JP2002115289A - 壁付混合水栓の施工構造 - Google Patents

壁付混合水栓の施工構造

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JP2002115289A
JP2002115289A JP2000309840A JP2000309840A JP2002115289A JP 2002115289 A JP2002115289 A JP 2002115289A JP 2000309840 A JP2000309840 A JP 2000309840A JP 2000309840 A JP2000309840 A JP 2000309840A JP 2002115289 A JP2002115289 A JP 2002115289A
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Yasuhiro Shirai
康裕 白井
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】混合水栓における水栓本体をクランク脚を用い
ないで壁に取付施工することのできる施工構造を提供す
る。 【解決手段】水栓本体14を、壁12の裏側に配管施工
された給水用,給湯用の一対の元配管24に接続した状
態に壁12の内面に取付固定するに際し、扁平な盤状を
なし、壁側の面に元配管24との接続口42を、反対側
の面に水栓本体14との接続口58をそれぞれ有すると
ともに、周壁部54の内側に接続口42と接続口58と
を連絡する大径の連絡室56を有し且つそれら接続口4
2と接続口58との軸心が、壁12と平行な方向に互い
に位置をずらせてある連結盤40を水栓本体14と壁1
2との間に介在させ、連結盤12を介して水栓本体14
を元配管24に接続し且つ壁12に固定するようにな
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は壁付きの混合水栓
の施工構造に関し、詳しくは従来用いられているクラン
ク脚を使用しないで取付施工することのできる施工構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において壁付きの混合水栓の取付施
工は、水,湯の通路部材を兼ねたクランク形状をなすク
ランク脚によって水栓本体を壁に取り付けることにより
行っている。図5はその一例を示している。
【0003】同図において200は水栓本体で、この水
栓本体200から吐水管202が延び出している。20
4はクランク脚で、一端側に壁206の裏側に配管施工
された給水用,給湯用の配管と接続される雄ねじ管20
8を有しており、また他端側に水栓本体200の接続口
210と接続される接続口212を有している。
【0004】この例の混合水栓の施工構造の場合、一対
のクランク脚204のそれぞれの雄ねじ管208を給水
用,給湯用の配管にねじ込んで固定し、また反対側の接
続口212を水栓本体200の接続口210に袋ナット
にてねじ結合することで、水栓本体200をクランク脚
204を介して壁206に固定する。即ち混合水栓を壁
206に取付固定する。
【0005】このようなクランク脚204を用いた混合
水栓の施工構造においては、クランク脚204を雄ねじ
管208の軸心回りに回転させることで、図6に示して
いるように一対のクランク脚204における各接続口2
12の水平方向間隔を、水栓本体200における接続口
210の水平方向間隔に合致させることができ、従って
壁206の裏側に配管施工された給水用,給湯用の各配
管の左右方向の間隔に拘わらず、或いはそれらの配置の
位置誤差にも拘わらず、良好に水栓本体200をクラン
ク脚204を介してそれら配管に接続状態とすることが
できる。即ち混合水栓を良好に壁206に取付施工する
ことができる。
【0006】ところで近年多く採用されているバスルー
ムユニット等において、混合水栓をそのユニットの壁パ
ネルやカウンターの前板等の壁に取付施工するに際して
は、壁の裏側に回り込んで水栓の取付作業を行うことが
できるが、建築の躯体壁に対し、例えばキッチンの正面
壁に対して混合水栓を取付施工するような場合、相手側
の配管が建築側配管としての給水用又は給湯用の元配管
であり且つ壁が躯体壁であることから、水栓の取付けに
当って壁の裏側に回り込んで作業を行うといったことが
実際上できず、このことから以下のような様々な困難な
問題が発生する。
【0007】図7は混合水栓を躯体壁である壁(この例
ではタイル壁)206の内面に取付施工する様子を示し
たものであって、図中214は混合水栓の取付前に予め
水道工事業者によって壁206の裏側に立上げ配管され
た、建築側配管としての給水用,給湯用の元配管であ
る。この元配管214の上端部は通例エルボ216によ
り構成されており、そしてそのエルボ216の前端部の
接続口218がソケットとされていて、その内周面に雌
ねじ部220が形成されている。
【0008】このような躯体壁である壁206に対して
混合水栓を取付施工する場合にも、水栓本体200をク
ランク脚204を介して壁206に取付固定し、またク
ランク脚204を元配管214にねじ込接続することと
なるが、この場合問題であるのは、給水用の元配管21
4と給湯用の元配管214とが壁206の内面より裏側
に引き込んだ位置にあり、且つそれら一対の接続口21
8の壁206内面からの引込量が給水用の元配管214
と給湯用の元配管214とで異なっており、しかも壁2
06の裏側に回り込んでの作業ができないという点であ
る。
【0009】そこで従来にあっては、水道工事業者が軸
方向長さその他の寸法,形状等の異なる多種類のいわゆ
るザルボと称される持出しソケット(継手管)222を
用意(常備)しており、そしてその中から適当なものを
選んでこれを元配管214の接続口218にねじ込接続
するようにしている。
【0010】ここで持出しソケット222は、後端側が
雄ねじ管部224とされるとともに前端側が雌ねじ管部
226とされていて、それぞれに雄ねじ部228と雌ね
じ部230とが形成されており、更に雄ねじ管部224
の内周面232は断面六角形状とされていて、そこに六
角レンチ236を差し込んでこれを回転操作できるよう
になっている。
【0011】而して適当な持出しソケット222を選ん
で元配管214側にねじ込接続することで、壁206の
厚みを吸収するとともに、各元配管214における接続
口218の出入方向、即ち壁206の内外方向の位置ず
れをある程度吸収し、その上でそれら持出しソケット2
22の前端側の接続口に対してクランク脚204をねじ
込んで接続し、水栓本体200を壁206に取付固定す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、混合水
栓をバスルームユニット等の壁パネルやカウンターの前
板等の壁に取付施工するにしろ或いは建築の躯体壁に取
付施工するにしろ、従来にあっては水栓本体200を一
対のクランク脚204にて壁206に取付施工し、また
壁206の裏側の配管に接続するようにしているが、こ
のようにクランク脚204を介して水栓本体200を壁
206に取付施工した場合、水栓本体200がクランク
脚204の奥行分だけ壁206の内面より室内側に大き
く突出してしまう。
【0013】またクランク脚204の形状はその機能か
ら定形的な形状且つ煩雑な形状とならざるを得ず、しか
もこのクランク脚204が混合水栓においてスペース的
に多くの部分を占めることとなって、混合水栓の美観を
悪化させる要因となっていた。加えてこのクランク脚2
04には洗剤等が乾いた後に残る斑点その他の汚れが残
り易く、しかもクランク脚204の形状が複雑な形状を
なしているため、清掃性が悪いといった問題が生じてい
た。
【0014】また特に建築の躯体壁に対して混合水栓を
取り付ける場合、壁206の裏側に回り込んでの作業が
できないため、クランク脚204の壁206への取付け
及び元配管214との接続作業に多大な難儀を伴ってい
た。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の壁付混合水栓の
施工構造はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、混合水栓の水栓
本体を、壁の裏側に配管施工された給水用,給湯用の一
対の配管に接続状態に該壁の内面に取付固定するように
なした壁付混合水栓の施工構造において、扁平な盤状を
なし、前記壁側の面に前記配管との接続口を、前記水栓
本体側の面に該水栓本体との接続口をそれぞれ有すると
ともに、周壁部の内側に該配管側の接続口と水栓本体側
の接続口とを連絡する、それら接続口よりも大径の連絡
室を有しており、且つそれら配管側の接続口と水栓本体
側の接続口との軸心が、壁と平行な方向に互いに位置を
ずらせてある連結盤を該水栓本体と壁との間に介在さ
せ、該連結盤を介して該水栓本体を該配管に接続し且つ
壁に固定するようになしたことを特徴とする。
【0016】請求項2のものは、請求項1において、前
記連結盤における前記壁側の面の前記配管側の接続口
に、該配管に対して壁の内側からねじ込接続される継手
管が接続され、且つ継手管の該配管へのねじ込みにより
該連結盤が該壁に固定されるようになしてあることを特
徴とする。
【0017】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記壁が建築の躯体壁であって、前記配管が
建築側配管としての給水用及び給湯用の元配管であるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記連結盤が、前記水栓本体側の面が開放形
状の本体と、該開放部を閉鎖する蓋体とを有しているこ
とを特徴とする。
【0019】請求項5のものは、請求項4において、前
記蓋体が一対の前記連結盤における前記本体にまたがっ
て延び、前記水栓本体を固定し支持する剛性の支持プレ
ートにて構成してあることを特徴とする。
【0020】請求項6のものは、請求項5において、前
記連結盤における配管側の接続口が該連結盤の中心より
偏心して位置させてあり、前記水栓本体側の接続口が該
連結盤の中心に位置させてあることを特徴とする。
【0021】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記連結盤における前記水栓本体側の接続口
と該水栓本体の接続口との一方を雄管部、他方を雌管部
としてそれぞれ壁に直角な前後方向に形成し、それらを
シールリングを介して互いに軸方向に摺動可能に且つ水
密に嵌合し、接続するようになしたことを特徴とする。
【0022】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、扁平な
盤状をなして壁側の面と水栓本体側の面とに配管との接
続口及び水栓本体との接続口を有するとともに、その内
部に大径の連絡室を備えた連結盤を水栓本体と壁との間
に介在させ、その連結盤を介して水栓本体を配管に接続
状態に壁に固定するようになしたものである。ここで扁
平な盤状をなす一対の連結盤は、配管側の接続口と水栓
本体側の接続口との軸心が壁と平行な方向に互いに位置
をずらせてあるため、連結盤の回転角度位置を変えるこ
とによって、配管側の接続口を一対の配管の左右方向間
隔に合わせた状態で、水栓本体側の接続口を水栓本体の
接続口の左右方向間隔に合わせることができる。
【0023】即ち配管の左右方向間隔と水栓本体におけ
る接続口の左右方向間隔との差を連結盤によって良好に
吸収しつつ、その連結盤を介して水栓本体と配管とを接
続し且つ壁に固定することができる。
【0024】従って本発明によれば、従来のようなクラ
ンク脚を用いなくても水栓本体を壁の裏側の配管に良好
に接続した状態でこれを壁に取付固定することができ
る。また連結盤は扁平な盤状をなしているため、従来の
クランク脚を用いた場合と異なって水栓本体を壁の内面
に対して可及的に近接させることができ、これにより水
栓本体が壁の内面から室内側に大きく突出してしまうと
いった問題を解決することができる。
【0025】またクランク脚を用いないため、そのクラ
ンク脚の存在によって混合水栓の美観が損なわれてしま
うといった問題も同時に解決することができ、更にクラ
ンク脚によって清掃性が悪いといった問題も解決するこ
とができる。
【0026】次に請求項2のものは、連結盤における配
管側の接続口に、壁の内側からその配管にねじ込接続さ
れる継手管を接続し、且つその継手管の配管へのねじ込
みにより、連結盤を壁に固定するようになしたもので、
この請求項2の接続構造によれば、壁の裏側で作業しな
くても或いは作業ができないような場合であっても、支
障なく混合水栓を壁に取付施工することができる。
【0027】本発明の施工構造は、バスルームユニット
の壁パネルやカウンタ等の壁に対して混合水栓を取付施
工する際にも適用可能なものであるが、特に請求項3の
施工構造にあっては、壁が建築の躯体壁であって配管が
建築用配管としての給水用及び給湯用の元配管である場
合に適用して特に効果が大である(請求項3)。
【0028】請求項4のものは、連結盤を水栓本体側の
面が開放形状の本体と、その開放部を閉鎖する蓋体とを
有する構造となしたものである。この場合において一対
の連結盤における本体にまたがって伸び、水栓本体を固
定し支持する剛性の支持プレートにてその蓋体を構成す
ることができる(請求項5)。このようにした場合、各
連結盤のそれぞれの蓋体を別々の構成にした場合に較べ
て部品点数を少なくすることができるとともに、剛性の
支持プレートによって水栓本体を強固に固定し支持でき
るようになる。
【0029】本発明においては、連結盤における配管側
の接続口を連結盤の中心より偏心して位置させ、また水
栓本体側の接続口を連結盤の中心に位置させておくこと
ができる(請求項6)。
【0030】請求項7のものは、連結盤における水栓本
体側の接続口と水栓本体の接続口とを、雄管部と雌管部
とによってシールリングを介して前後方向に水密に且つ
軸方向に摺動可能に嵌合し接続するようになしたもの
で、この施工構造によれば、単に雌管部と雄管部とを嵌
め合わせるだけで簡単に水栓本体と一対の連結盤との接
続をなすことができる。
【0031】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は壁12に取付施工され
た混合水栓で、水栓本体14を有している。
【0032】水栓本体14には操作ハンドル16,18
が設けられており、またこの水栓本体14からは吐水管
20が延び出していて、その先端に吐水口22が形成さ
れている。
【0033】図2及び図3は混合水栓10の取付施工構
造を具体的に示してる。これらの図において壁12は建
築の躯体壁であって、その裏側に建築側配管としての給
水用,給湯用の元配管24が配管施工されている。
【0034】元配管24はその上端部がエルボ26とさ
れており、そのエルボ26の前端部にソケットが段違い
状に設けられていて、そのソケットにより接続口28が
形成されている。この接続口28の内周面には雌ねじ部
30が形成されている。尚、この雌ねじ部30は平行ね
じとされている。
【0035】32は円筒形状をなす継手管であって、壁
12の貫通孔34を通じ壁12の内側から元配管24の
接続口28にねじ込接続されている。この継手管32に
は図2〜図4中上端側、つまり元配管24側の外周面に
雄ねじ部36が形成されており、この雄ねじ部36が接
続口28に螺合されている。
【0036】一方図中下側、即ち室内側の外周面は平滑
な雄嵌合面38とされており、その雄嵌合面38が、後
述する連結盤40の貫通穴形態の配管側の接続口42に
シールリングとしてのOリング44を介して水密に且つ
軸方向に摺動可能に嵌合している。
【0037】この継手管32の室内側端には大径部とし
てのフランジ46が形成されており、そのフランジ46
が連結盤40を壁12側に押し付けている。即ち本例の
場合、継手管32を連結盤40における配管側の接続口
42に差し込んだ上、これを元配管24の接続口28に
ねじ込接続することで、連結盤40を同時に壁12に固
定状態となすことができる。
【0038】上記連結盤40は扁平な円盤状をなす部材
であって、水栓本体側の面が開放形状とされた断面コ字
形状の本体48と、その開放部を閉鎖する蓋体とからな
っている。
【0039】この例において蓋体は、水栓本体14を固
定し支持する支持プレート50にて構成されている。詳
しくはこの支持プレート50は一対の本体48と48と
にまたがって延びる、水栓本体14と実質的に同じ左右
方向長さを有しており、その左右の端部52が本体48
の開放部を閉鎖する蓋部とされている。本体48は、円
形の周壁部54の内側に連絡室56を有しており、その
連絡室56に対して前記配管側の接続口42が連通して
いる。
【0040】一方連結盤40における蓋体を成す支持プ
レート50の左右の端部52には水栓本体14側の接続
口58が形成されており、この接続口58が同じく連絡
室56に連通させられている。
【0041】ここで連絡室56は接続口42及び58よ
りも大径となしてあり、また接続口58は、その軸心が
連結盤40における中心位置に位置させてあり、更に接
続口42は、連結盤40における中心に対して偏心した
位置にその軸心が位置させてある。即ち接続口42と5
8とはその軸心の位置をずらせてある。
【0042】各連結盤40における本体48と支持プレ
ート50の左右の端部52とは、図3及び図4に明らか
に示しているように各端部52に設けた円弧形状の長穴
64において、止ねじ66により互いに固定されてい
る。ここで円弧形状の長穴64は、接続口58の軸心周
りの円弧形状となしてある。
【0043】連結盤40における支持プレート50の上
記水栓本体14側の接続口58は雌管部として構成され
ている。一方水栓本体14の接続口60は雄管部として
構成されており、そしてそれら接続口58と60とがシ
ールリングとしてのOリング62を介して軸方向、即ち
壁と直角な前後方向に摺動可能に嵌合し、水密に接続さ
れている。
【0044】即ちこの例では、接続口60を接続口58
内部に差し込むだけでそれらが水密に接続されるように
なっている。尚この例では接続口58を雌管部として、
また接続口60を雄管部として構成しているが、場合に
よってこれとは逆に接続口58を雄管部として、また接
続口60を雌管部として構成するといったことも可能で
ある。
【0045】支持プレート50の左右端には折曲げ部6
8が形成されており、それら折曲げ部68において、水
栓本体14が止ねじ70によって固定されている。即ち
水栓本体14が支持プレート50によって支持されてい
る。
【0046】以上のような本例の施工構造においては、
一対の連結盤40を壁12の裏側の元配管24に接続
し、且つこれを壁12の内面に固定した後、その蓋体を
成す支持プレート50に対して水栓本体14の各接続口
60を接続した状態でこれを支持プレート50に固定す
ることで、混合水栓10を壁12の内側から簡単に取付
施工することができる。
【0047】また本例によれば、連結盤40の回転角度
位置を調整することによって、接続口60を水栓本体1
4の接続口60の左右方向間隔に合わせることができ
る。
【0048】即ち元配管24の左右方向間隔と水栓本体
14における接続口60の左右方向間隔との差を連結盤
40によって良好に吸収しつつ、その連結盤40を介し
て水栓本体14と元配管24とを接続し且つ壁12に固
定することができる。
【0049】従って本例によれば、従来のようなクラン
ク脚を用いなくても水栓本体14を壁12の裏側の元配
管24に良好に接続した状態で、これを壁12に取付固
定することができる。また連結盤40は扁平な盤状をな
しているため、従来のクランク脚を用いた場合と異なっ
て水栓本体14を壁12の内面に対して可及的に近接さ
せることができ、これにより水栓本体14が壁12の内
面から室内側に大きく突出してしまうといった問題を解
決することができる。
【0050】またクランク脚を用いないため、そのクラ
ンク脚の存在によって混合水栓10の美観が損なわれて
しまうといった問題も同時に解決することができ、更に
クランク脚によって清掃性が悪いといった問題も解決す
ることができる。
【0051】また本例の接続構造によれば、壁12の裏
側で作業しなくても或いは作業ができないような場合で
あっても、支障なく混合水栓10を壁12に取付施工す
ることができる。
【0052】更に本例では一対の連結盤40の蓋体を剛
性の支持プレート50にて構成しているため、部品点数
を少なくすることができるとともに、剛性の支持プレー
ト50によって水栓本体14を強固に固定し支持できる
ようになる。
【0053】また本例では、接続口58と60とを、雄
管部と雌管部との前後方向の水密な嵌合による接続構造
となしてあるため、簡単に水栓本体14と一対の連結盤
40との接続を行うことができる。
【0054】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまでも一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象である混合水栓の一例を壁へ
の取付状態で示す図である。
【図2】図1の施工構造の一部切欠平面図である。
【図3】図2の各部材を分解して示す斜視図である。
【図4】図2の要部を更に拡大して示す平面断面図及び
正面図である。
【図5】混合水栓の従来の施工構造を示す図である。
【図6】図5のクランク脚の位置調整の説明図である。
【図7】躯体壁に対して混合水栓と取付施工する際の従
来の施工構造の説明図である。
【符号の説明】
10 混合水栓 12 壁 14 水栓本体 24 元配管 28,42,58,60 接続口 32 継手管 40 連結盤 44,62 Oリング 48 本体 50 支持プレート 54 周壁部 56 連絡室

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合水栓の水栓本体を、壁の裏側に配管
    施工された給水用,給湯用の一対の配管に接続状態に該
    壁の内面に取付固定するようになした壁付混合水栓の施
    工構造において、 扁平な盤状をなし、前記壁側の面に前記配管との接続口
    を、前記水栓本体側の面に該水栓本体との接続口をそれ
    ぞれ有するとともに、周壁部の内側に該配管側の接続口
    と水栓本体側の接続口とを連絡する、それら接続口より
    も大径の連絡室を有しており、且つそれら配管側の接続
    口と水栓本体側の接続口との軸心が、壁と平行な方向に
    互いに位置をずらせてある連結盤を該水栓本体と壁との
    間に介在させ、該連結盤を介して該水栓本体を該配管に
    接続し且つ壁に固定するようになしたことを特徴とする
    壁付混合水栓の施工構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連結盤における
    前記壁側の面の前記配管側の接続口に、該配管に対して
    壁の内側からねじ込接続される継手管が接続され、且つ
    継手管の該配管へのねじ込みにより該連結盤が該壁に固
    定されるようになしてあることを特徴とする壁付混合水
    栓の施工構造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記壁
    が建築の躯体壁であって、前記配管が建築側配管として
    の給水用及び給湯用の元配管であることを特徴とする壁
    付混合水栓の施工構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記連
    結盤が、前記水栓本体側の面が開放形状の本体と、該開
    放部を閉鎖する蓋体とを有していることを特徴とする壁
    付混合水栓の施工構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記蓋体が一対の前
    記連結盤における前記本体にまたがって延び、前記水栓
    本体を固定し支持する剛性の支持プレートにて構成して
    あることを特徴とする壁付混合水栓の施工構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記連結盤における
    配管側の接続口が該連結盤の中心より偏心して位置させ
    てあり、前記水栓本体側の接続口が該連結盤の中心に位
    置させてあることを特徴とする壁付混合水栓の施工構
    造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記連
    結盤における前記水栓本体側の接続口と該水栓本体の接
    続口との一方を雄管部、他方を雌管部としてそれぞれ壁
    に直角な前後方向に形成し、それらをシールリングを介
    して互いに軸方向に摺動可能に且つ水密に嵌合し、接続
    するようになしたことを特徴とする壁付混合水栓の施工
    構造。
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