JP2929811B2 - 用紙給送装置 - Google Patents
用紙給送装置Info
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置やプ
リンタ等の画像形成装置において、記録紙等の用紙を1
枚ずつ給送するための用紙給送装置に関するものであ
る。
リンタ等の画像形成装置において、記録紙等の用紙を1
枚ずつ給送するための用紙給送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の用紙給送装置においては、給紙
カセット内に積層状態で収容された用紙が給紙ローラに
圧接され、給紙ローラの回転により、用紙が1枚ずつ送
り出されるようになっている。又、給紙ローラの下流側
には送りローラが配設され、前記送り出された用紙はこ
の送りローラの回転により送りを付与されて、画像形成
部に送り込まれるようになっている。そして、従来の用
紙給送装置においては、給紙ローラにより送り出された
用紙の前端が送りローラに達すると、給紙ローラと駆動
モータとの間の連結が解離されて、給紙ローラの駆動が
停止され、給紙ローラが自由回転状態になる。
カセット内に積層状態で収容された用紙が給紙ローラに
圧接され、給紙ローラの回転により、用紙が1枚ずつ送
り出されるようになっている。又、給紙ローラの下流側
には送りローラが配設され、前記送り出された用紙はこ
の送りローラの回転により送りを付与されて、画像形成
部に送り込まれるようになっている。そして、従来の用
紙給送装置においては、給紙ローラにより送り出された
用紙の前端が送りローラに達すると、給紙ローラと駆動
モータとの間の連結が解離されて、給紙ローラの駆動が
停止され、給紙ローラが自由回転状態になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来装
置において、用紙の前端が送りローラに達したときに給
紙ローラの駆動が停止されると、用紙の後端側は未だ給
紙ローラと圧接する位置にあるため、給紙ローラが自由
回転状態であっても、その用紙には給紙ローラにより大
きな抵抗が加わえられる。そのため、送りローラの回転
により用紙が送られるとき、前記抵抗により、送りロー
ラと用紙との間で滑りが生じ、用紙を所定の給送速度で
送ることができなくなる。従って、画像形成部で用紙上
に画像形成が行われる場合、用紙の給送速度が不安定な
ため、用紙上の画像が乱れることとなり、形成画像の品
質が低下するという問題があった。
置において、用紙の前端が送りローラに達したときに給
紙ローラの駆動が停止されると、用紙の後端側は未だ給
紙ローラと圧接する位置にあるため、給紙ローラが自由
回転状態であっても、その用紙には給紙ローラにより大
きな抵抗が加わえられる。そのため、送りローラの回転
により用紙が送られるとき、前記抵抗により、送りロー
ラと用紙との間で滑りが生じ、用紙を所定の給送速度で
送ることができなくなる。従って、画像形成部で用紙上
に画像形成が行われる場合、用紙の給送速度が不安定な
ため、用紙上の画像が乱れることとなり、形成画像の品
質が低下するという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、用紙給送時において用
紙に対する抵抗を軽減することができ、用紙を所定の速
度で安定して給送することができる用紙給送装置を提供
することにある。
れたものであって、その目的は、用紙給送時において用
紙に対する抵抗を軽減することができ、用紙を所定の速
度で安定して給送することができる用紙給送装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明では、給紙カセット内に積層状態で収容さ
れた用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、給紙ローラ
の下流側に配置され、送り出された用紙に画像形成部に
向かう送りを付与する送りローラと、給紙ローラと送り
ローラとの間には用紙の前端を検出するセンサとを有
し、センサが用紙の前端を検出し、用紙の前端が送りロ
ーラに達した後、所定時間経過後に送りローラを回転駆
動させるとともに、前記給紙ローラを、用紙が前記送り
ローラの下流側に設けられた別の送り付与ローラに達す
るまで回転駆動させるように制御する制御手段を設けた
ものである。
めにこの発明では、給紙カセット内に積層状態で収容さ
れた用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、給紙ローラ
の下流側に配置され、送り出された用紙に画像形成部に
向かう送りを付与する送りローラと、給紙ローラと送り
ローラとの間には用紙の前端を検出するセンサとを有
し、センサが用紙の前端を検出し、用紙の前端が送りロ
ーラに達した後、所定時間経過後に送りローラを回転駆
動させるとともに、前記給紙ローラを、用紙が前記送り
ローラの下流側に設けられた別の送り付与ローラに達す
るまで回転駆動させるように制御する制御手段を設けた
ものである。
【0006】
【作用】従って、本発明によれば、給紙ローラの回転に
より用紙が送り出されて、その用紙が送りローラに達し
ても、給紙ローラは停止されることなく回転駆動され
る。そして、給紙ローラと送りローラとの間に設けられ
た用紙の前端を検出するセンサが、用紙の前端を検出
し、用紙の前端が送りローラに達した後、所定時間経過
後に送りローラが回転駆動される。また、送りローラ及
び給紙ローラの回転により、用紙が送りローラの下流側
に設けられた別の送り付与ローラに達するまで送られる
と、制御手段により給紙ローラの駆動が終了される。こ
のとき、用紙は送りローラ及びその下流側の送り付与ロ
ーラの2箇所のローラにより送られるので、用紙には大
きな給送力が付与される。従って、駆動終了状態の給紙
ローラによる抵抗に抗して、用紙は滑りを生じることな
く給送される。
より用紙が送り出されて、その用紙が送りローラに達し
ても、給紙ローラは停止されることなく回転駆動され
る。そして、給紙ローラと送りローラとの間に設けられ
た用紙の前端を検出するセンサが、用紙の前端を検出
し、用紙の前端が送りローラに達した後、所定時間経過
後に送りローラが回転駆動される。また、送りローラ及
び給紙ローラの回転により、用紙が送りローラの下流側
に設けられた別の送り付与ローラに達するまで送られる
と、制御手段により給紙ローラの駆動が終了される。こ
のとき、用紙は送りローラ及びその下流側の送り付与ロ
ーラの2箇所のローラにより送られるので、用紙には大
きな給送力が付与される。従って、駆動終了状態の給紙
ローラによる抵抗に抗して、用紙は滑りを生じることな
く給送される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の用紙給送装置を画像形成装置
に具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
に具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】図1に示すように、装置ケース1内のほぼ
中央には感光ドラム2が積極回転可能に支持され、その
外周面には光導電膜3が形成されている。帯電器4は前
記光導電膜3を所定電位(実施例では−700V)に一
様帯電させる。露光器5は光の照射により、感光ドラム
2上に所定電位(実施例では−100V)の静電潜像を
形成させる。現像器6はトナーTを収容するためのトナ
ーケース7と、現像ローラ8とを有している。そして、
この現像ローラ8により、トナーTに所定電位(実施例
では−450V)が付与され、その電位と前記静電潜像
の電位との差に基づいて、静電潜像にトナーTが付着さ
れて、静電潜像が顕像化される。
中央には感光ドラム2が積極回転可能に支持され、その
外周面には光導電膜3が形成されている。帯電器4は前
記光導電膜3を所定電位(実施例では−700V)に一
様帯電させる。露光器5は光の照射により、感光ドラム
2上に所定電位(実施例では−100V)の静電潜像を
形成させる。現像器6はトナーTを収容するためのトナ
ーケース7と、現像ローラ8とを有している。そして、
この現像ローラ8により、トナーTに所定電位(実施例
では−450V)が付与され、その電位と前記静電潜像
の電位との差に基づいて、静電潜像にトナーTが付着さ
れて、静電潜像が顕像化される。
【0009】給紙カセット9は前記装置ケース1内の下
部に着脱可能に装着され、この給紙カセット9内には多
数の用紙Yが積層状態で収容されている。押し上げ板1
0は給紙カセット9の内底部に回動可能に配設され、用
紙Yの送り出し側部分がこの押し上げ板10上に支持さ
れる。押し上げレバー11は装置ケース1内に回動可能
に支持され、給紙カセット9が装置ケース1内に装着さ
れたとき、この押し上げレバー11が給紙カセット9内
に進入して、押し上げ板10の底面に係合される。又、
押し上げレバー11はバネ12により上方へ回動付勢さ
れている。
部に着脱可能に装着され、この給紙カセット9内には多
数の用紙Yが積層状態で収容されている。押し上げ板1
0は給紙カセット9の内底部に回動可能に配設され、用
紙Yの送り出し側部分がこの押し上げ板10上に支持さ
れる。押し上げレバー11は装置ケース1内に回動可能
に支持され、給紙カセット9が装置ケース1内に装着さ
れたとき、この押し上げレバー11が給紙カセット9内
に進入して、押し上げ板10の底面に係合される。又、
押し上げレバー11はバネ12により上方へ回動付勢さ
れている。
【0010】給紙ローラ13は装置フレーム1内に積極
回転可能に配設され、給紙カセット9の装着状態におい
て、用紙Yの送り出し側端部が、この給紙ローラ13の
下部外周面に圧接される。この給紙ローラ13は、スプ
リングクラッチよりなる一方向クラッチ31を介して図
2に示す駆動モータ36に連結され、給紙ローラ13は
この駆動モータ36により回転駆動される。又、一方向
クラッチ31は図2に示すソレノイド37により接続、
解離され、ソレノイド37の停止状態において一方向ク
ラッチ31とソレノイド37のアーマチャとの係合が解
除されて、一方向クラッチ31の接続が行われる。
回転可能に配設され、給紙カセット9の装着状態におい
て、用紙Yの送り出し側端部が、この給紙ローラ13の
下部外周面に圧接される。この給紙ローラ13は、スプ
リングクラッチよりなる一方向クラッチ31を介して図
2に示す駆動モータ36に連結され、給紙ローラ13は
この駆動モータ36により回転駆動される。又、一方向
クラッチ31は図2に示すソレノイド37により接続、
解離され、ソレノイド37の停止状態において一方向ク
ラッチ31とソレノイド37のアーマチャとの係合が解
除されて、一方向クラッチ31の接続が行われる。
【0011】一対の用紙ガイド14は前記給紙カセット
9の上方位置に配設され、その下流側には一対の送りロ
ーラ15が配置されている。この送りローラ15は、一
方向クラッチ32を介して前記給紙ローラ13と同一の
駆動モータ36に連結された駆動ローラ15aと、その
駆動ローラ15aに接触する従動ローラ15bとより構
成されている。又、一方向クラッチ32は図2に示すソ
レノイド38により接続、解離され、ソレノイド38の
停止状態において一方向クラッチ32とソレノイド38
のアーマチャとの係合が解除されて、一方向クラッチ3
2の接続が行われる。そして、前記給紙ローラ13の回
転により、給紙カセット9内から用紙Yが1枚ずつ送り
出されるとともに、同用紙Yが用紙ガイド14,30及
び送りローラ15を介して前記感光ドラム2の下部、即
ち画像形成部に移送される。
9の上方位置に配設され、その下流側には一対の送りロ
ーラ15が配置されている。この送りローラ15は、一
方向クラッチ32を介して前記給紙ローラ13と同一の
駆動モータ36に連結された駆動ローラ15aと、その
駆動ローラ15aに接触する従動ローラ15bとより構
成されている。又、一方向クラッチ32は図2に示すソ
レノイド38により接続、解離され、ソレノイド38の
停止状態において一方向クラッチ32とソレノイド38
のアーマチャとの係合が解除されて、一方向クラッチ3
2の接続が行われる。そして、前記給紙ローラ13の回
転により、給紙カセット9内から用紙Yが1枚ずつ送り
出されるとともに、同用紙Yが用紙ガイド14,30及
び送りローラ15を介して前記感光ドラム2の下部、即
ち画像形成部に移送される。
【0012】センサ16は前記用紙ガイド14の途中に
配置され、用紙ガイド14間を通過する用紙Yの前端を
検出して検出信号を出力する。転写ローラ18は前記送
りローラ15からの用紙Yを感光ドラム2上に密着させ
るとともに、転写器17はその密着部に所定電位(実施
例では+100V)を付与し、その電位と前記トナー画
像の電位との差に基づいて、トナー画像が用紙Y上に転
写される。又、前記転写ローラ18の周面はゴム等の摩
擦係数の大きい材料により構成され、用紙Yとの間で滑
りが生じないようになっている。従って、転写ローラ1
8により、積極回転される感光ドラム2の周面に用紙Y
を密着させることにより、用紙Yには送りが付与され、
感光ドラム2及び転写ローラ18は、送り付与ローラと
しての作用を有する。
配置され、用紙ガイド14間を通過する用紙Yの前端を
検出して検出信号を出力する。転写ローラ18は前記送
りローラ15からの用紙Yを感光ドラム2上に密着させ
るとともに、転写器17はその密着部に所定電位(実施
例では+100V)を付与し、その電位と前記トナー画
像の電位との差に基づいて、トナー画像が用紙Y上に転
写される。又、前記転写ローラ18の周面はゴム等の摩
擦係数の大きい材料により構成され、用紙Yとの間で滑
りが生じないようになっている。従って、転写ローラ1
8により、積極回転される感光ドラム2の周面に用紙Y
を密着させることにより、用紙Yには送りが付与され、
感光ドラム2及び転写ローラ18は、送り付与ローラと
しての作用を有する。
【0013】除電ランプ19は転写後の感光ドラム2の
外周面を露光して除電する。ブラシ20は転写後の感光
ドラム2上に付着している紙粉等を取り除く。導電性ブ
ラシよりなるメモリ除去ブラシ21は転写後の感光ドラ
ム2上に残留するトナーTを掻き乱して、感光ドラム2
上に一様に分散する。尚、前記現像器6は現像動作と平
行して、メモリ除去ブラシ21により分散された残留ト
ナーTを、静電吸引力により回収するクリーニング動作
も行う。
外周面を露光して除電する。ブラシ20は転写後の感光
ドラム2上に付着している紙粉等を取り除く。導電性ブ
ラシよりなるメモリ除去ブラシ21は転写後の感光ドラ
ム2上に残留するトナーTを掻き乱して、感光ドラム2
上に一様に分散する。尚、前記現像器6は現像動作と平
行して、メモリ除去ブラシ21により分散された残留ト
ナーTを、静電吸引力により回収するクリーニング動作
も行う。
【0014】加熱定着器22は前記感光ドラム2の下流
側に配設され、用紙移送経路を挟んで積極回転可能な加
熱ローラ23と、その加熱ローラ23に接触する加圧ロ
ーラ24とを有している。そして、用紙Yが用紙ガイド
25を経てこの加熱ローラ23と加圧ローラ24との間
に送り込まれて、用紙Y上のトナー画像が加熱定着され
る。
側に配設され、用紙移送経路を挟んで積極回転可能な加
熱ローラ23と、その加熱ローラ23に接触する加圧ロ
ーラ24とを有している。そして、用紙Yが用紙ガイド
25を経てこの加熱ローラ23と加圧ローラ24との間
に送り込まれて、用紙Y上のトナー画像が加熱定着され
る。
【0015】スタッカ26は前記装置ケース1の上面に
形成され、画像定着を終了した用紙Yが、用紙ガイド2
7及び一対のガイドローラ28を介して、このスタッカ
26上に排出される。尚、センサ29は、用紙ガイド2
7を通過する用紙Yを検出するためのものであり、その
検出に基づいて、用紙Yの枚数のカウント動作等が行わ
れる。
形成され、画像定着を終了した用紙Yが、用紙ガイド2
7及び一対のガイドローラ28を介して、このスタッカ
26上に排出される。尚、センサ29は、用紙ガイド2
7を通過する用紙Yを検出するためのものであり、その
検出に基づいて、用紙Yの枚数のカウント動作等が行わ
れる。
【0016】次に、この画像形成装置の用紙給送動作に
関連する構成部分の回路構成を説明する。図2に示すよ
うに、CPU(中央処理装置)33には、装置全体の動
作を制御するためのプログラムを記憶したROM(リー
ドオンリメモリ)34、及びタイマ35が接続されてい
る。又、CPU33には、前記センサ16からの用紙検
出信号、及び外部からの作動指令信号が入力される。
又、CPU33からは、前記駆動モータ36、及び前記
一方向クラッチ31,32の切り替え用ソレノイド3
7,38に対して、それぞれドライバ39,40,41
を介して作動又は停止信号が出力される。
関連する構成部分の回路構成を説明する。図2に示すよ
うに、CPU(中央処理装置)33には、装置全体の動
作を制御するためのプログラムを記憶したROM(リー
ドオンリメモリ)34、及びタイマ35が接続されてい
る。又、CPU33には、前記センサ16からの用紙検
出信号、及び外部からの作動指令信号が入力される。
又、CPU33からは、前記駆動モータ36、及び前記
一方向クラッチ31,32の切り替え用ソレノイド3
7,38に対して、それぞれドライバ39,40,41
を介して作動又は停止信号が出力される。
【0017】そして、この実施例では、CPU33、R
OM34、センサ16、及びタイマ35により制御手段
が構成されている。即ち、外部から作動指令信号が入力
されると、CPU33は、ROM34に記憶されたプロ
グラムに基づいて、ソレノイド38を作動させて、一方
向クラッチ32による駆動モータ36と駆動ローラ15
aとの連結を解離させるとともに、駆動モータ36を作
動させ、給紙ローラ13を回転させて、給紙カセット9
内の用紙Yを1枚ずつ送り出させる。
OM34、センサ16、及びタイマ35により制御手段
が構成されている。即ち、外部から作動指令信号が入力
されると、CPU33は、ROM34に記憶されたプロ
グラムに基づいて、ソレノイド38を作動させて、一方
向クラッチ32による駆動モータ36と駆動ローラ15
aとの連結を解離させるとともに、駆動モータ36を作
動させ、給紙ローラ13を回転させて、給紙カセット9
内の用紙Yを1枚ずつ送り出させる。
【0018】又、CPU33は、駆動モータ36の回転
開始後に、センサ16から用紙Yの前端検出信号を入力
すると、タイマ35を作動させて、同タイマ35で設定
される所定時間の経過後にソレノイド38の作動を停止
させ、一方向クラッチ32により駆動モータ36と駆動
ローラ15aとを連結させる。即ち、センサ16を通過
した用紙Yの前端が送りローラ15に達してから若干の
時間経過後に駆動ローラ15aを回転させる。このた
め、用紙Yは駆動ローラ15aと従動ローラ15bとの
間で阻止されて若干撓ませられた後に送られる。
開始後に、センサ16から用紙Yの前端検出信号を入力
すると、タイマ35を作動させて、同タイマ35で設定
される所定時間の経過後にソレノイド38の作動を停止
させ、一方向クラッチ32により駆動モータ36と駆動
ローラ15aとを連結させる。即ち、センサ16を通過
した用紙Yの前端が送りローラ15に達してから若干の
時間経過後に駆動ローラ15aを回転させる。このた
め、用紙Yは駆動ローラ15aと従動ローラ15bとの
間で阻止されて若干撓ませられた後に送られる。
【0019】又、CPU33は、タイマ35で設定され
る更に所定時間の経過後に、ソレノイド37を作動させ
て、一方向クラッチ31による駆動モータ36と給紙ロ
ーラ13との連結を解離させる。即ち、用紙Yの前端が
送りローラ15の下流側に配置された感光ドラム2及び
転写ローラ18に達するまで移動されたときに、給紙ロ
ーラ13の駆動が停止される。
る更に所定時間の経過後に、ソレノイド37を作動させ
て、一方向クラッチ31による駆動モータ36と給紙ロ
ーラ13との連結を解離させる。即ち、用紙Yの前端が
送りローラ15の下流側に配置された感光ドラム2及び
転写ローラ18に達するまで移動されたときに、給紙ロ
ーラ13の駆動が停止される。
【0020】次に、上記のように構成された画像形成装
置の作用を説明する。さて、この画像形成装置の用紙給
送時には、CPU33の制御のもとで図3のフローチャ
ートに示すような動作が行われる。即ち、先ず、装置の
作動停止状態では、両ソレノイド37,38が停止され
て、一方向クラッチ31,32により駆動モータ36
と、給紙ローラ13及び駆動ローラ15aとが連結され
ている。そして、外部から作動指令信号が入力される
と、ソレノイド38が作動されて、一方向クラッチ32
による駆動モータ36と駆動ローラ15aとの連結が解
離されるとともに、駆動モータ36が作動され、給紙ロ
ーラ13が回転されて、給紙カセット9内の用紙Yが1
枚ずつ送り出される(ステップS1〜S3)。
置の作用を説明する。さて、この画像形成装置の用紙給
送時には、CPU33の制御のもとで図3のフローチャ
ートに示すような動作が行われる。即ち、先ず、装置の
作動停止状態では、両ソレノイド37,38が停止され
て、一方向クラッチ31,32により駆動モータ36
と、給紙ローラ13及び駆動ローラ15aとが連結され
ている。そして、外部から作動指令信号が入力される
と、ソレノイド38が作動されて、一方向クラッチ32
による駆動モータ36と駆動ローラ15aとの連結が解
離されるとともに、駆動モータ36が作動され、給紙ロ
ーラ13が回転されて、給紙カセット9内の用紙Yが1
枚ずつ送り出される(ステップS1〜S3)。
【0021】そして、送り出された用紙Yが用紙ガイド
14間を通過して、その前端がセンサ16により検出さ
れると、タイマ35が作動されて、同タイマ35で設定
される所定時間の経過後にソレノイド38の作動が停止
され、一方向クラッチ32により駆動モータ36と駆動
ローラ15aとが連結される(ステップS4〜S7)。
即ち、センサ16を通過した用紙Yの前端が送りローラ
15に達してから若干の時間経過後に駆動ローラ15a
が回転され、用紙Yは給紙ローラ13と送りローラ15
との間で若干撓んだ状態で、両ローラ13,15の回転
により給送される。従って、用紙Yには撓みの復元力が
作用し、この復元力は送りローラ15の部分においては
給送方向なので、用紙Yの給送を円滑に行うことができ
る。
14間を通過して、その前端がセンサ16により検出さ
れると、タイマ35が作動されて、同タイマ35で設定
される所定時間の経過後にソレノイド38の作動が停止
され、一方向クラッチ32により駆動モータ36と駆動
ローラ15aとが連結される(ステップS4〜S7)。
即ち、センサ16を通過した用紙Yの前端が送りローラ
15に達してから若干の時間経過後に駆動ローラ15a
が回転され、用紙Yは給紙ローラ13と送りローラ15
との間で若干撓んだ状態で、両ローラ13,15の回転
により給送される。従って、用紙Yには撓みの復元力が
作用し、この復元力は送りローラ15の部分においては
給送方向なので、用紙Yの給送を円滑に行うことができ
る。
【0022】次いで、タイマ35で設定される更に所定
時間の経過後に、ソレノイド37が作動されて、一方向
クラッチ31による駆動モータ36と給紙ローラ13と
の連結が解離される(ステップS8〜S9)。即ち、用
紙Yの前端が感光ドラム2と転写ローラ18との間に送
り込まれたときに、給紙ローラ13の駆動が停止され
て、給紙ローラ13が自由回転状態になる。そして、そ
の用紙Yに対して画像形成等の次処理が行われる。
時間の経過後に、ソレノイド37が作動されて、一方向
クラッチ31による駆動モータ36と給紙ローラ13と
の連結が解離される(ステップS8〜S9)。即ち、用
紙Yの前端が感光ドラム2と転写ローラ18との間に送
り込まれたときに、給紙ローラ13の駆動が停止され
て、給紙ローラ13が自由回転状態になる。そして、そ
の用紙Yに対して画像形成等の次処理が行われる。
【0023】このとき、用紙Yには、前記送りローラ1
5の回転と感光ドラム2及び転写ローラ18の回転とに
より送りが付与され、駆動系と切断された給紙ローラ1
3は用紙Yの移動に伴って連れ回りする。
5の回転と感光ドラム2及び転写ローラ18の回転とに
より送りが付与され、駆動系と切断された給紙ローラ1
3は用紙Yの移動に伴って連れ回りする。
【0024】即ち、用紙Yには、2箇所に設けられたロ
ーラの回転により大きな給送力が付与されるので、駆動
終了状態の給紙ローラ13の抵抗に抗して、用紙Yは各
ローラ15,18及び感光ドラム2との間で滑りを生じ
ることなく給送される。従って、用紙Yは常に所定の給
送速度で安定して給送され、感光ドラム2の下部におけ
る画像形成時に、用紙Y上の画像が乱れるというおそれ
がなく、形成画像の品質が低下するということがない。
ーラの回転により大きな給送力が付与されるので、駆動
終了状態の給紙ローラ13の抵抗に抗して、用紙Yは各
ローラ15,18及び感光ドラム2との間で滑りを生じ
ることなく給送される。従って、用紙Yは常に所定の給
送速度で安定して給送され、感光ドラム2の下部におけ
る画像形成時に、用紙Y上の画像が乱れるというおそれ
がなく、形成画像の品質が低下するということがない。
【0025】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば用紙Yの前端が加熱ローラ23と加
圧ローラ24との間に達する位置まで給送されたとき
に、給紙ローラ13の駆動を停止するようにしたりする
など、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。
のではなく、例えば用紙Yの前端が加熱ローラ23と加
圧ローラ24との間に達する位置まで給送されたとき
に、給紙ローラ13の駆動を停止するようにしたりする
など、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、用
紙給送時において用紙に対する抵抗を軽減することがで
きて、用紙を所定の速度で安定して給送することがで
き、用紙上に画像形成を行う場合、用紙上の画像が乱れ
るおそれがないという優れた効果を発揮する。
紙給送時において用紙に対する抵抗を軽減することがで
きて、用紙を所定の速度で安定して給送することがで
き、用紙上に画像形成を行う場合、用紙上の画像が乱れ
るおそれがないという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の用紙給送装置を画像形成装置に具体化
した一実施例を示す断面図である。
した一実施例を示す断面図である。
【図2】その画像形成装置の用紙給送動作に関連する構
成部分の回路構成を示すブロック図である。
成部分の回路構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置の用紙給送時における動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
2 送り付与ローラとしての感光ドラム、9 給紙カセ
ット、13 給紙ローラ、15 送りローラ、15a
駆動ローラ、16 制御手段を構成するセンサ、18
送り付与ローラとしての転写ローラ、33 制御手段を
構成するCPU、34 制御手段を構成するROM、3
5 制御手段を構成するタイマ、Y 用紙。
ット、13 給紙ローラ、15 送りローラ、15a
駆動ローラ、16 制御手段を構成するセンサ、18
送り付与ローラとしての転写ローラ、33 制御手段を
構成するCPU、34 制御手段を構成するROM、3
5 制御手段を構成するタイマ、Y 用紙。
Claims (1)
- 【請求項1】 給紙カセット内に積層状態で収容された
用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、給紙ローラの下
流側に配置され、送り出された用紙に画像形成部に向か
う送りを付与する送りローラと、給紙ローラと送りロー
ラとの間には用紙の前端を検出するセンサとを有し、セ
ンサが用紙の前端を検出し、用紙の前端が送りローラに
達した後、所定時間経過後に送りローラを回転駆動させ
るとともに、前記給紙ローラを、用紙が前記送りローラ
の下流側に設けられた別の送り付与ローラに達するまで
回転駆動させるように制御する制御手段を設けた用紙給
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3325986A JP2929811B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 用紙給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3325986A JP2929811B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 用紙給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155447A JPH05155447A (ja) | 1993-06-22 |
JP2929811B2 true JP2929811B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=18182818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3325986A Expired - Lifetime JP2929811B2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 用紙給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2929811B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP3325986A patent/JP2929811B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05155447A (ja) | 1993-06-22 |
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Legal Events
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