継手収容ボックス、継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置、及び混合水栓の設置構造 Download PDF

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本発明は、給湯管と給水管とがそれぞれ接続される2つの継手を備え、混合水栓が取り付けられる継手収容ボックス、継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置、及び混合水栓の設置構造に関するものである。
台所、浴室等に設置される混合水栓は、給湯管と給水管とが継手収容ボックス内に収容された継手に接続され、継手の水栓取付部に混合水栓の湯接続部と水接続部とが接続されて取り付けられている。混合水栓が取り付けられる前記継手収容ボックスとしては、例えば特許文献1等に記載された技術が知られている。特許文献1に記載の継手収容ボックスは、基台と蓋体とからなり、図11に示すように、給湯管HPと給水管CPとからなる2つの管体が並列した状態で継手収容ボックス70内の2つの継手72,72にそれぞれ接続され、各継手72には、混合水栓の湯接続部と水接続部とが接続されるようになっている。ここで、両継手72,72はいずれも、下側に配管された給湯管HPの軸心G上に位置しており、給湯管HPは図11の左側の継手72に接続されている。一方、上側に配管された給水管CPは、基台71の内部において緩い湾曲線状に曲げられ、上側の軸心G側の位置から下側の軸心G側に移行して図11の右側の継手72に接続されている。
特開2009−235759号公報
しかし、特許文献1に記載の継手収容ボックス70は、上側に配管されてきた給水管CPは基台71の内部において上側の軸心G側の位置から下側の軸心G側に曲げられているので、混合水栓の設置において、右側の継手72に接続するには、現場で加熱して曲げたり、工場等で予め曲げておく必要がある。また、これらの管体が湾曲させたり屈曲させることが困難な硬質樹脂管や金属管等からなる場合は、継手収容ボックス70に接続できなかったり、屈曲されて下側の給湯管HPを乗り越える別途の連結管を用意し、この連結管で直状の給水管CPと右側の継手72とを連結して曲げ配管する必要があった。加えて、給水管CPは継手収容ボックス70内で曲げられているので、水の通管抵抗が大きくなり、ウォーターハンマー現象が生じたり、給水管CP自身もその湾曲部、曲がり部に水の衝撃が加わって好ましくない。
また、銭湯等の公衆浴場やホテル、旅館等の浴場などにおいては複数の混合水栓が1列に並べて設置されている。この場合、特許文献1等に記載の、並列状態の2つの管体の上側に配管された給水管CPが、基台71の内部において緩い湾曲線状に曲げられて、上側の軸心G側の位置から下側の軸心G側に移行して図11の右側の継手72に接続される、従来の継手収容ボックス70では、一つの配管系統で複数の混合水栓を並べて設置することはできなかった。すなわち、複数の混合水栓を1列に並べて設置するには、継手72としてチーズ部材等を使用して、下側の給湯管HPの先端部を継手72に直線状に接続した後、この継手72の反対側に、隣の混合水栓に湯を送り込むための別の給湯管HPを接続して、隣の継手収容ボックス70に送り配管することになる。しかし、上側の軸心G側から曲げられて下側の軸心G側に下がってきた給水管CPが、継手70の反対側に接続されて送り配管される給湯管HPの配管進路を図11に示すように塞ぐため、給湯管HPをその先の隣の継手収容ボックス70に送り配管することはできなかった。
そこで、本発明は、給湯管及び給水管からなる2つの管体と、混合水栓との接続において、前記管体を曲げることなく混合水栓に接続することができ、また、両管体とも曲げることなく直状のままで配管して接続することにより複数の混合水栓を並べて設置することのできる継手収容ボックス、継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置、及び混合水栓の設置構造の提供を課題とする。
請求項1の継手収容ボックスは、
給湯管と給水管とからなる2つの管体がそれぞれ接続される2つの継手を収容するための継手収容部を備えたものであって、
収容される前記2つの継手の並び方向と略同一方向から、前記両管体が並列した状態で前記継手収容部内に挿通される挿通口が設けられ、
収容される前記各継手の水栓取付部を前記ボックスの外方に臨ませる開口がそれぞれ形成され、
前記両開口のそれぞれの中心は、挿通される前記両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されている。
ここで、「管体が挿通される挿通口」は、管体自体が挿通口に挿通されるものの他、管体自体は挿通口に挿通されてはいないものの継手の管接続部の一部が挿通口を通過しボックスの外方にはみ出したものをも含めた広義の「挿通口」を意味する。
これにより、両開口のそれぞれの中心は、両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されているので、管体を継手収容ボックス内で曲げて他側の管体の軸心側に配管経路を変更することなく、両管体とも、挿通口から継手収容ボックス内に挿入した後そのまま直線状に配管してそれぞれの継手に接続することができる。
請求項1の継手収容ボックスは、前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に、前記挿通口から挿通された前記両管体とは別の、前記継手に接続される前記給湯管及び前記給水管の少なくとも一方が引き出される引出口が形成されたものとすることもできる。
これによれば、両管体を並列状態で継手収容ボックスの挿通口からそのまま直線状に挿入してチーズ等の継手に接続し混合水栓を設置するとともに、継手の反対側に別の管体を接続して継手収容ボックスの引出口から引き出し、次の水栓の継手収容ボックスに順次送り配管してその継手に接続することにより、複数の混合水栓を一定方向に並べて設置することができる。
また、請求項1の継手収容ボックスは、前記両開口の少なくとも一方に、該開口より大きい開口面を有する貫通孔が形成され、該貫通孔は、前記開口を有する化粧カバーによって覆われたものとすることもできる。
これによれば、少なくとも一方の開口には、これより大きく開口する貫通孔が形成されているので、各貫通孔において開口の中心がいずれの管体の軸心側に位置しても継手の水栓取付部を継手収容ボックスの外方に臨ませることができる。その一方で、貫通孔は大きく開口するため、内部の継手収容部が外部に露出し、見栄えが低下する。しかし、貫通孔は、開口を有する化粧カバーによって覆われるので、見栄えの低下を防ぐことができる。
更に、請求項1の継手収容ボックスは、
前記両開口は、2つの前記貫通孔と、該貫通孔にそれぞれ着脱自在に取着された2つの前記化粧カバーと、により構成され、
前記各化粧カバーは、その取着向きを反転させることで、前記両開口のそれぞれの中心が、前記両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成される配置と、前記両開口のそれぞれの中心が、ともにいずれかの前記管体の軸心側にずれた位置に形成される配置と、に変更できるものとすることもできる。
これによれば、選択により、請求項1の発明のように、両管体とも継手収容ボックスの挿通口から挿入した後そのまま直線状に配管してそれぞれの継手に接続することができるし、従来のように、一方の管体については、継手収容ボックス内で曲げて他側の管体の軸心側に配管経路を変更して継手に接続することもできる。
請求項5の継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の継手収容ボックスと、内部に給湯管及び給水管の少なくとも一方からなる管体が収容される配管保護カバーと、からなり、
前記継手収容ボックスの挿通口に前記配管保護カバーが接続されるカバー接続部が形成されたものである。
これによれば、請求項1乃至請求項4の発明に加え、配管保護カバーにより給湯管及び給水管を保護することができる。
請求項5の継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置は、前記配管保護カバーは、内部に配管された前記管体を保持する保持部を有し、前記両開口のそれぞれの中心は、それぞれ前記両管体のいずれかの軸心の延長線上に位置するものとすることもできる。
これによれば、配管保護カバー内に配管された管体は、保持部により一定位置に保持され、それにより、両開口のそれぞれの中心は、両管体のいずれかの軸心の延長線上に安定して位置させることができる。
請求項7の混合水栓の設置構造は、
継手収容ボックスが備える継手収容部に、給湯管と給水管とからなる2つの管体がそれぞれ接続される2つの継手が収容され、
前記継手収容部に収容された前記2つの継手の並び方向と略同一方向であって一方の前記継手側に設けられた挿通口から、前記給湯管及び前記給水管が並列した状態で前記継手収容部内に挿通されて前記各継手の管接続部に接続され、
前記ボックスに形成された2つの開口から、前記各継手の水栓取付部が前記ボックスの外方にそれぞれ臨まされ、
前記各開口から臨む前記各水栓取付部が、前記給湯管及び前記給水管の並び方向にずれて配置され、前記各水栓取付部に混合水栓の湯接続部と水接続部とがそれぞれ接続されて該混合水栓が設置されたものである。
この発明は、請求項1の発明と同様に作用する。
請求項7の混合水栓の設置構造は、前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に引出口が形成され、該引出口から、前記挿通口から挿通されて前記継手に接続された前記管体とは別の管体が引き出されたものとすることもできる。
この発明は、請求項2の発明と同様に作用する。
請求項9の混合水栓の設置構造は、
請求項5または請求項6に記載された継手収容ボックス及び配管保護カバーと、混合水栓と、からなるものであって、
前記配管保護カバーは直線状をなし、
前記継手収容ボックスに前記配管保護カバーが接続され、前記配管保護カバー内に配管された給湯管及び給水管が、該配管保護カバー内における軸心を維持したまま、前記継手収容ボックス内に収容された前記各継手にそれぞれ接続され、前記各継手に前記混合水栓の湯接続部及び水接続部がそれぞれ接続されており、
前記各継手には、接続された前記両管体と同一の軸心を有する第2管接続部が設けられ、該各第2管接続部のそれぞれに第2管体が接続されており、
前記継手収容ボックスには、前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に前記第2管体が引き出される引出口が形成され、該引出口から引き出された前記第2管体が内部に収容された直状の第2配管保護カバーが、前記継手収容ボックスに接続されており、
前記第2管接続部に接続された前記第2管体は、前記第2管接続部の軸心を維持したまま、前記第2配管保護カバー内へと配管されたものである。
この発明は、請求項2、8の発明と同様に作用する。
本発明は、継手収容ボックスの両開口のそれぞれの中心が、両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されているので、両管体とも、継手収容ボックスの挿通口から挿入した後そのまま直線状に配管してそれぞれの継手に接続することができる。これにより、一方の管体が継手収容ボックス内で他側の管体の軸心側に曲げられ配管経路が変更されて継手に接続される従来の継手収容ボックスの場合には、管体を予め加熱したりして曲げる必要があり、また、管体が硬質樹脂管や金属管等からなる場合には曲げ加工が困難なために継手に接続できなかったり、管体の曲がり部で流体の通管抵抗が大きくなるとともに、ウォーターハンマー現象が生じることもあるなどの不具合を生じるが、本発明ではそのような不具合が解消される。
また、両管体を並列状態で継手収容ボックスの挿通口からそのまま直線状に挿入して継手に接続して混合水栓を設置するとともに、継手の反対側に別の管体を接続して継手収容ボックスの引出口から引き出し、次の継手収容ボックスに順次送り配管してその継手に接続することにより、複数の混合水栓を一定方向に並べて設置することができる。その結果、銭湯、ホテルや旅館等の浴場などで一つの配管経路で複数の水栓を並べて設置することができる。
本発明の第一実施形態の継手収容ボックスの分解斜視図である。 図2の基台への継手の取付状態を示す斜視図である。 図1の継手収容ボックスに収容される継手を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)のA−A切断線による断面図、(d)は(a)のB−B切断線による断面図である。 図1の基台の継手に2つの管体が接続された状態を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図1の継手収容ボックスの基台及び配管保護カバーのベース部材のそれぞれに蓋体及びカバー部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5の配管保護カバーの側面図である。 図5の隙間閉塞板の斜視図である。 図1の継手収容ボックスに混合水栓が取り付けられる状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態の継手収容ボックスを示し、(a)は基台の平面図、(b)は継手収容ボックスの左右両側に配管保護カバーが接続された組付装置の斜視図である。 2つの管体が順次隣合う図9(a)の基台に送り配管された状態を示す平面図である。 従来の継手収容ボックスの斜視図である。
〈第一実施形態〉
まず、本発明の第一実施形態の継手収容ボックスを図1乃至図8に基づいて説明する。
本発明の継手収容ボックス1は、給湯管HPと給水管CPとからなる2つの管体がそれぞれ接続される2つの継手30,30を収容するための継手収容部2を備えたものである。継手収容ボックス1は、収容される2つの継手30,30の並び方向と略同一方向から、両管体が並列した状態で継手収容部2内に挿通される挿通口6が設けられ、収容される各継手30の水栓取付部39をそれぞれ継手収容ボックス1の外方に臨ませる開口27が形成され、両開口27,27のそれぞれの中心Oは、挿通される両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されている。ここで、「2つの継手30の並び方向と略同一方向」とは、つまりは、本実施形態において、「2つの継手30が並んで収容された横長矩形状のボックス1の長軸方向」のことであるが、継手収容ボックス1の長軸と継手30の並び方向とは僅かに斜め方向にずれているので、「略同一方向」と表現した。
そして、継手収容ボックス1と、内部に給湯管HP及び給水管CPが収容される配管保護カバー40と、両者を接続するカバー接続部と、によって、継手収容ボックス1と配管保護カバー40との組付装置が構成されている。
更に、各水栓取付部39に混合水栓60の湯接続部66と水接続部67とがそれぞれ接続されて混合水栓60が設置されたものは、混合水栓60の設置構造を構成している。
以下、各構成部材について詳細に説明する。
図1及び図2において、継手収容ボックス1(以下、単に「ボックス1」という。)は、壁面に固定される基台10と、基台10の上部全体を覆うように基台10に組み付けられた蓋体20と、から成り、横長矩形の箱状に形成されている。基台10において、図2の左側には第1継手31を収容する第1継手収容空間部3が形成され、右側には第2継手32を収容する第2継手収容空間部4が形成されており、その両者間にはこれらを繋ぐ連通空間部5が形成されている。第1継手収容空間部3及び第2継手収容空間部4は、ボックス1の継手収容部2を構成している。
基台10は、合成樹脂により略横長矩形状に形成され、長手方向の中央部における幅方向両側には内部側に凹んだ基台嵌合凹部11が形成されている。基台10は4隅に設けられたビス挿通孔12にビスを挿通して壁面に取り付けられるようになっている。基台10における第1継手収容空間部3、第2継手収容空間部4の部分の底壁13にはそれぞれ第1継手31、第2継手32がビスを使用して取り付けられる。両基台嵌合凹部11,11には、一対の係合部14,14が設けられ、各係合部14は係合爪14aを有している。
一方、基台10に被せて組み付けられる蓋体20は、合成樹脂により一面が開口する横長箱形状に形成され、上面21と4箇所の側面22とを有し、長手方向の中央部における幅方向両側は内部側に凹んだ蓋体嵌合凹部23が形成されている。蓋体20の正面部には内部の第1継手収容空間部3、第2継手収容空間部4に貫通する長円形の貫通孔24が左右に一対設けられ、貫通孔24は、これに化粧カバー25が取り付けられることによって一部が閉塞されている。なお、貫通孔24の内部側の周縁には、貫通孔24の強度を確保するため、僅かに内部側に突出する補強フランジ24aが周縁全長に至って設けられている。また、蓋体20の左側の側面22には略矩形状の挿通口6が形成されている。挿通口6はノックアウト閉塞板を打ち抜くことによって形成されている。但し、挿通口6は、成形時に予め形成しておいてもよい。なお、図1の蓋体20の上側の側面22及び右側の側面22にもノックアウト閉塞板が形成されている。
蓋体20の貫通孔24に取り付けられる化粧カバー25は、図1に示すように、合成樹脂により長円平板形状に形成されており、長手方向のいずれかに偏心した位置に丸孔からなる開口27が設けられている。開口27は、継手30の水栓取付部39をボックス1の外方に臨ませ得る内径に形成されているとともに、化粧カバー25は、開口27の部分を除いて貫通孔24の全体を覆う大きさに形成されている。化粧カバー25は、裏面において周縁の長軸側の辺及び短軸側の辺の各中間部に弾性片25aが立設され、各弾性片25aの先端には外側に向けて突出する掛止爪25bが形成されている。また、化粧カバー25の裏面の弾性片25aを除いた周縁の全体には、貫通孔24の周縁の補強フランジ24aに沿う所定高さのフランジ25cが立設されている。化粧カバー25は、蓋体20の正面側から貫通孔24にあてがって弾性片25a及びフランジ25cを挿入することにより、弾性片25aの掛止爪25bが貫通孔24の補強フランジ24aの先端面に弾性的に掛止し取り付けられる。化粧カバー25は、掛止爪25bを化粧カバー25の内部側に押し付けて掛止を解除でき、取り外して向きを変えたり、他の化粧カバー25と交換することができる。
更に、両側の蓋体嵌合凹部23の内面には、基台10の一対の係合部14,14と弾性的に係合する一対の被係合部26,26が対向して設けられている。被係合部26は、蓋体20の側面22と平行して突出する突出片26aに形成された係合孔26bに基台10の係合部14の係合爪14aが弾性的に係合するようになっている。したがって、蓋体20の蓋体嵌合凹部23を両側から手で挟圧して内側に撓ませることにより、基台10の係合部14の係合爪14aが蓋体20の被係合部26の係合孔26bから外れて、基台10の係合部14と蓋体20の被係合部26との係合が解除され、蓋体20は、基台10から取り外すことができる。
次に、第1継手収容空間部3及び第2継手収容空間部4内にそれぞれ収容された第1継手31及び第2継手32は、合成樹脂により、図3に示すように、基台10の底壁13と当接する略矩形状の第1挟持部材33の湾曲凹部33aにチーズ部材35が載置され、反対側から第2挟持部材34がビスを介して取り付けられることにより、チーズ部材35がこれらの挟持部材とで挟持されて形成されている。チーズ部材35は、一端側に管体が内挿される円筒状の管接続部36が形成され、他端側は栓部材35aによって流路が封止されている。また、チーズ部材35は管接続部36と直交して正面側に突出する水栓取付部39が突設されている。したがって、チーズ部材35は実質的にはエルボと同様に作用し、本実施形態においては、チーズ部材35に替えてエルボを取り付けてもよい。水栓取付部39は、外面が六角面に形成され、内部に円形の挿通孔が形成されていて、この挿通孔の内部に混合水栓60の湯接続部66や水接続部67が挿入されて接続される。
第1挟持部材33の湾曲凹部33aは、チーズ部材35の円筒状の管接続部36の外径と略同一の曲率半径の湾曲面に形成されている。第2挟持部材34は、中央部分がチーズ部材35の円筒状の管接続部36の半分が収容される湾曲面に形成され、上下両端部にフランジが形成されたサドル部34aと、そのサドル部34aに直交して正面側に突出する六角形の管状に形成されチーズ部材35の水栓取付部39が内挿される突出管部34bと、によって一体に形成されている。すなわち、継手30は、チーズ部材35が第1挟持部材33と第2挟持部材34との間に格納され、内部のチーズ部材35のみを別種のものと取り替えできるようになっている。ここで、水栓取付部39は、丸孔に形成され、その中心O’は、化粧カバー25の開口27の中心Oを通る中心線上に位置するようになっている。
次に、管体を覆ってこれを保護する配管保護カバー40は、図4乃至図6に示すように、長尺平板状に形成され上面に管体を保持する保持部44が形成されたベース部材41と、ベース部材41の全体を上方から覆うカバー部材42と、で構成され、左右対称形状をなす。ベース部材41は、長尺平板状の基板43の上面に一対の保持部44,44が幅方向に並んだ状態で管体の軸方向に沿って設けられ、更に、各保持部44は、幅方向に一対の保持片45,45で形成されている。一対の保持片45,45は、その隙間が、管体の直径より小さく形成され、管体が上方から強制的に押し込まれると、弾性的に拡開して内部に管体を収容し、両側から挟持して保持する。これにより、保持部44内に収容された管体の軸心Gは、配管保護カバー40の幅方向において一定位置に安定して保持され、ボックス1の開口27は、常に両管体のいずれかの軸心Gの延長線上に位置する。外側の保持片45の下端部には係合凹部46が形成されている。このように形成されたベース部材41は、合成樹脂により一体に形成されている。
一方、カバー部材42は、合成樹脂により断面略コ字状に形成され、天板部47と両側の側板部48とからなり、左右対称形状をなす。両側板部48,48の各先端部の内面にはベース部材41の係合凹部46に弾性的に係合する係合凸部49が内面側に突設されている。カバー部材42は、上方からベース部材41に向けて押し付けるだけでその係合凸部49がベース部材41の係合凹部46に弾性的に係合し、ベース部材41に取り付けることができる。
ボックス1の挿通口6と配管保護カバー40の端部との間には隙間が形成され、この部分には合成樹脂からなる隙間閉塞板50が取り付けられるようになっている。隙間閉塞板50は、ボックス1と配管保護カバー40とを接続するカバー接続部を構成し、図7に示すように、全体が略コ字板状に形成されている。隙間閉塞板50のボックス1側の端部には、端面全体に至って内部側に直角に折り曲げられた第1フランジ52が突設され、第1フランジ52の先端からは閉塞板本体51の壁面と平行する方向に折り曲げられた第2フランジ53が突設されている。更に、第2フランジ53の周方向両端部を除いた部分の端面からは、第1フランジ52と平行する第3フランジ54が外側に向けて突設されている。第1フランジ52と第3フランジ54との隙間は細溝に形成され、その細溝の間隔はボックス1の挿通口6の周縁の板厚と略同一に形成されている。隙間閉塞板50は、ボックス1の蓋体20の挿通口6に取り付けた後、蓋体20を基台10に取り付けると、配管保護カバー40の端部の外面に嵌着され、これにより、ボックス1と配管保護カバー40とが接続され、これらの部材間の隙間は閉塞される。
混合水栓60は、図8に示すように、吐出口62を有する水栓本体61の両端部に取付脚63の一端が回動自在に取り付けられ、ナット64を締め付けることにより一定の回動角度に固定される。取付脚63の他端には接続管65が直交方向に設けられており、接続管65には座金68が嵌められている。この取付脚63の部分は、クランク構造となっている。水栓本体61の一端側の湯が流れる接続管65は、給湯管HPが接続されるボックス1内の第1継手31の水栓取付部39に接続される湯接続部66となっており、他端側の水が流れる接続管65は、給水管CPが接続されるボックス1内の第2継手32の水栓取付部39に接続される水接続部67となっている。
次に、このように構成されたボックス1を使用して混合水栓60を設置する方法を説明する。
混合水栓60を設置するには、予め、各継手30をボックス1の基台10の第1、第2継手収容空間部内にビスを使用してそれぞれ取り付けておくとともに、ボックス1の蓋体20の2つの貫通孔24,24それぞれに化粧カバー25を取り付けておく。このとき、図1の左側の化粧カバー25は、その開口27が貫通孔24の下半部に位置するように取り付け、右側の化粧カバー25は、その開口27が貫通孔24の上半部に位置するように取り付ける。
そして、まず、ボックス1の基台10をビスを使用して壁面に固定する。また、配管保護カバー40のベース部材41をビスにより壁面に固定する。このとき、ベース部材41は、図4に示すように、壁面において、その保持部44に保持される各管体の軸心Gがボックス1内の各継手30の円管状に形成された管接続部36の軸心Gと一致する位置に固定する。
続いて、給湯管HPの端部をボックス1の基台10における挿通口6から挿入し、先端を第1継手31の管接続部36に接続し、給湯管HPを配管保護カバー40のベース部材41の一対の保持片45,45の上部開口を拡開させつつ押し込んで保持させる。同様に、給水管CPの端部を給湯管HPと並列した状態でボックス1の挿通口6から挿入し、先端を第2継手32の管接続部36に接続し、給水管CPを配管保護カバー40のベース部材41の他側の一対の保持片45,45に保持させる。このとき、第1継手31の水栓取付部39は給湯管HPの軸心G側に取り付けられ、第2継手32の水栓取付部39は給水管CPの軸心G側に取り付けられるので、給湯管HPは直線状に配管されることは言うまでもなく、給水管CPについても、ボックス1内で給湯管HPの軸心G側に曲げられることなく、直線状に配管される。
その後、配管保護カバー40のベース部材41にカバー部材42を被せ、ベース部材41の係合凹部46にカバー部材42の係合凸部49を係合させて組み付ける。そして、ボックス1の挿通口6に隙間閉塞板50を取り付け、その状態で蓋体20を基台10に被せ、基台10の係合部14に蓋体20の被係合部26を係合させて組み付ける。すると、同時に隙間閉塞板50が配管保護カバー40のカバー部材42の外面に嵌着され、ボックス1と配管保護カバー40との隙間が閉塞される。
ボックス1と配管保護カバー40とが接続固定され、両管体が直線状に並列した状態で各継手30に接続されたら、ボックス1の正面側から混合水栓60を取り付ける。それには、まず、いずれか一方の例えば水接続部67である右側の取付脚63の接続管65をボックス1の右側の開口27内の水栓取付部39に取り付け、座金68を締め付けて接続する。同様にして、いずれか他方の例えば湯接続部66である左側の取付脚63の接続管65をボックス1の左側の開口27内の水栓取付部39に取り付け、座金68を締め付けて接続する。
このとき、各継手30の水栓取付部39は上下方向にずれているために、右側の水接続部67は給水管CPの軸心G側にあり、左側の湯接続部66は給湯管HPの軸心G側にあって、両接続部は上下方向にずれているが、混合水栓60の取付脚63は水栓本体61に対して回動させることができるので、取付脚63を回動させつつ調整することにより水栓本体61が水平状態となった時点でナット64を締め付けて固定する。なお、混合水栓60の水接続部67及び湯接続部66は互いに上下方向にずれて接続されているが、これらの接続箇所は水栓本体61の後方にあって目立ちにくい箇所にあるため、外観上特に問題は生じない。以上により、混合水栓60の設置が完了する。
このようにして、ボックス1に、カバー接続部としての隙間閉塞板50を介して配管保護カバー40が接続されたものは、ボックス1と配管保護カバー40との組付装置を構成する。また、各継手30の水栓取付部39に混合水栓60の湯接続部66及び水接続部67がそれぞれ接続されてボックス1に混合水栓60が設置されたものは、混合水栓60の設置構造を構成する。
次に、上記のように構成されたボックス1、ボックス1と配管保護カバー40との組付装置、及び混合水栓60の設置構造の作用を説明する。
ボックス1は、その両開口27,27のそれぞれの中心Oが、両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されているので、両管体とも、ボックス1の挿通口6から挿入された後そのまま直線状に配管されてそれぞれの継手30に接続される。これにより、一方の管体がボックス1内で他側の管体の軸心G側に曲げられて継手30に接続される従来の継手収容ボックスの場合には、管体を予め加熱したりして湾曲させる必要があり、また、管体が硬質樹脂管や金属管等からなる場合には曲げ加工が困難なために使用できなかったり、管体の曲がり部で流体の通管抵抗が大きくなるとともに、ウォーターハンマー現象が生じるなどの不具合を生じるが、本実施形態のボックス1ではそのような不具合を生じない。
また、ボックス1の蓋体20には、大きく開口する貫通孔24が形成されているので、各貫通孔24において開口27の中心Oがいずれの管体の軸心G側に位置しても継手30の水栓取付部39を継手収容ボックス1の外方に臨ませることができる。一方で、貫通孔24が大きく開口すると、内部の継手収容部2が外部に露出し、見栄えが低下することになるが、貫通孔24は、開口27を有する化粧カバー25によって覆われるので、見栄えの低下を防ぐことができる。
更に、化粧カバー25は、その取着向きを反転させることで、適宜選択により、本実施形態のように、両管体とも継手収容ボックス1の挿通口6から挿入後そのまま直線状に配管してそれぞれの継手30に接続することができるし、従来のように、給水管CPは、ボックス1内で曲げて給湯管HPの軸心G側に配管経路を変更して継手30に接続することもできる。
〈第二実施形態〉
次に、本発明の第二実施形態のボックス1、ボックス1と配管保護カバー40との組付装置、及び混合水栓60の設置構造を図9及び図10に基づいて説明する。
第二実施形態のボックス1は、第一実施形態のボックス1の両継手30を挟んだ挿通口6とは反対側に引出口7が形成され、この引出口7からは、挿通口6から挿通された両管体とは別の、継手30の反対側に接続される給湯管HP及び給水管CPが引き出されるものである。
具体的には、継手30は、第1挟持部材33と第2挟持部材34とでチーズ部材35が挟持されて成る。第二実施形態のチーズ部材35は、両側部にそれぞれ管体が内挿される円筒状の同径の第1管接続部37と第2管接続部38とが形成され、両管接続部の中央に、両管接続部と直交して正面側に突出する水栓取付部39が突設されている。第一実施形態においては、各継手30が管接続部36とは反対側の端部は栓部材35aで封止されているのとは異なり、第二実施形態においては、図9に示すように、各継手30の第2管接続部38に、挿通口6から挿通された管体(以下、「第1管体」という。)とは別の管体(以下、「第2管体」という。)が接続されている。
すなわち、図9の左側の第1継手31は、第1管接続部37に、挿通口5から挿通された管体の一つである第1給湯管HP1が接続され、第2管接続部38に、第2管体の一つである第2給湯管HP2が接続されている。ここで、第1継手31の第2管接続部38は、第1管接続部37と同一の軸心Gを有し、また、第2給湯管HPとも同一の軸心Gを有している。また、図9の右側の第2継手32は、第1管接続部37に、挿通口5から挿通された管体の別の一つである第1給水管CP1が接続され、第2管接続部38に、第2管体の別の一つである第2給水管CP2が接続されている。ここで、第2継手32の第2管接続部38は、第1管接続部37と同一の軸心Gを有し、また、第2給水管CP2とも同一の軸心Gを有している。
ボックス1の引出口7には、挿通口6に取り付けられた隙間閉塞板50と同じ隙間閉塞板50が取り付けられ、更に、隙間閉塞板50には第2配管保護カバー40bが接続されている。第2配管保護カバー40bは、挿通口6から挿通された第一実施形態の配管保護カバー40である第1配管保護カバー40aと同様に直状に形成されており、その内部には引出口7から引き出された第2給湯管HP2と第2給水管CP2とからなる2つの直状の第2管体が収容されている。第2管接続部38に接続された第2給湯管HP2及び第2吸水管CP2は、それぞれ第2管接続部38の軸心Gを維持したまま、第2配管保護カバー40b内へと配管されている。
このように構成された第二実施形態のボックス1は、2つの第1管体を並列状態でボックス1の挿通口6からそのまま直線状に挿入して継手30に接続し混合水栓60を設置するとともに、継手30の第2管接続部38に2つの第2管体を接続して引出口7からそのまま直線状に引き出して、次の混合水栓60が設置されるボックス1に送り配管してその継手30に接続することができる。そして、順次、図10に示すように、複数のボックス1、基台10を一定の水平方向に並べて設置することができる。これにより、銭湯、ホテルや旅館等の浴場などで一つの配管経路で複数の混合水栓60を水平位置に並べて設置することができる。なお、図10において、ボックス1の蓋体20、配管保護カバー40は省略してある。また、図10において、各ボックス1の引出口7から引き出された第2給湯管HP2、第2給水管CP2は、次の右隣のボックス1においては、挿通口6に挿通される部分は第1給湯管HP1、第1給水管CP1ともなる。
ところで、上記各実施形態の蓋体20の両開口27,27は、蓋体20の貫通孔24に取り付けられた化粧カバー25の上半部あるいは下半部に設けられているが、本発明を実施する場合には、これに限られるものではなく、両開口27の両方あるいはいずれか一方は、化粧カバー25を取り付けることなく蓋体20に直接設けてもよい。但し、開口27を化粧カバー25に形成した場合は、予め複数種類の化粧カバー25を用意しておいてこれを選定あるいは交換することにより、混合水栓60などとの関係から、開口27の大きさ、形成位置、向き等を自在に設定したり変更することができる。
また、両開口27,27のそれぞれの中心Oは、両管体の軸心Gの延長線上にそれぞれ位置しているが、挿通される両管体の軸心Gの延長線上に正確に位置していなくてもよく、管体の軸心Gの延長線上から僅かに上方または下方にずれた位置にあってもよい。
更に、上記各実施形態において、左側の継手30はボックス1内の下部側に取り付けられ、右側の継手30は上部側に取り付けられているが、逆に、左側の継手30はボックス1内の上部側に取り付け、右側の継手30は下部側に取り付けてもよい。
そして、第二実施形態のボックス1の引出口7からは、第2給湯管HP2及び第2給水管CP2が引き出されているが、いずれか一方のみを引き出してもよい。この場合、送り配管により次に水平方向に並べられる水栓は、混合水栓60ではなく単一水栓となる。
加えて、上記各実施形態の第1継手31の第1管接続部37及び第2継手32の第2管接続部38は、ボックス1内に完全に収容されているが、一部がボックス1の挿通口6あるいは引出口7から管体の軸心Gに沿って外方に飛び出したものであってもよい。
なお、言うまでもないが、上記各実施形態においては、給湯管HPを第1継手31に接続し、給水管CPを第2継手32に接続したものを示しているが、逆に、給湯管HPを第2継手32に、給水管CPを第1継手31に接続してもよい。
1 (継手収容)ボックス 39 水栓取付部
2 継手収容部 40 配管保護カバー
3 第1継手収容空間部 40b 第2配管保護カバー
4 第2継手収容空間部 44 保持部
6 挿通口 50 隙間閉塞板(カバー接続部)
7 引出口 60 混合水栓
10 基台 66 湯接続部
20 蓋体 67 水接続部
24 貫通孔 O 開口の中心
25 化粧カバー G 軸心
27 開口 HP 給湯管
30 継手 HP1 第1給湯管
31 第1継手 HP2 第2給湯管
32 第2継手 CP 給水管
36 管接続部 CP1 第1給水管
37 第1管接続部 CP2 第2給水管
38 第2管接続部

Claims (9)

  1. 給湯管と給水管とからなる2つの管体がそれぞれ接続される2つの継手を収容するための継手収容部を備えた継手収容ボックスであって、
    収容される前記2つの継手の並び方向と略同一方向から、前記両管体が並列した状態で前記継手収容部内に挿通される挿通口が設けられ、
    収容される前記各継手の水栓取付部を前記ボックスの外方に臨ませる開口がそれぞれ形成され、
    前記両開口のそれぞれの中心は、挿通される前記両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする継手収容ボックス。
  2. 前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に、前記挿通口から挿通された前記両管体とは別の、前記継手に接続される前記給湯管及び前記給水管の少なくとも一方が引き出される引出口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の継手収容ボックス。
  3. 前記両開口の少なくとも一方には、該開口より大きい開口面を有する貫通孔が形成され、
    該貫通孔は、前記開口を有する化粧カバーによって覆われていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の継手収容ボックス。
  4. 前記両開口は、2つの前記貫通孔と、該貫通孔にそれぞれ着脱自在に取着された2つの前記化粧カバーと、により構成され、
    前記各化粧カバーは、その取着向きを反転させることで、前記両開口のそれぞれの中心が、前記両管体の並び方向にずれた位置にそれぞれ形成される配置と、前記両開口のそれぞれの中心が、ともにいずれかの前記管体の軸心側にずれた位置に形成される配置と、に変更できることを特徴とする請求項3に記載の継手収容ボックス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の継手収容ボックスと、内部に給湯管及び給水管の少なくとも一方からなる管体が収容される配管保護カバーと、からなり、
    前記継手収容ボックスの挿通口に前記配管保護カバーが接続されるカバー接続部が形成されていることを特徴とする継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置。
  6. 前記配管保護カバーは、内部に配管された前記管体を保持する保持部を有し、前記両開口のそれぞれの中心は、それぞれ前記両管体のいずれかの軸心の延長線上に位置することを特徴とする請求項5に記載の継手収容ボックスと配管保護カバーとの組付装置。
  7. 継手収容ボックスが備える継手収容部に、給湯管と給水管とからなる2つの管体がそれぞれ接続される2つの継手が収容され、
    前記継手収容部に収容された前記2つの継手の並び方向と略同一方向であって一方の前記継手側に設けられた挿通口から、前記給湯管及び前記給水管が並列した状態で前記継手収容部内に挿通されて前記各継手の管接続部に接続され、
    前記ボックスに形成された2つの開口から、前記各継手の水栓取付部が前記ボックスの外方にそれぞれ臨まされ、
    前記各開口から臨む前記各水栓取付部が、前記給湯管及び前記給水管の並び方向にずれて配置され、前記各水栓取付部に混合水栓の湯接続部と水接続部とがそれぞれ接続されて該混合水栓が設置されていることを特徴とする混合水栓の設置構造。
  8. 前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に引出口が形成され、該引出口から、前記挿通口から挿通されて前記継手に接続された前記管体とは別の管体が引き出されていることを特徴とする請求項7に記載の混合水栓の設置構造。
  9. 請求項5または請求項6に記載された継手収容ボックス及び配管保護カバーと、混合水栓と、からなる混合水栓の設置構造であって、
    前記配管保護カバーは直線状をなし、
    前記継手収容ボックスに前記配管保護カバーが接続され、前記配管保護カバー内に配管された給湯管及び給水管が、該配管保護カバー内における軸心を維持したまま、前記継手収容ボックス内に収容された前記各継手にそれぞれ接続され、前記各継手に前記混合水栓の湯接続部及び水接続部がそれぞれ接続されており、
    前記各継手には、接続された前記両管体と同一の軸心を有する第2管接続部が設けられ、該各第2管接続部のそれぞれに第2管体が接続されており、
    前記継手収容ボックスには、前記両継手を挟んだ前記挿通口とは反対側に前記第2管体が引き出される引出口が形成され、該引出口から引き出された前記第2管体が内部に収容された直状の第2配管保護カバーが、前記継手収容ボックスに接続されており、
    前記第2管接続部に接続された前記第2管体は、前記第2管接続部の軸心を維持したまま、前記第2配管保護カバー内へと配管されていることを特徴とする混合水栓の設置構造。
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