JP5515697B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成システムに関し、特には、複数の定着装置に対して効率的な白紙クリーニングを行うことのできる画像形成システムに係る。
電子写真方式の画像形成システムは、感光体上に形成したトナー像を用紙に転写し、これを定着装置で定着する。定着は、加熱ローラと加圧ローラ(まとめて定着ローラという)の間のニップ部に用紙を挟みこんで加熱・加圧することにより行うローラ定着方式が最も一般的に用いられている。
また、ヒートローラ方式の変形として、加熱ローラと加圧ローラの少なくとも一方をベルトで形成したベルト定着方式もよく用いられる。ベルトを用いるのは、加熱効率の向上とニップ部の領域拡大を目的としている。本発明においては、加熱ローラと加圧ローラ、あるいはベルトなどニップ部を形成する部材を定着部材と総称する。
このようなローラ定着方式やベルト定着方式のニップ部で用紙がジャムすると、用紙に担持されていたトナーがジャム処理のあとも定着部材に付着し、画像形成を再開した際に、後続する用紙の画像形成面や裏面を汚染することがある。
定着装置にクリーニング装置を設けてあれば、このような汚染トナーをクリーニングすることができるが、近年はトナーの成分に離形性のよいワックスを混合させてジャムが起きにくくした装置構成が多く、このような場合、クリーニング装置を設けない場合が多い。
しかしながら、クリーニング装置が無い定着装置で万一ジャムが発生すると、あるいは定着装置以外の搬送路でジャムが発生し、未定着トナーを担持した用紙が定着装置のニップ部で滞留すると、上記の汚染トナーの付着が生じ問題となる。定着装置は高温になるので、ユーザーに清掃を任すことは安全対策上好ましくない。
そのため、ジャムなどで定着装置に汚染が発生すると、定着装置のニップ部にクリーニングシートを通過させてこのクリーニングシートで定着装置を清掃する提案がなされている。例えば、特許文献1は、ジャム等が発生した際、定着装置のニップ部に用紙が挟持されている可能性があると、ジャム処理後の自動排紙時に定着装置のニップ部に画像未形成の用紙を通紙する技術を開示している。
また、特許文献2は、定着装置のニップ部にクリーニングシートを通紙してクリーニングを行う際に、その搬送速度を画像形成時よりも遅くして、クリーニング効率を上げる技術を開示している。
クリーニングシートは、未使用の白紙を用いる場合や、プリント済の用紙の裏面を用いる場合、あるいは、定着ローラに付着したトナーを清掃するに適した画像を形成した用紙を用いる場合などがあるが、本発明では、このような種々の用紙を定着装置に通紙させるクリーニング方法を総称して白紙クリーニング、あるいはクリーニング通紙という。
一方、画像形成システムの中には、定着装置を複数設けたシステムもある。定着装置は用紙に熱を与えてトナーを定着するのであるが、一方で用紙に熱を奪われるわけで、そのために、定着装置のローラに熱容量の大きな材料を用いると、ローラから用紙が熱を奪うことによるローラの温度低下は軽減されるが、反対にウォームアップや通紙により低下した温度を上昇させるのに時間がかかる欠点がある。そのため、定着装置を複数直列に並べて定着処理を分担するのである。
例えば、特許文献3は、3つの定着装置を直列配置し、夫々の定着装置にニップ部を圧接・開放する機構を設けて、使用する定着装置を、温度低下や所定通紙枚数毎などにより切り替える技術を開示している。
また、特許文献4は、定着時に用紙に与える熱量を変えると画像光沢を調整することができることに鑑み、複数の定着装置を直列配置し、使用する定着装置の個数を切り替えて画像光沢を制御する技術を開示している。
しかしながら、このような複数の定着装置を直列に配置した画像形成システムにおいて、ジャムが発生した場合の白紙クリーニングの行い方については、いまだ提案されていない。
特開2003−98888号公報 特開2005−3784号公報 特開2000−221820号公報 特開2000−221821号公報
複数の定着装置を直列に配置した画像形成システムに、特許文献1、2の白紙クリーニングをそのまま適用すると、複数の定着装置に対し一律に白紙クリーニングを行うことになるが、このようなクリーニング処理は非効率、不経済である。
白紙クリーニングは、通紙させる用紙にローラ側のトナーを転移させるのであるから、このトナーが転移できる程度に溶融・軟化させる温度まで定着ローラが加熱されていなければならない。しかるに、複数の定着装置のローラ温度は、停止時の状態に応じてまちまちであり、これら全ての定着装置のローラ温度が定着可能温度まで上昇するのを待っていてはクリーニング時間が長くなり、効率的でない。また、ニップ部に用紙が滞留していない定着装置も含めて定着可能温度までローラ温度が上昇するのを持つのも効率的でない。
そこで、本発明は、複数の定着装置のうち、ニップ部に用紙が滞留した可能性がある定着装置が所定温度まで昇温したことを判定して白紙クリーニングを開始することにより、効率的に白紙クリーニングを行うことができる画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
.画像形成手段の下流の用紙搬送路に直列に配置された複数の定着装置と、
夫々の定着装置の加熱を制御するとともに、夫々の定着装置の温度を測定して各定着装置毎に各別に設定された第1所定温度及び前記第1所定温度より低い第2所定温度に達したか否かを判断する温度制御手段と、
ジャム発生時に各定着装置のニップ部に用紙が滞留した可能性があるか否かを判断する用紙滞留判定手段と、
ジャム処理後の再起動時に、用紙が滞留した可能性があると判断した定着装置について、前記第1所定温度に達したと判断し、用紙が滞留していないと判断した定着装置について、前記第2所定温度に達したと判断すると、用紙を通紙して、前記用紙が滞留した可能性があると判断した定着装置のクリーニングを行う白紙クリーニング制御手段と、を有し、
前記第2所定温度が、定着装置の回転許可温度であることを特徴とする画像形成システム。
.前記第1所定温度及び第2所定温度は、定着装置の画像形成時の定着温度とは異なる温度であることを特徴とする前記に記載の画像形成システム。
.前記白紙クリーニング制御手段は、クリーニングに用いる用紙を前記画像形成手段で画像形成することなく通紙させることを特徴とする前記1または2に記載の画像形成システム。
.操作部を更に備え、
前記用紙滞留判定手段により前記複数の定着装置のいずれかに用紙が滞留した可能性があると判断された場合に、前記操作部に、前記クリーニングを実施するか否かをユーザに選択させる画面を表示し、ユーザにより前記クリーニングを実施することが選択された場合に、前記クリーニングを実施することを特徴とする前記1からのいずれか1つに記載の画像形成システム。
本発明によれば、複数の定着装置を有する画像形成システムにおいて、ジャムが発生した場合、ニップ部に用紙が滞留した可能性がある定着装置が所定温度まで昇温したことを判定して白紙クリーニングを開始するので、残りの定着装置の昇温を待つことなく白紙クリーニングを開始できる効果を奏するものである。
本発明を適用する画像形成システムの中央断面図。 本発明を説明する定着装置廻りの模式図。 本発明において第1定着装置にジャム紙が滞留している状況を示す図。 本発明において第2定着装置にジャム紙が滞留している状況を示す図。 半発明の制御構成を示すブロック図。 本発明の第1実施例の制御を示すフローチャート。 本発明の第1実施例の制御を示すフローチャート。 本発明に係る操作パネルを示す図。 本発明の第2実施例の制御を示すフローチャート。 本発明の第3実施例の制御を示すフローチャート。
以下、図を用いて本発明を説明する。図1は、本発明を適用する画像形成システムの中央断面図であり、この画像形成システムは、タンデム方式のカラー機である。なお、本発明は、他の方式のカラー機やモノクロ機などにも適用できることは勿論である。
画像形成システムは、中央の画像形成装置GS、その上部に載置された自動原稿搬送装置YS、および第2定着ユニットTUからなる。これらは、別体に構成され、システムの設置場所で組み上げられるが、一体構成でも良い。
画像形成装置GSは、その中央に縦長に巻回された中間転写ベルト1を有し、この中間転写ベルト1の右側にイエロー作像ユニット2Y、マゼンダ作像ユニット2M、シアン作像ユニット2C、ブラック作像ユニット2Bが上から順に配置されている。
各作像ユニットの構成は同一であるので、イエロー作像ユニット2Yのみ説明するに、ユニットの左端に感光体ドラム3Yが中間転写ベルト1に接するよう配置されており、この感光体ドラム3Yの廻りに反時計方向に、帯電装置4Y、レーザー書込み装置5Y、現像装置6Y、一次転写ローラ7Y(中間転写ベルト1の裏側)、およびクリーニング装置8Yが順次配置されている。以降の説明で、各装置のY、M、C、Kを取った部品番号は各色共通の説明である。
自動原稿搬送装置YSの下には、画像読取装置IRが配置され、自動原稿搬送装置YSで読取位置に給送された原稿の画像、あるいは原稿ガラス上に置かれた原稿の画像を画像読取装置IRが読取ってレーザー書込み装置5に供給する。
感光体ドラム3は、帯電装置4で一様帯電された後、レーザー書込み装置5で画像を書き込まれ、感光体ドラム3上には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置6でトナー像とされ、一次転写ローラ7によって中間転写ベルト1に転写される。
各色のトナー像が中間転写ベルト1上で重ねあわされると、このトナー像は、二次転写ローラ9により給紙装置10から給紙された用紙に転写される。転写後の中間転写ベルト1はベルトクリーニング装置11により清掃される。
用紙に転写されたトナー像は、定着装置により定着される。図示の画像形成システムは直列に配置された第1定着装置20a、第2定着装置20bを有しており、第2定着装置20bは、上述の第2定着ユニットTU内に配置されている。
定着装置を2つ設けるのは、用紙に充分な熱と圧力を加えて良好な定着性能を達成することと、1つの定着装置で同様の効果を得るよりはウォームアップタイムを早くするためであり、また、充分な熱と圧力を用紙に与えることは光沢度のアップにつながる。
両定着装置20a、20bは、夫々上側の定着ベルト21a、21bと下側の加圧ローラ22a、22bを有している。また、定着ベルト21a、21bは、夫々、支持ローラ23a、23bと加熱ローラ24a、24bに巻回されており、加熱ローラ24a、24bの中にはヒータが配設されている。夫々の定着装置の定着温度は、後述するように、夫々作像モードによって異なった定着温度に制御される。また、本発明に係る白紙クリーニングにおいても異なった温度に制御される。
次に、用紙搬送路について説明するに、給紙装置10は、3段の給紙トレイを有しており、夫々異なったサイズや紙厚、紙種の用紙を収容している。選択された用紙は、各々の給紙ローラにより送出され、第1搬送路Raを通って転写位置に至り、トナー像を転写される。トナー像が転写された用紙は、第2搬送路Rbを通って第1定着装置20aに向かう。
第1定着装置20aと第2定着装置20bの間の搬送路には、搬送路切換部材30が設けられ、第2定着装置20bに向かう直進搬送路Rcと下方に向かうバイパス搬送路Rdとのいずれかに用紙を向かわせる。
第2定着装置20bの下流の搬送路には、搬送路切換部材31が設けられ、排出ローラ12から排出トレイ13に向かう直進搬送路Reと下方に向かうバイパス搬送路Rfとのいずれかに用紙を向かわせる。
バイパス搬送路Rdには、搬送路切換部材32が設けられ、バイパス排出路Rgとバイパス反転路Rhに分岐している。バイパス排出路Rgは、第2定着装置20bから下方に伸びるバイパス搬送路Rfに合流し、排出ローラ12から排出トレイ13に用紙を排出する。すなわち、バイパス搬送路Rfは、第2定着装置20bから用紙を戻す矢印X方向と、第1定着装置20aからの用紙を排出する矢印Y方向に駆動可能に構成されている。
一方、バイパス反転路Rhはその下方の反転路Riに合流する。また、バイパス搬送路Rfを矢印Y方向に進む用紙は、分岐点に設けられる搬送路切換部材33を経由してバイパス搬送路Rjを進み、さらに反転路Riに合流する。反転路Riに入った用紙は、その後端が完全に反転路Riに入るまで前進し、その後反対方向に駆動されて両面搬送路Rkを進んで、第1搬送路Raに合流し、用紙の裏面にトナー像を転写される。
また、用紙の搬送路には、複数の用紙センサSS(図1において▲の記号で示す)が配置されており、所定時間に用紙が用紙センサSSに到達したか否か、所定時間に用紙が用紙センサSSを通過したか否か、によってジャムを判別するようになっている。また、この用紙センサSSによりジャムした用紙以外の用紙が搬送路のどの部分に滞留しているかも検知できる。
本発明においては、用紙センサSSの検出により、ジャム発生時に各定着装置のニップ部に用紙が滞留した可能性があるか否かを判断し、この判断に基づいて白紙クリーニングの制御を行う。
上述した第1定着装置20aから排出された用紙が上記の搬送路を通る経路を片面モードと両面モードに対してまとめると、
片面直接排出 ・・・20a→Rc→20b→Re
片面バイパス排出・・・20a→Rd→Rg→Rf→Re
第1両面搬送直接排出・・・
20a→Rd→Rh→Ri→Rk→Ra→Rb→20a→Rc→20b→Re
第1両面搬送バイパス排出・・・
20a→Rd→Rh→Ri→Rk→Ra→Rb→20a→Rd→Rg→Rf→Re
第2両面搬送直接排出・・・
20a→Rc→20b→Rf→Rj→Ri→Rk→Ra→Rb→20a→Rc→20b→Re
第2両面搬送バイパス排出・・・
20a→Rc→20b→Rf→Rj→Ri→Rk→Ra→Rb→20a→Rd→→Rg→Rf→Re
の6通りとなる。
ここで、直接排出は、用紙が第1定着装置20aと第2定着装置20bの両方で定着を受けてから排出される搬送モードであり、バイパス排出は、用紙が第1定着装置20aのみで定着を受けてから排出される搬送モードである。
また、第1両面搬送は、両面モードにおいて、用紙の表面の定着を第1定着装置20aのみで行ってから裏面への画像形成を行うために両面搬送路に戻すモードであり、第2両面搬送は、両面モードにおいて、用紙の表面の定着を第1定着装置20aと第2定着装置20bの両方で行ってから両面搬送路に戻すモードである。さらに、両面モードにおいては、用紙の種類などに応じて直接排出とバイパス排出のいずれかとの組み合わせとなる。
このような搬送路の選択は、片面/両面のモードと用紙の紙厚、種類などとの組み合わせで行われる。
用紙の紙厚、種類の選択は、例えば、次のような基準に基づいて行われる。
両面モードのとき基本的には、表面は第1定着装置のみを通し、裏面は第1、第2定着装置の両方を通す。これは、表面の時は、さらに裏面定着時に加熱を受けるため、トナーがはがれない程度のゆるい定着でも問題ないためである。
用紙の紙厚、種類についての基準については、用紙が厚紙の時は、第1、第2定着装置の両方を通すが、薄紙の時は第1定着装置のみを通す。これは、薄紙は熱容量が小さいので、第1定着装置のみでも充分に定着可能であるからである。さらに、用紙の種類がラベル紙やOHPの場合、2つの定着装置の両方を通紙すると、用紙にダメージを与える場合があり、このような場合は第1定着装置のみで定着を行う。
本発明の実施の形態では、上記のような用紙の紙厚、種類に応じた搬送路の切換えと、第1定着装置20a、第2定着装置20bの定着温度の制御との組み合わせで、もっとも良好な定着効果を奏するように構成している。表1は、紙厚と紙種による第1、第2定着装置の定着温度の例を示している。
Figure 0005515697
表1において、紙厚(坪量)が大きい紙に対しては、第1定着装置の定着温度を高く設定しており、また、紙種を塗工紙とそれ以外に分け、塗工紙に対する定着温度を低く設定している。塗工紙は、紙の表面に塗料がコートされているので、定着による熱が用紙に悪影響を与えないように塗工紙以外より少し定着温度を低くしているのである。
また、第2定着装置の定着温度は、第1定着装置の定着温度より低く設定される。これは、第1定着装置は、すべての用紙が通紙されるので、十分に定着できる温度に設定するに対し、第2定着装置は、第1定着装置で定着された用紙の定着を補完する機能と、仕上げとしてより光沢度を上げるなどの機能を持つため、上記のような設定としている。
以上説明した画像形成システムにおいて、ジャムが発生した際のジャム処理後の白紙クリーニングの制御を説明する。
図2は、本発明に係る2つの定着装置20a、20bの廻りを概略的に示した図であり、第2定着装置20aでジャムが発生して装置が停止した状態を示している。装置が停止したとき、ジャム紙J1の上流の用紙P1もまた第2定着装置20bの位置で停止しているものとして示している。用紙P1の上流には、まだ画像形成されていない用紙Pも滞留している。
このとき、ジャム紙J1の未定着トナーは定着ベルトに押し付けられて定着ベルトを汚染しており、また、ジャムはしていないが第2定着装置のニップ部に滞留する用紙P1上の未定着トナーも定着ベルトに付着している。
このような状態からユーザーがジャム処理して用紙J1、P1、Pを取り除いても、定着ベルトに付着したトナーはそのままであり、画像形成を再開したとき新たに通紙される用紙を汚染する。したがって、この定着ベルトに付着したトナーを除去するために白紙クリーニングを行うのである。
本発明においては、白紙クリーニングの際の定着温度は画像形成時の定着温度とは異なる温度で行う。すなわち、第1定着装置20a、第2定着装置20bの温度が下記の温度になると白紙クリーニングを実施するが、両方の定着装置の温度が下記温度に達するのを待つのではなく、用紙が滞留している定着装置、すなわち白紙クリーニングを実施する定着装置の温度が下記の白紙クリーニング許可温度に達すると白紙クリーニングを開始するのである。
第1定着装置20a 180℃
第2定着装置20b 165℃
図3は、第1定着装置20aにジャム紙が滞留している状態を、図4は、第2定着装置20bにジャム紙が滞留している状態をそれぞれ示している。第1定着装置20aに用紙が滞留している場合は、第1定着装置20aの温度が180℃に達すると白紙クリーニングを開始し、第2定着装置20bはクリーニングが不要のため、片面バイパス排出の経路でクリーニング用紙を排出する。
一方、第2定着装置20bに用紙が滞留している場合は、第1定着装置20aはクリーニングが不要のため、第1定着装置20aの温度が180℃に達していなくとも第2定着装置20bの温度が165℃に達すると白紙クリーニングを開始するのである。このときの搬送路の経路は、片面直接排出である。
図5は、本発明の制御を行う制御構成を概略的に表すブロック図であり、制御手段CUは、公知のCPU、メモリ、IOゲートなどを有するもので、この制御手段CUには、搬送路に設けられる複数の用紙センサSSからの信号が入力され、第1定着温調回路TC1、第2定着温調回路TC2、および搬送路に設けられる複数の搬送路切換部材30、31、32、33を作動させる各搬送路切換ソレノイドSLに制御信号を出力する。
また、第1定着温調回路TC1、第2定着温調回路TC2は、それぞれの定着装置の温度を測定する温度センサ(図示せず)を含んでおり、この温度センサの測定温度に基づいて温調を行う。
さらに、制御手段CUには、操作パネルSPが接続されており、操作パネルSPからの入力信号を受け、表示すべき内容の信号を出力する。なお、制御手段CUは、画像形成システム全体を制御するため、図示しない各種のデバイス、センサなどに接続されるが、図5では本発明に関係するものに限って図示している。
図6、図7は、この制御手段CUが行う本発明の第1実施例のジャム発生から白紙クリーニングを行うまでの制御プログラムを示すフローチャートである。なお、フローチャート中の用語は簡略化して示している。
なお、請求項に記載の温度測定手段、用紙滞留判定手段、白紙クリーニング制御手段は、この制御プログラムの該当機能部分と、関係するセンサやデバイスなどからなるものである。
ジャムが発生すると、このプログラムに入り、まずステップS01で装置を停止させる。そして、停止時の用紙センサSSからの信号から第1定着装置20aに用紙が滞留しているかどうかを判断し(ステップS02)、用紙がある場合は第1定着用紙残留フラグFs1をセットする(ステップS03)。また、用紙が無い場合は、第1定着用紙残留フラグFs1をクリアにする(ステップS04)。
同様に、第2定着装置20bに用紙が滞留しているかどうかを判断し、用紙の有無に応じて第2定着用紙残留フラグFs2のセット、クリアを行う(ステップS05〜S07)。
次いで、ステップS08でユーザーがジャム処理を完了するのを待ち、完了すると、第1定着装置20a、第2定着装置20bの温調を開始する。このとき、制御手段CUは、第1定着温調回路TC1、第2定着温調回路TC2に前述の白紙クリーニング許可温度を出力し、当該温度に制御する。
続いて、ステップS10で、ユーザーに白紙クリーニングを実施するか否かを確認する。ユーザーは、ジャム処理において定着装置の汚染状態を目視できるので、ほとんど汚染が発生していないような状態のときは、白紙クリーニングを行うことなく通常の画像形成に移行することができる。
この確認は、第1定着用紙残留フラグFs1と第2定着用紙残留フラグFs2のいずれかがセットされていること、すなわち、何れかの定着装置に用紙が滞留していることを条件に行われ、図8に示す操作パネルSPへの「クリーニング通紙を実施しますか?」の表示と、タッチパネル部への「はい」「いいえ」のボタン表示を行い、押下されたボタンが「いいえ」の場合は、B→Bと進み、本プログラムを終了する。
押下されたボタンが「はい」の場合は、ステップS11で第1定着用紙残留フラグFs1がクリア状態かどうか、あるいは、第1定着装置20aの温度が白紙クリーニング許可温度180℃以上になったかどうかの判断を行う。
ステップS11で、YESの場合は、第1定着装置20aに対する白紙クリーニング許可フラグFa1をセットし(ステップS12)、NOの場合は、白紙クリーニング許可フラグFa1をクリアにする(ステップS13)。
同様に、ステップS14で第2定着用紙残留フラグFs2がクリア状態かどうか、あるいは、第2定着装置20bの温度が白紙クリーニング許可温度165℃以上になったかどうかの判断を行い、ステップS14でYESの場合は、第2定着装置に対する白紙クリーニング許可フラグFa2をセットし(ステップS15)、NOの場合は、白紙クリーニング許可フラグFa2をクリアにする(ステップS16)。
そして、ステップS17において、第1、第2定着装置に対する白紙クリーニング許可フラグFa1、Fa2がともにセット状態になるのを待ってステップS18に進み、白紙通紙を開始する。
ステップS17で白紙クリーニング許可フラグFa1、Fa2がともにセット状態になる状態とは、第1定着装置20aに用紙が滞留している場合は、第1定着装置20aの温度が制御温度180℃以上になった場合であり、第2定着装置20bに用紙が滞留している場合は、第2定着装置20bの温度が制御温度165℃以上になった場合である。このとき、もう一方の定着装置の温度が制御温度に達していなくとも白紙クリーニングを実行する。
ステップS18で白紙クリーニングが開始されると、ステップS19で第2定着用紙残留フラグFs2の状態に応じて第2定着装置20bに用紙を通紙する(ステップS20)か、通紙しない(ステップS21)かを決定して、フローチャートを終了する。ステップS20、S21の決定に従って制御手段CUは、搬送路切換部材を制御して直接排出かバイパス排出かを行わせる。
次に、本発明の第2実施例を説明する。第2実施例は、定着装置が所定温度まで昇温していないと回転を許可しない場合の制御を示す。システムの起動前やジャムなどで装置が停止していた場合、定着装置には通電されず、定着ベルトと加圧ローラが低い温度で接触しているが、このとき、ニップ部においては、加圧ローラが定着ベルトを押圧して型が付いている。この状態で回転を行うと、型の部分が加圧ローラや他の部材を傷つける場合がある。
第2実施例は、回転許可温度を設け、定着装置がこの回転許可温度以上に昇温するまで回転を禁止するものであり、当然、白紙クリーニングの実施も定着装置が回転許可温度以上になるまで待機する。ここで、回転許可温度は、第1定着装置20a、第2定着装置20bとも100℃に設定している。
図9はこの制御プログラムを示すフローチャートであり、図6のステップS10に続いて図7に替えて図9のA’に進む。図9が図7と異なるステップについては、図においてステップ番号に下線を付けて示している。
図9のステップS31では、第1定着用紙残留フラグFs1がクリアかどうかを判定し、クリアの場合は次いでステップS32で第1定着装置20aの温度が回転許可温度100℃以上であるかどうか判定する。判定の結果がYESの場合は、第1定着装置に対する白紙クリーニング許可フラグFa1をセットし(ステップS33)、NOの場合は、白紙クリーニング許可フラグFa1をクリアにする(ステップS34)。
ステップS31でNOの場合は、ステップS35に進み、第1定着装置20aの温度が白紙クリーニング許可温度180℃以上であるかどうか判定する。判定の結果がYESの場合は、第1定着装置20aに対する白紙クリーニング許可フラグFa1をセットし(ステップS36)、NOの場合は、白紙クリーニング許可フラグFa1をクリアにする(ステップS37)。
次に、ステップS38で第2定着用紙残留フラグFs2がクリアかどうかを判定し、第1定着用紙残留フラグFs1の場合と同様に、第2定着装置20bの温度が回転許可温度100℃以上であるか、第2定着装置20bの温度が白紙クリーニング許可温度165℃以上であるかどうかに基づいて、第2定着装置に対する白紙クリーニング許可フラグFa2のセット、クリアを行う(ステップS39〜S43)。
白紙クリーニング許可フラグFa1、Fa2がともにセットされていることを判定するステップS17以降は図7と同様である。
この第2実施例においては、用紙が滞留している定着装置の白紙クリーニング許可温度の判断に加えて回転許可温度の判断も行った上で白紙クリーニングを行うため、白紙クリーニングの時間を短縮できるとともに定着装置の低温回転による傷も避けることができるものである。
次に本発明の第3実施例を説明する。上述した実施例においては第1定着装置と第2定着装置の間でバイパス搬送路を設けていたが、このようなバイパス搬送を行わない、すなわち、用紙をかならず第1定着装置と第2定着装置の両方に通過させる形態の画像形成システムもある。
第3実施例は、このような場合の制御を示すもので、図7に替えて図10のA’’に進む。図10は、図7のステップS14をステップS51に変更し、また、図7のステップS19〜S21を無くしたものである。
ステップS51は、第1定着用紙残留フラグFs1と第2定着用紙残留フラグFs2とがともにクリアであるか、あるいは、第2定着装置20bの定着温度が白紙クリーニング許可温度165℃以上かのいずれかの場合にYESとなり、ステップS15に進んで、白紙クリーニング許可フラグFa2をセットする。
そして、ステップS17で、白紙クリーニング許可フラグFa1、Fa2がともにセットされていることを条件に白紙クリーニングを開始する。
白紙クリーニング許可フラグFa1は、ステップS11でYESの場合にセットされるので、第1定着装置20aに用紙が滞留していないか、第1定着装置20aの温度が白紙クリーニング許可温度180℃以上の場合にセットされている。
すなわち、第3実施例では、第1定着装置20aからのバイパス搬送路が無いので、第1定着装置20aと第2定着装置20bがそれぞれの白紙クリーニング許可温度に達してから白紙クリーニングを行うのである。例えば、第1定着装置20aには用紙が滞留しておらず、第2定着装置20bに用紙が滞留している場合、第2定着装置20bがクリーニング許可温度165℃になると、第1定着装置20aの温度にかかわらず白紙クリーニングを開始できる。
なお、上記の本発明の実施例では、2列直列配置の定着装置で説明したが、3列直列配置の定着装置の場合も適用できることは明らかである。また、定着装置もベルト定着方式に限らずヒートローラ方式にも適用可能である。
1 中間転写ベルト
2Y イエロー作像ユニット
2M マゼンダ作像ユニット
2C シアン作像ユニット
2K ブラック作像ユニット
10 給紙装置
20a 第1定着装置
20b 第2定着装置
21a、21b 定着ベルト
22a、22b 加圧ローラ
23a、23b 支持ローラ
24a、24b 加熱ローラ
30、31、32、33 搬送路切換部材
Ra 第1搬送路
Rb 第2搬送路
Rc 直進搬送路
Rd バイパス搬送路
Re 直進搬送路
Rf バイパス搬送路
Rg バイパス排出路
Rh バイパス反転路
Ri 反転路
Rj バイパス搬送路
Rk 両面搬送路
CU 制御手段
SP 操作パネル
SS 用紙センサ
TC1 第1定着温調回路
TC2 第2定着温調回路

Claims (4)

  1. 画像形成手段の下流の用紙搬送路に直列に配置された複数の定着装置と、
    夫々の定着装置の加熱を制御するとともに、夫々の定着装置の温度を測定して各定着装置毎に各別に設定された第1所定温度及び前記第1所定温度より低い第2所定温度に達したか否かを判断する温度制御手段と、
    ジャム発生時に各定着装置のニップ部に用紙が滞留した可能性があるか否かを判断する用紙滞留判定手段と、
    ジャム処理後の再起動時に、用紙が滞留した可能性があると判断した定着装置について、前記第1所定温度に達したと判断し、用紙が滞留していないと判断した定着装置について、前記第2所定温度に達したと判断すると、用紙を通紙して、前記用紙が滞留した可能性があると判断した定着装置のクリーニングを行う白紙クリーニング制御手段と、を有し、
    前記第2所定温度が、定着装置の回転許可温度であることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記第1所定温度及び第2所定温度は、定着装置の画像形成時の定着温度とは異なる温度であることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  3. 前記白紙クリーニング制御手段は、クリーニングに用いる用紙を前記画像形成手段で画像形成することなく通紙させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 操作部を更に備え、
    前記用紙滞留判定手段により前記複数の定着装置のいずれかに用紙が滞留した可能性があると判断された場合に、前記操作部に、前記クリーニングを実施するか否かをユーザに選択させる画面を表示し、ユーザにより前記クリーニングを実施することが選択された場合に、前記クリーニングを実施することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成システム。
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