JP5517361B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents
Dc−dcコンバータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5517361B2 JP5517361B2 JP2011284011A JP2011284011A JP5517361B2 JP 5517361 B2 JP5517361 B2 JP 5517361B2 JP 2011284011 A JP2011284011 A JP 2011284011A JP 2011284011 A JP2011284011 A JP 2011284011A JP 5517361 B2 JP5517361 B2 JP 5517361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- resonance
- choke
- transformer
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
Description
(1)期間t1〜t2
フルブリッジのスイッチング素子(103、104、105、106)が全てオン状態、クランプ用スイッチング素子115はオフ状態とする。トランス110の一次巻線は短絡され、漏れインダクタンス111及びトランス110の一次巻線には励磁電流が保持されている。トランス110の二次巻線は電圧ゼロである。昇圧インダクタンス114には入力電圧Vinが印加し、昇圧インダクタンス114の電流は増加している。
(2)期間t2〜t3
t2でスイッチング素子(104、105)をオフさせる。スイッチング素子(104、105)の出力容量が昇圧インダクタンス114の電流でコンデンサ116と同じ電圧に充電される。その後昇圧インダクタンス114の電流の方が漏れインダクタンス111の電流よりも大きく、その差電流はクランプ用コンデンサ116に流れ充電する。また、トランス110の一次巻線と漏れインダクタンス111にコンデンサ116の電圧が印加する。漏れインダクタンス111には、コンデンサ116の電圧とコンデンサ122の出力電圧をトランス110の一次側に換算した電圧の差電圧が印加し、漏れインダクタンス111の電流は直線的に増加する。クランプ用コンデンサ116を充電している期間にクランプ用スイッチング素子115をオンさせる。クランプ用スイッチング素子115をオンするときゼロボルトスイッチング(ZVS)となる。
(3)期間t3〜t4
t3でトランス110の一次巻線(漏れインダクタンス111の電流と同じ)に流れる電流が昇圧L114の電流と同じになり、クランプ用コンデンサ116を充電する電流はゼロとなる。以後は、クランプ用コンデンサ116は放電しトランス110の一次巻線(漏れインダクタンス111の電流と同じ)に流れる電流は更に増加する。
(4)期間t4〜t5
t4でクランプ用スイッチング素子115をオフ、クランプ用コンデンサ116からの放電がなくなり漏れインダクタンス111の電流は減少に転ずる。漏れインダクタンス111の電流と昇圧L114の電流との差電流でスイッチング素子(104、105)の出力容量を放電させる。漏れインダクタンス111の電流は出力電圧(トランス110の一次側に換算)でリセットされ減少する。
(5)期間t5〜
スイッチング素子(104、105)の出力容量が放電し、漏れインダクタンス111の電流が昇圧インダクタンス114電流より大きい期間t5でスイッチング素子(104、105)をオンさせる。スイッチング素子(104、105)がオンするときはZVSである。
期間t2〜t5が前半の半周期のタイミングであり、スイッチング素子(103、106)がオフして後半の半周期が始まり、期間t2〜t5と同様な動作をする。
図1は、本実施形態のDC−DCコンバータ301を説明する回路図である。DC−DCコンバータ301は、入力電源VDC1に直列接続される昇圧チョークL1と、4つのスイッチング素子(Q1〜Q4)を有するスイッチング回路11Aと、一次巻線N1及び二次巻線N2を有するトランスT1と、二次巻線N2に直列接続された共振チョークL2と、二次巻線N2と共振チョークL2に並列接続された共振コンデンサC3と、スイッチング回路11Aを制御する制御回路10と、を備える。ここで、共振チョークL2及び共振コンデンサC3からなる回路を共振回路12Aとする。また、DC−DCコンバータ301は、二次巻線N2と共振チョークL2の直列接続に並列接続された整流素子(D5,D6)及び出力コンデンサ(C1,C2)からなる出力回路13をさらに備える。
制御回路10は、スイッチング素子(Q1〜Q4)のスイッチ(SW1〜SW4)がオンの状態とする一次巻線短絡ステップを行う。SW素子(Q1〜Q4)全てがオンしていて、トランスT1の一次巻線N1及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され昇圧チョークL1の電流が増加しエネルギーを蓄積している。共振コンデンサC3は出力コンデンサ(C1、C2)の接続点側を+極性で共振チョークL2と共振し、共振電流がC3→N2→L2→C3のループで流れている。図2は、一次巻線短絡ステップにおいて共振電流の一次側換算値が励磁電流よりも大きく、且つ昇圧チョークL1に流れる電流よりも小さい状態での各部の電流の流れを示している。この状態は図49のタイミングチャートにおける初期値t0である。
[電流経路1]
トランスT1の二次側の電流は電流経路2のループで流れる。
[電流経路2]
C3→N2→L2→C3
C1→R5→C2→C1 (2)
[電流経路3]
VDC1→L1→Q3→N1→Q2→VDC1 (3)
[電流経路4]
N1→Q1→Q3→N1
N1→Q2→Q4→N1 (4)
トランスT1の二次側の電流は継続して電流経路2で流れている。
SW素子(Q1,Q4)がオフ、SW素子(Q2,Q3)がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT1の一次巻線N1に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D5がオンして出力コンデンサC1及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3はダイオードD5と接続した端子を+極性で出力コンデンサC1と同じ電圧に充電され、保持される。図4は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路5]
VDC1→L1→Q3→N1→Q2→VDC1 (5)
トランスT1の二次側の電流は電流経路6のループで流れる。
[電流経路6]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT1、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D5を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子(Q1,Q4)をオンさせる(図49の時刻t3)。SW素子(Q1〜Q4)全てがオン状態でトランスT1の一次巻線N1及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路7]
N2→L2→D5→R5→C2→N2
C1→R5→C2→C1 (7)
[電流経路8]
トランスT1の二次側の電流は電流経路9のループで流れる。
[電流経路9]
C3→L2→N2→C3
C1→R5→C2→C1 (9)
[電流経路10]
VDC1→L1→Q1→N1→Q4→VDC1 (10)
[電流経路11]
N1→Q3→Q1→N1
N1→Q4→Q2→N1 (11)
トランスT1の二次側の電流は継続して電流経路9で流れている。
SW素子(Q2,Q3)がオフ、SW素子(Q1,Q4)がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT1の一次巻線N1に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D6がオンして出力コンデンサC2及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は出力コンデンサC1,C2の接続点側の端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電され、保持される。図8は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路12]
VDC1→L1→Q1→N1→Q4→VDC1 (12)
トランスT1の二次側の電流は電流経路13のループで流れる。
[電流経路13]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT1、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D6を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子(Q2,Q3)をオンさせる(図49の時刻t7)。SW素子(Q1〜Q4)全てがオン状態でトランスT1の巻1次線N1及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路14]
N2→C1→R5→D6→L2→N2
C2→C1→R5→C2 (14)
図10は、本実施形態のDC−DCコンバータ302を説明する回路図である。DC−DCコンバータ302と図1のDC−DCコンバータ301との違いは、共振回路の構成である。共振回路12Bは、共振スイッチ(SW5、SW6)とこれに並列するクランプダイオード(D9、D10)からなる共振スイッチング素子(Q5、Q6)を共振コンデンサC3の両端にさらに備えている。共振スイッチング素子(Q5、Q6)は、クランプダイオード(D9、D10)の順方向が向き合うように接続されている。
制御回路10は、スイッチング素子(Q1〜Q4)のスイッチ(SW1〜SW4)がオンの状態とする一次巻線短絡ステップを行う。SW素子(Q1〜Q4)全てがオンしていて、トランスT1の一次巻線N1及び巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され昇圧チョークL1の電流が増加しエネルギーを蓄積している。共振SW素子(Q5,Q6)はオフ状態で、共振コンデンサC3は共振SW素子Q6と接続した端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電されている状態とする。この状態の電流の流れを図11に示す。また、この状態は図50のタイミングチャートにおける初期値t0である。
[電流経路15]
トランスT1の二次側の電流は電流経路16のループで流れる。
[電流経路16]
C1→R5→C2→C1 (16)
[電流経路17]
トランスT1の二次側の電流は電流経路18のループで流れる。
[電流経路18]
C3→Q6→N2→L2→D9→C3
C1→R5→C2→C1 (18)
[電流経路19]
VDC1→L1→Q3→N1→Q2→VDC1 (19)
[電流経路20]
N1→Q1→Q3→N1
N1→Q2→Q4→N1 (20)
トランスT1の二次側の電流は継続して電流経路18で流れている。
SW素子(Q1,Q4)がオフ、SW素子(Q2,Q3)がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT1の一次巻線N1に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D5がオンして出力コンデンサC1及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は共振SW素子Q5と接続した端子を+極性で出力コンデンサC1と同じ電圧に充電され、保持される。図14は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路21]
VDC1→L1→Q3→N1→Q2→VDC1 (21)
トランスT1の二次側の電流は電流経路22のループで流れる。
[電流経路22]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT1、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D5を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子(Q1,Q4)をオンさせる(図50の時刻t5)。SW素子(Q1〜Q4)全てがオン状態でトランスT1の一次巻線N1及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路23]
N2→L2→D5→R5→C2→N2
C1→R5→C2→C1 (23)
[電流経路24]
C3→Q5→L2→N2→D10→C3
C1→R5→C2→C1 (24)
[電流経路25]
VDC1→L1→Q1→N1→Q4→VDC1 (25)
[電流経路26]
N1→Q3→Q1→N1
N1→Q4→Q2→N1 (26)
トランスT1の二次側の電流は継続して電流経路24で流れている。
SW素子(Q2,Q3)がオフ、SW素子(Q1,Q4)がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT1の一次巻線N1に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D6がオンして出力コンデンサC2及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は共振SW素子Q6と接続した端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電され、保持される。図19は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路27]
VDC1→L1→Q1→N1→Q4→VDC1 (27)
トランスT1の二次側の電流は電流経路28のループで流れる。
[電流経路28]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT1、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D6を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子(Q2,Q3)をオンさせる(図50の時刻t11)。SW素子(Q1〜Q4)全てがオン状態でトランスT1の一次巻線N1及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路29]
N2→C1→R5→D6→L2→N2
C2→C1→R5→C2 (29)
図21は、本実施形態のDC−DCコンバータ303を説明する回路図である。DC−DCコンバータ303は、入力電源VDC1に直列接続される昇圧チョークL1と、2つのスイッチング素子(Q7、Q8)を有するスイッチング回路11Bと、一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2を有するトランスT3と、二次巻線N2に直列接続された共振チョークL2と、二次巻線N2と共振チョークL2に並列接続された共振コンデンサC3と、スイッチング回路11Bを制御する制御回路10と、を備える。また、DC−DCコンバータ303は、二次巻線N2と共振チョークL2の直列接続に並列接続された、整流素子(D5,D6)及び出力コンデンサ(C1,C2)からなる出力回路13をさらに備える。
制御回路10は、スイッチング素子(Q7、Q8)のスイッチ(SW7、SW8)がオンの状態とする一次巻線短絡ステップを行う。SW素子(Q7、Q8)両方ともオンしていて、トランスT3の一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され昇圧チョークL1の電流が増加しエネルギーを蓄積している。共振コンデンサC3は出力コンデンサ(C1,C2)の接続点側を+極性で共振チョークL2と共振し、共振電流がC3→N2→L2→C3のループで流れている。図22は、一次巻線短絡ステップにおいて共振電流の一次側換算値が励磁電流よりも大きく、且つ昇圧チョークL1に流れる電流よりも小さい状態での各部の電流の流れを示している。
[電流経路30]
トランスT3の二次側の電流は電流経路31のループで流れる。
[電流経路31]
C3→N2→L2→C3
C1→R5→C2→C1 (31)
[電流経路32]
VDC1→L1→N12→Q8→VDC1 (32)
[電流経路33]
N11→N12→Q8→Q7→N11 (33)
トランスT3の二次側の電流は継続して電流経路31で流れている。
SW素子Q7がオフ、SW素子Q8がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT3の一次巻線N12に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D5がオンして出力コンデンサC1及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は整流素子D5と接続した端子を+極性で出力コンデンサC1と同じ電圧に充電され、保持される。図24は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路34]
VDC1→L1→N12→Q8→VDC1 (34)
トランスT3の二次側の電流は電流経路35のループで流れる。
[電流経路35]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT3、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D5を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子Q7をオンさせる。SW素子(Q7、Q8)全てがオン状態でトランスT3の一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路36]
N2→L2→D5→R5→C2→N2
C1→R5→C2→C1 (36)
トランスT3の二次側の電流は電流経路37のループで流れる。
[電流経路37]
C3→L2→N2→C3
C1→R5→C2→C1 (37)
[電流経路38]
VDC1→L1→N11→Q7→VDC1 (38)
[電流経路39]
N12→N11→Q7→Q8→N12 (39)
トランスT3の二次側の電流は継続して電流経路37で流れている。
SW素子Q8がオフ、SW素子Q7がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT3の一次巻線N11に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D6がオンして出力コンデンサC2及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は出力コンデンサC1とC2の接続点と接続した端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電され、保持される。図28は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路40]
VDC1→L1→N11→Q7→VDC1 (40)
トランスT3の二次側の電流は電流経路41のループで流れる。
[電流経路41]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT3、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D6を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子Q8をオンさせる。SW素子(Q7、Q8)全てがオン状態でトランスT3の巻1次線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路42]
N2→C1→R5→D6→L2→N2
C2→C1→R5→C2 (42)
図30は、本実施形態のDC−DCコンバータ304を説明する回路図である。DC−DCコンバータ304と図21のDC−DCコンバータ303との違いは、共振回路の構成である。共振回路12Bは、共振スイッチ(SW5、SW6)とこれに並列するクランプダイオード(D9、D10)からなる共振スイッチング素子(Q5、Q6)を共振コンデンサC3の両端にさらに備えている。共振スイッチング素子(Q5、Q6)は、クランプダイオード(D9、D10)の順方向が向き合うように接続されている。
制御回路10は、スイッチング素子(Q7、Q8)のスイッチ(SW7、SW8)がオンの状態とする一次巻線短絡ステップを行う。SW素子(Q7、Q8)全てがオンしていて、トランスT3の一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され昇圧チョークL1の電流が増加しエネルギーを蓄積している。共振SW素子(Q5,Q6)はオフ状態で、共振コンデンサC3は共振SW素子Q6と接続した端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電されている状態とする。この状態の電流の流れを図31に示す。
[電流経路45]
C3→Q6→N2→L2→D9→C3
C1→R5→C2→C1 (45)
[電流経路46]
VDC1→L1→N12→Q8→VDC1 (46)
[電流経路47]
N11→N12→Q8→Q7→N11 (47)
トランスT3の二次側の電流は継続して電流経路45で流れている。
SW素子Q7がオフ、SW素子Q8がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT3の一次巻線N12に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D5がオンして出力コンデンサC1及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は共振SW素子Q5と接続した端子を+極性で出力コンデンサC1と同じ電圧に充電され、保持される。図34は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路48]
VDC1→L1→N12→Q8→VDC1 (48)
トランスT3の二次側の電流は電流経路49のループで流れる。
[電流経路49]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT3、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D5を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子Q7をオンさせる。SW素子(Q7、Q8)全てがオン状態でトランスT3の一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路50]
N2→L2→D5→R5→C2→N2
C1→R5→C2→C1 (50)
トランスT3の二次側の電流は電流経路51のループで流れる。
[電流経路51]
C3→Q5→L2→N2→D10→C3
C1→R5→C2→C1 (51)
[電流経路52]
VDC1→L1→N11→Q7→VDC1 (52)
[電流経路53]
N12→N11→Q7→Q8→N12 (53)
トランスT3の二次側の電流は継続して電流経路51で流れている。
SW素子Q8がオフ、SW素子Q7がオン状態では、昇圧チョークL1の電流が減少しエネルギーを放出する。入力電源VDC1と昇圧チョークL1で発生する電圧がトランスT3の一次巻線N11に印加され、二次巻線N2,共振チョークL2を介し整流素子D6がオンして出力コンデンサC2及び負荷R5にエネルギーを伝達する。同時に共振コンデンサC3は共振SW素子Q6と接続した端子を+極性で出力コンデンサC2と同じ電圧に充電され、保持される。図39は、共振コンデンサC3充電アップ後の各部の電流の流れである。
[電流経路54]
VDC1→L1→N11→Q7→VDC1 (54)
トランスT3の二次側の電流は電流経路55のループで流れる。
[電流経路55]
制御回路10は、順方向スイッチオフステップの後、入力電源VDC1が昇圧チョークL1、トランスT3、共振チョークL2、及び出力回路13の整流素子D6を介し、出力へ電力を供給している状態で、一次巻線短絡ステップを行うように制御する。具体的には、制御回路10は、出力電力に応じてSW素子Q8をオンさせる。SW素子(Q7、Q8)全てがオン状態でトランスT3の一次巻線(N11、N12)及び二次巻線N2の印加電圧はゼロ、昇圧チョークL1には入力電源VDC1の電圧が印加され電流が増加しエネルギーが蓄積される。
[電流経路56]
N2→C1→R5→D6→L2→N2
C2→C1→R5→C2 (56)
本発明に係るDC−DCコンバータの出力回路は、上記実施形態1〜4に限らず他の形態であってもよい。具体例を図41〜図48に示す。図41、図42、図45及び図46のDC−DCコンバータは全波整流タイプの出力回路を有する。図43、図44、図47及び図48のDC−DCコンバータはトランスの二次巻線のセンタータップを利用するセンタータップ整流タイプの出力回路を有する。
11A、11B:スイッチング回路
12A、12B:共振回路
13:出力回路
VDC1;入力電源
L1;昇圧チョーク
L2;共振チョーク
L3;共振チョーク
C1;出力コンデンサ
C2;出力コンデンサ
C3;共振コンデンサ
Q1〜Q4、Q7、Q8;スイッチング素子
Q5、Q6;共振スイッチング素子
D1〜D4,D11,D12;ダイオード
D9,D10;クランプダイオード
D5〜D8;整流素子
T1〜T4;トランス
R1〜R4、R6〜R9;ゲート放電抵抗
R5;負荷抵抗
Claims (6)
- 入力電源に直列接続される昇圧チョークと、2つ又は4つのスイッチング素子を有するスイッチング回路と、一次巻線及び二次巻線を有するトランスと、前記二次巻線に直列接続された共振チョークと、前記二次巻線と前記共振チョークに並列接続された共振コンデンサと、前記スイッチング回路を制御する制御回路と、を備え、
前記スイッチング回路の前記スイッチング素子は、スイッチと前記スイッチに並列するダイオードからなり、前記入力電源の正極からの供給電流の方向が前記ダイオードの逆方向となるように、且つ全ての前記スイッチがオンのときに前記一次巻線を短絡できるように前記一次巻線の一端と他端にそれぞれ接続されており、
前記制御回路は、
全ての前記スイッチング素子の前記スイッチがオンの状態とする一次巻線短絡ステップの後、
前記二次巻線に前記共振チョーク及び前記共振コンデンサで生じた共振電流の一次側換算値が、前記供給電流より大きくなり、前記共振電流の一次側換算値と前記供給電流との差電流が前記スイッチング素子と前記一次巻線とをループしている間に、前記スイッチング素子のうち前記差電流の方向と前記ダイオードの順方向とが同じである前記スイッチング素子の前記スイッチをオフする順方向スイッチオフステップを行うように制御することを特徴とするDC−DCコンバータ。 - 前記二次巻線と前記共振チョークの直列接続に並列接続された整流素子及び出力コンデンサからなる出力回路をさらに備え、
前記制御回路は、
前記順方向スイッチオフステップの後、前記入力電源が前記昇圧チョーク、前記トランス、前記共振チョーク、及び前記出力回路の前記整流素子を介し、出力へ電力を供給している状態で、前記一次巻線短絡ステップを行うように制御することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。 - 共振スイッチと前記共振スイッチに並列するクランプダイオードからなる共振スイッチング素子を前記共振コンデンサの両端にさらに備え、
前記共振スイッチング素子は、
前記クランプダイオードの順方向が向き合うように接続されており、
前記制御回路は、
前記一次巻線短絡ステップから前記順方向スイッチオフステップの間で、前記共振コンデンサに蓄えられているエネルギーを放出可能な方の前記共振スイッチング素子の前記共振スイッチをオンさせ、前記二次巻線、前記共振チョーク、クランプダイオード及び前記共振コンデンサに共振電流を発生させる共振開始ステップを行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記制御回路は、
前記順方向スイッチオフステップの後、前記入力電源が前記昇圧チョーク、前記トランス、前記共振チョーク、及び前記出力回路の前記整流素子を介し、出力へ電力を供給している状態で、オンしている前記共振スイッチング素子の前記共振スイッチをオフするように制御することを特徴とする請求項3に記載のDC−DCコンバータ。 - 前記スイッチング回路は、2つの前記スイッチング素子を直列に接続した直列接続を2つ並列させ、一方の前記直列接続の前記スイッチング素子間から他方の前記直列接続の前記スイッチング素子間に前記一次巻線が接続される構成であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
- 前記昇圧チョークが前記一次巻線のセンタータップに接続しており、
前記スイッチング回路は、2つの前記スイッチング素子を前記一次巻線の両端にそれぞれ接続する構成であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011284011A JP5517361B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | Dc−dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011284011A JP5517361B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | Dc−dcコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013135521A JP2013135521A (ja) | 2013-07-08 |
JP5517361B2 true JP5517361B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=48911873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011284011A Active JP5517361B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | Dc−dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5517361B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6607495B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-11-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換装置 |
JP6597003B2 (ja) * | 2015-07-15 | 2019-10-30 | オンキヨー株式会社 | スイッチング電源 |
-
2011
- 2011-12-26 JP JP2011284011A patent/JP5517361B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013135521A (ja) | 2013-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4401418B2 (ja) | 双方向dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ | |
EP2670038B1 (en) | Switching power supply device | |
EP1727266B1 (en) | Switching power supply unit and voltage converting method | |
TWI407677B (zh) | Power conversion device | |
JP5396251B2 (ja) | 直流―直流双方向コンバータ回路 | |
JP2011259560A (ja) | 負荷駆動装置及びその周波数制御方法 | |
US9787197B2 (en) | Switching power supply unit | |
KR20170132070A (ko) | 능동 클램프 풀브릿지 컨버터 및 그 구동방법 | |
US9859799B2 (en) | Switching power supply unit | |
JP6439602B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2014075943A (ja) | コンバータ及び双方向コンバータ | |
JP7329971B2 (ja) | コンバータ | |
JP2001190072A (ja) | スイッチング電源 | |
JP5517361B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2013110832A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP5831275B2 (ja) | 電力変換装置及びその駆動方法 | |
KR20180070447A (ko) | 단일단 인터리브드 소프트 스위칭 ac- dc 컨버터 | |
KR20180070446A (ko) | 단일단 인터리브드 토템폴 소프트 스위칭 컨버터 | |
JP4093116B2 (ja) | 力率改善コンバータ | |
KR101270326B1 (ko) | 센터-탭 커패시터를 가진 두 스위치 플라이백 컨버터 | |
WO2014098221A1 (ja) | コンバータ及び双方向コンバータ | |
JP2010115099A (ja) | 昇圧チョッパ回路 | |
JP2009065741A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
KR102030918B1 (ko) | 작은 출력전류 리플을 갖는 고효율 충전기 | |
JP6968127B2 (ja) | 力率改善コンバータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130529 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5517361 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |