JP5515902B2 - 固体高分子形燃料電池、膜・電極接合体、電極触媒層、及びその製造方法 - Google Patents

固体高分子形燃料電池、膜・電極接合体、電極触媒層、及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体高分子形燃料電池用の膜・電極接合体および膜・電極接合体の製造方法とそれを用いた固体高分子形燃料電池の技術に関する。
燃料電池は、水素、酸素を燃料として、水の電気分解の逆反応を起こさせることにより電気を生み出す、一種の発電装置である。燃料電池による発電は、従来の発電方式と比較して高効率、低環境負荷、低騒音といった特徴を持ち、将来のクリーンなエネルギー源として注目されている。中でも室温付近で使用可能な固体高分子形燃料電池は、車載用電源や家庭用定置電源などへの使用が有望視されており、近年、様々な研究開発が行われている。
ここで、燃料電池の実用化に向けての課題は、出力密度、ガス利用率、耐久性の向上、コスト削減などが挙げられる。
出力密度、ガス利用率を向上させるためには、燃料ガス、プロトンの供給が十分であり、かつ触媒電極中での酸化還元反応サイトの表面積をより大きくする必要がある。コスト削減のために最も要求されているのは、電極に触媒として使用されている白金の使用量の低減である。
固体高分子形燃料電池は、一般的に、多数の単セルが積層されて構成されている。単セルは、膜・電極接合体をガス流路を有するセパレータで挟んだ構造となっている。また、上記膜・電極接合体は、酸化極と還元極の2つの電極で固体高分子電解質膜を挟んで接合した構造となっている。そして、酸化極では水素ガスの酸化が、還元極では水素イオンの還元がそれぞれ起こる。この酸化還元反応は、電極内部において、電子伝導体であるカーボン粒子と、プロトン伝導体との両方に接し、かつ導入ガスが吸着しうる触媒の表面でのみ起こる。酸化還元反応が起こるこの部分は、三相界面と呼ばれている。この三相界面の面積が大きく、かつ三相界面へのプロトン、燃料ガスの供給パスを満足させることが、単セルの出力密度、ガス利用率の向上へとつながる。
このためには触媒層中のガスの拡散性や発生した水の排水性、プロトン伝導性高分子の含水率およびプロトン伝導性などを向上させる必要がある。また、三相界面ではないところに存在する白金触媒粒子は、電極の酸化還元反応に寄与しないため、全く機能しないことになる。白金使用量を低減させるためには、この機能しない白金の量をできるだけ減らして、使用する白金の有効利用率を高める必要がある。
従来、上記触媒層は、触媒担持カーボンとプロトン伝導性高分子と溶媒とを混同した触媒インクを使用して、各種塗布法やスクリーン印刷法などによって基材上に形成することが多かった。この場合、塗工された触媒インクを乾燥させる際に触媒担持カーボンの凝集が起こりやすく、その結果、触媒とプロトン伝導性高分子との界面が減ったり、触媒層における空隙率が低下して燃料ガスの経路が遮断されたりして、セルの出力密度が低下するなどの傾向が見られた。
そこで、触媒担持カーボンの凝集を防ぎ三相界面を増やすために凍結乾燥を用いる試みがなされている(たとえば、特許文献1〜3参照)。この凍結乾燥は、水を含んだ材料を凍結し真空下で氷を昇華させることにより乾燥を行うもので、凍結乾燥後の材料は凍結した際の形状を保つことができる。この凍結乾燥は、従来、食品工業における保存食品製造や医学・薬学分野において利用されている乾燥方法である。
ここで、特許文献1には、触媒担持カーボンとプロトン伝導性高分子と溶媒とを混合した触媒インクを凍結乾燥した後に熱処理を行い粉砕して触媒層構成粉末を得、その粉末をシート化することで触媒層を得ることが記載されている。
また、特許文献2には、触媒担持カーボンとプロトン伝導性高分子と溶媒とを混合した触媒インクを凍結乾燥したものに溶媒を添加して再インク化し塗布することで触媒層を得ることが記載されている。
また、特許文献3には、触媒担持カーボンと水を混合攪拌した第1中間物を凍結乾燥し多孔質とした後、減圧下でナフィオン溶液を添加して、電極用ペーストとし、これを基材に塗布することにより電極触媒層を得ることが記載されている。
特開平8−185865号公報 特開2003−86190号公報 特開2009−117069号公報
しかしながら、特許文献1による方法では、反応点は増大しても粉砕工程を経るためにプロトン伝導性高分子によるプロトン伝導パスの形成が不十分であり、プロトン伝導性の低下により触媒層抵抗が大きくなるために発電性能がそれほど伸びない。
また、特許文献2による方法では、再インク化の際の分散混合によりプロトン伝導性高分子の吸着が剥がれて触媒担持カーボンの凝集が起こったり、ガスチャネルとなる空孔が潰れたりして発電特性はやはりそれほど向上しない。
また、特許文献3による方法では、触媒層の全領域で同様の頻度で触媒が存在するため、結果として使用されない触媒がでてくる。また、ペーストを基材に塗布して触媒層を形成する方法では、発生した水の排出性が十分ではなく、フラッディングによる電圧低下が懸念される。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、固体高分子形燃料電池を得るに際して、触媒層抵抗を増大させることなく、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てを増大させ、触媒層中の触媒を有効に利用することにより発電効率を高めることが可能な電極触媒層、膜・電極接合体、及び固体高分子形燃料電池を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、高分子電解質膜と、上記高分子電解質膜を狭持する一対の電極触媒層とを備えた膜・電極接合体に使用される、上記電極触媒層の製造方法であって、
プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材表面に塗布し、溶媒が乾燥する前に凍結させ且つ真空下で乾燥させて基材上にプロトン伝導性高分子の多孔膜を形成する多孔膜形成工程と、
上記形成したプロトン伝導性高分子の多孔膜に、触媒担持カーボンの分散液を含浸させ且つ乾燥させることで、上記プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に対し触媒担持カーボンを含浸させた第1の中間体を得る第1の中間体形成工程と、
上記第1の中間体の表面に対し触媒担時カーボンの分散液を塗布して乾燥させることで、プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に吸着した触媒担持カーボンの密度が、基板に近い位置に比べ、基材から離れた位置で高くなるように設定する第2の中間体を得る第2の中間体形成工程と、
上記第2の中間体にプロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ乾燥させる含浸乾燥工程と、
を、有することを特徴とするものである。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の製造方法で製造した電極触媒層を、少なくとも上記高分子電解質膜のカソード側に配置し、上記高分子電解質膜のガラス転移点以下の温度雰囲気で加圧することにより当該高分子電解質膜に密着させることを特徴とする膜・電極接合体の製造方法を提供するものである。
次に、請求項3に記載した発明は、高分子電解質膜と、上記高分子電解質膜を狭持した一対の電極触媒層と、を備える膜・電極接合体であって、
一対の電極触媒層のうちの少なくともカソード側の電極触媒層は、プロトン伝導性高分子が連続して成る多孔膜と触媒担持カーボンとを有し、且つ、当該電極触媒層中の触媒密度が、上記高分子電解質膜から離れた位置に比べ、上記高分子電解質膜に近い位置で高く設定されており、
上記触媒担持カーボンは、
上記プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材表面に塗布し、溶媒が乾燥する前に凍結させ且つ真空下で乾燥させて上記基材上に上記プロトン伝導性高分子の多孔膜を形成し、
上記形成したプロトン伝導性高分子の多孔膜に、触媒担持カーボンの分散液を含浸させ且つ乾燥させることで、上記プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に対し触媒担持カーボンを含浸させた第1の中間体を形成し、
上記第1の中間体の表面に対し上記触媒担時カーボンの分散液を塗布して乾燥させた第2の中間体を形成し、
上記第2の中間体に上記プロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ、乾燥させることで、上記多孔膜の細孔に吸着させたものであることを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載の膜・電極接合体を有することを特徴とする固体高分子形燃料電池を提供するものである。
本発明の膜・電極接合体によれば、凍結乾燥により得られるプロトン伝導性高分子が連続して成る多孔膜と触媒担持カーボンから成ることにより、触媒層抵抗を増大させることなく、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てを増大させることができる。
また、電極触媒層中の触媒密度を上記高分子電解質膜に近いほど高く設定することで、プロトンが届きやすい高分子電解質膜近傍に触媒が高担持密度で存在して効率よく発電し、ガス拡散層側ではガス拡散や排水を促すことができるため、触媒層中の触媒を有効に利用することができる。
すなわち、請求項1及び請求項3に係る発明によれば、触媒層抵抗を増大させることなく、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てを増大させた、電極触媒層を製造することができる。さらに、複雑な工程なく触媒の担持密度を厚さ方向に変化させた電極触媒層を提供可能となる。
請求項2に係る発明によれば、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てが増大し、触媒層中の触媒を有効に利用することができる膜・電極接合体を製造することができる。
請求項4に係る発明によれば、発電効率の良好な燃料電池を得ることができる。
本発明に係る電極触媒層を用いた膜・電極接合体の模式断面図である。 本発明に係る電極触媒層の三相界面の模式図である。 本発明の製造方法による電極触媒層の各工程での様態変化の模式断面図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例であり、本発明を限定するものではない。
(固体高分子形燃料電池)
固体高分子形燃料電池は、多数の単セルが積層されて構成されている。単セルは、膜・電極接合体をガス流路を有するセパレータで挟んだ構造となっている。
(膜・電極接合体)
上記膜・電極接合体は、図1に示すように、高分子電解質膜を一対の電極触媒層で狭持した構造となっている。
本実施形態の膜・電極接合体にあっては、一対の電極触媒層のうちの少なくともカソード側(図1中上側)の電極触媒層1は、プロトン伝導性高分子が連続して成る多孔膜と触媒担持カーボンとから構成される。上記電極触媒層1中の触媒密度は、上記高分子電解質膜に近いほど高く、高分子電解質膜から離れるほど低くなるように設定されて いる。
上記高分子電解質膜18と電極触媒層1との接合は、例えば次のように行う。
すなわち、後述のように基材12の表面に形成された電極触媒層1を、高分子電解質膜18の少なくともカソード側に配置して、ホットプレスすることにより電極触媒層1を高分子電解質膜18に密着させる。上記ホットプレスは、上記高分子電解質膜18のガラス転移点以下の温度雰囲気で加圧することで実施する。
密着後に、基材12を電極触媒層1から剥離することで膜・電極接合体19を得る。上述のように、膜・電極接合体19は電解質膜18の近傍で触媒4の担持密度が高く、高分子電解質膜18から遠くなるほど触媒4の担持密度が低くなる。
(電極触媒層の製造方法)
上記触媒担持カーボン、プロトン伝導性高分子を含む電極触媒層1は、例えば次のようにして製造する。
すなわち、プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材12の表面に塗布し溶媒が乾燥する前に凍結させ真空下で乾燥することによりプロトン伝導性高分子の多孔体10(多孔膜)を得る(多孔膜形成工程)。次に、上記プロトン伝導性高分子多孔体10に触媒担持カーボンの分散液を含浸させ乾燥させる(第1の中間体形成工程)。次に、表面に触媒担時カーボンの分散液を塗布して乾燥させることで、プロトン伝導性高分子の多孔膜10の細孔に吸着した触媒担持カーボンの密度が基材12に近いほど低く、基材12から離れるほど高い第2の中間体3を得る(第2の中間体形成工程)。さらに上記第2の中間体3にプロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ乾燥させる(含浸乾燥工程)ことで、上記電極触媒層1となる。
この電極触媒層1は、触媒層抵抗を増大させることなく、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てを増大させ、プロトンが届きやすい高分子電解質膜近傍に触媒が高担持密度で存在して効率よく発電し、ガス拡散層側ではガス拡散や排水を促して、触媒層中の触媒を有効に利用するものである。
ここで、上記第1の中間体形成工程で、触媒担持カーボンを分散している溶媒がプロトン伝導性高分子多孔体10の表面を適度に溶かすため、触媒粒子15を担持したカーボン粒子16はプロトン伝導性高分子多孔体10に一部埋まって固定される。
さらにこれを含浸乾燥工程でプロトン伝導性高分子17により包埋することで、三相界面とプロトンパスが形成される。
図2に、本実施形態における電極触媒層1の三相界面の模式図を示す。この図2は、図3(c)に示す三相界面を有する部分14を詳細に示したものである。
次に、電極触媒層製造の各工程での状態変化について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態の製造方法による電極触媒層の工程ごとの様態変化の模式断面図である。
プロトン伝導性高分子の多孔膜である多孔体10は、プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材12の表面に塗布し溶媒が乾燥する前に凍結し真空乾燥する(多孔膜形成工程)ことにより得られる。
図3(a)は、プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材12の表面に塗布し溶媒が乾燥する前に凍結させた状態を示す。凍結した溶媒11は、実際にはプロトン伝導性高分子を分散していた状態のまま三次元的に連続して存在している。
図3(b)は、図3(a)に示される状態からさらに真空下で乾燥した状態を示し、凍結した溶媒11のあった部分から溶媒が昇華して空孔13となった。
図3(c)は、プロトン伝導性高分子多孔体10に、触媒担持カーボンの分散液を含浸させ乾燥させる第1の中間体形成工程を経た状態を示す。この第1の中間体形成工程により、プロトン伝導性高分子多孔体10の細孔表面に均一に触媒担持カーボンが吸着した第1の中間体2が得られる。
図3(d)は、第1の中間体2の上面に、触媒担持カーボンの分散液を塗布し乾燥させる第2の中間体形成工程を経た状態を示す。この第2の中間体形成工程により、上面に近い部分は細孔表面に吸着した触媒担持カーボンの密度が高く、基材12に近いほど細孔表面に吸着した触媒担持カーボンの密度が低い第2の中間体3が得られる。
この第2の中間体3にプロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ乾燥させる(含浸乾燥工程)ことにより、プロトン伝導性高分子多孔体10の細孔表面に三相界面が形成される。実際にはプロトン伝導性高分子多孔体10および空孔13は三次元的に連続して存在しているため、三相界面を有する部分14も同様に三次元的に連続して存在している。
なお、本実施形態の電極触媒層1は高分子電解質膜18のアノード側、カソード側両方に配置することができるが、カソード側に配置することがより好ましい。カソード側に配置することで、発電効率を高め、更に、生成水が詰まって細孔が塞がることによる電圧低下を抑制することができる。
ここで、上記触媒としては、白金、パラジウム、ルテニウム、イリジウム、ロジウム、オスミウムの白金族元素の他、鉄、鉛、銅、クロム、コバルト、ニッケル、マンガン、バナジウム、モリブデン、ガリウム、アルミニウムなどの金属またはこれらの合金、または酸化物、複酸化物、炭化物などが使用できる。
またこれらの触媒の粒径は、大きすぎる場合、触媒の質量あたりの比表面積が低下し、その結果、触媒の単位質量当たりの得られる電流値が小さくなる。逆に小さすぎる場合は、触媒の安定性が低下するため、0.5nm以上50nm以下が、好ましく、更に好ましくは1nm以上5nm以下である。
本実施形態で用いるこれらの触媒を担持するカーボンは、微粉末状で導電性を有し、触媒に侵されないものであればどのようなものでも構わない。例えば、カーボンブラック、グラファイト、黒鉛、活性炭、カーボンナノチューブ、フラーレンが好ましく使用できる。
カーボンの粒径は、小さすぎると電子伝導パスが形成されにくくなり、また大きすぎると触媒層のガス拡散性が低下したり触媒の利用率が低下したりする。このため、10nm〜1000nm程度が好ましく、更に好ましくは10nm以上100nm以下が良い。
プロトン伝導性高分子には様々なものが用いられるが、高分子電解質膜と電極の界面抵抗や、湿度変化時の電極と電解質膜における寸法変化率の点から考慮すると、使用する電解質膜と、触媒層中のプロトン伝導性高分子とは同じ成分であるのが良い。
本実施形態の膜・電極接合体に用いられるプロトン電導性高分子としては、プロトン伝導性を有するものであればよく、フッ素系高分子電解質、炭化水素系高分子電解質を用いることができる。フッ素系高分子電解質としては、例えば、デュポン社製Nafion(登録商標)、旭硝子(株)製Flemion(登録商標)、旭化成(株)製Aciplex(登録商標)、ゴア社製Gore Select(登録商標)などを用いることができる。炭化水素系高分子電解質としては、スルホン化ポリエーテルケトン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルエーテルスルホン、スルホン化ポリスルフィド、スルホン化ポリフェニレン等を用いることができる。中でも、高分子電解質膜としてデュポン社製Nafion(登録商標)系材料を好適に用いることができる。炭化水素系高分子電解質膜としては、スルホン化ポリエーテルケトン、スルホン化ポリエーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルエーテルスルホン、スルホン化ポリスルフィド、スルホン化ポリフェニレン等の電解質膜を用いることができる。
本実施形態で分散媒として使用される溶媒は、触媒粒子やプロトン伝導性高分子を浸食することがなく、流動性の高い状態でプロトン伝導性高分子を溶解または微細ゲルとして分散できるものあれば特に制限はない。溶媒にはプロトン伝導性高分子となじみがよい水が含まれていてもよい。水の添加量は、プロトン伝導性ポリマーが分離して白濁を生じたり、ゲル化したりしない程度であれば特に制限はない。
第1の中間体形成工程及び第2の中間体形成工程で触媒担持カーボンを分散する溶媒、および含浸乾燥工程でプロトン伝導性高分子を分散する溶媒については、揮発性の液体有機溶媒が少なくとも含まれることが望ましい、但し、溶剤として低級アルコールを用いたものは発火の危険性が高く、このような溶媒を用いる際は水との混合溶媒にするのが好ましい。
揮発性の液体有機溶媒は特に限定されるものではないが、具体的には、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2‐ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ペンタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、ペンタノン、メチルイソブチルケトン、へプタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、アセトニルアセトン、ジイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アニソール、メトキシトルエン、ジブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、その他ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノールなどの極性溶剤などを挙げることができる。
これらは単独で使用することもできるが、これらの溶剤のうち二種以上を混合させたものも使用できる。
分散処理は、様々な装置を用いて行うことができる。例えば、ボールミル、ロールミル、せん断ミル、湿式ミル、超音波分散処理などが挙げられる。また、遠心力で攪拌を行うホモジナイザーなどを用いてもよい。
本実施形態で使用される基材12は、例えばエチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの転写性に優れたフッ素系樹脂を用いることができる。また、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリアミド(ナイロン)、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレートなどの高分子フィルムも用いることができる。
基材12がガス拡散電極の場合、ホットプレス後に基材であるガス拡散層を剥離する必要は無い。ガス拡散層としては、通常の燃料電池に用いられているものを用いることができる。具体的にはガス拡散層としてはカーボンクロス、カーボンペーパー、不織布などのポーラスカーボン材を用いることができる。ガス拡散層と電極触媒層の間に目止め層を形成させたものでもよい。目止め層は、触媒インクがガス拡散層の中に染み込むことを防止する層であり、その塗布量が少ない場合でも目止め層上に堆積して三相界面を形成する。このような目止め層は、例えばカーボン粒子とフッ素系樹脂を混練してフッ素系樹脂の融点以上の温度で焼結させることにより形成することができる。フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が利用できる。
ホットプレス工程で電極触媒層にかかる圧力は、膜・電極接合体19の電池性能に影響する。電池性能の良い膜・電極接合体を得るには、基材12およびプロトン伝導性高分子多孔体10にかかる圧力Aは、0.5 MPa≦A≦20 MPaであることが望ましく、より望ましくは2 MPa≦A≦15 MPaである。これ以上の圧力では電極触媒層が圧縮されすぎ、またこれ以下の圧力では電極触媒層1と高分子電解質膜18との接合性が低下して、電池性能が低下する。
膜・電極接合体19へのしわ発生には、ホットプレス工程での高分子電解質膜18の部分にかかる圧力Bが影響する。Bが小さくAとの差が大きくなると、高分子電解質膜18の部分にしわが発生しやすくなる。Bは、Bに対するAの割合A/Bで規定でき、1<A/B≦3であることが望ましい。より望ましくは1<A/B≦2である。
上記の圧力条件は、適切な圧縮率を持つ緩衝材を用いることで再現できる。緩衝材はホットプレスにかける積層体のすべてを覆う大きさであるとよい。また厚み方向に加圧されると加圧方向と平行な向きに圧縮されるものがよい。
ホットプレスの温度は、高分子電解質膜18および電極触媒層1のプロトン電導性高分子のガラス転移点付近に設定するのが高分子電解質膜18と電極触媒層1との界面の接合性が向上し、界面抵抗を抑えられる点で効果的であり、100℃以上であることが望ましい。
〈転写シートの作製〉
市販のプロトン伝導性高分子(ナフィオン:Nafion, デュポン社の登録商標)溶液をETFEシートに塗布し、溶媒が乾燥する前に液体窒素に浸して凍結させた。これを融解しないうちに凍結乾燥機(東京理化器械株式会社製FD−81−TA)で乾燥して、プロトン伝導性高分子多孔体シートを得た。一方で、白金担持カーボン触媒(商品名:TEC10E50E、田中貴金属工業製)と水、エタノールの混合溶媒を混合し、遊星型ボールミルで分散処理を行い、触媒担時カーボンの分散液を調製した。上記のプロトン伝導性高分子多孔体シートを触媒担時カーボンの分散液に浸漬した後、減圧乾燥にて溶媒を除去し、第1の中間体を得た。続いてこの中間体の表面に、前工程よりも固形分比率を高めた触媒担時カーボンの分散液を塗布し、減圧乾燥にて溶媒を除去し、第2の中間体を得た。
第2の中間体を市販のプロトン伝導性高分子(ナフィオン:Nafion, デュポン社の登録商標)溶液に浸漬し、80℃のオーブンで乾燥させ、電極触媒層の転写シートを得た。
〈ホットプレス〉
電極触媒層の転写シートを正方形に打ち抜き、高分子電解質膜(ナフィオン212:登録商標、Dupont社製)の両面に対面するように転写シートを配置し積層体とし、120℃、60kgf/cm2 、30分の条件でホットプレスを行い、接合・積層して、図1に示す膜電極結合体を得た。
〈評価1〉
作製した膜・電極接合体の発電性能測定を行った。
反応ガス流通用のガス流路を備え、相対する主面に冷却水流通用の冷却水流路を備えた導電性でかつガス不透過性の材料よりなる一組のセパレータにより、作製した膜・電極接合体を挟持して、ボルトで両極を締め付けたものを測定セルとして用いた。
評価条件はセル温度80℃、反応ガスは酸化極が水素、還元極は空気とした。また反応ガスの相対湿度は30%および100%とした。電圧が0.7Vと0.3Vのときの電流密度により性能の評価を行った。
〈評価2〉
評価1で用いた測定セルを用いてサイクリックボルタンメトリー測定を行った。
評価条件はセル温度80℃、酸化極に水素ガス、還元極に窒素ガスを流し、反応ガスの相対湿度は30%および100%とした。性能の評価は、水素の酸化脱離のピーク電荷量Q値により行った。
(比較例)
〈転写シートの作製〉
白金担持カーボン触媒(商品名:TEC10E50E、田中貴金属工業製)と、20質量%高分子電解質溶液(ナフィオン:登録商標、Dupont社製)を、水、エタノールの混合溶媒で混合し、遊星型ボールミルで分散処理を行い、触媒インクを調製した。ETFEシートを基材として触媒インクを塗布し、80℃のオーブンで乾燥させ、転写シートを作製した。
〈ホットプレス〉
実施例と同様にして膜電極結合体を得た。
〈評価1〉
実施例と同様にして発電性能測定および性能の評価を行い、比較を行った。
〈評価2〉
実施例と同様にして発電性能測定および性能の評価を行い、比較を行った。
実施例においては、触媒が電解質膜側とガス拡散層側でそれぞれに適した担持密度であるため、触媒層全体では同じ触媒量でも、比較例よりも高い電流密度が得られた。また、凍結乾燥して得たプロトン伝導性高分子多孔体を用いていることによりプロトン伝導パスが良好に形成されているため、相対湿度が低い場合にも高い電流密度が得られ、発電性能が優れていた。また、凍結乾燥して得たプロトン伝導性高分子多孔体を用いていることによりガスチャネルおよび生成水の抜け道が良好に形成されているため、相対湿度が高い場合にも水詰まりによる発電性能低下を生じない。さらに、実施例においてはQ値が高く、三相界面が良好に形成されていることが示唆されている。
本発明の膜・電極接合体および電極触媒層は、触媒層抵抗を増大させることなく、ガスチャネル、プロトン伝導パス、三相界面の全てを増大させ、かつ触媒層中の触媒を有効に利用するものであり、本発明の電極触媒層を用いた固体高分子燃料電池は発電性能が良好である。したがって、本発明は高分子電解質膜を用いた燃料電池、特に定置型コジェネレーションシステムや電気自動車などに好適に用いることができる。さらに、触媒層中の触媒を有効に利用するため、白金使用量を低減させることが可能となりコスト削減が可能であるため、産業上の利用価値が大きい。
1…本発明に基づく電極触媒層
2…第1の中間体
3…第2の中間体
4…模式的に示した触媒
5…電極触媒層
10…プロトン伝導性高分子多孔体
11…凍結した溶媒
12…基材
13…空孔
14…三相界面を有する部分
15…触媒粒子
16…カーボン粒子
17…プロトン伝導性高分子
18…高分子電解質膜
19…膜・電極接合体

Claims (4)

  1. 高分子電解質膜と、上記高分子電解質膜を狭持する一対の電極触媒層とを備えた膜・電極接合体に使用される、上記電極触媒層の製造方法であって、
    プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材表面に塗布し、溶媒が乾燥する前に凍結させ且つ真空下で乾燥させて基材上にプロトン伝導性高分子の多孔膜を形成する多孔膜形成工程と、
    上記形成したプロトン伝導性高分子の多孔膜に、触媒担持カーボンの分散液を含浸させ且つ乾燥させることで、上記プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に対し触媒担持カーボンを含浸させた第1の中間体を得る第1の中間体形成工程と、
    上記第1の中間体の表面に対し触媒担時カーボンの分散液を塗布して乾燥させることで、プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に吸着した触媒担持カーボンの密度が、基板に近い位置に比べ、基材から離れた位置が高くなるように設定する第2の中間体を得る第2の中間体形成工程と、
    上記第2の中間体にプロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ乾燥させる含浸乾燥工程と、
    を、有することを特徴とする電極触媒層の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法で製造した電極触媒層を、少なくとも上記高分子電解質膜のカソード側に配置し、上記高分子電解質膜のガラス転移点以下の温度雰囲気で加圧することにより当該高分子電解質膜に密着させることを特徴とする膜・電極接合体の製造方法。
  3. 高分子電解質膜と、上記高分子電解質膜を狭持した一対の電極触媒層と、を備える膜・電極接合体であって、
    一対の電極触媒層のうちの少なくともカソード側の電極触媒層は、プロトン伝導性高分子が連続して成る多孔膜と触媒担持カーボンとを有し、且つ、当該電極触媒層中の触媒密度が、上記高分子電解質膜から離れた位置に比べ、上記高分子電解質膜に近い位置で高く設定されており、
    上記触媒担持カーボンは、
    上記プロトン伝導性高分子を含む分散液を基材表面に塗布し、溶媒が乾燥する前に凍結させ且つ真空下で乾燥させて上記基材上に上記プロトン伝導性高分子の多孔膜を形成し、
    上記形成したプロトン伝導性高分子の多孔膜に、触媒担持カーボンの分散液を含浸させ且つ乾燥させることで、上記プロトン伝導性高分子の多孔膜の細孔に対し触媒担持カーボンを含浸させた第1の中間体を形成し、
    上記第1の中間体の表面に対し上記触媒担時カーボンの分散液を塗布して乾燥させた第2の中間体を形成し、
    上記第2の中間体に上記プロトン伝導性高分子の分散液を含浸させ、乾燥させることで、上記多孔膜の細孔に吸着させたものであることを特徴とする膜・電極接合体。
  4. 請求項3に記載の膜・電極接合体を有することを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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