JP3292568B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3292568B2
JP3292568B2 JP27366493A JP27366493A JP3292568B2 JP 3292568 B2 JP3292568 B2 JP 3292568B2 JP 27366493 A JP27366493 A JP 27366493A JP 27366493 A JP27366493 A JP 27366493A JP 3292568 B2 JP3292568 B2 JP 3292568B2
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英明 持丸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、レーザ
プリンタ、複写機等の画像形成装置に関するもので、特
に未定着トナーの載った転写材をローラ対に通紙して加
熱・加圧することで当該トナーの定着を行う定着装置を
備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転写材上にトナー像として載置された画
像情報を当該転写材に定着させるために用いられる定着
装置としては、ヒータを内蔵する加熱ローラと加圧ロー
ラとからなり、これらローラが対向して圧接状態にある
構成がよく知られている。
【0003】このような装置では、長期にわたる使用に
よって、加熱ローラ表面又は加圧ローラ表面にトナーや
紙粉が付着し、そのためにローラ上の付着トナー等によ
って転写材上の画像が汚染されたり、転写材の裏汚れが
発生したり、場合によっては転写材がローラに巻きつい
て紙づまりを発生させる等の問題があった。
【0004】そこで加熱ローラ表面又は加圧ローラ表面
に付着しているトナー等を除去するための方法・構成が
各種提案されている。
【0005】例えば特開平5−158375号公報にお
いては、表面温度が制御されている一対の定着用回転体
をクリーニングするために、粘着性を発現するクリーニ
ング層をクリーニングシートに形成し、当該シートを回
転体のニップ部に通す際に、回転体の表面温度を当該転
写材に対する定着温度よりも高いクリーニング温度に保
持することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法においては、定着用回転体をクリーニングする
ために、特別なクリーニングシートを用意しなければな
らず、また当該クリーニングシートをオペレータが手差
給紙部からクリーニングの度に供給する必要がある。そ
のために、次のような不具合が存在する。
【0007】クリーニングシートの準備のために別
途、コストがかかること、 所定枚数毎にクリーニングするために、予め当該クリ
ーニングシートを用意し保管する面倒があること、 クリーニングシートを手差給紙部から供給するため
に、装置本体にオペレータが付き添っていなければなら
ず、設置場所によっては、多大な時間ロスとなること、
及び 手差給紙する動作自体が操作の観点からかなり煩わし
いこと。
【0008】また、加圧ローラ表面に付着したトナーや
紙粉が転写材に印字されたべた塗り画像に付着し易い性
質を利用して、べた塗り画像が印字された転写材を、印
字面が加圧ローラに接面するように再通紙してクリーニ
ングする手法が提案されている。例えば特開平3−39
771号公報においては、所定枚数の印字が行われた段
階で、予め画像データ記憶手段に記憶しておいた清掃用
画像を画像出力手段によって出力し、それによって清掃
用転写材を準備し、加圧ローラのクリーニングを行うこ
とが開示されている。これによりべた塗り画像を有する
清掃用転写材の保管が不要となる。
【0009】更に定期的にクリーニングを行っても、ロ
ーラの表面温度を検知する温度検知素子や、加熱ローラ
の表面温度が設定温度より高い温度に到達するときに加
熱源への通電を遮断する安全装置を覆うポリイミドテー
プとローラとの間にトナーが堆積し、当該堆積トナーは
清掃用転写材で除去できず、未定着トナー像が形成され
ている転写材の通紙枚数の増加に伴い、ポリイミドテー
プと加熱ローラとの間に堆積するトナー量が増加し、当
該堆積トナーの一部がポリイミドテープと加熱ローラと
の間からすり抜け、後に定着される転写材の汚れを発生
させたり、あるいは加圧ローラが過度に汚れた場合に清
掃用転写材が加圧ローラに巻きついてしまう問題もあ
る。これらの問題を解決するために、特開平4−134
477号公報において、定着ローラの表面温度を定着温
度より高くして、ローラに付着したトナーを定着時より
加熱し、当該トナーの一部を十分に溶融するとともに、
ROMに記憶されたクリーニング用画像を転写材上に形
成し、当該転写材を用いてクリーニングを行うことが提
案されている。
【0010】上記のように、特定パターンを転写材にプ
リントアウトし、それを定着装置へ給紙することで加圧
ローラのクリーニングを実施する方式にあっては、上記
した〜の不具合は生ぜず、また搬送経路を切り換え
れば、加圧ローラのみならず定着ローラにもクリーニン
グを施すことができる。
【0011】本発明は、このような従来技術に照らし、
一段と効果的に定着装置のローラ対、特に定着ローラに
対してクリーニングを行うことが可能な画像形成装置を
提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明にしたがい、画像担持体上に形成されたトナ
ー画像を転写した記録材を通紙して熱作用により当該ト
ナー画像を定着する定着装置と、記録材を給送する搬送
装置と、所定パターンの画像を記憶する画像記憶装置
と、当該所定パターンの画像を画像担持体上に形成する
光書き込み装置とを備え、所定パターンの画像を記録し
た記録材を改めて定着装置へ通紙させて定着装置の清掃
を行う画像形成装置において、所定パターンの画像を形
成する際に、現像バイアス、現像ローラの回転速度、転
写電流、ドラム電流の少なくとも1つを変化させて、記
録材に転写される単位面積当たりのトナー重量が通常の
画像形成時よりも多くなるように制御するように構成す
る。
【0013】記録材のサイズ検知装置を備え、所定パタ
ーンの画像を形成する際に当該画像が形成されるべき記
録材のサイズ検知を行い、その結果に従い記録材の給送
制御を行うようにするのが好適である。
【0014】所定パターンの画像を記録した記録材を定
着装置に通紙する際に、通紙速度を通常の定着時よりも
遅くすること及び定着温度よりも高い温度に定着装置の
設定温度を変更することの少なくとも一方を行えば、な
お好適である。
【0015】所定パターンの画像を記録した記録材を定
着装置に通紙する際に、搬送方向を正逆転可能に構成し
ていれば、好都合である。
【0016】搬送装置に反転部を備えて記録材の両面に
画像形成可能な画像形成装置にして、所定パターンの画
像を記録した記録材の反転可否を選択可能に構成されて
いれば、一層好ましい。
【0017】記録材の片面に所定パターンの画像を記録
し、反転部で当該記録材を反転して他の面に同じく所定
パターンの画像を記録する際に先に記録した画像で清掃
を行い、次いで反転することなく再度定着装置の清掃を
行うのがよい。
【0018】
【実施例】本発明の詳細を、図に示された実施例に基づ
いて、説明する。
【0019】画像形成装置における基本構成並びに通常
の画像形成モード時の動作は、従来のものと基本的に同
じで次のようになる。
【0020】図1に示される、装置本体10をシートユ
ニット11上に載置した両面記録レーザプリンタにおい
て、当該装置本体10は、上構造体10aと下構造体1
0bとで構成され、上構造体10aを下構造体10bに
軸10cを用いて開閉自在に取り付ける。装置本体10
内のほぼ中央に、ベルト状の感光体12を設ける。当該
感光体12の周囲には、矢印で示した駆動方向の順に、
帯電器13、現像器14、転写器15、クリーニング器
16を配置する。そして感光体12の公報には、定着器
17を設け、帯電器13及びクリーニング器16の上側
には光書き込み器18を配置する。またクリーニング器
16の下流には除電器9を配する。
【0021】装置本体10の底壁10dには、図中右方
である操作側に給紙口19を設け、給紙口19内には、
給紙ローラ20を設ける。そして給紙ローラ20と定着
器17との間には、感光体12の下側を通る搬送路21
を設け、その搬送路21における給紙ローラ20と感光
体12の間には、搬送ローラ対22及びレジストローラ
23を設ける。
【0022】また定着器17の出口側には、上構造体1
0aの上面の上部スタック部24へシートを案内する排
紙ガイド25を設けるとともに、その排紙ガイド25の
下部に二対の排紙ローラ対26と27とを設ける。そし
て排紙ローラ対のシート排出側には、下部スタック部2
8を設けるとともに、その下部スタック部28と排紙ロ
ーラ対27との間には、シート搬送方向を上部スタック
部24と下部スタック部28へと切り換える第2切換爪
29を設ける。更に排紙ローラ対26と排紙ローラ対2
7との間には、切換自在の第1切換爪30を設ける。そ
の第1切換爪30の下側には、底壁11dに再給紙用排
出口31を設け、第1切換爪30と排出口31の間に
は、シートを排出口31へ案内するガイド32を定着器
17の下部フレーム17aと一体に設ける。このガイド
32は、例えば耐熱性の高い樹脂材で形成される。
【0023】また下構造体10bの操作側には、手差し
装置33を設け、自動給紙によらずにシートを1枚ずつ
手差し給紙可能とする。手差し給紙して垂れ下がったシ
ートの後端を受ける受部33aは、シートの長さに応じ
てシートユニット11の操作側の面へ上中下3段に自由
にその位置を変更可能に取り付けることができる。
【0024】一方、シートユニット11は、操作側から
給紙カセット40を上下に複数段着脱自在に取り付けら
れる。給紙カセット40の下側には、ばねなどによって
一端を上方へ付勢した押上レバー34を設ける。また下
側のカセット40のシート送り出し側には、装置本体1
0のものと同様の給紙ローラ20を設ける。
【0025】給紙カセット40は箱状であって、その前
後にガイド板41、42を立て、中央より前側に上方へ
回動自在の底板43を取り付けるとともに、前端には分
離パットなどを取り付けた分離部材44を設ける。そし
てその前側には、シート搬送路45を上下に貫通させ
て、給紙カセットの前端には、引出用の把手46を設け
る。
【0026】そして、自動給紙により記録を行うときに
は、給紙ローラ20の1つを選択的に駆動し、シートを
分離部材44と給紙ローラ20とによって最上位のもの
から1枚ずつ分離して搬送路21内へ、或いは上段のシ
ート搬送路45を介して搬送路21内へ送り出す。また
自動給紙でなく手差し給紙を行うときは、手差し装置3
3からシートを1枚ずつ手差し給紙して搬送路21内へ
と送り出す。
【0027】そして給紙カセット40又は手差し装置3
3から搬送路21内へ送り出されたシートは、搬送ロー
ラ対22を介してレジストローラ対23に搬送され、レ
ジストローラ対23によってタイミングをとられて感光
体12の下側へ搬送される。
【0028】感光体12は、矢示するように時計方向に
駆動し、その際、帯電器13によって表面を一様に帯電
し、光書き込み器18からのレーザ光を照射して感光体
12上に静電潜像を形成する。この潜像は、現像器14
を通るとき、トナーによって可視像化される。
【0029】この可視像は、感光体12の下側に搬送さ
れてきたシートの上面に転写器15によって転写され
る。その転写済みシートを定着器17に搬送して転写画
像を定着し、そのシートを定着器17から排紙ローラ対
26に送って第1切換爪30で排紙ローラ対27側に送
り、更に第2切換爪29で上面のスタック部24又は下
部スタック部28へと切り換えて、そのいずれかに排出
する。
【0030】さて、このレーザプリンタでは、シートユ
ニット11内に再給紙ユニット50に代えて給紙カセッ
ト40を取付可能となっており、その再給紙カセット5
0は、前述の給紙カセット40と同様に前側ではシート
搬送路51を上下に貫通させ、前端では引出用の把手5
2を設けた箱状となっている。そして再給紙ユニット5
0内には、図中左方から右方に延びて下側の反転路53
aに続く搬送路53を設ける。
【0031】その搬送路53には、搬送ローラ対54、
55、56を設け、搬送路53の図中右端の反転部を過
ぎた位置に、正逆転ローラ対57を設ける。また再給紙
ユニット50内の前側には、再給紙ユニット50を装置
本体10に取り付けたとき、装置本体10の給紙ローラ
20と圧接する給紙ローラ58を設けて、そして搬送路
53の反転部には、シートを案内する第3切換爪59を
切換自在に取り付ける。第1切換爪30を切り換えて、
画像転写後のシートを排紙ローラ対26から排紙口31
に送ってガイド32で搬送路53へ案内する。
【0032】すると定着後のシートは、再給紙ユニット
50の搬送路53内を搬送ローラ対54、55、56で
搬送されて、第3切換爪59により正逆転ローラ対57
に送られ、正逆転ローラ対57の正転によって反転路5
3aに入る。そして、更に送られて後端が第3切換爪5
9を通過したとき、正逆転ローラ57が逆転し、シート
は反転されて後端から給紙ローラ20と給紙ローラ58
とのニップ部に送られ、装置本体10内へ再給紙され
る。そしてそのシート裏面にトナー像が転写され、定着
器17を経てスタック部24又は28上に排出される。
つまりシートの両面に画像形成される。
【0033】第3切換爪59が、図1に示される如く、
実線の位置にあるときは、搬送ローラ対54、55、5
6で搬送されてきた(画像形成済みの)シートは、反転
路53aに入らず、給紙ローラ対20、58により装置
本体10内に再給紙され、既に形成された画像面に追加
の情報を書き込むことができる。
【0034】上記の画像形成プロセス、シートの搬送制
御、あるいは定着器での温度制御等は、不図示のCPU
によって制御される。また当該CPUを備える制御部に
は、クリーニング用画像たるテストパターンの画像信号
を記憶するROM(図示せず)も備えられていて、例え
ば同じく不図示のテストプリントスイッチを押すことで
ROMから出力される画像信号によりレーザビームが変
調されることにより、シート上に一定のパターンの画像
が形成される。
【0035】定着器の概略構成を示す図2において、当
該定着器17は、夫々2点鎖線で示される下部フレーム
17aと上部フレーム17bで構成され、中空の定着ロ
ーラ170の内部にはヒータ172が固定されている。
定着ローラ170の表面にはトナーの離型性を向上させ
る加工が施されており、温度検知素子や安全確保のため
の装置が、図示されていないが、定着ローラ170の周
囲に配置されている。更に定着ローラ170は、不図示
の軸受でその両端が回転可能に軸支されるともに歯車1
71を同軸状に取り付けていて、不図示の駆動歯車によ
って回転させられる。一方、加圧ローラ173は、軸1
73aの外周にゴム等の材質で形成され、その両端部を
軸受174で回転可能に軸支され、圧縮スプリング17
5によって前記定着ローラ170に圧接されている。当
該圧接個所で形成されるニップ部を記録シートが通過す
る際に、シート上のトナーが熱と両ローラの圧接による
圧力で定着される。
【0036】通過枚数が増えるにつれ、定着ローラ17
0や加圧ローラ173の表面にトナー等の汚れが次第に
付着し、これが記録シートに転写して画像不良の原因と
なるので、所定枚数印字後、あるいは汚れた画像が発生
した段階で、定着ローラ又は加圧ローラの汚れを除去す
る必要がある。そこで、印字枚数をカウントし所定値に
達した場合に不図示のカウンタ部からCPUに信号が与
えられ、あるいはオペレータがテストプリントスイッチ
を押すことでCPUに信号が与えられ、その結果、給紙
カセット40−1又は40−2から清掃用シートとなる
べきシートが給紙ローラ20により送り出される。一
方、ROMから出力される画像信号に従い、光書き込み
部18によって、例えば図3に示されるようなパターン
が感光体12に形成される。当該パターンは現像及び転
写処理によってシート上に作像される。その際、制御系
の指令によって、現像バイアス、現像ローラの回転速
度、転写電流及びドラム電流の少なくとも1つの制御値
を変更して、シートに付着する単位面積当たりのトナー
量(M/A)を通常の画像形成時よりも多くなるように
調整する。当該調整によりトナー溶解時での清掃用シー
トの粘着性が向上する。
【0037】クリーニングパターンを転写されたシート
は定着器17で定着され、切換爪の切り換え調整によっ
て、搬送路を介して清掃すべきローラ側に当該パターン
が接するように定着器に再給紙される。再給紙は手差し
で行うこともできる。定着器17に再給紙されたシート
上のパターンは定着器での熱で半溶解し、粘着性が発現
し、ローラをクリーニングする。その際、トナーによる
粘着性を更に向上させクリーニング効果を上げるため
に、クリーニングパターン通過時に定着器の制御温度を
上げたり、通紙速度を減速させるのがよい。
【0038】定着器のクリーニングに用いられる清掃用
シートは、通常のプリントに用いられるものでも良い
が、ローラ上、特に端部領域に清掃残しを生じないため
に、その大きさはローラ長手方向、即ちシートの幅方向
において最大通紙幅のものであることが原則として必要
である。図1に示される装置のように、複数の給紙カセ
ットを備えて複数サイズのシートに画像形成する装置の
場合、シートサイズを任意に選択できる機構を備えてい
るものが多くあるが、このような装置の場合には、クリ
ーニングプロセスの際に当該装置が自動的に最大通紙幅
のサイズを選択し、クリーニングに用いるように構成し
ておくのがよい。このような装置では、シートサイズを
検知する手段も備えられているのが一般的なので、クリ
ーニングプロセスの際にもクリーニングシートのサイズ
を検知し、最大幅のシートであるか否かを判断するよう
に構成してあれば更に適切である。この制御フローを図
4に例示する。即ち、CPUからローラ清掃の指令が発
せられると、サイズ検知手段によってセットされたシー
トのサイズが検知され、その情報が最大幅のシートのも
のと一致するか否かでセットされたシートが最大幅のも
のであるか否か判断する。当該シートが最大幅のもので
ある場合には、ローラ清掃のモードをスタートする。セ
ットされたシートが最大幅のものでない場合には、クリ
ーニングのために適切なサイズがセットされていないこ
とを不図示の操作部上に表示する。その時点でクリーニ
ングを必要とする幅が狭くてもよい場合もあるので、そ
の小サイズシートで清掃してもよいときには、ローラ清
掃のモードをスタートする。強制的にクリーニングすべ
きでない場合には、正しいサイズの紙をセットし直して
スタートする。
【0039】ローラのクリーニングをより確実に行うた
めに、図5に示されるように、定着器にクリーニングシ
ートが挾持されている間に、搬送方向を複数回逆転さ
せ、粘着性のあるトナー領域が複数回、被清掃ローラに
接するように駆動を制御してもよい。
【0040】図1に示されるように、記録シート両面に
自動プリントが可能な場合、定着ローラと加圧ローラの
どちらを清掃するかを判断し選択できるように構成する
ことで、清掃用画像形成から指定ローラの清掃までのプ
ロセスを自動化することができる。この判断・選択は、
例えば装置の通紙枚数等の条件により装置に自動的に選
択させても良いし、プリントされた画像の汚れ等からオ
ペレータにクリーニング選択するようにメッセージを出
すようにしてもよい。以下に、図1の例にならって定着
ローラ及び加圧ローラそれぞれの場合の動作を説明す
る。
【0041】定着ローラを清掃する場合、図3に示され
たパターンを定着した記録シートを再給紙ユニット50
に送り込み、第3切換爪59を図1の実線位置に切り換
え、反転路に向かわず、直接ローラ20の給紙本体に送
り込み、定着器17に通せば、クリーニングパターンは
定着ローラの表面に当接するから、定着ローラ上に汚れ
として付着しているトナーがクリーニングパターン部に
より除去される。
【0042】加圧ローラを清掃する場合、図3に示され
たパターンを定着した記録シートを再給紙ユニット50
に送り込み、第3切換爪59を図1の破線位置に切り換
え、反転路53aに送り込み、ローラ対57の逆転で再
度画像形成部を介して、定着器17に通せば、クリーニ
ングパターンは加圧ローラの表面に当接するから、加圧
ローラ上に汚れとして付着しているトナーがクリーニン
グパターン部により除去される。
【0043】定着ローラ及び加圧ローラを同時期に清掃
する場合についても、以下に図1に従い動作を説明す
る。
【0044】先ず図3に示されるクリーニングパターン
を片面に形成定着した記録シートが再給紙ユニット50
に送られ、第3切換爪59により反転路53aへ送られ
る。次いでローラ対57が反転することで、画像形成部
に送られ、当該形成部(作像部)で記録シートの裏面に
もクリーニングパターンが作像される。この記録シート
は定着器17へ搬送され、裏面の定着がなされるが、同
時に裏面に形成されたクリーニングパターンにより加圧
ローラが清掃される。当該記録シートは定着器17を通
過後に再び再給紙ユニット50に送られ、今度は第3切
換爪59で反転されることなく、画像形成部へ送られ、
形成部での画像形成がなされることなく、定着器17へ
搬送される。定着器17ではシート裏面に形成されたク
リーニングパターンが定着ローラに接することとなり、
定着ローラが清掃される。またこの場合は、加圧ローラ
側には表面のクリーニングパターンが接しているので、
同時に加圧ローラが再び清掃される。その後、シートは
再給紙ユニット50へ再び導かれることなく排出される
が、確実なクリーニングを期すために上記工程を繰り返
すべく、再び再給紙ユニットへ送られてもよい。
【0045】なお上記実施例は、定着器が定着ローラと
加圧ローラからなる構成のもので説明したが、熱源の外
周にエンドレスベルトを配し、熱源に対向して加圧ロー
ラを設置し、当該加圧ローラとエンドレスベルトとの間
にシートを通過させる構成の定着器に対しても本発明が
適用されるのは当然である。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る装置によれば、所定パタ
ーンの画像を形成する際に、現像バイアス、現像ローラ
の回転速度、転写電流、ドラム電流の少なくとも1つを
変化させて、記録材に転写される単位面積当たりのトナ
ー重量が通常の画像形成時よりも多くなるように制御す
るので、定着装置の清掃時に清掃のための粘着性が向上
し、より良い清掃を行うことができる。
【0047】請求項2に係る装置によれば、記録材のサ
イズ検知を行い、その結果に従い記録材の給送制御を行
うので、最適なサイズが選択されて清掃が行われること
となる。
【0048】請求項3に係る装置によれば、所定パター
ンの画像を記録した記録材を定着装置に通紙する際に、
通紙速度を通常の定着時よりも遅くしたり、定着温度よ
りも高い温度に定着装置の設定温度を変更するので、よ
り粘性の強いトナーを用いて清掃することが可能とな
る。
【0049】請求項4に係る装置によれば、所定パター
ンの画像を記録した記録材を定着装置に通紙する際に、
搬送方向を正逆転可能に構成しているので、より確実に
定着装置が清掃される。
【0050】請求項5に係る装置によれば、所定パター
ンの画像を記録した記録材の反転可否を選択可能に構成
されているので、定着装置の必要な面が清掃されること
となる。
【0051】請求項6に係る装置によれば、記録材の片
面に所定パターンの画像を記録し、反転部で当該記録材
を反転して他の面に同じく所定パターンの画像を記録す
る際に先に記録した画像で清掃を行い、次いで反転する
ことなく再度定着装置の清掃を行うので、1枚の記録材
で定着装置の両面部が一時期に清掃されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体概略図であ
る。
【図2】図1の画像形成装置のうちの定着装置の概略図
である。
【図3】クリーニングパターンの画像を備えた記録シー
トの一例概略図である。
【図4】記録シートのサイズ検知を行う場合の清掃フロ
ーを示す図である。
【図5】定着装置の正逆転を行う様子を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
10 装置本体 11 シートユニット 12 感光体 13 帯電器 14 現像器 15 転写器 16 クリーニング器 17 定着器 18 光書き込み器 19 給紙口 20 給紙ローラ 21 搬送路 22 搬送ローラ対 23 レジストローラ対 24 上部スタック部 25 排紙ガイド 26,27 排紙ローラ対 28 下部スタック部 29 第2切換爪 30 第1切換爪 31 排出口 32 ガイド 33 手差し装置 33a 受け部 34 押上レバー 40 給紙カセット 41,42 ガイド板 43 底板 44 分離部材 45 シート搬送路 46 把手 50 再給紙ユニット 51 シート搬送路 52 把手 53 搬送路 53a 反転路 54、55、56 搬送ローラ対 57 正逆転ローラ対 58 給紙ローラ 59 第3切換爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 聖治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−58074(JP,A) 特開 平2−186376(JP,A) 特開 平5−158375(JP,A) 特開 平4−134477(JP,A) 特開 平5−273886(JP,A) 特開 平6−83230(JP,A) 特開 平2−160276(JP,A) 特開 昭63−266473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体上に形成されたトナー画像を
    転写した記録材を通紙して熱作用により当該トナー画像
    を定着する定着装置と、記録材を給送する搬送装置と、
    所定パターンの画像を記憶する画像記憶装置と、当該所
    定パターンの画像を画像担持体上に形成する光書き込み
    装置とを備え、所定パターンの画像を記録した記録材を
    改めて定着装置へ通紙させて定着装置の清掃を行う画像
    形成装置において、 前記所定パターンの画像を形成する際に、現像バイア
    ス、現像ローラの回転速度、転写電流、ドラム電流の少
    なくとも1つを変化させて、記録材に転写される単位面
    積当たりのトナー重量が通常の画像形成時よりも多くな
    るように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録材のサイズ検知装置を備え、前記所
    定パターンの画像を形成する際に当該画像が形成される
    べき記録材のサイズ検知を行い、その結果に従い記録材
    の給送制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定パターンの画像を記録した記録
    材を定着装置に通紙する際に、通紙速度を通常の定着時
    よりも遅くすること及び定着温度よりも高い温度に定着
    装置の設定温度を変更することの少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定パターンの画像を記録した記録
    材を定着装置に通紙する際に、搬送方向を正逆転可能に
    構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送装置に反転部を備えて記録材の
    両面に画像形成可能な画像形成装置にして、前記所定パ
    ターンの画像を記録した記録材の反転可否を選択可能で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録材の片面に所定パターンの画像を記
    録し、反転部で当該記録材を反転して他の面に同じく所
    定パターンの画像を記録する際に先に記録した画像で清
    掃を行い、次いで反転することなく再度定着装置の清掃
    を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装
    置。
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